JP5588244B2 - 映像伝送システム - Google Patents

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Description

本発明は映像伝送システムに関するものである。
本技術分野の背景技術として、例えば、特開平10−308932号公報(特許文献1)がある。該公報には「[課題]データ伝送方法において、低遅延性及び映像の実時間性を保証した上で、映像データのエラー及びロスの回復を行うことが可能な技術を提供する。[解決手段]実時間で発生する映像データをノード・ノード間またはエンド・エンド間で高品質にかつリアルタイムに伝送するデータ伝送方法において、複数個の伝送パケットをひとまとめにしたものをブロックとし、受信側で、1ブロック内の各伝送パケットがすべて正しく受信されたことを表すACK信号を含む確認応答、あるいは、1ブロック内のいずれかの伝送パケットが正しく受信されなかったことを表すNAK信号を含む確認応答をブロック単位で生成して送信側へ返送し、送信側で、前記受信側からのブロック単位の確認応答がNAK信号を含む場合に、再送が必要な伝送パケットのみを複数個コピーして受信側へ再送する。」と記載されている。
特開平10−308932号公報
車の後方を確認する車載カメラ等の映像伝送システムは、運転手が車載カメラの映像をモニタで確認しながら運転を行うため、撮影からモニタ表示までの遅延を小さくしたいという要望がある。さらに、ゲーム機、テレビ電話などでも同様に表示されたものに対して行動を行うため、映像送出からモニタ表示までの遅延はできる限り小さい方が良い。また、これらの用途では低遅延だけではなく、映像が乱れてしまうと映像に対するレスポンスが遅れてしまうためエラー耐性も重要となる。
特許文献1では、エラー耐性には優れているが、受信側から送信側にパケットが正しく受信された、もしくは失敗したことを示す応答を返す必要があるため、送信側は受信側の応答を待ってから次のパケットを送信する必要がある。そのため、特に数msオーダーの低遅延で伝送したい場合には問題となる。
本発明は、ネットワークのエラーレートに応じて、最適な画質を提供しつつ、低遅延で映像データを伝送可能な映像伝送システムを提供することを目的とする。
上記目的は、特許請求の範囲に記載の発明により達成される。
本発明によれば、ネットワークへの出力レートを一定に抑えて低遅延で映像を伝送することが可能となる。さらに、例えば、ネットワークのエラーレートが低いときには、冗長度を減らして画質を良くする、逆にエラーレートが高いときには、冗長度を増やして若干の画質劣化は伴うもののブロックエラーのように明らかに視認性の悪化させるエラーを軽減するといった様に、ネットワークのエラーレートに応じて、最適な画質を提供することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
実施例1における映像伝送システムの一例を示す図である。 TSパケットの構造例を示す図である。 冗長データの構成例を示す図である。 実施例1の映像受信装置の処理フロー例を示す図である。 符号化出力レートと冗長化処理の制御例を示す図である。 実施例2における映像伝送システムの一例を示す図である。 実施例2の映像受信装置の処理フロー例を示す図である。 実施例3における映像伝送システムの一例を示す図である。 実施例4における映像伝送システムの一例を示す図である。 エラーレートと伝送レートの関係を表した図である。 実施例5における映像伝送システムの一例を示す図である。 実施例6における映像伝送システムの一例を示す図である。 実施例7における映像伝送システムの一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
図1は、第1の映像伝送システムの例を表しており、映像送信装置100と映像受信装置110から構成される。
映像送信装置100は、符号化部101、パケッタイズ部102、ネットワーク送信部103、ネットワーク受信部104、デパケッタイズ部105、制御部106から構成される。また、符号化部101とパケッタイズ部102とデパケッタイズ部105と制御部106とを纏めてCodec部107、ネットワーク送信部103とネットワーク受信部104とを纏めてネットワーク部108と呼ぶ。
まず、入力画像を符号化部101でH.264、MPEG2などの符号化方法でエンコード処理をしてビデオストリームを出力する。パケッタイズ部102では、前記ビデオストリームのパケット化を行い、パケットデータを出力する。ここで、前記パケットデータとは、例えばTSパケットやPSパケットなどのことを指す。以後、パケッタイズ部102ではTSパケット化することを前提に説明する。さらに、パケッタイズ部102では、数パケット分のデータを保持できるメモリを持っており、同一ビデオストリームのTSパケットをメモリから読み出して出力することで任意の回数の冗長化が可能である。ネットワーク送信部103は、前記パケット化したTSパケットを所定のパケット数毎にヘッダと誤り訂正符号を付加してフレームを作成し、ネットワークに出力する。一方、映像送信装置100のネットワーク受信部104では映像受信装置110からのフレームデータを受信し、誤り訂正を行う。ここで、フレームデータに誤りが無かった場合、もしくは、誤りがあったが誤り訂正できた場合は、フレームデータを解いてTSパケットを出力する。逆に、フレームデータに誤りが有り、かつ誤り訂正できなかった場合は、そのフレームデータは削除する。デパケッタイズ部105では、前記フレームデータを解いたTSパケットにデパケッタイズ処理を施す。ここで、前記デパケッタイズしたTSパケットが映像受信装置110のエラーレート情報だった場合は制御部106に前記エラーレート情報が送られる。制御部106は、前記エラーレート情報に応じて、符号化部101の出力レートとパケッタイズ部102の冗長化の回数を制御する。
続いて映像受信装置110について説明する。映像受信装置110は、ネットワーク受信部111、デパケッタイズ部112、復号部113、パケッタイズ部114、ネットワーク送信部115により構成される。また、デパケッタイズ部112と復号部113とパケッタイズ部114とを纏めてCodec部116、ネットワーク受信部111とネットワーク送信部115とを纏めてネットワーク部117と呼ぶ。
まず、ネットワーク受信部111にて、映像送信装置100が出力したフレームデータを受信し、上記映像送信装置100のネットワーク受信部104と同様の誤り訂正を行い、TSパケットを出力する。前記出力されたTSパケットは、デパケッタイズ部112にてデパケッタイズ処理しビデオストリームを出力する。ここで、デパケッタイズ部112では、TSパケットのヘッダに含まれるコンティニティカウンタの連続性により、パケットロスを判別することができ、そのパケットロスの情報からエラーレートを計算する。前記計算したエラーレートは、パケッタイズ部114にて、パケット化して、ネットワーク送信部115にてエラーレート情報としてネットワークに出力する。一方、デパケッタイズ処理後のビデオストリームのデータは、復号部113に送られ、デコード処理して出力画像を出力する。
図2は、TSパケットの構造を示す。TSパケットは188バイトの固定長のパケットであり、4バイトのヘッダ部200と184バイトのペイロード部201から構成される。ヘッダ部200は、ビデオ、オーディオなどを区別する識別用のPIDと、連続なカウンタによりネットワーク上でのパケットロスを検出するためのコンティニティカウンタが含まれている。ペイロード部201は、パケット化したいデータを格納する部分であり、ビデオのPIDの場合はビデオストリームのデータが格納される。
図3は、映像送信装置100のパケッタイズ部102で冗長化処理した際のパケッタイズ部102の出力データを時間軸とともに表している。例として、冗長化回数を1回、ネットワーク送信部103では3TSパケット毎に1フレーム作成する場合について説明する。TSパケットのペイロードの部分は同じ模様のデータは同一のデータであることを示している。図3のようにパケッタイズ部102では、TSパケット出力すると同時に、メモリに格納しておき、フレームの作成単位である3TSパケット出力する毎にメモリに蓄えた同一のペイロードを持つデータを連続で出力する。よって、フレームNo.1の先頭のTSパケットのペイロードとフレームNo.2の先頭のTSパケットのペイロードは同一データとなる。ここで、ヘッダ部も含めて同一のデータを送信してしまうと、映像受信装置110でオリジナルTSパケットか冗長化TSパケットかを判別できずに冗長TSパケットを取り除くことができないので、オリジナルTSパケットと冗長TSパケットとを区別する必要がある。例えば、オリジナルTSパケットのPIDと、冗長TSパケットのPIDを別にすることで、映像受信装置110にて、判別することが可能となる。このとき、コンティニティカウンタは通常のTSパケットの規格ではPID毎にカウントアップさせなければいけないが、ネットワーク上ではフレーム単位でロスが発生するため、コンティニティカウンタをフレーム単位でカウントアップするものとする。冗長化TSパケットについてはオリジナルTSパケットと同様のコンティニティカウンタを用いる。フレームNo.とPID、コンティニティカウンタ、ペイロードデータを纏めた表を図3に示す。このように、ネットワーク送信部103のフレーム作成単位で同一のビデオストリームをコピーすることでエラー耐性を高めることができる。
図4に映像受信装置110のデパケッタイズ部112でのTSパケットのロスの判定方法と冗長TSパケットの削除方法のフローチャートを示す。まず、S100にて、入力されたTSパケットのPIDが前パケットと同一PIDかつ同一コンティニティカウンタかを判定する。Yesの場合はステップS106の処理を行い、Noの場合はステップS101の処理を行う。ステップS106ではパケット処理フラグがONの場合にはTSパケットからストリームデータに変換するデパケッタイズ処理を行い、パケット処理フラグがOFFの場合には、TSパケットを削除する。なお、前記パケット処理フラグは、前回の処理結果のフラグを保持した値である。ステップS101では、コンティニティカウンタが前回保持したコンティニティカウンタと比較して連続かを判定する。ステップS101の判定結果がYesの場合は、初めて到着したTSパケットのデータなので、ステップS102でパケット処理フラグをONにして、ステップS106の処理を行う。一方、ステップS101の判定結果がNoの場合は、ステップS103の前回保持したコンティニティカウンタと同値かの判定を行う。ステップS103の判定結果がNoの場合は、パケットロスしたことを意味するので、ステップS104のエラー処理を実行する。エラー処理は、復号部107へパケットが抜けたことを知らせて復号部のリセット処理を行うと同時に、デパケッタイズ部105では、次のスライスまたはフレームなど、復号処理が正常に再開始できるところまでパケットを削除し続ける。一方、ステップS103の判定結果がYesの場合は、前回のTSパケットで同一のデータを処理したこと(冗長TSパケット)を意味するので、ステップS105でパケット処理フラグをOFFにして、ステップS106の処理にてTSパケットの削除を行う。最後に、S107にて処理したTSパケットのコンティニティカウンタを保持する。
このように、映像送信装置100において、ネットワーク送信部103のフレーム毎に冗長TSパケットをオリジナルTSパケットの後に連続で送信することで、上記の例では、3TSパケット分の遅延しか発生せずにエラー耐性を強化することができ、低遅延かつエラー耐性の優れた映像伝送システムとなる。また、パケッタイズ部に数パケット分のメモリがあれば実現できるため低コストで実現できる。さらに、冗長TSパケットとして、同一のペイロードのTSパケットとすることで、映像受信装置110では、そのTSパケットを使用するか否かを選択するだけで良いので、誤り訂正符号などの冗長化手法と比べて処理時間を少なくすることができる。
図3と図4では、TSパケットのPIDとコンティニティカウンタを用いて、冗長TSパケットを映像受信部110で取り除く例を記載したが、映像受信装置110で冗長TSパケットを取り除くことができれば別の方法でも良い。例えば、フレームの先頭に識別用TSパケットを挿入する方法がある。識別用TSパケットのペイロード部には、そのフレーム内のTSパケットがオリジナルTSパケットであるか冗長TSパケットであるかを判別できるフラグと、コンティニティカウンタのような、連続なカウンタ値を入れておくことで、映像受信装置110のデパケッタイズ部112にて冗長なTSパケットを取り除くことが可能となる。この方法を用いると、フレーム毎に識別用TSパケットを挿入しなければならないので、伝送帯域を増加させることになるが、フレーム内のTSパケットは、ヘッダを含めて、同一のデータにできるため、デパケッタイズ部112に冗長TSパケットを取り除く処理を追加するだけで、規格に準拠したTSパケットを復号部113に送ることができる。よって、以降の処理はTSパケットが復号できる復号装置であれば、どんな復号装置でも復号処理が可能となる。他にも、TSパケットのヘッダ情報に新たに冗長化を表すフラグを表すビットを追加し冗長TSパケットとオリジナルTSパケットを判別しても良い。
また、図3と図4では、同一ビデオストリームを複数回出力することで冗長度を高める例を記載したが、同一ビデオストリームでなくても、オリジナルデータがロスしたときにオリジナルデータを復元できるデータであれば良い。
次に、映像受信装置110のエラーレートに応じて、映像送信装置100のエラー耐性を変更する場合について詳しく説明する。
上記のように冗長TSパケットを挿入する場合、冗長回数を1回とするとネットワークの伝送帯域が2倍、冗長回数を2回とするとネットワークの伝送帯域が3倍となってしまう。一般にネットワークの伝送帯域は限られているので、そのまま冗長化してしまうと、伝送帯域を超えてしまい遅延となってしまう。
遅延を発生させずにエラー耐性を高めるためには、符号化部101の出力レートを抑えて、パケッタイズ部102で冗長化を行うことで、伝送レートを一定以下に抑える方法がある。しかし、符号化部101にて、出力レートを抑えているため、当然画質が劣化する。このように、画質とエラー耐性はトレードオフの関係にある。そこで、ネットワークのエラーレートに応じて、最適な画質を提供する手法を提案する。
図5を用いて、映像受信装置110のエラーレートに応じて、映像送信装置100の符号化部101の出力レートとパケッタイズ部102の冗長回数の制御する例を具体的に説明する。前提として、伝送帯域は40Mbpsとする。本例では、映像受信装置110からのエラーレート情報を基に映像送信装置100の制御部106においてパケットロスなし、パケットロス小、パケットロス大の3段階にわけて符号化部101の出力レートとパケッタイズ部102の冗長回数を変更する。例えば、パケットロスなしの場合は、パケットロスが無いため、冗長化を行わないで符号化部101で40Mbps使い高画質化する。また、パケットロス小の場合は、映像受信装置110では稀にパケットロスが発生しているので、符号化部101の出力レートを半分の20Mbpsにして、その分、パケッタイズ部102の冗長回数を1回とする。さらに、パケットロス大の場合は、映像受信装置110で頻繁にパケットロスが発生しているので、符号化部101の出力レートを4分の1の10Mbpsにして、パケッタイズ部102の冗長回数を3としエラー耐性を高める。
ここで、符号化部101の出力レートを変更する手段としては、H.264の場合を例に挙げると、QPの値を全体的に大きくすることで画質は落ちるが出力レートを抑えることができる。また、フレームレートを落として符号化すること出力レートを抑えることもできる。また、符号化部の前段に入力画像縮小部を設けて符号化する入力画像のサイズを小さく変更して符号化部して出力レートを抑えても良い。さらに、フレームレートを落とす+QPの値を大きくするなど、上記方法を2つ以上組み合わせて出力レートを抑えてもかまわない。
図10にエラーレートとオリジナルデータ・冗長データの関係を時間軸と共に表した図を示す。横軸の時間はエラーレート、伝送レート共に同一の時間軸である。図10のように、エラーレートが大きくなった場合は、オリジナルデータを抑えて冗長データ(斜線部分)を増やし、エラーレートが小さい場合は、冗長データを抑えてオリジナルデータを増やしており、エラーレートに応じてオリジナルデータと冗長データのバランスを調節することで一定の伝送レートに抑えている。
図5及び図10を用いて、エラーレートに応じて、全てのビデオストリームの冗長回数を変更する例を記載したが、重要なデータの冗長回数のみ変更するとしても良い。例えば、Pピクチャの復号画像を生成する際の参照画像の起点となるIピクチャのみ冗長回数を多くし、Pピクチャは冗長化回数を少なくする。その結果、Pピクチャの冗長回数を少なくした分のビットレートを全体的な画質向上のために使用できる。さらに、Pピクチャの参照画像の起点となるIピクチャのエラー耐性を高めることで、エラーの伝播を効率良く防ぐことができるので、高画質化とエラー耐性をさらに高めることができる。また、符号化にH.264/SVCのようなスケーラブル符号化を用いた場合には、重要な低階層のデータの冗長回数を多くし、高画質化のための高階層のデータの冗長回数を少なくすることで、低階層のデータを守りつつ、全体を高画質化できる。
次に、映像受信装置110でのエラーレートの計算方法の例を示す。図4のフローチャートのエラー処理S105は、フレームが抜けたことを表しているので、この処理を基にエラーレートの計算に利用する。例えば、100フレームの中で、何フレーム抜けたかを計算することによりエラーレートを計算できる。上記では、エラー処理S105は一度エラー処理が実行されると次のスライスやフレームまでパケットを削除すると記載したが、削除中もフレームが抜けたことを判定する。
上記処理により、ネットワークへの出力レートを一定に抑えて低遅延で映像を伝送することが可能となる。さらに、ネットワークのエラーレートが低いときには、冗長度を減らして画質を良くする、逆にエラーレートが高いときには、冗長度を増やして若干の画質劣化は伴うもののブロックエラーのように明らかに視認性の悪化させるエラーを軽減するといった様に、ネットワークのエラーレートに応じて、最適な画質を提供することができる。また、上記処理は映像送信装置100のパケッタイズ部102と映像受信装置110のデパケッタイズ部112の変更とCodec部107、116の変更のみでエラー耐性を高めることが可能となる。
上記実施例1では、映像送信装置100のパケッタイズ部102にて、TSパケットにパケッタイズする例を述べたが、PSパケット化など、どんなパケット化処理を用いても良い。また、ストリームデータをTSパケットなどにパケット化せずに、フレーム送信部103のフレーム単位毎に、同一のストリームデータを連続で出力しても良い。その際は、映像受信装置110のデパケッタイズ部112にて、冗長データを削除できるように、フレーム毎の先頭に識別データを挿入するなどの工夫が必要である。
さらに、冗長TSパケットは、オリジナルTSパケットの次に連続で出力すると述べたが、ネットワーク上のパケットロスの特性で、フレームが数フレームの固まりでロスする場合には、映像送信装置100のパケッタイズ部102のメモリの容量を大きくして、冗長TSパケットの出力タイミングを変更しても良い。この場合、映像受信装置110で受信するフレームは時間的関係が前後してしまうので、映像受信装置110で時間関係を元に戻せるようなTSパケットにする必要がある。
図6は第2の実施例を示す映像伝送システムである。実施例1では図1の映像送信装置100のCodec部107のパケッタイズ部102にて冗長TSパケットを作成する例を挙げたが、実施例2は、図6の映像送信装置600のネットワーク部607のネットワーク送信部603にしてフレーム単位で、同一フレームを再送してエラー耐性を高める例である。
まず、映像送信装置600について説明する。映像送信装置600は、Codec部606とネットワーク部607で構成される。始めに入力画像を符号化部601にて、符号化を行いビデオストリームを出力する。次にパケッタイズ部602にて前記ビデオストリームのパケット化を行いTSパケットを出力する。ネットワーク送信部603では、前記パケット化したTSパケットを所定のパケット数毎にヘッダと誤り訂正符号を付加してフレームを作成し、ネットワーク上に出力する。さらに、ネットワーク送信部603はフレームを蓄えるメモリを持っており、同一の冗長フレームをネットワーク上に送信することが可能である。ここで、オリジナルフレームと冗長フレームの区別とフレームのロスを検出するため、フレームのヘッダにカウンタ値挿入する必要がある。これをフレームカウンタと呼ぶ。一方、ネットワーク受信部604では、映像受信装置610から送られたエラーレート情報を受け取る。前記エラーレート情報を基にネットワーク送信部603の冗長フレームの出力回数を制御する。さらにCodec部606に符号化レートを指定し、制御部605では、符号化部601の出力レートが前記指定された符号化レートになるように制御する。この、ネットワーク部603の冗長回数と符号化部601の出力レートについては実施例1と同様に、一定の伝送レートになるように制御するものとする。
次に、映像受信装置610について説明する。映像受信装置610は、Codec部615とネットワーク部616で構成される。まず、図7のフローチャートを用いてネットワーク受信部611の処理フローを説明する。前提として、映像送信装置600のネットワーク送信部603では、フレーム毎に連続のフレームカウンタを用いて、冗長フレームは同一のフレームを出力するものとする。まず、S600でネットワークから受信したフレームに誤りがあるかチャックをする。誤りがある場合(誤り訂正できない場合)は、そのフレームを削除する。誤りが無い場合(誤り訂正ができた場合を含む)は、S601で前回フレームカウンタと同一のフレームカウンタであるか比較する。同一フレームカウンタの場合は、冗長フレームを表すので、そのフレームを削除する。一方、同一フレームカウンタでない場合は、S603で前回フレームカウンタと連続であるかを比較する。連続である場合は、必要なフレームデータであるので、S604でフレームを解いてTSパケットを出力し、最後にS605で次回判定用にフレームカウンタ値を保持しておく。一方、連続でない場合は、フレームデータがロスしてしまったことを示しているのでS606のエラー処理を行う。
デパケッタイズ部612では、前記S604で出力したTSパケットにデパケッタイズ処理を行い、ビデオストリームを出力する。復号部613では、前記ビデオストリームを復号し、出力画像を出力する。ネットワーク受信部611では、図7のS600のフレームデータに誤りがあるかの判定で誤りがあった個数を基にエラーレートを計算する、ネットワーク送信部606にて、前記エラーレートをエラーレート情報として、フレーム化してネットワークに出力する。
以上実施例2では、実施例1と同様に、ネットワークへの出力レートを一定に抑えて低遅延で映像を伝送することが可能となる。さらに、ネットワークのエラーレートが低いときには、冗長度を減らして画質を良くする、逆にエラーレートが高いときには、冗長度を増やして若干の画質劣化は伴うもののブロックエラーのように明らかに視認性の悪化させるエラーを軽減するといった様に、ネットワークのエラーレートに応じて、最適な画質を提供することができる。さらに、一般的なCodecはレートを調節できる機能を持っているため、実施例2の処理は実質的にネットワーク部607、616のみで独自処理が完結する。そのため、Codec部を変更する必要が無くなる。
なお、実施例2では、フレームのヘッダにカウンタを埋め込むと記載したが、カウンタでなくても、映像受信装置610にて冗長フレームを取り除くことができればよい。また、ヘッダではなく、ヘッダとデータの間にカウンタを入れてもよい。
図8は、TV会議システムのような、双方向に映像をやり取りする映像伝送システムの一例である。
映像送受信装置800は、符号化部801、パケッタイズ部802、ネットワーク送信部803、ネットワーク受信部804、デパケッタイズ部805、復号部806、制御部807から構成される。また、符号化部801とパケッタイズ部802とデパケッタイズ部805と復号部806と制御部807とを纏めてCodec部808、ネットワーク送信部803とネットワーク受信部804とを纏めてネットワーク部809と呼ぶ。実施例3では、同一の機能を持った映像送受信装置800と映像送受信装置810を使用する。
まず、入力画像を符号化部801でH.264、MPEG2などの符号化方法でエンコード処理をしてビデオストリームを出力する。パケッタイズ部802では、前記ビデオストリームのパケット化を行い、TSパケットを出力する。さらに、パケッタイズ部802では、数パケット分のデータを保持できるメモリを持っており、同一ビデオストリームのTSパケットをメモリから読み出して出力することで任意の回数の冗長化が可能である。ネットワーク送信部803は、前記パケット化したTSパケットを所定のパケット数毎にヘッダと誤り訂正符号を付加してフレームを作成し、ネットワーク上に出力する。一方、ネットワーク受信部804では映像送受信装置810からのデータを受信し、誤り訂正を行う。ここで、フレームデータに誤りが無かった場合、もしくは、誤りがあったが誤り訂正できた場合は、フレームデータを解いてTSパケットを出力する。逆に、フレームデータに誤りが有り、かつ誤り訂正できなかった場合は、そのフレームデータは削除する。デパケッタイズ部805では、前記フレームデータを解いたパケットデータをさらにデパケッタイズ処理を施す。ここで、前記デパケッタイズしたTSパケットが映像送受信装置810のエラーレート情報だった場合は制御部806に前記エラーレート情報が送られる。制御部806は、前記エラーレート情報に応じて、符号化部801の出力レートとパケッタイズ部802の冗長化の回数を制御する。なお、この制御方法は、実施例1で詳しく説明したので省略する。一方、フレームを解いたパケットデータがビデオストリームのTSパケットだった場合は、デパケッタイズ部805でデパケッタイズ処理を行い、ビデオストリームを出力する。復号部806で前記ビデオストリームの復号処理を行い出力画像を出力する。また、デパケッタイズ部805にて実施例1に記載の方法でエラーレートを計算し、前記エラーレートをパケッタイズ部802でビデオストリームとは異なるPIDのTSパケットとしてパケット化する。このように、エラーレート情報をビデオストリームとは異なるPIDでTSパケット化することにより、デパケッタイズ部805で、エラーレート情報とビデオストリームとを判別できる。
実施例3の双方向映像伝送システムでは、実施例1または2と同様にネットワークへの出力レートを一定に抑えて低遅延で映像を伝送することが可能となる。さらに、ネットワークのエラーレートが低いときには、冗長度を減らして画質を良くする、逆にエラーレートが高いときには、冗長度を増やして若干の画質劣化は伴うもののブロックエラーのように明らかに視認性の悪化させるエラーを軽減するといった様に、ネットワークのエラーレートに応じて、最適な画質を提供することができる。
さらに、実施例3の処理は、Codec部808のみで完結するため、ネットワーク部809と独立して最適な画質を提供することができる。さらに、本方法は、TSパケット作成時に多重化して情報を送信しているため、実施例1または2とは違い、エラーレート情報を送るためだけに通信する必要が無くなり、既存のシステムを有効に活用することができる。
図9は、双方向に映像をやり取りする映像伝送システムの一例である。
映像送受信装置900は、符号化部901、パケッタイズ部902、ネットワーク送信部903、ネットワーク受信部904、デパケッタイズ部905、復号部906、制御部907から構成される。また、符号化部901、パケッタイズ部902、デパケッタイズ部905、制御部907、復号部906を纏めてCodec部908、ネットワーク送信部903とネットワーク受信部904を纏めてネットワーク部909と呼ぶ。実施例4では、同一の機能を持った映像送受信装置900と映像送受信装置910を使用する。
まず、入力画像を符号化部901でH.264、MPEG2などの符号化方法でエンコード処理をしてビデオストリームを出力する。パケッタイズ部902では、前記ビデオストリームのパケット化を行い、TSパケットを出力する。ネットワーク送信部903は、前記パケット化したTSパケットを所定のパケット数毎にヘッダと誤り訂正符号を付加してフレームを作成し、ネットワーク上に出力する。さらに、ネットワーク送信部903はフレームを蓄えるメモリを持っており、同一の冗長フレームをネットワーク上に送信することが可能である。なお、フレーム作成時には、オリジナルフレームと冗長フレームの区別とフレームのロスを検出するため、フレームカウンタを挿入する。
一方、ネットワーク受信部904では映像送受信装置910からのフレームデータを受信し、前記受信したフレームデータを解きTSパケットを出力する。
ネットワーク受信部904の具体的な処理については、実施例2で詳しく説明したのでここでは省略する。もし、フレームデータがエラーレート情報だった場合、前記エラーレート情報を基にネットワーク送信部903の冗長フレームの出力回数を制御する。さらに、Codec部906に符号化レートを指定し、制御部907では符号化部901の出力レートが前記指定された符号化レートになるように制御する。デパケッタイズ部905では、前記フレームデータを解いたTSパケットをさらにデパケッタイズ処理を施しビデオストリームを出力する。最後に復号部906で前記ビデオストリームの復号化処理を行い出力画像を出力する。
エラーレート情報については、ネットワーク受信部904にて実施例2に記載の方法でエラーレートを計算し、前記エラーレートをネットワーク送信部903でエラーレート情報としてフレーム化して送信する。
実施例4の双方向映像伝送システムでは、実施例1ないし3と同様にネットワークへの出力レートを一定に抑えて低遅延で映像を伝送することが可能となる。さらに、ネットワークのエラーレートが低いときには、冗長度を減らして画質を良くする、逆にエラーレートが高いときには、冗長度を増やして若干の画質劣化は伴うもののブロックエラーのように明らかに視認性の悪化させるエラーを軽減するといった様に、ネットワークのエラーレートに応じて、最適な画質を提供することができる。
さらに、実施例4の処理は、ネットワーク部909のみの変更で最適な画質を提供することができる。さらに、本方法は、フレーム作成時に多重化して情報を送信しているため、実施例1または2とは違い、エラーレート情報を送るためだけに通信する必要が無くなり、既存のシステムを有効に活用することができる。
図11は第5の実施例を示す映像伝送システムであり、実施例1の映像伝送システムの映像受信装置を3台接続した場合の例である。
実施例5の映像伝送システムは、映像送信装置1000と映像受信装置1010、映像受信装置1020、映像受信装置1030から構成される。映像送信装置と映像受信装置の内部の個々のブロックについては、実施例1にて説明済みなので同様の記号をつけて機能の説明を省略する。
実施例5のように映像受信装置が複数あった場合、エラーレート情報は、映像受信装置1010、映像受信装置1020、映像受信装置1030の各々から送られてくることになるが、映像送信装置1000の出力は1つのため、個別に対応することができない。そこで、映像送信装置側で最もエラーレートの高い値を採用する。その結果、複数の映像受信装置を接続した場合でも、全ての映像受信装置で若干の画質劣化は伴うもののブロックエラーのように明らかに視認性の悪化させるエラーを軽減することができる。
以上、実施例5ではCodec部107の変更で冗長化を行う例で説明したが、実施例2のネットワーク部108で冗長化を行う場合でも、最もエラーレートの高い値を映像送信装置で採用することで同様の効果が得られる。また、実施例3または実施例4において複数台接続した場合でも複数のエラーレート情報の中から最もエラーレートの高い値を採用することで同様の効果が得られる。さらに、実施例5では映像受信装置を3台接続する例で説明したが、何台接続しても良い。
図12は、双方向に映像をやり取りする映像伝送システムの一例である。
映像送受信装置1200は、符号化部1201、パケッタイズ部1202、ネットワーク送信部1203、ネットワーク受信部1204、デパケッタイズ部1205、復号部1206、制御部1207から構成される。また、符号化部1201とパケッタイズ部1202とデパケッタイズ部1205と復号部1206と制御部1207とを纏めてCodec部1208、ネットワーク送信部1203とネットワーク受信部1204とを纏めてネットワーク部1209と呼ぶ。実施例6では、同一の機能を持った映像送受信装置1200と映像送受信装置1210を使用する。
まず、入力画像を符号化部1201でH.264、MPEG2などの符号化方法でエンコード処理をしてビデオストリームを出力する。パケッタイズ部1202では、前記ビデオストリームのパケット化を行い、TSパケットを出力する。さらに、パケッタイズ部1202では、数パケット分のデータを保持できるメモリを持っており、同一ビデオストリームのTSパケットをメモリから読み出して出力することで任意の回数の冗長化が可能である。ネットワーク送信部1203は、前記パケット化したTSパケットを所定のパケット数毎にヘッダと誤り訂正符号を付加してフレームを作成し、ネットワーク上に出力する。一方、ネットワーク受信部1204では映像送受信装置1210からのデータを受信し、誤り訂正を行う。ここで、フレームデータに誤りが無かった場合、もしくは、誤りがあったが誤り訂正できた場合は、フレームデータを解いてTSパケットを出力する。逆に、フレームデータに誤りが有り、かつ誤り訂正できなかった場合は、そのフレームデータは削除する。デパケッタイズ部1205では、前記フレームデータを解いたパケットデータをさらにデパケッタイズ処理を施しビデオストリームを出力する。さらに、デパケッタイズ部1205は図4のフローチャートのエラー処理S105を利用してエラーレートを計算する。制御部1207は、前記エラーレートに応じて、符号化部1201の出力レートとパケッタイズ部1202の冗長化の回数を制御する。なお、この制御方法は、実施例1で詳しく説明したので省略する。最後に復号部1206で前記ビデオストリームの復号処理を行い出力画像を出力する。
実施例6の双方向映像伝送システムでは、実施例1ないし5と同様にネットワークへの出力レートを一定に抑えて低遅延で映像を伝送することが可能となる。さらに、ネットワークのエラーレートが低いときには、冗長度を減らして画質を良くする、逆にエラーレートが高いときには、冗長度を増やして若干の画質劣化は伴うもののブロックエラーのように明らかに視認性の悪化させるエラーを軽減するといった様に、ネットワークのエラーレートに応じて、最適な画質を提供することができる。
さらに、実施例6の処理は、Codec部1208のみで完結するため、ネットワーク部1209と独立して最適な画質を提供することができる。さらに、本方法は、エラーレート情報を送信しないため、実施例1ないし5とは違いシステムを簡単化できる。
図13は、双方向に映像をやり取りする映像伝送システムの一例である。
映像送受信装置1300は、符号化部1301、パケッタイズ部1302、ネットワーク送信部1303、ネットワーク受信部1304、デパケッタイズ部1305、復号部1306、制御部1307から構成される。また、符号化部1301、パケッタイズ部1302、デパケッタイズ部1305、制御部1307、復号部1306を纏めてCodec部1308、ネットワーク送信部1303とネットワーク受信部1304を纏めてネットワーク部1309と呼ぶ。実施例7では、同一の機能を持った映像送受信装置1300と映像送受信装置1310を使用する。
まず、入力画像を符号化部1301でH.264、MPEG2などの符号化方法でエンコード処理をしてビデオストリームを出力する。パケッタイズ部1302では、前記ビデオストリームのパケット化を行い、TSパケットを出力する。ネットワーク送信部1303は、前記パケット化したTSパケットを所定のパケット数毎にヘッダと誤り訂正符号を付加してフレームを作成し、ネットワーク上に出力する。さらに、ネットワーク送信部1303はフレームを蓄えるメモリを持っており、同一の冗長フレームをネットワーク上に送信することが可能である。なお、フレーム作成時には、オリジナルフレームと冗長フレームの区別とフレームのロスを検出するため、フレームカウンタを挿入する。
一方、ネットワーク受信部1304では映像送受信装置1310からのフレームデータを受信し、前記受信したフレームデータを解きTSパケットを出力する。
ネットワーク受信部1304の具体的な処理については、実施例2で詳しく説明したのでここでは省略する。ここで、実施例2で計算したエラーレートを基にネットワーク送信部1303の冗長フレームの出力回数を制御する。さらにCodec部1306に符号化レートを指定し、制御部1307では、符号化部1301の出力レートが前記指定された符号化レートとなるように制御する。このネットワーク部1303の冗長回数と符号化部1301の出力レートについては実施例1と同様に、一定の伝送レートになるように制御するものとする。デパケッタイズ部1305では、前記フレームデータを解いたTSパケットをさらにデパケッタイズ処理を施しビデオストリームを出力する。最後に復号部1306で前記ビデオストリームの復号化処理を行い出力画像を出力する。
実施例7の双方向映像伝送システムでは、実施例1ないし6と同様にネットワークへの出力レートを一定に抑えて低遅延で映像を伝送することが可能となる。さらに、ネットワークのエラーレートが低いときには、冗長度を減らして画質を良くする、逆にエラーレートが高いときには、冗長度を増やして若干の画質劣化は伴うもののブロックエラーのように明らかに視認性の悪化させるエラーを軽減するといった様に、ネットワークのエラーレートに応じて、最適な画質を提供することができる。
さらに、実施例7の処理は、ネットワーク部1309のみの変更で最適な画質を提供することができる。さらに、本方法は、エラーレート情報を送信しないため、実施例1ないし5とは違いシステムを簡単化できる。
以上,添付図面を参照しながら本発明にかかる好適な実施形態について説明したが,本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、2つ以上の実施例を、その全部または一部において同時に採用する構成も可能である。
100 映像送信装置
101 映像送信装置の符号化部
102 映像送信装置のパケッタイズ部
103 映像送信装置のネットワーク送信部
104 映像送信装置のネットワーク受信部
105 映像送信装置のデパケッタイズ部
106 映像送信装置の制御部
107 映像送信装置のCodec部
108 映像送信装置のネットワーク部
110 映像受信装置
111 映像受信装置のネットワーク受信部
112 映像受信装置のデパケッタイズ部
113 映像受信装置の復号部
114 映像受信装置の制御部
115 映像受信装置のパケッタイズ部
116 映像受信装置のネットワーク送信部
117 映像受信装置のCodec部
118 映像受信装置のネットワーク部

Claims (10)

  1. 映像送信装置から映像受信装置に映像を伝送する映像伝送システムであって、
    前記映像送信装置は入力画像を圧縮符号化したビデオストリームをパケット化して出力するCodec部と、
    前記パケット化したビデオストリームをフレームに変換してネットワーク上に送信を行うネットワーク部と、を備え、さらに、
    前記ネットワーク部は、前記映像受信装置のエラーレート情報を受信し、
    前記Codec部は、前記エラーレート情報、並びに、前記ビデオストリームのうち参照の起点となるデータであるかどうかによるデータの重要度、に応じて、重み付けして、前記ビデオストリームのレートを下げて作成したビデオストリームと、当該作成したビデオストリームと同一のビデオストリームと、を別PIDでパケット化して出力し、冗長度を高めることを特徴とする映像伝送システム。
  2. 映像送信装置から映像受信装置に映像を伝送する映像伝送システムであって、
    前記映像送信装置は入力画像を圧縮符号化したビデオストリームをパケット化して出力するCodec部と、
    前記パケット化したビデオストリームをフレームに変換してネットワーク上に送信を行うネットワーク部と、を備え、さらに、
    前記ネットワーク部は、前記映像受信装置のエラーレート情報を受信し、前記エラーレート情報、並びに、前記ビデオストリームのうち参照の起点となるデータであるかどうかによるデータの重要度、に応じて、重み付けし、冗長度を高めるとともに、
    前記Codec部は、前記エラーレート情報、並びに、前記ビデオストリームのうち参照の起点となるデータであるかどうかによるデータの重要度、に応じて、重み付けして、前記ビデオストリームのレートを下げて作成したビデオストリームと、当該作成したビデオストリームと同一のビデオストリームと、を別PIDでパケット化して出力することを特徴とする映像伝送システム。
  3. 請求項1または2に記載の映像伝送システムにおいて、
    前記映像受信装置を複数台接続した場合、前記映像送信装置は受信した複数のエラーレート情報の中から、一番エラーレートの高いエラーレート情報をエラーレート情報として使用することを特徴とする映像伝送システム。
  4. 2台の映像送受信装置を用いて映像を双方向に伝送する映像伝送システムであって、
    映像送受信装置はCodec部とネットワーク部とを備え、
    前記Codec部は、入力画像を圧縮符号化したビデオストリームをパケット化して出力する機能と、パケット化されたビデオストリームをデパケッタイズ処理した後、復号化して再生画像を出力する機能を備え、
    前記ネットワーク部は、前記パケット化したビデオストリームをフレームに変換してネットワーク上に送信を行う機能と、他の映像送受信装置から送信されたフレームを受信しフレームを解く機能と、他の映像送受信装置から送信されたエラーレート情報を受け取る機能を備え、
    前記Codec部は、前記エラーレート情報、並びに、前記ビデオストリームのうち参照の起点となるデータであるかどうかによるデータの重要度、に応じて、重み付けして、前記ビデオストリームのレートを下げて作成したビデオストリームと、当該作成したビデオストリームと同一のビデオストリームと、を別PIDでパケット化して出力し、冗長度を高めることを特徴とする映像伝送システム。
  5. 2台の映像送受信装置を用いて映像を双方向に伝送する映像伝送システムであって、
    映像送受信装置はCodec部とネットワーク部とを備え、
    前記Codec部は、入力画像を圧縮符号化したビデオストリームをパケット化して出力する機能と、パケット化されたビデオストリームをデパケッタイズ処理した後、復号化して再生画像を出力する機能を備え、
    前記ネットワーク部は、前記パケット化したビデオストリームをフレームに変換してネットワーク上に送信を行う機能と、他の映像送受信装置から送信されたフレームを受信しフレームを解く機能と、他の映像送受信装置から送信されたエラーレート情報、並びに、前記ビデオストリームのうち参照の起点となるデータであるかどうかによるデータの重要度、に応じて、重み付けして、冗長度を高める機能を備え、さらに、
    前記Codec部は前記エラーレート情報、並びに、前記ビデオストリームのうち参照の起点となるデータであるかどうかによるデータの重要度、に応じて、重み付けして、前記ビデオストリームのレートを下げて作成したビデオストリームと、当該作成したビデオストリームと同一のビデオストリームと、を別PIDでパケット化して出力することを特徴とする映像伝送システム。
  6. 請求項4または5に記載の映像伝送システムにおいて、
    映像送受信装置を複数台接続した場合、特定の映像送受信装置は受信した複数のエラーレート情報の中から、一番エラーレートの高いエラーレート情報をエラーレート情報として使用することを特徴とする映像伝送システム。
  7. 2台の映像送受信装置を用いて映像を双方向に伝送する映像伝送システムであって、
    映像送受信装置は入力画像を圧縮符号化したビデオストリームをパケット化して出力するCodec部と、
    前記パケット化したビデオストリームをフレームに変換してネットワーク上に送信を行い、かつ他の映像送受信装置から送信されたフレームを受信するネットワーク部と、
    を備え、
    前記Codec部は、前記ネットワーク部のフレーム受信時のエラーレート、並びに、前記ビデオストリームのうち参照の起点となるデータであるかどうかによるデータの重要度、に応じて、重み付けして、前記ビデオストリームのレートを下げて作成したビデオストリームと、当該作成したビデオストリームと同一のビデオストリームと、を別PIDでパケット化して出力し、冗長度を高めることを特徴とする映像伝送システム。
  8. 2台の映像送受信装置を用いて映像を双方向に伝送する映像伝送システムであって、
    映像送受信装置は入力画像を圧縮符号化したビデオストリームをパケット化して出力するCodec部と、
    前記パケット化したビデオストリームをフレームに変換してネットワーク上に送信を行い、かつ他の映像送受信装置から送信されたフレームを受信するネットワーク部と、
    を備え、
    前記ネットワーク部のフレーム受信時のエラーレート、並びに、前記ビデオストリームのうち参照の起点となるデータであるかどうかによるデータの重要度、に応じて、重み付けして、前記Codec部の前記ビデオストリームのレートを下げて作成したビデオストリームと、当該作成したビデオストリームと同一のビデオストリームと、を別PIDでパケット化して出力し、冗長度を高めることを特徴とする映像伝送システム。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載の映像伝送システムにおいて、
    同一データを複数回送信することによって冗長度を高めることを特徴とする映像伝送システム。
  10. 請求項1ないし9のいずれかに記載の映像伝送システムにおいて、
    冗長データを連続で出力することを特徴とする映像伝送システム。
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