JP2001309272A - サイマルキャスト放送受信装置、媒体及び情報集合体 - Google Patents

サイマルキャスト放送受信装置、媒体及び情報集合体

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JP2001309272A
JP2001309272A JP2000117089A JP2000117089A JP2001309272A JP 2001309272 A JP2001309272 A JP 2001309272A JP 2000117089 A JP2000117089 A JP 2000117089A JP 2000117089 A JP2000117089 A JP 2000117089A JP 2001309272 A JP2001309272 A JP 2001309272A
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digital
analog
signal
simulcast
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JP2000117089A
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English (en)
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Takami Uemura
貴美 植村
Kunio Ninomiya
邦男 二宮
Hiroyuki Sato
博幸 佐藤
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Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Superheterodyne Receivers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 VSB変調されたRF信号を受信する際、悪
天候やゴーストが原因でRF信号波が大きく乱れた場
合、映像処理が不可能になり、結果としてブラックアウ
ト出力等の映像を視聴しなければならない。 【解決手段】 VSB復調回路2から出力されるトラン
スポートデータ3のERRORをカウントするエラーカ
ウンタ8と、前記エラーカウンタ8でのエラー結果を基
にディジタル放送とアナログ放送を切り替えるスイッチ
10を備え、ディジタル放送の受信状態により、本ディ
ジタル放送と同プログラムの放送を行っているアナログ
放送を切り替えることで、ブラックアウト出力等を視聴
するのではなく、そのまま同番組を視聴することが可能
となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン信号
放送システムに関し、特にディジタルVSB復調方式を
用いたディジタル放送、およびNTSC方式を用いたア
ナログ放送のサイマルキャスト放送受信装置、媒体及び
情報集合体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディジタルテレビジョン放送システムで
は、送信側は、映像音声信号を誤り符号化、データフレ
ーム化してから変調する。そして、受信側は、受信した
信号を復調する。
【0003】まず、はじめに送信側の誤り符号化、デー
タフレーム化ついて説明する。送信側は1パケットが1
88バイト(先頭1バイトのパケット同期信号と残り1
87バイトのデータ)からなるMPEGデータストリー
ムをランダム化処理して、エラー訂正(前方向誤り訂正
(以下、FECという))のためにReed−Solo
mon符号化(以下、RS符号化という)、インターリ
ーブ、2/3レートTrellis符号化の順で処理さ
れる。
【0004】ランダム化処理は1パケット188バイト
中のパケット同期信号をのぞいた残り187バイトのデ
ータをランダム化する回路である。ランダム化処理の回
路構成は割愛する。
【0005】RS符号化処理はRS符号(207、18
7)が用いられる。これは1パケット中の187のデー
タバイトに20バイトのRSパリティバイトを付加する
処理である。RS符号化および復号化は後述のトランス
ポートデータで説明する。
【0006】インターリーブは52パケットの重畳処理
である。インターリーブ処理の回路構成は割愛する。
【0007】2/3符号化率のTrellis符号化処
理は、各2ビットのパケット同期信号およびデータに対
して1ビットのFECビットを付加するものである。
【0008】FEC処理で1パケット188バイトのM
PEGデータストリームは20バイトのRS符号化で2
08バイトとなり、続く2/3レートTrellis符
号化で3/2倍の312バイトとなる。ビット換算する
と、パケット同期信号は12ビット(=8ビット×1×
3/2)、データは2484ビット(=8ビット×20
7×3/2)となる。
【0009】以上のランダム化処理およびFEC処理に
続いてデータフレーム化を行う。データフレーム化では
シンボル化(1シンボル=3ビット)を行う。図3にデ
ータフレーム構造を示す。各データフレームは2つのデ
ータフィールドで構成され、各データフィールドは31
3データセグメントからなる。各データフィールドの最
初のセグメントはデータフィールド同期信号(Fiel
dSync#1およびFieldSync#2)で、残
りの312セグメントは1パケット188バイトのMP
EGトランスポートパケットとFECデータに相当する
データ(Data+FEC)から構成される。データフ
ィールド同期信号の構成についてここでは割愛する。ま
た、各データセグメントは832シンボルで構成され
る。最初の4シンボル(=12ビット)はセグメント同
期信号(SegmentSync)で、これは前述した
パケット同期信号に相当する。残りの828シンボル
(=2484ビット)はMPEGトランスポートパケッ
トの残り187バイトとFECの20バイトに相当す
る。以上のようにデータフレーム化されたデータはディ
ジタルVSB変調されてから、RF信号波として送信さ
れる。
【0010】次に、受信側の復調処理について説明す
る。図4に従来のディジタルVSB復調部のブロック構
成図を示す。図4において、1はディジタルVSB変調
されたRF信号を受信しIF信号に変換するディジタル
VSBチューナ、2は主にIF信号をVSB復調してト
ランスポートデコーダへ渡すトランスポートデータ(D
ATAおよびCLOCK、VALID、PACKETS
YNC、ERROR)を生成するためのディジタルVS
B復調回路、3はトランスポートデコーダ、4はディジ
タル映像信号処理回路、9は選局を行うためのディジタ
ルVSB選局データをVSBチューナ1に送信したり、
ディジタルVSB復調回路内にあるディジタルVSB復
調器のレジスタを変更するためのデータを送信したりす
るホストCPUである。
【0011】アンテナで受信したディジタルVSB変調
波のRF信号をディジタルVSBチューナ1でIF帯域
の周波数に変換する。このIF信号はディジタルVSB
復調回路2でベースバンド信号に変換され、ベースバン
ド信号はA/D変換によってディジタル信号に変換さ
れ、ディジタルVSB復調器でディジタルVSB信号に
復調される。復調されて出力されるトランスポートデー
タはトランスポートデコーダ3へ入力される。後段のデ
ィジタル映像信号処理回路4とあわせて映像および音声
を出力する。
【0012】ディジタルVSB復調回路2内のディジタ
ルVSB復調器は主に復調部と誤り復号部からなる。復
調部は主にディジタル信号に変換されたディジタルVS
B信号からセグメント同期信号とフィールド同期信号の
検出を行う同期検出部、ディジタルVSB信号の歪みを
検出して波形等化を行う波形等化器、波形等化後のディ
ジタルVSB信号に含まれる位相ノイズ成分を検出して
除去を行う位相ノイズ除去器からなる。続いて、復調部
からの出力信号の誤り訂正を行う誤り復号部がある。誤
り復号化は前述した送信側での誤り符号化の逆の処理を
行う。すなわち、Trellis復号化処理、デインタ
ーリーブ処理、RS復号化処理、デランダム化処理を行
う。以上で誤り訂正されたデータはトランスポートデコ
ーダへ渡される。
【0013】次にトランスポートデータについて説明を
行う。図5にトランスポートデータの一例を示す。図3
はRS復号(207、187)を行ったシリアル出力デ
ータである。RS符号および復号(207、187)は
MPEGトランスポートパケット(以下、情報シンボル
という)188バイトにRSパリティ(以下、RS冗長
シンボルという)の20バイトを付加したものである。
情報シンボルは188バイトからなり、先頭の1バイト
はパケット同期信号で、残りの187バイトはデータバ
イトである。データバイトの187バイトとRS冗長シ
ンボル20バイトで(207、187)と表記する。1
パケットは情報シンボル188バイト、およびRS冗長
シンボル20バイトの合計208バイトから構成され
る。RS符号および復号(207、187)は1パケッ
ト中のRS冗長シンボル20バイトで、188バイト中
の最大10バイトの情報シンボルを誤り訂正することが
可能である。VALIDは情報シンボル188バイト間
がハイレベル出力で、RS冗長シンボル20バイト間が
ローレベル出力の信号である。PACKETSYNCは
情報シンボルの先頭1バイト(パケット同期信号)がハ
イレベル出力で、パケットの始まりを表す信号である。
ERRORは誤りが含まれているパケットをRS復号で
も訂正不可能であった場合、すなわち1パケット中に1
1バイト以上の誤り情報シンボルが存在する場合、PA
CKETSYNCがハイレベル出力期間にERRORも
ハイレベル出力を行ってそれを表し、DATAも入力信
号をそのまま出力する。
【0014】このように、受信側では、ノイズ除去、波
形等化や誤り訂正を行うことによって、受信エラーが少
なくなるように処理している。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、悪天候
やゴーストが原因でRF信号波が大きく乱れた場合、デ
ィジタルVSB復調器内の波形等化器や位相ノイズ除去
器、誤り復号部で誤りを訂正できるものの1パケット中
に11バイト以上の誤りデータがある場合、ERROR
信号として処理される。ATSC規格によると、1.9
3×10-4のセグメントエラー、すなわち1秒間に2.
5セグメントエラー率(以下、SERという)である
と、エラーが目で見える基準とされている。SERがあ
るしきい値をこえると映像処理が不可能になる。
【0016】すなわち、VSB変調などのディジタル変
調されたRF信号を受信する際、RF信号波が大きく乱
れた場合、受信エラーが発生し、映像処理が不可能にな
るという課題がある。
【0017】本発明は、上記課題を考慮し、ディジタル
変調されたRF信号を受信する際、RF信号波が大きく
乱れても、映像処理が途切れないサイマルキャスト放送
受信装置、媒体及び情報集合体を提供することを目的と
するものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、第1の本発明(請求項1に対応)は、ディジタ
ル変調されたRF信号を受信し、ディジタル放送用IF
信号に変換するディジタル放送用チューナ手段と、前記
変換されたディジタル放送用IF信号を復調するディジ
タル放送用復調手段と、前記復調されたデータを映像音
声に変換するディジタル信号処理手段とを有するディジ
タル放送受信器と、アナログ変調されたRF信号を受信
し、アナログ放送用IF信号に変換するアナログ放送用
チューナ手段と、前記変換されたアナログ放送用IF信
号を復調するアナログ放送用復調手段と、前記復調され
た信号を映像音声に変換するアナログ映像信号処理手段
とを有するアナログ放送受信器と、前記ディジタル放送
用復調手段及び/またはアナログ放送用復調手段から出
力されるデータのエラーをカウントするエラーカウンタ
手段と、前記エラーカウンタ手段でカウントされたエラ
ーの頻度に基づいて互いに対応するディジタル放送とア
ナログ放送のいずれを表示するかを切り換える切り替え
手段とを備えたことを特徴とするサイマルキャスト放送
受信装置である。
【0019】また、第2の本発明(請求項2に対応)
は、前記対応するとは、同じ時間帯に同じ番組を放送し
ていることであることを特徴とする第1の本発明に記載
のサイマルキャスト放送受信装置である。
【0020】また、第3の本発明(請求項3に対応)
は、前記切り替え手段は、前記エラーの頻度が所定の値
を超えた場合、前記ディジタル放送に対応する前記アナ
ログ放送に切り換え、前記エラーの頻度が所定の値以下
になった場合、前記アナログ放送に対応する前記ディジ
タル放送に切り換えることを特徴とする第1または2の
本発明に記載のサイマルキャスト放送受信装置である。
【0021】また、第4の本発明(請求項4に対応)
は、ディジタル放送とアナログ放送の対応を示す対応情
報を作成する対応情報作成手段を備え、前記切り替え手
段は、前記作成された対応情報を利用して、前記互いに
対応するディジタル放送とアナログ放送を切り換えるこ
とを特徴とする第1〜3の本発明のいずれかに記載のサ
イマルキャスト放送受信装置である。
【0022】また、第5の本発明(請求項5に対応)
は、前記対応情報作成手段は、電子番組ガイドから前記
対応情報を作成することを特徴とする第4の本発明に記
載のサイマルキャスト放送受信装置である。
【0023】また、第6の本発明(請求項6に対応)
は、前記ディジタル変調とは、ディジタルVSB変調で
あることを特徴とする第1〜5の本発明のいずれかに記
載のサイマルキャスト放送受信装置である。
【0024】また、第7の本発明(請求項7に対応)
は、前記アナログ変調とは、NTSC変調であることを
特徴とする第1〜6の本発明のいずれかに記載のサイマ
ルキャスト放送受信装置である。
【0025】また、第8の本発明(請求項8に対応)
は、第1〜7の本発明のいずれかに記載のサイマルキャ
スト放送受信装置の全部または一部の手段の全部または
一部の機能をコンピュータにより実行させるためのプロ
グラム及び/またはデータを担持した媒体であって、コ
ンピュータにより処理可能なことを特徴とする媒体であ
る。
【0026】また、第9の本発明(請求項9に対応)
は、第1〜7の本発明のいずれかに記載のサイマルキャ
スト放送受信装置の全部または一部の手段の全部または
一部の機能をコンピュータにより実行させるためのプロ
グラム及び/またはデータであることを特徴とする情報
集合体である。
【0027】上記本発明のサイマルキャスト放送受信装
置によれば、ディジタル放送の受信状態が悪化すると、
同一プログラムの放送を行っているアナログ放送に切り
替えることが出来る。
【0028】また、上記本発明のサイマルキャスト放送
受信装置によれば、放送を途切れることなく受信するこ
とが出来る。
【0029】また、上記本発明のサイマルキャスト放送
受信装置によれば、ディジタル放送を受信しているとき
は常に同一プログラムを放送しているアナログ放送が受
信することが出来る。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に、本発明をその実施の形態
を示す図面に基づいて説明する。
【0031】図1は本発明におけるサイマルキャスト放
送受信装置のブロック図である。図1において、1はデ
ィジタルVSB変調されたRF信号を受信しIF信号に
変換するVSBチューナ、2は主にIF信号をVSB復
調してトランスポートデコーダへ渡すトランスポートデ
ータ(DATAおよびCLOCK、VALID、PAC
KETSYNC、ERROR)を生成するためのディジ
タルVSB復調回路、3はトランスポートデコーダ、4
はディジタル映像信号処理回路、5はアナログ変調され
たRF信号を受信しIF信号に変換するNTSCチュー
ナ、6はIF信号をNTSC復調するためのNTSC復
調回路、7はアナログ映像信号処理回路、8はディジタ
ルVSB復調回路2から出力されるトランスポートデー
タのERRORをカウントするためのエラーカウンタ、
9は選局を行うためのディジタルVSB選局データをV
SBチューナ1やNTSCチューナ5に送信したり、デ
ィジタルVSB復調回路内にあるディジタルVSB復調
器のレジスタやNTSC復調回路内にあるNTSC復調
器のレジスタを変更するためのデータを送信したり、エ
ラーカウンタによりカウントされたERRORをもとに
ディジタル放送とアナログ放送を切り替えるための制御
信号を送信するホストCPU、10はホストCPUから
受信した制御信号をもとに出力を変えるディジタル・ア
ナログ放送切り替えスイッチである。
【0032】次に、このような本実施の形態の動作を説
明する。
【0033】本実施の形態では、各局には同番組をディ
ジタル放送とアナログ放送のサイマルキャストで行うた
めに2チャンネル分の周波数が割り当てられているとす
る。
【0034】そして、電子番組ガイド(以下、EPGと
いう)により、某ディジタル放送番組が何チャンネルで
同番組のアナログ放送を行っているかを確認することが
できる。
【0035】本実施の形態のサイマルキャスト放送受信
装置はディジタル放送のチャンネル周波数とアナログ放
送のチャンネル周波数をマッピングさせておくことで、
ディジタル放送番組を選局した際に、同時にアナログ放
送番組も選局しておくのである。
【0036】図2にマッピング概要図の例を示す。実際
はマッピングを行う記憶媒体のレジスタ内に記憶されて
いるものである。この図によると、ディジタル放送の8
chで行っている番組はアナログ放送の2chで行って
おり、ディジタル放送の30chで行っている番組はア
ナログ放送の61chで行っており、ディジタル放送の
41chで行っている番組はアナログ放送の17chで
行っていることを示している。
【0037】このように、本実施の形態のサイマルキャ
スト放送受信装置は、同時間帯に同じ番組を放送するデ
ィジタル放送のチャンネルとアナログ放送のチャンネル
との対応をつけるマッピング情報をEPGから予め作成
する。
【0038】一方、ユーザがディジタル放送の8chを
選局すると、ホストCPUはディジタルVSBチューナ
1に中心周波数183MHzのRF信号を後段のディジ
タルVSB復調回路2で処理を行うためのIF信号に変
換するためのディジタルVSB選局データを送信する。
このとき同時にホストCPUは同時放送を行っているア
ナログ放送の2chを選局するためにNTSCチューナ
5に中心周波数57MHzのRF信号を後段のNTSC
復調回路6で処理を行うためのIF信号に変換するため
のNTSC選局データを送信する。
【0039】そして、ディジタル映像信号処理回路4の
出力すなわちユーザが選局したディジタル放送番組と、
アナログ映像信号処理回路7の出力すなわちユーザが選
局したディジタル放送と同時に放送を行っているアナロ
グ放送番組を出力可能にしておく。
【0040】ディジタル放送を選局しているときはディ
ジタルVSB復調回路2からトランスポートデコーダ3
に送るトランスポートデータ(DATA、CLOCK、
VALID、PACKETSYNC、ERROR)が出
力されている。従来の技術で説明を行ったとおり、RS
復号で誤り訂正が不可能であった場合、すなわち1パケ
ットに11バイト以上の誤り情報シンボルが存在する場
合、PACKETSYNCがハイレベル出力期間にER
RORもハイレベル出力を行ってそれを表し、DATA
も入力信号をそのまま出力する。
【0041】ATSC規格によると、1.93×10-4
のセグメントエラー、すなわち1秒間に約2.5SER
であると、エラーが目で見える基準とされている。さら
に、SERがあるしきい値をこえると映像処理が不可能
になる。そこで、エラーカウンタ8は例えばPACKE
TSYNCを同期信号としてERRORフラグが立つパ
ケットをカウントしてホストCPU9に現状のディジタ
ルVSB復調状況を教える。
【0042】ホストCPU9はエラーカウンタ8から送
信されたERRORのレベルにより、あるしきい値を下
回っているときはディジタル放送を出力して、しきい値
を上回っているときはアナログ放送を出力するようにデ
ィジタル・アナログ放送切り替えスイッチ10に指示す
る信号を送信する。
【0043】ディジタル・アナログ放送切り替えスイッ
チ10はホストCPUから受信した信号によりディジタ
ル映像信号処理された映像を出力するか、アナログ映像
信号処理された映像を出力するかを決定する。
【0044】例えば、悪天候やゴーストなどで受信状態
が悪くなった場合にはERRORの数は多くなる可能性
があり、ホストCPU9およびディジタル・アナログ放
送切り替えスイッチ10はアナログ放送を出力するよう
になる。また、もとの状態に戻り受信状態がよくなりE
RRORの数が少なくなればディジタル放送を出力する
ように切り替える。
【0045】このように、ユーザが番組を視聴している
間、切り替えスイッチ19は、CPU9からの指示に従
って、ディジタル放送のERRORの頻度が多くなる
と、アナログ放送を表示するように切り替える。また、
ディジタル放送のERRORの頻度が少なくなると、デ
ィジタル放送を表示するように切り替える。
【0046】従来は、ディジタル放送番組は、悪天候な
どのために映像が途切れていたが、本実施の形態によれ
ば、ディジタル放送番組をサイマルキャストを行ってい
るアナログ放送に切り替えることによりブラックアウト
出力等を視聴するのではなく、同番組を視聴することが
可能となる。すなわち、サイマルキャスト放送の特徴を
いかしてユーザが選局した番組を環境の変化に関わらず
視聴することが可能となる。
【0047】なお、本実施の形態では、各局には同番組
をディジタル放送とアナログ放送で同時間帯に放送する
として説明したが、これに限らない。一部の局のみ同番
組をディジタル放送とアナログ放送で同時間帯に放送し
ても構わない。また、一部の番組のみディジタル放送と
アナログ放送で同時間帯に放送しても構わない。この場
合、同時間帯にディジタル放送とアナログ放送で同時間
帯に放送されている番組に関しては、本実施の形態を適
用することが出来る。
【0048】さらに、本実施の形態で、ディジタル放送
とアナログ放送を切り換えるあるしきい値は、ディジタ
ル放送から受信した映像の処理が不可能になる値である
として説明したが、これに限らない。あるしきい値をエ
ラーが目で見える基準である1秒間に約2.5SERに
設定しても構わない。要するに、あるしきい値として、
ユーザが番組を視聴していて見苦しくないような値に設
定しさせすればよい。
【0049】さらに、本実施の形態では、ディジタル放
送として、VSB変調されているとして説明したが、こ
れに限らない。QPSK変調など他の変調方式で変調さ
れていても構わない。要するに、ディジタル放送とし
て、ディジタル変調されていさえすればよい。
【0050】さらに、本実施の形態では、アナログ放送
として、NTSC変調されているとして説明したが、こ
れに限らない。PAL変調など他の変調方式で変調され
ていても構わない。要するに、アナログ放送として、ア
ナログ変調されていさえすればよい。
【0051】さらに、本実施の形態では、マッピング情
報をEPGから作成するとして説明したが、これに限ら
ない。同番組を同時間帯に放送するディジタル放送のチ
ャンネルとアナログ放送のチャンネルが決まっている場
合には、サイマルキャスト放送受信装置を購入して設置
する際に予めマッピング情報を設定しておいても構わな
い。
【0052】さらに、本実施の形態では、ユーザが番組
を視聴している間、切り替えスイッチ19は、CPU9
からの指示に従って、ディジタル放送のERRORの頻
度が多くなると、アナログ放送を表示するように切り替
える。また、ディジタル放送のERRORの頻度が少な
くなると、ディジタル放送を表示するように切り替える
として説明したがこれに限らない。アナログ放送の受信
ERRORをカウントするエラーカウンタを設け、、ア
ナログ放送の受信状態がディジタル放送の受信状態より
悪い場合で、ユーザが主としてアナログ放送を視聴して
いる際、切り替えスイッチ19は、CPU9からの指示
に従って、アナログ放送のERRORの頻度が多くなる
と、ディジタル放送を表示するように切り替える。ま
た、アナログ放送のERRORの頻度が少なくなると、
アナログ放送を表示するように切り替えても構わない。
このように、本実施の形態とは逆の切り替えを行っても
構わない。
【0053】さらに、本実施の形態のディジタルVSB
Tuner1は本発明のディジタル放送用チューナ手段
の例であり、本実施の形態のVSB復調回路2は本発明
のディジタル放送用復調手段の例であり、本実施の形態
のディジタル映像信号処理回路4は本発明のディジタル
信号処理手段の例であり、本実施の形態のNTSCTu
ner5は本発明のアナログ放送用チューナ手段の例で
あり、本実施の形態のNTSC復調回路6は本発明のア
ナログ放送用復調回路復調手段の例であり、本実施の形
態のアナログ映像信号処理回路7は本発明のアナログ映
像信号処理手段の例であり、本実施の形態のエラーカウ
ンタ8は本発明のエラーカウンタ手段の例であり、本実
施の形態のHostCPU9と切り替えるスイッチ10
は本発明の切り替え手段の例である。また、本実施の形
態のマッピング情報は本発明の対応情報の例である。
【0054】さらに、本発明のサイマルキャスト放送受
信装置の全部または一部の手段の全部または一部の機能
をコンピュータにより実行させるためのプログラム及び
/またはデータを担持した媒体であって、コンピュータ
により処理可能なことを特徴とする媒体も本発明に属す
る。
【0055】さらに、本発明のサイマルキャスト放送受
信装置の全部または一部の手段の全部または一部の機能
をコンピュータにより実行させるためのプログラム及び
/またはデータであることを特徴とする情報集合体も本
発明に属する。
【0056】さらに、本発明のデータとは、データ構
造、データフォーマット、データの種類などを含む。ま
た、本発明の媒体とは、ROM等の記録媒体、インター
ネット等の伝送媒体、光・電波・音波等の伝送媒体を含
む。また、本発明の担持した媒体とは、例えば、プログ
ラム及び/またはデータを記録した記録媒体、やプログ
ラム及び/またはデータを伝送する伝送媒体等を含む。
また本発明のコンピュータにより処理可能とは、例え
ば、ROMなどの記録媒体の場合であれば、コンピュー
タにより読みとり可能であることであり、伝送媒体の場
合であれば、伝送対象となるプログラム及び/またはデ
ータが伝送の結果として、コンピュータにより取り扱え
ることであることを含む。
【0057】さらに、上記実施の形態のサイマルキャス
ト放送受信装置の全部または一部のブロックの全部また
は一部の機能をコンピュータにより実行させるためのプ
ログラム及び/またはデータを記録したプログラム記録
媒体は、コンピュータにより読み取り可能であり、読み
取られた前記プログラム及び/またはデータが前記コン
ピュータと協動して前記機能を実行するプログラム記録
媒体であっても良い。
【0058】さらに、本発明の情報集合体とは、例え
ば、プログラム及び/またはデータ等のソフトウエアを
含むものである。
【0059】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、本発明は、ディジタル変調されたRF信号を受信す
る際、RF信号波が大きく乱れても、映像処理が途切れ
ないサイマルキャスト放送受信装置、媒体及び情報集合
体を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるサイマルキャスト放送受信装置
のブロック図である。
【図2】本発明における同番組を行っているディジタル
放送・アナログ放送マッピング説明図である。
【図3】従来例におけるデータフレーム構造図である。
【図4】従来例におけるディジタル放送受信装置のブロ
ック図である。
【図5】従来例におけるRS(207、187)に基づ
くトランスポートデータ出力図である。
【符号の説明】
1 ディジタルVSBチューナ 2 ディジタルVSB復調回路 3 トランスポートデコーダ 4 ディジタル映像信号処理回路 5 NTSCチューナ 6 NTSC復調回路 7 アナログ映像信号処理回路 8 エラーカウンタ 9 ホストCPU 10 ディジタル・アナログ放送切り替えスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 27/06 H04L 27/06 C 5K020 H04N 7/08 H04N 7/08 Z 7/081 A 7/025 7/13 A 7/03 7/035 7/24 (72)発明者 佐藤 博幸 香川県高松市古新町8番地の1 松下寿電 子工業株式会社内 Fターム(参考) 5C025 AA11 AA23 AA25 AA28 BA03 BA11 BA20 BA25 BA30 DA01 DA05 DA10 5C059 KK01 MA00 RF02 RF05 RF07 SS02 SS20 SS26 UA02 UA05 UA39 5C063 AA02 AA03 AB01 AB03 AB07 AB11 AB20 AC01 AC05 AC10 CA12 CA23 CA32 CA34 CA40 DA03 DA07 DA13 EB31 EB33 5K004 AA03 DA15 5K014 AA01 CA05 FA01 5K020 AA02 DD21 EE05 KK01 KK07

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル変調されたRF信号を受信
    し、ディジタル放送用IF信号に変換するディジタル放
    送用チューナ手段と、 前記変換されたディジタル放送用IF信号を復調するデ
    ィジタル放送用復調手段と、 前記復調されたデータを映像音声に変換するディジタル
    信号処理手段とを有するディジタル放送受信器と、 アナログ変調されたRF信号を受信し、アナログ放送用
    IF信号に変換するアナログ放送用チューナ手段と、 前記変換されたアナログ放送用IF信号を復調するアナ
    ログ放送用復調手段と、 前記復調された信号を映像音声に変換するアナログ映像
    信号処理手段とを有するアナログ放送受信器と、 前記ディジタル放送用復調手段及び/またはアナログ放
    送用復調手段から出力されるデータのエラーをカウント
    するエラーカウンタ手段と、 前記エラーカウンタ手段でカウントされたエラーの頻度
    に基づいて互いに対応するディジタル放送とアナログ放
    送のいずれを表示するかを切り換える切り替え手段とを
    備えたことを特徴とするサイマルキャスト放送受信装
    置。
  2. 【請求項2】 前記対応するとは、同じ時間帯に同じ番
    組を放送していることであることを特徴とする請求項1
    記載のサイマルキャスト放送受信装置。
  3. 【請求項3】 前記切り替え手段は、前記エラーの頻度
    が所定の値を超えた場合、前記ディジタル放送に対応す
    る前記アナログ放送に切り換え、 前記エラーの頻度が所定の値以下になった場合、前記ア
    ナログ放送に対応する前記ディジタル放送に切り換える
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のサイマルキ
    ャスト放送受信装置。
  4. 【請求項4】 ディジタル放送とアナログ放送の対応を
    示す対応情報を作成する対応情報作成手段を備え、 前記切り替え手段は、前記作成された対応情報を利用し
    て、前記互いに対応するディジタル放送とアナログ放送
    を切り換えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    に記載のサイマルキャスト放送受信装置。
  5. 【請求項5】 前記対応情報作成手段は、電子番組ガイ
    ドから前記対応情報を作成することを特徴とする請求項
    4記載のサイマルキャスト放送受信装置。
  6. 【請求項6】 前記ディジタル変調とは、ディジタルV
    SB変調であることを特徴とする請求項1〜5のいずれ
    かに記載のサイマルキャスト放送受信装置。
  7. 【請求項7】 前記アナログ変調とは、NTSC変調で
    あることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の
    サイマルキャスト放送受信装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載のサイマ
    ルキャスト放送受信装置の全部または一部の手段の全部
    または一部の機能をコンピュータにより実行させるため
    のプログラム及び/またはデータを担持した媒体であっ
    て、コンピュータにより処理可能なことを特徴とする媒
    体。
  9. 【請求項9】 請求項1〜7のいずれかに記載のサイマ
    ルキャスト放送受信装置の全部または一部の手段の全部
    または一部の機能をコンピュータにより実行させるため
    のプログラム及び/またはデータであることを特徴とす
    る情報集合体。
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