JP2000228765A - テレビ放送用送受信装置 - Google Patents

テレビ放送用送受信装置

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JP2000228765A JP2823599A JP2823599A JP2000228765A JP 2000228765 A JP2000228765 A JP 2000228765A JP 2823599 A JP2823599 A JP 2823599A JP 2823599 A JP2823599 A JP 2823599A JP 2000228765 A JP2000228765 A JP 2000228765A
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタルテレビ放送において、受信状態が劣
化した時、映像の乱れを極力抑制できるサービスを提供
する。 【解決手段】 1つのテレビ番組放送を伝送路に対して
異なる雑音耐性を持つ複数の信号にエンコードし、伝送
する。受信側では受信状態を検出し受信状態のレベルに
応じて映像を乱れなくデコードできる信号を自動的に選
択する。この際、選択する信号を決定するための受信状
態情報、信号を選択するための識別情報、およびテレビ
番組放送の番組識別情報は、あらかじめ送り側で生成
し、エンコードしたテレビ番組放送信号と多重して伝送
する。受信側では、これらの情報と現在の受信状態から
伝送レートを決定する。これによって、受信状態が良い
時には伝送レートの高い高画質な映像を視聴でき、受信
状態が悪い時には伝送レートが低いが雑音耐性の高い映
像を視聴でき、視聴映像の乱れを抑制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は衛星波及び地上波で
伝送するデジタルテレビ放送の送信装置及び受信装置に
関するものであり、例えば西暦2000年頃の放送開始
が計画されているBS−4後発機におけるHDTVのよ
うな高画質放送とSDTVのような標準画質放送の同時
放送を予定しているテレビ放送用送受信装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】国内をはじめ米国、欧州と世界中で開始
されているデジタルテレビ放送では、デジタル変調方
式、誤り訂正方式、デジタル多重化方式、デジタルエン
コード方式によりテレビ信号を様々な伝送レートでエン
コードでき、また異なるエラー耐性を持つ誤り訂正処理
を行うことが可能である。テレビ信号をエンコードする
際、高い伝送レートを割り当てることにより多くの情報
量を伝送することにより高画質のテレビ信号を伝送する
ことができ、また画質レベルを下げることにより低いレ
ートでの伝送が可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、高画質なテレ
ビ放送では高伝送レートの信号により標準放送と比較し
てより多くの情報を伝送するためテレビ放送を正しくデ
コードするためには標準放送以上の受信状態を必要とす
る。降雨減衰や障害物などにより受信状態が劣化する
際、アナログ放送では雑音が増加していき徐々に映像が
乱れていくがデジタル放送では複数のテレビ信号を圧縮
処理して多重しているため、分離抽出、伸長処理するた
めに重要な情報を正しく受信できなければテレビ信号を
全く再生できないか、あるいは画像が大きく乱れる。
【0004】本発明は、デジタルテレビ放送において受
信状態が悪い時でも受信映像の乱れを抑制するために、
受信状態が良い時は高画質モードの信号を受信し、受信
状態が悪い時は映像の乱れが少ない低画質モードの信号
を受信するという受信状態によって最適な信号を受信す
るテレビ放送用送受信装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、以下の構成とした。
【0006】請求項1記載の発明は、1つのテレビ番組
放送信号を異なる伝送レートの信号にエンコードし識別
情報を付与したエンコード信号を生成する少なくとも2
つ以上のエンコード手段と、異なる伝送レートのそれぞ
れの前記エンコード信号を識別する識別情報にそれぞれ
の前記識別情報で識別される前記エンコード信号を受信
側で正しくデコードするのに必要な受信状態を示す所要
受信状態情報を付与し、さらにテレビ番組の識別をする
ための番組識別情報を付与した識別制御情報信号を生成
する識別制御情報生成手段と、異なる伝送レートの前記
エンコード信号と前記識別制御情報信号を多重する多重
化手段と、前記多重化手段で多重した多重信号を伝送路
へ送信する送信手段と、前記伝送路で伝送される信号を
受信する受信手段と、前記受信手段で受信した受信信号
から受信状態を検出する受信状態検出手段と、前記受信
信号から前記識別制御情報信号および前記エンコード信
号を分離抽出する分離抽出手段と、視聴者が選択した番
組を識別する番組識別情報信号を発生する番組識別情報
信号発生手段と、前記受信状態検出手段で検出した受信
状態検出信号と前記分離抽出手段で分離抽出した前記識
別制御情報信号と前記番組識別情報信号発生手段で発生
した番組識別情報信号の番組識別情報より受信信号に多
重されている異なる伝送レートでエンコードされた信号
の中から正しくデコードできる前記エンコード信号を決
定する分離抽出信号決定手段と、前記分離抽出信号決定
手段で決定したエンコード信号の前記識別信号により前
記分離抽出手段で分離抽出した分離抽出エンコード信号
を前記テレビ番組放送信号の映像信号と音声信号にデコ
ードするデコード手段と、前記デコード手段でデコード
した前記映像信号と前記音声信号を表示および出力する
映像表示音声出力手段と、を具備する構成とした。
【0007】この構成により、受信状態が良い時は、高
伝送レートでエンコードした高画質な放送を視聴でき、
受信状態が悪い時は、低伝送レートでエンコードした画
質は低いが映像の乱れを抑制した放送を視聴できる。
【0008】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載のテレビ放送用送受信装置において、受信状態を検出
する手段としてC/N(CarriertoNoise
Ratio)検出手段を用いる構成とした。
【0009】この構成により、受信信号のC/N値が高
い時は高伝送レートでエンコードした高画質な放送を視
聴でき、受信信号のC/N値が低い時は低伝送レートで
エンコードした画質は低いが映像の乱れを抑制した放送
を視聴できる。
【0010】また、請求項4記載の発明は、請求項1記
載のテレビ放送用送受信装置において、識別制御情報生
成手段は受信状態の変化に対して伝送レートの異なるエ
ンコード信号間の切替えにおいて、受信状態が悪くなっ
た時に高伝送レートのエンコード信号から低伝送レート
のエンコード信号へ切り換えるときのしきい値と受信状
態が良くなった時に低伝送レートのエンコード信号から
高伝送レートのエンコード信号へ切り替える時のしきい
値とでは値が異なるヒステリシスな特性を持つ所要受信
状態情報を含む識別制御情報信号を生成し、分離信号決
定手段は前記識別制御情報信号に従って動作する構成と
した。
【0011】この構成により、抽出する放送信号を切り
替えるしきい値付近に受信状態がある場合、2つのモー
ド間を頻繁に切り換わることを防ぐことができ頻繁な切
り換わりによる映像の乱れを抑制することができる。
【0012】また、請求項5記載の発明は、請求項1ま
たは請求項4記載のテレビ放送用送受信装置において、
分離信号決定手段は受信状態検出手段が検出する受信状
態が変化しても一定時間以上、望ましくは少なくとも2
秒間以上変化した受信状態を維持しなければ分離抽出す
るエンコード信号を切り替えない構成とした。
【0013】この構成により、移動する障害物または瞬
間的な妨害による受信信号の遮断や受信信号への雑音が
発生した場合、抽出する放送信号を切り替えないためモ
ードの切替えによる映像の乱れを抑制することができ
る。
【0014】また、請求項6記載の発明は、請求項1記
載のテレビ放送用送受信装置において、受信状態を検出
する手段として受信信号の同期外れ率検出手段を用いる
構成とした。
【0015】この構成により、同期外れ率が低い時は高
伝送レートでエンコードした高画質な放送を視聴でき、
同期外れ率が高い時は低伝送レートでエンコードした画
質は低いが映像の乱れを抑制した放送を視聴できる。
【0016】また、請求項7の発明は、1つのテレビ番
組放送信号をエンコードし識別情報を付与したエンコー
ド信号を生成するエンコード手段と、前記エンコード信
号を識別する識別情報に前記エンコード信号を受信する
ための周波数値情報を付与し、さらにそれぞれの前記識
別情報で識別される前記エンコード信号を受信側で正し
くデコードするのに必要な受信状態を示す所要受信状態
情報を付与し、さらにテレビ番組の識別をするための番
組識別情報を付与した識別制御情報信号を生成する識別
制御情報生成手段と、前記エンコード信号と前記識別制
御情報を多重する多重化手段と、前記多重化手段で多重
した多重信号を少なくとも異なる2種類以上の誤り耐性
を持つ信号に変換する少なくとも2つ以上の誤り訂正情
報付加手段と、それぞれの前記誤り訂正情報付加手段で
生成した誤り訂正情報付加信号を伝送するチャンネルの
周波数に変調する変調手段と、前記変調手段で変調した
変調信号を伝走路へ出力する送信手段と、前記伝送路で
伝送する伝送信号を受信する受信手段と、前記受信手段
で受信した受信信号を復調する復調手段と、前記復調手
段で復調した復調信号から受信状態を検出する受信状態
検出手段と、前記復調信号に誤り訂正処理を行う誤り訂
正処理手段と、前記誤り訂正処理手段で誤り訂正処理を
行った誤り訂正処理信号から前記識別制御情報信号およ
び前記エンコード信号を分離抽出する分離抽出手段と、
視聴者が選択した番組を識別する番組識別情報信号を発
生する番組識別情報信号発生手段と、前記受信状態検出
手段で検出した受信状態検出信号と前記分離抽出手段で
分離抽出した前記識別制御情報信号と前記番組識別情報
信号発生手段で発生した番組識別情報信号の番組識別情
報より前記伝送信号で伝送される異なる誤り耐性の信号
のうち正しくデコードできる周波数の信号を決定し前記
受信手段に受信周波数を設定する受信周波数決定手段
と、前記受信周波数決定手段で決定した周波数の受信信
号を復調処理および誤り訂正処理したエンコード信号を
視聴者が選択した番組を識別する番組識別情報信号によ
り前記分離抽出手段で分離抽出した分離抽出エンコード
信号を前記テレビ番組放送信号の映像信号と音声信号に
デコードするデコード手段と、前記デコード手段でデコ
ードした前記映像信号と前記音声信号を表示および出力
する映像表示音声出力手段と、を具備する構成とした。
【0017】この構成により、受信状態が良い時は雑音
耐性の低いモードでエンコードした高画質な放送を視聴
でき、受信状態が悪い時は雑音耐性の高いモードでエン
コードした画質は低いが映像の乱れを抑制した放送を視
聴できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明のテレビ放送用送
受信装置の実施形態を図面を用いて具体的に説明する。
【0019】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1のテレビ放送用送受信装置のブロック図を示す。
【0020】最初に、この図1に示すテレビ放送用送受
信装置の接続構成を説明する。入力部101は、伝送レ
ートの異なる2つのエンコーダ102と103の入力に
接続されている。エンコーダ102の出力は、多重化部
105の第1の入力に接続されている。エンコーダ10
3の出力は、多重化部105の第2の入力に接続されて
いる。
【0021】識別制御情報生成部104の出力は、多重
化部105の第3の入力に接続されている。多重化部1
05の出力は、送信部106の入力に接続されている。
送信部106の出力は、伝送路107に接続されてい
る。伝送路107は、受信部108の入力に接続されて
いる。受信部108の第1の出力は、分離抽出部110
の第1の入力に接続され、受信部108の第2の出力
は、C/N検出部109の入力に接続されている。
【0022】C/N検出部109の出力は、分離抽出信
号決定部111の第1の入力に接続されている。分離抽
出部110の第2の入力は、分離抽出信号決定部111
の第1の出力が接続され、分離抽出部110の第1の出
力は、分離抽出信号決定部111の第2の入力に接続さ
れ、分離抽出信号決定部111の第3の入力は、番組識
別情報発生部112の出力が接続されている。分離抽出
部110の第2の出力は、デコード処理部113の入力
に接続されている。デコード処理部113の出力は、映
像表示音声出力部114の入力に接続されている。
【0023】次に、上記のように構成したテレビ放送用
送受信装置の動作について説明する。テレビ番組放送信
号は入力部101から入力され、エンコーダ102とエ
ンコーダ103へ入力される。エンコーダ102とエン
コーダ103は入力されたテレビ番組放送信号に対して
デジタル圧縮処理であるエンコード処理を行いそれぞれ
のエンコード信号に受信側で信号を抽出する時に使用す
る識別情報を付加する。
【0024】ここで、エンコーダ102とエンコーダ1
03では異なる伝送レートにそれぞれエンコード処理が
行われる。例えば、エンコーダ102は高画質モードと
して高伝送レートにエンコード処理し、エンコーダ10
3は標準画質モードとして低伝送レートにエンコード処
理を行う。識別制御情報生成部104は、エンコーダ1
02とエンコーダ103でエンコードした識別情報付き
の信号を受信側で抽出できるように、伝送するエンコー
ド信号の識別情報を生成し、それにエンコーダ102で
エンコードした高画質モードのエンコード信号が映像の
乱れなく正しくデコードできるために必要な受信状態を
示す所要C/N値情報を付与し、さらに視聴者が選択し
た番組を識別する番組識別情報を付与した識別制御情報
信号を生成する。
【0025】多重化部105は、識別制御情報生成部1
04で生成した識別制御情報信号をエンコーダ102と
エンコーダ103でエンコードした信号と多重する。多
重化した信号は送信部106で変調され伝送路へ出力さ
れる。受信部108は、伝送路107で伝送された信号
を受信、復調する。C/N検出部109は、受信部10
8で復調した信号から受信信号のC/N値を検出する。
分離抽出部110は、受信部108が出力した復調信号
に多重されている識別制御情報生成部104で生成した
識別制御情報を抽出する。番組識別情報発生部112
は、視聴者が選択した番組の番組識別情報信号を発生す
る。
【0026】分離抽出信号決定部111は、番組識別情
報発生部112が発生した視聴者が選択した番組の番組
識別情報をもとに分離抽出部110で抽出した識別制御
情報から異なる伝送レートでエンコードされ、多重され
ている高画質モードのエンコード信号と標準画質モード
のエンコード信号の識別情報と高画質モードのエンコー
ド信号を正しくデコードするために必要な所要C/N値
情報を取得する。
【0027】そして、C/N検出部109が検出した受
信信号のC/N値が、所要C/N値以上であれば高画質
モードのエンコード信号を抽出するように高画質モード
のエンコード信号の識別情報を分離抽出部110へ出力
し、受信信号のC/N値が、所要C/N値より小さけれ
ば標準画質モードのエンコード信号を抽出するように標
準画質モードのエンコード信号の識別情報を分離抽出部
110へ出力する。
【0028】分離抽出部110は、その識別情報信号で
識別されるエンコード信号を分離抽出し、デコード処理
部113へ出力する。デコード処理部113は、分離抽
出部110で抽出されたエンコード信号をデコード処理
し、映像表示音声出力部114へ出力する。映像表示音
声出力部114は、デコード処理部113でデコードさ
れたテレビ番組放送の映像と音声のデコード信号を表
示、出力する。
【0029】これを、図を用いて具体的に説明する。テ
レビ番組放送信号をエンコーダ102とエンコーダ10
3で高画質モードと標準画質モードの異なる伝送レート
でエンコードしそれぞれのエンコード信号を識別する識
別情報を付与する。高画質モードである高伝送レートで
エンコードした信号は標準画質モードである低伝送レー
トでエンコードした信号より情報量が多いため伝走路の
伝送信号レートの帯域を占める割合が多い。
【0030】例えば、伝送路107の伝送信号レートが
40Mbpsで高画質モードの伝送レートが20Mbp
s、標準画質モードの伝送レートが5Mbpsの場合、
伝送路の伝送信号帯域の占有率はトータルで図2に示す
ようになる。情報の発生頻度が高いと雑音の影響や弱電
界による信号電力の減衰による受信状態の劣化による情
報誤りの確率も高くなるため情報頻度が高い高伝送レー
トの信号を伝送する場合には、低伝送レートの信号を伝
送する場合に比べて良好な受信状態が必要となる。
【0031】従って,高伝送レートの信号を受信側でテ
レビ番組放送信号の映像を乱れることなく正しくデコー
ドするための所要C/N値は,低伝送レートの信号の所
要C/N値より高い値を必要とする。識別制御情報生成
部104は、高画質モードのエンコード信号と標準画質
モードのエンコード信号の識別情報にそれぞれの所要C
/N値を付与し、さらにエンコードしたテレビ番組放送
を識別する番組識別情報を付与した図3に示すような識
別制御情報を各エンコード信号と共に105の多重化部
で多重する。
【0032】受信側では、番組識別情報発生部112が
発生した番組識別情報をもとに受信部108で復調した
多重信号から分離抽出部110が図3に示すような識別
制御情報を抽出する。伝送レートと所要C/N値との関
係は図4のようになる。検出C/N値が所要C/N値以
上であれば、分離抽出部110は識別情報がS1である
高画質モードのエンコード信号を抽出し、検出C/N値
が所要C/N値より小さければ、分離抽出部110は識
別情報がS2である標準画質モードのエンコード信号を
抽出するように分離抽出信号決定部111は、分離抽出
するエンコード信号の識別情報を決定する。
【0033】そして、抽出したエンコード信号をデコー
ド処理部113でデコード処理し、映像表示音声出力部
114でテレビ番組放送の映像と音声を出力する。
【0034】このように、実施の形態1によれば、受信
状態が良い時は高画質モードの映像を視聴でき、受信状
態が悪い時は画質は標準画質モードになるが映像の乱れ
が少ない映像に切り替えるため受信状態の劣化による映
像の乱れを抑制することができる。
【0035】(実施の形態2)図6は、本発明の実施の
形態2のテレビ放送用送受信装置における識別制御情報
生成部で生成する識別制御情報を示す。
【0036】テレビ放送用送受信装置のブロック図は実
施の形態1と同様であるので省略する。
【0037】実施の形態1と異なる点は、識別制御情報
生成部104は、エンコーダ102とエンコーダ103
でエンコードした識別情報付きの信号を受信側で抽出で
きるように、伝送するエンコード信号の識別情報生成
し、それにエンコーダ102とエンコーダ103でエン
コードしたそれぞれの信号が映像の乱れなく正しくデコ
ードできるために必要な受信状態を示すそれぞれの所要
C/N値情報を付与し、さらに視聴者が選択した番組を
識別する番組識別情報を付与した識別制御情報信号を生
成する。
【0038】ここで、各エンコード信号の所要C/N値
情報は、図6に示すように高画質モードのエンコード信
号の抽出から標準画質モードのエンコード信号の抽出に
切り換わる所要C/N値と標準画質モードのエンコード
信号の抽出から高画質モードのエンコード信号の抽出に
切り換わる所要C/N値とで別々の値を持つ識別制御情
報信号である点である。
【0039】そして、分離抽出信号決定部111は、番
組識別情報発生部112が発生した視聴者が選択した番
組の番組識別情報とC/N検出部109が検出した受信
信号のC/N値から分離抽出部110で分離抽出した識
別制御情報の中の所要C/N値の条件を満たすエンコー
ド信号の識別情報を決定する。そして、決定した分離抽
出するエンコード信号の識別情報信号を分離抽出部11
0へ出力する。その他は、実施の形態1と同様に動作す
る。
【0040】これを、図を用いて具体的に説明する。図
5に示すように受信信号のC/N検出値がエンコード信
号の所要C/N値付近にあり、短時間の間に所要C/N
値をまたがってふらつく時、高画質モードのエンコード
信号の抽出と標準画質モードのエンコード信号の抽出へ
の切り換わりが頻繁に行われかえって映像を乱すことに
なる。
【0041】そこで、図6に示すように高画質モードか
ら標準画質モードへ切り換わる所要C/N値と標準画質
モードから高画質モードへ切り換わる所要C/N値を別
々の値にして、分離抽出信号決定部111に図7に示す
ようなヒステリシスな特性を持たせることにより頻繁な
切り換わりによる映像の乱れを抑制することができる。
【0042】(実施の形態3)テレビ放送用送受信装置
のブロック図は実施の形態1と同様であるので省略す
る。
【0043】実施の形態1および実施の形態2と異なる
点は、C/N検出部109で検出するC/N値の変化に
より分離抽出する信号を切り換えるのは切り変わる際の
C/N値の状態を一定時間維持した場合である点であ
る。
【0044】図8に示すように移動物体などによる瞬間
的なC/N値の低下が発生した場合、実施の形態1およ
び実施の形態2の構成でも分離抽出するエンコード信号
を切り替える。しかし、瞬時にC/N値は元の状態に戻
るため、再度切り換わる。従って、こういった場合は切
り替えないほうが映像の乱れが少なくてすむ。
【0045】(実施の形態4)図9は、本発明の実施の
形態4のテレビ放送用送受信装置のブロック図を示す。
【0046】実施の形態1、実施の形態2、実施の形態
3と異なる点は、識別制御情報生成部904は、エンコ
ーダ102とエンコーダ103でエンコードした識別情
報付きの信号を受信側で抽出できるように、伝送するエ
ンコード信号の識別情報生成し、それにエンコーダ10
2でエンコードした高画質モードのエンコード信号が映
像の乱れなく正しくデコードできるために必要な受信状
態を示す所要C/N値情報の変わりに同期外れ率情報を
付与し、さらに視聴者が選択した番組を識別する番組識
別情報を付与した識別制御情報信号を生成する点と、受
信状態の検出をC/N検出部109の変わりに同期外れ
検出部909とした点である。
【0047】同期外れ検出部909が検出した受信信号
の同期外れ率が、所要同期外れ率以下であれば高画質モ
ードのエンコード信号を抽出するように高画質モードの
エンコード信号の識別情報を分離抽出部110へ出力
し、受信信号の同期外れ率が、所要同期外れ率より大き
ければ標準画質モードのエンコード信号を抽出するよう
に標準画質モードのエンコード信号の識別情報を分離抽
出部110へ出力する。その他の部分の動作について
は、実施の形態1と同様であり同じ番号の符号を付与し
てある。
【0048】識別制御情報生成部904は、高画質モー
ドのエンコード信号と標準画質モードのエンコード信号
の識別情報に高画質モードのエンコード信号の所要同期
外れ率情報を付与し、さらにエンコードしたテレビ番組
放送を識別する番組識別情報を付与した図10に示すよ
うな識別制御情報を各エンコード信号と共に105の多
重化部で多重する。
【0049】受信側では、番組識別情報発生部112が
発生した番組識別情報をもとに受信部108で復調した
多重信号から分離抽出部110が図10に示すような識
別制御情報を抽出する。伝送レート即ち画質モードと同
期外れ率との関係は図11のようになる。検出した同期
外れ率が高画質モードのエンコード信号を映像を乱れな
くデコードできる所要同期外れ率値以下であれば、分離
抽出部110は識別情報がS1である高画質モードのエ
ンコード信号を抽出し、検出した同期外れ率が所要同期
外れ率値より大きければ、分離抽出部110は識別情報
がS2である標準画質モードのエンコード信号を抽出す
るように分離抽出信号決定部111は、分離抽出するエ
ンコード信号の識別情報を決定する。
【0050】そして、抽出したエンコード信号をデコー
ド処理部113でデコード処理し、映像表示音声出力部
114でテレビ番組放送の映像と音声を出力する。
【0051】このように、実施の形態4によれば、受信
状態が良い時は高画質モードの映像を視聴でき、受信状
態が悪い時は画質は標準画質モードになるが映像の乱れ
が少ない映像に切り替えるため受信状態の劣化による映
像の乱れを抑制することができるという実施の形態1と
同様の効果を得ることができる。
【0052】(実施の形態5)図12は、本発明の実施
の形態5のテレビ放送用送受信装置のブロック図を示
す。
【0053】最初に、この図12に示すテレビ放送用送
受信装置の接続構成を説明する。入力部1201は、エ
ンコーダ1202の入力に接続されている。エンコーダ
1202の出力は、多重化部1204の第1の入力に接
続されている。識別制御情報生成部1203の出力は、
多重化部1204の第2の入力に接続されている。多重
化部1204の出力は、誤り訂正部1205と誤り訂正
部1206の入力に接続されている。誤り訂正部120
5の出力は、変調部1207の入力に接続されている。
誤り訂正部1206の出力は、変調部1208の入力に
接続されている。
【0054】変調部1207の出力は、送信部1209
の第1の入力に接続されている。変調部1208の出力
は、送信部1209の第2の入力に接続されている。送
信部1209の出力は、伝送路1210に接続されてい
る。伝送路1210は、受信部1211の第1の入力に
接続されている。受信部1211の出力は、復調部12
12の入力に接続されている。復調部1212の第1の
出力は、誤り訂正部1213の入力に接続され、復調部
1212の第2の出力は、C/N検出部1215の入力
に接続されている。
【0055】誤り訂正部1213の出力は分離抽出部1
214の第1の入力に接続されている。分離抽出部12
14の第1の出力は、受信周波数決定部1216の第1
の入力に接続され、分離抽出部1214の第2の出力
は、デコード処理部1218の入力に接続されている。
【0056】C/N検出部1215の出力は、受信周波
数決定部1216の第2の入力に接続されている。受信
周波数決定部1216の第1の出力は、分離抽出部12
14の第2の入力に接続され、受信周波数決定部121
6の第2の出力は、受信部1211の第2の入力に接続
されている。視聴者番組選択部1217の出力は、受信
周波数決定部1216の第3の入力に接続されている。
デコード処理部1218の出力は、映像表示音声出力部
1219の入力に接続されている。
【0057】次に、上記のように構成したテレビ放送用
送受信装置の動作について説明する。テレビ番組放送信
号は入力部1201から入力され、エンコーダ1202
へ入力される。エンコーダ1202は入力されたテレビ
番組放送信号に対してデジタル圧縮処理であるエンコー
ド処理を行いエンコード信号に信号を抽出する時に使用
する識別情報を付加する。
【0058】エンコーダ1202でエンコードしたエン
コード信号は、識別制御情報生成部1203で生成した
識別制御情報と多重化部1204で多重化する。多重化
部1204で多重化した多重信号は、誤り訂正処理部1
205と誤り訂正処理部1206でそれぞれ伝送路に対
して異なる誤り耐性を持つ誤り訂正処理を行い,変調部
1207と変調部1208でそれぞれ異なる周波数に変
調する。
【0059】例えば、誤り訂正処理部1205は高画質
モードとして誤り耐性の低い誤り訂正処理を施し、誤り
訂正処理部1206は標準画質モードとして誤り耐性の
高い誤り訂正処理を施す。そして、送信部1209より
伝走路1210へ送信する。識別制御情報生成部120
3は、エンコーダ1202でエンコードした識別情報付
きの信号を受信側で抽出できるように、伝送するエンコ
ード信号の識別情報とそのエンコード信号を受信する受
信周波数情報を生成し、それにエンコード信号を正しく
デコードできるために必要な受信状態を示す所要C/N
値情報を付与し、さらに視聴者が選択した番組を識別す
る番組識別情報を付与した識別制御情報信号を生成す
る。受信部1211は、伝送路1210で伝送された信
号を受信する。
【0060】復調部1212は,受信部1211が受信
した受信信号を復調する。C/N検出部1215は、復
調部1212で復調した信号から復調信号のC/N値を
検出する。誤り訂正部1213は、復調部1212が復
調した復調信号に対して誤り訂正処理を行う。分離抽出
部1214は、誤り訂正部1213が誤り訂正処理した
誤り訂正処理信号に多重されている識別制御情報生成部
1203で生成した識別制御情報を抽出する。番組識別
情報発生部1217は、視聴者が選択した番組の番組識
別情報信号を発生する。
【0061】受信周波数決定部1216は、番組識別情
報発生部1217が発生した視聴者が選択した番組の番
組識別情報をもとに分離抽出部1214で抽出した識別
制御情報から異なる誤り耐性を持つ誤り訂正処理を施
し、異なる周波数に変調にした高画質モードの周波数信
号と標準画質モードの周波数信号の受信周波数情報と高
画質モードの周波数信号を正しくデコードするために必
要な所要C/N値情報を取得する。
【0062】そして、C/N検出部1215が検出した
受信信号のC/N値が、所要C/N値以上であれば高画
質モードの周波数信号を受信するように高画質モードの
受信信号の周波数情報を受信部1211へ出力し、高画
質モードのエンコード信号を抽出するように高画質モー
ドのエンコード信号の識別情報を分離抽出部1214へ
出力する。受信信号のC/N値が、所要C/N値より小
さければ標準画質モードの周波数信号を受信するように
標準画質モードの受信信号の周波数情報を受信部121
1へ出力し、標準画質モードのエンコード信号を抽出す
るように標準画質モードのエンコード信号の識別情報を
分離抽出部1214へ出力する。
【0063】受信部1211は、その周波数情報で受信
する受信信号を受信する。分離抽出部1214は、その
識別情報信号で識別されるエンコード信号を分離抽出
し、デコード処理部1218へ出力する。デコード処理
部1218は、分離抽出部1214で抽出されたエンコ
ード信号をデコード処理し、映像表示音声出力部121
9へ出力する。映像表示音声出力部1219は、デコー
ド処理部1218でデコードされたテレビ番組放送の映
像と音声のデコード信号を表示、出力する。
【0064】これを、図を用いて具体的に説明する。テ
レビ番組放送信号を誤り訂正処理部1205と誤り訂正
処理部1206で高画質モードと標準画質モードの異な
る誤り耐性を持つ誤り訂正処理を施し、異なる周波数に
変調して伝送する。誤り耐性の高い誤り訂正処理では、
誤り訂正処理に使用する情報が多くなるため伝送帯域を
占める割合が多くなり、それとあいまって映像情報を伝
送する帯域が少なくなってしまう。
【0065】従って、高画質な映像を伝送することがで
きない。反対に誤り耐性の低い誤り訂正処理では、誤り
訂正処理に使用する情報が少ないため伝送帯域を占める
割合が少なくなり、それだけ映像情報を伝送する帯域が
多くなるため高画質な映像を伝送することができる。よ
って、誤り耐性の低い高画質な映像を伝送する場合に
は、誤り耐性の高い低画質な映像を伝送する場合に比べ
て良好な受信状態が必要となる。従って,高画質モード
の信号を受信側でテレビ番組放送信号の映像を乱れるこ
となく正しくデコードするための所要C/N値は,低画
質モードの信号の所要C/N値より高い値を必要とす
る。
【0066】識別制御情報生成部1203は、高画質モ
ードのエンコード信号と標準画質モードのエンコード信
号の識別情報と受信周波数情報に高画質モードの所要C
/N値を付与し、さらにエンコードしたテレビ番組放送
を識別する番組識別情報を付与した図13に示すような
識別制御情報をエンコード信号と共に1204の多重化
部で多重する。受信側では、番組識別情報発生部121
7が発生した番組識別情報をもとに受信部1211で受
信し、復調部1212で復調し、誤り訂正部1213で
誤り訂正処理した誤り訂正処理信号から分離抽出部12
14が図13に示すような識別制御情報を抽出する。
【0067】画質モードと所要C/N値との関係は実施
の形態1における図4と同様になる。検出C/N値が所
要C/N値以上であれば、分離抽出部1214は識別情
報がS1、受信周波数がF1である高画質モードのエン
コード信号を受信、抽出し、検出C/N値が所要C/N
値より小さければ、分離抽出部1214は識別情報がS
2、受信周波数がF2である標準画質モードのエンコー
ド信号を受信、抽出するように受信周波数決定部121
6は、受信、分離抽出するエンコード信号の識別情報と
受信周波数を決定する。そして、抽出したエンコード信
号をデコード処理部1218でデコード処理し、映像表
示音声出力部1219でテレビ番組放送の映像と音声を
出力する。
【0068】このように、実施の形態5によれば、受信
状態が良い時は高画質モードの映像を視聴でき、受信状
態が悪い時は画質は標準画質モードになるが映像の乱れ
が少ない映像に切り替えるため受信状態の劣化による映
像の乱れを抑制することができるという実施の形態1、
実施の形態4と同様の効果を得ることができる。
【0069】(実施の形態6)図14は、本発明の実施
の形態6のテレビ放送用送受信装置のブロック図を示
す。
【0070】実施の形態5と異なる点は、識別制御情報
生成部1203は、エンコーダ1202でエンコードし
た識別情報付きの信号を受信側で抽出できるように、伝
送するエンコード信号の識別情報とそのエンコード信号
を受信する受信周波数情報を生成し、それにエンコード
信号を正しくデコードできるために必要な受信状態を示
す所要C/N値情報変わりに同期外れ率情報を付与し、
さらに視聴者が選択した番組を識別する番組識別情報を
付与した識別制御情報信号を生成する点と、受信状態の
検出をC/N検出部1215の変わりに同期外れ率検出
部1415とした点である。
【0071】同期外れ率検出部1415が検出した受信
信号の同期外れ率が、所要同期外れ率以下であれば高画
質モードのエンコード信号を受信、抽出するように高画
質モードのエンコード信号の受信周波数情報を受信部1
211へ出力し、識別情報を分離抽出部1214へ出力
する。受信信号の同期外れ率が、所要同期外れ率より大
きければ標準画質モードのエンコード信号を受信、抽出
するように標準画質モードのエンコード信号の受信周波
数情報を受信部1211へ出力し、識別情報を分離抽出
部1214へ出力する。その他の部分の動作について
は、実施の形態5と同様であり同じ番号の符号を付与し
てある。
【0072】識別制御情報生成部1403は、高画質モ
ードのエンコード信号と標準画質モードのエンコード信
号の識別情報にそれぞれの受信周波数情報を付与し、高
画質モードの所要同期外れ率情報を付与し、さらにエン
コードしたテレビ番組放送を識別する番組識別情報を付
与した図15に示すような識別制御情報を各エンコード
信号と共に1204の多重化部で多重する。
【0073】受信側では、番組識別情報発生部1217
が発生した番組識別情報をもとに分離抽出部1214が
図15に示すような識別制御情報を抽出する。画質モー
ドと同期外れ率との関係は実施の形態4における図11
と同様になる。検出した同期外れ率が高画質モードのエ
ンコード信号を映像を乱れなくデコードできる所要同期
外れ率値以下であれば、分離抽出部1214は識別情報
がS1である高画質モードのエンコード信号を受信、抽
出し、検出した同期外れ率が所要同期外れ率値より大き
ければ、分離抽出部1214は識別情報がS2である標
準画質モードのエンコード信号を受信、抽出するように
分離抽出信号決定部1216は、分離抽出するエンコー
ド信号の受信周波数と識別情報を決定する。
【0074】そして抽出したエンコード信号をデコード
処理部1218でデコード処理し、映像表示音声出力部
1219でテレビ番組放送の映像と音声を出力する。
【0075】このように、実施の形態6によれば、受信
状態が良い時は高画質モードの映像を視聴でき、受信状
態が悪い時は画質は標準画質モードになるが映像の乱れ
が少ない映像に切り替えるため受信状態の劣化による映
像の乱れを抑制することができるという実施の形態1、
実施の形態4、実施の形態5と同様の効果を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るテレビ放送用送受
信装置のブロック図
【図2】上記実施の形態に係る伝送信号におけるエンコ
ード信号の占有状態を示す図
【図3】上記実施の形態に係る識別制御情報のイメージ
【図4】上記実施の形態に係るC/N検出値と画質モー
ドの切替えを表す図
【図5】上記実施の形態に係るC/N検出値と画質モー
ドの切替えを表す図
【図6】本発明の実施の形態2に係る識別制御情報のイ
メージ図
【図7】上記実施の形態に係るC/N検出値と画質モー
ドの切替えを表す図
【図8】上記実施の形態に係るC/N検出値と画質モー
ドの切替えを表す図
【図9】本発明の実施の形態4に係るテレビ放送用送受
信装置のブロック図
【図10】上記実施の形態に係る識別制御情報のイメー
ジ図
【図11】上記実施の形態に係る同期外れ率と画質モー
ドの切替えを表す図
【図12】本発明の実施の形態5に係るテレビ放送用受
信装置のブロック図
【図13】上記実施の形態に係る識別制御情報のイメー
ジ図
【図14】本発明の実施の形態6に係るテレビ放送用受
信装置のブロック図
【図15】上記実施の形態に係る識別制御情報のイメー
ジ図
【符号の説明】
101 入力部 102 エンコーダ 103 エンコーダ 104 識別制御情報生成部 105 多重化部 106 送信部 107 伝送路 108 受信部 109 C/N検出部 110 分離抽出部 111 分離抽出信号決定部 112 番組識別情報発生部 113 デコード処理部 114 映像表示音声出力部 904 識別制御情報生成部 909 同期外れ率検出部 1201 入力部 1202 エンコーダ 1203 識別制御情報生成部 1204 多重化部 1205 誤り訂正部 1206 誤り訂正部 1207 変調部 1208 変調部 1209 送信部 1210 伝送路 1211 受信部 1212 復調部 1213 誤り訂正部 1214 分離抽出部 1215 C/N検出部 1216 受信周波数決定部 1217 番組識別情報発生部 1218 デコード処理部 1219 映像表示音声出力部 1403 識別制御情報生成部 1415 同期外れ率検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/24 H04N 7/13 A Fターム(参考) 5C025 BA11 BA14 BA18 BA28 DA01 DA04 5C059 KK00 MA00 PP04 RA04 RB01 RC01 RC24 RD03 RF01 SS02 UA05 5C064 BA01 BB05 BC20 BC21 BC27 BD07 BD08 BD09 BD14 5K061 AA04 BB07 BB10 BB17 CC45 CD04

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つのテレビ番組放送信号を異なる伝送
    レートの信号にエンコードし識別情報を付与したエンコ
    ード信号を生成する少なくとも2つ以上のエンコード手
    段と、異なる伝送レートのそれぞれの前記エンコード信
    号を識別する識別情報にそれぞれの前記識別情報で識別
    される前記エンコード信号を受信側で正しくデコードす
    るのに必要な受信状態を示す所要受信状態情報を付与
    し、さらにテレビ番組の識別をするための番組識別情報
    を付与した識別制御情報信号を生成する識別制御情報生
    成手段と、異なる伝送レートの前記エンコード信号と前
    記識別制御情報信号を多重する多重化手段と、前記多重
    化手段で多重した多重信号を伝送路へ送信する送信手段
    と、前記伝送路で伝送される信号を受信する受信手段
    と、前記受信手段で受信した受信信号から受信状態を検
    出する受信状態検出手段と、前記受信信号から前記識別
    制御情報信号および前記エンコード信号を分離抽出する
    分離抽出手段と、視聴者が選択した番組を識別する番組
    識別情報信号を発生する番組識別情報信号発生手段と、
    前記受信状態検出手段で検出した受信状態検出信号と前
    記分離抽出手段で分離抽出した前記識別制御情報信号と
    前記番組識別情報信号発生手段で発生した番組識別情報
    信号の番組識別情報より受信信号に多重されている異な
    る伝送レートでエンコードされた信号の中から正しくデ
    コードできる前記エンコード信号を決定する分離抽出信
    号決定手段と、前記分離抽出信号決定手段で決定したエ
    ンコード信号の前記識別信号により前記分離抽出手段で
    分離抽出した分離抽出エンコード信号を前記テレビ番組
    放送信号の映像信号と音声信号にデコードするデコード
    手段と、前記デコード手段でデコードした前記映像信号
    と前記音声信号を表示および出力する映像表示音声出力
    手段と、を具備したことを特徴とするテレビ放送用送受
    信装置。
  2. 【請求項2】 伝送路は衛星波または地上波を用いるこ
    とを特徴とする請求項1記載のテレビ放送用送受信装
    置。
  3. 【請求項3】 受信側で正しくデコードするのに必要な
    受信状態を示す所要受信状態情報および受信側での受信
    状態の検出はC/N値を用いることを特徴とする請求項
    1および請求項2記載のテレビ放送用送受信装置。
  4. 【請求項4】 識別制御情報生成手段は受信状態の変化
    に対して伝送レートの異なるエンコード信号間の切替え
    において、受信状態が悪くなった時に高伝送レートのエ
    ンコード信号から低伝送レートのエンコード信号へ切り
    換えるときのしきい値と受信状態が良くなった時に低伝
    送レートのエンコード信号から高伝送レートのエンコー
    ド信号へ切り替える時のしきい値とでは値が異なるヒス
    テリシスな特性を持つ所要受信状態情報を含む識別制御
    情報信号を生成し、分離信号決定手段は前記識別制御情
    報信号に従って動作することを特徴とする請求項1、請
    求項2および請求項3記載のテレビ放送用送受信装置。
  5. 【請求項5】 分離信号決定手段は受信状態検出手段が
    検出する受信状態が変化しても一定時間以上、望ましく
    は少なくとも2秒間以上変化した受信状態を維持しなけ
    れば分離抽出するエンコード信号を切り替えないことを
    特徴とする請求項1、請求項2、請求項3および請求項
    4記載のテレビ放送用送受信装置。
  6. 【請求項6】 受信側で正しくデコードするのに必要な
    受信状態を示す所要受信状態情報および受信側での受信
    状態の検出は受信信号の同期外れ率を用いることを特徴
    とする請求項1、請求項2、請求項4および請求項5記
    載のテレビ放送用送受信装置。
  7. 【請求項7】 1つのテレビ番組放送信号をエンコード
    し識別情報を付与したエンコード信号を生成するエンコ
    ード手段と、前記エンコード信号を識別する識別情報に
    前記エンコード信号を受信するための周波数値情報を付
    与し、さらにそれぞれの前記識別情報で識別される前記
    エンコード信号を受信側で正しくデコードするのに必要
    な受信状態を示す所要受信状態情報を付与し、さらにテ
    レビ番組の識別をするための番組識別情報を付与した識
    別制御情報信号を生成する識別制御情報生成手段と、前
    記エンコード信号と前記識別制御情報を多重する多重化
    手段と、前記多重化手段で多重した多重信号を少なくと
    も異なる2種類以上の誤り耐性を持つ信号に変換する少
    なくとも2つ以上の誤り訂正情報付加手段と、それぞれ
    の前記誤り訂正情報付加手段で生成した誤り訂正情報付
    加信号を伝送するチャンネルの周波数に変調する変調手
    段と、前記変調手段で変調した変調信号を伝走路へ出力
    する送信手段と、前記伝送路で伝送する伝送信号を受信
    する受信手段と、前記受信手段で受信した受信信号を復
    調する復調手段と、前記復調手段で復調した復調信号か
    ら受信状態を検出する受信状態検出手段と、前記復調信
    号に誤り訂正処理を行う誤り訂正処理手段と、前記誤り
    訂正処理手段で誤り訂正処理を行った誤り訂正処理信号
    から前記識別制御情報信号および前記エンコード信号を
    分離抽出する分離抽出手段と、視聴者が選択した番組を
    識別する番組識別情報信号を発生する番組識別情報信号
    発生手段と、前記受信状態検出手段で検出した受信状態
    検出信号と前記分離抽出手段で分離抽出した前記識別制
    御情報信号と前記番組識別情報信号発生手段で発生した
    番組識別情報信号の番組識別情報より前記伝送信号で伝
    送される異なる誤り耐性の信号のうち正しくデコードで
    きる周波数の信号を決定し前記受信手段に受信周波数を
    設定する受信周波数決定手段と、前記受信周波数決定手
    段で決定した周波数の受信信号を復調処理および誤り訂
    正処理したエンコード信号を視聴者が選択した番組を識
    別する番組識別情報信号により前記分離抽出手段で分離
    抽出した分離抽出エンコード信号を前記テレビ番組放送
    信号の映像信号と音声信号にデコードするデコード手段
    と、前記デコード手段でデコードした前記映像信号と前
    記音声信号を表示および出力する映像表示音声出力手段
    と、を具備したことを特徴とするテレビ放送用送受信装
    置。
  8. 【請求項8】 伝送路は衛星波または地上波を用いるこ
    とを特徴とする請求項7記載のテレビ放送用送受信装
    置。
  9. 【請求項9】 受信側で正しくデコードするのに必要な
    受信状態を示す所要受信状態情報および受信側での受信
    状態の検出はC/N値を利用することを特徴とする請求
    項7および請求項8記載のテレビ放送用送受信装置。
  10. 【請求項10】 識別制御情報生成手段は受信状態の変
    化に対して伝送レートの異なるエンコード信号間の切替
    えにおいて、受信状態が悪くなった時に高伝送レートの
    エンコード信号から低伝送レートのエンコード信号へ切
    り換えるときのしきい値と受信状態が良くなった時に低
    伝送レートのエンコード信号から高伝送レートのエンコ
    ード信号へ切り替える時のしきい値とでは値が異なるヒ
    ステリシスな特性を持つ所要受信状態情報を含む識別制
    御情報信号を生成し、分離信号決定手段は前記識別制御
    情報信号に従って動作することを特徴とする請求項7、
    請求項8および請求項9記載のテレビ放送用送受信装
    置。
  11. 【請求項11】 分離信号決定手段は受信状態検出手段
    が検出する受信状態が変化しても少なくとも2秒間以上
    変化した受信状態を維持しなければ分離抽出するエンコ
    ード信号を切り替えないことを特徴とする請求項7、請
    求項8、請求項9および請求項10記載のテレビ放送用
    送受信装置。
  12. 【請求項12】 受信側で正しくデコードするのに必要
    な受信状態を示す所要受信状態情報および受信側での受
    信状態の検出は受信信号の同期外れ率を用いることを特
    徴とする請求項7、請求項8、請求項10および請求項
    11記載のテレビ放送用送受信装置。
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