JP2005217285A - 可撓配線板およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 端子の露出によるリーク等の不具合を低減することができる可撓配線板およびその製造方法を提供する。
【解決手段】 配線パターン3が形成されたベースフィルム2上に、前記配線パターン3をその端子3aを除いて被覆するカバーフィルム4が、粘着材5を介して貼り付けられ、前記配線パターン3における前記端子3a上に、めっき7が施された可撓配線板15において、少なくとも前記粘着材5の前記端子3a上へのはみ出し部位12を被覆する被覆部材16を備えた。
【選択図】 図1
【解決手段】 配線パターン3が形成されたベースフィルム2上に、前記配線パターン3をその端子3aを除いて被覆するカバーフィルム4が、粘着材5を介して貼り付けられ、前記配線パターン3における前記端子3a上に、めっき7が施された可撓配線板15において、少なくとも前記粘着材5の前記端子3a上へのはみ出し部位12を被覆する被覆部材16を備えた。
【選択図】 図1
Description
本発明は、可撓配線板およびその製造方法に係り、特に、配線パターンが配設されたベースフィルム上に、粘着材を介してカバーフィルムを貼り付けた後、配線パターンの端子上にめっきを施す可撓配線板の製造方法に関する。
従来から、液晶表示装置等の電子機器においては、液晶表示装置における液晶表示パネル等の機器本体と、外部電源との接続手段として、可撓性の配線パターンを備えた可撓配線板が用いられていた。
図2は、このような可撓配線板の一例を示すものであり、この可撓配線板1は、樹脂材料等からなる扁平な可撓性のベースフィルム2を有しており、このベースフィルム2の上には、銅箔等からなる配線パターン3が配設されている。この配線パターン3は、図2における紙面垂直方向に所定の間隔を設けて整列された複数本の縞状のパターンとされており、粘着材6を介して前記ベースフィルム2の上に貼り付けられている。
前記配線パターン3が配設された前記ベースフィルム2の上には、樹脂材料等からなる可撓性のカバーフィルム4が接着剤等の粘着材5を介して貼り付けられており、このカバーフィルム4によって、前記配線パターン3が、その端子3aを除いて被覆されている。
前記端子3a上には、金めっき等のめっき7が施されており、このめっき7によって、前記端子3aが酸化するのを防止するようになっている。
一方、前記ベースフィルム2の端子側の端部における反端子側の面には、補強板8が配設されている。
このような構成を有する可撓配線板1は、図3に示すように、端子3aをコネクタ10の接触子11に接触させることによって、コネクタ10側と電気的に接続されるようになっている。
また、従来から、このような可撓配線板1を製造する際には、前記粘着材5によって前記カバーフィルム4を前記ベースフィルム2の前記配線パターン3上に貼り付けた後に、前記配線パターン3の端子3aの上にめっき7を施すようになっていた。
ところで、前記粘着材5によって、前記カバーフィルム4を前記ベースフィルム2上に貼り付ける際に、前記粘着材5が、前記配線パターン3におけるカバーフィルム4の貼り付け部位側から前記端子3a側に流動することによって、図2に示すように前記粘着材5の前記端子3a上へのはみ出し部位12が形成されることがあった。
このように、粘着材5のはみ出し部位12が形成された状態で、端子3aの上にめっき7を施す場合、前記粘着材5のはみ出し部位12の上には、めっき7をさせることができない。
このため、前記粘着材5のはみ出し部位12が前記端子3aから剥離する場合や、前記はみ出し部位12に亀裂が生じた場合には、前記粘着材5のはみ出し部位12の下層に位置する端子3aが空気中に露出してしまうこととなる。
この結果、端子3a自体の酸化のみならず、端子3aを構成する銅と、空気中に含まれる硫黄とが結合することによって硫化銅となり、この硫化銅が、互いに隣位する端子3aの間に流動して端子3a同士がリークを起こしてしまう等の不具合を生じさせてしまう虞があった。
そこで、本発明は、このような点に鑑みなされたものであり、端子の露出によるリーク等の不具合を低減することができる可撓配線板およびその製造方法を提供することを目的とするものである。
前述した目的を達成するため、本発明の請求項1に係る可撓配線板の特徴は、ベースフィルム上に配線パターンが配設され、前記配線パターンが配設された前記ベースフィルム上に、前記配線パターンをその端子を除いて被覆する第1のカバーフィルムが、粘着材を介して貼り付けられ、前記配線パターンにおける前記端子上に、めっきが施された可撓配線板において、少なくとも前記粘着材の前記端子上へのはみ出し部位を被覆する被覆部材を備えた点にある。
そして、このような構成によれば、たとえ、端子上に粘着材のはみ出し部位が形成されることによって、端子上にめっきが適正に施されない場合が生じたとしても、はみ出し部位を被覆する被覆部材によって端子が露出することを有効に防止することが可能となる。
請求項2に係る可撓配線板の特徴は、請求項1において、前記被覆部材が、第2のカバーフィルムとされている点にある。
そして、このような構成によれば、端子の露出を簡易かつ安価な構成によって防止することが可能となる。
請求項3に係る可撓配線板の特徴は、請求項1において、前記被覆部材が、絶縁塗料とされている点にある。
そして、このような構成によれば、端子の露出を簡易かつ安価な構成によって防止することが可能となる。
本発明の請求項4に係る可撓配線板の製造方法の特徴は、ベースフィルム上に配線パターンを形成し、前記配線パターンを形成した前記ベースフィルム上に、前記配線パターンをその端子を除いて被覆する第1のカバーフィルムを、粘着材を介して貼り付けた後、前記配線パターンにおける前記端子上に、めっきを形成する可撓配線板の製造方法において、前記端子上に前記めっきを施した後、少なくとも前記粘着材の前記端子上へのはみ出し部位を被覆する被覆部材を配設する点にある。
そして、このような方法によれば、たとえ、端子上に粘着材のはみ出し部位が形成されることによって、端子上にめっきが適正に施されない場合が生じたとしても、はみ出し部位を被覆する被覆部材によって、端子が露出することを有効に防止することが可能となる。
本発明の請求項1に係る可撓配線板によれば、端子の露出による不具合を低減することができ、ひいては、可撓配線板に接続される機器を適正に駆動することができる。
請求項2に係る可撓配線板によれば、請求項1に係る可撓配線板の効果に加えて、さらに製造効率を向上し、製造コストを削減することができる。
請求項3に係る可撓配線基板によれば、請求項1に係る可撓配線板の効果に加えて、可撓配線板をさらに効率的かつ安価に得ることができる。
請求項4に係る可撓配線板の製造方法によれば、端子の露出による不具合を低減することができ、ひいては、可撓配線板に接続される機器を適正に駆動することができる可撓配線板を得ることができる。
以下、本発明に係る可撓配線板の実施形態について、図1を参照して説明する。
なお、従来と基本的構成の同一もしくはこれに類する箇所については、同一の符号を用いて説明する。
図1に示すように、本実施形態における可撓配線板15は、配線パターン3が配設されたベースフィルム2の上に、前記配線パターン3をその端子3aを除いて被覆する第1のカバーフィルム4が、粘着材5を介して貼り付けられ、前記端子3aの上に、めっき7が施されている点において、従来と基本的に同様である。
ただし、本実施形態における可撓配線基板15は、従来とは異なり、前記粘着材5の前記端子3a上へのはみ出し部位12を被覆する被覆部材16を備えている。
図1に示すように、前記被覆部材16は、前記粘着材5のはみ出し部位12を含んだ前記端子3aにおける第1のカバーフィルム4側の端縁部と、この端子3aの端縁部に隣接する第1のカバーフィルム4の端縁部とを、図1における上側から被覆するように配設されている。
なお、前記被覆部材16による被覆範囲は、少なくとも前記粘着材5のはみ出し部位12を含むのであれば、図1に示した範囲よりも狭いかあるいは広い範囲であってもよい。
例えば、粘着材5のはみ出し部位は、端子3aにおける第1のカバーフィルム4側の端部から、反カバーフィルム4側の端部に向って0.2乃至0.3mmの範囲にわたって形成される場合が多い。したがって、少なくとも、この0.2乃至0.3mmの範囲を被覆するように被覆部材16の使用量を調整すれば、可撓配線板1の製造をより経済的に行うことができる。
また、前記被覆部材16は、第2のカバーフィルムであってもよい。その場合、被覆部材16としての第2のカバーフィルムを図示しない粘着材等を用いて貼り付けることによって、前記粘着材5のはみ出し部位12を簡便かつ適正に被覆することができる。また、ベースフィルム2上の第1のカバーフィルム4と同一材質からなるカバーフィルムを用いることによって、被覆部材16を形成するための特別な材料を要せず、コストを削減することができる。
また、これに限らず、前記被覆部材16は、感光性や熱硬化性を有する絶縁塗料であってもよい。この場合においても、被覆部材16としての絶縁塗料を印刷塗布することによって、簡便かつ安価に被覆部材16を得ることができる。
次に、本発明に係る可撓配線板の製造方法の実施形態について説明する。
本実施形態においては、まず、前記ベースフィルム2の上に前記配線パターン3を形成し、次いで、前記端子3aを除く前記配線パターン3の上に、前記粘着材5を介して前記第1のカバーフィルム4を貼り付ける。
この第1のカバーフィルム4の貼り付けの際に、前記粘着材5が前記配線パターン3における第1のカバーフィルム4の貼り付け部位側から端子3a側に流動することによって、図2に示したように、端子3aの上に粘着材5のはみ出し部位12が形成される場合がある。
次いで、前記配線パターン3における前記端子3aの上に、金めっき等のめっき7を施すが、前記粘着材5のはみ出し部位12の上には、めっき7が適正に施されない。
そこで、次工程において、前記被覆部材16を、少なくとも前記粘着材5のはみ出し部位12を被覆する範囲にわたって配設する。
これにより、たとえ、端子3aの上に粘着材5のはみ出し部位12が形成されることによって、端子3aの上にめっきが適正に施されない場合が生じたとしても、はみ出し部位12を被覆する被覆部材16によって端子3aが露出することを有効に防止することができる。
この結果、端子3a間のリーク等の端子3aの露出によって生じる弊害の頻度および程度を低減することができる。
なお、本発明は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
例えば、本発明は、液晶表示装置以外の電子機器に用いられる可撓配線板にも有効に適用することができるものである。
2 ベースフィルム
3 配線パターン
3a 端子
4 第1のカバーフィルム
5 粘着材
7 めっき
12 はみ出し部位
15 可撓配線板
16 被覆部材
3 配線パターン
3a 端子
4 第1のカバーフィルム
5 粘着材
7 めっき
12 はみ出し部位
15 可撓配線板
16 被覆部材
Claims (4)
- ベースフィルム上に配線パターンが配設され、前記配線パターンが配設された前記ベースフィルム上に、前記配線パターンをその端子を除いて被覆する第1のカバーフィルムが、粘着材を介して貼り付けられ、前記配線パターンにおける前記端子上に、めっきが施された可撓配線板において、
少なくとも前記粘着材の前記端子上へのはみ出し部位を被覆する被覆部材を備えたことを特徴とする可撓配線板。 - 前記被覆部材が、第2のカバーフィルムとされている請求項1に記載の可撓配線板。
- 前記被覆部材が、絶縁塗料とされている請求項1に記載の可撓配線板。
- ベースフィルム上に配線パターンを形成し、前記配線パターンを形成した前記ベースフィルム上に、前記配線パターンをその端子を除いて被覆するカバーフィルムを、粘着材を介して貼り付けた後、前記配線パターンにおける前記端子上に、めっきを施す可撓配線板の製造方法において、
前記端子上に前記めっきを施した後、少なくとも前記粘着材の前記端子上へのはみ出し部位を被覆する被覆部材を配設することを特徴とする可撓配線板の製造方法。
Priority Applications (1)
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JP2004023852A JP2005217285A (ja) | 2004-01-30 | 2004-01-30 | 可撓配線板およびその製造方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110324972A (zh) * | 2019-07-15 | 2019-10-11 | 宁波华远电子科技有限公司 | 一种软硬结合板激光接地点的切割方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05160556A (ja) * | 1992-05-19 | 1993-06-25 | Ibiden Co Ltd | プリント配線板 |
JPH11354900A (ja) * | 1998-06-05 | 1999-12-24 | Sony Chem Corp | フレキシブルプリント配線板 |
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2004
- 2004-01-30 JP JP2004023852A patent/JP2005217285A/ja active Pending
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CN110324972B (zh) * | 2019-07-15 | 2021-06-22 | 宁波华远电子科技有限公司 | 一种软硬结合板激光接地点的切割方法 |
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