JP2008028239A - プリント配線板および電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】接続端子パターンの間で生じる導体による架橋を防止する構造を有するプリント配線板およびそのプリント配線板を用いた電子機器を提供することを提供する。
【解決手段】端縁領域21に外部コネクタと接続する接続部20が形成されたプリント配線板1において、一方の面に配線パターン13が形成された基板10の両面が端縁領域21を除いてカバーフィルム12により被覆され、端縁領域21に接続端子パターン23が配設されており、この接続端子パターン23は、基板10の両面のうち配線パターン13が形成された面とは反対側の面に設定された端縁領域21であってカバーフィルム12と端縁領域21の境界29から所定間隔離間した位置に形成されるとともに、基板10を貫通する貫通導体24により配線パターン13と接続されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、接続端子パターンの間を架橋するウイスカなどの発生を防止する構造を有するプリント配線板およびそのプリント配線板を用いた電子機器に関する。
近年、電子機器の薄型化・小型化に伴い、電子機器に搭載されるプリント配線板が薄型化している。また、プリント配線板同士あるいはプリント配線板と他の部品とを接続するための外部コネクタも小型化・薄型化が進行している。
外部コネクタに接続するプリント配線板に形成された接続部は外部コネクタの小型化に伴って小型化し、接続端子パターンの配置間隔は非常に狭くなっている。そのため、接続端子パターンの表面にウイスカが発生した場合、接続端子パターンの間が簡単に架橋されてしまい、接続端子パターンの間で短絡が生じるという問題が顕著となっていた。
そこで、ウイスカを防止する方法として、接続端子パターンと外部コネクタの接続端子との間に封止樹脂を注入する方法が提案されている(特許文献1参照)。本方法によれば、封止樹脂が接続端子パターンの間の空隙を埋めるので、ウイスカの発生自体を防止することができる。
しかしながら、注入した樹脂を硬化する必要があり手間がかかるといった問題があった。また、封止樹脂を硬化させたあとは、接続端子パターンと外部コネクタを分離することができないといった不都合があった。
ウイスカを防止する他の方法として、各接続端子の間に隔壁を設けた外部コネクタを用いることにより、接続端子パターンの間の架橋を防止する方法がある。以下、プリント配線板に接続する外部コネクタとして、隔壁を設けた外部コネクタを使用することによりウイスカを防止する方法およびその問題点について説明する。
図3は、従来のプリント配線板の接続部を示した概略図であり、図3(A)は上面からみた上面図であり、図3(B)は配線パターンが延長する方向の断面が表れるようにプリント配線板を切断した断面図である。
従来のプリント配線板101は、基板110と、基板110の一面に形成された配線パターン113と、配線パターン113を覆うカバーフィルム112と、基板110の他面を覆うカバーフィルム112とにより構成され、基板110の端縁領域121には外部コネクタに接続するための接続部120が形成されている。
接続部120は、外部コネクタの接続端子に接続する接続端子パターン123により構成されている。この接続端子パターン123は、配線パターン113を覆うカバーフィルム112を剥離し配線パターン113の先端を露出させることにより、あるいは、端縁領域121を除いてカバーフィルム112を貼付することにより、形成される。なお、カバーフィルム112は接着剤111により基板110に貼付されており、端縁領域121とカバーフィルム112との境界129では、接着剤111の一部がはみ出している。
また、端縁領域121の裏面には補強板122が貼付されている。これにより、外部コネクタへの接続時において接続部120が変形しないようにしている。
図4は、従来のプリント配線板の接続部に隔壁を有した外部コネクタを接続したとき、隔壁がカバーフィルムに乗り上がった状態を示した概略図であり、図4(A)は上面からみた上面図であり、図4(B)は接続端子パターンが延長する方向の断面が表れるようにプリント配線板を切断した断面図である。
外部コネクタは、本体(不図示)と、接続端子151と、各接続端子151、151・・の間に設けられた隔壁152により構成されている。隔壁152は各接続端子151、151・・の間を隔てる壁であって、隣接する接続端子151の短絡を防止するものであるとともに、プリント配線板101の接続部120に接続したときに、接続端子パターン123の間に配置され、隣接する接続端子パターン123の短絡を防止するものである。すなわち、接続端子パターン123の間に配置される隔壁152は、接続端子パターン123の間を空間的に遮断する機能を果たす。
ところが、外部コネクタを接続部120に接続したとき、隔壁152の前端152fが端縁領域121とカバーフィルム112との境界129を越えてカバーフィルム112に乗り上げる場合があった(図4(B)参照)。このとき、隔壁152の底面と接続部120との間に隙間が生じる。そのため、この隙間を通ってウイスカにより接続端子パターン123が架橋されてしまう場合があった。
図5は、従来のプリント配線板の接続部に隔壁を有した外部コネクタを接続したとき、隔壁の前端がカバーフィルムの手前に配置された状態を示した概略図であり、図5(A)は上面からみた上面図であり、図5(B)は接続端子パターンが延長する方向の断面が表れるようにプリント配線板を切断した断面図である。
隔壁152の長さが接続部120の端縁領域121の長さよりも短い場合、外部コネクタを接続部120に接続したとき、隔壁152の前端152fが端縁領域121とカバーフィルム112との境界129の手前で配置される(図5(B)参照)。このとき、隔壁152の前端152fと境界129との間に間隙が生じる。そのため、この間隙を通ってウイスカにより接続端子パターン123が架橋されてしまう場合があった。
図6は、従来のプリント配線板の接続部に他の形態の隔壁を有した外部コネクタを接続したとき、隔壁の前端がカバーフィルムの上に配置された状態を示した概略図であり、図6(A)は上面からみた上面図であり、図6(B)は接続端子パターンが延長する方向の断面が表れるようにプリント配線板を切断した断面図である。
図6に示す外部コネクタは、前端が2段状に形成された隔壁152を備えている。隔壁152は、下段の前端152fdが境界129に当接し且つ上段の前端152fuがカバーフィルム112の上に配置されるように形成されている。
この外部コネクタを接続部120に挿入したとき、下段の前端152fdは境界129に当接するものの、境界129には接着剤のはみ出しがあるため、隔壁152の下段の前端152fdとカバーフィルム112の端面との間に隙間が生じる。そのため、この隙間を通ってウイスカにより接続端子パターン123が架橋されてしまう場合があった。
特開2005−252064号公報
上記説明したように、プリント配線板に接続する外部コネクタとして隔壁を設けた外部コネクタを使用する場合には、ウイスカによる接続端子パターンの架橋を完全には防止できないといった問題があった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、接続端子パターンの間で生じる導体による架橋を防止する構造を有するプリント配線板およびそのプリント配線板を用いた電子機器を提供することを目的とする。
本発明に係るプリント配線板は、一方の面に配線パターンが形成された基板の両面が、外部コネクタとの接続部とされる端縁領域を除いてカバーフィルムにより被覆されるとともに、前記端縁領域に前記配線パターンと前記外部コネクタの接続端子とを相互に接続する接続端子パターンが配設されたプリント配線板において、
前記接続端子パターンは、前記基板の両面のうち前記配線パターンが形成された面とは反対側の面に設定された前記端縁領域であって前記カバーフィルムと前記端縁領域の境界から所定間隔離間した位置に形成されるとともに、前記基板を貫通する貫通導体により前記配線パターンと接続されたことを特徴とする。
本発明によれば、接続端子パターンは配線パターンと異なる面に形成することによって接続端子パターンの周縁を任意の大きさ又は形状に形成可能とし、ウイスカなどの導体による架橋の形成を助長する境界(端縁領域とカバーフィルムとの境界)から接続端子パターンを離間させたことから、隣接する接続端子パターンを架橋するウイスカなどによる短絡を防止することができる。
また、本発明に係るプリント配線板では、前記接続端子パターンは、前記基板の端縁から離間するように配置されたことを特徴としてもよい。
この場合、ウイスカなどの導体による架橋の形成を助長する基板の端縁から接続端子パターンを隔離することができるので、接続端子パターンの間で生じる短絡を防止することができる。
また、本発明に係るプリント配線板では、前記接続部は、その長さが、接続端子間に隔壁を有する外部コネクタが前記接続部に接続された状態で前記外部コネクタの隔壁の後端が前記接続部の端縁よりも外方へ突出し得る長さとされたことを特徴としてもよい。
この場合、外部コネクタを接続部に接続した状態において、接続端子パターンの前端から接続部の端縁までの領域は、隔壁により離隔されることとなることから、この領域でウイスカなどが直線的に架橋することがなくなるので、ウイスカなどの導体の架橋を確実に防止することができる。
また、本発明に係るプリント配線板では、前記カバーフィルムと前記端縁領域との境界が、接続端子間に隔壁を有する外部コネクタが前記接続部に接続された状態で前記外部コネクタの隔壁の前端と干渉しない位置に配置されたことを特徴としてもよい。
この場合、外部コネクタを接続部に接続した状態において、カバーフィルムと端縁領域との境界は隔壁と干渉しないことから、隔壁がカバーフィルムに乗り上げることもなく、隔壁の底面が基板から離れて隙間が生ずることもない。この結果、ウイスカなどの導体の架橋を確実に防止することができる。
また、本発明に係るプリント配線板では、前記接続端子パターンの前記カバーフィルム寄りの端縁が、接続端子間に隔壁を有する外部コネクタが前記接続部に接続された状態で前記外部コネクタの隔壁の前端が位置する箇所よりも前記基板の端縁寄りに位置するように配置されたことを特徴としてもよい。
この場合、外部コネクタを接続部に接続した状態において、接続端子パターンのカバーフィルムよりの端縁(後端)が外部コネクタの隔壁の前端が配置される位置よりも基板の端縁寄りに位置することから、ウイスカなどが接続端子パターンの後端で直線的に架橋されることがなくなるので、ウイスカなどの導体の架橋を確実に防止することができる。
また、本発明に係るプリント配線板では、前記基板の両面のうち前記接続端子パターンが形成された前記端縁領域とは反対側の面に前記接続部を補強する補強パターンが形成されたことを特徴としてもよい。
この場合、接続端子パターンが形成された接続部が補強され、端縁領域の凹凸がなくなり平坦化することから、基板の厚み方向での接続端子パターンの寸法ばらつきがなくなるので、接続部と外部コネクタとの接続における接続不良をなくすことができる。
また、本発明に係る電子機器は、電気回路が設けられたプリント配線板と、該プリント配線板の接続部と接続する外部コネクタと、該外部コネクタを介して接続される部品とを備えた電子機器において、前記プリント配線板は上記したプリント配線板であることを特徴とする。
この構成により、プリント配線板の接続部において、ウイスカなどの導体の架橋によって生じる接続端子パターン間の短絡を防止することができるので、信頼性の高い電子機器とすることができる。
本発明に係るプリント配線板によれば、接続端子パターンは配線パターンと異なる面に形成することによって接続端子パターンの周縁を任意の大きさ又は形状に形成可能とし、ウイスカなどの導体による架橋の形成を助長する境界(端縁領域とカバーフィルムとの境界)から接続端子パターンを離間させたことから、隣接する接続端子パターンを架橋するウイスカなどによる短絡を防止することができる。
また、本発明に係るプリント配線板によれば、接続端子パターンは基板の端縁から離間して配置されたことから、ウイスカなどの導体による架橋の形成を助長する基板の端縁から接続端子パターンを隔離することができるので、接続端子パターンの間で生じる短絡を防止することができる。
また、本発明に係るプリント配線板によれば、隔壁が形成された外部コネクタを接続部に接続した状態において接続部の長さは外部コネクタの隔壁の後端が接続部の端縁よりも外方へ突出し得る長さとされていることから、接続端子パターンの前端から接続部の端縁までの領域は、隔壁により離隔されるので、この領域でウイスカなどが直線的に架橋することがなくなり、ウイスカなどの導体の架橋を確実に防止することができる。
また、本発明に係るプリント配線板によれば、隔壁が形成された外部コネクタを接続部に接続した状態において、カバーフィルムと端縁領域との境界が外部コネクタの隔壁の前端と干渉しない位置に配置されたことから、隔壁の前端はカバーフィルムと端縁領域との境界と干渉せず、カバーフィルムに乗り上げることもないので、隔壁の底面が基板から離れて隙間が生ずることもない。この結果、ウイスカなどの導体の架橋を確実に防止することができる。
また、本発明に係るプリント配線板によれば、隔壁が形成された外部コネクタを接続部に接続した状態において、接続端子パターンのカバーフィルムよりの端縁(後端)が外部コネクタの隔壁の前端が配置される位置よりも基板の端縁寄りに位置することから、ウイスカなどが接続端子パターンの後端で直線的に架橋されることがなくなるので、ウイスカなどの導体の架橋を確実に防止することができる。
また、本発明に係るプリント配線板によれば、接続部は、基板の両面のうち接続端子パターンが形成された端縁領域とは反対側の面に接続部を補強する補強パターンが形成されていることから、接続部が補強され、端縁領域の凹凸がなくなり平坦化し、基板の厚み方向での接続端子パターンの寸法ばらつきがなくなるので、接続部と外部コネクタとの接続における接続不良をなくすことができる。
また、本発明に係る電子機器によれば、上記したプリント配線板を備えることから、プリント配線板の接続部において、ウイスカなどの導体の架橋によって生じる接続端子パターン間の短絡を防止することができるので、信頼性の高い電子機器とすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るプリント配線板の構成図であり、図1(A)は上面からみた上面図であり、図1(B)はプリント配線板の配線パターンが伸びる方向の断面が表れるように切断した断面図である。
本発明の実施の形態に係るプリント配線板1は、基板10と、基板10の一面に形成された配線パターン13と、配線パターン13を覆うカバーフィルム12と、基板10の他面を覆うカバーフィルム12とにより構成され、基板10の端縁領域21には外部コネクタ(図示省略)と接続する接続部20が形成されている。
基板10としては、剛性を必要とする場合にはガラスエポキシ基板10などが用いられ、可撓性を有するものとする場合にはポリイミドフィルムなどが用いられる。この基板10の一面には、銅などの導体により配線パターン13が形成されている。
基板10の両面のうち、配線パターン13が形成された一面には、配線パターン13を覆うようにカバーフィルム12が接着剤11で貼付されている。基板10の他面には、外部コネクタとの接続部とされる基板10の端縁領域21を除いて、カバーフィルム12が接着剤11で貼付されている。なお、カバーフィルム12は、配線パターン13や基板10を保護するためのものであり、ポリイミドフィルムなどにより形成される。
接続部20は、外部コネクタに接続する部分であり、外部コネクタを外嵌させて挿入できるように基板10の端縁領域21に矩形に形成されている。この端縁領域21には、外部コネクタの接続端子と配線パターンとを相互に接続するための接続端子パターン23が形成されている。この接続端子パターン23は、その後端23bを端縁領域21とカバーフィルム12との境界29から所定距離d2離すようにして形成されている。
また、接続端子パターン23は、基板10を貫通する貫通導体24を介して配線パターン13と接続されている。接続端子パターン23と配線パターン13は一対一で接続されるものであるが、配線構成によっては、一対二などその他の対応関係で接続してもよい。
この構成により、接続端子パターン23は配線パターン13と異なる面に形成することによって接続端子パターン23の周縁を任意の形状に形成可能とし、ウイスカなどの導体による架橋の形成を助長するカバーフィルム12の境界(端縁領域21とカバーフィルム12との境界)29から接続端子パターン23を離間させたことから、隣接する接続端子パターン23を架橋するウイスカなどによる短絡を防止することができる。
また、接続端子パターン23のそれぞれは、外部コネクタが接続部20の前端20fから端縁領域21とカバーフィルム12との境界29の方向に挿入されることから、接続部20の前端20fから境界29の方向に縦長に形成され、この方向と略直交する方向に略等間隔に配置される。さらに、接続端子パターン23のそれぞれは、その前端23fを接続部20の前端(端縁)20fから所定距離d1離すようにして形成されている。
これにより、ウイスカなどの導体による架橋の形成を助長する基板10の前端(端縁)20fから接続端子パターン23を隔離することができるので、接続端子パターン23の間で生じる短絡を防止することができる。
また、接続部20において、基板10の両面のうち接続端子パターン23が形成された端縁領域21とは反対側の面に、接続部20を補強するための補強パターン25が形成されている。補強パターン25は、接続端子パターン23を形成した部分の全体に亘って形成され、基板10を補強し、凹凸を防止し、平坦化するものである。これにより、接続部20の接続端子パターン23が形成された部分が補強され、端縁領域21の凹凸がなくなり平坦化することから、基板10の厚み方向での接続端子パターン23の寸法ばらつきがなくなるので、接続部20と外部コネクタとの接続における接続不良をなくすことができる。
なお、この補強パターン25は、配線パターン13と同質の材料により配線パターン13と同工程で形成される。これにより、補強パターン25を形成するための工程を追加することもなく、無駄なコストを増やすことなく補強パターン25を形成することができる。
また、接続部20の裏面(端縁領域21において接続端子パターン23が形成された面とは反対側の面)には、ガラスエポキシ樹脂などにより形成された補強板22が貼付されている。これにより、外部コネクタへの接続時において接続部20が変形しないようにしている。
次に、隔壁を有した外部コネクタをプリント配線板1の接続部20に接続する場合であって、隔壁の寸法に合わせて設計した接続部20の形態について説明する。
図2は、本実施の形態のプリント配線板であって接続部に隔壁を有した外部コネクタを接続した状態を説明した説明図であり、図2(A)は上面からみた上面図であり、図2(B)は配線パターンが延長する方向の断面が表れるように切断した断面図である。
外部コネクタは、本体(不図示)と、接続端子パターン23に当接する接続端子51と、各接続端子51の間に設けられた隔壁52により構成されている。外部コネクタとプリント配線板1の接続部20への接続は、外部コネクタの隔壁52の前端52fを接続端子パターン23それぞれの間に配置して接続端子パターン23の前端23fから後端23bの方向、すなわち、外部コネクタを接続部20の前端23fから後端23bへと挿入することにより行われる。外部コネクタを接続部20に接続したとき、接続端子51のそれぞれは接続端子パターン23に当接し、隔壁52は接続端子パターン23の間に配置されることとなる。
接続部20は、このように接続される外部コネクタに対して隔壁52との関係において、適切な位置に接続端子パターン23が配置されるように構成される。
具体的には、外部コネクタを接続部に接続した状態において、接続部20の前端(端縁)20fよりも隔壁52の後端52bが外方へ突出するように、接続部20の長さが設定される(図2(B)参照)。
このような構成により、接続端子パターン23の前端23fから接続部20の前端(端縁)20fまでの領域は、隔壁52により離隔されることとなることから、この領域でウイスカなどにより直線的に架橋することがなくなるので、ウイスカなどの導体の架橋を確実に防止することができる。
また、外部コネクタを接続部20に接続した状態において、カバーフィルム12と端縁領域21との境界29が外部コネクタの隔壁52の前端52fと干渉しないように、カバーフィルム12の端縁を位置決めすることが好ましい。
このような構成により、隔壁52の前端52fはカバーフィルム12と端縁領域21との境界29と干渉することもなくなることから、カバーフィルム12に乗り上げることもないので、隔壁52の底面52dが基板10から離れて隙間が生ずることもない。この結果、ウイスカなどの導体の架橋を確実に防止することができる。
また、外部コネクタを接続部20に接続した状態において、接続端子パターン23の後端(カバーフィルム12よりの端縁)23bが、外部コネクタの隔壁52の前端52fが配置される位置よりも基板の端縁20fに寄った方へ位置するように、接続端子パターン23を形成することが好ましい。
このような接続端子パターン23の構成により、ウイスカなどが接続端子パターン23の後端23bで直線的に架橋されることがなくなるので、ウイスカなどの導体の架橋を確実に防止することができる。
さらに、隔壁52の前端52fを回避して隣接する接続端子パターン23を結ぶ距離を、接続端子パターン23の間の間隔の2倍以上となるように、接続端子パターン23の後端23bの位置を設定してもよい。
また、隔壁52の後端52bが接続端子パターン23の前端23fと接続部20の前端20fの間に配置される場合においては、隔壁52の後端52bを回避して隣接する接続端子パターン23を結ぶ距離を、接続端子パターン23の間の間隔の2倍以上となるように、接続端子パターン23の前端23fの位置を設定してもよい。
このような接続端子パターン23の構成により、接続端子パターン23の前端23fまたは後端23bにおいて、隣接する接続端子パターン23を結ぶ距離が接続端子パターン23の間隔の2倍以上とされることから、ウイスカなどによる架橋が形成される確率が格段に低減されるので、接続端子パターン23の短絡を低減することができる。
次に、本実施の形態に係る電子機器について図1乃至図2を参照して説明する。
本発明に係る電子機器(不図示)は、電気回路が設けられたプリント配線板と、プリント配線板1の接続部20と接続する外部コネクタと、外部コネクタを介して接続される部品(不図示)とにより構成されている。
電子機器に備えられるプリント配線板としては、上記した構成を有するプリント配線板1が用いられ、電子機器内部の適宜の位置に配置される。また、プリント配線板1の接続部20には外部コネクタが接続され、他の部品と電気的に接続されている。外部コネクタとしては、上記したような接続端子51を隔離する隔壁52を有したものを用いることが好ましい。
この構成により、プリント配線板1の接続部20において、ウイスカなどの導体の架橋によって生じる接続端子パターン23,23間の短絡を防止することができるので、信頼性の高い電子機器とすることができる。
本発明の実施の形態に係るプリント配線板の構成図であり、図1(A)は上面からみた上面図であり、図1(B)はプリント配線板の配線パターンが伸びる方向の断面が表れるように切断した断面図である。 本実施の形態のプリント配線板であって接続部に隔壁を有した外部コネクタを接続した状態を説明した説明図であり、図2(A)は上面からみた上面図であり、図2(B)は配線パターンが延長する方向の断面が表れるように切断した断面図である。 従来のプリント配線板の接続部を示した概略図であり、図3(A)は上面からみた上面図であり、図3(B)は配線パターンが延長する方向の断面が表れるようにプリント配線板を切断した断面図である。 従来のプリント配線板の接続部に隔壁を有した外部コネクタを接続したとき、隔壁がカバーフィルムに乗り上がった状態を示した概略図であり、図4(A)は上面からみた上面図であり、図4(B)は接続端子パターンが延長する方向の断面が表れるようにプリント配線板を切断した断面図である。 従来のプリント配線板の接続部に隔壁を有した外部コネクタを接続したとき、隔壁の前端がカバーフィルムの手前に配置された状態を示した概略図であり、図5(A)は上面からみた上面図であり、図5(B)は接続端子パターンが延長する方向の断面が表れるようにプリント配線板を切断した断面図である。 従来のプリント配線板の接続部に他の形態の隔壁を有した外部コネクタを接続したとき、隔壁の前端がカバーフィルムの上に配置された状態を示した概略図であり、図6(A)は上面からみた上面図であり、図6(B)は接続端子パターンが延長する方向の断面が表れるようにプリント配線板を切断した断面図である。
符号の説明
1 プリント配線板
10 基板
11 接着剤
12 カバーフィルム
13 配線パターン
20 接続部
20f 接続部の前端
21 端縁領域
22 補強板
23 接続端子パターン
23f 接続端子パターンの前端
23b 接続端子パターンの後端
24 貫通導体
25 補強パターン
29 境界
51 接続端子
52 隔壁
52f 隔壁の前端
52b 隔壁の後端

Claims (7)

  1. 一方の面に配線パターンが形成された基板の両面が、外部コネクタとの接続部とされる端縁領域を除いてカバーフィルムにより被覆されるとともに、前記端縁領域に前記配線パターンと前記外部コネクタの接続端子とを相互に接続する接続端子パターンが配設されたプリント配線板において、
    前記接続端子パターンは、前記基板の両面のうち前記配線パターンが形成された面とは反対側の面に設定された前記端縁領域であって前記カバーフィルムと前記端縁領域の境界から所定間隔離間した位置に形成されるとともに、前記基板を貫通する貫通導体により前記配線パターンと接続されたことを特徴とするプリント配線板。
  2. 前記接続端子パターンは、前記基板の端縁から離間するように配置されたことを特徴とする請求項1に記載のプリント配線板。
  3. 前記接続部は、その長さが、接続端子間に隔壁を有する外部コネクタが前記接続部に接続された状態で前記外部コネクタの隔壁の後端が前記接続部の端縁よりも外方へ突出し得る長さとされたことを特徴とする請求項1または2に記載のプリント配線板。
  4. 前記カバーフィルムと前記端縁領域との境界が、接続端子間に隔壁を有する外部コネクタが前記接続部に接続された状態で前記外部コネクタの隔壁の前端と干渉しない位置に配置されたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載のプリント配線板。
  5. 前記接続端子パターンの前記カバーフィルム寄りの端縁が、接続端子間に隔壁を有する外部コネクタが前記接続部に接続された状態で前記外部コネクタの隔壁の前端が位置する箇所よりも前記基板の端縁寄りに位置するように配置されたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載のプリント配線板。
  6. 前記基板の両面のうち前記接続端子パターンが形成された前記端縁領域とは反対側の面に前記接続部を補強する補強パターンが形成されたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一つに記載のプリント配線板。
  7. 電気回路が設けられたプリント配線板と、該プリント配線板の接続部と接続する外部コネクタと、該外部コネクタを介して接続される部品とを備えた電子機器において、
    前記プリント配線板は請求項1乃至6のいずれか一つに記載のプリント配線板であることを特徴とする電子機器。
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