JP2005216771A - プリント配線基板用コネクタ - Google Patents

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Shigeru Tsuruyumi
滋 弦弓
Kiyoshi Asai
浅井  清
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Abstract

【課題】一方の面に信号回路層が配設され他方の面にグランド回路層が配設されたフレキシブルプリント配線基板が基板挿入孔に挿入され、コンタクト用スライド片はフレキシブルプリント配線基板のグランド回路層側に位置させて基板挿入孔に挿入し、コンタクト用スライド片がグランド回路層をいずれかのコンタクト部材を電気的に接続させるプリント配線基板用コネクタを提供する。
【解決手段】フレキシブル基板18を挿入可能な基板挿入孔12aを有するコネクタハウジング12と、基板挿入孔12a内に設けられる反基板側コンタクト部材13と、基板挿入孔12a内に反基板側コンタクト部材13よりも実装基板17寄りに設けられる基板側コンタクト部材14と、基板挿入孔12a内に挿入されて反基板側コンタクト部材13と基板側コンタクト部材14との間に位置され、反基板側コンタクト部材13側の面から基板側コンタクト部材14側の面にわたって仲介用コンタクト15e、16eが設けられるコンタクト用スライド片15、16とからなるプリント配線基板用コネクタ。
【選択図】図8

Description

この発明は、フレキシブルプリント配線基板等の基板と電子機器等に内蔵されたプリント配線基板とを接続するプリント配線基板用コネクタに関する。
詳細には、フレキシブルプリント配線基板表面の信号回路層が、プリント配線基板寄り即ちプリント配線基板側と、プリント配線基板側よりもプリント配線基板から離れた位置である反プリント配線基板側とを選択して挿入可能であって、プリント配線基板側と反プリント配線基板側のどちらを向いて挿入されるかによって構造が異なるプリント配線基板用コネクタに関する。
従来のプリント配線基板用コネクタとしては、2個のコンタクト部材を使用した例、即ち反基板側コンタクト部材を使用した状態の断面図を表す図11(a)、基板側コンタクト部材を使用した状態の断面図を表す図11(b)記載の従来技術1、及びコネクタの断面図を表す図12記載の従来技術2が知られている。
即ち、図11(a)、(b)に表す従来技術1のコネクタ101は、コネクタハウジング102、反基板側コンタクト部材103、基板側コンタクト部材104、反基板側コンタクト用スライド片105、基板側コンタクト用スライド片106からなる。コネクタ101は、プリント配線基板である基板107に実装され、図中2点鎖線で表すフレキシブルプリント配線基板である基板108が接続される。
コネクタハウジング102は、図11(a)、(b)に表すように、全体として側面視が横長の直方体からなり、図中左側面を開口して基板挿入孔102aが設けられる。基板挿入孔102a内には、基板107から離れた位置に、導電性材からなる反基板側コンタクト部材103及び反基板側コンタクト部材103よりも基板107寄りに基板側コンタクト部材104が設置される。
このように構成されたコネクタ101は、基板108と共に絶縁性材である反基板側コンタクト用スライド片105又は、基板側コンタクト用スライド片106が、反基板側コンタクト部材103と基板側コンタクト部材104との間に挿入される。
基板108と共に反基板側コンタクト用スライド片105がコネクタハウジング102に挿入された場合には、反基板側コンタクト用スライド片105の図中上面が基板108の図中下面を押圧し、基板108を反基板側コンタクト部材103と電気的に接続する。また、反基板側コンタクト用スライド片105の図中下面が基板側コンタクト部材104を被覆して絶縁する。
一方、基板108と共に基板側コンタクト用スライド片106がコネクタハウジング102に挿入された場合には、基板側コンタクト用スライド片106の図中下面が基板108の図中上面を押圧し、基板108を基板側コンタクト部材104と電気的に接続する。また、基板側コンタクト用スライド片106の図中上面が反基板側コンタクト部材103を被覆して絶縁する。
次いで、図12に基づいて従来技術2を以下に説明する。
図12に表す従来技術2の雌型コネクタ201は、コネクタハウジング202、シールドカバー203及びコンタクト204からなる。この雌型コネクタ201には、基板205と雄型コネクタ206とが電気的に接続される。
コネクタハウジング202は、図12に表すように、全体として側面視が横長の直方体からなる。コネクタハウジング202の内部には、空間部202aが設けられる。この空間部202aには、導電性材からなるコンタクト204が設置される。コネクタハウジング202には、空間部202aまで貫通する基板挿入孔202c及びコネクタ挿入孔202eが互いに対向する外側面にそれぞれ開口して設けられる。更に、コネクタハウジング202には、導電性材からなるシールドカバー203が基板挿入孔202c及びコネクタ挿入孔202eを除く外側面全体にわたって取り付けられる。
このように構成された雌型コネクタ201には、基板挿入孔202cから空間部202aへフレキシブルプリント配線基板からなる基板205が挿入される。基板205は、図12に表すように、図中上面にグランド回路層205aが配置され、図中下面に信号回路層205bが配置される。雌型コネクタ201に挿入された基板205は、グランド回路層205aがシールドカバー203と接触してグランド接続されると共に、信号回路層205bがコンタクト204と接触して電気的に接続される。また、雌型コネクタ201は、雄型コネクタ挿入孔202eから空間部202aへ雄型コネクタ206が挿入される。雌型コネクタ201に挿入された雄型コネクタ206は、コンタクト204と接触され、基板205の信号回路層205bと電気的に接続される(特許文献1参照。)。
特開2001−143797号公報
しかしながら、従来のコネクタは、反基板側コンタクト部材又は基板側コンタクト部材のどちらか一方を被覆して絶縁されるため、同時に反基板側コンタクト部材及び基板側コンタクト部材を電気的に利用することは不可能であった。
更に、基板をグランド接続するためにコネクタハウジング外面全体にわたってシールドカバーを取り付けているため、構造及び組立が複雑であり、製造コストがかかる問題を有した。
プリント配線基板に設置可能であり、少なくとも一部が開口されたフレキシブルプリント配線基板を挿入可能な基板挿入孔を有するコネクタハウジングと、
基板挿入孔内に設けられ、接触部を有する反基板側コンタクト部材と、
基板挿入孔内に反基板側コンタクト部材よりもプリント配線基板寄りに設けられ、接触部を有する基板側コンタクト部材と、
基板挿入孔内に挿入されて反基板側コンタクト部材と基板側コンタクト部材との間に位置され、反基板側コンタクト部材側の面から基板側コンタクト部材側の面にわたって仲介用コンタクトが設けられるコンタクト用スライド片とからなり、
一方の面に信号回路層が配設され他方の面にグランド回路層が配設されたフレキシブルプリント配線基板が、信号回路層を反基板側コンタクト部材側或いは基板側コンタクト部材側のいずれかに向けて基板挿入孔に挿入され、コンタクト用スライド片はフレキシブルプリント配線基板のグランド回路層側に位置させて基板挿入孔に挿入し、コンタクト用スライド片がグランド回路層を基板側コンタクト部材或いは反基板側コンタクト部材のいずれかと電気的に接続させることを特徴とするプリント配線基板用コネクタを提供する。
従って、基板挿入孔内に挿入されるコンタクト用スライド片には、反基板側コンタクト部材側の面から基板側コンタクト部材側の面にわたって仲介用コンタクトが設けられているため、フレキシブルプリント配線基板のグランド回路層と反基板側コンタクト部材或いは基板側コンタクト部材のいずれかとを電気的に接続する。従って、フレキシブルプリント配線基板の信号回路層及びグランド回路層の両層を反基板側コンタクト部材及び基板側コンタクト部材に電気的に接続する。
この発明によれば、コンタクト用スライド片の基板挿入孔内に挿入される一端には、それぞれ反基板側コンタクト部材側の面から基板側コンタクト部材側の面にわたって仲介用コンタクトを形成しているため、コンタクト用スライド片によってグランド回路層を反基板側コンタクト部材或いは基板側コンタクト部材のいずれかと電気的に接続可能である。
また、コンタクト用スライド片の両面にわたって仲介用コンタクトを形成する構造により、フレキシブルプリント配線基板のグランド回路層は、コンタクト用スライド片によってプリント配線基板用コネクタのいずれかのコンタクト部材と電気的に接続可能なので、従来のシールドカバーをコネクタハウジング外側面全体に取り付ける構造よりも簡単、且つ組立が容易となりコストがかからない効果がある。
更に、コンタクト用スライド片を、基板挿入孔に挿入したフレキシブルプリント配線基板のプリント配線基板側と反プリント配線基板側とのいずれにも利用可能な汎用とすることで、フレキシブルプリント配線基板の信号回路層を反基板側コンタクト部材及び基板側コンタクト部材のいずれ側にも利用可能なプリント配線基板用コネクタを提供可能である。
以下に、この発明の実施の形態のコネクタハウジングの平面図を表す図1(a)、同正面図を表す図1(b)、同背面図を表す図1(c)、同側面図を表す図1(d)、同図1(d)の縦断面図を表す図1(e)、反基板側コンタクト部材の正面図を表す図2(a)、同平面図を表す図2(b)、同側面図を表す図2(c)、反基板側コンタクト部材が連結材に連結された状態を表す平面図である図3、基板側コンタクト部材の正面図を表す図4(a)、同平面図を表す図4(b)、同側面図を表す図4(c)、基板側コンタクト部材が連結材に連結された状態を表す平面図である図5、反基板側コンタクト用スライド片の平面図を表す図6(a)、同底面図を表す図6(b)、図6(b)のA−A線断面図を表す図6(c)、基板側コンタクト用スライド片の平面図を表す図7(a)、同底面図を表す図7(b)、図7(a)のA−A線断面図を表す図7(c)、反基板側コンタクト用スライド片を取り付けた状態を表すコネクタの平面図である図8(a)、同正面図を表す図8(b)、図8(b)のA−A線断面を表す図8(c)、基板側コンタクト用スライド片を取り付けた状態を表すコネクタの平面図である図9(a)、同正面図を表す図9(b)、図8(b)のA−A線断面を表す図9(c)、基板の正面図を表す図10(a)、同背面図を表す図10(b)に基づいてこの発明の実施の形態を説明する。
11は、コネクタである。コネクタ11は、図8(a)乃至(c)及び図9(a)乃至(c)に表すように、コネクタハウジング12、反基板側コンタクト部材13、基板側コンタクト部材14、コンタクト用スライド片である反基板側コンタクト用スライド片15及び基板側コンタクト用スライド片16からなる。このコネクタ11は、プリント配線基板である実装基板17に実装され、コネクタハウジング12内にフレキシブルプリント配線基板であるフレキシブル基板18が挿入されて接続される。
コネクタハウジング12は、絶縁性材からなり、図1(a)乃至(d)に表すように、全体として正面視が横長の直方体に形成される。コネクタハウジング12には、図1(a)、(b)、(e)に表すように、コネクタハウジング12の正面側がスリット状に開口する1個の基板挿入孔12aを穿設する。基板挿入孔12aの実装基板17側内面には、図1(b)に表すように、基板側コンタクト挿入溝12bが基板挿入孔12a内部から正面にかけて形成される。基板側コンタクト挿入溝12bは、図1(b)に表すように、コネクタハウジング12の長手方向に等間隔で複数個並設される。
反基板側コンタクト部材挿入溝12cは、図1(e)に表すように、コネクタハウジング12の基板挿入孔12a側から背面にわたって穿設され、該挿入溝12cは、基板側コンタクト挿入溝12bと同数等間隔で長手方向に並設される。このように並設された複数個の反基板側コンタクト部材挿入溝12cは、図1(c)に表すように、コネクタハウジング12の背面視ではスリット状に複数個設けられている。
更に、コネクタハウジング12には、図1(a)乃至(d)に表すように、両側の側部12dをそれぞれ切り欠いて形成されたスライド用溝12eが設けられる。スライド用溝12eには、図1(a)乃至(c)に表すように、係合凸部12fがそれぞれ突設される。係合凸部12fは、コネクタハウジング12の正面側から背面側にいくにしたがってコネクタハウジング12の外方向に傾斜させ、最も背面側を反基板側コンタクト用スライド片15及び基板側コンタクト用スライド片16と係止可能に略垂直にして形成される。
更に、コネクタハウジング12には、図1(e)に表すように、反基板側コンタクト挿入溝12cの上端部からコネクタハウジング12の図中右側面である背面にわたって固定用溝12gが形成される。この固定用溝12gは、反基板側コンタクト部材13をコネクタハウジング12内に固定するために設けられる。
更に、コネクタハウジング12には、図1(e)に表すように、基板側コンタクト挿入溝12bの図中左端から基板挿入孔12a側にかけて固定用溝12hが形成される。この固定用溝12hは、基板側コンタクト部材14をコネクタハウジング12内に固定するために設けられる。
反基板側コンタクト部材13は、図2(a)乃至(c)に表すように、細長い導電性材からなる。反基板側コンタクト部材13は、図2(c)に表すように、中央部13aを中心に一方が一端部13b、他方が13cになるように直角に折り曲げて、側面視略L字状に形成される。反基板側コンタクト部材13の一端部13bには、中央部13aから延びる固定片部13dが設けられる。固定片部13dは、図2(a)、(b)に表すように、抜け止め凸部13eが両側の側部に突出した形状に形成される。
そして、固定片部13dの自由端には、弾性片部13fが延設される。弾性片部13fは、図2(c)に表すように、固定片部13dとの境界部を基点に一端部13bの自由端にいくにしたがって図中下方、即ち基板側コンタクト部材14方向に傾斜させて形成される。更に、弾性片部13fの自由端部には、図2(c)に表すように、接触部13gが側面視く字状に折り曲げて形成される。
一方、反基板側コンタクト部材13の他端部13cには、図2(c)に表すように、中央部13aから延びる連結片部13hが設けられる。連結片部13hの自由端部には、接続端子部13iが一端部13bと反対側へ直角に折り曲げて形成される。
このように形成された反基板側コンタクト部材13は、図3に表すように、接続端子部13iの自由端が平板帯状からなる連結材13jに一体形成して反基板側コンタクト挿入溝12cの数だけ並設されて提供され、コネクタハウジング12に設置された後、図中点線部分で連結材13jから切り離されて用いられる。
このように構成された反基板側コンタクト部材13は、図8(c)に表すように、接触部13gを実装基板17側に突出させた状態で、一端部13bがコネクタハウジング12の反基板側コンタクト部材挿入溝12cに嵌合される。そして、反基板側コンタクト部材13の接続端子部13iは、コネクタハウジング12の背面側外部に突出した状態で設けられる。更に、反基板側コンタクト部材13は、抜け止め凸部13eが固定用溝12gに嵌合されて抜け止めされる。
このようにコネクタハウジング12内に設置された反基板側コンタクト部材13は、固定片部13dがコネクタハウジング12に固定されるので、弾性片部13fが図2(c)に表すように、固定片部13dとの境界部を基点にして図中上下方向、即ち図8(c)及び図9(c)に表すように、反基板側コンタクト部材13及び基板側コンタクト部材14方向に弾性変形可能である。
基板側コンタクト部材14は、図4(a)乃至(c)に表すように、細長い導電性材からなる。即ち、基板側コンタクト部材14の中間部には、図4(c)に表すように、平板からなる固定片部14aが設けられる。固定片部14aは、図4(a)、(b)に表すように、抜け止め凸部14bが両側の側部に突出した形状に形成される。
そして、固定片部14aの自由端には、弾性片部14cが延設される。弾性片部14cは、図4(c)に表すように、固定片部14aとの境界部を基点に自由端にいくにしたがって図中上方、即ち図8(c)及び図9(c)に表すように、基板側コンタクト部材14方向に傾斜させて形成される。更に、弾性片部14cの自由端部には、側面視へ字状に折り曲げて接触部14dを形成する。
一方、固定片部14aの他端には、図4(c)に表すように、接続端子部14eが延設される。接続端子部14eは、図中固定片部14aよりも図中下方に位置するように、即ち図8(c)及び図9(c)に表すように実装基板17寄りに実装基板17と平行に位置するように、固定片部14aとの境界部を基点にクランク状に折り曲げて形成される。
このように構成された基板側コンタクト部材14は、図5に表すように、接続端子部14eの自由端が平板帯状からなる連結材14fに一体形成して複数個並設されて提供され、コネクタハウジング12に設置された後、図中点線部分で連結材14fから切り離されて用いられる。
このように構成された基板側コンタクト部材14は、図9(c)に表すように、接触部14dを反基板側コンタクト部材13側に突出させた状態で、固定片部14a及び接続端子部14eがコネクタハウジング12の基板側コンタクト部材挿入溝12bに嵌合される。この状態では、接触部14dは、接触部13dに対向して位置される。更に、基板側コンタクト部材14は、抜け止め凸部14bが固定用溝12hに嵌合されて抜け止めされる。
このようにコネクタハウジング12内に設置された基板側コンタクト部材14は、固定片部14aがコネクタハウジング12に固定されるので、弾性片部14cが図4(c)に表すように、固定片部14aとの境界部を基点にして図中上下方向、即ち図8(c)及び図9(c)に表すように、反基板側コンタクト部材13及び基板側コンタクト部材14方向に弾性変形可能である。
反基板側コンタクト用スライド片15は、図6(a)乃至(c)に表すように、平面視が平板状体からなり、押圧板部15a及び押圧板部15aの基部両側にそれぞれ一体形成されるスライド腕部15bからなる。押圧板部15aには、図6(c)に表すように、図中下面である裏面15cを先端部から略中央にかけて切り欠いて形成された逃げ用溝15dが設けられる。この逃げ用溝15dは、図6(b)に表すように、反基板側コンタクト用スライド片15の長手方向に、基板側コンタクト部材14の設置間隔毎に複数個設けられる。
更に、押圧板部15aには、仲介用コンタクト15eが設けられる。仲介用コンタクト15eは、図6(c)に表すように、板状体からなり、押圧板部15aの表面15fから裏面15cにわたって一体に取り付けられる。そして、仲介用コンタクト15eは、一端が押圧板部15aの表面15fの基部に予め穿設された溝に嵌め込まれ、他端が押圧板部15aの裏面15cの基部に予め穿設された溝に嵌め込まれて押圧板部15aに固定される。また、仲介用コンタクト15eは、押圧板部15aに取り付けた状態における逃げ用溝15dに位置する部分を逃げ用溝15dの形状に形成する。
反基板側コンタクト用スライド片15のスライド腕部15bは、図6(a)、(b)に表すように、棒状からなり、それぞれ押圧板部15aの先端部側へ突出して押圧板部15aの基部両側に一体形成される。スライド腕部15bの先端には、係合凸部15gが設けられる。係合凸部15gは、それぞれ対向する側に突出して形成される。係合凸部15gは、反基板側コンタクト用スライド片15がコネクタハウジング12の基板挿入孔12aに挿入された際に、それぞれ係合凸部12fと係合される。
基板側コンタクト用スライド片16は、図7(a)乃至(c)に表すように、平面視が平板状体からなり、押圧板部16a及び押圧板部16aの基部両側にそれぞれ一体形成されるスライド腕部16bからなる。押圧板部16aには、図7(c)に表すように、図中上面である表面16cを先端部から略中央にかけて切り欠いて形成された逃げ用溝16dが設けられる。この逃げ用溝16dは、図7(a)に表すように、反基板側コンタクト用スライド片16の長手方向に、反基板側コンタクト部材13の設置間隔毎に複数個設けられる。
更に、押圧板部16aには、仲介用コンタクト16eが設けられる。仲介用コンタクト16eは、図7(c)に表すように、板状体からなり、押圧板部16aの表面16cから裏面16fにわたって一体に取り付けられる。そして、仲介用コンタクト16eは、一端が押圧板部16aの表面16cの基部に予め穿設された溝に嵌め込まれ、他端が押圧板部16aの裏面16fの基部に予め穿設された溝に嵌め込まれて押圧板部16aに固定される。また、仲介用コンタクト16eは、押圧板部16aに取り付けた状態における逃げ用溝16dに位置する部分を逃げ用溝16dの形状に形成する。
基板側コンタクト用スライド片16のスライド腕部16bは、図7(a)、(b)に表すように、棒状からなり、それぞれ押圧板部16aの先端部側へ突出して押圧板部16aの基部両側に一体形成される。スライド腕部16bの先端には、係合凸部16gが設けられる。係合凸部16gは、それぞれ対向する側に突出して形成される。係合凸部16gは、反基板側コンタクト用スライド片16がコネクタハウジング12の基板挿入孔12aに挿入された際に、それぞれ係合凸部12fと係合される。
図10(a)、(b)に表すフレキシブル基板18は、フレキシブルプリント配線基板からなる。フレキシブル基板18は、図10(a)に表すように、表面側の先端部18aに信号回路層18bが配設される。また、フレキシブル基板18は、図10(b)に表すように、裏面側の先端部18aにグランド回路層18cが配設される。このように構成されるフレキシブル基板18は、コネクタ11を介して実装基板17と電気的に接続される。
次に、図8(c)に基づいて、フレキシブル基板18を、グランド回路層18cが実装基板17と対向するように向けて、コネクタ11の基板挿入孔12aに挿入した場合について説明する。
フレキシブル基板18を、グランド回路層18cが実装基板17と対向するように向けて、先端部18aからコネクタ11の基板挿入孔12a内に挿入する。次いで或いは同時に、反基板側コンタクト用スライド片15を、逃げ溝15dが実装基板17と対向するように向けて、フレキシブル基板18の下側、即ち実装基板17と対向する側に、逃げ用溝15dがコネクタハウジング12の係合凸部12fと係合されるまで挿入する。すると、反基板側コンタクト用スライド片15は、逃げ用溝15cが接触部14dに嵌合される。逃げ用溝15cと接触部14dとが嵌合されると、仲介用コンタクト15eと接触部14dとが接触した状態となる。
この状態では、フレキシブル基板18及び反基板側コンタクト用スライド片15が反基板側コンタクト部材13と基板側コンタクト部材14との間に圧入されており、基板挿入孔12a内では、図中上方から反基板側コンタクト部材13、フレキシブル基板18、反基板側コンタクト用スライド片15、基板側コンタクト部材14の順に位置される。
従って、反基板側コンタクト部材13及び基板側コンタクト部材14の付勢力によって、フレキシブル基板18の信号回路層18bが反基板側コンタクト部材13と導通状態となると共に、グランド回路層18cが反基板側コンタクト用スライド片15の仲介用コンタクト15eを介して基板側コンタクト部材14と導通状態となる。
次に、図9(c)に基づいて、フレキシブル基板18を、信号回路層18bが実装基板17と対向するように向けて、コネクタ11の基板挿入孔12aに挿入した場合について説明する。
フレキシブル基板18を、信号回路層18bが実装基板17と対向するように向けて、先端部18aからコネクタ11の基板挿入孔12a内に挿入する。次いで或いは同時に、基板側コンタクト用スライド片16を、逃げ溝16dが反基板側コンタクト部材13と対向するように向けて、フレキシブル基板18の上側、即ち反基板側コンタクト部材13と対向する側に、逃げ用溝16dがコネクタハウジング12の係合凸部12fと係合されるまで挿入する。すると、基板側コンタクト用スライド片16は、逃げ用溝16dが接触部13gに嵌合される。逃げ用溝16dと接触部13gとが嵌合されると、仲介用コンタクト16eと接触部13gとが接触した状態となる。
この状態では、フレキシブル基板18及び基板側コンタクト用スライド片16が反基板側コンタクト部材13と基板側コンタクト部材14との間に圧入されており、基板挿入孔12a内では、図中上方から反基板側コンタクト部材13、基板側コンタクト用スライド片16、フレキシブル基板18、基板側コンタクト部材14の順に位置される。
従って、反基板側コンタクト部材13及び基板側コンタクト部材14の付勢力によって、フレキシブル基板18の信号回路層18bが基板側コンタクト用スライド片16の仲介用コンタクト16eを介して反基板側コンタクト部材13と導通状態となると共に、グランド回路層18cが基板側コンタクト部材14と導通状態となる。
尚、この実施の形態では、コンタクト用スライド片は、反基板側コンタクト用スライド片15と基板側コンタクト用スライド片16の2種類設けているが、1個のコンタクト用スライド片を基板挿入孔12aに挿入したフレキシブル基板18の実装基板17側及びその反対側のいずれにも利用可能に構成してもよい。具体的には、コンタクト用スライド片は、該スライド片の上下面を入れ換えることで、フレキシブル基板18の上側と下側との両側に挿入してハウジング12と係止可能に構成する。このように上下面を入れ換えることで、コンタクト用スライド片の逃げ用溝は反基板側コンタクト部材13及び基板側コンタクト部材14のいずれにも嵌合可能となり汎用可能となる。
更に、モールドコンタクトで構成されるコネクタについても、反基板側コンタクト用スライド片15及び基板側コンタクト用スライド片16に仲介用コンタクト15e、16eを取り付けることで、反基板側コンタクト部材13及び基板側コンタクト部材14を同時に電気的に利用可能である。
(a)この発明の実施の形態のコネクタハウジングの平面図 (b)同正面図 (c)同背面図 (d)同側面図 (e)同図1 (d)の縦断面図 (a)反基板側コンタクト部材の正面図 (b)同平面図 (c)同側面図 反基板側コンタクト部材が連結材に連結された状態を表す平面図 (a)基板側コンタクト部材の正面図 (b)同平面図 (c)同側面図 基板側コンタクト部材が連結材に連結された状態を表す平面図 (a)反基板側コンタクト用スライド片の平面図 (b)同底面図 (c)同断面図 (a)基板側コンタクト用スライド片の平面図 (b)同底面図 (c)同断面図 (a)反基板側コンタクト用スライド片を取り付けた状態を表すコネクタの平面図 (b)同正面図 (c)図8(b)のA−A断面図 (a)基板側コンタクト用スライド片を取り付けた状態を表すコネクタの平面図 (b)同正面図 (c)図8(b)のA−A断面図 (a)基板の正面図 (b)同背面図 (a)従来技術1のコネクタの反基板側コンタクト部材を使用した状態を表す断面図 (b)従来技術1のコネクタの基板側コンタクト部材を使用した状態を表す断面図 従来技術2のコネクタの断面図
符号の説明
11 コネクタ
12 コネクタハウジング
12a 基板挿入孔
12b 基板側コンタクト挿入溝
12c 反基板側コンタクト部材挿入溝
12d 側部
12e スライド用溝
12f 係合凸部
12g 固定用溝
12h 固定用溝
13 反基板側コンタクト部材
13a 中央部
13b 一端部
13c 他端部
13d 固定片部
13e 抜け止め凸部
13f 弾性片部
13g 接触部
13h 連結片部
13i 接続端子部
13j 連結材
14 基板側コンタクト部材
14a 固定片部
14b 抜け止め凸部
14c 弾性片部
14d 接触部
14e 接続端子部
14f 連結材
15 反基板側コンタクト用スライド片
15a 押圧板部
15b スライド腕部
15c 裏面
15d 逃げ用溝
15e 仲介用コンタクト
15f 表面
15g 係合凸部
16 基板側コンタクト用スライド片
16a 押圧板部
16b スライド腕部
16c 表面
16d 逃げ用溝
16e 仲介用コンタクト
16f 裏面
16g 係合凸部
17 実装基板
18 フレキシブル基板
18a 先端部
18b 信号回路層
18c グランド回路層

Claims (1)

  1. プリント配線基板に設置可能であり、少なくとも一部が開口されたフレキシブルプリント配線基板を挿入可能な基板挿入孔を有するコネクタハウジングと、
    基板挿入孔内に設けられ、接触部を有する反基板側コンタクト部材と、
    基板挿入孔内に反基板側コンタクト部材よりもプリント配線基板寄りに設けられ、接触部を有する基板側コンタクト部材と、
    基板挿入孔内に挿入されて反基板側コンタクト部材と基板側コンタクト部材との間に位置され、反基板側コンタクト部材側の面から基板側コンタクト部材側の面にわたって仲介用コンタクトが設けられるコンタクト用スライド片とからなり、
    一方の面に信号回路層が配設され他方の面にグランド回路層が配設されたフレキシブルプリント配線基板が、信号回路層を反基板側コンタクト部材側或いは基板側コンタクト部材側のいずれかに向けて基板挿入孔に挿入され、コンタクト用スライド片はフレキシブルプリント配線基板のグランド回路層側に位置させて基板挿入孔に挿入し、コンタクト用スライド片がグランド回路層を基板側コンタクト部材或いは反基板側コンタクト部材のいずれかと電気的に接続させることを特徴とするプリント配線基板用コネクタ。
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