JP4347365B2 - 多極コネクタ - Google Patents
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Description
一方、複数の信号線が接続される多極コネクタでは、コネクタに接続された複数の信号線に流れる情報に影響するようなノイズが、コネクタ外部から信号線へ侵入するのを極力防御可能な構造となるのが望ましい。
従来例1は、垂直嵌合タイプの多極コネクタ100である。多極コネクタ100は、プリント基板PBに固定されるレセプタクル101と、複数線からなるフラットケーブルCBが接続固定されレセプタクル101と係止固定されるプラグシェル102とからなる。
プラグシェル102には、ケーブルCBの心線CB1と電気的に接続して信号を伝達可能とするプラグ側コンタクト102aをレセプタクル101側に露出させてプラグハウジング102bに固定されている。プラグ側コンタクト102aは、接続されるフラットケーブルCBの線数に合わせて複数並設固定される。この並設される方向は、同図の断面を表した手前側(視点側)から奥側(紙面奥側)、即ち、フラットケーブルCBのケーブル並び方向と同じ方向にかけて並設される。そして、ケーブルCBの心線との接続箇所であるプラグ側コンタクト102aの外側を覆うようにシールド用シェル102cをプラグハウジング102bの外側へ配設固定する。このシールド用シェル102cは、プラグハウジング102bの上面側102fからプラグハウジング102bに接続されるケーブルCBの挿入側側面と対向する側面102eにかけて被覆するように設ける。そして、シールド用シェル102cの側面102e側端部は、プラグハウジング102bの内側が露出されてシールド接触部102gを形成する。プラグハウジング102bからレセプタクル101側へ露出されたプラグ側コンタクト102aは、一端がケーブルCBの心線CB1と接続固定され、中間部がレセプタクル101側へ突出されて折返されて接続部102dを形成し、折返された側の他端がプラグハウジング102bに固定されている。そしてプラグ側コンタクト102aの中間部がレセプタクル101に設けるレセプタクル側コンタクト101aと接触固定される事となる。
従って、プラグシェル102とレセプタクル101とを嵌合させると、レセプタクル側コンタクト101aの接続部101dとプラグ側コンタクト102aの接続部102dとが接触圧をもって接続し、電気的な接続がなされる。同時に、プラグシェル102に設けるシールド用シェル102cのシールド接触部102gがレセプタクル101のシールド接触部101eと接続し電気的な接続がなされる。そして、シールド用コンタクト102eがプリント基板PBのグランドラインに接続固定される事で多極コネクタ100の接続箇所のシールドを行っていた。
基本構造は従来例1と同様レセプタクル201とプラグシェル202とから多極コネクタ200を構成する。
プラグシェル202には、ケーブルCBの心線CB1と電気的に接続して信号を伝達可能とするプラグ側コンタクト202aをレセプタクル101側に露出させてプラグハウジング202bに固定されている。プラグ側コンタクト202aは、接続されるフラットケーブルCBの線数に合わせて複数並設固定される。この並設される方向は、フラットケーブルCBのケーブル並び方向と同じ方向、即ち、図6(a)に白抜き矢印で表す方向にかけて並設される。そして、ケーブルCBの心線との接続箇所であるプラグ側コンタクト202aの外側を覆うようにシールド用シェル202cをプラグハウジング202bの外側へ配設固定する。このシールド用シェル202cは、従来例1と異なり、プラグハウジング202bの上面側202fに設ける。そして、シールド用シェル202cは、プラグシェル202とレセプタクル201とが嵌合したときに、フラットケーブルCBが配設されていない側部203側でレセプタクル201に設けるシールド用コンタクト201cと接触されて電気的な接続を成すように形成される。プラグシェル202のその他の基本構造は従来例1と同様である。
図7は、レセプタクル301を表し、(a)は上方から見た斜視説明図、(b)は平面説明図、(c)は底面説明図、(d)は(b)のC−C線断面説明図、をそれぞれ表す。
レセプタクルハウジング本体311は、複数のプラグ側コンタクト301aを並設状態となるように樹脂を型成形して形成する。しかしながら、樹脂成型されただけの構造では、樹脂厚を薄くすると弱くなり更には成型後の反りが出てしまうので、レセプタクルハウジング本体311の周囲部をメタルフレーム310が囲むようにメタルフレーム310を形成して嵌合させ強度を持たせている。そして、レセプタクル301は同図(d)に表すように、平面視中央がプラグシェル302と嵌合係止可能な嵌合凹部312を凹状に形成している。
プラグシェル302は、嵌合凹部312に嵌合した際に、レセプタクル側コンタクト301aと対向位置となり嵌合時に該コンタクト301aと接触して電気的な接続を完了するよう内部にプラグ側コンタクト302aを複数並設させて樹脂で型成形したプラグハウジング302bを設けてなる。更に、多極コンタクト300を極力薄くするために、プラグハウジング302bの樹脂を薄く成形した時に発生する反りを抑えると共に樹脂の割れを防ぐ目的で、上部をシールド用シェル302cで覆い補強すると共に外部からの電磁波が下面に位置するプラグ側コンタクト302aへ影響することを防止している。
そして、多極コネクタ300を従来例3のように形成することで、従来例2に表れたプラグ側コンタクト302aとレセプタクル側コンタクト301aとの接触部の上部となる開口B部では、図9に表すように、プラグシェル302側のシールド用シェル302cは開口B部で下方へ折曲するように垂下して設けられており、プラグ側コンタクト301aの上面を覆っている。
従って、従来例3でも、やはりプラグシェル302をレセプタクル301に嵌合した際に、プラグシェル302上面に開口ができてしまい、多極コネクタ300を充分にシールドしきれないという問題点を有した。
この発明は、上記問題点に鑑み、多極コネクタの高さを低く抑えると共に、レセプタ側及びプラグ側のコンタクト周囲部を囲繞して外部からシールドされた多極コネクタを提供する。
プリント基板表面と垂直にレセプタクルと嵌合係止され、一端がフラットケーブルの各ケーブルと接続固定され他端がプラグ接触部を形成するプラグ側コンタクトを複数並設され、レセプタクルと嵌合係止時には各プラグ接触部が対向されるレセプタクル側コンタクトの接触部と接触し電気的に接続されるプラグとからなり、
レセプタクルは、複数のレセプタクル側コンタクトを並設して樹脂成形されるハウジング本体が、プレート状に形成されたメタルシェル底面側からプラグ側へ突設されてコネクト部を形成し、レセプタクル側コンタクトは接触部がコネクト部に並設され、基板接続部はレセプタクル背面側から外部へ突設され、メタルシェルは折曲形成されることで底面側と対向する囲繞平面部および囲繞背面部を形成すると共に、囲繞平面部のプラグ側端部がプリント基板面側へ斜めに折曲されてシールドコンタクトばね部を形成し、
プラグは、並設する複数のプラグ側コンタクトをプラグハウジング本体が固定し、プラグハウジング本体のレセプタクルとは反対側の面を各コンタクトと接触しないよう金属板からなるプラグシェルが上面を覆うようにプラグハウジング本体と固定され、プラグシェルのメタルシェル対向部がシールドコンタクト部を形成し、
プラグとレセプタクルとが嵌合係止した際に、レセプタクルシェルのシールドコンタクトばね部とプラグシェルのシールドコンタクト部とがシールドコンタクトばね部のばね力を持って押圧接触することで、コネクタのシールドを形成することを特徴とする多極コネクタ、
そして、プラグとレセプタクルとが嵌合係止された状態では、レセプタクルシェルがコネクタの背面側から折曲され、レセプタクルシェルのシールドコンタクトばね部がプラグ側コンタクトとレセプタクル側コンタクトとの接触部の上方に位置している。そして、このシールドコンタクトばね部は、プラグとレセプタクルとが嵌合係止している状態で、プラグの上面を覆っているプラグシェルのシールドコンタクト部とばね力で付勢されながら接触圧を持って接触している。
レセプタクルシェルとプラグシェルとが接触していることで、レセプタクルシェルとプラグシェルとがシールドを構成し、該シールドが上部に嵌合係止されているプラグの上面からプラグの下部に嵌合係止されているレセプタクルの背面を経由し底面までを被覆し、レセプタクル側コンタクトとプラグ側コンタクトとの接触部上方を含めて囲繞する。
またこの発明では、
前記レセプタクルを構成するメタルシェルは、金属の板状体からなり、底面側は平板形状を成してハウジング本体のコネクト部が突設され、底面側から折曲形成されることで底面側と対向する囲繞平面部および囲繞背面部を形成すると共に、囲繞平面部のプラグ側端部がプリント基板面側へ斜めに折曲されてシールドコンタクトばね部を形成し、ハウジング本体のハウジング固定部と対向する位置にはハウジング本体と係止固定する本体固定部を設け、周囲部にはプラグと嵌合係止可能なレセプタクル係止部を設けてなり、
前記プラグを構成するプラグシェルの周囲部には、レセプタクルとの嵌合係止時にレセプタクル係止部と対向する位置にレセプタクル係止部と係止可能なプラグ係止部を設け、
レセプタクル係止部及びプラグ係止部を嵌合係止することでレセプタクル及びプラグが嵌合係止される、
レセプタクル2には、レセプタクル側コンタクト20を設ける。レセプタクル側コンタクト20は、一端が外部に位置されてプリント基板PCBと接続される基板接続部20aを形成し、他端が内部に位置されて接触部20bを形成する。接触部20bは、レセプタクル側コンタクト20基部からU字状に湾曲して延設させばね力を持たせる。
このレセプタクル側コンタクト20は、樹脂成形されるハウジング本体21に、基板接続部20aおよび接触部20bの方向を同じくして複数が並設固定される。従って、ハウジング本体21に固定されたレセプタクル側コンタクト20は、接触部20bが背面側から外部へ突出した状態で並設され、接触部20bがレセプタクル2中央側へ位置されて並設され、接触部20bがプラグ3と接触接続可能に露出されて配置される。
ハウジング本体21は、メタルシェル22と共にレセプタクル2を形成する。
メタルシェル22は、金属の薄板からなり、メタルシェル22の底面側から上面側へハウジング本体21が突出するように設ける。この時ハウジング本体21に固定されたレセプタクル側コンタクト20がメタルシェル22に触れないようにハウジング本体21をメタルシェル22に固定する。また、固定されたハウジング本体21から突出した接触部20bが位置するメタルシェル22の背面側は、ハウジング本体21がメタルシェル22から突出された上面側へ折曲されて立設され更にメタルシェル中央側へ折曲させる。この折曲した部分の先端をやや底面側に向くようにへ字状に折曲し、シールドコンタクトばね部22aを形成する。従って、シールドコンタクトばね部22aは、メタルシェル22から突出されたハウジング本体21の更に上方に位置する。
また、メタルシェル22の周囲部には、レセプタクル2とプラグ3とを係止させるレセプタクル係止部23を設ける。
プラグ側コンタクト30は、一端がフラットケーブルCBの各ケーブルと固定して電気的に接続するコンタクト接続部30aを形成し、被覆を取除いたケーブル心線をかしめて固定する。プラグ側コンタクト30の他端は、プラグ3をレセプタクル2と嵌合係止させた際に、レセプタクル側コンタクト20の接触部20bと接触して電気的な接続を成すプラグ接触部30bを形成する。プラグ接触部30bはプラグ側コンタクト30基部からU字状に湾曲して延設させる。
レセプタクル側コンタクト20の接触部20bとプラグ側コンタクト30のプラグ接触部30bとをばね力を持たせて形成することで、両部分が当接して押圧し合い、適度な接触圧を持たせる。
プラグ側コンタクト30は、樹脂成形されるプラグハウジング本体31に、コンタクト接続部30aおよびプラグ接触部30bの方向を同じくして複数が並設される。従って、プラグハウジング本体31に固定されたプラグ側コンタクト30は、プラグ接触部30bにフラットケーブルCBが接続固定され、他端であるプラグ接触部30bがレセプタクル2との嵌合係止時に接触部20bと当接可能なプラグ3中央側へ位置されて並設され、プラグ接触部30bがレセプタクル側コンタクト20と接触接続可能に露出されて配置される。
複数のプラグ側コンタクト30を並設するプラグハウジング本体31は、板状に樹脂成形される。プラグハウジング本体31の上面側、即ち嵌合されるレセプタクル2とは反対面にプラグシェル32が固定される。従って、ハウジング本体21は、プラグシェル32側にプラグ側コンタクト30が露呈しないようにプラグ側コンタクト30を並設固定し、プラグ側コンタクト30とプラグシェル32との絶縁を保つ。
プラグシェル32は金属の板状体から成り、薄く作られたプラグハウジング本体31が変形したりあるいは破損することを防止すると共に、プラグ3の強度を保つ。そして、プラグシェル32のメタルシェル22対向部分が、プラグ3をレセプタクル2と嵌合係止した際にメタルシェル22のシールドコンタクトばね部22aと当接してシールドを形成するシールドコンタクト部32aを形成する。
また、プラグシェル32の周囲部には、レセプタクル2とプラグ3とを係止させるプラグ係止部33を設ける。
レセプタクル側コンタクト20は、一端が外部に位置されてプリント基板PCBと接続される基板接続部20aを形成し、他端が内部に位置されて接触部20bを形成する。そして中間部はハウジング本体21と一体成形される固定部20cをU字状に湾曲させて形成する。接触部20bは、レセプタクル側コンタクト20基部からU字状に湾曲して延設させばね力を持たせる。
ハウジング本体21には、レセプタクル側コンタクト20が複数並設されて固定される。ハウジング本体21は樹脂成形され、レセプタクル側コンタクト20が基板接続部20aおよび接触部20bの方向を同じくして複数並設固定される。従って、ハウジング本体21に固定されたレセプタクル側コンタクト20は、接触部20bが背面側から外部へ突出した状態で並設され、接触部20bがレセプタクル2中央側へ位置されて並設され、接触部20bがプラグ3と接触接続可能に露出されて配置される。即ち、ハウジング本体21は、レセプタクル側コンタクト20を並設して取付可能に複数の取付凹部21aを設ける。そして、取付凹部21aの下部はレセプタクル側コンタクト20の固定部20cをはめ込んで個体可能な取付部21bを形成する。取付部21bは、U字状に湾曲されたレセプタクル側コンタクト20の固定部20c同様の形状を成す。
この取付部21bそれぞれにレセプタクル側コンタクト20を、背面側に基板接続部20aが位置するように揃えて取付けることで、レセプタクル側コンタクト20は、中央部側に接触部20bを位置して並設される。
ハウジング本体21は、取付部21bを複数設けたコネクト部21cの両端にハウジング固定部21dを設ける。従って、ハウジング本体21は、中央がコネクト部21cとなるI字状に形成される。
なお、メタルシェル22の正面側にもプリント基板PBへの基板取付部22fを囲繞背面部22cに設けた基板取付部22fと対向するように設ける。
更に、メタルシェル22には、レセプタクル係止部23と同様にプラグ3と係止させる正面側レセプタクル係止部23aを、メタルシェル22の正面側にも設ける。正面側に設ける正面側レセプタクル係止部23aは、メタルシェル22の正面側中央端部から上方へ立設させて同様に設ける。この正面側レセプタクル係止部23aを設ける位置は、メタルシェル22の長孔22bから突出されたハウジング本体21のコネクト部21cが存在しない部分に設ける。なお、多極コネクタ1の長手方向の長さがあまり長くなく、長手方向両端に設けるレセプタクル係止部23のみでプラグ3との係止固定が充分に行えるようであれば中央に正面側レセプタクル係止部23aを設けずとも良い。そして、この実施例では、メタルシェル22を上記のように折曲して構成したが、特に折曲の仕方を特定しなくとも、メタルシェル22の底面側と対向する上面側に囲繞平面部22dを形成でき、コネクト部21cの外側の背面側に立設される囲繞平面部22dを形成できればどのように金属の板状体を加工して形成しても良い。
プラグ側コンタクト30は、一端がフラットケーブルCBの各ケーブルと固定して電気的に接続するコンタクト接続部30aを形成する。コンタクト接続部30aは、被覆を取除いたケーブル心線を半田付やかしめによって固定する。プラグ側コンタクト30の他端は、プラグ3をレセプタクル2と嵌合係止させた際に、レセプタクル側コンタクト20の接触部20bと接触して電気的な接続を成すプラグ接触部30bを形成し、コンタクト接続部30aおよびプラグ接触部30bの中間部は、U字状に湾曲されてプラグハウジング本体31に取付けるための固定部30cを形成する。このように形成するプラグ側コンタクト30は、レセプタクル側コンタクト20の接触部20bと接触された際にレセプタクル側コンタクト20に持たせたばね力によって両部分が押圧接触して当接し合い、適度な接触圧を持たせている。
更にプラグシェル32の長手方向両端には、レセプタクル係止部23の外側に跨設可能に、同長手方向両端から外方へ突出させて下方が開放した「コ」字状のプラグ係止部33を設ける。そして、レセプタクル係止部23に設けた係止凹部および係止突部と係止可能にそれぞれ「コ」字状の対向片に係止突部および係止凹部を設ける。また、プラグ係止部33は、レセプタクル係止部23に跨設した状態でレセプタクル係止部23側へばね力をもって押圧接触するように形成し、係止凹部および係止突部によって係止されることで、レセプタクル2とプラグ3とが嵌合固定されると共に、レセプタクル係止部23とプラグ係止部33との接触が充分な接触圧を持って行われて電気的な接続が成される。また、プラグシェル32の正面側中央部には、下方即ち基板実装面側に垂下させた正面側プラグ係止部33aを設ける。正面側プラグ係止部33aは、プラグ3をレセプタクル2に嵌合固定させた際に対向位置するレセプタクル2の正面側レセプタクル係止部23aと係止可能に設ける。正面側プラグ係止部33aも正面側レセプタクル係止部23a同様、嵌合時の強度等が充分であれば設けずとも良い。なお、このプラグ係止部とレセプタクル係止部23との係止のさせ方は、従来の方法と何ら変らない。
上記のように構成するプラグ3では、プラグハウジング本体31に並設固定されるプラグ側コンタクト30がプラグシェル32側に露出しないように並設固定し、プラグ側コンタクト30とプラグシェル32との絶縁を保っている。
PB プリント基板
1 多極コネクタ
2 レセプタクル
20 レセプタクル側コンタクト
20a 基板接続部
20b 接触部
20c 固定部
21 ハウジング本体
21a 取付凹部
21b 取付部
21c コネクト部
21d ハウジング固定部
22 メタルシェル
22a シールドコンタクトばね部
22b 長孔
22c 囲繞背面部
22d 囲繞平面部
22e 間隙孔
22f 基板取付部
23 レセプタクル係止部
23a 正面側レセプタクル係止部
3 プラグ
30 プラグ側コンタクト
30a コンタクト接続部
30b プラグ接触部
30c 固定部
31 プラグハウジング本体
31a 係止孔
31b 係止部
32 プラグシェル
32a シールドコンタクト部
32b 係止凹部
32c 係止突部
33 プラグ係止部
33a 正面側プラグ係止部
Claims (2)
- プリント基板表面に実装され、一端は外部に位置されてプリント基板と接続される基板接続部を形成し、他端が内部に位置されて接触部を形成するレセプタクル側コンタクトを複数並設されるレセプタクルと、
プリント基板表面と垂直にレセプタクルと嵌合係止され、一端がフラットケーブルの各ケーブルと接続固定され他端がプラグ接触部を形成するプラグ側コンタクトを複数並設され、レセプタクルと嵌合係止時には各プラグ接触部が対向されるレセプタクル側コンタクトの接触部と接触し電気的に接続されるプラグとからなり、
レセプタクルは、複数のレセプタクル側コンタクトを並設して樹脂成形されるハウジング本体が、プレート状に形成されたメタルシェル底面側からプラグ側へ突設されてコネクト部を形成し、レセプタクル側コンタクトは接触部がコネクト部に並設され、基板接続部はレセプタクル背面側から外部へ突設され、メタルシェルは折曲形成されることで底面側と対向する囲繞平面部および囲繞背面部を形成すると共に、囲繞平面部のプラグ側端部がプリント基板面側へ斜めに折曲されてシールドコンタクトばね部を形成し、
プラグは、並設する複数のプラグ側コンタクトをプラグハウジング本体が固定し、プラグハウジング本体のレセプタクルとは反対側の面を各コンタクトと接触しないよう金属板からなるプラグシェルが上面を覆うようにプラグハウジング本体と固定され、プラグシェルのメタルシェル対向部がシールドコンタクト部を形成し、
プラグとレセプタクルとが嵌合係止した際に、レセプタクルシェルのシールドコンタクトばね部とプラグシェルのシールドコンタクト部とがシールドコンタクトばね部のばね力を持って押圧接触することで、コネクタのシールドを形成することを特徴とする多極コネクタ。 - 前記レセプタクルを構成するハウジング本体は、中間部がレセプタクル側コンタクトを複数並設固定されプラグとの嵌合時にレセプタクル側コンタクトとプラグ側コンタクトとを接触可能とさせるコネクト部を形成し、コネクト部の両端がメタルシェルと係止固定可能なハウジング固定部を形成し、
前記レセプタクルを構成するメタルシェルは、金属の板状体からなり、底面側は平板形状を成してハウジング本体のコネクト部が突設され、底面側から折曲形成されることで底面側と対向する囲繞平面部および囲繞背面部を形成すると共に、囲繞平面部のプラグ側端部がプリント基板面側へ斜めに折曲されてシールドコンタクトばね部を形成し、ハウジング本体のハウジング固定部と対向する位置にはハウジング本体と係止固定する本体固定部を設け、周囲部にはプラグと嵌合係止可能なレセプタクル係止部を設けてなり、
前記プラグを構成するプラグシェルの周囲部には、レセプタクルとの嵌合係止時にレセプタクル係止部と対向する位置にレセプタクル係止部と係止可能なプラグ係止部を設け、
レセプタクル係止部及びプラグ係止部を嵌合係止することでレセプタクル及びプラグが嵌合係止される請求項1に記載の多極コネクタ。
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