JP4987646B2 - 二重構造の電気コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、シールドケーブルをプリント配線板等に接続するための電気コネクタの技術分野に属する。
この種の電気コネクタとして、特許文献1は、高周波信号を伝送するシールドケーブルの信号線と接続され、プリント基板上の信号パターンと半田接続される内導体端子と、該シールドケーブルのシールド線と接続され、少なくともプリント基板との接続側の後面が開口した外導体端子と、これらの間に介在される絶縁材よりなる誘電体とによって一体化されたコネクタ端子を、樹脂製のハウジングに設けられた収容部へ組み込み、上記外導体端子後面の開口部分の上記誘電体表面を覆って該外導体端子と電気的に接触して、ノイズを遮蔽するシールド部材を抜脱不能に係合させ、該シールド部材には上記プリント基板上のグランドパターンと半田接続される接続端子が形成されている基板用シールドコネクタの接続構造を開示している。
他の電気コネクタとして、特許文献2は、複数本のアンテナケーブルとプリント回路基板との間を電気的に接続するダイバーシティ受信機用基板コネクタを開示している。このコネクタは、上記アンテナケーブルが接続されたケーブル端子に接続されるケーブル側接続部とプリント回路基板に接続される基板側接続部とを有する内導体端子と、内導体端子を覆う誘電体と、誘電体を覆うと共に内導体端子を電磁的に遮蔽する外導体端子とを備えたシールド端子をハウジング内に収容してなるものであり、上記外導体端子には、上記内導体端子が複数収容され、隣接する内導体端子間を電磁的に遮蔽する遮蔽部が一体に設けられている。
特開2002−33161号公報 特開2004−55203号公報
特許文献1の基板用シールドコネクタに相手側シールドコネクタを接続する場合、相手側シールドコネクタの外導体端子を基板用シールドコネクタの外導体端子に押し付けて嵌めるが、基板用シールドコネクタにおける金属製の外導体端子に、相手側シールドコネクタにおける金属製の外導体端子を嵌めることになるため、他の接続形態に較べると押し付け力が大きくなる。そのため、基板用シールドコネクタの内導体端子におけるプリント配線板へのハンダ付け部に、この大きな押し付け力がかかり、ハンダ付け部分の負荷負担が大きくなる。
同様に特許文献2のダイバーシティ受信機用基板コネクタのシールド端子にケーブル端子を接続する場合、ケーブル端子をシールド端子の外導体端子に押し付けて嵌めるが、シールド端子における金属製の外導体端子に、ケーブル端子における金属製の外導体端子を嵌めることになるため、他の接続形態に較べると押し付け力が大きくなる。そのため、シールド端子の内導体端子におけるプリント配線板へのハンダ付け部に、この大きな押し付け力がかかり、ハンダ付け部分の負荷負担が大きくなる。
また、このようなコネクタの、内導体端子、誘電体、及び外導体端子からなる基本的な接続部分のシールド性をさらに高めて、例えば高周波・高速伝送特性などを改善したいという要請がある。
本発明は、このような点に着目してなされたもので、その目的とするところは、シールドケーブルをプリント配線板等の実装先部材に接続するための内部コアの外側に外部コアを設け、この外部コアのハウジングを外部シェルで覆って内部コアのシールド性を向上させると共に、内部コアが相手側電気コネクタから受ける押し付け力を外部コアで受け止めることで内部コアのコンタクトにおけるプリント配線板等へのハンダ付け部が受ける負荷負担を軽減し、電気コネクタの信頼性を向上させることにある。
本発明の二重構造の電気コネクタは、導電性のコンタクトが設けられた絶縁性の内部ハウジングを嵌合側が開口した導電性の内部シェルで覆ってなる内部コアと、この内部コアの外側に設けられ、絶縁性の外部ハウジングを嵌合側が開口した導電性の外部シェルで覆ってなる外部コアとを備え、導電性のコンタクトが設けられた絶縁性の内部ハウジングを嵌合側が開口した導電性の内部シェルで覆ってなる内部コアと、この内部コアの外側に設けられた絶縁性の外部ハウジングとを備えた相手側電気コネクタとの接続を、双方の内部コア同士の雄雌嵌合と双方の外部ハウジング同士の雄雌嵌合により行い、これによってコンタクト同士及び内部シェル同士をそれぞれ接触させるように構成し、外部コアが、反嵌合側に設けられた奥壁と、奥壁の周縁から内部コアを囲んで嵌合側へ延びるほぼ筒形の周壁と、外部コアを実装先部材に固定するための固定部材とを備え、内部コアが外部コアに、内部シェルが外部シェルに接触するように連結され、外部コアの周壁には、内部コアが通過できる形状の導入口が開口し、コンタクトにおける実装先部材にハンダ付けされる接続部が外部コアの外側へ引き出され、内部コアが外部コアの奥壁に接触するように配置され、又は内部コアがコンタクトの弾性変形により外部コアの奥壁に接触するように配置されている。
この二重構造の電気コネクタは、内部コアを外部コアの導入口から外部コアの内方へ挿入することで組み立てられる。この二重構造の電気コネクタに相手側電気コネクタを押し付けると、双方の内部コア同士が雄雌嵌合し、双方の外部ハウジング同士が雄雌嵌合し、これによってコンタクト同士、及び内部シェル同士がそれぞれ接触し、これによって両コネクタが接続する。
その場合、内部コアを外部シェルが覆い、内部シェルが外部シェルに接触するので、電気コネクタの基本的な接続部分である内部コアのシールド性が向上し、例えば高周波・高速伝送特性などが改善される。
また、相手側電気コネクタの押し付け力は内部コアにかかるが、この内部コアにかかった押し付け力は外部コアの奥壁に伝わり、固定部材から実装先部材へ伝わる。そのため、コンタクト接続部における実装先部材へのハンダ付け部の負荷負担が軽減される。
本発明の二重構造の電気コネクタの固定部材は、外部シェルに一体的に設けられた導電性の部材であってもよい。
このようにすれば、固定部材を実装先部材のグランド機能部に接続すると、固定部材を介して外部シェルのグランド接続が実現する。
本発明の二重構造の電気コネクタの内部シェルには、導入口側と反対側に延びて外部ハウジングに圧入される突片が設けられていてもよい。
このようにすれば、内部コアを外部コアの導入口から外部コアの内方へ挿入すると、突片が外部ハウジングに圧入される。
本発明の二重構造の電気コネクタは、シールドケーブルを実装先部材に接続するための内部コアの外側に外部コアを設け、この外部コアを外部シェルで覆ったので、内部コアのシールド性を向上させることができる。また、内部コアが相手側電気コネクタから受ける押し付け力を外部コアで受け止めるので、内部コアのコンタクトにおけるプリント配線板等へのハンダ付け部が受ける負荷負担が軽減され、電気コネクタの信頼性を向上させることができる。
固定部材を外部シェルに一体的に設けられた導電性の部材で構成したときには、固定部材を実装先部材のグランド機能部に接続することで、固定部材を介して外部シェルのグランド接続を実現することができる。
内部シェルに、導入口側と反対側に延びて外部ハウジングに圧入される突片を設けたときには、簡単な構造でもって、内部コアと外部コアとを連結することができる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1ないし図7は本発明の二重構造の電気コネクタの第1の実施形態を示す。この二重構造の電気コネクタAは、内部コア100と、この内部コア100の外側に設けられた外部コア200とを備えている。この二重構造の電気コネクタAは、実装先部材Cにハンダ付けにより実装され、そして相手側電気コネクタBと雄雌嵌合する。この実施形態の場合、実装先部材Cはプリント配線板であるが、ハンダ付けにより実装できる対象であれば筐体又はその他の部材であってもよい。この内部コア100は、絶縁性の内部ハウジング110と、この内部ハウジング110に設けられた導電性のコンタクト120と、嵌合側つまり相手側電気コネクタBと嵌合する側が開口し且つ内部ハウジング110を覆う導電性の内部シェル130とを備えている。内部ハウジング110と内部シェル130とは相対移動しないように組み付けられているが、これは内部ハウジング110を内部シェル130に嵌合する、圧入する、又は一体成形するなどの方法により行われる。また、外部コア200は、絶縁性の外部ハウジング210と、嵌合側つまり相手側電気コネクタBと嵌合する側が開口し且つ外部ハウジング210を覆う導電性の外部シェル220とを備えている。外部ハウジング210と外部シェル220とは相対移動しないように組み付けられているが、これは外部ハウジング210を外部シェル220に嵌合する、圧入する、又は一体成形するなどの方法により行われる。コンタクト120は極数に応じた数だけ設けられる。
図6に示すように、相手側電気コネクタBは、内部コア300と、この内部コア300の外側に設けられた外部ハウジング400とを備えている。そして、内部コア300は、絶縁性の内部ハウジング310と、この内部ハウジング310に設けられた導電性のコンタクト320と、嵌合側つまり二重構造の電気コネクタAと嵌合する側が開口し且つ内部ハウジング310を覆う導電性の内部シェル330とを備えている。内部ハウジング310と内部シェル330とは相対移動しないように組み付けられている。また、外部ハウジング400は絶縁性の部材である。外部ハウジングの外側に、嵌合側つまり二重構造の電気コネクタと嵌合する側が開口し且つ外部ハウジングを覆う導電性の外部シェルを設け、この外部シェルと外部ハウジングとにより外部コアを構成してもよい。相手側電気コネクタBの内部コア300及び外部ハウジング400の反嵌合側つまり嵌合側と反対側には、コンタクト320に接続するシールドケーブルDを通す孔が開いている。シールドケーブルDは、内部導体D1を内部絶縁被覆D2で覆ってなる内部電線と、この内部電線を覆う外部導体D3と、この外部導体D3を覆う外部絶縁被覆D4とを備えている。この実施形態の二重構造の電気コネクタAと相手側電気コネクタBは、いずれも二極の電気コネクタであり、シールドケーブルDには二本の内部電線が内蔵されている。しかし、この実施形態によって本発明の二重構造の電気コネクタの極数が限定解釈されることはない。本発明の二重構造の電気コネクタは、内部電線が一本であるシールドケーブルにも、内部電線が三本以上であるシールドケーブルにも対応することができる。コンタクト320は極数に応じた数だけ設けられる。コンタクト320にはシールドケーブルDの内部導体D1が接続され、内部シェル330にはシールドケーブルDの外部導体D3が接続される。
二重構造の電気コネクタAのコンタクト120は、相手側電気コネクタBのコンタクト320に接触する接触部121と、実装先部材Cにハンダ付けされる接続部122とを備えている。コンタクト120は、内部ハウジング110に圧入されている。しかし、コンタクトを内部ハウジングと一体成形し、又はその他の形態で内部ハウジングに組み込むようにしてもよい。その場合、一体成形は、例えば内部ハウジングの成形型にコンタクトを入れて内部ハウジングを成形することで行われる。内部シェル130は内部ハウジング110の全周を覆うほぼ筒形に形成されており、内部シェル130の内面と内部ハウジング110の表面との間に嵌合凹部が形成されている。コンタクト120の接触部121は嵌合凹部に面するように内部ハウジング110に設けられている。一方、相手側電気コネクタBの内部ハウジング310には嵌合凸部が形成され、この嵌合凸部の一方側は内部シェル330が覆っており、他方側にはコンタクト320の接触部が設けられている。これとは逆に、二重構造の電気コネクタAに嵌合凸部を設け、相手側電気コネクタBに嵌合凹部に設けてもよい。
二重構造の電気コネクタAの外部ハウジング210は、嵌合側が開口するほぼ箱形に形成されており、外部シェル220は外部ハウジング210における嵌合側の面及び実装側の面を除く他の面を覆っているが、外部シェルにより実装側の面をも覆うようにしてもよい。実装側とは、二重構造の電気コネクタAが実装先部材Cに実装されたときに実装先部材Cに近い側である。一方、相手側電気コネクタBの外部ハウジング400は、嵌合側が開口するほぼ箱形に形成されている。
そして、図6に示すように、二重構造の電気コネクタAの内部コア100の嵌合凹部に相手側電気コネクタBの内部コア300の嵌合凸部が雄雌嵌合すると共に、二重構造の電気コネクタAの外部コア200に相手側電気コネクタBの外部ハウジング400が雄雌嵌合することにより二重構造の電気コネクタAと相手側電気コネクタBとの接続が行われ、これによってコンタクト同士120、320、及び内部シェル同士130、330がそれぞれ接触する。
二重構造の電気コネクタAの外部コア200は、反嵌合側に設けられた奥壁201と、奥壁201の周縁から内部コア100を囲んで嵌合側へ延びるほぼ筒形の周壁202と、外部コア200を実装先部材Cに固定するための固定部材203とを備えている。奥壁201は、ほぼ嵌合側を向いており、外部ハウジング210を構成する壁と外部シェル220を構成する壁との二重構造になっている。しかし、この部位に外部ハウジングを構成する壁又は外部シェルを構成する壁のみを設けることで奥壁を、いずれかの壁のみで構成してもよい。周壁202は、実装側の面を除いて外部ハウジング210を構成する壁と外部シェル220を構成する壁との二重構造になっている。しかし、さらに実装側の面も二重構造にしてもよい。上記固定部材203は、外部シェル220に一体的に設けられた導電性の部材である。すなわち、外部シェル220における実装側の端縁から外部ハウジング210から遠ざかる方向へ板片が延びており、この板片が固定部材203となっている。この固定部材203は実装先部材Cに対してハンダ付けされ又はネジどめされる。固定部材は外部ハウジングに設けてもよい。
内部コア100は外部コア200に、内部シェル130が外部シェル220に接触するように連結されている。内部シェル130には、導入口側と反対側に延びる導電性の突片131が設けられ、外部ハウジング210には突片131が圧入される穴が形成されており、この突片131が外部ハウジング210に圧入されている。さらに突片の先端を外部シェルまで至らしめてこれに接触させるようにしてもよい。導入口側は、後述する導入口204に近い側である。外部シェル220には外部ハウジング210の内方へ延びて内部シェル130の導入口側と反対側の面に接触する接触片221が設けられている。内部コアは外部コアに他の連結構造でもって連結されていてもよい。その場合、内部シェルが外部シェルに接触するようにする。
外部コア200の周壁202には、内部コア100が通過できる形状の導入口204が開口している。この導入口204は、周壁202のうち実装側の壁に開口している。この実装側の壁は外部ハウジング210により形成されているので、導入口204は外部ハウジング210に開口している。外部シェルが外部ハウジングの実装側の壁を覆っているときは、導入口204は外部シェルにも開口することになる。そして、コンタクト120における実装先部材Cにハンダ付けされる接続部122が外部コア200の外側へ引き出されている。ここでは接続部122は導入口204から外部コア200の外側へ引き出されている。
内部コア100は、外部コア200の奥壁201に接触するように配置されている。ここでは内部ハウジング110の反嵌合側の面が外部ハウジング210に接触しているが、内部コアの内部ハウジング又は内部シェルが外部コアの外部ハウジング又は外部シェルに接触しておればよい。これに代えて、内部コアを、コンタクトの弾性変形により外部コアの奥壁に接触するように配置してもよい。つまり、通常は内部コアと外部コアとの間に隙間があるが、内部コアが相手側電気コネクタから押し付け力を受けるとコンタクトが弾性変形してこの隙間がなくなって内部コアが外部コアの奥壁に接触するように構成することである。
図2及び図3に示すように、この二重構造の電気コネクタAは、内部コア100を外部コア200の導入口204から外部コア200の内方へ挿入することで組み立てられる。この二重構造の電気コネクタAに相手側電気コネクタBを押し付けると、双方の内部コア同士100、300が雄雌嵌合し、双方の外部ハウジング同士210、400が雄雌嵌合し、これによってコンタクト同士120、320、及び内部シェル同士130、330がそれぞれ接触し、これによって両コネクタA、Bが接続する。
その場合、内部コア100を外部シェル220が覆い、内部シェル130が外部シェル220に接触するので、二重構造の電気コネクタAの基本的な接続部分である内部コア100のシールド性が向上し、例えば高周波・高速伝送特性などが改善される。
また、図6及び図7に示すように、相手側電気コネクタBの押し付け力は内部コア100にかかるが、この内部コア100にかかった押し付け力は外部コア200の奥壁201に伝わり、固定部材203から実装先部材Cへ伝わる。そのため、コンタクト120の接続部122における実装先部材Cへのハンダ付け部の負荷負担が軽減され、電気コネクタの信頼性を向上させることができる。
本発明の二重構造の電気コネクタの固定部材は、外部コアを実装先部材に固定する機能を発揮すればどのような構成であってもよい。しかし、第1実施形態では、固定部材203を、外部シェル220に一体的に設けた導電性の部材で構成した。このようにすれば、固定部材203を実装先部材Cのグランド機能部に接続すると、固定部材203を介して外部シェル220のグランド接続が実現する。
本発明の二重構造の電気コネクタの内部コアは外部コアに、内部シェルが外部シェルに接触するように連結されておればよく、その連結構造を限定しない。しかし、第1実施形態では、内部シェル130から導入口側と反対側に延びる突片131を外部ハウジング210に圧入した。このようにすれば、内部コア100を外部コア200の導入口204から外部コア200の内方へ挿入すると、突片131が外部ハウジング210に圧入されるので、比較的簡単な構造でもって、内部コア100と外部コア200とを連結することができる。
図8ないし図11は第2の実施形態の二重構造の電気コネクタAを示す。本発明の二重構造の電気コネクタでは外部コアの周壁に、内部コアが通過できる形状の導入口を開口し、コンタクトにおける実装先部材にハンダ付けされる接続部を外部コアの外側へ引き出した。その場合、第1実施形態の二重構造の電気コネクタAでは導入口204を周壁202のうち実装側の壁に開口し、この導入口204からコンタクト120の接続部122を外部コア200の外側へ引き出した。これに対して第2実施形態の二重構造の電気コネクタAでは、導入口204を、周壁202のうち実装側の壁と反実装側の壁との間に設けられた二つの側壁のうちの一方に設けた。その場合、導入口204は外部ハウジング210にのみ設け、外部シェル220には導入口を設けていない。そして、周壁202のうち実装側の壁に連通口205を開口し、この連通口205を導入口204に連続して設けた。実装側の壁は外部ハウジング210により形成されているので、連通口205は外部ハウジング210に開口している。外部シェルが外部ハウジングの実装側の壁を覆っているときは、連通口205は外部シェルにも開口することになる。そして、コンタクト120の接続部122が連通口205から外部コア200の外側へ引き出されている。第1実施形態と同様に、内部コア100は外部コア200に、内部シェル130が外部シェル220に接触するように連結されている。図11に示すように、内部シェル130には、導入口側と反対側に延びる導電性の突片131が設けられ、外部ハウジング210には突片131が圧入される穴が形成されており、この突片131が外部ハウジング210に圧入されている。さらに突片の先端を外部シェルまで至らしめてこれに接触させるようにしてもよい。導入口側は、導入口204に近い側である。外部シェル220には外部ハウジング210の内方へ延びて内部シェル130の導入口側と反対側の面に接触する接触片221が設けられている。外部ハウジング210と外部シェル220とは相対移動しないように組み付けられているが、これは外部ハウジング210を外部シェル220に嵌合する、又は圧入するなどの方法により行われる。図9に示すように、この二重構造の電気コネクタAを組み立てる場合、内部コア100を外部コア200のうち外部ハウジング210の導入口204から外部ハウジング210の内方へ挿入する。そのときコンタクト120の接続部122は連通口205に沿って導入口204が開口する側壁に対向する側壁へ向かって移動する。そして、外部ハウジング210に外部シェル220を組み付ける。その他の構成は第1実施形態の二重構造の電気コネクタAの構成と同様である。この第2実施形態の二重構造の電気コネクタAは、第1実施形態の二重構造の電気コネクタAで得られた作用及び効果と同様の作用及び効果を得ることができる。
本発明は、以上の実施形態の特徴を組み合わせた実施形態を含んでいる。さらに、以上の実施形態は本発明の二重構造の電気コネクタのいくつかの例を示したに過ぎない。したがって、これらの実施形態の記載によって本発明の二重構造の電気コネクタが限定解釈されることはない。
第1実施形態の二重構造の電気コネクタの斜視図である。 第1実施形態の二重構造の電気コネクタを外部コアと内部コアとに分解して示した斜視図である。 第1実施形態の二重構造の電気コネクタを外部コアと内部コアとに分解して示した斜視図であり、図2とは別の方向からみている。 第1実施形態の二重構造の電気コネクタを実装側の面からみた底面図である。 図4のV−V線における断面図である。 第1実施形態の二重構造の電気コネクタに相手側電気コネクタを接続するときを示す、一部を断面した斜視図である。 第1実施形態の二重構造の電気コネクタの、一部を断面した斜視図である。 第2実施形態の二重構造の電気コネクタの斜視図である。 第2実施形態の二重構造の電気コネクタを外部ハウジングと、外部シェルと、内部コアとに分解して示した斜視図である。 第2実施形態の二重構造の電気コネクタを実装側の面からみた底面図である。 図10のXI−XI線における断面図である。
符号の説明
A 二重構造の電気コネクタ
100 内部コア
110 内部ハウジング
120 コンタクト
122 接続部
130 内部シェル
131 突片
200 外部コア
210 外部ハウジング
220 外部シェル
221 接触片
201 奥壁
202 周壁
203 固定部材
204 導入口
B 相手側電気コネクタ
300 内部コア
310 内部ハウジング
320 コンタクト
330 内部シェル
400 外部ハウジング
C 実装先部材
D シールドケーブル

Claims (3)

  1. 導電性のコンタクトが設けられた絶縁性の内部ハウジングを嵌合側が開口した導電性の内部シェルで覆ってなる内部コアと、
    この内部コアの外側に設けられ、絶縁性の外部ハウジングを嵌合側が開口した導電性の外部シェルで覆ってなる外部コアとを備え、
    導電性のコンタクトが設けられた絶縁性の内部ハウジングを嵌合側が開口した導電性の内部シェルで覆ってなる内部コアと、この内部コアの外側に設けられた絶縁性の外部ハウジングとを備えた相手側電気コネクタとの接続を、双方の内部コア同士の雄雌嵌合と双方の外部ハウジング同士の雄雌嵌合により行い、これによってコンタクト同士及び内部シェル同士をそれぞれ接触させるように構成し、
    外部コアが、反嵌合側に設けられた奥壁と、奥壁の周縁から内部コアを囲んで嵌合側へ延びるほぼ筒形の周壁と、外部コアを実装先部材に固定するための固定部材とを備え、
    内部コアが外部コアに、内部シェルが外部シェルに接触するように連結され、
    外部コアの周壁には、内部コアが通過できる形状の導入口が開口し、
    コンタクトにおける実装先部材にハンダ付けされる接続部が外部コアの外側へ引き出され、
    内部コアが外部コアの奥壁に接触するように配置され、又は内部コアがコンタクトの弾性変形により外部コアの奥壁に接触するように配置されている二重構造の電気コネクタ。
  2. 固定部材が、外部シェルに一体的に設けられた導電性の部材である請求項1の二重構造の電気コネクタ。
  3. 内部シェルに、導入口側と反対側に延びて外部ハウジングに圧入される突片が設けられている請求項1又は請求項2の二重構造の電気コネクタ。
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