JP2005216634A - 複合導電性粒子粉末、該複合導電性粒子粉末を含む導電性塗料並びに積層セラミックコンデンサ - Google Patents

複合導電性粒子粉末、該複合導電性粒子粉末を含む導電性塗料並びに積層セラミックコンデンサ Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、熱収縮特性及び耐酸化性に優れると共に、導電性塗料中における分散性に優れた複合導電性粒子粉末、該複合導電性粒子粉末を含有する導電性塗料並びに積層セラミックコンデンサを提供する。
【解決手段】 ニッケル粒子の粒子表面が表面改質剤によって被覆されていると共に該被覆に誘電体物質が付着している複合粒子粉末からなる複合導電性粒子粉末及び該複合導電性粒子粉末を含有する積層セラミックコンデンサである。
【選択図】 なし

Description

本発明は、熱収縮特性及び耐酸化性に優れると共に、導電性塗料中における分散性に優れた複合導電性粒子粉末、該複合導電性粒子粉末を含有する導電性塗料並びに積層セラミックコンデンサを提供する。
周知の通り、積層セラミックコンデンサは、セラミック誘電体層と内部電極層とを交互に複数層積層し、高温で焼成して一体化させた物であり、一般的には、内部電極材料である金属微粉末をバインダー中に分散させてペースト化し、該ペーストをセラミックスグリーンシート上に印刷し、該印刷した基材を複数層積層させて加熱圧着した後、還元雰囲気中で加熱焼成を行うことによって作製されている。
このような積層セラミックコンデンサの内部電極としては、従来、金、パラジウム、銀−パラジウム等の貴金属が用いられていたが、コスト低減等の観点から、近年では、ニッケル等の卑金属が用いられている。
しかしながら、ニッケル粉末を用いた場合には、貴金属を用いた場合と比べて、焼成時の熱収縮率が大きく、また、耐酸化性が劣るため、焼成時にニッケル粉末の一部が酸化されてしまい、セラミック誘電体層へ拡散するという欠点を有している。
即ち、積層セラミックコンデンサを作製する際の焼成温度は、セラミック誘電体の種類にもよるが、一般的に用いられているBaTiOやSrTiO等のセラミック誘電体を用いる場合には、1200℃以上が必要である。一方、ニッケル粉末は、400〜500℃より熱収縮を開始するため、セラッミック誘電体層と同時焼成した場合、積層したセラッミック誘電体層とニッケル層との間に歪みが生じ、デラミネーション、クラックが生じて積層セラミックコンデンサの性能が低下することになる。
また、近年、積層セラミックコンデンサの大容量化に伴い、より積層数を増加させる傾向にあり、一方、積層セラミックコンデンサの小型化の要求に対して、セラミック層の薄層化と共に内部電極をより薄くすることが望まれており、現在、1〜2μmである一層の厚みに対し、更なる薄層化が要求されている。
これまでに、ニッケル粉末の熱収縮特性改善のために、ニッケル粒子表面もしくはニッケル粒子内部にチタン酸バリウム等の複合酸化物もしくは酸化物が存在するニッケル粉末が開示されている(特許文献1乃至3)。
また、上記と同様ニッケル粉末の熱収縮特性改善を目的として、粒子表面がアルミニウムまたはシリコンを含む有機化合物で処理されたニッケル粉末が開示されている(特許文献4)。
また、同じくニッケル粉末の熱収縮特性改善を目的として、粒子表面が燐酸系化合物等で修飾されたニッケル粉末が開示されている(特許文献5)。
特開2001−131601号公報 特開平11−124602号公報 特開平11−343501号公報 特開2003−197029号公報 特開2000−345203号公報
積層セラミック部品及び積層セラミックコンデンサの小型化且つ高性能化のために、内部電極材料であるニッケル粉末の熱収縮特性をセラミック誘電体層に近づけると共に、耐酸化性及び導電性塗料中における分散性に優れた導電性粒子粉末は、現在最も要求されているところであるが、未だ得られていない。
即ち、特許文献1乃至3には、積層セラミックコンデンサの内部電極材として、粒子表面にチタン酸バリウム等の複合酸化物もしくは酸化物が存在するニッケル粉末が記載されているが、いずれの処理方法においても、ニッケル粒子表面にチタン酸バリウム等の複合酸化物もしくは酸化物が直接存在しているため、導電性塗料作製時にそれらが脱離しやすく、結果、耐酸化性及び加熱焼成時の熱収縮特性の改善は困難となる。また、粒子内部にチタン酸バリウム等の複合酸化物もしくは酸化物が存在する場合には、電極材としての機能を複合酸化物もしくは酸化物が阻害するために好ましくない。
また、特許文献4には、粒子表面がアルミニウムまたはシリコンを含む有機化合物で処理されたニッケル粉末が記載されているが、実際に誘電体層に用いられる複合酸化物、もしくは酸化物とは異なるため、熱収縮特性の改善効果は未だ不十分である。
また、特許文献5には、粒子表面が燐酸系化合物等で修飾されたニッケル粉末が記載されているが、実際に誘電体層に用いられる複合酸化物、もしくは酸化物とは異なるため、熱収縮特性の改善効果は未だ不十分である。
そこで、本発明は、内部電極材料であるニッケル粉末の熱収縮特性をセラミック誘電体層に近づけると共に、耐酸化性及び導電性塗料中における分散性に優れた導電性粒子粉末を得ることを技術的課題とする。
本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、ニッケル粒子の粒子表面が表面改質剤によって被覆されていると共に該被覆に誘電体が付着している複合粒子粉末からなる複合導電性粒子粉末は、付着している誘電体粒子が脱離しにくく、また、誘電体物質として積層セラミックコンデンサの誘電体層に用いるものと同じ誘電体物質を選ぶことにより、熱収縮特性をセラミック誘電体層に近づけると共に、耐酸化性及び導電性塗料中における分散性に優れた導電性粒子粉末が得られることを見いだし、本発明をなすに至った。
即ち、本発明は、ニッケル粒子の粒子表面が表面改質剤によって被覆されていると共に該被覆に誘電体物質が付着している複合粒子粉末からなることを特徴とする複合導電性粒子粉末である(本発明1)。
また、本発明は、誘電体物質が強誘電体であることを特徴とする前記複合導電性粒子粉末である(本発明2)。
また、本発明は、少なくとも導電性粒子粉末と樹脂とを含有する導電性塗料において、前記導電性粒子粉末が前記複合導電性粒子粉末であることを特徴とする導電性塗料である(本発明3)。
また、本発明は、セラミック誘電体層と内部電極層とが交互に積層された構造を有する積層セラミックコンデンサにおいて、内部電極層に前記複合導電性粒子粉末を含有することを特徴とする積層セラミックコンデンサである(本発明4)。
本発明に係る複合導電性粒子粉末は、熱収縮特性及び耐酸化性に優れると共に、導電性塗料中における分散性に優れているので積層セラミックコンデンサ用電極材料として好適である。
本発明に係る導電性塗料は、前記複合導電性粒子粉末を用いたことにより、電極材料が塗料中で均一に分散しているので、積層セラミックコンデンサ用導電性塗料として好適である
本発明に係る積層セラミックコンデンサは、内部電極層を形成するための電極塗料として前記用導電性塗料を用いたことにより、クラックやデラミネーション等の構造欠陥が抑制されているので、高性能積層セラミックコンデンサとして好適である。
本発明の構成をより詳しく説明すれば次の通りである。
先ず、本発明に係る複合導電性粒子粉末について述べる。
本発明に係る複合導電性粒子粉末は、芯粒子であるニッケル粒子の粒子表面が表面改質剤によって被覆されていると共に、該表面改質剤被覆ニッケル粒子の粒子表面に誘電体物質が付着している複合粒子粉末からなる。
本発明におけるニッケル粒子粉末としては、ニッケル塩蒸気と還元性ガスと気相中で反応させる乾式法で得られたもの、熱分解性のニッケル化合物溶液を噴霧して熱分解する噴霧熱分解法で得られたもの、ニッケル塩を含む水溶液を特定の条件下、還元剤で還元析出させる湿式法で得られたもののいずれでもよく、また、ニッケル粒子表面が酸化されていてもよい。
本発明におけるニッケル粒子粉末の平均粒子径は0.009〜5.0μmが好ましく、より好ましくは0.025〜3.0μm、更により好ましくは0.045〜1.0μmである。
本発明におけるニッケル粒子粉末のBET比表面積値は0.01〜50m/gが好ましく、より好ましくは0.05〜40m/gである。
本発明におけるニッケル粒子粉末の熱収縮開始温度は、粒子サイズによっても異なるが、通常、300℃程度である。
本発明におけるニッケル粒子粉末の酸化開始温度は、通常300℃程度である。
本発明におけるニッケル粒子粉末の流動性は、粒子サイズによっても異なるが、通常、後述する流動性指数が40程度である。
本発明における表面改質剤としては、ニッケル粒子の粒子表面へ誘電体粒子を付着できるものであれば何を用いてもよく、好ましくはアルコキシシラン、フルオロアルキルシラン、シラン系カップリング剤及びオルガノポリシロキサン等の有機ケイ素化合物、チタネート系、アルミネート系及びジルコネート系などのカップリング剤、低分子あるいは高分子界面活性剤等の一種又は二種以上であり、より好ましくはアルコキシシラン、フルオロアルキルシラン、シラン系カップリング剤、オルガノポリシロキサン等の有機ケイ素化合物、チタネート系、アルミネート系及びジルコネート系の各種カップリング剤である。
有機ケイ素化合物としては、メチルトリエトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、ジフェニルジエトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、エチルトリエトキシシラン、プロピルトリエトキシシラン、ブチルトリエトキシシラン、イソブチルトリメトキシシラン、ヘキシルトリエトキシシラン、オクチルトリエトキシシラン及びデシルトリエトキシシラン等のアルコキシシラン、トリフルオロプロピルトリメトキシシラン、トリデカフルオロオクチルトリメトキシシラン、ヘプタデカフルオロデシルトリメトキシシラン、トルフルオロプロピルトリエトキシシラン、ヘプタデカフルオロデシルトリエトキシシラン及びトリデカフルオロオクチルトリエトキシシラン等のフルオロアルキルシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、γ―アミノプロピルトリエトキシシラン、γ―グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ―メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ―メタクロイルオキシプロピルトリメトキシシラン、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−クロロプロピルトリメトキシシラン等のシラン系カップリング剤、ポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、変性ポリシロキサン等のオルガノポリシロキサン等が挙げられる。
チタネート系カップリング剤としては、イソプロピルトリステアロイルチタネート、イソプロピルトリス(ジオクチルパイロホスフェート)チタネート、イソプロピルトリ(N−アミノエチル・アミノエチル)チタネート、テトラオクチルビス(ジトリデシルホスフェートチタネート、テトラ(2,2ジアリルオキシメチル−1−ブチル)ビス(ジトリデシル)ホスフェートチタネート、ビス(ジオクチルパイロホスフェート)オキシアセテートチタネート、ビス(ジオクチルパイロホスフェート)エチレンチタネート等が挙げられる。
アルミネート系カップリング剤としては、アセトアルコキシアルミニウムジイソプロピレート、アルミニウムジイソプロポキシモノエチルアセトアセテート、アルミニウムトリスエチルアセトアセテート、アルミニウムトリスアセチルアセトネート等が挙げられる。
ジルコネート系カップリング剤としては、ジルコニウムテトラキスアセチルアセトネート、ジルコニウムジブトキシビスアセチルアセトネート、ジルコニウムテトラキスエチルアセトアセテート、ジルコニウムトリボトキシモノエチルアセトアセテート、ジルコニウムトリブトキシアセチルアセトネート等が挙げられる。
低分子系界面活性剤としては、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ジオクチルスルホンコハク酸塩、アルキルアミン酢酸塩、アルキル脂肪酸塩等が挙げられる。高分子系界面活性剤としては、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸塩、カルボキシメチルセルロース、アクリル酸−マレイン酸塩コポリマー、オレフィン−マレイン酸塩コポリマー等が挙げられる。
表面改質剤の被覆量は、ニッケル粒子粉末に対してC換算で0.001〜5.0重量%が好ましく、より好ましくは0.002〜4.0重量%、更に好ましくは0.003重量%〜3.0重量%である。0.001重量%未満の場合には、ニッケル粒子100重量部に対して0.1重量部以上の誘電体物質を付着させることが困難である。また、5.0重量%を超える場合には、誘電体物質とは異なる物質が増加するため好ましくない。
本発明における誘電体物質としては、BaTiO、SrTiO及びその固溶体で代表される強誘電体、MgO、CaO、SrO、BaOとTiOとの固溶体等の誘電体等を用いることができる。熱収縮特性を考慮すれば、誘電体粒子として積層セラミックコンデンサの誘電体層に用いるものと同じ誘電体物質を選ぶことが好ましい。殊に、近年では、積層セラミックコンデンサの高性能化を図るため、セラミック誘電体層にはチタン酸バリウム系の強誘電体が主流となっていることから、チタン酸バリウム等のチタン酸バリウム系強誘電体を用いることが好ましい。
誘電体物質の付着量は、複合導電性粒子粉末に対して0.01〜30重量%が好ましい。0.01重量%未満の場合には、誘電体物質の付着量が少なすぎるため、熱収縮特性等を改善することができない。また、30重量%を超える場合には、粒子表面から脱離する誘電体物質が多くなり、導電性塗料中における分散性が低下すると共に、粒子表面に付着する誘電体物質が多すぎて導通が悪くなるため、電極材として不利となる。より好ましくは0.05〜25重量%、更により好ましくは0.10〜20重量%である。
本発明に係る複合導電性粒子粉末は、平均粒子径が0.01〜5.0μmが好ましい。平均粒子径が5.0μmを超える場合には、積層セラミックコンデンサを構成する内部電極の1層の厚みが厚くなり過ぎるため、小型化及び大容量化が困難となる。得られる積層セラミックコンデンサの小型化及び大容量化を考慮すれば、より好ましくは0.03〜3.0μm、更により好ましくは0.05〜1.0μmである。
本発明に係る複合導電性粒子粉末のBET比表面積値は、0.01〜50m/gが好ましく、より好ましくは0.05〜40m/gである。
本発明に係る複合導電性粒子粉末の脱離試験後の熱収縮開始温度は、700℃以上が好ましい。脱離試験後の熱収縮開始温度が700℃未満の場合には、これを用いて得られた内部電極層が形成されたセラミックグリーンシートの積層体を焼成する際に、セラミック誘電体層との熱収縮率の差から、クラックが発生しやすくなり好ましくない。より好ましくは750℃以上、更により好ましくは800℃以上、最も好ましくは850℃以上である。
本発明に係る複合導電性粒子粉末の脱離試験後の酸化開始温度は、500℃以上であり、好ましくは550℃以上、より好ましくは600℃である。脱離試験後の酸化開始温度が500℃未満の場合には、これを用いて得られた内部電極層が形成されたセラミックグリーンシートの積層体を焼成する際に、ニッケル粒子が酸化されてセラミック誘電体層中へ拡散し易くなるため好ましくない。
本発明に係る複合導電性粒子粉末の誘電体物質の脱離率は20%以下が好ましく、より好ましくは15%以下、更により好ましくは10%以下である。誘電体物質の脱離率が20%を超える場合には、目的とする熱収縮特性及び耐酸化性の改善効果が得られない。
本発明に係る複合導電性粒子粉末の流動性は、流動性指数55以上が好ましく、より好ましくは60以上、最も好ましくは65〜90である。流動性指数が55未満の場合には流動性が優れたものとは言い難く、導電性塗料中に分散する際に、均一に分散することが困難である。
次に、本発明に係る導電性塗料を用いた積層セラミックコンデンサについて述べる。
本発明に係る導電性塗料は、本発明に係る複合導電性粒子粉末、樹脂及び溶剤から構成される。必要により、可塑剤等の添加剤などを添加してもよい。以下に、本発明に係る導電性塗料について説明する。
本発明における溶剤としては、ターピネオール、デシルアルコール、エタノール等を用いることができる。
本発明における樹脂としては、エチルセルロース等のセルロース系樹脂及びポリビニルブチラール系樹脂を用いることができる。好ましくは、エチルセルロース等のセルロース系樹脂である。
本発明に係る積層セラミックコンデンサは、セラミック誘電体層と内部電極層とが交互に積層された積層体に外部電極を備えた構造を有する。
本発明におけるセラミック誘電体層に用いられるセラミック材料としては、積層セラミックコンデンサの高性能化を図るため、BaTiO、SrTiO、酸化イットリウム及びこれらの固溶体で代表される強誘電体を用いることが好ましく、より好ましくはチタン酸バリウム等のチタン酸バリウム系強誘電体である。
本発明に係る積層セラミックコンデンサは、クラック発生率が3.0%以下であり、好ましくは2.0%以下、より好ましくは1.0%以下である。
次に、本発明に係る複合導電性粒子粉末の製造方法を詳述する。
本発明に係る複合導電性粒子粉末は、ニッケル粒子と表面改質剤とを混合し、ニッケル粒子の粒子表面を表面改質剤によって被覆し、次いで、表面改質剤によって被覆されたニッケル粒子と誘電体物質を混合することによって得ることができる。
ニッケル粒子の粒子表面への表面改質剤による被覆は、ニッケル粒子と表面改質剤とを機械的に混合攪拌したり、ニッケル粒子に表面改質剤を噴霧しながら機械的に混合攪拌すればよい。添加した表面改質剤は、ほぼ全量がニッケル粒子の粒子表面に被覆される。
ニッケル粒子粉末と表面改質剤との混合攪拌、誘電体物質と粒子表面に表面改質剤が被覆されているニッケル粒子粉末との混合攪拌をするための機器としては、粉体層にせん断力を加えることができる装置が好ましく、特に、せん断、へらなで及び圧縮が同時に行える装置、例えば、ホイール型混練機、ブレード型混練機、ロール型混練機を用いることができ、ホイール型混練機より効果的に使用できる。
前記ホイール型混練機としては、エッジランナー(「ミックスマラー」、「シンプソンミル」、「サンドミル」と同義語である)、マルチマル、ストッツミル、ウエットパンミル、コナーミル、リングマラー等があり、このましくはエッジランナ−、マルチマル、ストッツミル、ウエットパンミル、リングマラー、であり、よろ好ましくはエッジランナ−である。前記ボール型混練機としては、振動ミル等がある。前記ブレード型混練機としては、ヘンシェルミキサー、プラネタリーミキサー、ナウターミキサー等がある。前記ロール型混練機としては、エクストルーダー等がある。
ニッケル粒子と表面改質剤との混合攪拌時における条件としては、ニッケル粒子の表面ができるだけ均一に表面改質剤で被覆されるように、線荷重は19.6〜1960N/cm、好ましくは98〜1470N/cm、より好ましくは147〜980N/cm、処理時間は5分〜24時間、好ましくは10分〜20時間の範囲で調整すればよい。攪拌速度は2〜2000rpm、好ましくは5〜1000rpm、より好ましくは10〜800rpmの範囲で調整すればよい。
ニッケル粒子表面を表面改質剤で被覆した後、誘電体物質を添加し、混合攪拌して誘電体物質を表面改質剤被覆ニッケル粒子の粒子表面に付着させる。このとき、必要に応じて乾燥乃至加熱処理を行ってもよい。誘電体物質は少量ずつを、5分〜24時間、好ましくは5分〜20時間程度の時間をかけながら添加するか、若しくは、ニッケル粒子100重量部に対して5〜25重量部の誘電体物質を、所望の添加量となるまで分割して添加することが好ましい。
混合攪拌時における条件は、誘電体物質が分散した状態でに付着するように、線荷重は19.6〜1960N/cm、好ましくは98〜1470N/cm、より好ましくは147〜980N/cm、処理時間は5分〜24時間、好ましくは10分〜20時間の範囲で調整すればよい。攪拌速度は2〜2000rpm、好ましくは5〜1000rpm、より好ましくは10〜800rpmの範囲で調整すればよい。
乾燥乃至加熱処理を行う場合の加熱温度は、通常、40〜150℃が好ましく、より好ましくは60〜120℃であり、加熱時間は、10分〜12時間が好ましく、30分〜3時間がより好ましい。
次に、本発明に係る導電性塗料の製造方法を詳述する。
本発明に係る導電性塗料は、本発明に係る複合導電性粒子粉末を有機溶剤と樹脂に添加し、混練させることによって得ることができる。
本発明における分散は、三本ロールミル、ボールミル、ニーダー等を用いることができる。
次に、本発明に係る積層セラミックコンデンサの製造方法を詳述する。
セラミック誘電体に樹脂及び有機溶剤を加えてボールミル等により混練したセラミックスラリーをシート状に形成し、セラミックグリーンシートを得る。次いで、セラミックグリーンシート上に導電性塗料をスクリーン印刷等によって印刷し、内部電極層を形成する。次いで、内部電極層が形成されたセラミックグリーンシートを複数枚積層し、熱プレスして一体化したものを焼成した後、外部電極を焼き付けることによって得ることができる。
<作用>
本発明において最も重要な点は、ニッケル粒子の粒子表面が表面改質剤によって被覆されていると共に該被覆に誘電体物質が付着している複合導電性粒子粉末は、熱収縮特性及び耐酸化性に優れると共に、導電性塗料中における分散性に優れているという事実である。
本発明に係る複合導電性粒子粉末の熱収縮特性が優れている理由として、本発明者は、ニッケル粒子の粒子表面に誘電体物質を付着させ際、表面改質剤を介することにより強固に付着できたこと、また、該誘電体物質として積層セラミックコンデンサの誘電体層に用いるものと同じ誘電体物質を選んだことによるものと考えている。
本発明に係る複合導電性粒子粉末の耐酸化性が優れている理由として、本発明者は、ニッケル粒子の粒子表面を表面改質剤で被覆することにより、酸素との接触を低減できたことによるものと考えている。
また、本発明に係る複合導電性粒子粉末を用いて得られた積層セラミックコンデンサは、クラックの発生率が低いという事実である。
本発明に係る積層セラミックコンデンサのクラック発生率が低い理由として、本発明者は、本発明に係る複合導電性粒子粉末を内部電極物質として用いたことにより、熱収縮の開始温度がよりセラミック誘電体層に近づいたこと及び内部電極物質とセラミック誘電体層との熱収縮率の差が少なくなったことによるものと考えている。
以下、本発明における実施例を示し、本発明を具体的に説明する。
ニッケル粒子粉末、誘電体物質及び複合導電性粒子粉末の平均粒子径は、いずれも電子顕微鏡写真に示される粒子350個の粒子径をそれぞれ測定し、その平均値で示した。
比表面積値は、BET法により測定した値で示した。
複合導電性粒子の粒子表面に被覆されている表面改質剤の被覆量は、「堀場金属炭素・硫黄分析装置EMIA−2200型」(株式会社堀場製作所製)を用いて炭素量を測定することにより求めた。
複合導電性粒子に付着している誘電体物質の被覆量は、誘電体物質を構成する金属の量を、「蛍光X線分析装置3063M型」(理学電機工業株式会社製)を使用し、JIS K0119の「けい光X線分析通則」に従って測定した。
複合導電性粒子粉末に付着している誘電体物質の脱離率(%)は、下記の方法により求めた値で示した。誘電体物質の脱離率が0%に近いほど、複合導電性粒子粉末からの誘電体物質の脱離量が少ないことを示す。
複合導電性粒子粉末3gとエタノール40mlを50mlの沈降管に入れ、20分間超音波分散を行った後、120分静置し、沈降速度によって複合導電性粒子粉末と脱離した誘電体物質とを分離した。次いで、この複合導電性粒子粉末に再度エタノール40mlを加え、更に20分間超音波分散を行った後120分静置し、複合導電性粒子粉末と脱離した誘電体物質を分離した。この複合導電性粒子粉末を風乾させ、誘電体物質黒色顔料の量を測定し、下記数1に従って求めた値を誘電体物質の脱離率(%)とした。
<数1>
誘電体物質の脱離率(%)={(Wa−We)/Wa}×100
Wa:複合導電性粒子粉末の誘電体物質付着量
We:脱離試験後の複合導電性粒子粉末の誘電体物質付着量
ニッケル粒子粉末及び複合導電性粒子粉末の熱収縮開始温度は、前述の脱離テスト後の試料粉末を用い、「熱分析装置EXSTAR6000 TMA/SS(熱・応用・歪測定装置)」(セイコー電子工業株式会社製)を用いて測定を行った。
ニッケル粒子粉末及び複合導電性粒子粉末の酸化開始温度は、前述の脱離テスト後の試料粉末を用い、「熱分析装置EXSTAR6000 TG/DTA(示差熱重量同時測定装置)」(セイコー電子工業株式会社製)を用いて測定を行った。
ニッケル粒子粉末及び複合導電性粒子粉末の流動性は、パウダテスタ(商品名、ホソカワミクロン株式会社製)を用いて、安息角(度)、圧縮度(%)、スパチュラ角(度)、凝集度の各粉体特性値を測定し、該各測定値を同一基準の数値に置き換えた各々の指数を求め、各々の指数を合計した流動性指数で示した。流動性指数が100に近いほど、流動性が優れていることを意味する。
積層セラミックコンデンサのクラック発生率は、後述する方法によって作製した積層セラミックコンデンサを切断し、デラミネーション及び/又はクラックの発生の有無を、各試料100個ずつ金属顕微鏡を用いて目視で検査し、その発生率を求めた。
<実施例1−1:複合導電性粒子粉末の製造>
ニッケル粒子粉末(粒子形状:球状、平均粒子径0.22μm、BET比表面積値3.3m/g、熱収縮開始温度405℃、酸化開始温度360℃、流動性指数40)10.0kgに、メチルトリエトキシシラン(商品名:TSL8123:GE東芝シリコーン株式会社製)75gを、エッジランナーを稼動させながらニッケル粒子粉末に添加し、588N/cmの線荷重で30分間混合攪拌を行った。なお、このときの攪拌速度は22rpmで行った。
次に、誘電体物質(種類:BaTiO、粒子形状:粒状、平均粒子径30nm、BET比表面積値31.5m/g)1.0kgを、エッジランナーを稼動させながら30分間かけて添加し、更に588N/cmの線荷重で360分間混合攪拌を行い、メチルトリエトキシシラン被覆及び/又はメチルトリエトキシシランから生成するアルコキシシラン被覆に誘電体物質を付着させ、複合導電性粒子粉末を得た。なお、このときの攪拌速度は22rpmで行った。
得られた複合導電性粒子粉末は、平均粒子径が0.26μmの球状粒子であった。BET比表面積値は4.2m/g、熱収縮開始温度は1020℃、酸化開始温度は620℃、流動性は67、誘電体物質の脱離率は3.9%であり、メチルトリエトキシシランの被覆量はC換算で0.05重量%であった。付着している誘電体物質量は9.05重量%(ニッケル粒子粉末100重量部に対して誘電体物質10重量部に相当する)であった。得られた複合導電性粒子粉末の電子顕微鏡写真の観察結果より、添加した誘電体物質の粒子がほとんど認められないことから、誘電体物質のほぼ全量がメチルトリエトキシシランもしくはメチルトリエトキシシランから生成するオルガノシラン化合物被覆に付着していることが認められた。
<実施例2:導電性塗料の製造>
前記複合導電性粒子粉末100重量部、ターピネオール115重量部及びエチルセルロースのターピネオール溶液(エチルセルロースの含有量:20重量%)100重量部とを混合し、3本ロールミルを用いて混合分散させ、導電性塗料を得た。
<実施例3−1:積層セラミックコンデンサの製造>
複合導電性粒子粉末の処理に用いたBaTiO(誘電体A)を用いて従来法で作製したセラミックスラリーをシート状に形成し、厚さ約2.8μmのセラミックグリーンシートを得た。次いで、セラミックグリーンシート上に前記導電性塗料をスクリーン印刷等によって印刷し、内部電極層を形成した。次いで、該内部電極層が形成されたセラミックグリーンシートを複数枚積層し、熱プレスして一体化したものを還元雰囲気下、1300℃で2時間焼成した後、外部電極を焼付けることによって積層セラミックコンデンサを得た。
得られた積層セラミックコンデンサのクラック発生率は0%であった。
前記実施例1−1〜3−1に従って複合導電性粒子粉末、導電性塗料及び積層セラミックコンデンサを作製した。各製造条件及び得られた複合導電性粒子粉末及び積層セラミックコンデンサの諸特性を示す。
芯粒子1〜3:
芯粒子粉末として表1に示す特性を有する芯粒子を用意した。
Figure 2005216634
誘電体物質:
誘電体物質として表2に示す諸特性を有する誘電体物質を用意した。
Figure 2005216634
実施例1−2〜1−6、比較例1〜3:
表面改質剤による被覆工程における添加物の種類、添加量、エッジランナー処理の線荷重及び時間、誘電体物質の付着工程における誘電体物質の種類、添加量、エッジランナー処理の線荷重及び時間を種々変化させた以外は、前記実施例1−1と同様にして複合導電性粒子粉末を得た。
このときの製造条件を表3に、得られた複合導電性粒子粉末の諸特性を表4に示す。
なお、実施例1−2では、芯粒子100.0重量部に対して誘電体物質30重量部を60分かけて添加した。実施例1−5では、芯粒子100.0重量部に対して誘電体物質20.0重量部づつを2回に分けて添加した。
Figure 2005216634
Figure 2005216634
<積層セラミックコンデンサ>
実施例3−1〜3−6、比較例4〜9:
導電性粒子粉末の種類及びセラミック誘電体層に用いる誘電体物質を種々変化させた以外は、前記実施例3−1の積層セラミックコンデンサの製造と同様にして積層を得た。
このときの製造条件及び得られた積層セラミックコンデンサの諸特性を表5に示す。
Figure 2005216634
本発明に係る複合導電性粒子粉末は、熱収縮特性及び耐酸化性に優れると共に、導電性塗料中における分散性に優れているので積層セラミックコンデンサ用電極材料として好適である。
本発明に係る導電性塗料は、前記複合導電性粒子粉末を用いたことにより、電極材料が塗料中で均一に分散しているので、積層セラミックコンデンサ用導電性塗料として好適である
本発明に係る積層セラミックコンデンサは、内部電極層を形成するための電極塗料として前記用導電性塗料を用いたことにより、クラックやデラミネーション等の構造欠陥が抑制されているので、高性能積層セラミックコンデンサとして好適である。

Claims (4)

  1. ニッケル粒子の粒子表面が表面改質剤によって被覆されていると共に該被覆に誘電体物質が付着している複合粒子粉末からなることを特徴とする複合導電性粒子粉末。
  2. 誘電体物質が強誘電体であることを特徴とする請求項1記載の複合導電性粒子粉末。
  3. 少なくとも導電性粒子粉末と樹脂とを含有する導電性塗料において、前記導電性粒子粉末が請求項1又は請求項2記載の複合導電性粒子粉末であることを特徴とする導電性塗料。
  4. セラミック誘電体層と内部電極層とが交互に積層された構造を有する積層セラミックコンデンサにおいて、内部電極層に請求項1又は2記載の複合導電性粒子粉末を含有することを特徴とする積層セラミックコンデンサ。
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