JP2005215516A - ポリゴンミラー及びポリゴンミラー成形用金型 - Google Patents

ポリゴンミラー及びポリゴンミラー成形用金型 Download PDF

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Abstract

【課題】ウェルドラインが発生することがないポリゴンミラーを提供する。
【解決手段】n個の反射面Mが外周側面として形成された傘状の錐体部3若しくは筒状の角柱部と、傘状の錐体部3若しくは筒状の角柱部の一端部を閉じる平面部4と、n個の反射面それぞれに対応し、n個の反射面と平面部とが交差する辺のそれぞれから離間した位置となるように平面部4に配置されたn個のピンゲート跡Lと、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、射出成形によって成形されるポリゴンミラー及びその成形に用いる成形用金型に関する。
ポリゴンミラーは、回転することにより反射光の切り換えや走査を行うため、複数の反射面を有している。このポリゴンミラーは、金型を用いた射出成形によって成形されており、特開平8−238682号公報及び特許第2619244号公報には、ポリゴンミラーの従来の製造方法が開示されている。
図10は、特開平8−238682号公報に開示された製造方法を示す。ポリゴンミラー100は、外周側面に複数の反射面110を有していると共に、反射面110を連結する平面部120を有した形状となっている。平面部120は、各反射面110の裏側の中間部分を連結する位置に形成されるものであり、中間部分に環状のボス部121を有している。樹脂による成形の後、中央部分のディスクゲート140を除去することにより、ボス部121が回転体(図示省略)への取付部位となる。
このポリゴンミラー100を射出するための金型は、スプルー141と、スプルー141の終端から水平方向に延びるディスクゲート140とを有する構造となっており、スプルー141は成形されるポリゴンミラー100の回転軸CLに沿って延びている。符号145はポリゴンミラー100の反射面110を成形するためのスライド型である。
ポリゴンミラー100の成形は、溶融樹脂をスプルー141に対して所定の圧力で射出し、ディスクゲート140から金型のキャビティ内に充填した後、冷却して樹脂を固化することにより行われる。樹脂の固化の後、型開きすると共に突き出しピン147によって成形品を突き出すことにより射出成形が終了する。この成形の後、ディスクゲート140部分を除去することにより、環状のボス部121とし、ボス部121の内面を回転体への取り付け面とする。この構造による樹脂の充填の際には、樹脂が中央部分の回転軸CLから周囲に同時に供給されるため、ウェルドラインが発生しにくいものとなっている。
図11は特許第2619244号公報に開示された製造方法を示し、(a)は成形時の平面図、(b)は断面図である。ポリゴンミラー200は、中央部に回転体への取付部分となるボス部220を有し、このボス部220から複数(8個)の板状部230が放射状に延び、それぞれの板状部230の先端面が反射面210となる形状に成形されるものであり、金型にはこれらの成形を行うためのキャビティが形成される。
キャビティへ溶融樹脂を充填するため、スプルー241がボス部220の中央部分に対応して延びており、このスプルー241からランナー242が放射状に延びている。ランナー242は、各板状部230に対応するように延びており、その先端部分がキャビティ内に樹脂を供給するピンゲート245となっている。ピンゲート245は、各反射面210に対応するように反射面210と同数が設けられていると共に、板状部230の幅方向における略中央部分に位置するように配置されている。すなわち、ピンゲート245は、それぞれの反射面210と垂直な二等分線上に位置するものである。
このような構造では、各ピンゲート245から射出される樹脂の量及び圧力のバランスが一定となり、各反射面210の全面がピンゲート245から略等しい距離となるため、溶融樹脂の流れが均等に行き渡る。このため、隣接する反射面210の間で生じるウェルドラインは、板状部230の境界部分となる稜線235(図11(a)参照)に発生し、反射面210へのウェルドラインの発生を防止することが可能となっている。
特開平8−278463号公報 特許第2619244号公報
しかしながら、特開平8−278463号公報よる方法では、ポリゴンミラー100の成形後にディスクゲート140を除去する必要があり、除去のための工程が付加るため生産性が低下する問題を有している。また、ディスクゲート140を除去した後のボス部121の内面は、面精度が悪く、回転体への取り付けの際の基準とすることができず、別途、取り付けのための治具が必要であり、回転体への取り付けが面倒となる問題も有している。
特許第2619244号公報による方法では、ウェルドラインが板状部230の間の稜線235に発生するため、光学的な問題が発生しない反面、使用時におけるポリゴンミラー200の高速回転により、ウェルドラインから破壊される問題を有している。特に、ポリゴンミラーを車両用に用いる場合には、使用環境が厳しいため、耐久性への悪影響となっている。さらに、この方法では、厚みのあるポリゴンミラーや反射面の角度がそれぞれ異なるポリゴンミラーの場合に、反射面にウェルドラインが発生する不具合を有している。
本発明は、このような従来の問題点を考慮してなされたものであり、回転体への取り付けを良好に行うことができ、しかもウェルドラインが発生することがないポリゴンミラー及びその成形に用いる成形用金型を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明のポリゴンミラーは、n個の反射面が外周側面として形成された傘状の錐体部若しくは筒状の角柱部と、上記傘状の錐体部若しくは筒状の角柱部の一端部を閉じる平面部と、上記n個の反射面それぞれに対応し、n個の反射面と平面部とが交差する辺のそれぞれから離間した位置となるように上記平面部に配置されたn個のピンゲート跡と、を有し、上記反射面をそれぞれM(1)、M(2)、…、M(n)、反射面のそれぞれに最も近い上記ピンゲート跡をそれぞれL(1)、L(2)、…、L(n)、反射面M(1)と平面部とが交差してできる辺からピンゲート跡L(1)までの最短距離をDM(1)、反射面M(2)と平面部とが交差してできる辺からピンゲート跡L(2)までの最短距離をDM(2)、…、反射面M(n)と平面部とが交差してできる辺からピンゲート跡L(n)までの最短距離をDM(n)とし、上記ピンゲート跡L(1)とピンゲート跡L(2)との間の最短距離をDL(1)、ピンゲート跡L(2)とピンゲート跡L(3)との間の最短距離をDL(2)、…、ピンゲート跡L(1)とピンゲート跡L(n)との間の最短距離をDL(n)、としたとき、
DM(1)>DL(1)/2、DM(2)>DL(2)/2、…、DM(n)>DL(n)/2であり、
DM(1)>DL(n)/2、DM(2)>DL(1)/2、…、DM(n)>DL(n−1)/2
であることを特徴とする。
請求項1の発明では、反射面と平面部とが交差してできる辺からピンゲート跡までの最短距離を、これと隣接しているピンゲート跡間の最短距離の半分未満としている。すなわち、ピンゲート跡間の最短距離の半分よりも、反射面と平面部との交差部分からピンゲート跡までの最短距離の方が長くなっている。このように設定することにより、射出される樹脂は、隣接したピンゲートからの樹脂材料と接触した後、一体となって反射面側に流れるため、ウェルドラインが発生することがなくなる。このため、面精度や強度に優れたポリゴンミラーとすることができる。
請求項2の発明は、上記請求項1記載のポリゴンミラーにおいて、DM(1)、MD(2)、……、DM(n)の各距離は、各ピンゲート跡と、上記傘状の錐体若しくは筒状の角柱部の裏面における各ピンゲート跡に対応する上記反射面の裏面と上記平面部の裏面とが交差する各辺との最短距離であることを特徴とする。
請求項2の発明では、反射面と平面部とが交差してできる辺からピンゲート跡までの最短距離を、ピンゲート跡と、反射面の裏面と平面部の裏面とが交差する辺との最短距離とすることにより、請求項1の条件の設定を容易に行うことが可能となる。
請求項3の発明のポリゴンミラーは、n個の反射面を外周側面として形成した傘状の錐体若しくは筒状の角柱部と、上記傘状の錐体若しくは上記筒状の角柱部の一端部を閉じる平面部と、上記n個の反射面それぞれに対応し、n個の反射面と平面部とが交差する辺のそれぞれから離間した位置となるように上記平面部に配置されたn個のピンゲート跡と、を有し、上記平面部の肉厚をt1、上記反射面の肉厚をt2としたとき、
0.7≦t1/t2≦1.3
であることを特徴とする。
請求項3の発明では、平面部の肉厚t1及び反射面の肉厚t2を、0.7≦t1/t2≦1.3の関係となるよう設定することにより、樹脂の流れが均一となるため、充填された樹脂にウェルドラインが発生することがなくなる。従って、面精度や強度に優れたポリゴンミラーとすることができる。
請求項4の発明のポリゴンミラー成形用金型は、n個の反射面が外周側面として形成された傘状の錐体若しくは筒状の角柱部と、上記傘状の錐体若しくは筒状の角柱部の一端部を閉じる平面部と、を有するポリゴンミラーを成形する金型であって、上記平面部を成形する平面部成形面に、上記n個の反射面それぞれに対応し、n個の反射面と平面部とが交差する辺のそれぞれから離間した位置となるように配置されたn個のピンゲートを有しており、上記反射面をそれぞれM(1)、M(2)、…、M(n)、反射面のそれぞれに最も近い上記ピンゲートをそれぞれL(1)、L(2)、…、L(n)、反射面M(1)と平面部とが交差してできる辺からピンゲートL(1)までの最短距離をDM(1)、反射面M(2)と平面部とが交差してできる辺からピンゲートL(2)までの最短距離をDM(2)、…、反射面M(n)と平面部とが交差してできる辺からピンゲートL(n)までの最短距離をDM(n)とし、上記ピンゲートL(1)とピンゲートL(2)との間の最短距離をDL(1)、ピンゲートL(2)とピンゲートL(3)との間の最短距離をDL(2)、…、ピンゲートL(1)とピンゲートL(n)との間の最短距離をDL(n)、としたとき、
DM(1)>DL(1)/2、DM(2)>DL(2)/2、…、DM(n)>DL(n)/2であり、
DM(1)>DL(n)/2、DM(2)>DL(1)/2、…、DM(n)>DL(n−1)/2
の条件となっていることを特徴とする。
請求項4の発明では、反射面と平面部とが交差してできる辺からピンゲートまでの最短距離を、これと隣接しているピンゲート間の最短距離の半分未満としていることにより、ピンゲート間の最短距離の半分よりも、反射面と平面部との交差部分からピンゲートまでの最短距離の方が長くなっている。このように設定することにより、ピンゲートから射出される樹脂は、隣接したピンゲートからの樹脂材料と接触した後、一体となって反射面側に流れるため、ウェルドラインが発生することがなくなる。このため、面精度や強度に優れたポリゴンミラーを成形することができる。また、ピンゲートが平面部形成部位に配置されないため、平面部を高精度とすることができる。このため、平面部を回転体への取り付け部位とすることにより回転体への取り付けを容易に行うことができる。
請求項5の発明は、上記請求項4記載のポリゴンミラー成形用金型において、DM(1)、MD(2)、……、DM(n)の各距離は、各ピンゲートと、上記傘状の錐体若しくは筒状の角柱部の裏面における各ピンゲートに対応する上記反射面の裏面と上記平面部の裏面とが交差する各辺との最短距離であることを特徴とする。
請求項5の発明では、反射面と平面部とが交差してできる辺からピンゲートまでの最短距離を、ピンゲートと、反射面と平面部とが交差する辺との最短距離とするため、請求項4の条件の設定を容易に行うことが可能となる。
請求項6の発明のポリゴンミラー成形用金型は、n個の反射面を外周側面として形成した傘状の錐体若しくは筒状の角柱部と、上記傘状の錐体若しくは上記筒状の角柱部の一端部を閉じる平面部と、を有するポリゴンミラーを成形する金型であって、上記平面部を成形する平面部成形面に、上記n個の反射面それぞれに対応しn個の反射面と平面部とが交差する辺のそれぞれから離間した位置となるように配置されたn個のピンゲートを有しており、上記平面部の肉厚をt1、上記反射面の肉厚をt2としたとき、
0.7≦t1/t2≦1.3
の条件となっていることを特徴とする。
請求項6の発明では、平面部の肉厚t1及び反射面の肉厚t2を、0.7≦t1/t2≦1.3の関係となるよう設定することにより、樹脂の流れが均一となるため、充填された樹脂にウェルドラインが発生することがなく、面精度や強度に優れたポリゴンミラーとすることができる。
本発明のポリゴンミラーによれば、射出される樹脂の流れが均一となるため、ウェルドラインが発生することがなく、面精度が良好で、強度の優れたものとなる。
本発明のポリゴンミラ成形用金型によれば、ウェルドラインの発生がなく、面精度及び強度に優れたポリゴンミラーを確実に成形することができる。
(実施の形態1)
図1〜図5は、本発明の実施の形態1を示し、図1はポリゴンミラー1の平面図、図2は射出成形した成形体2の斜視図、図3は図2の縦断面図、図4はピンゲート部分の拡大断面図、図5はピンゲート形状を示す斜視図である。
ポリゴンミラー1は、バーコードスキャナ、レーザビームプリンタ、車両用光学スキャナ等に取り付けられて回転することにより、反射光の切り換えや走査を行うために用いられる。
ポリゴンミラー1は、熱可塑性樹脂の射出成形により成形されるものである。熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリカーボネート、メタクリル樹脂、ポリアリアレート、ポリスチレン、シクロオレフィンポリマー、その他の樹脂を用いることができる。シクロオレフィンポリマーとしては、商品名「ゼオネックス480S」(日本ゼオン(株)製)を使用することができる。
ポリゴンミラー1は、n個(6個)の反射面M(1)、M(2)、M(3)、M(4)、M(5)、M(6)を外周側面に備えた傘状の錐体部3と、傘状の錐体部3の一端部である上端部を閉じる平面部4とを備えている。なお、図示する形態では、傘状の錐体部3としているが、上述した反射面を有する筒状の角状部であっても良い。
反射面M(1)〜M(6)は、それぞれまたは全てが平面、球面、回転対称非球面、自由曲面等の適宜の面となるように成形される。この反射面M(1)〜M(6)の表面に対し、アルミニウム、銀、金、等の金属薄膜を蒸着やスパッタリング等により成膜することにより光の反射を行う。
図示する形態では、反射面M(1)〜M(6)が平面部4から斜め方向外側に向かって傾斜しているが、平面部から垂直に垂下していても良い。また、反射面M(1)〜M(6)は、面ごとに角度が異なっていても良く、全て同じ角度であっても良い。なお、反射面M(1)〜M(6)における下側部分には、三角形の面取り部6が形成されている。面取り部6は、隣接する反射面の間に配置されるものであるが、光学的に用いられることがないため、省略しても良い。
傘状の錐体部3の上端部を閉じる平面部4の中央部分には、円形となった取付孔5が厚さ方向に貫通している。取付孔5は、図示を省略した回転体の回転軸が貫通することにより、ポリゴンミラー1が回転体へ取り付けられる。回転体は、モータを内蔵またはモータに連結されたり、その回転によりポリゴンミラー1が一体的に回転して上述した反射光の切り換えや走査を行うようになっている。なお、平面部4が回転体に対する取り付けが可能であれば、取付孔5は不要であり、この場合には、平面部4に複数のねじ(図示省略)を貫通させて回転体に締結等することにより、回転体へのポリゴンミラー1の取り付けを行うことができる。
上述したように、ポリゴンミラー1の全体が射出成形により成形されるものであり、樹脂の金型への射出を行うピンゲートが平面部4に対向するように配置される。このため、平面部4の上面には、このピンゲートのピンゲート跡が形成されるものである。
ピンゲート跡は、6個の反射面M(1)〜M(6)のそれぞれに対応するように、6個が平面部4における取付孔5の周囲に配置されるものであり、L(1)、L(2)、L(3)、L(4)、L(5)、L(6)はピンゲート跡を示す。ここで、ピンゲート跡L(1)は、反射面M(1)に対応し、ピンゲート跡L(2)は反射面M(2)に対応し、以下、順次、括弧内の数字が反射面における数字に対応している。
図2、図3は、溶融樹脂を金型に射出することにより成形されたポリゴンミラー1を含む金型内における成形体2を示し、スプルー・ランナに対応するスプルー・ランナ部10と、ゲートに対応するゲート部11とを有した状態となっている。ゲート部11は、それぞれの反射面M(1)〜M(6)に対応するように配置されており、ゲート部11がポリゴンミラー1から除去された後、それぞれのゲート部11の先端部がそれぞれの反射面M(1)〜M(6)に対応したピンゲート跡L(1)〜L(6)となる。ピンゲート跡L(1)〜L(6)は各ゲート先端のピンゲートにより形成されるものである。従って、この実施の形態では、6個のピンゲートをピンゲート跡と同様に、L(1)〜L(6)として記載する。
次に、ポリゴンミラー1におけるこの実施の形態の寸法関係につき、図1を参照して説明する。
図3は、図1に示す最短距離DM(1)〜DM(6)を定義するものである。これらの最短距離DM(1)〜DM(6)は、各ピンゲート跡L(1)〜L(6)と、傘状の錐体3の裏面における各ピンゲート跡L(1)〜L(6)に対応する反射面M(1)〜M(6)の裏面と平面部4の裏面とが交差する各辺との最短距離Rとして定義する。
一方、ピンゲート跡L(1)とピンゲート跡L(2)との最短距離をDL(1)、ピンゲート跡L(1)とピンゲート跡L(2)との最短距離をDL(1)とし、以下、隣接するピンゲート跡の間の最短距離を、ピンゲート跡における括弧内の小さな数字に対応させて記載する。従って、ピンゲート跡L(5)とピンゲート跡L(6)との間の最短距離は、DL(5)となり、ピンゲート跡L(1)とピンゲート跡L(6)との間の最短距離は、DL(6)となる。
以上のように定義した場合、DM(1)>DL(1)/2、DM(2)>DL(2)/2、…、DM(6)>DL(6)/2、かつ DM(1)>DL(n)/2、DM(2)>DL(1)/2、…、DM(6)>DL(5)/2となるように設定するものである。
さらに、好ましくは、DM(1)×1.1>DL(1)/2、DM(2)×1.1>DL(2)/2、…、DM(6)×1.1>DL(6)/2、かつ DM(1)×1.1>DL(6)/2、DM(2)×1.1>DL(1)/2、…、DM(6)×1.1>DL(5)/2と設定する。
このように設定された関係では、反射面M(1)〜M(6)と平面部4とが交差してできる辺からピンゲート跡L(1)〜L(6)までの最短距離DM(1)〜DM(6)を、これと隣接しているピンゲート跡間の最短距離DL(1)〜DL(6)の半分未満とするものである。すなわち、ピンゲート跡間の最短距離の半分よりも、反射面と平面部との交差部分からピンゲート跡までの最短距離の方が長くなっている。このように設定することにより、射出される樹脂は、隣接したピンゲートからの樹脂材料と接触した後、一体となって反射面側に流れるため、ウェルドラインが発生することがなくなる。このため、面精度や強度に優れたポリゴンミラー1とすることができる。
以上の関係は、ポリゴンミラー1を成形する成形用金型においても、同様に設定されるものである。このため、反射面M(1)と平面部4とが交差してできる辺からピンゲートL(1)までの最短距離をDM(1)、反射面M(2)と平面部4とが交差してできる辺からピンゲートL(2)までの最短距離をDM(2)、…、反射面M(6)と平面部4とが交差してできる辺からピンゲートL(6)までの最短距離をDM(6)とし、ピンゲートL(1)とピンゲートL(2)との間の最短距離をDL(1)、ピンゲートL(2)とピンゲートL(3)との間の最短距離をDL(2)、…、ピンゲートL(1)とピンゲートL(6)との間の最短距離をDL(6)としたとき、DM(1)>DL(1)/2、DM(2)>DL(2)/2、…、DM(6)>DL(6)/2、かつ DM(1)>DL(6)/2、DM(2)>DL(1)/2、…、DM(6)>DL(5)/2となるように設定するものである。
この場合、さらに、好ましくは、DM(1)×1.1>DL(1)/2、DM(2)×1.1>DL(2)/2、…、DM(6)×1.1>DL(6)/2、かつ DM(1)×1.1>DL(6)/2、DM(2)×1.1>DL(1)/2、…、DM(6)×1.1>DL(5)/2と設定するものである。
従って、この成形用金型を用いる場合には、反射面M(1)〜M(6)と平面部4とが交差してできる辺からピンゲートL(1)〜L(6)までの最短距離DM(1)〜DM(6)を、これと隣接しているピンゲート間の最短距離DL(1)〜DL(6)の半分未満とするものであり、上述と同様に、ピンゲート間の最短距離の半分よりも、反射面と平面部との交差部分からピンゲートまでの最短距離の方が長くなっている。このように設定することにより、ピンゲートから射出される樹脂は、隣接したピンゲートからの樹脂材料と接触した後、一体となって反射面側に流れるため、ウェルドラインが発生することがなくなる。このため、面精度や強度に優れたポリゴンミラー1を成形することができる。
上記最短距離DM(1)〜DM(6)については、次のように定義することもでき、このように定義しても、上述したDM(1)〜DM(6)についての定義と実質上の大きな差異はないものである。すなわち、DM(1)は、反射面M(1)と平面部4とが交差してできる辺からピンゲート跡L(1)までの最短距離、DM(2)は反射面M(2)と平面部4とが交差してできる辺からピンゲート跡L(2)までの最短距離とし、以下、反射面に対応したピンゲート跡を括弧内の数字に対応させて記載する。従って、反射面M(6)と平面部4とが交差してできる辺からピンゲート跡L(6)までの最短距離はDM(6)となる。なお、この場合の最短距離は、ピンゲート跡から反射面及び平面部の交差辺に垂直に下ろした垂線の長さとなるものである。
この実施の形態では、図3に示すように、平面部4の肉厚をt1、反射面M(1)〜M(6)の肉厚をt2とした場合、0.7≦t1/t2≦1.3のように、これらの肉厚を設定するものである。この場合、さらに好ましくは、0.85≦t1/t2≦1.15として設定する。
このように設定することにより、樹脂の流れが均一となるため、充填された樹脂にウェルドラインが発生することがなくなる。従って、面精度や強度に優れたポリゴンミラーとすることができる。
以上の厚さt1、t2においては、1mm≦t1≦3mmかつ1mm≦t2≦3mmであることが良好であり、さらに好ましくは、1.5mm≦t1≦2.5mmかつ1.5mm≦t2≦2.5mmであることが良好である。
図4は、ピンゲートL(1)の拡大断面図を示し、他のピンゲートL(2)〜L(6)にも同様に適用されるものである。ピンゲートL(1)の直径をφdとし、ピンゲートL(1)の開口角度をA°とした場合、0.8mm≦φd≦1.6mmであり、かつ15°≦A°≦35°が良好である。
φdが0.8mm未満であると成形時に溶融樹脂が流れにくく、ポリゴンミラー1にショートショットやヒケ等の成形不良が発生し、φdが1.6mmを超えると、ゲートでの樹脂切れが悪く、ポリゴンミラー1にゲートの跡が長く残る。一方、A°が15°未満の場合には、ゲートでの樹脂切れが悪く、ポリゴンミラー1にゲートの跡が長く残り、A°が35°を超えると、成形を繰り返す際にピンゲートが摩耗し易くなる。
以上の厚さt1、t2は、ポリゴンミラーの成形用金型にも同様に適用されるものである。すなわち、成形用金型は、反射面M(1)〜M(6)それぞれに対応し反射面M(1)〜M(6)と平面部4とが交差する辺のそれぞれから離間した位置となるように配置された6個のピンゲートL(1)〜L(6)を有しており、平面部4の肉厚をt1、反射面M(1)〜M(6)の肉厚をt2としたとき、0.7≦t1/t2≦1.3の条件となるように設定するものである。
図5は、以上の条件に基づいて溶融樹脂を射出成形した状態を示し、隣接する反射面ではウェルドラインが発生していない。これは、上述したように、隣接したピンゲートからの樹脂材料が相互に接触して一体となり、その後、反射面の方向に流れるためである。
図6は、以上の実施の形態の条件を外れた場合のポリゴンミラー、図7はポリゴンミラーを含む成形体を示す。これらの図において、ピンゲート跡L(1)〜L(6)(ピンゲートL(1)〜L(6)も同様)が反射面M(1)〜M(6)と、平面部4とが交差する辺の方向に極めて接近しており、このため、これらの間の最短距離DMが、隣接したピンゲート跡L(1)〜L(6)の間の最短距離DLよりも短くなっている。
図8は、図6及び図7の条件でポリゴンミラーを射出成形した状態を示している。反射面M(1)〜M(6)の境界部分に、ウェルドライン20が発生している。これは、射出された樹脂材料が隣接したピンゲートからの樹脂材料と接触する前に、反射面方向に流れるためであり、これにより、隣接するピンゲートからの樹脂材料が接触する会合角Fが小さくなるためである。
以上のように、この実施の形態では、ウェルドラインが発生しないため、面精度や強度に優れたポリゴンミラーとすることができる。これにより、車両用などの高温・低温・多湿などの過酷な環境下においても好適に使用することができる耐久性に優れたものとすることができる。さらに、この実施の形態においては、取付孔5の形成部位には、ピンゲートが配置されていない。このため、取付孔5を高精度とすることができる。これにより、取付孔5を回転体への取り付け部位とすることにより、回転体への取り付けを容易に行うことができるメリットもある。
(実施の形態2)
図9は、本発明の実施の形態2を示す。この実施の形態のポリゴンミラー30は、3個の反射面M(1)、M(2)、M(3)を外周側面として形成した筒状の角柱部31と、筒状の角柱部31の上端部を閉じる略三角形状の平面部4とを備えるものである。
このポリゴンミラー30においても、溶融樹脂を射出することにより成形されるものであり、射出成形におけるピンゲート跡(金型においてはピンゲート)L(1)、L(2)、L(3)がそれぞれの反射面M(1)、M(2)、M(3)に対応するように配置されている。ピンゲート跡L(1)、L(2)、L(3)は平面部4に形成した取付孔5の周囲に配置されるものである。この場合には、隣接したピンゲート跡の最短距離DL、例えば、ピンゲート跡L(1)とL(2)との間の最短距離DL(1)は、円形の取付孔5を同心円とした円軌跡によって定義される。このように定義し、かつ反射面と平面部とが交差してできる辺からピンゲートまでの最短距離を実施の形態1と同様に定義し、かつ、これらの最短距離の関係を実施の形態1と同様に設定することにより、ウェルドラインが発生しにくくなり、面精度及び強度に優れたポリゴンミラーとすることができる。
なお、本発明において、反射面がn個の場合には、
DM(1)>DL(1)/2、DM(2)>DL(2)/2、…、DM(n)>DL(n)/2であり、かつ、 DM(1)>DL(n)/2、DM(2)>DL(1)/2、…、DM(n)>DL(n−1)/2と設定することにより、同様な効果を奏することが可能となる。
本発明の実施の形態1のポリゴンミラーを示す平面図である。 ポリゴンミラーを成形するための成形体を示す斜視図である。 図2の縦断面図である。 図3におけるピンゲート部分の拡大断面図である。 実施の形態1の成形時における樹脂の流れを示す斜視図である。 ピンゲート跡が好ましくない場合のポリゴンミラーを示す平面図である。 図6を成形するための成形体の縦断面図である。 図6のポリゴンミラーを成形する際の樹脂の流れを示す斜視図である。 本発明の実施の形態2の平面図である。 従来の成形方法を示す断面図である。 (a)、(b)は別の従来の成形方法を示す平面図及び断面図である。
符号の説明
1、30 ポリゴンミラー
3 傘状の錐体部
4 平面部
L(1)〜L(6) ピンゲート跡
M(1)〜M(6) 反射面

Claims (6)

  1. n個の反射面が外周側面として形成された傘状の錐体部若しくは筒状の角柱部と、
    上記傘状の錐体部若しくは筒状の角柱部の一端部を閉じる平面部と、
    上記n個の反射面それぞれに対応し、n個の反射面と平面部とが交差する辺のそれぞれから離間した位置となるように上記平面部に配置されたn個のピンゲート跡と、を有し、
    上記反射面をそれぞれM(1)、M(2)、…、M(n)、反射面のそれぞれに最も近い上記ピンゲート跡をそれぞれL(1)、L(2)、…、L(n)、反射面M(1)と平面部とが交差してできる辺からピンゲート跡L(1)までの最短距離をDM(1)、反射面M(2)と平面部とが交差してできる辺からピンゲート跡L(2)までの最短距離をDM(2)、…、反射面M(n)と平面部とが交差してできる辺からピンゲート跡L(n)までの最短距離をDM(n)とし、上記ピンゲート跡L(1)とピンゲート跡L(2)との間の最短距離をDL(1)、ピンゲート跡L(2)とピンゲート跡L(3)との間の最短距離をDL(2)、…、ピンゲート跡L(1)とピンゲート跡L(n)との間の最短距離をDL(n)、としたとき、
    DM(1)>DL(1)/2、DM(2)>DL(2)/2、…、DM(n)>DL(n)/2であり、
    DM(1)>DL(n)/2、DM(2)>DL(1)/2、…、DM(n)>DL(n−1)/2
    であることを特徴とするポリゴンミラー。
  2. 上記請求項1記載のポリゴンミラーにおいて、
    DM(1)、MD(2)、……、DM(n)の各距離は、各ピンゲート跡と、上記傘状の錐体若しくは筒状の角柱部の裏面における各ピンゲート跡に対応する上記反射面の裏面と上記平面部の裏面とが交差する各辺との最短距離であることを特徴とするポリゴンミラー。
  3. n個の反射面を外周側面として形成した傘状の錐体若しくは筒状の角柱部と、
    上記傘状の錐体若しくは上記筒状の角柱部の一端部を閉じる平面部と、
    上記n個の反射面それぞれに対応し、n個の反射面と平面部とが交差する辺のそれぞれから離間した位置となるように上記平面部に配置されたn個のピンゲート跡と、を有し、
    上記平面部の肉厚をt1、上記反射面の肉厚をt2としたとき、
    0.7≦t1/t2≦1.3
    であることを特徴とするポリゴンミラー。
  4. n個の反射面が外周側面として形成された傘状の錐体若しくは筒状の角柱部と、上記傘状の錐体若しくは筒状の角柱部の一端部を閉じる平面部と、を有するポリゴンミラーを成形する金型であって、
    上記平面部を成形する平面部成形面に、上記n個の反射面それぞれに対応し、n個の反射面と平面部とが交差する辺のそれぞれから離間した位置となるように配置されたn個のピンゲートを有しており、
    上記反射面をそれぞれM(1)、M(2)、…、M(n)、反射面のそれぞれに最も近い上記ピンゲートをそれぞれL(1)、L(2)、…、L(n)、反射面M(1)と平面部とが交差してできる辺からピンゲートL(1)までの最短距離をDM(1)、反射面M(2)と平面部とが交差してできる辺からピンゲートL(2)までの最短距離をDM(2)、…、反射面M(n)と平面部とが交差してできる辺からピンゲートL(n)までの最短距離をDM(n)とし、上記ピンゲートL(1)とピンゲートL(2)との間の最短距離をDL(1)、ピンゲートL(2)とピンゲートL(3)との間の最短距離をDL(2)、…、ピンゲートL(1)とピンゲートL(n)との間の最短距離をDL(n)、としたとき、
    DM(1)>DL(1)/2、DM(2)>DL(2)/2、…、DM(n)>DL(n)/2であり、
    DM(1)>DL(n)/2、DM(2)>DL(1)/2、…、DM(n)>DL(n−1)/2
    の条件となっていることを特徴とするポリゴンミラー成形用金型。
  5. 上記請求項4記載のポリゴンミラー成形用金型において、
    DM(1)、MD(2)、……、DM(n)の各距離は、各ピンゲートと、上記傘状の錐体若しくは筒状の角柱部の裏面における各ピンゲートに対応する上記反射面の裏面と上記平面部の裏面とが交差する各辺との最短距離であることを特徴とするポリゴンミラー成形用金型。
  6. n個の反射面を外周側面として形成した傘状の錐体若しくは筒状の角柱部と、上記傘状の錐体若しくは上記筒状の角柱部の一端部を閉じる平面部と、を有するポリゴンミラーを成形する金型であって、
    上記平面部を成形する平面部成形面に、上記n個の反射面それぞれに対応しn個の反射面と平面部とが交差する辺のそれぞれから離間した位置となるように配置されたn個のピンゲートを有しており、
    上記平面部の肉厚をt1、上記反射面の肉厚をt2としたとき、
    0.7≦t1/t2≦1.3
    の条件となっていることを特徴とするポリゴンミラー成形用金型。
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