JP2005215097A - 光学走査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】走査レンズを固定する弾性部材の強度を確保しつつ、簡便且つ安定に走査レンズを固定する光学走査装置を提供する。
【解決手段】走査レンズ4の両端の支持部11を、光学走査装置の底面に設けられたX軸方向の基準部材10に当接し、支持部11と立設部12の間にレ型の本体部を有する板バネ13を挿入して第1の当接部13dにより走査レンズ4を基準部材10に押圧する。板バネ13は、曲折部13eにより立設部12を挟み込むとともに、第2の当接部13fが両側の支持体17を対向するように押圧しながら係止部17aに係止することにより、筐体8に強固に固定される。このとき、板バネ13の本体部を構成する垂直面13aには開口部のような強度を損なう構造が設けられていないため、組み付けの際に板バネ13の本体部が変形するおそれがない。
【選択図】図2

Description

本発明は、プリンタやファクシミリ、複写機などの画像形成装置において書き込み用光学系として用いられる光学走査装置に関するものである。
プリンタや複写機などの画像形成装置に用いられる光学走査装置は、図9に示すように、光源ユニット1から射出されたレーザ光をシリンドリカルレンズ2によって線状の光束に集光し、走査手段であるポリゴンミラー3により所定の走査方向に偏向走査し、走査レンズ4、折り返しミラー5を経て図示しない感光体ドラム上に結像させる。結像された光束は、感光体ドラム上をポリゴンミラー3の回転により主走査方向に、感光体ドラムの回転により副走査方向に走査して静電潜像を形成する。
ポリゴンミラー3からの走査光は、その走査面の一端においてミラー6によって走査面の下方へ分離され、ビーム検知センサ7に導入される。導入された走査光はビーム検知センサ7において走査開始信号に変換され、光源ユニット1の半導体レーザ(図示せず)に送信される。半導体レーザは走査開始信号を受信した後、書き込み変調を開始する。
光源ユニット1、シリンドリカルレンズ2、ポリゴンミラー3及びその駆動モータ、走査レンズ4、折り返しミラー5、ミラー6、ビーム検知センサ7は筐体8の側面や底面に取り付けられる。感光体ドラムは筐体8の外側に配設されており、筐体8の底面には、走査光を筐体8から感光体ドラムに向けて導くための窓部9が設けられている。また、筐体8の上部は図示しない蓋部材により閉塞されている。
走査レンズ4は、走査方向に長尺のいわゆるFθ機能を有する結像レンズであり、その組み付けは、筐体の底面に設けられた基準部材に走査レンズの底面を当接して接着剤により固定するか、或いは、走査レンズの頂部を押圧する板バネ等の弾性部材によって走査レンズを前記基準部材に付勢して押しつけ固定することにより行われている。しかし、走査レンズを筐体の基準部材に接着した場合、走査レンズの組み付け位置の再調整や走査レンズの交換が困難となる。また、弾性部材によって筐体に固定する方法の場合、ビス止め等により弾性部材を筐体に固定する必要があるため、部品点数や組立て工程数が多くなって高コストとなる。
そこで、走査レンズを簡便に且つ安定して固定する方法が提案されており、特許文献1には、図10に示すように、筐体に設けられた立設部の突起に係合する係合部を弾性部材に設け、別途ビス等の固定部材を用いずに弾性部材のずれを防止する方法が開示されている。同図において、図示しないポリゴンミラーによって偏向走査された走査光は、走査レンズ4を経て筐体8の外部に配設された感光体ドラム上に結像する。走査レンズ4は、長手方向がポリゴンミラーの走査方向(Y軸方向)に平行な棒状体で、高さ方向(Z軸方向)の中央部に走査光を透過させるレンズ有効部4aを有する。
走査レンズ4のY軸方向の両端部には、樹脂製の筐体8の底面に立設されたX軸方向の基準部材10とZ軸方向の基準部材(図示せず)に当接する支持部11が設けられており、走査レンズ4の左右の支持部11は、筐体8の底面の立設部12に支持された弾性部材である板バネ13によって基準部材10の基準面に押圧される。このように、走査レンズ4の両端部を筐体8に設けられた基準部材10に押圧することにより走査レンズ4を筐体8に位置決めして固定する。板バネ13は、弾力性を有するバネ用板金部材の下半分を折り曲げて形成され、垂直面13aと傾斜面13bから成る側面がレ型の本体部を有する。
垂直面13aには立設部12に設けられた突起部12aを係合させる係合部13cが設けられている。また、傾斜面13bの先端部は上向きに折り曲げられ、走査レンズ4の両端の支持部11に当接する当接手段である当接部13dが一体形成されている。14は、板バネ13の下端を嵌挿する開口穴である。ここで、板バネ13を安定して固定するためには、突起部12a及び係合部13cをある程度以上の大きさに形成しておく必要がある。そのため、板バネ13に設けられた係合部13cの両横部分の幅Wはかなり小さくなっている。
しかしながら、走査レンズを固定する弾性部材には薄いバネ用金属板が用いられるため、特許文献1の弾性部材では、開口部の両横部分の強度が著しく低下し、走査レンズを固定する為に弾性部材を押し込む際に弾性部材本体が変形するおそれがある。また、多数の弾性部材を梱包して組立て現場に搬送する際に、幅の狭い部分に応力が集中して変形を起こすという問題点もあった。
また、特許文献1の弾性部材は、走査レンズを押圧する方向(X軸方向)においては立設部と走査レンズ支持部との間で付勢力が働くため、弾性部材の姿勢を安定に保持することができるが、走査レンズの押圧方向と直交する水平方向(Y軸方向)では、弾性部材の開口部を立設部に設けられた突起部に係合し、弾性部材の下端を筐体の開口穴に嵌挿して位置決めする構造となっている。ここで、弾性部材を容易に挿入するためには、突起部及び開口穴と弾性部材との間に所定のクリアランス(隙間)が必要不可欠であり、そのクリアランス分は弾性部材のがたつきによる位置ずれを生じてしまう構造となっていた。
特許第3408061号
本発明は、上記問題点に鑑み、走査レンズを固定する弾性部材の強度を確保しつつ、簡便且つ安定に走査レンズを固定する光学走査装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、光源からの光を偏向走査する走査手段と、該走査手段により形成される走査光の光路に配設された走査レンズと、該走査レンズを筐体に組み付ける弾性部材と、を備えた光学走査装置において、前記弾性部材は、垂直面と傾斜面とから一体形成されたレ型の本体部と、前記垂直面の左右両端部を前記傾斜面と反対方向に折り曲げて形成された曲折部と、前記傾斜面の端部に設けられた第1の当接手段と、前記曲折部を前記本体部と反対側に折り曲げて形成された第2の当接手段とから成り、前記曲折部が前記筐体に設けられた立設部の両側面を挟み込み、前記第1の当接手段により前記走査レンズを前記筐体の水平方向の基準面に押圧するとともに、前記第2の当接手段が前記立設部の左右に間隔を隔てて設けられた支持体を前記走査レンズの押圧方向と直交する水平方向に対向して押圧することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の光学走査装置において、前記支持体には、前記第2の当接手段を係止する係止部が設けられることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の光学走査装置において、前記第2の当接手段は、前記曲折部を前記本体部の下端よりも下方で折り曲げて形成されており、前記曲折部の下端部が前記立設部と前記支持体との間に設けられた嵌合孔に嵌合することを特徴としている。
本発明の第1の構成によれば、弾性部材本体に開口部等の強度を低下させる構造を設けていないために部品強度を確保することができ、且つ、別途弾性部材を固定する部材も必要とせず弾性部材の簡便且つ安定した組み付けが可能となり、走査レンズを所定の位置に確実に固定することができる。また、第2の当接手段により走査レンズの押圧方向と直交する水平方向に対向して支持体を押圧するため、弾性部材のがたつきを完全に防止可能となる。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の光学走査装置において、第2の当接手段が支持体に設けられた係止部に係止されるので、弾性部材の上下方向の移動も確実に防止可能となる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第1又は第2の構成の光学走査装置において、曲折部の下端部が立設部の両側に設けられた嵌合孔に嵌合することにより、弾性部材の位置決めをより一層確実にすることができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る光学走査装置の走査レンズを固定する弾性部材である板バネを示す斜視図である。従来例の図9と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態においては、板バネ13の垂直面13aの左右両端が傾斜面13bと反対方向に垂直に折り曲げられて曲折部13eが形成されている。また、左右の曲折部13eは垂直面13a及び傾斜面13bから成る本体部の下端を越えて下方に延長され、それぞれ板バネ13本体の下端よりも下方で板バネ13本体と反対方向に折り曲げられて第2の当接部13fが形成されている。
図2(a)は、図1に示した板バネを組み付けた状態を示す斜視図であり、図2(b)は板バネを組み付けた状態を示す側面図である。図2(a)、(b)を用いて走査レンズ4の組み付け方法について説明する。まず、走査レンズ4のY軸方向の中心部に設けられた位置決め部材(図示せず)を、筐体8の底面に立設された一対の位置決めピン(図示せず)の間に係合させて、走査レンズ4のY軸方向の位置決めを行う。次に、走査レンズ4の両端部に設けられた支持部11を、それぞれX軸方向の基準部材10とZ軸方向の基準部材16に当接させることにより、走査レンズ4のX軸方向及びZ軸方向の位置決めを行う。
次いで、基準部材10、16に当接された走査レンズ4の支持部11と立設部12との間に、左右の曲折部13eで立設部12を挟み込みながら、板バネ13をX軸方向に圧縮した状態で上方から挿入し、さらに、板バネ13を立設部12に沿って下方に摺動させていく。立設部12の左右には、嵌合孔15が立設部12に隣接して設けられており、嵌合孔15の外側に隣接して支持体17が立設されている。そして、第1の当接部13dを支持部11に当接させて板バネ13を圧縮していた力を開放すると、板バネ13は付勢力により支持部11を基準部材10に押し当てて固定する。
板バネ13を更に挿入していくと、左右に設けられた第2の当接部がそれぞれ支持体17に接触し、走査レンズ4の押圧方向と直交する方向に反発しあう押圧力が発生する。これにより、板バネ13は左右の押圧力が釣り合う位置で安定した姿勢を保つことができる。そして、曲折部13eの下端を嵌合孔15に嵌合させて板バネ13のX軸方向の位置決めを行い、垂直面13aの下端が筐体8の底面に当接した時に第2の当接部13fの先端部が支持体17の係止部17aに係止される。このとき、板バネ13の本体を構成する垂直面13aには開口部のような強度を損なう構造が設けられていないため、組み付けの際に板バネ13の本体が変形するおそれがない。
板バネ13の付勢力により、X軸方向には、第1の当接部13dが走査レンズ4の支持部11を押圧し、Y軸方向には、第2の当接部13fが両側の支持体17を反対方向に押圧する。Z軸方向には、板バネ13が筐体8の底面に当接した状態で第2の当接部13fが支持体17の係止部17aに係合しているため、板バネ13のX軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向の位置ずれがなくなり、支持部11は基準部材10及び16に確実に圧着される。これにより、板バネ13を固定するビス等を用いずに走査レンズ4を筐体8内の所望の位置に安定且つ確実に固定することが可能となる。さらに、立設部12には突起部等を設ける必要がないため、板バネ13を円滑に挿入することができ、走査レンズ4の組み付け作業も容易となる。
板バネ13によって走査レンズ4を安定に固定するためには、筐体8に対して板バネ13を強固に装着し、板バネ13の位置ずれを防止する必要がある。また、組立て作業の効率化の面から、板バネ13の組み付けは容易であることが望ましい。そこで、図1に示す曲折部13eのX軸方向の幅W1と、嵌合孔15の幅W3との関係はW1<W3であり、両者の差は0.2〜0.5mm程度とするのが好ましい。なお、第1の当接部13dにより走査レンズ4の支持部11が基準部材10に押圧されるため、外力を与えない状態での板バネ13のX軸方向の寸法W2と、基準部材10に当接された状態での支持部11と立設部12との間隔W4との関係はW2>W4であるのはもちろんである。
図3(a)は、図1に示した板バネを立設部12に取り付ける様子を正面から見た図であり、図3(b)は図3(a)の立設部12及び支持体17付近の平面図である。本実施形態においては、外力を与えない状態での第2の当接部13fの先端と曲折部13eとの距離W5と、立設部12の側面と左右の支持体17との距離W6との関係は、W5>W6となっている。
そのため、板バネ13を立設部12と走査レンズの支持部11との隙間に上方から挿入する際、左右の第2の当接部13fは弾性変形により支持体17の爪部17bを乗り越えて係合部17aに係合するとともに、付勢力により支持体17をそれぞれ左右反対方向に押圧する。この構成とすることにより、板バネ13の組み付けの容易性を保ちながらY軸方向及びZ軸方向の位置ずれを効果的に防止することができる。
図4は、本発明の第2実施形態に係る光学走査装置の走査レンズを固定する板バネを示す斜視図である。図1と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態においては、第2の当接部13fは、下方に延長された左右の曲折部13eを、垂直面13a及び傾斜面13bから成る本体部の下端から折り曲げて形成されている。
図5(a)は、図4に示した板バネを組み付けた状態を示す斜視図であり、図5(b)は板バネを組み付けた状態を示す側面図である。図2と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態においては、立設部12の左右両側には嵌合孔15が設けられておらず、支持体17は断面コ字型に形成されている。板バネ13の左右に設けられた曲折部13eにより立設部12を挟み込んで係合させながら板バネ13を挿入していくと、第2の当接部13fが左右の支持体17の凹部17cに内接して支持体17を左右反対方向に押圧する。
板バネ13を更に挿入していくと、板バネ13の垂直面13aの下端が筐体8の底面に当接するとともに、第2の当接部13fの先端が、支持体17の凹部17c内に設けられた係止部17a(図示せず)に係止するように構成されている。これにより、第1実施形態と同様に板バネ13のY軸方向及びZ軸方向の位置ずれも効果的に防止されることとなり、走査レンズ4を一層安定して固定することが可能となる。
図6(a)は図4に示した板バネを立設部12に取り付ける様子を正面から見た図であり、図6(b)は図6(a)の立設部12及び支持体17付近の平面図である。本実施形態においても、外力を与えない状態での第2の当接部13fの先端と曲折部13eとの距離W5と、立設部12の側面と支持体17の凹部17c間の距離W6との関係は、W5>W6となっている。
そのため、板バネ13を立設部12と走査レンズの支持部11との隙間に上方から挿入する際、第2の当接部13fは弾性変形により凹部17c内の爪部17bを乗り越えて係止部17aにより係止される。これにより、板バネ13の組み付けの容易性を保ちながらY軸方向及びZ軸方向の位置ずれを効果的に防止することができる。18は爪部17bの設けられた支持体17を筐体8と一体成形する際に必要となる金型の抜き穴である。
本実施形態においても、板バネ13によって走査レンズ4を安定に固定するためには、筐体8に対して板バネ13を強固に装着し、板バネ13の位置ずれを防止する必要がある。また、組立て作業の効率化の面から、板バネ13の組み付けは容易であることが望ましい。そこで、第2の当接部13fの幅W7(図4参照)と、図6(b)に示す支持体17の凹部17cの幅W8との関係はW7<W8であり、両者の差は0.2〜0.5mm程度とするのが好ましい。
なお、ここでは第2の当接部13fは、曲折部13eを垂直面13aの下端から折り曲げて形成されているが、Z軸方向の位置ずれを防止できる構成、即ち板バネ13の下端が筐体8の底面に当接した時に、第2の当接部13fの先端が支持体17の係合部17aに係合する構成であればこれに限られるものではない。但し、垂直面13aの下端全体が筐体8の底面に当接した状態で第2の当接部13fの先端が係合部17aに係合する構成が板バネ13を最も安定に固定できるため、曲折部13eを垂直面13aの下端若しくは下端より上方で折り曲げて第2の当接部13fを形成するのが好ましい。
図7は、本発明の第3実施形態に係る光学走査装置の走査レンズを固定する板バネを示す斜視図である。図1と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態においては、第1実施形態の構成に加えて、板バネ13の垂直面13aの上端から傾斜部13bの方向に水平に突出する第3の当接部13gが設けられている。
図8(a)は、本実施形態に係る光学走査装置において板バネを組み付けた状態を示す斜視図であり、図8(b)は板バネを組み付けた状態を示す側面図である。図2と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。図8(a)、(b)から明らかなように、第3の当接部13gは、第1の当接部13dよりもX軸方向に突出するように設けられており、板バネ13により走査レンズ4を固定した際に、支持部11の上面に第3の当接部13gの裏面が当接することにより走査レンズ4のZ軸方向へのずれを防止する。
このとき、第3の当接部13gを水平方向よりやや下向きに形成し、外力を加えない状態での板バネ13の設置面から第3の当接部13gの裏面までの距離が、基準部材16に当接した状態での支持部11の高さよりも小さくなるような設計とすれば、第3の当接部13gは下向きの付勢力により支持部11を押圧する。この構成とすることにより、走査レンズ4のZ軸方向の位置ずれが一層効果的に防止されるためより好ましい。
また、第1、第2実施形態と同様に、第2の当接部13fにより両側の支持体17を左右反対方向に押圧し、第2の当接部13fが支持体17の係止部17aに係止するため、板バネ13を立設部12に安定した姿勢で固定でき、他の固定部材等を用いることなくX軸、Y軸、及びZ軸方向の位置ずれを確実に防止することができる。
上記第2、第3実施形態においても、第1実施形態と同様に、板バネ13の本体部に開口部等の部品強度を低下させる構造が設けられていないため、板バネ13を支持部11と立設部12との間に圧縮して挿入する工程や、板バネ13の製造現場から多数の板バネ13を梱包して光学走査装置の組立て現場に搬送する際に板バネ13を変形させるおそれがなくなる。さらに、立設部12には板バネ13と係合する突起部等を設ける必要がないため、走査レンズ4の組み付け作業の際に板バネ13の円滑な挿入が可能となる。
なお、第2の当接部13fを支持する支持体17は、上記各実施形態に示した形状に限られるものではなく、板バネ13のY軸及びZ軸方向の位置ずれを防止できるものであれば任意の形状とすることができる。
本発明は、光源からの光を偏向走査する走査手段と、該走査手段により形成される走査光の光路に配設された走査レンズと、該走査レンズを筐体に組み付ける弾性部材と、を備えた光学走査装置において、前記弾性部材は、垂直面と傾斜面とから一体形成されたレ型の本体部と、前記垂直面の左右両端部を前記傾斜面と反対方向に折り曲げて形成された曲折部と、前記傾斜面の端部に設けられた第1の当接手段と、前記曲折部を前記本体部と反対方向に折り曲げて形成された第2の当接手段とから成り、前記曲折部が前記筐体に設けられた立設部の両側面を挟み込み、前記第1の当接手段により前記走査レンズを前記筐体の水平方向の基準面に押圧するとともに、前記第2の当接手段が前記立設部の左右に間隔を隔てて設けられた支持体を前記走査レンズの押圧方向と直交する水平方向に対向して押圧することとする。
これにより、弾性部材本体の部品強度が確保され、弾性部材の安定した組み付けが可能となり、走査レンズを所定の位置に確実に固定できる光学走査装置を提供する。また、別途弾性部材を固定するビス等も必要としないため、走査レンズの組み付け作業の簡便化及び低コスト化にも貢献する。
また、第2の当接手段が支持体の係止部に係止されることにより、弾性部材の上下方向の移動も防止可能となる。また、立設部には弾性部材を係止するための突起部を形成する必要がなく、弾性部材による走査レンズの組み付け作業を容易にする。
また、第2の当接手段は、曲折部を本体部の下端よりも下方で折り曲げて形成されており、曲折部の下端部が立設部と支持体との間に設けられた嵌合孔に嵌合することにより、弾性部材の位置決めが容易となる。
は、本発明の第1実施形態に係る光学走査装置の走査レンズを固定する板バネを示す斜視図である。 は、板バネを組み付けた状態を示す概略斜視図及び側面図である。 は、板バネを立設部に取り付ける様子を示す正面図及び立設部付近の上面図である。 は、本発明の第2実施形態に係る光学走査装置の走査レンズを固定する板バネを示す斜視図である。 は、板バネを組み付けた状態を示す概略斜視図及び側面図である。 は、板バネを立設部に取り付ける様子を示す正面図及び立設部付近の上面図である。 は、本発明の第3実施形態に係る光学走査装置の走査レンズを固定する板バネを示す斜視図である。 は、板バネを組み付けた状態を示す概略斜視図及び側面図である。 は、光学走査装置の全体を示す斜視図である。 は、従来の光学走査装置において、走査レンズの端部より板バネを分離した状態を示す概略斜視図である。
符号の説明
1 光源ユニット
2 シリンドリカルレンズ
3 ポリゴンミラー
4 走査レンズ
8 筐体
10 基準部材(X軸方向)
11 支持部
12 立設部
13 板バネ(弾性部材)
13a 垂直面
13b 傾斜面
13c 係合部
13d 第1の当接部
13e 曲折部
13f 第2の当接部
13g 第3の当接部
14 開口穴
15 嵌合孔
16 基準部材(Z軸方向)
17 支持体
17a 係止部
17b 爪部
17c 凹部
18 抜き穴

Claims (3)

  1. 光源からの光を偏向走査する走査手段と、該走査手段により形成される走査光の光路に配設された走査レンズと、該走査レンズを筐体に組み付ける弾性部材と、を備えた光学走査装置において、
    前記弾性部材は、垂直面と傾斜面とから一体形成されたレ型の本体部と、前記垂直面の左右両端部を前記傾斜面と反対方向に折り曲げて形成された曲折部と、前記傾斜面の端部に設けられた第1の当接手段と、前記曲折部を前記本体部と反対方向に折り曲げて形成された第2の当接手段とから成り、
    前記曲折部が前記筐体に設けられた立設部の両側面を挟み込み、前記第1の当接手段により前記走査レンズを前記筐体の水平方向の基準面に押圧するとともに、前記第2の当接手段が前記立設部の左右に間隔を隔てて設けられた支持体を前記走査レンズの押圧方向と直交する水平方向に対向して押圧することを特徴とする光学走査装置。
  2. 前記支持体には、前記第2の当接手段を係止する係止部が設けられることを特徴とする請求項1に記載の光学走査装置。
  3. 前記第2の当接手段は、前記曲折部を前記本体部の下端よりも下方で折り曲げて形成されており、前記曲折部の下端部が前記立設部と前記支持体との間に設けられた嵌合孔に嵌合することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光学走査装置。
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JP2014174453A (ja) * 2013-03-12 2014-09-22 Canon Inc 光走査装置及び画像形成装置
JP2016126269A (ja) * 2015-01-08 2016-07-11 キヤノン株式会社 光走査装置及び画像形成装置

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