JP2008071823A - 光モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】ガタ付きを抑えてFOTの位置を安定させ、これにより回路基板に対する作業性の向上を図ることを可能とする光モジュールを提供する。
【解決手段】光モジュールは、FOT6と、このFOT6を保持するFOTケース32と、これらを覆いシールドを施すシールドケース33とを備える。シールドケース33は、上壁44及び下側開口部40を有する構造とする。また、シールドケース33は、下側開口部40から上壁44へ向けてFOTケース32を差し込み覆う構造とする。さらに、シールドケース33の両側壁45には、先端が上壁44側を向き且つ内側へ折れ曲がる斜め片49を形成する。斜め片49は、「く」字状片48を構成する。一方、FOTケース32の両側壁39には、斜め片49の斜面が接触して離脱方向の付勢力を受ける凹部38を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子部品をシールド部品で覆い回路基板に取り付ける電子部品モジュールに関し、詳しくは、光コネクタやハイブリッドコネクタなどの光モジュール、ピッグテール型の光モジュールに関する。
下記特許文献1に開示されたピッグテール型の光モジュールについて以下、説明をする。図4(a)において、ピッグテール型の光モジュール1は、図示しない光コネクタ部と、回路基板2に接続固定される受発光部3と、一端がコネクタ部に接続され他端が受発光部3に接続される中継用の光ファイバ4、4と、この光ファイバ4、4を保持し受発光部3に対して余計な力が加わらないようにするための光ファイバ保持部品5とを備えて構成されている。
図4(b)において、受発光部3は、発光素子を有する発光側FOT(Fiber Optic Transceiver )及び受光素子を有する受光側FOT(図中では一つしか図示してないがこれらをFOT6とする)と、FOT6を固定するためのFOTケース7と、FOT6及びFOTケース7を覆って電磁ノイズ対策を施すシールドケース8とを備えて構成されている。FOT6は、樹脂モールドされたパッケージ部9と、複数のリードフレーム10とを有している。リードフレーム10は、特に図示しないが4本あり、横一列に並んだ配置となっている(二つのFOT6によって、図中では8本横一列に並んでいる)。リードフレーム10は、各々、回路基板2の接続用の穴に差し込まれて半田付けされ、所望の回路と接続されるようになっている。
FOTケース7は、FOT6のパッケージ部9を固定する固定部11と、各リードフレーム10を差し込んで固定するリードフレーム固定部12とを有している。尚、詳細に図示しないが、FOTケース7における引用符号13で示す部分(光ファイバ接続筒部13)には、光ファイバ4の前記他端が固定されてこの他端がFOT6の素子に対向するような構造になっている。固定部11の前面には、凹状の係止部14が形成されている。リードフレーム固定部12は、櫛歯状の形状に形成されている。
FOT6は、各リードフレーム10がリードフレーム固定部12によって固定され、また、FOT6は、パッケージ部9の上部及び左右両側が固定部11の上壁及び側壁、隔壁によって囲まれるような状態で固定されるようになっている。
シールドケース8は、箱状となる形状に形成されている。この箱状となる形状の部分は、上下に開口部を有しており、FOT6を固定したFOTケース7を上側開口部から内部に差し込んだ後に蓋部15で覆うような構造になっている。蓋部15は、上側開口部の縁部に連成されており、折り曲げを施すと上側開口部を覆うことができるような構造になっている(引用符号16は蓋部15の折り曲げ部分を示している。また、引用符号17は蓋部15を係止する係止部分を示している)。シールドケース8の内部に差し込まれたFOTケース7は、シールドケース8の小さな板バネ状の係止部18がFOTケース7の凹状の係止部14に引っ掛かることにより係止されるようになっている。
前記箱状となる形状の部分には、ピン状の基板接続部19、20、21が形成されている。この基板接続部19、20、21は、下側開口部の縁部に形成されており、FOT6の複数のリードフレーム10と同様、各々、回路基板2に差し込まれて半田付けされ、これにより接続固定されるようになっている。前記箱状となる形状の部分には、FOT6のパッケージ部9の背面を押圧してこのFOT6を保持する押圧部22、22が形成されている(一つのみ図示)。
特開2005−91416号公報
ところで、上記従来技術にあっては、シールドケース8の係止部18とFOTケース7の係止部14との引っ掛かり合いによって、FOT6を固定したFOTケース7がシールドケース8に係止されるような構造になっている。シールドケース8の係止部18とFOTケース7の係止部14との引っ掛かり合いを生じさせるためには、構造上、係止部14及び18にガタ(嵌合ガタ。図示省略)を持たせたりする必要があることから、いくら押圧部22によってFOT6を押圧し保持するようにしても、前記ガタに起因してFOT6を固定したFOTケース7の位置がズレてしまうという恐れを有している。このような位置ズレに関しては、シールドケース8の下側開口部から突出するリードフレーム10の長さが所望の長さと異なってしまうことにつながり、回路基板2に対する接続作業性等に影響を来してしまうという問題点を有することになる。
尚、対策として、シールドケース8の上側開口部を蓋する際に、FOTケース7の固定部11を蓋部15によって押圧する構造を考えてみたが、次のような結果が得られている。すなわち、蓋部15は、折り曲げ部分16で折り曲げてこの折曲部分16から離れる係止部分17にて係止がなされる構造であることから、係止部分17の近傍では固定部11を良好に押圧できるものの、折曲部分16の近傍では押圧する力が十分に得られず、上記問題点の解消になり得ないという結果が得られている。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、ガタ付きを抑えてFOTの位置を安定させ、これにより回路基板に対する作業性の向上を図ることを可能とする光モジュールを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の本発明の光モジュールは、発光素子及び/又は受光素子を有するFOT(Fiber Optic Transceiver )と、該FOTを保持するFOTケースと、これらを覆いシールドを施すシールドケースとを備える光モジュールにおいて、前記シールドケースを、上壁及び下側開口部を有する構造とするとともに、前記下側開口部から前記上壁へ向けて前記FOTケースを差し込み覆う構造とし、さらに、前記シールドケースの両側壁には、先端が前記上壁側を向き且つ内側へ折れ曲がる斜め片をそれぞれ形成する一方、前記FOTケースの両側壁には、前記斜め片の斜面が接触して離脱方向の付勢力を受ける凹部又は貫通孔をそれぞれ形成することを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、FOTを保持した状態のFOTケースをシールドケースの下側開口部からこの内部へ差し込んでいくと、FOTケースの側壁がシールドケース側壁の斜め片を外側へ押し付けて、この斜め片を弾性変形させる。さらに、FOTケースの差し込みを続けると、FOTケース側壁の凹部又は貫通孔の位置がシールドケース側壁の斜め片の位置に一致し、弾性変形していた斜め片が元の状態、すなわち内側へ倒れ込んだ状態に復元しようとする。この復元の際において、斜め片は凹部又は貫通孔の下側開口縁に接触する。斜め片の凹部又は貫通孔に対する接触は、差し込みと反対になる離脱方向へとFOTケースを付勢することになる。
シールドケースとFOTケースとの係止状態においては、FOTケースがシールドケースの斜め片により離脱方向へ付勢されると、この付勢によって係止構造の部分での押し付けが生じる。そして、この押し付けが生じることにより、シールドケース内のFOTケースのガタ付きが抑えられる。ガタ付きが抑えられることにより、シールドケースの下側開口部から突出するFOTのリードフレームの長さが所望の長さになる。すなわち、この後の回路基板に対する接続作業を容易に行うことが可能になる。
請求項2記載の本発明の光モジュールは、請求項1に記載の光モジュールにおいて、前記斜め片の前記先端に、外側へ折れ曲がり且つ前記凹部又は貫通孔に対して接触する斜面を有する第二斜め片を連成し、前記斜め片と前記第二斜め片とで略「く」字状となる「く」字状片を形成することを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、FOTを保持した状態のFOTケースをシールドケースの下側開口部からこの内部へ差し込んでいくと、FOTケースの側壁がシールドケース側壁の「く」字状片を外側へ押し付けて、この「く」字状片を弾性変形させる。さらに、FOTケースの差し込みを続けると、FOTケース側壁の凹部又は貫通孔の位置がシールドケース側壁の「く」字状片の位置に一致し、弾性変形していた「く」字状片が元の状態に復元しようとする。この復元の際において、「く」字状片の斜め片は凹部又は貫通孔の下側開口縁に接触する。また、同様に「く」字状片の第二斜め片も凹部又は貫通孔の上側開口縁に接触する。斜め片の凹部又は貫通孔に対する接触は、差し込みと反対になる離脱方向へとFOTケースを付勢することになる。また、第二斜め片の凹部又は貫通孔に対する接触は、FOTケースの左右方向の位置決めをするためにFOTケースを付勢することになる。
本発明によれば、斜め片と第二斜め片とで略「く」字状となる「く」字状片を形成することにより、ガタ付きを抑えることができるのは勿論のこと、シールドケース内のFOTケースの位置決めも可能になる。
請求項3記載の本発明の光モジュールは、請求項2に記載の光モジュールにおいて、前記「く」字状片と、前記凹部又は貫通孔とで、前記シールドケースと前記FOTケースとの係止構造を構成することを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、FOTを保持した状態のFOTケースをシールドケースで覆うと、シールドケースの「く」字状片における斜め片がFOTケースの凹部又は貫通孔の下側開口縁に接触する。また、これと同時に「く」字状片における第二斜め片が凹部又は貫通孔の上側開口縁に接触する。これら二つの片の接触状態においては、「く」字状片と凹部又は貫通孔との引っ掛かり合いになることから、結果、係止状態が形成されることになる。従って、「く」字状片と凹部又は貫通孔とで対応すれば係止構造を別途設けなくとも良いことになる。
請求項1に記載された本発明によれば、ガタ付きを抑えてFOTの位置を安定させることができる。従って、回路基板に対する作業性の向上を図ることができるという効果を奏する。
請求項2に記載された本発明によれば、さらにシールドケース内のFOTケースの位置決めをすることができるという効果を奏する。
請求項3に記載された本発明によれば、係止構造を別途設けなくとも「く」字状片と凹部又は貫通孔とで対応することができるという効果を奏する。
以下、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の光モジュールの一実施の形態を示す受発光部の正面図(円内は要部断面図)である。また、図2(a)はFOTケース及びシールドケースの斜視図、図2(b)はシールドケースの斜視図、図2(c)はFOTケースの斜視図である。
図1において、特に限定するものではないが、ピッグテール型の光モジュールは、図示しない光コネクタ部と、回路基板(図4の引用符号2参照)の所定位置に接続固定される受発光部31と、一端がコネクタ部に接続され他端が受発光部31に接続される中継用の光ファイバ(図4の引用符号4参照)とを備えて構成されている。受発光部31は、発光素子を有する発光側FOT(Fiber Optic Transceiver )及び受光素子を有する受光側FOT(これらをFOT6とする)と、このFOT6を保持・固定するためのFOTケース32と、FOT6及びFOTケース32を覆って電磁ノイズ対策を施すシールドケース33とを備えて構成されている(受発光部31は、発光側FOT又は受光側FOTの単独で構成しても良いものとする)。
本発明は、FOTケース32及びシールドケース33に特徴があり、これらの特徴によってガタ付きが抑えられ、FOT6の位置が安定して、回路基板(2)に対する取り付けの際の作業性が従来よりも格段に向上するようになっている。以下、図1及び図2を参照しながらFOTケース32及びシールドケース33について説明する(図1中のP方向を上下方向、Q方向を左右方向、紙面に垂直なR方向を前後方向と定義する)。尚、FOT6についてはパッケージ部9及び複数のリードフレーム10を有する既知のものを用いるものとし、ここでは詳細な説明を省略する。
FOTケース32は、絶縁性を有する合成樹脂材料を用いて成形してなる樹脂成形品であって、各FOT6のパッケージ部9を収容して固定する固定部34と、各FOT6のリードフレーム10を各々差し込んで固定するリードフレーム固定部35、35とを有している。固定部34のパッケージ収容固定部分36、36及びリードフレーム固定部35、35は、左右方向に並ぶように配置形成されている。リードフレーム固定部35、35は、固定部34の下部に連成されている。固定部34の前面には、光ファイバ接続筒部37、37が突出形成されている。固定部34及びリードフレーム固定部35、35は、正面視略長方形状に形成されている。
本形態において、既知のFOT6を用いることから、固定部34のパッケージ収容固定部分36、36、リードフレーム固定部35、35、及び光ファイバ接続筒部37、37の各構造は、図4を参照しながら説明した従来例の固定部11、リードフレーム固定部12、及び光ファイバ接続筒部13、13と基本的に同じ構造になっている。
FOTケース32は、固定部34、リードフレーム固定部35、及び光ファイバ接続筒部37、37の他に、凹部38、38を有している。凹部38、38は、本発明におけるFOTケース32の重要な部分として形成されている。
凹部38、38は、従来生じていた係止構造におけるガタ付きを抑えるための部分として形成されている。また、凹部38、38は、本形態において、係止部として機能する部分としても形成されている(図4を参照しながら説明した従来例のシールドケース8の係止部18とFOTケース7の係止部14のような係止構造を別途設けても良いものとする)。言い換えれば、凹部38、38は、シールドケース33との係止構造を構成する部分としても形成されている。凹部38、38は、固定部34に一体形成されている。以下、凹部38、38の具体的な例を説明する(一例でありこの説明及び図示に限定されないものとする)。
凹部38、38は、固定部34の左右両側壁39、39の略中央位置に一つずつ形成されている。各凹部38は、所定の大きさとなる矩形の凹み形状に形成されている(パッケージ収容固定部分36にまで貫通する貫通孔であっても良いものとする)。各凹部38において、引用符号40は下側開口縁を示している。また、引用符号41は上側開口縁を示している。さらに、引用符号42は奥部を示している。下側開口縁40及び上側開口縁41は、特に限定するものでないが、エッジとなる形状に形成されている。奥部42は、平坦な面となるように形成されている。下側開口縁40及び上側開口縁41は、シールドケース33からの力が掛かる部分となっている。尚、シールドケース33側の形状にもよるが、奥部42にも力が掛かるようにしても良いものとする。
シールドケース33は、導電性を有する金属板を打ち抜き、折り曲げ加工を施して、図示のような下側が開口する略箱状の形状に形成されている。シールドケース33は、下側開口部43及び上壁44を有するとともに、左右の側壁45、45及び前後の側壁(前壁46、後壁47)を有する略箱状の形状に形成されている。シールドケース33は、FOT6を保持・固定した状態のFOTケース32を、下側開口部43から上壁44へ向けて差し込むことにより覆い、この差し込んだFOTケース32等を左右両側壁45、45の「く」字状片48、48にて押さえ付け、この押さえ付けによってFOTケース32のガタ付きを抑えるような構造に形成されている。
シールドケース33においては、「く」字状片48、48が本発明の重要な部分になっている。「く」字状片48、48は、従来生じていた係止構造におけるガタ付きを抑えるための部分として形成されている。また、「く」字状片48、48は、本形態において、係止部として機能する部分としても形成されている。
上壁44は、図示の如く平坦な面を有するように形成されている。上壁44は、図からも分かるように従来例のような後から蓋をする構造のもの(図4の蓋部15参照)と明らかに異なっている。
「く」字状片48、48は、側壁45、45の略中央位置に配置形成されている。「く」字状片48、48は、先端が上壁45、45側を向き、且つ内側へ折れ曲がる斜め片49、49と、この斜め片49、49の先端に連続する第二斜め片50、50とを有している。斜め片49、49は、FOTケース32の凹部38、38における下側開口縁40に接触する斜面を有するように形成されている。また、第二斜め片50、50は、外側へ折れ曲がり、且つ凹部38、38の上側開口縁41に接触する斜面を有するに形成されている。
「く」字状片48、48は、斜め片49、49と、これに連成される第二斜め片50、50とで図示のような略「く」字状の形状に形成されている。このような「く」字状片48、48は、弾性を有している。すなわち、「く」字状片48、48は、略「く」字状の板バネとして形成されている。尚、斜め片49、49と第二斜め片50、50のそれぞれの傾きは、凹部38、38等を考慮して適宜設定されるものとする。
シールドケース33の前壁46には、この内部に差し込まれるFOTケース32の各光ファイバ接続筒部37、37を通過させるための略U字状のスリット51、51が形成されている。各スリット51、51は、この一部が光ファイバ接続筒部37、37の基端部分に形成される溝部52、52に差し込まれるように形成されている。
シールドケース33の下側開口部43には、ピン状の基板接続部53、54、55が形成されている。基板接続部53、54、55は、図4を参照しながら説明した従来例の基板接続部19、20、21と同じに形成配置されている。シールドケース33の後壁47には、FOT6のパッケージ部9の背面を押圧してこのFOT6を保持する押圧部(図示省略)が形成されている。
次に、以上の構成及び構造に基づきながら受発光部31の組み付け作業、及び本発明の要部の作用について説明する。
受発光部31の組み付け作業は、各FOT6をFOTケース32に保持・固定する第一工程と、各FOT6を固定した状態のFOTケース32をシールドケース33に係止・固定する第二工程とを順に経ることにより行われる。
もう少し具体的に説明すると、第一工程では、各FOT6のパッケージ部9がFOTケース32の各固定部34のパッケージ収容固定部分36に圧入状態で保持・固定されるとともに、各FOT6のリードフレーム10が各々、櫛歯形状の各リードフレーム固定部35に差し込まれて保持・固定される。各FOT6は、FOTケース32においてガタ付きなく保持・固定される。
第一工程では、各FOT6がガタ付きなく保持・固定されて、この結果、FOTケース32との位置決めがなされる。各FOT6は、次の第二工程でシールドケース33におけるFOTケース32の位置が決まれば、これによって受発光部31での位置が決まる。
第二工程では、各FOT6を保持・固定した状態のFOTケース32をシールドケース33の下側開口部43からこの内部へ差し込んでいく。すると、シールドケース33の「く」字状片48、48がFOTケース32の左右両側壁39、39によって押され、弾性変形する。さらに、FOTケース32の差し込みを続けると、凹部38、38の位置が「く」字状片48、48の位置に一致して、これまで弾性変形していた「く」字状片48、48が元の状態に復元しようとする。この復元の際において、「く」字状片48、48の斜め片49、49は凹部38、38の下側開口縁40、40に接触する(点A参照)。また、同様に「く」字状片48、48の第二斜め片50、50も凹部38、38の上側開口縁41、41に接触する(点B参照)。本形態の場合、「く」字状片48、48が元の状態に復元しようとすると、この「く」字状片48、48と凹部38、38とが引っ掛かり合って丁度良く係止状態が形成される。
斜め片49、49の凹部38、38に対する接触は、差し込みと反対になる離脱方向へとFOTケース32を付勢することになる。また、第二斜め片50、50の凹部38、38に対する接触は、FOTケース32の左右方向の位置決めをするためにFOTケース32を付勢することになる(点Cで接触するように設定してもFOTケース32の左右方向の位置決めが可能である)。
斜め片49、49は、FOTケース32を離脱方向(差し込みとは逆の方向。図中の下方向の矢印参照)に付勢する力を生じさせることから、嵌合ガタが吸収される(図中上方への移動が規制されてガタ付きがなくなる)。FOTケース32及びシールドケース33の係止状態が形成されると、シールドケース33におけるFOTケース32の位置が決まり、結果、受発光部31での各FOT6の位置が決まる。
第二工程を経て組み付けが完了し図1に示す如くの受発光部31が得られると、シールドケース33から突出する各FOT6のリードフレーム10の長さは所望の長さに一致する(図1に示す如くリードフレーム10の長さがシールドケース33の基板接続部53、54、55と同じ長さになる)。
従って、この後の回路基板(図4の引用符号2参照)に対する接続作業が容易に行われることになる(本形態では、リードフレーム10等の先端位置が皆同じであることから、回路基板2への差し込みが容易である。また、ガタ付きが抑えられていることから、回路基板2への差し込み前や差し込み最中に意図しない移動が防止される)。本発明によれば、従来よりも格段に作業性が向上することになる。
続いて、図3を参照しながら本発明の光モジュールの他の一実施の形態を説明する。図3は他の一実施の形態を示す受発光部の正面図(円内は要部断面図)である。尚、上述の構成、部分と基本的に同じ場合には同一の符号を付して説明を省略するものとする。
図3において、受発光部61は、発光素子を有する発光側FOT(Fiber Optic Transceiver )及び受光素子を有する受光側FOT(これらをFOT6とする)と、このFOT6を保持・固定するためのFOTケース32と、FOT6及びFOTケース32を覆って電磁ノイズ対策を施すシールドケース62とを備えて構成されている。図3の例では、上述の形態に対してシールドケース62のみが異なるものになっている。以下、シールドケース62について説明する。
シールドケース62は、導電性を有する金属板を打ち抜き、折り曲げ加工を施して、図示のような下側が開口する略箱状の形状に形成されている。シールドケース62は、下側開口部43及び上壁44を有するとともに、左右の側壁45、45及び前後の側壁(前壁46、後壁(47))を有する略箱状の形状に形成されている。シールドケース62は、FOT6を保持・固定した状態のFOTケース32を、下側開口部43から上壁44へ向けて差し込むことにより覆い、この差し込んだFOTケース32等を左右両側壁45、45の斜め片49、49にて押さえ付け、この押さえ付けによってFOTケース32のガタ付きを抑えるような構造に形成されている。
シールドケース62においては、斜め片49、49が本発明の重要な部分になっている。斜め片49、49は、従来生じていた係止構造におけるガタ付きを抑えるための部分として形成されている。斜め片49、49は、この先端が上壁45、45側を向き、且つ内側へ折れ曲がるように形成されている。斜め片49、49は、FOTケース32の凹部38、38における下側開口縁40(点Aの位置)に接触する斜面を有するように形成されている。
受発光部61の組み付け作業、及び本発明の要部の作用について説明する。
受発光部61の組み付け作業は、各FOT6をFOTケース32に保持・固定する第一工程と、各FOT6を固定した状態のFOTケース32をシールドケース62に係止・固定する第二工程とを順に経ることにより行われる。第一工程は上述と同じ工程であることから以下、第二工程を説明する。
第二工程では、各FOT6を保持・固定した状態のFOTケース32をシールドケース62の下側開口部43からこの内部へ差し込んでいく。すると、シールドケース62の斜め片49、49がFOTケース32の左右両側壁39、39によって押され、弾性変形する。さらに、FOTケース32の差し込みを続けると、凹部38、38の位置が斜め片49、49の位置に一致して、これまで弾性変形していた斜め片49、49が元の状態に復元しようとする。この復元の際において、斜め片49、49は凹部38、38の下側開口縁40、40に接触する(点A参照)。斜め片49、49の凹部38、38に対する接触は、差し込みと反対になる離脱方向へとFOTケース32を付勢することになる。
斜め片49、49は、FOTケース32を離脱方向(差し込みとは逆の方向。図中の下方向の矢印参照)に付勢する力を生じさせることから、嵌合ガタが吸収される(図中上方への移動が規制されてガタ付きがなくなる)。FOTケース32及びシールドケース33の係止状態が形成されると、シールドケース33におけるFOTケース32の位置が決まり、結果、受発光部31での各FOT6の位置が決まる。
第二工程を経て組み付けが完了し図3に示す如くの受発光部61が得られると、シールドケース62から突出する各FOT6のリードフレーム10の長さは所望の長さに一致する(図3に示す如くリードフレーム10の長さがシールドケース62の基板接続部53、54、55と同じ長さになる)。
従って、この後の回路基板(図4の引用符号2参照)に対する接続作業が容易に行われる(本形態では、リードフレーム10等の先端位置が皆同じであることから、回路基板2への差し込みが容易である。また、ガタ付きが抑えられていることから、回路基板2への差し込み前や差し込み最中に意図しない移動が防止される)。本発明によれば、従来よりも格段に作業性が向上することになる。
その他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
本発明の光モジュールの一実施の形態を示す受発光部の正面図(円内は要部断面図)である。 (a)はFOTケース及びシールドケースの斜視図、(b)はシールドケースの斜視図、(c)はFOTケースの斜視図である。 本発明の光モジュールの他の一実施の形態を示す受発光部の正面図(円内は要部断面図)である。 従来例の光モジュールの図であり、(a)は受発光部の斜視図、(b)は受発光部の断面図である。
符号の説明
6 FOT
9 パッケージ部
10 リードフレーム
31 受発光部
32 FOTケース
33 シールドケース
34 固定部
35 リードフレーム固定部
36 パッケージ収容固定部分
37 光ファイバ接続筒部
38 凹部
39 側壁
40 下側開口縁
41 上側開口縁
42 奥部
43 下側開口部
44 上壁
45 側壁
46 前壁
47 後壁
48 「く」字状片
49 斜め片
50 第二斜め片
51 スリット
52 溝部
53〜55 基板接続部

Claims (3)

  1. 発光素子及び/又は受光素子を有するFOT(Fiber Optic Transceiver )と、該FOTを保持するFOTケースと、これらを覆いシールドを施すシールドケースとを備える光モジュールにおいて、
    前記シールドケースを、上壁及び下側開口部を有する構造とするとともに、前記下側開口部から前記上壁へ向けて前記FOTケースを差し込み覆う構造とし、さらに、前記シールドケースの両側壁には、先端が前記上壁側を向き且つ内側へ折れ曲がる斜め片をそれぞれ形成する一方、前記FOTケースの両側壁には、前記斜め片の斜面が接触して離脱方向の付勢力を受ける凹部又は貫通孔をそれぞれ形成する
    ことを特徴とする光モジュール。
  2. 請求項1に記載の光モジュールにおいて、
    前記斜め片の前記先端に、外側へ折れ曲がり且つ前記凹部又は貫通孔に対して接触する斜面を有する第二斜め片を連成し、前記斜め片と前記第二斜め片とで略「く」字状となる「く」字状片を形成する
    ことを特徴とする光モジュール。
  3. 請求項2に記載の光モジュールにおいて、
    前記「く」字状片と、前記凹部又は貫通孔とで、前記シールドケースと前記FOTケースとの係止構造を構成する
    ことを特徴とする光モジュール。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016218166A (ja) * 2015-05-18 2016-12-22 矢崎総業株式会社 Fotのパッケージとサブ回路基板との組付構造
JP2016225400A (ja) * 2015-05-28 2016-12-28 矢崎総業株式会社 Fotのシールドケース

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