JP2005214278A - 可般式液化ガス容器用取付弁。 - Google Patents

可般式液化ガス容器用取付弁。 Download PDF

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Kenichiro Hamai
健一郎 濱井
Koichi Ohashi
浩一 大橋
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Abstract

【課題】液化ガスを運搬・保管する容器として、従来のボンベに代替して、可搬式液化ガス容器が多用されて来ている。ボンベに比べ軽量なために扱い易いと言う大きな利点はあるが、容器内の液化ガスを安定に保持するための容器外側の断熱用真空空間のメンテナンスが煩雑である。
【解決手段】
1.容器外側に本発明の取付弁を常時装着した形態で可搬式液化ガス容器を形成する。
2.本体に装着したスリーブを介して、真空室への窒素の加圧流入と真空ポンプによる真空引きを連続工程として実施する。
3.併せて、常用時、スリーブを介して容器真空室の真空度の検査を適宜実施できる。
【選択図】図1

Description

可般式液化ガス容器の断熱不良を修理回復する為の一連の作業を効率的に実施できる機能を有する弁および該弁を取り付けた可般式液化ガス容器に関する。
可搬式液化ガス容器は、ボンベと並んで液化ガス容器として家庭用、産業用として多用されている。
充填した液化ガスの保存中の蒸発気化を防ぐ為に、可搬式液化ガス容器は、液化ガスに直接接触する内容器の外側に最外側壁を設けた二重壁で構成され、両壁間は10−4〜−5 mmHgの真空に保持され、熱の移動を遮断する構造となっている。
しかし、容器の使用回数が増すにつれて、真空状態が悪化し、容器の断熱効果が低下する。断熱機能を回復する為に、容器の「断熱不良修理」が定常的に行なわれている。
断熱不良修理は、一般的には、以下の手順で行なわれている。
(1)可搬式液化ガス容器の修理工場への搬入。
(2)可般式液化ガス容器外側に溶接等で接合設置され、熱遮断用真空室側に開口し、外側部に突出する他端は溶接等で密閉されたパイプ形状の真空引きポートの先端、を切断等の方法で、開口させる。
(3)開口させた真空引きポートに、ハンダ付け等の方法で特殊バルブを接合する。
(4)特殊バルブを介して、窒素ガスを真空室に、約2kgf/cm2の内圧に達するまで、加圧導入する。
(5)この時点で、一旦特殊バルブを閉鎖する。
(6)引き続き、特殊バルブを介して真空ポンプによる真空引きを行う。
(7)熱遮断用真空室の真空度が10−4〜−5mmHgに達した時点で真空引きを終了する。
(8)特殊バルブで真空状態を保持しつつ、真空状態を良好に長期に維持可能な様に、真空用ノズルパイプ部を組成加工と溶接工法により密閉する。特殊バルブは密閉作業工程中に切断分離される。
この様な煩雑は作業工程により、可搬式液化ガス容器の熱遮断効果の復元(断熱不良修理)が行なわれている。この様な煩雑な作業工程の改善が業界で求められている。
高圧ガス取扱い心得(日本酸素刊)
可搬式液化ガス容器に各種の液化ガスを安全に、使用、保管および移動する為には、常に、熱遮断効果が万全である必要である。遮断効果は時間経過とともに低下するので、適切な「遮断不良修理」を効率よく確実に行なう必要がある。
現行の方法を改善できる新規な方策が求められている。
真空引きポート機能と真空度検査機能を有するスリーブ部と熱遮断用真空室内に開口し真空室とスリーブ部とを自在に遮断、空間的連結が出来るバルブとで構成した新規な可般式液化ガス容器用取付弁を使用することにより課題は解消できる。
本発明を用いる事により可搬式液化ガス容器に不可避に行なわれる断熱不良修理作業が以下の様に行なう事ができる。
(1)スリーブ部とバルブ部の保護キャップを外しスリーブ部を窒素ガスボンベに接合し、
バルブに開閉用ノブを取り付けて断熱不良修理作業が開始できる。
(2)スリーブ部を引き続き真空ポンプに繋ぎ真空処理を行なう。
(3)真空処理終了後バルブを閉じて修理作業は完了する。
以上の簡単な作業工程で修理作業が完了できるので以下の様な効果が得られる。
(1)本発明の可搬式液化ガス容器取付弁はガス容器に常時取り付けられるので、従来、修理作業毎に必須とされた専門的技能を要する溶接作業が皆無となり、真空度不良修理作業が簡単に行なえる。
(2)付随的に作業の効率化と安全性が確保できる。
(3)開閉自在のバルブ機構を有するので、使用中に適宜な真空度の検査ができる。
安全性とメンテナンス性が向上できるので、同用途に多用されている高重量ボンベを軽量な可搬式液化ガス容器への代替が可能となり、液化ガスの物流が効率化できる。併せて
液化ガスの大量保管の集中管理が容易となる。
(図1)に本発明によるバルブ本体の構成状況を示した。図中可搬式液化ガス容器への接合部(7)を可搬式ガス容器の真空室に開口挿入し、容器外側部と溶接により接合する。2カ所の保護キャップ(9)を取り除き、ノブ装着部(4)にノブ(3)を取り付ける。(図2)に示すスリーブ(10)を本体(1)のスリーブ装着部(5)に挿入する。スリーブ装着用袋ナット装着部(6)に、スリーブ(10)の本体への装着用袋ナット(11)を嵌合しして、本体(1)とスリーブ(10)とを一体化する。
この様にして、可搬式液化ガス容器に本発明のバルブを装着する事により、可搬式液化ガス容器の断熱不良修理を以下の様に容易に行なう事ができる。
スリーブ(10)開口端に、窒素ボンベに連携したチュブを圧力計を介して装着する。窒素ボンベのバルブおよび本発明のバルブをノブ(3)により解放し、可搬式液化ガス容器の断熱用真空室の内圧が2kgf/cm2に達するまで窒素を加圧流入する。
ノブ(3)により本体バルブを閉鎖し窒素ボンベを真空ポンプに繋ぎかえ、ガス容器の真空室の真空化を開始する。真空度が10−4〜−5mmHgに到達して真空引きを完了する。本体のバルブを閉じて付帯装置等を取り外し断熱不良修理を完了する。
本発明により、現状工程である
(1)
真空引きポートの切断開口工程
(2)
開口端への特殊バルブの接合
(3)
真空引き完了後の真空引きポートの密閉作業
(4)
特殊バルブの切断
の作業が省略できるので、溶接技能者でなくても、標準化されたマニュアルに基づき専門的知識を習得した不特定多数の作業者により断熱不良修理が実施できる様になる。
溶接技能者が逼迫している産業界の実情に鑑み、極めて意義深いものがあると言える。併せて安全性と信頼性の立場からも価値ある発明と言える。
本発明の別の特徴として、使用中に、真空室の真空度が測定できる事をあげる事ができる。本発明の弁を装着した可搬式液化ガス容器の使用経過日数毎の真空度の変化を測定した。
得られた結果を(表1)に示した。
本発明の弁により、日数経過に伴う真空度の変化を、任意にかつ適宜行う事ができると共に、真空度低下に伴う断熱不良度の診断を即時に行う事ができる。合理的に無駄のない断熱不良修理をおこなう事が可能となる。
液化ガスを可搬式液化ガス容器を介して使用しているのは、一般家庭から始まり各種の産業化の多岐に渡っている。従来の煩雑で、専門性を要する断熱不良修理が需要家での悩みの種であった。本発明の弁により課題が解消されるので、液化ガス供給業界および需要者側双方で享受されるメリットは計りしれぬ程の大きさがある。
本発明の可般式液化ガス容器用取付弁本体の実施方法を示した説明図である。
本発明の可般式液化ガス容器用取付弁のスリーブの実施方法を示した説明図である。
符号の説明
1. 本体
2. 弁棒
3. ノブ
4. ノブ装着部
5. スリーブ装着部
6. スリーブ装着用袋ナット装着部
7. 可搬式液化ガス容器への接合部
8. Oリング
9. 保護キャップ
10.スリーブ
11.本体への装着用袋ナット

Claims (3)

  1. 可般式液化ガス容器の外郭を構成する熱遮断用真空用隔壁に取り付ける弁であり、該容器の断熱不良修理として、窒素の加圧(2kgf/cm2)送給とその後の真空引き(10-4〜10-5)が容易にかつ効率的に実施できるとともに、併せて該容器の機密テスト、真空隔壁内の真空度検査が行える構造有する事を特徴とする弁。
  2. 真空引きの前段処理として、窒素の装填およびその後の真空引きのための加圧減圧装置等に繋がるホースの他端側口金との接合が、機密状態で遺脱着自在に行える吸入・排出口部品と、自在開閉が可能でかつ熱遮断用真空用隔壁内の真空状態を保持可能な機能を有する弁部品とで構成されることを特徴とする請求項1に記載する弁。
  3. 請求項1〜2記載の弁の先端内のガス流入排出口が、可般式液化ガス容器の熱遮断用真空隔壁内部と有機的に繋がるよう、当該弁と可般式液化ガス容器とを配置し溶接等で両者を固定接合して構成した可般式液化ガス容器。
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