JP2005214163A - スクロール圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ボルトを使用することなく簡単な構成でハウジングに対して固定スクロールが固定可能なスクロール圧縮機を提供する。
【解決手段】 スクロール圧縮機は、ハウジング20に対して固定スクロール56の回転を阻止する回り止め手段と、ハウジング20に対して固定スクロール56の軸線方向の動きを規制する規制手段とを備える。前記規制手段は、固定スクロール56の基板56bから吐出室80内に延出する連接部94と、連接部94の先端に設けられ、端壁25と当接し且つ吐出室80の内周面にシール108を介して密着した受圧壁部102とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、スクロール圧縮機に関する。
例えば自動車用空調システムの圧縮機として用いられるスクロール圧縮機は、ハウジング内にスクロールユニットを備える。スクロールユニットは、固定及び可動スクロールを備え、これら固定及び可動スクロールのそれぞれは、基板とこの基板に一体的に形成された渦巻きラップとを有する。固定スクロールの基板は、ハウジングに対して締結ボルトを用いて固定され、そして、Oリングを介してハウジング内に吐出室を区画する。
特開2000−257572号公報
従来技術のようにハウジングに対して締結ボルトを用いて固定スクロールを固定する場合、ハウジング及び固定スクロールにボルト挿通孔及びねじ孔をそれぞれ形成する必要があることに加え、更に、吐出室の気密性を確保すべく、この締結ボルトのヘッドとハウジングの外面におけるボルト挿通孔の開口端との間にOリング又はガスケット等のシール部材を配置しなければならない。このため、ハウジングに対する固定スクロールの締結構造が複雑になるばかりでなく、ボルト締結のための軸力や締結トルクを管理する必要上、その締結作業もまた煩雑となってしまう。また、この場合、エンジン等から伝わる振動により、締結ボルトの締め付けが次第に緩んで吐出室の気密性が低下する虞もある。
本発明は上述の事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、締結ボルトを使用することなく簡単な構成でハウジングに対する固定スクロールの固定が可能なスクロール圧縮機を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明によれば、端壁を有するハウジング内に、可動及び固定スクロールからなるスクロールユニットを収容し、前記ハウジングの前記端壁と前記固定スクロールの基板との間にて吐出室を形成したスクロール圧縮機において、前記ハウジングに対して前記固定スクロールの回転を阻止する回り止め手段と、前記ハウジングに対して前記固定スクロールの軸線方向の動きを規制する規制手段とを備え、前記規制手段は、前記基板から前記吐出室内に延出する連接部と、前記連接部の先端に設けられ、前記端壁と当接し且つ前記吐出室の内周面にシールを介して密着した受圧壁部とを有する、ことを特徴とするスクロール圧縮機が提供される(請求項1)。
上記した構成によれば、回り止め手段及び規制手段によって、締結ボルトを用いることなく、ハウジングに対して固定スクロールが簡単な構成で位置決めされる。従って、この構成では、吐出室の気密性が長期に亘り良好に維持される。また、この構成では、締結ボルトや、締結ボルトとその挿通孔との間を気密にシールするOリング又はガスケットを必要とせず、更には、ハウジングや固定スクロールに対するボルト挿通孔及びねじ孔の加工やボルト締結作業も必要ないことから、生産コストの低減が可能である。
請求項2の本発明は、前記連接部及び前記受圧壁部は前記基板と一体に成形されていることを特徴としている。
上記した構成によれば、連接部及び受圧壁部と基板との相対位置の変化が防止されるので、吐出室の気密性が長期に亘り確実に維持される。
請求項3の本発明は、前記回り止め手段が、前記固定スクロールと前記ハウジングとの間に亘って延びるピンを含むことを特徴としており、この構成によれば、簡単な構成により回り止め手段を実現することができる。
上記した構成の具体的態様として、前記連接部は、前記固定スクロールの軸線上に配置され、前記吐出室に配置される吐出弁との干渉を避ける切欠部を有する(請求項4)。
以上説明したように、本発明のスクロール圧縮機によれば、ハウジングに対して固定スクロールが簡単な構成にて位置決めされ、圧力室の気密性が長期に亘り良好に保たれるとともに、生産コストの低減も可能である。
図1は一実施例のスクロール圧縮機を示している。
このスクロール圧縮機は、例えば、自動車用空調装置における冷凍回路の圧縮機として用いられる。より詳しくは、冷凍回路は、作動流体としての冷媒が循環する循環管路を備え、圧縮機は蒸発器に循環管路を介して接続され、この循環管路の往路には凝縮器及び膨張弁が介挿される。なお、このスクロール圧縮機は、冷蔵庫及び冷凍庫の冷凍回路にも適用可能であり、又原理的には膨張機としても使用可能である。
このスクロール圧縮機はハウジング20を備え、ハウジング20はそれぞれAl合金製の駆動ケーシング22及び圧縮ケーシング24を有する。駆動ケーシング22は、圧縮ケーシング24側が大径となる段付きの筒形状をなし、それぞれ開口した両端を有する。一方、圧縮ケーシング24は、一端が端壁25により閉塞され且つ他端が駆動ケーシング22の大径端に向けて開口した筒形状をなし、その開口端が駆動ケーシング22の大径端にシールリング26を介して気密に嵌合され、そして、複数の連結ねじ(図示せず)を介して駆動ケーシング22の大径端に連結されている。圧縮ケーシング24における周壁の内周面は段付き形状をなし、圧縮ケーシング24の周壁は、端壁25により閉塞された小径部24aと、小径部24aに環状の段差面28を介して軸線方向に連なる大径部24bとを有する。
駆動ケーシング22内には回転軸30が配置され、この回転軸30もまた段付き形状をなし、一端側の小径軸部32と、その他端の大径端部34とを有する。
回転軸30の大径端部34は球軸受36を介して駆動ケーシング22に回転自在に支持されている。また、回転軸30の小径軸部32もまたボール軸受38を介して駆動ケーシング22の小径端に回転自在に支持されている。
更に、駆動ケーシング22内にはボール軸受38と球軸受36との間に軸封止ユニット、即ち、リップシール40が配置されており、このリップシール40は回転軸30の小径軸部32に相対的に摺接し、駆動ケーシング22内を気密に区画している。
更に、回転軸30の小径軸部32は駆動ケーシング22の小径端から突出し、その突出端に駆動ディスク42がナット44を介して取付けられている。駆動ディスク42は電磁クラッチ46を介して駆動プーリ48に連結されており、駆動プーリ48は電磁クラッチ46のソレノイドを内蔵し、プーリ軸受50を介して駆動ケーシング22の小径端に回転自在に支持されている。
駆動プーリ48には駆動ベルト(図示せず)が掛け回されており、そして、電磁クラッチ46は駆動プーリ48から駆動ディスク42、即ち、回転軸30に伝達される駆動力を断続する。従って、電磁クラッチ46がオン作動したとき、電磁クラッチ46は駆動プーリ48と駆動ディスク42を一体的に連結し、駆動ディスク42、即ち、回転軸30を駆動プーリ48とともに一方向に回転させる。これに対し、電磁クラッチ46がオフ作動されているとき、電磁クラッチ46は駆動プーリ48と駆動ディスク42との間の連結を解除し、駆動プーリ48から回転軸30の動力の伝達を断つ。
一方、圧縮ケーシング24内にはスクロールユニット52が収容され、このスクロールユニット52は、それぞれAl合金製の可動スクロール54及び固定スクロール56を有する。可動スクロール54及び固定スクロール56は互いに噛み合うような渦巻きラップ54a,56aを有し、これら渦巻きラップ54a,56aは、それらの径方向内面及び外面にて相互に局所的に摺接し、これらの摺接個所は可動スクロール54の旋回運動に伴なってそれらの周方向に移動する。また、可動スクロール54及び固定スクロール56は、渦巻きラップ54a,56aの軸線方向両側に、渦巻きラップ54a,56aと一体的に形成された基板54b,56bをそれぞれ有し、渦巻きラップ54a,56aの先端は、チップシールを介して相手側の基板54b,56bの内面にそれぞれ摺接自在になっている。従って、可動スクロール54及び固定スクロール56は、互いに協働して、渦巻きラップ54a,56a間にチップシールを介して圧縮室58を形成することができる。そして、この圧縮室58は可動スクロール54の旋回運動により、渦巻きラップ54a,56aの径方向外周側から中心に向けて移動し、この際、その容積が減少される。
上述した可動スクロール54の旋回運動を達成するため、可動スクロール54の基板56aは駆動ケーシング22側に向けて突出するボス62を有しており、このボス62はニードル軸受64を介して偏心ブッシュ66に回転自在に支持されている。この偏心ブッシュ66はクランクピン68に支持され、クランクピン68は回転軸30の大径端部34から偏心して突出している。従って、回転軸30の回転に伴い、クランクピン68及び偏心ブッシュ66を介して可動スクロール54が旋回運動することなる。
また、偏心ブッシュ66にはこの偏心ブッシュ66と大径端部34との間に挟持されるようにしてカウンタウエイト70が取付けられており、このカウンタウエイト70は複数の大小の円弧状プレートを重ね合わせて構成され、可動スクロール54の旋回運動に対するバランスウエイトとなる。より詳しくは、カウンタウエイト70は偏心ブッシュ66に連結ピン71を介して取付けられ、この連結ピン71回りの回転がクランクピン68により阻止されている。従って、カウンタウエイト70もまた可動スクロール54と同様に、その旋回姿勢を一定にした状態で旋回運動する。
更に、駆動ケーシング22の大径端と可動スクロール54の基板54bとの間には自転阻止機構としてのボールカップリング72が介装されている。例えば、ボールカップリング72は駆動ケーシング22の大径端及び基板54bにそれぞれ支持され、その周方向に等間隔を存して環状レースを有した一対のリングプレート74と、これらリングプレート74の環状レース間に挟持されたボール76とからなり、ニードル軸受64の軸線を中心とした可動スクロール54の自転を阻止する。
一方、固定スクロール56は、締結ボルトによらずに、後述する回り止め手段及び規制手段によって位置決めされた状態で、圧縮ケーシング24内に配置されている。この位置決めされた状態下では、固定スクロール56の基板56bの外縁部は、Oリング78を介して周方向全域に亘り圧縮ケーシング24の段差面28に当接される。従って、スクロールユニット52の一端側には、圧縮ケーシング24の内面と固定スクロール56の基板56bとの間、換言すれば、圧縮ケーシング24の小径部24a内に吐出室80が形成され、この吐出室80はOリング78により吸入室81側から気密を存して区画される。なお、吸入室81は、圧縮ケーシング24における大径部24bの内周面とスクロールユニット52の外周面との間に確保されている。
また、固定スクロール56の基板56bには、その中央近傍に圧縮室58に連なる吐出孔82が形成され、この吐出孔82はリード弁からなる吐出弁84により開閉される。この吐出弁84はその弁押さえ86とともに、基板56bの外面に形成されたねじ孔にねじ込まれたボルト88を介して取付けられている。
なお、図1には示されていないが、圧縮ケーシング24の周壁には吸入室81及び吐出室80にそれぞれ連通する吸込口及び送出口が形成されており、吸込口は、冷凍回路を形成する循環管路の復路に接続され、そして、送出口は循環管路の往路に接続される。
上述したスクロール圧縮機によれば、回転軸30の回転に伴い、クランクピン68及び偏心ブッシュ66を介して可動スクロール54が旋回運動し、この際、可動スクロール54の自転がボールカップリング72の働きにより阻止された状態にある。この結果、可動スクロール54はその旋回姿勢を一定に維持した状態で、固定スクロール56に対して旋回運動し、この旋回運動により、以下の一連のプロセスが実施される。まず、吸込口を通じて吸入室81に外部から冷媒が吸い込まれ、そして、吸入室81内の冷媒は、スクロールユニット52の外周にて吸入室81と連通した圧縮室58内に吸い込まれる。圧縮室58内に吸い込まれた冷媒は、渦巻きラップ54a,56aに沿った渦巻き中心方向への圧縮室58の移動に伴ない、その容積減少により圧縮される。圧縮冷媒は、渦巻き中心近傍にて圧縮室58が吐出孔82に連通したときに、その圧力により吐出弁84が開弁されて吐出室80内に吐出される。この後、圧縮冷媒は吐出室80から送出口を通じて外部に供給される。なお、スクロールユニット52においては、渦巻き方向に沿って相互に離間した複数の圧縮室58が同時に形成され、一連のプロセスにおける各工程が同時に進行する。
以下では、固定スクロール56の回り止め手段及び規制手段について説明する。
まず、回り止め手段は、圧縮ケーシング24に対する固定スクロール56の回転を阻止するための手段であって、このスクロール圧縮機では、圧縮ケーシング24と固定スクロール56との間を亘って延びるピン90により構成される。より詳しくは、基板56bの外面及び段差面28には、相互に連通可能な貫通孔92及び有底孔がそれぞれ形成されており、有底孔及び貫通孔92内をピン90が延びている。ピン90は軸線方向でみて同一径を有し、有底孔に対しては圧入されているが、貫通孔92は有底孔よりも孔径が大きく、貫通孔92には差し込まれているのみである。それ故、ピン90によっては、固定スクロール56の軸線方向の動きを規制することはできない。
そこで、次に説明する規制手段が、圧縮ケーシング24に対する固定スクロール56の軸線方向の動きを規制する。この規制手段は、基板56bから吐出室80内に延出する連接部94を有する。連接部94は、円柱形状を有し、基板56bの外面中央近傍に一体に形成されて、小径部24a内の基板56bの軸線上を延びている。それ故、連接部94と吐出弁84及び弁押さえ86との干渉を避けるよう、連接部94の基板56b側には切欠部96が設けられている。切欠部96は、連接部94の軸線方向に離間した一対の端面98,100を有し、これら端面98,100は互いに平行であるとともに等しい面積を有する。一方の端面98は、基板56bの外面により形成され、その略中央に吐出孔82が開口している。
また、規制手段は、連接部94の先端に一体に設けられた受圧壁部102を有し、受圧壁部102は、小径部24aよりも僅かに小径な円盤形状をなす。受圧壁部102は、基板56b及び連接部94と同軸上に配置されて、その背面104にて端壁25と当接し、その外周面106は、吐出室80、即ち小径部24aの内周面にOリング108を介して密着している。受圧壁部102は、連接部94側に受圧面110を有し、受圧面110は、基板56bの外面と平行であるとともに、この基板56bの外面における連接部94の外周縁と段差28の内周縁により囲まれた部分(以下、この部分を単に基板56bの外面という)と等しい面積を有する。
この規制手段によれば、図2に模式的に示したように、吐出室80内は、外周が同一径の小径部24aにより区画されるとともに、その軸線方向両側が基板56bの外面と受圧面110により気密に区画される。ここで、基板56bの外面と受圧面110とは互いに平行であり且つ面積が等しいことから、吐出室80における冷媒の圧力(吐出圧)Pdは、図中矢印線で示したように、これら外面及び受圧面110に対して軸線方向に沿って反対向きに等しく付与される。従って、基板56bの外面及び受圧面110に付与された圧力Pdは連接部94を介して互いに打ち消し合い、吐出室80の圧力Pdによって固定スクロール56が軸線方向に付勢されることはない。一方、基板56bの内面に対しては、可動スクロール54の渦巻きラップ54aがチップシールを介して摺接されるとともに、圧縮室58内の冷媒の圧力が付与されているので、固定スクロール56は、僅かながら軸線方向でみて端壁25に向かって付勢されている。従って、固定スクロール56は、基板56bの外縁部がOリング78を介して段差面28に密着された状態を維持され、規制手段は圧縮ケーシング24に対して固定スクール56の軸線方向の動きを規制することができる。
なお、連接部94に設けられた切欠部96においても、両端面98,100は互いに平行であり且つ面積が等しいことから、吐出室80の圧力Pdは、これら端面98,100に等しく付与され、圧力Pdによって固定スクロール56が軸線方向に付勢されることはない。ただし、図2中、吐出孔82,吐出弁84,弁押さえ86,Oリング78,108等を説明のため省略しており、厳密には、圧力Pdは、吐出弁84を一部介して端面98に付与される。
上述のスクロール圧縮機は、その組立てに際し、貫通孔92にピン90を差し込みながら圧縮ケーシング24内に固定スクロール56を配置すればよく、簡単に組立てることができる。
このスクロール圧縮機によれば、固定スクロール56は圧縮ケーシング24に対して回り止め手段及び規制手段により位置決めされ、締結ボルトを用いることなく簡単な構成で圧縮ケーシング24内に固定して配置される。従って、このスクロール圧縮機では、締結ボルトを使用していないので、エンジン等から圧縮機に伝わる振動等により、その締結ボルトが緩むことは有り得ず、吐出室80の気密性は長期に亘り良好に維持される。
また、このスクロール圧縮機では、締結ボルトのためのボルト挿通孔の気密性を確保するためのOリング又はガスケットを必要とせず、更には、固定スクロール56及び圧縮ケーシング24へのねじ孔やボルト挿通孔の加工、ボルト締結作業も必要ないことから、生産コストの低減が可能である。
本発明は上述の一実施例に制約されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、回り止め手段のピンは、基板56bと段差面28との間に代えて、圧縮ケーシング24の端壁25と受圧壁部102との間に亘って設けても良く、ピンの数も固定スクロール56の回転さえ阻止できれば1つ又は2つ以上でもよい。
また、上記した一実施例においては、回り止め手段としてピンを用いたけれども、ピンに代えて、圧縮ケーシング24及び固定スクロール56に互いに係合する一対のキー及びキー溝や、或いは、内歯及び外歯を設けても良い。ただし、ピンによれば簡単に回り止め手段を構成することができるので好ましい。
更に上記した一実施例においては、連接部94を基板56bの軸線上に設けたけれども、連接部をその軸線から離間して設けてもよく、その場合には必要に応じて切欠部を連接部に形成すればよい。又、連接部は、角柱形状を有していてもよく、その数も2つ以上であってもよい。
そして、上記した一施例においては、連接部94及び受圧壁部102と基板56bとを一体に形成したけれども、基板、連接部、及び受圧壁部をそれぞれ別体で用意し、例えばボルトにより連結してもよい。ただし、そのボルトが緩むと、基板と受圧壁部との間隔が変化して基板と段差面との間における気密性が低下し、規制手段の効果が損なわれる虞があるので、連接部及び受圧壁部と基板とを一体に形成するのが好ましい。
本発明の一実施例のスクロール圧縮機の縦断面図である。 図1のスクロール圧縮機における規制手段の作用を説明するための模式図である。
符号の説明
20 ハウジング
25 端壁
52 スクロールユニット
54 可動スクロール
56 固定スクロール
54a,56a 渦巻きラップ
54b,56b 基板
80 吐出室
94 連接部
102 受圧壁部
108 Oリング(シール)

Claims (4)

  1. 端壁を有するハウジング内に、可動及び固定スクロールからなるスクロールユニットを収容し、前記ハウジングの前記端壁と前記固定スクロールの基板との間にて吐出室を形成したスクロール圧縮機において、
    前記ハウジングに対して前記固定スクロールの回転を阻止する回り止め手段と、
    前記ハウジングに対して前記固定スクロールの軸線方向の動きを規制する規制手段とを備え、
    前記規制手段は、前記基板から前記吐出室内に延出する連接部と、
    前記連接部の先端に設けられ、前記端壁と当接し且つ前記吐出室の内周面にシールを介して密着した受圧壁部とを有する、
    ことを特徴とするスクロール圧縮機。
  2. 前記連接部及び前記受圧壁部は前記基板と一体に成形されていることを特徴とする請求項1に記載のスクロール圧縮機。
  3. 前記回り止め手段は、前記固定スクロールと前記ハウジングとの間に亘って延びるピンを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のスクロール圧縮機。
  4. 前記連接部は、前記固定スクロールの軸線上に配置され、前記吐出室に配置される吐出弁との干渉を避ける切欠部を有することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のスクロール圧縮機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015229974A (ja) * 2014-06-05 2015-12-21 三菱重工オートモーティブサーマルシステムズ株式会社 スクロール圧縮機

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