JP2005211760A5 - - Google Patents

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精米施設
この発明は、利用者が持ち込む玄米や籾を精白処理する精米装置に関する。
従来の貨幣投入型の精米機は、原料供給ホッパへ投入された玄米や籾が石抜機、精米機等を経由して精白された白米が白米タンクに回収される構成であり、原料供給ホッパは各施設毎に1基宛て設けられ、石抜機による石抜処理、精米機による精米処理を順次行って白米タンクに取出される構成が一般的である(特許文献1)。
特開2003−93901号公報
原料供給ホッパには下限センサを設けてホッパ内の穀粒の有無を確認できる形態とし、該下限センサを下回ると所定時間経過後に装置各部を停止制御するようになっている
ところが、利用者によっては下限センサ未満の端量を持ち込む場合がある。この投入時下限センサがオフになるため装置各部の出力が出せずに精米処理を行なえない事態となる
この発明は、少量の玄米でも精米できることを課題とする
請求項1に記載の発明は、玄米を投入する原料投入ホッパ(45)と、原料投入ホッパ(45)に投入した玄米から石抜きする石抜機(52)と、石抜機(52)で石抜きされた玄米を精米処理する精米機(60)と、精米処理された白米が排出される白米タンク(62)と、前記原料投入ホッパ(45)とは別に少量の玄米を投入する原料投入口(46)と、原料投入口(46)に玄米を投入したことを検出して精米する少量精米モードとを設けたことを特徴とする精米施設とする。
また、請求項2に記載の発明は、原料投入口(46)には開閉可能なホッパ(49)と、ホッパ(49)の開閉を確認する確認センサ(50)と、該確認センサ(50)の検出結果により少量精米モードを行なうことを特徴とする請求項1記載の精米施設とする。
更に請求項3に記載の発明は、原料投入口(46)を原料投入ホッパ(45)よりも高い位置に設け、原料投入口(46)と石抜機(52)とを連通する構成としたことを特徴とする請求項1記載の精米施設とする。
請求項1の発明は、少量の玄米の場合でも精米することができる
請求項2に記載の発明によると、ホッパ(49)に玄米を入れたことを確認して少量精米モードを行なうことができる
また、請求項3の発明は、原料投入口(46)から直接石抜機(52)に玄米を供給することができる
建屋内を機械室と操作室に仕切り、操作室側には複数の原料供給部を構成し、精米待ち時間を短縮する。
以下、この発明の一実施例を図面に基づき説明する。
図1は建屋の平面図で、機械室1と操作室2とに仕切り壁3で仕切られており、このうち、機械室1内には、仕切り壁3に近い位置において、中央には白米タンク4を配設し、左右側には原料供給ホッパ5a,5bを配置してなる。なお、これら白米タンク4は下方にシャッタを配設してありその投下白米は操作室2側にて袋等に回収可能に構成するものである。また、原料供給ホッパ5a,5bは操作室2側から、白米を取り出し、あるいは供給できるように各ホッパは操作室2側に連通するものである。
上記原料供給ホッパ5a,5bには夫々石抜昇降機6a,6bが接続され、図外繰出バルブの回転により原料としての玄米を該石抜昇降機6a,6bに向けて供給すべくなし、各石抜昇降機6a,6bは夫々の下方に配置した石抜機7a,7bに供給すべく構成している。
石抜機7a,7bは公知の構成であり、傾斜する盤面に通気孔を形成して揺動させ、下方から吹き上げる選別風を受けて石屑を傾斜上位に揺寄せ、傾斜下方側から排出される玄米と分離するよう構成している。
上記石抜機7a,7bの近傍で左右対称位置に精米昇降機8a,8bを立設する。
前記原料投入ホッパ5a,5b、石抜機7a,7bは夫々対称位置に配置され、このため機械室1内中央位置には、白米タンク4と上記精米昇降機8a,8bとの間に、空間が形成されて、この位置に精米機9が設けられている。精米機9は1台であり、その構成は上部に玄米ホッパ10、内部には精白ロールを備えた精白室を備え、該精白室の出口部には圧迫板を備える公知の構成である。
玄米ホッパ10には前記精米昇降機8a,8bから供給される玄米を受け入れる構成である。
11a,11bは同形態に設ける操作盤で(図2)、夫々には、コイン投入口12、もち選択スイッチ13、白度選択スイッチ14〜16(図例では8分、標準、上白を選択できる構成としている)、玄米投入の要否を指定する玄米投入可ランプ17等を備えている。コイン投入口12からのコイン投入によって内蔵のコインメックを連係し所定の金額で所定の運転時間が選択される構成である。なお、白度選択スイッチの選択設定に基づいて精米機9の圧迫板を弾発する弾性力が設定され所定の精白圧力で精米運転が行われる構成としている。なお符号aは操作盤11aに関係し、符号bは同じく操作盤11bに関係する。
次に操作盤11aと操作盤11bとの連係制御について説明する。これら操作盤11aと11bに共通の制御部11cとし、各繰出バルブモータ19a,19b、各石抜機モータ20a,20b、精米機モータ21、各石抜昇降機モータ22a,22b、各精米昇降機モータ23a,23bは、各部側に夫々配設したセンサからの検知信号、タイマ信号のほか前記コイン枚数検出信号等によって所定タイミングでオン、オフ制御される構成としている。
なお、制御部11cは、前記操作盤11a又は操作盤11bは作業処理順を以下のように設定して優先順を決定している。すなわち、原料供給ホッパ5a,5bには夫々下限センサ25a,25bが設けてある。いずれのホッパ5a,5bにも原料玄米が供給された場合には、コイン投入の条件下で先に下限センサがオン(玄米有検知状態)した方を優先処理する構成とし、同時の場合は予め設定した方(例えは符号aの側)を優先処理する構成として、作業順序を予め決定するよう構成している。
上記玄米投入可ランプ17a,17bの点灯又は消灯の一例は以下のとおりである。共に玄米投入可の状態(共に点灯)から、いずれか一方の原料供給ホッパ5a又は5bに玄米が供給されると(この例では5aとする)、該当のホッパ5aには供給禁止のために玄米投入可ランプ17aは消灯し、あわせてホッパb側の玄米投入可ランプ17bも消灯する。これは玄米投入によって前記下限センサ25a,25bがオンするから起動条件が整い、不測に他が起動して精米機9へ異なる利用者の米が混ざる不具合を防止している。
上記のように構成された精米施設において、利用者A及び利用者Bによる作用について説明する。利用者Aは、所定のコインを投入し原料供給ホッパ5aに玄米を供給する。次いで白度選択スイッチのうち任意を選んでオンする。これによって繰出バルブモータ19a,石抜昇降機モータ20a,石抜機モータ21a,精米昇降機モータ22a、及び精米機モータ23aに駆動出力して、搬送各部や各機材が運転開始し、投入玄米は精米処理され、白米タンク4に排出される。
利用者Bは、利用者Aの持ち込み玄米が精米処理される間にあっても、玄米投入可ランプ17bが点灯状態にあるときは原料供給ホッパ5bに玄米を投入できる。このときコイン投入及び白度選択スイッチを操作したとしても、運転禁止状態とされ、利用者Aの持ち込み玄米の処理が終了するまでは利用者B持ち込みの玄米処理は原料供給ホッパ5bから石抜昇降機6bへ向けての玄米移動が行えない。すなわち、精米機9が原料供給ホッパ5aからの原料玄米を処理中であることを認識する手段を構成し、該処理中であると認識したときには、原料供給ホッパ5bの玄米は繰出バルブの回転が禁止されていて玄米を石抜昇降機6bに供給できない。
精米処理が進み、原料供給ホッパ5aの下限センサ24aがオフし、かつ精米機9の精白ロールの駆動負荷が一定以下に至ると、制御部は原料供給ホッパ5aの原料玄米の処理が終了したと判断し、精米機9の運転を継続したまま、原料供給ホッパ5b内の下限センサ24b出力によって原料玄米の存否を確認し、存在するときは繰出ロールを回転連動して石抜昇降機6b、石抜機7b、及び精米昇降機8bを経由して継続駆動中の精米機9に供給される。
この間利用者Aは白米タンクから残る全部の精白米を回収するものである。
以上のように、利用者Bは利用者Aの持ち込んだ原料玄米を処理する途中に原料を別途設けた原料供給タンク5bに供給して待機することができ、かつ、設定料金の投入を予め行うことによって利用者Aに引き続き自動的に継続精米処理を行うことができる。したがって、前利用者Aの白米回収処理を終えてからでないと利用者Bの玄米供給が行えない従来技術に対し、利用者Bの玄米投入等の準備時間に制約を受けずになし得、また、利用者Aの白米タンクからの回収作業が利用者Bの持ち込み玄米の精米処理期間中に行うこととなり、後の利用者の待ち時間の短縮化が図れる。
図4は異なる例について示すものである。
石抜昇降機25の左右に原料供給ホッパ26a,26bを配設し、各供給口部27a,27bには開閉シャッタ28a,28bを備える。石抜昇降機25以下の石抜機29、精米昇降機30、精米機31及び白米タンク32は夫々単一の仕様としている。
操作盤33は、白度選択スイッチ35〜37、及びもちボタン38を共通とし、コイン投入口34a,34bは別々である。玄米投入可ランプ39a,39bも夫々に設けられ、供給ホッパ26a,26bに対応すべく配設されるもので、先に玄米投入された側の原料供給ホッパ、例えばホッパ26aの下限センサ40aが作動するときは、当該原料供給ホッパ26aの処理が優先的に行われ、開閉シャッタ28aが開いて石抜、精米処理が行われる。
上記の開閉シャッタ28aが開いたのち、原料供給ホッパ26bに原料玄米の供給が可能な状況となっている。すなわち、開閉シャッタ28bは閉じた状態で、原料供給ホッパ26aの開閉シャッタ28aが開いて精米処理が終了するまでの間上記玄米投入可ランプ39bは点灯状態、すなわち玄米投入を許可する状態となっている。
したがって、精米機31の負荷電流の低下をもって処理終了と判定すると、開閉シャッタ28aは閉じ動作し、一方開閉シャッタ28bは精米条件が整っている(例えば貨幣の投入)ことを条件にシャッタ開動作することができる。
前記図2や図5に示す操作盤では、作業手順を番号と操作内容とを併記しているが、この番号部分を通電によって照光する形態とすれば、複数利用者の各処理内容が一目瞭然となって便利である。
この開閉シャッタ28bが開くことにより、継続運転中の石抜機29,精米機31は夫々石抜処理、精米処理を行うことができる。
図のように構成すると、利用者Aと利用者Bが同一時間帯に利用しようとした場合、両方の原料投入ホッパ26a,26bが空で玄米投入可ランプ39a,39b共に点灯の場合であって、利用者Aが原料投入ホッパ26aに投入することで優先順位は利用者A側ホッパ26aからの処理を優先すべく選定する。
図6について説明する。図1と共通の部材については共通の符号を用いている。石抜機7a,7bの後段にチャージタンク40a,40bを夫々配設し、このチャージタンク40a,40bから精米昇降機8a,8bにて揚穀する構成である。
このように構成すると、利用者Aが原料供給ホッパ5aに玄米投入して精米処理する間利用者Bによって原料供給ホッパ5bに供給された玄米は、当該ホッパ5b内にて待機させるのではなく、石抜処理まで行って上記チャージタンク40bに待機させるものとなり、この場合には利用者Aが持ち込んだ玄米の精米処理が終わると、利用者B持ち込みによる石抜処理済の玄米が継続して精米処理できる。したがって図1における場合よりも更に石抜処理を前回利用者の精米運転中に行うことができて時間短縮が図れる。
図7はタイムチャートであり、従来の1台の精米機を有する精米施設に単一の原料供給ホッパを備える場合の処理工程との比較を示す。例えば図7における符号Tsは、利用者が操作室に入り各部の運転開始するまでの時間を示し、例えば玄米投入、貨幣投入、説明書を読むなどの時間が該当する(例えば約1分)。また符号Teは、各部が運転停止してから操作室を出るまでの時間であり、白米タンクからの排出、袋閉じ、搬出などの時間が該当する(例えば約1分)。精米時間Tmは30kgで約7〜8分である。
従来の構成では、1利用者毎に時間Ts+Tm+Teのフル時間を消費する間、次の利用者はこの間待たざるを得ないものであった(タイムチャート(1)の利用者B)。ところが、前記図1又は図4のように構成すると、先の利用者が精米処理している間に別の原料供給タンクに玄米を供給しておくことができ、上記時間Ts相当のロスを解消できる(タイムチャート(2))。
同様に、前記図6に示す構成とすると、次回利用者の精米運転中に先の利用者は時間Teに関する操作や動作を行うことができ、この時間Te相当のロスをなくすることができる(タイムチャート(3))。
上記の原料供給ホッパやチャージタンクを備えた精米施設は、大型小売店に設置して買物客が利用するときや、戸外においてドライブスルー型精米施設等にも応用できる。このような形態では精米処理して白米タンクに排出される処理済の米を別途設置の袋詰機で自動袋詰し、一時ストックする構成を付加することにより、待ち時間を買物時間に当てることができるなど便利である。
図8は通常の原料供給ホッパ45に加え、少量の原料投入口46を備えた精米施設を示すもので、該原料投入口46は低位置に構成して石抜昇降機47の下部受入れ口47aに連通できる構成としている。例えば操作盤48の操作部下方に位置させて設けている。この原料投入口46にはホッパ49を開閉可能に構成し、取っ手を介して手前に倒して投入可能になし、閉じて操作盤面と面一の収納姿勢に切り替わる。このホッパ49には開閉確認センサ50が設けられ、収納姿勢であるか否かが検出できるよう構成している。
石抜昇降機47の上部出口には2方向切換弁51を配置し、通常は原料玄米が石抜機52に供給されるように構成している。また、この石抜機52の選別盤面52aの傾斜上位側に排出口53x,53yを設け、この排出口53には異物回収ボックス54に通じる異物排出シュート55及び後記精米昇降機に通じる残米排出シュート56をのぞませている。そしてこれら排出シュート55及び56の境界部に設けた回動軸57a回りに回動するシャッタ部材57を設ける。上記石抜機52の選別盤の傾斜下方側排出部58から分離排出される玄米は精米昇降機59を経由して精米機60の玄米タンク61に供給される。なお、精米機60によって精米処理された白米は白米タンク62によって機外に排出される。
前記少量の原料投入口46には例えば1kgの原料玄米を投入する。投入された玄米は石抜昇降機47を経由して石抜機52に達しここで玄米は選別盤の傾斜下方に流出し傾斜上位へ移送される比重の重い石屑等と分離される。なおこの石屑はシャッタ部材57の上面に堆積する(図11(イ))。選別盤面が少量になる時点(運転開始からの所定時間後)にシャッタ部材57を回動すると(図11(ロ))、該シャッタ部材57面の石屑は異物回収シュート55に回収され異物回収ボックス54に回収される。また、このシャッタ部材57の回動に伴い選別盤面に残る残米は傾斜上位に移動し残米排出シュート56から回収されて精米昇降機59に至り、玄米タンク61に溜められて後精米処理される。原料供給ホッパ45には下限センサ45aを設けてホッパ内の有無を確認できる形態とし、該下限センサ45aを下回ると所定時間経過の野後各部を停止制御するようになっている。ところが利用者によっては下限センサ45a未満の端量を持ち込む場合がある。この投入時下限センサ45aがオンからオフに切り替わるため各部起動の出力が出せずに精米処理を行えない事態となるが、上記のように少量の原料投入口46をもって投入することにより開閉確認センサ50がオンからオフして少量精米モードに切り替わり、原料供給ホッパ45の下限センサ45aの検出結果に関わらずに優先処理することができ、無駄を生じない。
上記の実施例では、少量の原料投入口46をもって投入するのに、石抜昇降機47を経由して主たる経路に合流できる構成としたが、直接石抜機52に投入できるようホッパ63を高い位置に構成してもよい。
また、石抜機52の選別盤傾斜上位の排出口53x,53yには単一のシャッタ部材57を設けて該シャッタ部材57の上面に石屑異物を堆積させこのシャッタ部材57の反転動作で石屑を異物排出シュート55に、一方揺り上げられる残米をシャッタ部材57で遮って残米排出シュート56に夫々分離して回収することができるものである。従来排出口シャッタのほかに流路切換弁を必要としていたが(特開平8−192060号公報、図9参照)、上記のように構成すると単一のシャッタ部材で足りコストを低減する。
前記石抜昇降機47から石抜機52への途中に2方向切換弁51を構成するが、図12はその詳細を示している。昇降機47の排出口に連通してタンク部64を構成し、この内部下方には正逆回転によって下方に接続するロータリバルブ形態の2方向切換弁51を設け、下方に2口の排出口を接続している。このように2方向切換弁51を正逆転のロータリバルブとしその上にタンク部64を構成すると、昇降機47下方のホッパ部に繰出バルブなどの供給手段を構成せずともよく、たれ流してタンク部64に貯留することができるため、構成が簡単化できる。
ついで精米機の糠付着の防止構成について説明する。白米タンク62の下方にのぞむ精白室には、送穀螺旋部65aと先端側の精白ロール部65bとを形成した中空回転軸65を設け、その周囲部を金網部材63で囲う構成である。このうち送穀螺旋部65aの周囲部にはコイル66を設けている。このコイル66には交流電流を流すようになっており、該電流の強さを変更設定できる構成である。回転軸65は端部のプーリ67に精米機駆動モータを連動して回転する構成である。68は白米排出側に構成される圧迫板で、スプリングを内装する制御機構によって該圧迫板68の圧迫圧力、すなわち精白圧力を変更できる構成である。上記コイル66への通電と回転軸65の回転によって、ジュール熱が発生し、該熱は送穀螺旋部65aを加熱し付着糠を剥離させる効果がある。なお、コイル66への通電量を変更することによって剥離効果を変更制御することができる(図13,14)。
図15は精米機の白米出口部70において、糠付着防止を図る構成としている。即ち、白米タンクへの案内排出部71に、左右水平軸72回りに回動位置固定可能に切換板73を設け、精米開始時は該切換板73を、傾斜急の姿勢で精白米を流下させて糠の付着を防止しながら切換板73面の糠除去を図り(図15(イ))、次いで緩傾斜からほぼ水平の姿勢に変更するものである。精米機からの白米はこの緩傾斜から水平姿勢に移行する間に徐々にその上面に安息角をもって堆積し、後続の白米はこの堆積白米の上層を滑りながら排出されるものである。
上記のように、精米機の出口等玄米や白米のように表層に糠の付着を呈するものでは、排出案内される間にシュート部に糠を付着させて該付着糠が堆積して清掃を要する。
ところが、この排出シュート部に安息角を呈した状態にて白米や玄米の溜り部を設けると該溜り状態の玄米や白米の上層を滑って排出され直接案内シュート部と接触しないから糠の溜りを助長しない効果がある。
なお、前記のように流れ始めは排出シュートの構成一部である切換板73を傾斜させ後に水平姿勢に切換える構成とし、上記のように後続の白米や玄米を案内する形態では溜り穀粒量を調整でき、また切換板の傾斜によって溜り穀粒を最終的に排出できる効果がある。
図16は、上例のような精米施設における印字出力一例を示す。無人精米施設において、利用者が原料玄米を持ち込み、貨幣の投入によって精米機等を所定時間起動して所定の精米を施す構成であるが、このような精米施設の設置者は、一定期間毎に貨幣の回収を行い、その際運用データがプリンタ出力される構成が一般的である。この出力内容には、利用時間と投入金額が時系列に表記されるものであり、加えて各部に配設した異常検出手段からの異常情報が例えばコード番号によって印字される。またこの異常情報の印字の際にメンテナンス情報を付加するが、このとき従来は異常時の取り扱い方法について別途説明書を準備し、該当の箇所を抽出しなければならず煩わしい。そこで、該説明書の該当頁を上記印字出力の際に表記させようとするものである。図16の印字例において、(1)電源投入、(2)電源投入時刻表示後、利用者Aの(3)精米開始時刻と終了時刻、(4)精米所要時間と利用金額表示…の順に印字される。更に、装置の停止条件や、故障発生時の故障条件を印字するよう構成している。表示例にしたがって説明すると、項目(5)では単価利用回数と共に装置の停止状態が符号で印字される。項目(5)の数字「3」は単価利用回数、符号「G1」は「玄米利用の正常終了」の旨を示す。装置の終了を表す符号は、図17のように予め設定されていて、「G2」は「玄米利用の金切れ終了」の旨に設定している。
項目(6)以降は次の利用者Bに関する。項目(8)で単価利用回数「2」、「G2」停止、つまり「玄米利用の金切れ終了」を示している。その直後に項目(9)で引き続き運転が継続され、同一の利用者Bによるものと推定される。項目(11)で「G2」終了、及び項目(13)でエラー(故障)表示されている結果から、装置に何らの故障が発生したものと推定される。
項目(12)でエラー(故障)表示されると、次欄の項目(13)で文字表示され、項目(14)で発生時刻、項目(15)で詳細内容が符号表示され、エラー(故障)内容が表示される。図18はエラー(故障)表示内容一例を示す。これらのエラー(故障)の判定は、装置内各部位に配設された異常検出手段の検出結果に基づく。たとえば、電源の負荷検出装置によるサーマルトリップ、精白度検出手段等である。なお、図例の項目(15)の符号表示は「E0」であり、図18によればサーマルトリップと判定されている。このように、データプリンタに、運転時間と利用料金のほかに、このデータ印字時に、項目(5)、(11)に示すような運転停止の条件を印字出力する構成であるから、正常停止か故障での停止かの判定ができる。
又故障停止の場合は項目(13)〜(15)にようにその内容が表示される構成であるから、施設管理者において利用状態や故障要因が容易に判断でき、故障原因を速やかに行え、利用者とのトラブルを未然に防止できる等の効果がある。また各種のセンサを配設してなり各部の異常判定を行う形態とするが、センサの異常にあっても、施設の運転による営業が可能な場合と施設の運転を停止する必要のある場合とに区分でき、営業を継続しながらの故障箇所修理といったことが可能になる。
特に項目(16)〜(18)では、異常発生時当該異常に関する説明書の該当頁を上記印字出力の際に表記している。図例では説明書のタイトル、コード番号、及び該当頁の順で表記されている。少なくとも説明書及びその該当頁を異常を表記できるため、点検者はこの表記にしたがってトラブルに対応するものとなるが、説明書に不慣れな者であっても容易に該当個所を見出すことができ迅速に対処できる。
建屋の平面図である。 操作盤正面図である。 制御ブロック図である。 別例を示す建屋平面図である。 その操作盤正面図である。 更に他の建屋平面図である。 タイムチャート図である。 少量張込み口を備えるフロー図である。 少量張込み口の作用説明図である 石抜機の一部断面した側面図である。 (イ)(ロ)石抜機排出部の作用説明図である。 昇降機出口部構成の一例を示す断面図である。 糠付着防止構造を備える精米機の断面図である。 その一部の拡大分解図である。 白米排出部の糠付着防止構造を備える側断面図である。 印字出力一例である。 運転終了状態表示一例である。 異常コードの内容と説明関係対比表である。
符号の説明
1 機械室
2 操作室
4 白米タンク
5a,5b 原料供給ホッパ(原料供給部)
6a,6b 石抜昇降機
7a,7b 石抜機
9 精米機
11a,11b 操作盤
11c 制御部
40a,40b チャージタンク

Claims (3)

  1. 玄米を投入する原料投入ホッパ(45)と、原料投入ホッパ(45)に投入した玄米から石抜きする石抜機(52)と、石抜機(52)で石抜きされた玄米を精米処理する精米機(60)と、精米処理された白米が排出される白米タンク(62)と、前記原料投入ホッパ(45)とは別に少量の玄米を投入する原料投入口(46)と、原料投入口(46)に玄米を投入したことを検出して精米する少量精米モードとを設けたことを特徴とする精米施設。
  2. 原料投入口(46)には開閉可能なホッパ(49)と、ホッパ(49)の開閉を確認する確認センサ(50)と、該確認センサ(50)の検出結果により少量精米モードを行なうことを特徴とする請求項1記載の精米施設。
  3. 原料投入口(46)を原料投入ホッパ(45)よりも高い位置に設け、原料投入口(46)と石抜機(52)とを連通する構成としたことを特徴とする請求項1記載の精米施設。
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