JP2005207498A - 建設機械の油圧回路 - Google Patents

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剛 小林
Takashi Niitome
隆志 新留
Aichi Yabuuchi
愛智 藪内
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Abstract

【課題】 可変容量型油圧モータの容量可変機構部を駆動させるアクチュエータの動作を、可変容量型油圧モータの流入側および流出側のいずれかに立つ圧力の変化に円滑に追従させることができる建設機械の油圧回路の提供。
【解決手段】 定容量型油圧ポンプ4の吐出管路34から分岐させた大径側管路39を介してピストン24の大径受圧部24aに所定の一定圧力であるチャージ圧力を与えておき、可変容量型油圧モータの流入側と流出側のいずれかに立った圧力を高圧選択弁37および小径側管路38を介して小径受圧面24bに与え、チャージ圧力により大径受圧面24aに作用する押圧力と、小径受圧面24bに作用する押圧力との差によりピストン24を移動させるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、ホイールローダやホイールショベル等の建設機械に設けられる油圧回路、例えば車輪を駆動するための走行用油圧回路であって、可変容量型油圧モータの流入側および流出側のいずれかの圧力を受けて動作するアクチュエータによって、可変容量型油圧モータの容量を可変にするモータ容量可変機構部を駆動させる建設機械の油圧回路に関する。
ホイールローダやホイールショベル等の建設機械に設けられる走行用油圧回路は、可変容量型油圧モータと、この可変容量型油圧モータに供給する作動油を吐出するメインポンプとを備えている。
可変容量型油圧モータは、モータに流入する容量(以下「モータ容量」ともいう)を可変にするモータ容量可変機構部を有する。このモータ容量可変機構部は、斜板や斜軸(以下「斜板等」という)の傾転によりモータ容量を増減させるものである。このモータ容量可変機構部は、可変容量型油圧モータの流入側および流出側のいずれか高圧側の圧力を受けて動作するアクチュエータ、すなわち、モータ用傾転シリンダによって駆動されるようになっている。このモータ用傾転シリンダは、両端面に径寸法の異なる一対の受圧面、すなわち大径受圧面および小径受圧面を有しこれらの受圧面のそれぞれに作用する押圧力の差により移動するピストンと、ピストンの大径側が配置される大径シリンダ室と、この大径シリンダ室と連続しピストンの小径側が配置される小径シリンダ室とを備えている。
モータ容量可変機構部の斜板等は、モータ用傾転シリンダのピストンに連動して傾転し、これにより、モータ容量が増減するようになっている。従来の走行用油圧回路では、ピストンが大径シリンダ室側に移動すると、斜板の傾転角が小さくなってモータ容量が減少し、逆に、ピストンが小径シリンダ室側に移動すると、傾転角が大きくなってモータ容量が増加するようになっている。
また、従来の走行用油圧回路は、可変容量型油圧モータの流入側および流出側のいずれか高い方の圧力を選択する高圧選択弁と、この高圧選択弁により選択された圧力を小径シリンダ室に導く小径側管路、および、高圧選択弁により選択された圧力を傾転シリンダの大径シリンダ室に導く大径側管路と、この大径側管路に設けられる切換弁と、この切換弁の受圧部に高圧選択弁により選択された圧力を導く信号管路とを備えている。切換弁は、大径シリンダ室を作動油タンクに連通させる第1位置と、大径シリンダ室を高圧選択弁に連通させる第2位置と、切換弁が第1位置から第2位置に切り換わる作動圧を設定する圧力設定ばねとを有する。
このように構成された従来の走行用油圧回路では、可変容量型油圧モータの回転時、可変容量型油圧モータに負荷がかかったことに伴って、可変容量型油圧モータの流入側および流出側のいずれかに圧力が立つと、この圧力が高圧選択弁により選択され小径側管路を介して傾転シリンダの小径シリンダ室に導かれるとともに、信号管路を介して切換弁の受圧部に導かれる。
そして、切換弁の受圧部に与えられた圧力が作動圧以上であれば、切換弁が圧力設定ばねの弾性力に抗して第1位置から第2位置に切り換わり、大径シリンダ室が高圧選択弁に連通する。つまり、ピストンの大径受圧面と小径受圧面と両方に、同じ大きさの圧力が与えられるようになる。このとき、ピストンでは、大径受圧面と小径受圧面の面積差によって大径受圧面に対する押圧力が小径受圧面の押圧力に勝る。これにより、ピストンは、小径シリンダ室側に移動し、大径受圧面に作用する押圧力と、小径受圧面に作用する押圧力とがつり合う位置で停止する。
このようにしてピストンが小径シリンダ室側に移動する間、モータ可変容量機構部の斜板等の傾転角は、ピストンの移動に連動して大きくなる。つまり、可変容量型油圧モータの流入側および流出側のいずれかが高圧となったとき、すなわち、減速時にブレーキ圧が生じたり、あるいは可変容量型油圧モータに外部から負荷が作用したときに、可変容量型油圧モータの容量が増加される。
また、例えば、走行速度がほぼ一定になると可変容量型油圧モータの流入側および流出側の圧力は低下するため、切換弁の受圧部に与えられる圧力が作動圧よりも低くなり、切換弁が設定ばねの弾性力により第1位置に戻る。すなわち、大径シリンダ室が作動油タンクに連通する。これにより、ピストンは、小径受圧面のみで圧力を受けるようになって、大径シリンダ室側に限界位置まで移動する。これに伴って、斜板等の傾転角が最小傾転角になり、モータ容量が最小モータ容量になる。
特開平2−261975号公報(図5)
上述した従来の走行用油圧回路では、切換弁の作動圧が圧力設定ばねによって設定されているので、可変容量型油圧モータの流入側および流出側のいずれかに立った圧力が作動圧よりも高ければ第2位置に切り換わり、低ければ第1位置に戻る。このため、可変容量型油圧モータの流入側および流出側のいずれかに立った圧力が作動圧よりも若干低い状態から作動圧以上に上昇したり、作動圧よりも若干高い状態から作動圧よりも低下すると、その都度切換弁が第1位置または第2位置に切換わり、その後に、モータ用傾転シリンダのピストンが急激に移動し、このピストンの急激な移動に連動して斜板等の傾転角が急変する。
さらに、高圧選択弁と大径シリンダ室とを連絡する管路上に切換弁が設けられ、この切換弁の切換わりにより斜板等の傾転角が制御されるため、可変容量型油圧モータと油圧ポンプとを連絡する管路の圧力変化と可変容量型油圧モータの傾転変化との間には時間差が生じる。このため、主管路の圧力変化に対し可変容量型油圧モータの傾転変化が遅れるので、いわゆるハンチング現象が生じやすくなる。また、切換弁を用いているために、その部品点数が多くなり、コストアップを招くという別の問題も有している。
本発明は、上述の実情を考慮してなされたものであり、その目的は、複雑な構成とすることなく、可変容量型油圧モータの容量可変機構部を駆動させるアクチュエータの動作を、可変容量型油圧モータの流入側および流出側のいずれかに立つ圧力の変化に円滑に追従させることができる建設機械の油圧回路を提供することにある。
上述の目的を達成するために、本発明は、モータ容量を可変にするモータ容量可変機構部を有する可変容量型油圧モータと、前記可変容量型油圧モータに供給する作動油を吐出するメインポンプと、前記可変容量型油圧モータの流入側および流出側のいずれかの圧力を受けて動作し前記モータ容量可変機構部を駆動させるアクチュエータとを備える建設機械の油圧回路において、前記アクチュエータが、一対の受圧面を有するとともに、前記一対の受圧面のうちの一方の受圧面に前記圧力を与える第1圧力付与手段と、他方の受圧面に所定の一定圧力を与える第2圧力付与手段とを備え、前記一方の受圧面に作用する押圧力が前記他方の受圧面に作用する一定の押圧力よりも大きくなったことに伴う前記アクチュエータの動作に連動して、前記モータ容量可変機構部がモータ容量を増加させる方向に動作し、前記一方の受圧面に作用する押圧力が前記他方の受圧面に作用する一定の押圧力よりも小さくなったことに伴う前記アクチュエータの動作に連動して、前記モータ容量可変機構部がモータ容量を減少させる方向に動作するようにしたことを特徴とする。
このように構成した本発明では、第2圧力付与手段により他方の受圧面に所定の一定圧力を与えておき、可変容量型油圧モータの流入側および流出側のいずれかの圧力を、第1圧力付与手段により一方の受圧面に与える。これにより、可変容量型油圧モータの流入側および流出側のいずれかの圧力により一方の受圧面に作用する押圧力と、他方の受圧面に作用する一定の押圧力との差により、アクチュエータが動作する。このように可変容量型油圧モータへの流入圧または吐出圧切換弁を介することなく直接アクチュエータの一方の受圧面に作用させることができ、圧力の変化にアクチュエータの動作を円滑に追従させることができる。
また、本発明は、前記発明において、前記アクチュエータが、前記一対の受圧面を有するピストンと、このピストンが摺動可能に配置されるシリンダ室とを備えるシリンダからなり、前記第1圧力付与手段が、可変容量型油圧モータの流入側および流出側のうち高圧側の圧力を前記ピストンの一方の受圧面に与える圧力として選択する高圧選択弁と、この高圧選択弁により選択された圧力を前記ピストンの一方の受圧面に導く管路とを備え、前記第2圧力付与手段が、定容量型油圧ポンプと、この定容量型油圧ポンプの吐出圧を所定の一定圧力に保持する圧力制御弁と、前記所定の一定圧力を前記ピストンの他方の受圧面に導く管路とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、前記発明において、前記可変容量型油圧モータと前記メインポンプが閉回路接続されるとともに、前記可変容量型油圧モータの流入側の作動油および流出側の作動油のうちの圧力の低い方の作動油の一部を作動油タンクに戻すフラッシング手段と、前記定容量型油圧ポンプから供給される圧油を、前記閉回路に補充する補充手段とを備え、前記圧力制御弁が、閉回路に作動油を補充する際のチャージ圧力を保持することを特徴とする。
このように構成した本発明では、可変容量型油圧モータと定容量型油圧ポンプとを閉回路接続した建設機械の油圧回路において、作動油を閉回路に補充するために備えられている定容量型油圧ポンプおよび圧力制御弁を利用して、アクチュエータの他方の受圧面に所定の一定圧力(チャージ圧力)を与えることができる。
以上説明したように、本発明によれば、切換弁等を設けることなく、可変容量型油圧モータの流入側および流出側のいずれかに立った圧力の変化にアクチュエータの動作を円滑に追従させることができる。したがって、可変容量型油圧モータの容量がいわゆるハンチングを生じないようにモータ容量可変機構部を駆動させることができ、かつ、可変容量型油圧モータの回転速度が急変するのを防止できる。
以下で本発明の建設機械の油圧回路の実施形態について図を用いて説明する。
[第1の実施形態]
第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明の建設機械の油圧回路の第1の実施形態を示す油圧回路図、図2は、図1に示す第1の実施形態に備えられる可変容量型油圧ポンプの馬力一定制御曲線とエンジン馬力曲線との関係を示すPQ線図、図3は、図1に示す第1の実施形態に備えられる可変容量型油圧モータの圧力一定制御時における駆動圧と容量との関係を示す線図である。
図1に示すように、第1の実施形態は、建設機械に設けられる油圧回路、例えばホイールローダやホイールショベル等の車輪を駆動するための走行用油圧回路1であり、可変容量型油圧モータ19と、図示しないエンジンにより駆動されるメインポンプ2とを備えている。
メインポンプ2は、両傾転用の可変容量型油圧ポンプであり、このポンプ2の吐出容量(以下「ポンプ容量」ともいう)を可変にするポンプ容量可変機構部3を有する。このポンプ容量可変機構部3は、斜板等の傾転によりポンプ容量を増減させるものである。このポンプ容量可変機構部3は、定容量型油圧ポンプ4からの吐出圧を受けて動作するポンプ用傾転シリンダ5により駆動される。このポンプ用傾転シリンダ5は、両端面に同じ面積の一対の受圧面6a,6bを有しこれら一対の受圧面6a,6bのそれぞれに与えられる圧力の差により移動するピストン6と、このピストン6が摺動可能に配置されるシリンダ室7と、ピストン6を中立位置方向に付勢する一対の復帰ばね8,9とを有する。なお、定容量型油圧ポンプ4は、後述するが作動油の補充やパイロット圧の生成のために設けられている。
ポンプ用傾転シリンダ5は、ピストン6の一対の受圧面6a,6bの両側において、前後進用方向切換弁10に接続してある。この方向切換弁10は、前進または後進を設定する操作レバー11に機械的に接続された機械式方向切換弁であり、定容量型油圧ポンプ4から吐出される作動油の流れの方向を制御するものである。この方向切換弁10は、定容量型油圧ポンプ4からポンプ用傾転シリンダ5の一方側に作動油を導くとともに他方側を作動油タンク30に連通させる第1位置10aと、定容量型油圧ポンプ4からポンプ用傾転シリンダ5の他方側に作動油を導くとともに一方側を作動油タンク30に連通させる第2位置10bと、定容量型油圧ポンプ4とポンプ用傾転シリンダ5との間を遮断しポンプ用傾転シリンダ5の両側を作動油タンク30に連通させる中立位置10cと、スプールを中立位置10c方向に付勢する一対の復帰ばね10d,10eとを有する。そして、方向切換弁10が第1位置10aに操作されると、受圧面6a側にパイロット圧が供給され、ポンプ容量可変機構部3が矢印a側に傾転し、例えば前進側となる主管路20に圧油が吐出される。
定容量型油圧ポンプ4と方向切換弁10との間には、定容量型油圧ポンプ4の吐出圧を減圧する減圧弁12を設けてある。この減圧弁12は、操作ペダル13に連結してあり、この操作ペダル13の踏込み量に応じてポンプ用傾転シリンダ5のピストン6を駆動させるパイロット圧力を出力するものである。
方向切換弁10とポンプ用傾転シリンダ6の両側とを接続する一対の管路14,15のそれぞれには、絞り16,17を設けてある。これらの絞り16,17は、ポンプ用傾転シリンダ5のピストン6に作用する圧力の急激な変化、言い換えると、ピストン6の急激な移動、さらに言い換えると、ポンプ容量可変機構部3の傾転角の急激な変化、を防止するために設けてある。
可変容量型油圧モータ19は、一対の主管路、すなわち、第1,第2管路20,21を介してメインポンプ2と閉回路接続してある。この可変容量型油圧モータ19は、モータ容量を可変にするモータ容量可変機構部22を有する。このモータ容量可変機構部22は、斜板等の傾転によりモータ容量を増減するものである。このモータ容量可変機構部22は、可変容量型油圧モータ19の流入側および流出側となる第1管路20,第2管路21のうちの高圧側の圧力を受けて動作するアクチュエータ、すなわち、モータ用傾転シリンダ23により駆動されるようにしてある。このモータ用傾転シリンダ23は、両端面に径寸法の異なる一対の受圧面、すなわち大径受圧面24aおよび小径受圧面24bを有しこれらの受圧面24a,24bのそれぞれに作用する押圧力の差により移動するピストン24と、ピストン24の大径側が配置される大径シリンダ室25と、この大径シリンダ室25と連続しピストン24の小径側が配置される小径シリンダ室26とを備えている。
モータ容量可変機構部22の斜板等は、モータ用傾転シリンダ23のピストン24の移動に連動して傾転し、これにより、モータ容量が増減するようにしてある。第1の実施形態では、ピストン24が小径シリンダ室26側に移動するのに伴って、傾転角が小さくなりモータ容量が減少し、逆に、ピストン24が大径シリンダ室側25に移動するのに伴って、傾転角が大きくなりモータ容量が増加するようにしてある。
また、第1の実施形態は、可変容量型油圧モータ19の流入側の作動油および流出側の作動油のうちの、圧力の低い方の作動油の一部を作動油タンクに戻すフラッシング手段を備えている。このフラッシング手段は、低圧選択弁27(フラッシング弁)を有する。この低圧選択弁27は、互いに反対方向から圧力を受ける一対の受圧部、すなわち第1,第2受圧部27a,27bを有する。第1受圧部27aは、第1信号管路28を介して第1管路20に連通させてあり、第2受圧部27bは、第2信号管路29を介して第2管路21に連通させてある。また、低圧選択弁27は、作動油タンク30に接続されたフラッシング管路31に第1管路20を連通させる第1位置27cと、フラッシング管路31に第2管路21を連通させる第2位置27dと、第1,第2管路20,21のいずれもフラッシング管路31に連通させない中立位置27eと、スプールを中立位置27e方向に付勢する一対の復帰ばね27f,27gを有する。
フラッシング管路31には、この管路31内の最大圧力(以下「フラッシング圧力」ともいう)を規定する圧力制御弁、すなわちリリーフ弁32を設けてある。
また、第1の実施形態は、定容量型油圧ポンプ4と、この定容量型油圧ポンプ4から吐出される作動油を閉回路に補充する際のチャージ圧力を設定する圧力制御弁、すなわちリリーフ弁33と、定容量型油圧ポンプ4から吐出された作動油を閉管路に導く補充管路70とを備えている。なお、前記フラッシング圧力は、チャージ圧力よりも低く設定してある。
前記補充管路70は、定容量型油圧ポンプ4の吐出管路34から分岐し、第1管路20への作動油の流入を許容する第1チェック弁35と、第2管路21への作動油の流入を許容する第2チェック弁36とを有する。
また、第1の実施形態は、可変容量型油圧モータ19の流入側圧力および流出側圧力のうちの高い方の圧力を、モータ用傾転シリンダ23のピストン24の小径受圧面24bに与える第1圧力付与手段と、モータ用傾転シリンダ23のピストン24の大径受圧面24aに所定の一定圧力を与える第2圧力付与手段とを備えている。
前記第1圧力付与手段は、第1管路20と第2管路21とに接続され、可変容量型油圧モータ19の流入側および流出側のうちの高圧側の圧力をピストン24の小径受圧面24bに与える圧力として選択する高圧選択弁37と、この高圧選択弁37により選択された圧力を小径シリンダ室26に導く小径側管路38とを有する。
前記第2圧力付与手段は、前記定容量型油圧ポンプ4と前記リリーフ弁33とを含むとともに、定容量型油圧ポンプ4の吐出圧を大径シリンダ室25に導く管路、すなわち、定容量型油圧ポンプ4の吐出管路34から分岐して大径シリンダ室25に接続される大径側管路39とを有する。つまり、モータ用傾転シリンダ23のピストン24の大径受圧面24aには、所定の一定圧力として前記チャージ圧力を与えるようにしてある。
また、第1の実施形態では、図2に示すように、エンジン馬力曲線40を越えない範囲に設定した馬力一定制御曲線41に従ったメインポンプ2の制御、すなわち、馬力一定制御を行うようにしてある。この馬力一定制御では、メインポンプ2が、吐出圧Pp=Pのときに、最大吐出流量Qp=Qpmaxを得ることができる。したがって、可変容量型油圧モータ19とメインポンプ2とを接続する第1管路20および第2管路21の圧力をP近傍となるようにすることで、エンジン出力を有効に使用しつつ、可変容量型油圧モータ19の回転速度および駆動力の制御範囲を広くすることができる。
そこで、第1の実施形態では、モータ用傾転シリンダ23のピストン24の小径受圧面24bに与えられる圧力、すなわち、可変容量型油圧モータ19にかかる負荷圧が、前記吐出圧Pよりも高くなったときにピストン24が大径シリンダ室25側に移動し、吐出圧Pよりも低くなったときにピストン24が小径シリンダ室26側に移動するように、ピストン24の大径受圧面24aおよび小径受圧面24bのそれぞれの面積を設定してある。つまり、チャージ圧により大径受圧面24aに作用する押圧力と、吐出圧Pにより小径受圧面24bに作用する押圧力とがつり合うようにしてある。
このように構成した第1の実施形態は、次のように動作する。
<可変容量型油圧モータの駆動>
操作者は、建設機械を前進させる際、まず操作レバー11を操作して方向切換弁10を図1に示す中立位置10cから第1位置10aに切り換える。このとき、ポンプ用傾転シリンダ5の一方側が減圧弁12と連通し、他方側が作動油タンク30に連通する。
次に、操作者は、操作ペダル13を踏み込んで減圧弁12を操作する。このとき、操作ペダル13がべた踏みされ、踏込み量が最大踏込み量となると、最大踏み量に応じたパイトッロ圧、すなわち最大パイロット圧力が減圧弁12から出力され、方向切換弁10を介してポンプ用傾転シリンダ5の一方側に導かれる。このとき、ポンプ用傾転シリンダ5では、その他方側が作動油タンク30に連通している状態でピストン6の一方の受圧面6aに最大パイロット圧力が与えられることから、ピストン6が、図1に示す中立位置から右方向へ限界位置まで移動し、このピストン6の移動に連動してポンプ容量可変機構部3の傾転角が最大傾転角となる。つまり、メインポンプ2が、吐出圧Pの作動油を最大吐出流量Qpmaxで吐出するようになる。
そして、メインポンプ2から吐出された作動油が第1管路20により導かれて可変容量型油圧モータ19に流入し、これにより、可変容量型油圧モータ19が駆動される。可変容量型油圧モータ19から流出した作動油は、第2管路21を介してメインポンプ2に戻り、メインポンプ2から再び第1管路20に吐出されて可変容量型油圧モータ19に流入する。つまり、メインポンプ2と可変容量型油圧モータ19の間で作動油の循環が繰り返されて、可変容量型油圧モータ19が駆動し続ける。この結果、この可変容量型油圧モータ19に接続された車輪が駆動されて、建設機械が前進する。
<作動油の補充およびフラッシング>
上述のように、第1の実施形態では、メインポンプ2と可変容量型油圧モータ19とが一対の第1管路20、第2管路21で接続され、この間を作動油が循環する閉回路が構成されている。この閉回路では、メインポンプ2や可変容量型油圧モータ19からの作動油が漏れ、あるいは、作動油の高温化、汚れに対応するために、後述するフラッシング回路により閉回路を流れる作動油の一部をタンクに戻す必要があり、戻した分を補充しなければならない。このため、第1の実施形態では、定容量型油圧ポンプ4から吐出された圧油の一部を補充管路70、第1チェック弁35または第2チェック弁36を介し、閉回路へ補充するようにしている。
例えば、走行停止時等では、メインポンプ2から吐出される圧油がほぼ0となり、第1管路20および第2管路21内の圧力は極めて低圧となり、定容量型油圧ポンプ4から吐出されるチャージ圧力よりも低くなる。このような状況で、補充管路70内の圧油は第1チェック弁35または第2チェック弁36を介して第1管路20または第2管路21に供給される。
一方、補充管路70から例えば第1管路20に作動油が補充されると、第1管路20内の圧力が定容量型油圧ポンプ4の吐出圧であるチャージ圧とほぼ等しくなり、第2管路21側よりも高圧になると、低圧選択弁27の弁位置が第2位置27dに切換わり、フラッシング管路31と第2管路21とが連通状態となる。そして、第2管路21内の圧力がリリーフ弁32により規定されるフラッシング圧力よりも高圧になると、リリーフ弁32が開き、フラッシング管路31内の作動油が作動油タンク30に戻される。なお、リリーフ弁32と作動油タンク30とを連通する管路上には、不図示の作動油冷却器、および鉄粉等の作動油内の異物を捕捉するオイルフィルターが設けられており、作動油の冷却と異物の除去が行われる。
このように、第1の実施形態では、補充管路70、第1チャック弁35、第2チェック弁36等から形成される補充手段と、低圧選択弁27、フラッシング管路31、リリーフ弁32等から形成されるフラッシング手段により、閉回路内への作動油の補充と、作動油内に混入した異物の除去および冷却が行われる。
<圧力一定制御>
可変容量型油圧モータ19が駆動している間、第2圧力付与手段によって、すなわち、定容量型油圧ポンプ4、リリーフ弁31および大径側管路39によって、チャージ圧力がモータ用傾転シリンダ23の大径シリンダ室25に導かれている。すなわち、ピストン24の大径受圧面24aに所定の一定圧力であるチャージ圧力が与えられている。また、可変容量型油圧モータ19に負荷がかかったことに伴って、第1管路20および第2管路21のいずれかに圧力が立つと、この圧力が高圧選択弁37および小径側管路38を介して小径シリンダ室26に導かれ、ピストン24の小径受圧面24bに与えられる。
このようにしてピストン24の小径受圧面24bに圧力が与えられると、小径側受圧面24bに作用する押圧力が、大径受圧面24aに作用する押圧力よりも大きくなる。これにより、ピストン24は大径シリンダ室25側へ移動し、両受圧面24a,24bに作用する押圧力がつり合う位置で停止する。これに伴い、モータ容量可変機構部22の傾転角が大きくなってモータ容量Qmが増加する。つまり、可変容量型油圧モータ19にかかる負荷が大きくなると、その負荷と可変容量型油圧モータ19の駆動力とがつり合うように、駆動圧Pm=Pに保持された状態でモータ容量Qmが増加する。
また、第1管路20および第2管路21のいずれかに立った圧力が低下し、小径受圧面24bに作用する押圧力が大径受圧面24aに作用する押圧力よりも小さくなると、ピストン24が小径シリンダ室26側へ移動して、両受圧面24a,24bに作用する押圧力がつり合う位置で停止する。これに伴い、モータ容量可変機構部22の傾転角が小さくなってモータ容量Qmが減少する。つまり、可変容量型油圧モータ19にかかる負荷が小さくなると、その負荷と可変容量型油圧モータ19の駆動力とがつり合うように、駆動圧Pm=Pに保持された状態でモータ容量Qmが減少する。
このように本実施形態では、図3に示す線図42の線図部分42aのように、メインポンプ2の吐出圧Pを可変容量型油圧モータ19の駆動圧Pmとし、駆動圧Pm=Pを保持した状態で、モータ容量Qmを最大モータ容量Qmmaxと最小モータ容量Qmminの間で制御する圧力一定制御を行い、これにより、可変容量型油圧モータ19の駆動力を負荷に応じて制御している。
第1の実施形態によれば、次の効果が得られる。
第1の実施形態では、定容量型油圧ポンプ4、リリーフ弁33および大径側管路39を有する第2圧力付与手段によって、ピストン24の大径受圧面24aに所定の一定圧であるチャージ圧力を与えておき、高圧選択弁37および小径側管路38を有する第1圧力付与手段によって、可変容量型油圧モータ19の流入側および流出側のいずれかに立った圧力をピストン24の小径受圧面24bに与える。これにより、ピストン24の小径受圧面24bに作用する押圧力と、大径受圧面24aに作用する一定の押圧力との差により、ピストン24が動作する。この結果、可変容量型油圧モータ19の流入側圧力および流出側圧力のいずれかに立った圧力の変化にピストン24の動作を円滑に追従させることができる。したがって、モータ容量可変機構部22の動作を、可変容量型油圧モータ19の流入側および流出側のいずれかの圧力変化に円滑に追従させることができ、回転速度の急変を防止でき、かつ、いわゆるハンチング現象を未然に防止できる。
また、第1の実施形態では、作動油を閉回路に補充するために備えられている定容量型油圧ポンプ4およびリリーフ弁33とを利用することによって、ピストン24の大径受圧面24aに所定の一定圧力としてチャージ圧力を与えることができる。これにより、上述した従来の建設機械の油圧回路のように切換弁等を別途設けずに済み、したがって、圧力一定制御を行うための構造を簡単にすることができる。
なお、第1の実施形態では、可変容量型油圧モータ19とメインポンプ2とを閉回路接続してあるが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、第1,第2管路20,21とメインポンプ2との間に方向切換弁を介在させ、メインポンプ2の吸込み側を作動油タンク30に接続した開回路としてもよい。
[第2の実施形態]
第2の実施形態について説明する。
図4は、第2の実施形態を示す油圧回路図である。なお、図4において、図1に示したものと同等のものには同じ符号を付してある。
第2の実施形態では、チャージ圧力をモータ用傾転シリンダ23の大径シリンダ室25に導く大径側管路が、補充管路70と大径シリンダ室25とを接続する大径側管路50からなる。つまり、第2の実施形態は、第2圧力付与手段が大径側管路50を有する点で第1の実施形態と異なっている。この点以外の構成は、第1の実施形態と同様の構成にしてある。
このように構成した第2の実施形態では、定容量型油圧ポンプ4、リリーフ弁33および大径側管路50を有する第2圧力付与手段によって、ピストン24の大径受圧面24aに所定の一定圧であるチャージ圧力を与えておき、高圧選択弁37および小径側管路38を有する第1圧力付与手段によって、可変容量型油圧モータ19の流入側および流出側のいずれかに立った圧力をピストン24の小径受圧面24bに与える。これにより、ピストン24の小径受圧面24bに作用する押圧力と、大径受圧面24aに作用する一定の押圧力との差により、ピストン24が動作する。この結果、可変容量型油圧モータ19の流入側圧力および流出側圧力のいずれかに立った圧力の変化にピストン24の動作を円滑に追従させることができる。したがって、モータ容量可変機構部22の動作を、可変容量型油圧モータ19の流入側および流出側のいずれかの圧力変化に円滑に追従させることができ、回転速度の急変を防止でき、かつ、いわゆるハンチング現象を未然に防止できる。
また、第2の実施形態でも、第1の実施形態と同様に、作動油を閉回路に補充するために備えられている定容量型油圧ポンプ4およびリリーフ弁33とを利用することによって、ピストン24の大径受圧面24aに所定の一定圧力としてチャージ圧力を与えることができる。これにより、上述した従来の建設機械の油圧回路のように切換弁等を別途設けずに済み、したがって、圧力一定制御を行うための構造を簡単にすることができる。
[第3の実施形態]
第3の実施形態について説明する。
図5は、第3の実施形態を示す油圧回路図である。なお、図5において、図1に示すものと同等ものには同じ符号を付してある。
第3の実施形態では、所定の一定圧力をモータ用傾転シリンダ23の大径シリンダ室25に導く大径側管路が、フラッシング管路31から分岐して大径シリンダ室25に接続される大径側管路60からなる。つまり、第3の実施形態の第2圧力付与手段は、フラッシング管路31とリリーフ弁32とを含むとともに、大径側管路60とを有する構成にしてあり、これにより、ピストン24の大径受圧面24aに、所定の一定圧力として、リリーフ弁32により設定されるフラッシング圧力が与えられるようにしてある。また、ピストン24の大径受圧面24aは、フラッシング圧力により大径受圧面24aに作用する押圧力と、吐出圧Pにより小径受圧面24bに作用する押圧力とつり合うように設定してある。なお、これら以外の第3の実施形態の構成は、第1の実施形態と同様である。
このように構成した第3の実施形態では、次のようにして圧力一定制御が行われる。
フラッシング管路31内および大径側管路60内の圧力は、リリーフ弁32によりフラッシング圧力に保持されており、これに伴って、ピストン24の大径受圧面24aには、所定の一定圧力であるフラッシング圧力が与えられている。そして、第1管路20および第2管路21のいずれかに圧力が立ち、高圧選択弁37および小径側管路38を介して小径受圧面24bに与えられると、この圧力に応じてピストン24が移動し、小径受圧面24bに作用する押圧力と大径受圧面24aに作用するフラッシング圧力による押圧力とがつり合う位置で停止する。これに伴って、可変容量型油圧モータ22の傾転角が変化し、上述の図3に示す線図部分42aのように駆動圧P=Pmを保持した状態でモータ容量Qmが増減する。
第3の実施形態によれば、次の効果が得られる。
第3の実施形態では、フラッシング管路31、リリーフ弁32および大径側管路60を有する第2圧力付与手段によって、ピストン24の大径受圧面24aに所定の一定圧であるフラッシング圧力を与えておき、高圧選択弁37および小径側管路38を有する第1圧力付与手段によって、可変容量型油圧モータ19の流入側および流出側のいずれかに立った圧力をピストン24の小径受圧面24bに与える。これにより、ピストン24の小径受圧面24bに作用する押圧力と、大径受圧面24aに作用する一定の押圧力との差により、ピストン24が動作する。この結果、可変容量型油圧モータ19の流入側圧力および流出側圧力のいずれかに立った圧力の変化にピストン24の動作を円滑に追従させることができる。したがって、モータ容量可変機構部22の動作を、可変容量型油圧モータ19の流入側および流出側のいずれかの圧力変化に円滑に追従させることができ、回転速度の急変を防止でき、かつ、いわゆるハンチング現象を未然に防止できる。
また、第3の実施形態でも、第1の実施形態と同様に、フラッシングのために備えられているフラッシング管路31およびリリーフ弁32を利用することによって、ピストン24の大径受圧面24aに所定の一定圧力としてフラッシング圧力を与えることができる。これにより、上述した従来の建設機械の油圧回路のように切換弁等を別途設けずに済み、したがって、圧力一定制御を行うための構造を簡単にすることができる。
本発明の建設機械の油圧回路の第1の実施形態を示す油圧回路図である。 図1に示す第1の実施形態に備えられる可変容量型油圧ポンプの馬力一定制御曲線とエンジン馬力曲線との関係を示すPQ線図である。 図1に示す第1の実施形態に備えられる可変容量型油圧モータの圧力一定制御時における駆動圧と容量の関係を示す線図である。 第2の実施形態を示す油圧回路図である。 第3の実施形態を示す油圧回路図である。
符号の説明
1 走行用油圧回路
2 メインポンプ
4 定容量型油圧ポンプ
19 可変容量型油圧モータ
22 モータ容量可変機構部
23 モータ用傾転シリンダ
24 ピストン
24a 大径受圧面
24b 小径受圧面
25 大径シリンダ室
26 小径シリンダ室
27 低圧選択弁
31 フラッシング管路
32 リリーフ弁
33 リリーフ弁
35 チェック弁
36 チェック弁
37 高圧選択弁
38 小径側管路
39 大径側管路
50 大径側管路
60 大径側管路
70 補充管路

Claims (3)

  1. モータ容量を可変にするモータ容量可変機構部を有する可変容量型油圧モータと、前記可変容量型油圧モータに供給する作動油を吐出するメインポンプと、前記可変容量型油圧モータの流入側および流出側のいずれかの圧力を受けて動作し前記モータ容量可変機構部を駆動させるアクチュエータとを備える建設機械の油圧回路において、
    前記アクチュエータが、一対の受圧面を有するとともに、
    前記一対の受圧面のうちの一方の受圧面に前記圧力を与える第1圧力付与手段と、他方の受圧面に所定の一定圧力を与える第2圧力付与手段とを備え、
    前記一方の受圧面に作用する押圧力が前記他方の受圧面に作用する一定の押圧力よりも大きくなったことに伴う前記アクチュエータの動作に連動して、前記モータ容量可変機構部がモータ容量を増加させる方向に動作し、前記一方の受圧面に作用する押圧力が前記他方の受圧面に作用する一定の押圧力よりも小さくなったことに伴う前記アクチュエータの動作に連動して、前記モータ容量可変機構部がモータ容量を減少させる方向に動作するようにしたことを特徴とする建設機械の油圧回路。
  2. 請求項1記載の発明において、
    前記アクチュエータが、前記一対の受圧面を有するピストンと、このピストンが摺動可能に配置されるシリンダ室とを備えるシリンダからなり、
    前記第1圧力付与手段が、可変容量型油圧モータの流入側および流出側のうち高圧側の圧力を前記ピストンの一方の受圧面に与える圧力として選択する高圧選択弁と、この高圧選択弁により選択された圧力を前記ピストンの一方の受圧面に導く管路とを備え、
    前記第2圧力付与手段が、定容量型油圧ポンプと、この定容量型油圧ポンプの吐出圧を所定の一定圧力に保持する圧力制御弁と、前記所定の一定圧力を前記ピストンの他方の受圧面に導く管路とを備えることを特徴とする建設機械の油圧回路。
  3. 請求項2記載の発明において、
    前記可変容量型油圧モータと前記メインポンプが閉回路接続されるとともに、前記可変容量型油圧モータの流入側の作動油および流出側の作動油のうちの圧力の低い方の作動油の一部を作動油タンクに戻すフラッシング手段と、
    前記定容量型油圧ポンプから供給される圧油を、前記閉回路に補充する補充手段とを備え、
    前記圧力制御弁が、閉回路に作動油を補充する際のチャージ圧力を保持することを特徴とする建設機械の油圧回路。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110953338A (zh) * 2019-12-03 2020-04-03 航天重型工程装备有限公司 一种稳速控制系统

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