JP2005206287A - 車両整備用リフト装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 床面に垂直に埋設した筒体内にリフトのプランジャーを昇降自在に軸支した方式の車両用リフト装置において、荷重の偏心によりプランジャーが傾斜して、該プランジャーが軸受スリーブに角当りを生じ、プランジャーの降下時に振動や異音を発生するようになるのを防止する。
【解決手段】 筒体1の上部に、内部の上下2か所に軸受スリーブ9、10を設けてプランジャー2がこれら軸受スリーブ9、10内を挿通して昇降自在に摺動するようにした上部軸受体3を該筒体1に対して少許の揺動が可能に上部軸受体3を設置した。
【選択図】 図1
【解決手段】 筒体1の上部に、内部の上下2か所に軸受スリーブ9、10を設けてプランジャー2がこれら軸受スリーブ9、10内を挿通して昇降自在に摺動するようにした上部軸受体3を該筒体1に対して少許の揺動が可能に上部軸受体3を設置した。
【選択図】 図1
Description
本発明は車両整備工場等において車両、特に乗用車の点検・整備等に使用される車両整備用リフト装置に関する。
床面に埋設設置され油圧力により昇降するプランジャーの上部に車両を支持する上部アタッチメントにより車両を支持し昇降させる車両整備用リフト装置において、そのプランジャーを支持する上部軸受を確実に固定した構造の車両整備用リフト装置が知られている(例えば、非特許文献1参照。)。
株式会社バンザイ発行、自動車整備機器総合カタログNo.90B、平成5年1月1日、P61
株式会社バンザイ発行、自動車整備機器総合カタログNo.90B、平成5年1月1日、P61
しかしながら、プランジャーを支持する上部軸受がしっかりと固定されていると、プランジャー上昇時にそのプランジャー上部に取付けられた上部アタッチメントに支持された車両の重心位置がプランジャーの中心から外れた偏荷重状態となった時、プランジャーが垂直線に対し傾斜した状態となり、プランジャーが該プランジャーを支持する上部軸受の内側の上下2個所にセットされている軸受スリーブと角当りする事となり、プランジャーが下降する際に振動を起こしながら下降する事が有るという問題点があった。
本発明は上記問題点を解消し、振動が無くスムースに下降するリフト装置を提供することを目的とする。
本発明は上記の目的を達成すべく、床面に垂直に埋設した筒体内にリフトのプランジャーを昇降自在に軸支した方式の車両用リフト装置において、前記筒体の上部に上部軸受体を設置すると共に該上部軸受体の内部の上下2か所に軸受スリーブを設けて、前記プランジャーがこれら軸受スリーブ内を挿通して昇降自在に摺動する構造としたリフト装置において、前記上部軸受体は前記筒体に対して少許の揺動が可能に取付けられる。
本発明によれば、プランジャー上昇時にそのプランジャー上部に取付けられた上部アタッチメントに支持された車両の重心位置がプランジャーの中心から外れた偏荷重状態となり、プランジャーが垂直線に対し傾斜した状態となった時にも、上部軸受体がプランジャーの傾斜に倣いプランジャーを支持する軸受の内側の上下2個所にセットされている軸受スリーブがプランジャーと角当りする事なく正常に面当りをするようになるため、リフト下降時に振動を発生せずにスムースにリフトを下降させる事が出来る。
本発明を実施するための最良の形態の1実施例は以下のとおりである。
本発明のリフト装置の1実施例を図1乃至図5により説明する。
図1において、1は筒体で、該筒体内に油圧シリンダー5の伸縮により昇降するプランジャー2が設けられている。
3は上部軸受体で、該上部軸受体3は前記筒体1の上部に少許の揺動が可能に設置されており、更に該上部軸受体3内の上下2か所には軸受スリーブ9、10がそれぞれ固定して設けられていて、前記プランジャー2がこれら軸受スリーブ9、10を摺動するように挿通している。
4は下部軸受体で、該下部軸受体4は前記プランジャー2の下部に固定して設けられており、該下部軸受体4は外周部が前記筒体1の内周面よりも少許小さな寸法に形成されている。
又、11は上部アタッチメントで、該上部アタッチメント11は前記プランジャー2の上端部に取付けられており、この上に車両を載置するようになっている。
図2は図1におけるA部を拡大して示したものであり、1aが筒体1の内周部に突設された下部フランジで、3aが上部軸受体3の外周部に突設された上部フランジである。
7はスリーブで、該スリーブ7は前記上部フランジ3aのボルト穴3bに遊嵌しており、該スリーブ7の内部をボルト6が挿通している。
前記スリーブ7の頭部には鍔部7aが形成されていて、該鍔部7aと前記上部フランジ3a側の座面との間に、ギャップGの隙間が設けられており、このギャップGにはスプリングワッシャー8が挿入されている。
即ち、上部軸受体3は、前記スプリングワッシャー8の弾発力に逆らって、前記下部フランジ1aに対し少許の浮動が可能な状態で、ボルト6により前記下部フランジ1aに締着されている。
次に本実施例の作動について説明する。
車両整備工場等の床面に、リフト装置の筒体1を埋め込んで設置し、床面上に降下している上部アタッチメント11の上に車両を載置し、油圧シリンダー5を作動させて、プランジャー2を上昇させて車両のリフトアップを行なう。
車両をリフトアップした時のリフト装置の状態を図3に示した。
即ち、車両の重心位置Wがプランジャー2の中心から外れていると、プランジャー2はその垂直線に対しθ度の傾斜を生ずる。
このとき、上部軸受体3はプランジャー2と共に傾斜をして、該上部軸受体3内にある軸受スリーブ9、10も、プランジャー2に沿った面当りのまま保たれる。
この時の上部軸受体3と筒体1との相関位置を図4に示した。
図4は、図3におけるB部を拡大して示したものであり、上部軸受体3の上部フランジ3aが筒体1の下部フランジ1aに対して傾斜するときは、前記ばね座金8を圧縮して、両フランジ1a、3a間の一部に隙間を生じさせることができる。
もし本発明の特徴とする鍔付きスリーブ7やばね座金8を持たない場合(従来例の場合)には、図5に示す如く、プランジャー2は上部軸受スリーブ9の角a点と下部軸受スリーブ10の角b点とで角当りすることになり、プランジャー2の降下時には異音や振動を発生することがある。
このように、本発明によれば、例え上部アタッチメント11上の車両の重心が、リフトのプランジャー2の重心とずれていても、第1軸受体3がプランジャー2と一緒に傾斜をするので、リフトの昇降時に異音や振動を発生することはない。
尚、前記プランジャー2の下降には下部軸受体4があって、プランジャー2が筒体1に対して所定値以上の傾斜をしないように、該下部軸受体4の外周面と前記筒体1の内周面との間隙を調整することができる。
本発明は車両整備工場等において車両、特に乗用車の点検・整備等に使用される車両整備用リフトに有用である。
1 筒体
1a 下部フランジ
2 プランジャー
3 上部軸受体
3a 上部フランジ
4 下部軸受体
7 スリーブ
8 ばね座金
9、10 軸受スリーブ
1a 下部フランジ
2 プランジャー
3 上部軸受体
3a 上部フランジ
4 下部軸受体
7 スリーブ
8 ばね座金
9、10 軸受スリーブ
Claims (2)
- 床面に垂直に埋設した筒体内にリフトのプランジャーを昇降自在に軸支した方式の車両用リフト装置において、前記筒体の上部に上部軸受体を設置すると共に該上部軸受体の内部の上下2か所に軸受スリーブを設けて、前記プランジャーがこれら軸受スリーブ内を挿通して昇降自在に摺動する構造としたリフト装置において、前記上部軸受体は前記筒体に対して少許の揺動が可能に取付けられることを特徴とする車両整備用リフト装置。
- 前記上部軸受体の外周部に上部フランジを突設すると共に前記筒体の内周部に下部フランジを突設して、これら両フランジを当接させてボルト締にて両フランジを係着するように形成し、更に前記ボルトが挿通する前記上部フランジのボルト穴に、頭部に鍔部を有するスリーブを遊嵌させて、該スリーブを前記ボルトが挿通するように形成すると共に、該鍔部の底面と前記上部フランジ側の上面との間にばね座金を介在させて、該ばね座金の弾性変形の範囲で前記上部フランジが前記下部フランジに対して少許の揺動が可能に形成したことを特徴とする請求項1に記載の車両整備用リフト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004012839A JP2005206287A (ja) | 2004-01-21 | 2004-01-21 | 車両整備用リフト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004012839A JP2005206287A (ja) | 2004-01-21 | 2004-01-21 | 車両整備用リフト装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005206287A true JP2005206287A (ja) | 2005-08-04 |
Family
ID=34899095
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004012839A Pending JP2005206287A (ja) | 2004-01-21 | 2004-01-21 | 車両整備用リフト装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005206287A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013116814A (ja) * | 2011-12-05 | 2013-06-13 | Ueno Technica:Kk | 搬送装置 |
CN113104780A (zh) * | 2021-03-31 | 2021-07-13 | 杭州艾美依航空制造装备有限公司 | 一种自动解耦的飞机进气道内部工作平台 |
-
2004
- 2004-01-21 JP JP2004012839A patent/JP2005206287A/ja active Pending
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CN113104780A (zh) * | 2021-03-31 | 2021-07-13 | 杭州艾美依航空制造装备有限公司 | 一种自动解耦的飞机进气道内部工作平台 |
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