JP2005205887A - デジタル電子機器 - Google Patents

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Hideho Inagawa
秀穂 稲川
Hiroyuki Yamaguchi
浩之 山口
Shinichi Nishimura
晋一 西村
Daishiro Sekijima
大志郎 関島
Tsunao Honpo
本保  綱男
Masabumi Kamei
正文 亀井
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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
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Abstract

【課題】 少なくとも画像読取部ユニット、画像印字部ユニット、操作部ユニットの各ユニットを組み合わせる事によって構成されるデジタル複合機器において、各ユニットの対向する金属筐体面が電気的に結合することにより発生する共振現象を回避する。
【解決手段】 各ユニットの一つのユニットに固定配線された100KHz以上の高速な信号を伝送するケーブル、もしくは接続先が10MHz以上の周波数で動作する回路システムを有するコントローラ基板であるケーブルを、各ユニット間の対向する金属筐体からなる各表面と異なる表面に設ける。これにより対策部材を追加し煩雑な作業を発生させることなく、また製造コストを増加させることなく、対向する金属筐体の平行平板共振現象により発生する特定も周波数における放射ノイズを大幅に抑制することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、複写機等のデジタル電子機器において、各ユニットにおける高速なデジタル信号を伝送するケーブルの、金属筐体に対する配置に関するものであり、特に電子機器全体の放射ノイズを抑制する技術に関するものである。
従来、デジタル電子機器、特にデジタル複写機においては、画像を読み取る画像読取部と、画像を印字する画像印字部とを一つの金属筐体内に収める形の装置設計を行ってきた。しかし近年、顧客から要求される仕様は多様化しており、顧客からの要求に応じて装置全体の仕様を柔軟に変化させる事が必要となってきている。そのため、様々な機能ユニットの組み合わせからなる、分離型の電子機器の装置設計が行われるようになっている。すなわち画像読取部はリーダユニットとして、また画像印字部はプリンタユニットとして、別々の金属筐体内に収められた別ユニットとなっている。また印字する紙を給紙する給紙部や、印字した紙を排出する排出部等の、操作部ユニットが設けられる場合も増えてきている。各機能部がユニットとして分割されると、異なるユニットの金属筐体が対向して配置されることが多くなる。
前述の分離型のデジタル電子機器においては、各ユニットの少なくとも1つには、クロック信号等の高速なデジタル信号を伝送するケーブルが配設されている。またそのケーブルは、その配置スペースや、組み付け順の関係で、各ユニットを覆う筐体の外部に配置することもある。しかしながら対向する金属筐体の隙間に、高速なデジタル信号が伝送されると、この各ユニットの対向する金属筐体が電気的に結合し、平行平板共振現象を起こし、特定の周波数において非常に大きなレベルの放射ノイズが発生してしまう。特に、100KHz以上の高周波を伝送するケーブルあるいは、接続先が10MHz以上の周波数で動作するコントローラ基板に接続されるケーブルの場合、この課題は顕著となる。尚平行平板共振の詳細に関しては後述する。
図13は従来のデジタル複写機の形態を示した斜視図である。人が操作する操作盤の設けられている側を前面とすると、図13はデジタル複写機の斜め後ろから見たものである。尚、説明を容易にするため一部透視して示されている。
デジタル複写機は、画像を読み取るリーダユニット11、画像を印字するプリンタユニット12、プリンタユニット12に紙を供給する給紙ユニット16、オプションで取り付け可能なオプション給紙ユニット17、印字した紙を排出するフィニッシャユニット18、リーダユニット11の上部に配置された、手差しで原稿を搬送するフィーダユニット19とで構成されている。プリンタユニット12の後面(図では前面)には、画像処理を行い、且つ外部機器とのネットワーク接続やオプションユニットとのインターフェースの口を持つ画像コントローラ部13が搭載されている。14はプリンタユニット12の前面(図では後面)に搭載され、機器の動作状況を表示しまたユーザが機器を操作するための操作部である。画像コントローラ部13と操作部14とはデジタル信号を伝送するデジタル信号ケーブル15により接続され、デジタル信号ケーブル15はプリンタユニット12の金属筐体の上面に配線されている。
リーダユニット11は通常プリンタユニット12の上部に所定の間隔で配置される。図14は図13におけるデジタル信号ケーブル15と、リーダユニット11、プリンタユニット12、フィニッシャユニット18の金属筐体との配置を示した概略図である。デジタル信号ケーブル15は、プリンタユニット12の金属筐体の上面とリーダユニット11の金属筐体の下面とで挟まれた空間に配置されている。そのため、プリンタユニット12の金属筐体の上面とリーダユニット11の金属筐体の下面は平行平板共振を起こし、特定周波数で大きなレベルの放射ノイズを発生する。
しかしながら、この様な金属筐体とケーブルとの配置や金属筐体同士の電気的な結合の影響により発生する放射ノイズのメカニズムは、その現象を捉えるのが非常に困難であり非常に複雑である。そのため現在も充分に解明する事はできておらず、装置設計上これらを考慮することは困難であった。
従来、この金属筐体とケーブルとの配置や金属筐体同士の電気的な結合の影響により発生する放射ノイズの対策として、ノイズ源となるケーブルにノイズ成分を伝播させないためにフェライトコアを装着する方法が、特開平05−159835(特許文献1)に記載されている、また、あらかじめシールド材がケーブルに付与されたシールドケーブルを使用することが特開平08−106819(特許文献2)に記載されている。また、特開平10−208791(特許文献3)には、各ユニットの金属筐体同士を、接続用の金属部材を用いて数点接続する事で、各ユニット間のグラウンド電位を安定させ放射ノイズを抑制する事が記載されている。
特開平05−159835 特開平08−106819 特開平10−208791
しかしながら、前述の特開平05−159835に記載のフェライトコアを使用する方法は、あくまで製品を製造した後の対策である。そのため製造工程が増えたり、フェライトコアを配置するスペースがないなど、生産性の点で大きな問題がある。また、フェライトコアは高価であるため、多数のフェライトコアを使用することは現実的には難しい。またフェライトコアで対策できるのは30〜500Hzの周波数帯の信号のみであり。これよりも高い周波数の放射ノイズには効果がない。
また、前述の特開平08−106819に記載のシールドケーブルを使用する方法は、シールドケーブル自体が非常に高価であり、装置全体のコストアップとなってしまう。
また、特開平10−208791に記載の各ユニットの金属筐体同士を、接続用の金属部材を用いて数点接続する方法は、流れる電流の位相の節にあたる部分を接続しなければその効果はない。しかしながら、電流の位相の節にあたる部分を的確に接続することは非常に困難である。また仮にできたとしても共振周波数がシフトするだけであるため、別な周波数帯で放射ノイズは発生し、根本的な解決方法とは言えない。
そこで本発明は、複数の機能ユニットで構成される分離型の複写機等のデジタル電子機器において、各ユニットの金属筐体同士が電気的に結合する対向面と、該各ユニットの金属筐体に沿って配線される高速なデジタル信号が伝送されるケーブルとの配置を工夫する事により、対策部材を追加し煩雑な作業を発生させることなく、また製造コストを増加させることなく、対向する金属筐体の平行平板共振現象により発生する特定も周波数における放射ノイズを大幅に抑制することを目的としている。
前記課題を解決するため本発明は、金属筐体を有する複数のユニットを、該金属筐体が対向するように組み合わせる事によって構成されるデジタル複合機器において、前記各ユニットの少なくとも一つのユニットの金属筐体の表面にはケーブルが配設されており、該ケーブルが、前記少なくとも一つのユニットと異なるユニットの金属筐体の、どの表面とも対向していないデジタル電子機器を提供している。
また本発明は、前記対向しない表面が、前記少なくとも一つのユニットと異なるユニットの金属筐体の表面と、180°以上の角度に位置する表面であるデジタル電子機器を提供している。
また本発明は、前記対向しない表面が、前記少なくとも一つのユニットにおける、他のユニットの金属筐体と対向して配置される金属筐体の表面の、裏面であるデジタル電子機器を提供している。
また本発明は、前記複数のユニットが、画像読取部ユニット、画像印字部ユニット、操作部ユニットの内、少なくとも2つのユニットを含んでいるデジタル電子機器。
また本発明は、前記ケーブルが、100KHz以上の高速な信号を伝送する、もしくは10MHz以上の周波数で動作するコントローラ基板に接続されているデジタル電子機器を提供している。
また本発明は、前記異なる表面が、前記少なくとも一つのユニットにおける、他のユニットの金属筐体と対向して配置される金属筐体の表面の、裏面であるデジタル電子機器を提供している。
本発明におけるケーブル配線構造をとる事により、各機能ユニットの対向する金属筐体面が電気的に結合することにより発生する平行平板共振現象を、フェライトコアやケーブルシールド材等の高価な対策部品を追加する事なく、また煩雑な作業を発生させることなく容易に回避することができる。これにより、複数の機能ユニットで構成される分離型の複写機等のデジタル電子機器において発生する放射ノイズを大幅に抑制することができる。
まず、分離型のデジタル電子機器において発生する平行平板共振現象と、2つの金属筐体及びデジタル信号ケーブルの配置との関係を図1、2を用いて説明する。
図1(a)は、第1の金属筐体1の下面1aと、第2の金属筐体2の上面2aとが対向して配置され、その間にデジタル信号ケーブル5が設けられている。図2(a)はこの時のデジタル信号ケーブル5から第1の金属筐体1の下面1a及び第2の金属筐体2の上面2aへの電気力線6の状態を示している。デジタル信号ケーブル5は第2の金属筐体2の上面2aに配置されているが、デジタル信号ケーブル5の絶縁性の外皮があるため、図2(a)においてデジタル信号ケーブル5と第2の金属筐体2の上面2aとは所定の空間を設けて示されている。
電気力線6はデジタル信号ケーブル5から第1の金属筐体1の下面1aに向かうものと、デジタル信号ケーブル5から第2の金属筐体2の上面2aに向かうものとでは、密度が異なる状態で発生している事が分かる。このようなバランスが崩れた状態において、第1の金属筐体1の下面1aと第2の金属筐体2の上面2aとの間隔が狭い場合、面同士の電気的な結合は非常に強くなる。そのため、より密度の高い電気力線が発生し、この電気力線6を励振源として強い平行平板共振現象が発生する。平行平板共振現象が発生すると、この構造が非常に効率の良い放射アンテナとなってしまい、多くの放射ノイズを発生してしまう。
次に、図1(b−1)は、第2の金属筐体2の上面2aに、デジタル信号ケーブル5を配置している。第1の金属筐体1は、図1(a)で示した位置とは左横方向にずれて配置されており、第1の金属筐体1の側板の外面1bと、第2の金属筐体2の上面2aとが、90°の位置関係になるように配置されている。従ってデジタル信号ケーブル5の上方には第1の金属筐体1は配置されていない状態となる。図2(b)はこの時のデジタル信号ケーブル5から第1の金属筐体1の側板の表面1b及び第2の金属筐体2の上面2aへの電気力線6の状態を示している。尚、図2(a)と同様に図2(b)においても、デジタル信号ケーブル5と第2の金属筐体2の上面2aとは所定の空間を設けて示されている。
電気力線6は、デジタル信号ケーブル5から第1の金属筐体1の側板の表面1bに向かうものと、デジタル信号ケーブル5から第2の金属筐体2の上面2aに向かうものとでは、密度が異なる状態で発生している事が分かる。この場合電気力線6は、第1の金属筐体1の側板の表面1b及び第2の金属筐体2の上面2aに向かって発生する。第1の金属筐体1の側板の表面1bと第2の金属筐体2の上面2aとの面同士の電気的な結合は、図2(a)に比べると小さいものの、デジタル信号ケーブル5と第1の金属筐体1の側板の表面1bとの距離が数cm程度に近接したものであると、電気力線6を励振源として、平行平板共振現象と同様の共振現象が発生する。共振現象が発生すると、この構造が非常に効率の良い放射アンテナとなってしまい、多くの放射ノイズを発生してしまう。尚図1(b−1)示す形態の場合は、金属筐体1が側面には存在せず、側面1bが存在しない時には、平行平板共振の問題は発生しない。
また図1(b−2)は、第2の金属筐体2の金属筐体の側板の表面2bに、デジタル信号ケーブル5を配置している。第1の金属筐体1は、図1(a)で示した位置とは右横方向にずれて配置されており、第1の金属筐体1の下面1aと、第2の金属筐体2の側板の表面2bとが、90°の位置関係になるように配置されている。この時のデジタル信号ケーブル5から第1の金属筐体1の下面1a及び第2の金属筐体2の側板の表面2bへの電気力線6の状態は、図2(b)と全く同様である。従って、図2(b)と同様に多くの放射ノイズを発生してしまう。尚、図1(b−2)示す形態の場合は、金属筐体1が上方には存在せず、下面1aが存在しない時には、平行平板共振の問題は発生しない。
次に、図1(c)は、第1の金属筐体1の下面1aと、第2の金属筐体2の上面2aとが対向して配置され、第2の金属筐体2の側板の表面2bにデジタル信号ケーブル5が配置されている。つまり、第1の金属筐体1の側面1bとケーブルがもうけられた第2の金属筐体2の外面2bは時計周りで180度の角度を有して配置されている。図2(c)はこの時のデジタル信号ケーブル5から第1の金属筐体1の側板の表面1b及び第2の金属筐体2の側板の表面2bへの電気力線6の状態を示している。尚、図2(a)と同様に図2(c)においても、デジタル信号ケーブル5と第2の金属筐体2の上面2bとは所定の空間を設けて示されている。デジタル信号ケーブル5から発生する電気力線6は、第2の金属筐体2の側板の外面2bに対して集中する状態で発生し、第1の金属筐体1の側板の表面1bへはほとんど発生しない。従って第1の金属筐体1の側板の表面1bと、第2の金属筐体2の側板の外面2bとの電気的な結合度は弱く、共振現象はほとんど発生しないため放射ノイズも発生しない。
次に、放射ノイズが問題となる数MHz以上の高周波数帯域においては、金属筐体面の電流は導電体表皮の数〜数十μmの深さの部分に集中して流れる。そのため、数百μm以上の厚さの単一の金属部材においてはその表面と裏面とでは、電気的には別な面として取り扱うことが知られている。図1(d)は、第1の金属筐体1の下面1aと、第2の金属筐体2の上面2aとが対向して配置され、第2の金属筐体2の上面2aの裏面2cにデジタル信号ケーブル5が配置されている。この時。デジタル信号ケーブル5からの電気力線は、デジタル信号ケーブル5から第2の金属筐体2の裏面2cに向かってのみ発生し、第1の金属筐体の下面1aや第2の金属筐体2の上面2aに向かってはほとんど発生しない。よって、第1の金属筐体1の下面1aと第2の金属筐体2の上面2aとの間で共振現象は起こらず、放射ノイズも発生しない。
尚、対向する金属筐体とは、どの近接ポイントで見ても同電位となる部材を一塊として、その各々の塊同士が作る結合面の関係を示すものである。さらに、該対向面を考える場合、これが各ユニットの外殻面となっている事を前提としている。また、金属筐体の表面は完全な平面ではなく、一部窪みや曲げを有していても、同様の効果を有する面として本発明の対象となる事は言うまでもない。
また、励震源となるデジタル信号ケーブルとしては、その芯線の少なくとも1本に1MHz以上の繰り返し信号を有する操作部用ケーブルや、オプションユニット用シリアル信号ケーブルを含む。また、100KHz以上のスイッチングノイズが重畳したDC電源ケーブルや、10MHz以上で動作する回路システムを有するコントローラ基板に接続されるケーブル等も対象としている。
次に、図面を参照しながら本発明に係るデジタル電子機器の、ケーブルの配線構造における実施の形態を具体的に説明する。
図3は本発明の第1の実施の形態である分離型デジタル複写機を構成を示す斜視図であり、装置の斜め後ろから見たものである。尚、説明を容易にするため一部透視して示している。図中11は画像を読み取りリーダユニット、12は画像を印字するプリンタユニットである。13はプリンタユニット12の後面に搭載され、外部機器とのネットワーク接続やユニット間接続を行い、且つ画像処理を行なう画像コントローラ部である。14はプリンタユニット12の前面に搭載され、ユーザが機器を操作したり機器の動作状況を表示したりする操作部である。画像コントローラ部13と操作部14との間には信号伝送するデジタル信号ケーブル15が、プリンタユニット12の後側板を貫通し、上板金の下面に配線されている。該プリンタユニット12の下には、プリンタユニット12に紙を供給する給紙ユニット16が配置されている。17はオプションで取り付け可能なオプション給紙ユニットであり、18は印字した紙を排出するフィニッシャユニットである。19はリーダユニット11の上部に配置された、手差しで原稿を搬送するフィーダユニットである。
図4はデジタル信号ケーブルが配線されている断面の状態を拡大して示した概略図である。図4におけるリーダユニット11、プリンタユニット12及びデジタル信号ケーブル15の配置は、図2(d)に示した形態と同じであり、リーダユニット11の下面とプリンタユニット12の上面との間で共振現象は発生せず、放射ノイズも発生しない。また、プリンタユニット12、フィニッシャユニット18及びデジタル信号ケーブル15の配置に関しても、共振現象は発生せず放射ノイズも発生しない。
図5は本発明の第2の実施の形態である分離型デジタル複写機を構成を示す斜視図であり、装置の斜め後ろから見たものである。尚、説明を容易にするため一部透視して示している。また、図3と同じ部材には同じ符号を付し、その説明は省略する。
図5において20はプリンタユニット12に搭載された該プリンタユニットの印字プロセス動作を制御するエンジンコントローラ部である。21は給紙ユニット16に搭載され、該給紙ユニットの給紙プロセスを制御するオプションコントローラ部である。22はエンジンコントローラ部20とオプションコントローラ部21とを接続するデジタル信号ケーブルである。本実施の形態においては、第1の実施の形態におけるデジタル信号ケーブル15と、プリンタユニット12、リーダユニット11、フィニッシャユニット18の各金属筐体との関係と同様に、デジタル信号ケーブル22と、プリンタユニット12、給紙ユニット16、オプション給紙ユニット17の各金属筐体との関係が問題となっている。
図6はデジタル信号ケーブル22が配線されている断面の状態を拡大して示した概略図である。図5におけるプリンタユニット12、オプション給紙ユニット17及びデジタル信号ケーブル22の配置は、図2(c)に示した形態と同じであり、プリンタユニット12の右側面とオプション給紙ユニット17の左側面との間で共振現象は発生せず、放射ノイズも発生しない。また、本体給紙ユニット16、オプション給紙ユニット17及びデジタル信号ケーブル22の配置に関しても、同様に共振現象は発生せず放射ノイズも発生しない。
尚、前述の実施の形態の他に、デジタル複写機において本発明の対象と考えられる部位としては、プリンタユニット−フィニッシャユニット間のケーブル配線、リーダユニット−フィーダーユニット間のケーブル配線等を挙げることができる。
(実験例1)
本発明によるケーブル配線構造の有効性を検証する為、リーダユニット11とプリンタユニット12とデジタル信号ケーブル15を簡易的に模擬した電磁界シミュレーションモデルによる解析を行った。図7は、図13及び図1(a)、図2(a)に示した、従来のケーブル配線構造における電磁界シミュレーションモデルである。
図7において31はリーダユニット11の底板に相当する縦500mm横800mmのリーダ底板モデルであり、32はプリンタユニット12に相当する縦500mm横800mm高さ150mmのL字金属筐体モデルである。L字金属筐体モデル22の材質は金属である。33は画像コントローラ部に相当する縦100mm横200mm厚み1.6mmの基板モデルであり、ガラスエポキシ材で絶縁材の比誘電率は4.3である。基板モデル33はL字金属筐体モデル32の背面に相当する側面に搭載される形で形成されている。34は操作部をイメージした縦80mm横100mm厚み1.6mmの基板モデルであり、ガラスエポキシ材で絶縁材の比誘電率は4.3である。基板モデル34はL字金属筐体モデル32の、前記基板モデル33が設けられた側面と対向する前面に相当する側面に搭載される形で形成されている。35aは画像コントローラ部13と操作部14を接続するデジタル信号ケーブル15に相当する直径1mmのケーブルモデルであり、L字金属筐体モデル32の上面に配線されている。ケーブルモデル35aの材質は金属である。
これに対し、図8は本発明による実施例2の形態であるリーダユニット11、オプション給紙ユニット17との関係を、前述のL字金属筐体モデル32とリーダ底板モデル31とデジタル信号ケーブル35bに置き換え、簡易的に模擬した電磁界シミュレーションモデルを示したものである。本電磁界シミュレーションモデルは、図1(c)及び図2(c)で示した形態に対応するものである。
図8において図7と異なるのは、ケーブルモデル35bのみである。ケーブルモデル35bは、L字金属筐体モデル32の側面に配線されている。
前記図7、図8に示す電磁界シミュレーションモデルに関して行った解析結果を図9に示す。図9において○は図7に示す従来の電磁界シミュレーションモデル、●は図8に示す本発明に関する電磁界シミュレーションモデルの、各周波数における遠方電界強度を示している。
図9において、図7に示す従来の電磁界シミュレーションモデルでは、本発明に関する電磁界シミュレーションモデルに比べ、全体的に電界強度が大きい値を示している。特に150MHz付近、300MHz付近において、放射される電界強度に20db以上の大きな差が発生している。つまり本発明におけるデジタル信号ケーブルの配置は、放射ノイズを大幅に抑制できることがわかる。
(参考例)
次に参考のため、平行平板共振の影響を明らかにするために、前述の図7に示す従来のケーブルモデルにおいて、リーダ底板モデル31を積層した場合と、積層していない場合の電磁界シミュレーションモデルを比較した。図10は、リーダ底板モデル31を積層していない場合の電磁界シミュレーションモデルである。
そのシミュレーションによる解析結果を図11に示す。図11において○は図7に示すリーダ底板モデル31が積載された場合、◆は図10に示すリーダ底板モデル31が積載さていない場合の、各周波数における遠方電界強度を示している。
図11において、リーダ底板モデル31が積載された場合と積層していない場合とでは、150MHz付近、300MHz付近において、放射される電界強度に20db以上の大きな差が発生している。つまりリーダ底板モデル31を積載する事により、150MHz、300MHz付近の周波数の放射ノイズが増加するという事がいえる。図12はその悪化した状態を考察する為、リーダ底板モデル31が積載された場合の150MHz付近でのL字金属筐体モデル32に流れる高周波電流の分布を示した結果である。
図12から分かるように、L字金属筐体モデル32の長手方向の結合面に渡って、節−腹−節という形のλ/2に相当する定在波が発生している。つまり、プリンタL字金属筐体モデル32とリーダ底板モデル31の間で平行平板共振現象が起こり、放射ノイズレベルが増大している事がわかる。
平行平板共振現象を説明する、2つの金属筐体とデジタル信号ケーブルの配置を示した模式図。 平行平板共振現象を説明する、デジタル信号ケーブルから発生する電気力線の様子を示した模式図。 実施例1に係わるデジタル複写機の斜視図。 実施例1に係わるデジタル複写機の金属筐体とデジタル信号ケーブルの配置を示した模式図。 実施例2に係わるデジタル複写機の斜視図。 実施例2に係わるデジタル複写機の金属筐体とデジタル信号ケーブルの配置を示した模式図。 従来の技術に係わる電磁界シミュレーションモデル。 実施例2における電磁界シミュレーションモデル。 図7および図8に示した電磁界シミュレーションモデルによる遠方電界強度の計算結果を示すグラフ。 従来の技術に係わる平行平板共振現象を説明するための電磁界シミュレーションモデル。 図7および図10に示した電磁界シミュレーションモデルによる遠方電界強度の計算結果を示すグラフ。 図11に示した電磁界シミュレーションモデルの150MHz付近での金属筐体に流れる高周波電流の分布を表したシミュレーション結果。 従来の技術に係わるデジタル複写機の斜視図。 図13に係わるデジタル複写機の金属筐体とデジタル信号ケーブルの配置を示した模式図。
符号の説明
1 第1の金属筐体
2 第2の金属筐体
5、15 デジタル信号ケーブル
6 電気力線
11 リーダユニット
12 プリンタユニット
13 画像コントローラ部
14 操作部
16 給紙ユニット
17 オプション給紙ユニット
18 フィニッシャユニット・
19 フィーダユニット
20 エンジンコントローラ部
21 オプションコントローラ部
22 デジタル信号ケーブル
31 リーダ底板モデル
32 L字金属筐体モデル
33、34 基板モデル
35a、35b ケーブルモデル

Claims (6)

  1. 金属筐体を有する複数のユニットを、該金属筐体が対向するように組み合わせる事によって構成されるデジタル複合機器において、前記各ユニットの少なくとも一つのユニットの金属筐体の表面にはケーブルが配設されており、該ケーブルは、前記少なくとも一つのユニットと異なるユニットの金属筐体の、どの表面とも対向していないことを特徴とするデジタル電子機器。
  2. 前記対向しない表面は、前記少なくとも一つのユニットと異なるユニットの金属筐体の表面と、180°以上の角度に位置する表面である事を特徴とする請求項1項に記載のデジタル電子機器。
  3. 前記対向しない表面は、前記少なくとも一つのユニットにおける、他のユニットの金属筐体と対向して配置される金属筐体の表面の、裏面であることを特徴とする請求項1項に記載のデジタル電子機器。
  4. 前記複数のユニットは、画像読取部ユニット、画像印字部ユニット、操作部ユニットの内、少なくとも2つのユニットを含んでいる事を特徴とする請求項1項乃至3項の少なくとも1項に記載のデジタル電子機器。
  5. 前記ケーブルは、100KHz以上の高速な信号を伝送する事を特徴とする請求項1乃至4項の少なくとも1項に記載のデジタル電子機器。
  6. 前記ケーブルは、10MHz以上の周波数で動作するコントローラ基板に接続されている事を特徴とする請求項1乃至4項の少なくとも1項に記載のデジタル電子機器。
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