JP2005204198A - スピーカーの取り付け構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 スピーカー取付部における振動の発生を防止してクリアーな音を保証することができるスピーカーの取り付け構造、特に、振動や騒音が多く厳しい環境下にある自動車用ドアスピーカーに最適なスピーカーの取り付け構造を提供すること。
【解決手段】 基材3のスピーカー取付部の裏面側に、一面を開口面11としたボックス状のスピーカー保持部材10を前記開口面11が基材3側となるように取り付けて、このスピーカー保持部材10の底面12に突設した脚部13の先端にスピーカー1を固定した。また、基材3とスピーカー保持部材10との間、および脚部13とスピーカー1との間には防振材6a、6bを介在させておくことが好ましい。
【選択図】 図1
【解決手段】 基材3のスピーカー取付部の裏面側に、一面を開口面11としたボックス状のスピーカー保持部材10を前記開口面11が基材3側となるように取り付けて、このスピーカー保持部材10の底面12に突設した脚部13の先端にスピーカー1を固定した。また、基材3とスピーカー保持部材10との間、および脚部13とスピーカー1との間には防振材6a、6bを介在させておくことが好ましい。
【選択図】 図1
Description
本発明は、スピーカー取付部における振動の発生を防止してクリアーな音を保証することができるスピーカーの取り付け構造に関するものである。更に詳しくは、振動や騒音が多く厳しい環境下にある自動車用ドアスピーカーに最適なスピーカーの取り付け構造に関するものである。
例えば、自動車用ドアのスピーカーの取り付け構造としては、特許文献1に示されるように、ドアトリムの裏面側にスクリュウネジ等の締結材により直接に取り付けたものが普通である。図2は、従来のスピーカーの取り付け例の断面図を示すものであり、図2において、21はスピーカー、22はそのフランジ部、23はドアトリム、24はドアトリム23に設けられたボスである。そして、前記スピーカーのフランジ部22を締結材25により直接にネジ止めしてスピーカーを固定するとともに、ドアトリム23とスピーカー21の隙を詰めてシールする目的としてスラブウレタン等のクッション材26を介在させていた。なお、図2において27はスピーカーグリルである。
しかしながら、特に自動車用ドアスピーカーの場合は、振動や騒音が多い環境下にあるため振動の防止あるいは抑制がより強く望まれており、前記の取り付け構造では振動の発生を防止してクリアーな音を保証することが十分に達成できないものであった。
一方、防振作用を目的として、例えば特許文献2に示されるように、スピーカーとパネル等との間に振動減衰能に優れた防振材を介してネジ止め固定するようにしたものが開発され、実用化されている。しかしながら、この防振材は防振ゴムやフェルトや合成樹脂製弾性部材などの単一素材から形成されたものであるため、特定の周波数の振動に対しては防振効果を発揮するものの、その他の周波数の振動に対しては十分な防振効果を発揮することができないという問題点があり、満足のいくものではなかった。
特開2000−289536号公報
特開2002−165286号公報
一方、防振作用を目的として、例えば特許文献2に示されるように、スピーカーとパネル等との間に振動減衰能に優れた防振材を介してネジ止め固定するようにしたものが開発され、実用化されている。しかしながら、この防振材は防振ゴムやフェルトや合成樹脂製弾性部材などの単一素材から形成されたものであるため、特定の周波数の振動に対しては防振効果を発揮するものの、その他の周波数の振動に対しては十分な防振効果を発揮することができないという問題点があり、満足のいくものではなかった。
本発明は上記のような問題点を解決して、スピーカー取付部における振動の発生を防止してクリアーな音を保証することができ、特に、振動や騒音が多く厳しい環境下にある自動車用ドアスピーカーにも十分な防振効果を発揮することができるスピーカーの取り付け構造を提供することを目的として完成されたものである。
上記課題を解決するためになされた本発明のスピーカーの取り付け構造は、基材のスピーカー取付部の裏面側に、一面を開口面としたボックス状のスピーカー保持部材を前記開口面が基材側となるように取り付けて、このスピーカー保持部材の底面に突設した脚部の先端にスピーカーを固定したことを特徴とするものである。
本発明のスピーカーの取り付け構造は、スピーカーを基材に直接取り付けるのではなく、基材のスピーカー取付部の裏面側に、一面を開口面としたボックス状のスピーカー保持部材を前記開口面が基材側となるように取り付けて、このスピーカー保持部材の底面に突設した脚部の先端にスピーカーを固定したものであるため、スピーカーの振動は直接基材に伝達せずにスピーカー保持部材を通じて伝達され、振動伝達距離が長くなって振動が減衰されることとなるので、基材の振動によって発生する不要な音のないクリアーな音を保証することとなる。
以下に、図面を参照しつつ本発明の好ましい形態を示す。
図1は、本発明を自動車用ドアのスピーカー取り付けに適用した場合を示すものである。図において、1はスピーカー、2はスピーカー取付用のフランジ部、3は基材であるドアトリム、4はスピーカーグリル、5はスラブウレタン等のシール材であり、以上の構成は従来のスピーカーの取り付け構造と同じである。
そして本発明では、基材3のスピーカー取付部の裏面側に、一面を開口面11としたボックス状のスピーカー保持部材10を前記開口面11が基材側となるように取り付けて、このスピーカー保持部材10の底面12に突設した脚部13の先端にスピーカー1を固定した点に特徴を有するものである。
このようなスピーカー保持部材10を用いることで、従来のようにスピーカー1の振動が直接基材3に伝達するのを防止して、スピーカー保持部材10を通じて伝達させることで、振動伝達距離を長くして振動の減衰を図り、基材3の振動によって発生する不要な音のないクリアーな音を保証するのである。
このようなスピーカー保持部材10を用いることで、従来のようにスピーカー1の振動が直接基材3に伝達するのを防止して、スピーカー保持部材10を通じて伝達させることで、振動伝達距離を長くして振動の減衰を図り、基材3の振動によって発生する不要な音のないクリアーな音を保証するのである。
更に詳述すれば、前記ボックス状のスピーカー保持部材10としては、スピーカー1を保持するのに十分な強度と剛性を有し、しかも振動伝達の損失係数の大きい材質、例えばポリプロピレン樹脂等を用いることができる。このスピーカー保持部材10は、一面を開口面11としたボックス状のものであり、該開口面11が基材3側に取り付けられている。また、スピーカー保持部材10の底面12には脚部13が突設されており、この脚部13の先端にスピーカー1が固定された構造となっている。
従って、スピーカー1で発生した振動は先ずスピーカー保持部材10の脚部13に伝達され、次いでスピーカー保持部材10の側壁に伝達され、最後に基材3側に伝達されるので、従来のように直接に基材3に伝達されることはない。この結果、本発明では振動伝達距離が長くなって距離伝達により振動の減衰が十分に図られることとなり、基材3が大きく振動することがなくクリアーな音が保証されることとなる。
従って、スピーカー1で発生した振動は先ずスピーカー保持部材10の脚部13に伝達され、次いでスピーカー保持部材10の側壁に伝達され、最後に基材3側に伝達されるので、従来のように直接に基材3に伝達されることはない。この結果、本発明では振動伝達距離が長くなって距離伝達により振動の減衰が十分に図られることとなり、基材3が大きく振動することがなくクリアーな音が保証されることとなる。
なお、基材3とスピーカー保持部材10との間に振動伝達量を減少させるための防振材6aを介在させておけば、基材3の振動が少なくなり好ましい。この防振材6aとしては、例えばウレタンフォームや各種合成樹脂のエラストマー等の弾性部材を用いることができる。更には、脚部13とスピーカー1との間にも同様の防振材6bを介在させておけば、より基材3の振動が少なくなり好ましい。
また、図示のものでは、スピーカー保持部材10内部にバスレフポート14が形成されており、低音域における音質の補強がなされて、より高品質の音質が保証されている。
以上に説明したように、本発明のスピーカーの取り付け構造は、基材3のスピーカー取付部の裏面側に、一面を開口面11としたボックス状のスピーカー保持部材10を前記開口面11が基材3側となるように取り付けて、このスピーカー保持部材10の底面12に突設した脚部13の先端にスピーカー1を固定したものとしたので、スピーカー1の振動は直接基材3に伝達せずにスピーカー保持部材10を通じて伝達され、振動伝達距離が長くなって振動が減衰されることとなるので、基材3の振動によって発生する不要な音のないクリアーな音が保証されることとなる。また、スピーカー1が基材3の裏面側直下に取り付けられているため、音が基材3の裏面側にこもることもなく高品質な音質が得られることとなる。
1 スピーカー
2 フランジ部
5 シール材
6a 防振材
6b 防振材
10 スピーカー保持部材
11 開口面
12 底面
13 脚部
2 フランジ部
5 シール材
6a 防振材
6b 防振材
10 スピーカー保持部材
11 開口面
12 底面
13 脚部
Claims (3)
- 基材のスピーカー取付部の裏面側に、一面を開口面としたボックス状のスピーカー保持部材を前記開口面が基材側となるように取り付けて、このスピーカー保持部材の底面に突設した脚部の先端にスピーカーを固定したことを特徴とするスピーカーの取り付け構造。
- 基材とスピーカー保持部材との間に防振材を介在させておく請求項1に記載のスピーカーの取り付け構造。
- 脚部とスピーカーとの間に防振材を介在させておく請求項1または2に記載のスピーカーの取り付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004010139A JP2005204198A (ja) | 2004-01-19 | 2004-01-19 | スピーカーの取り付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004010139A JP2005204198A (ja) | 2004-01-19 | 2004-01-19 | スピーカーの取り付け構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005204198A true JP2005204198A (ja) | 2005-07-28 |
Family
ID=34822951
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004010139A Pending JP2005204198A (ja) | 2004-01-19 | 2004-01-19 | スピーカーの取り付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005204198A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009267459A (ja) * | 2008-04-22 | 2009-11-12 | Clarion Co Ltd | スピーカ取付構造、及び、スピーカ装置 |
WO2021014985A1 (ja) * | 2019-07-19 | 2021-01-28 | ヤマハ株式会社 | 音響装置 |
-
2004
- 2004-01-19 JP JP2004010139A patent/JP2005204198A/ja active Pending
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WO2021014985A1 (ja) * | 2019-07-19 | 2021-01-28 | ヤマハ株式会社 | 音響装置 |
JP2021019265A (ja) * | 2019-07-19 | 2021-02-15 | ヤマハ株式会社 | 音響装置 |
CN114128306A (zh) * | 2019-07-19 | 2022-03-01 | 雅马哈株式会社 | 音响装置 |
JP7410452B2 (ja) | 2019-07-19 | 2024-01-10 | ヤマハ株式会社 | 音響装置 |
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