JP3156010U - 振動伝播防止機能を有するマイクホルダ - Google Patents
振動伝播防止機能を有するマイクホルダ Download PDFInfo
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Abstract
【課題】成形金型費などのイニシャル費を軽減でき、しかも、振動吸収性能を向上させることが可能なマイクホルダを提供する。【解決手段】スピーカおよびマイクを同一筐体に実装する装置に装着してマイク１を保持するマイクホルダであって、マイクまたはマイクを含むマイクユニットを包み込んで非固定的に保持してスピーカからの振動伝播を防止する発泡材２，３を有し、前記発泡材は前記マイクが集音する音が通過する多孔体として構成する。【選択図】図１
Description
本考案は、マイクとスピーカを同一の筐体に実装する装置に適したマイクホルダに関する。
従来、マイクとスピーカが同一の筐体に装着される装置においては、スピーカから振動伝播を防止するために、マイクまたはマイクユニットをゴム製のホルダに入れて、スピーカからの振動が基板などを通して直接にマイクに伝播するのを防ぐのが一般的であった（例えば特許文献１）。
しかしながら、前記ゴム製のホルダを製作するには成形金型費などのイニシャル費用が多く掛かるため開発費の負担が大きかった。
また、一般的に硬度が低く柔らかいほど振動吸収性能が上がるとされているが、ゴム成形品の場合は成形材料の硬度が低すぎると形が形成できないという成形上の都合があるため、選択できるゴムの硬度に制限があり、選択できるゴムの振動吸収性能が不十分である場合があった。
更に、ゴムは通音性が悪いのでマイクの集音部位 (集音を行う穴が開いた部分)を保護できないため、外部からのホコリや異物などに対して無防備となる欠点があった。
また、一般的に硬度が低く柔らかいほど振動吸収性能が上がるとされているが、ゴム成形品の場合は成形材料の硬度が低すぎると形が形成できないという成形上の都合があるため、選択できるゴムの硬度に制限があり、選択できるゴムの振動吸収性能が不十分である場合があった。
更に、ゴムは通音性が悪いのでマイクの集音部位 (集音を行う穴が開いた部分)を保護できないため、外部からのホコリや異物などに対して無防備となる欠点があった。
そこで、本考案の課題は、成形金型費などのイニシャル費を軽減でき、しかも、振動吸収性能を向上させることが可能なマイクホルダを提供する。
上記の課題を解決するために、本考案は、スピーカおよびマイクを同一筐体に実装する装置に装着してマイクを保持するマイクホルダであって、マイクまたはマイクを含むマイクユニットを包み込んで非固定的に保持してスピーカからの振動伝播を防止する発泡材を有し、前記発泡材は前記マイクが集音する音が通過する多孔体であることを特徴とする。
本考案によれば、成形金型が不要な発泡材でマイクを保持するのでゴム製に比べて成形金型の開発に係るイニシャル費を削減できる。
また、発泡材の硬度選択に制限が無いため、ゴムよりも柔らかく振動吸収性に優れるものを選択できるため、従来よりも前記集音部品に対する振動の伝播が防止できる。
更に、発泡材は発泡密度によっては通音に充分な穴が開いているため通音性が良いので、前記集音部品の集音機能部も覆うことができ、異物などの干渉から前記集音部品を保護できる。
また、発泡材の硬度選択に制限が無いため、ゴムよりも柔らかく振動吸収性に優れるものを選択できるため、従来よりも前記集音部品に対する振動の伝播が防止できる。
更に、発泡材は発泡密度によっては通音に充分な穴が開いているため通音性が良いので、前記集音部品の集音機能部も覆うことができ、異物などの干渉から前記集音部品を保護できる。
以下、図面を参照して本考案の実施の形態について詳細を説明する。
図１は本考案による一実施例の構成を示す断面である。
１は集音部品(以下マイク部品と称する場合もある)、２は発泡材Ａ、３は発泡材Ｂである（発泡材Ａと発泡材Ｂは発泡密度が違う）。マイク部品１は発泡材Ａ２にて基板１０に固定される。基板１０を伝わってくる振動は発泡材Ａ２、発泡材Ｂ３によって吸収され、マイク部品１には伝播しない。
マイクケーブル４は基板１０上のコネクタに差し込まれる。
図１は本考案による一実施例の構成を示す断面である。
１は集音部品(以下マイク部品と称する場合もある)、２は発泡材Ａ、３は発泡材Ｂである（発泡材Ａと発泡材Ｂは発泡密度が違う）。マイク部品１は発泡材Ａ２にて基板１０に固定される。基板１０を伝わってくる振動は発泡材Ａ２、発泡材Ｂ３によって吸収され、マイク部品１には伝播しない。
マイクケーブル４は基板１０上のコネクタに差し込まれる。
図２は本考案によるマイクをホルダに組み込む実施形態図である。尚、発泡材Ａ２と発泡材Ｂ３は予めアッセンブリされており、その後にマイク部品１を組み込む。
図３は従来のゴム製マイクホルダをもつ一実施例の全体構成を示す断面である。
２２は従来のゴム製マイクホルダである。ゴムは通音性が悪いため、マイク部品２１の正面を覆うことができないので、従来の構造ではＢ方向に対して保護されない構造となっていた。
２２は従来のゴム製マイクホルダである。ゴムは通音性が悪いため、マイク部品２１の正面を覆うことができないので、従来の構造ではＢ方向に対して保護されない構造となっていた。
そこで、本考案による一実施例を説明する。
図１は発泡材によって集音部品(マイク部品１)を包み込んだ実例構成を示す。振動体(スピーカ部品)からの振動が基板１０を伝ってマイク部品１に伝わることを発泡材Ａ２と発泡材Ｂ３にて前記マイク部品１を囲うことにより防ぐ。
また、マイク部品１の正面を発泡密度の低く通音性の良い発泡材Ｂ３によって覆うことにより、通音性を確保したままＡ方向からの干渉に対してマイク部品１を保護できる。
なお、図１においては、発泡材Ａ２と発泡材Ｂ３を別部材の構造としたが、本考案はこれに限定するものではなく、例えば、発泡材Ａ２と発泡材Ｂ３は同一部材による一体構造としてもよい。
図１は発泡材によって集音部品(マイク部品１)を包み込んだ実例構成を示す。振動体(スピーカ部品)からの振動が基板１０を伝ってマイク部品１に伝わることを発泡材Ａ２と発泡材Ｂ３にて前記マイク部品１を囲うことにより防ぐ。
また、マイク部品１の正面を発泡密度の低く通音性の良い発泡材Ｂ３によって覆うことにより、通音性を確保したままＡ方向からの干渉に対してマイク部品１を保護できる。
なお、図１においては、発泡材Ａ２と発泡材Ｂ３を別部材の構造としたが、本考案はこれに限定するものではなく、例えば、発泡材Ａ２と発泡材Ｂ３は同一部材による一体構造としてもよい。
１ マイク部品
２ 発泡材Ａ
３ 発泡材Ｂ
４ マイクケーブル
１０ 基板
２１ マイク部品
２２ 従来のゴム製マイクホルダ
２３ マイクケーブル
２４ 基板
２ 発泡材Ａ
３ 発泡材Ｂ
４ マイクケーブル
１０ 基板
２１ マイク部品
２２ 従来のゴム製マイクホルダ
２３ マイクケーブル
２４ 基板
Claims (1)
- スピーカおよびマイクを同一筐体に実装する装置に装着してマイクを保持するマイクホルダであって、
マイクまたはマイクを含むマイクユニットを包み込んで非固定的に保持してスピーカからの振動伝播を防止する発泡材を有し、前記発泡材は前記マイクが集音する音が通過する多孔体であることを特徴とする振動伝播防止機能を有するマイクホルダ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009006886U JP3156010U (ja) | 2009-09-29 | 2009-09-29 | 振動伝播防止機能を有するマイクホルダ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009006886U JP3156010U (ja) | 2009-09-29 | 2009-09-29 | 振動伝播防止機能を有するマイクホルダ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3156010U true JP3156010U (ja) | 2009-12-10 |
Family
ID=54860005
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2009006886U Expired - Fee Related JP3156010U (ja) | 2009-09-29 | 2009-09-29 | 振動伝播防止機能を有するマイクホルダ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3156010U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011201159A (ja) * | 2010-03-25 | 2011-10-13 | Fuji Xerox Co Ltd | ステープラ駆動装置、ステープラ駆動方法、ステープラ制御プログラム、後処理装置、および画像形成システム |
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2009
- 2009-09-29 JP JP2009006886U patent/JP3156010U/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011201159A (ja) * | 2010-03-25 | 2011-10-13 | Fuji Xerox Co Ltd | ステープラ駆動装置、ステープラ駆動方法、ステープラ制御プログラム、後処理装置、および画像形成システム |
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