JP2005203693A - 接続シートおよび実装部品の実装方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 高密度実装に対応することができ、かつ、接合信頼性に優れた半田を含む実装部品の実装方法を提供する。
【解決手段】 実装部品の実装方法は、プリント配線板1に形成された電極3に表面実装部品8を結合する実装部品の実装方法であって、プリント配線板1に形成された電極3に接続シート4を配置する工程と、接続シート4に実装部品電極9が接触するように、表面実装部品8をプリント配線板1に対して配置する工程と、接続シート4を溶融させる工程とを含む。接続シート4は、半田シート10の表面に粘着性を有するフラックスフィルム20が形成されたものを用いる。
【選択図】 図3
【解決手段】 実装部品の実装方法は、プリント配線板1に形成された電極3に表面実装部品8を結合する実装部品の実装方法であって、プリント配線板1に形成された電極3に接続シート4を配置する工程と、接続シート4に実装部品電極9が接触するように、表面実装部品8をプリント配線板1に対して配置する工程と、接続シート4を溶融させる工程とを含む。接続シート4は、半田シート10の表面に粘着性を有するフラックスフィルム20が形成されたものを用いる。
【選択図】 図3
Description
本発明は、実装部品を配線板に取付けるための半田シートを備える接続シートおよび実装部品の実装方法に関する。
電子機器の小型化や高機能化に伴って、プリント配線板などの配線板においては多層化や高密度化が行われている。このような配線板に対して、電子部品などの表面実装部品を実装する際には、一般的にソルダペーストを用いた半田供給法によって、電極同士の結合が行なわれている。
ソルダペーストは流動体であり、配線板に形成された電極の上部にソルダペーストを配置する際には、開口部が形成されたメタルマスクが用いられる。メタルマスクの開口部は、ソルダペーストが配置される電極の形状に沿って形成されている。
はじめに、配線板の電極が形成されている面の上部に、メタルマスクを配置する。次に、メタルマスクの上部にソルダペーストを配置する。次に、平板状のスキージを移動させることによって、ソルダペーストを移動させながらメタルマスクに形成された開口部にソルダペーストを充填する。この後に、メタルマスクを配線板から引き離すことによって、ソルダペーストがプリント配線板に形成されている電極の上面に配置される。このように、配線板の電極上にソルダペーストを印刷する。
次に、配線板に形成された電極の上面に、印刷されたソルダペーストを介して電子部品などの実装部品を配置する。この後に、たとえばリフロー工程のような適当な加熱方法によってソルダペーストを溶融させ、ソルダペーストの中に含まれるフラックス成分の活性作用により、実装部品の電極と配線板の電極とを半田によって結合固定する。このように、配線板に実装部品を実装する。
一方で、特開平9−83122号公報においては、ソルダペーストを必要としない半田ペーストの供給方法が開示されている。この方法においては、フィレット形成に必要な体積の半田プレートを基板上のフットプリント上に搭載後、さらに半田プレート上に表面実装部品を搭載する。表面実装部品を基板に搭載した後、リフローすることにより半田付けを行なうものである。
または、同公報においては、ソルダペーストを供給する場合に、回転プロペラを内蔵し、印刷面積に対応した出口穴を設けたソルダペースト容器にソルダペーストを貯蔵しておき、回転プロペラを回転させることにより、ソルダペーストを出口穴から基板上のフットプリント上に押出すようにする方法が開示されている。または、基板上のレジスト表面よりフットプリント表面を低くして、フットプリントによる凹部分にソルダペーストを塗布する方法が開示されている。
特開平9−83122号公報
ソルダペーストの印刷により半田を供給する方法においては、実装部品の大きさが小さくなるに伴って、実装部品に対応する配線板の電極が小さくなると、ソルダペーストを充填するためのメタルマスクの開口部が微細化する。このため、メタルマスクを配線板から引き離す際にソルダペーストが開口部から完全に抜けずに、ソルダペーストの一部が開口部に付いたままメタルマスクが配線板から離される。この結果、配線板の電極に配置されるソルダペーストの量が不十分になる。配線板の電極に配置されるソルダペーストの量が不十分である場合には、実装部品と配線板との接合に用いられるソルダペーストの絶対量が少なくなってしまい、接合部の信頼性に欠けるという問題があった。
メタルマスクを配線板から引き離す際にソルダペーストが開口部から完全に抜けるようにするため、メタルマスクの厚さを薄くすると、メタルマスクの厚さが薄くなった分、配線板に供給するソルダペーストの量も減少してしまい、結合部の信頼性に欠けるという問題があった。
また、配線板の主表面における実装部品同士の間隔が小さくなると、配線板の電極に供給されたソルダペーストが、表面実装部品を搭載する際に配線板の電極からはみ出してしまい、この結果、隣接する他の実装部品の電極と電気的に接合してしまうおそれがあった。すなわち、隣接する実装部品同士がブリッジする危険性があった。
上記の特許文献1に開示された方法によると、ソルダペーストを用いなくても、良好な半田付けが行なえ、さらに、半田シートの厚さを自由に選択できるため、接合部への半田供給量を多くでき、接合部の信頼性にも優れる。
しかし、この方法においては、半田シートにフラックスを塗布しなければならないため、作業工程が煩雑になるという問題があった。また、半田シートに塗布したフラックスが、配線板の電極の表面上から流れ出して、他の部分に付着してしまうことがあり、結合信頼性に問題があった。
本発明の目的は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、高密度実装に対応することができ、かつ、接合信頼性に優れた半田を含む接続シートおよび実装部品の実装方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に基づく接続シートは、半田シートと、上記半田シートの表面に形成され、粘着性を有するフラックスフィルムとを備える。
また、上記目的を達成するため、本発明に基づく実装部品の実装方法は、配線板に形成された電極に実装部品を結合する実装部品の実装方法であって、上記配線板に形成された電極に接続シートを配置する工程と、上記接続シートに上記実装部品の電極が接触するように、上記実装部品を上記配線板に対して配置する工程と、上記接続シートを溶融させる工程とを含み、上記接続シートとして、半田シートの表面に粘着性を有するフラックスフィルムが形成されたものを用いる。
本発明によれば、高密度実装に対応することができ、かつ、接合信頼性に優れた接続シートおよび実装部品の実装方法を提供することができる。
(実施の形態1)
図1から図4を参照して、本発明に基づく実施の形態1における接続シートおよび実装部品の実装方法について説明する。
図1から図4を参照して、本発明に基づく実施の形態1における接続シートおよび実装部品の実装方法について説明する。
図1は、本発明に基づく接続シートの概略斜視図である。本発明に基づく接続シート4は、半田シート10を備え、半田シート10の表面に、粘着性を有するフラックスフィルム20が形成されている。本実施の形態における接続シート4は、半田シート10の互いに対向する表裏の主表面にフラックスフィルム20が形成されている。フラックスフィルム20は、半田付けに必要な活性剤が含まれたシートである。また、フラックスフィルム20は、接着剤の成分となる樹脂成分を含み、粘着性を有するように形成されている。接続シート4は、接合される電極の形状に沿って形成されている。接続シート4の半田シート10の厚さは、表面実装部品をプリント配線板に接続するときに、適切な半田の量となるように調整されている。
図2は、本実施の形態における実装部品の実装方法の第1工程を説明する概略断面図である。接続シート4は、配線板としてのプリント配線板1の主表面に形成された電極3の平面形状に沿うように形成されている。図1においては、プリント配線板1の主表面に形成された2つの電極3に対して、それぞれの電極3の幅より小さい幅の接続シート4が形成されている。
実装部品の実装においては、まず、図2に示すように、プリント配線板1の表面に形成された電極3の表面に接続シート4を接着する。接続シート4の表裏に形成されたフラックスフィルム20のうち一方のフラックスフィルム20が、プリント配線板1に形成された電極3に接触するように配置する。フラックスフィルム20が接着性を有するため、接続シート4は電極3の主表面に固定される。
次に、図3に示すように、接続シート4に実装部品としての表面実装部品8を配置する。接続シート4の表裏に形成されたフラックスフィルム20のうち他方のフラックスフィルム20と実装部品電極9とが接触するように、表面実装部品8を接続シート4に対して固定する。このとき、フラックスフィルム20は、粘着性を有するため、表面実装部品8は接続シート4に接着固定される。このように、半田シート10の表面に粘着性を有するフラックスフィルム20が形成された接続シート4を用いることによって、電極3、半田シート10および表面実装部品8を一体化することができ、半田シート10を溶融する際の位置ずれを防止できる。また、フラックスフィルム20が粘着性を有するため、フラックスが配線板の電極上から流れ出して、他の部分に付着することを防止できる。
次に、図4に示すように、リフローを行なうことによって接続シート4を溶融させ、半田シート10の表裏に形成されたフラックスフィルムの作用により、実装部品電極9とプリント配線板1の電極3とを接合する。接合においては、接続シート4が溶融することにより、半田フィレット16が形成される。接続シート4のフラックスフィルム20には、半田付けに必要な活性剤が含有されているため、結合力の強い半田付けを行なうことができる。
このように、粘着性を有するフラックスフィルムが半田シートの表面に形成された接続シートを用いることによって、半田シートにフラックスを塗布する作業が不要になり、作業工程が簡略化する。また、半田シートに塗布したフラックスが配線板において、電極が形成されていない部分に流れることを防止できる。また、ソルダペーストが用いられておらず半田シートが用いられているため、実装部品の高密度実装に対応することができる。さらに、半田シートの厚さを変更することにより、供給する半田の量を最適な量に設定することができるため、半田の量の不足による接合不良や、半田の量が過剰であることによる近接する部品との短絡を防止することができる。すなわち、接合信頼性に優れた接続シートおよび実装部品の実装方法を提供することができる。
本実施の形態における接続シートは、接続シートが半田シートの互いに対向する表裏の主表面にフラックスフィルムが形成されている。この構成を採用することによって、対向する電極同士を容易に接続することができ、接続シートの汎用性が向上する。また、接続シートは、表裏の両方の主表面にフラックスフィルムが形成されている必要は無く、半田シートの表面にフラックスフィルムが形成されていればよい。たとえば、半田シートが直方体に形成され、該直方体の表面のうち、1つの表面にフラックスフィルムが貼り付けられていていもよい。
上記の方法で形成された電子回路基板の接合部について、接合信頼性の試験を行なった。実装部品が接合された電子回路基板を、−40℃の環境で30分間配置する工程と125℃の環境で30分間配置する工程とを繰り返す温度サイクル試験に投入した。高温の環境と低温の環境との繰り返しサイクル数は、2000サイクルで試験を行なった。温度サイクル試験の終了後、電子回路基板を切断して断面を観察した結果、ソルダペーストを印刷して、表面実装部品をプリント配線板に配置した後にリフローを行なう接合方法で得られた接合部と同じ信頼性を得ることができた。
(実施の形態2)
図5から図7を参照して、本発明に基づく実施の形態2における接続シートおよび実装部品の実装方法について説明する。図5から図7は、実装部品の実装方法を説明する概略断面図である。
図5から図7を参照して、本発明に基づく実施の形態2における接続シートおよび実装部品の実装方法について説明する。図5から図7は、実装部品の実装方法を説明する概略断面図である。
本実施の形態に用いられる接続シートは、実施の形態1における接続シートと同様である。すなわち、本実施の形態における接続シートは、半田シートの表裏の主表面に粘着性を有するフラックスフィルムが形成されている。
図5に示すように、接続シート4は、表面実装部品8の実装部品電極9の接合面の形状に沿って形成されている。また、半田シート10の厚さは、表面実装部品をプリント配線板に接続するときに、適切な半田の量となるように形成されている。
本実施の形態における実装部品の実装方法においては、はじめに表面実装部品8に接続シート4を接着する。接続シート4の表裏の主表面のうち一方の主表面に形成されたフラックスフィルム20が実装部品電極9に接着するように接続シートを配置する。フラックスフィルム20が粘着性を有するため、接続シート4は実装部品電極9に接着固定される。
次に、図6に示すように、接続シート4が接着された表面実装部品8をプリント配線板1に配置する。接続シート4の表裏の主表面のうち他方の主表面に形成されたフラックスフィルム20がプリント配線板1に形成された電極3に接触するように、表面実装部品8をプリント配線板1に配置する。
粘着性を有するフラックスフィルムが、半田シートの表裏の主表面に形成されていることによって、プリント配線板1に形成された電極3、接続シート4および表面実装部品8が一体的に固定される。したがって、各部品の位置ずれなどを防止できる。また、フラックスフィルムが粘着性を有するため、フラックスがプリント配線板1に形成された電極3の主表面から流れ出すことを防止できる。
次に、図7に示すように、接続シート4を溶融させ、プリント配線板1の電極3と実装部品電極9とを接合する。本実施の形態においては、リフローを行なうことによって、接続シート4を溶融させている。このとき、フラックスフィルム20に、半田付けに必要な活性剤が含まれているため、電極3と実装部品電極9とが強く固定される。
このように、実施の形態1においては、先に接続シートを配線板に取付けたが、本実施の形態のように、接続シートを先に実装部品に取付けることもできる。
上記のようにして形成された電子回路基板を、実施の形態1と同様に、−40℃の環境で30分間配置する工程と125℃の環境で30分間配置する工程とを2000サイクル繰返す温度サイクル試験に投入して、接合部の信頼性の試験を行なった。この結果、実施の形態1による実装方法と同様に、ソルダペーストを印刷して表面実装部品をプリント配線板に接合する実装方法と同じ信頼性を確保することができた。
上記以外の接続シートの構成、作用、効果または実装部品の実装方法については、実施の形態1と同様であるのでここでは説明を繰返さない。
(実施の形態3)
図8から図16を参照して、本発明に基づく実施の形態3における接続シートおよび実装部品の実装方法について説明する。本実施の形態においては、プリント配線板に対して、実装部品の代わりにCSP(Chip Size Package)が接合される。
図8から図16を参照して、本発明に基づく実施の形態3における接続シートおよび実装部品の実装方法について説明する。本実施の形態においては、プリント配線板に対して、実装部品の代わりにCSP(Chip Size Package)が接合される。
図8に示すように、接続シート5の表裏の主表面のうち一方の主表面に形成された粘着性を有するフラックスフィルム21がプリント配線板1の主表面に形成された電極3に接触するように、接続シート5をプリント配線板1に貼り付ける。本実施の形態における電極3の平面形状は円形であり直径が0.3mmである。
接続シート5は、半田シート11の表裏の主表面に、粘着性を有するフラックスフィルム21が形成されている構成を含む。接続シート5の平面形状は、電極3の平面形状に沿って円形になるように形成されている。
次に、図9に示すように、CSP12に形成された半田ボール13が、接続シート5の表裏の主表面のうち他方の主表面に形成されたフラックスフィルム21に接触するように、CSP12を配置する。CSP12に形成された半田ボール13の位置は、プリント配線板1に形成された電極3の位置に対応するように形成されている。本実施の形態における半田ボール13のピッチは、0.5mmである。
次に、図10に示すように、リフローを行なうことによって、接続シートを溶融させ、半田シートの表裏に形成されたフラックスフィルム20の作用により、CSP12の半田ボール13とプリント配線板1の電極3との半田付けを行なう。この実装方法を採用することにより、接合力が強く、対象となる電極の外部に半田が流れることを防止しながら、良好な半田ボール接合部14を形成することができる。すなわち、高密度実装に対応することができ、接合信頼性に優れた接続シートおよび実装部品の実装方法を提供することができる。
本実施の形態における実装部品の実装方法の効果を検証するため、同じ構成を有するCSPを用いて、従来の技術に基づく実装方法でCSPをプリント配線板に取付けた。図11から図16に、この試験の説明のための概略断面図を示す。
図11に示すように、バックアッププレート22の主表面に、プリント配線板1を配置する。次に、プリント配線板1の上方に、メタルマスク25を配置する。メタルマスク25には、プリント配線板1に形成された電極3の位置や形状に対応するように開口部30が形成されている。この開口部30が電極3の真上になるように、メタルマスク25を配置する。メタルマスク25の上面には、ソルダペースト26を配置する。平板状のスキージ27を準備して、スキージ27の端部がメタルマスク25の主表面に接触する状態を保ちながら、矢印40に示すようにスキージ27を移動させる。
図12に示すように、スキージ27を矢印40に示す向きに移動することによって、開口部30にソルダペースト26を充填する。次に、メタルマスク25を、プリント配線板1から引き離す。メタルマスク25を引き離すことによって、電極3の主表面の形状に沿ったソルダペースト26が、電極3の主表面に配置される。
次に、図13に示すように、CSP12に形成された半田ボール13が、ソルダペースト26と接触するように、プリント配線板1の上面にCSP12を配置する。
プリント配線板1に形成された電極3の平面形状は円形であり、直径は、上記の実施の形態3における実装方法と同様に0.3mmとした。メタルマスク25に形成された開口部の平面形状は円形であり、該円の直径が0.3mm、メタルマスクの厚さが0.12mmのものを用いた。
最後に、図14に示すように、リフローを行なうことによって、ソルダペーストを溶融させて、半田ボール接合部14を形成した。
このようにして得られた電子回路基板の導通チェックを行なった結果、いくつかの電極で、半田接合の不具合が発見された。半田接合の不具合を説明する概略断面図を図15に示す。
図15に示すように、半田ボール接合部14の中には、半田による接合がされていない半田ボール未接合部15が形成されている。これは、図12に示した工程において、ソルダペースト26の配置後にメタルマスク25を取外す際に、ソルダペースト26が開口部30から十分に抜けず、電極3の主表面に配置されるソルダペースト26の量が不十分になったためと考えられる。
図16に、一部の電極に対して、ソルダペーストが十分に配置されなかった場合の概略断面図を示す。ソルダペースト26は、ほぼ一定の高さになるように電極3の上面に配置される。これに対して、ソルダペースト28は、一部がメタルマスクの開口部に付着して、供給が不十分になったため高さが低いものになっている。この状態でCSPが接合されると、図15に示したように接合部に未接触部が生じる。
このように、従来の技術における実装部品の実装方法においては、接合部において接合不良を生じる場合がある。これに対して、本発明に基づく実装部品の実装方法で製造された電子回路基板の導通試験を行なった結果、すべての接合部において良好な結果が得られた。このように、本発明に基づく実装部品の実装方法においては、接合部における高い接合信頼性を得ることができる。
また、実施の形態1および実施の形態2と同様に、本実施の形態における実装方法で得られた電子回路基板について、温度サイクル試験を行なった。試験においては、実施の形態1と同様に、−40℃の環境で30分間配置する工程と125℃の環境で30分間配置する工程とを2000サイクル繰返す温度サイクル試験に投入して、接合部の信頼性の試験を行なった。この結果、半田に生じるクラックは小さいものであり、後に接続不良が生じることはないという十分な接合信頼性が得られていた。
上記以外の接続シートの構成、作用、効果または実装部品の実装方法については、実施の形態1と同様であるのでここでは説明を繰返さない。
上記のすべての実施の形態においては、接続シートを溶融させるために、リフローを行なっているが、特にこの形態に限られず、ホットプレートや熱風ブローによる加熱、または半田ごてによる加熱によって、接続シートを溶融させても構わない。
なお、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
1 プリント配線板、3 電極、4,5 接続シート、8 表面実装部品、9 実装部品電極、10,11 半田シート、12 CSP、13 半田ボール、14 半田ボール接合部、15 半田ボール未接合部、16 半田フィレット、20,21 フラックスフィルム、22 バックアッププレート、25 メタルマスク、26,28 ソルダペースト、27 スキージ、30 開口部、40 矢印。
Claims (4)
- 半田シートと、
前記半田シートの表面に形成され、粘着性を有するフラックスフィルムと
を備える、接続シート。 - 前記半田シートの互いに対向する表裏の主表面に前記フラックスフィルムが形成された、請求項1に記載の接続シート。
- 配線板に形成された電極に実装部品を結合する実装部品の実装方法であって、
前記配線板に形成された電極に接続シートを配置する工程と、
前記接続シートに前記実装部品の電極が接触するように、前記実装部品を前記配線板に対して配置する工程と、
前記接続シートを溶融させる工程と
を含み、
前記接続シートとして、半田シートの表面に粘着性を有するフラックスフィルムが形成されたものを用いる、実装部品の実装方法。 - 配線板に形成された電極に実装部品を結合する実装部品の実装方法であって、
前記実装部品の電極に接続シートを配置する工程と、
前記接続シートが前記配線板に形成された電極に接触するように、前記実装部品を前記配線板に対して配置する工程と、
前記接続シートを溶融させる工程と
を含み、
前記接続シートとして、半田シートの表面に粘着性を有するフラックスフィルムが形成されたものを用いる、実装部品の実装方法。
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