JP2005202171A - 電源制御装置および電源制御方法ならびに電子機器 - Google Patents

電源制御装置および電源制御方法ならびに電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2005202171A
JP2005202171A JP2004008663A JP2004008663A JP2005202171A JP 2005202171 A JP2005202171 A JP 2005202171A JP 2004008663 A JP2004008663 A JP 2004008663A JP 2004008663 A JP2004008663 A JP 2004008663A JP 2005202171 A JP2005202171 A JP 2005202171A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control signal
power supply
driver
control
set voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004008663A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4561102B2 (ja
Inventor
Tsuneo Shirai
常夫 白井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2004008663A priority Critical patent/JP4561102B2/ja
Publication of JP2005202171A publication Critical patent/JP2005202171A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4561102B2 publication Critical patent/JP4561102B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】電源制御のタイミングを容易に変更できるようにするとともに、部品点数を減らしてコストダウンを図ること。
【解決手段】本発明は、電源電圧を受けて表示部13およびこの表示部13へ映像信号を供給するドライバ12の各々に対応した設定電圧に変換して供給するDC/DCコンバータ11と、DC/DCコンバータ11に対してドライバ12への設定電圧供給のための第1の制御信号および表示部13への設定電圧供給のための第2の制御信号を送るCPU14と、CPU14において第1の制御信号および第2の制御信号の各々の発生タイミングに関わるデータを書き換え可能に記憶する記憶部15とを備える電源制御装置である。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示部およびこの表示部へ映像信号を送るドライバの各々へ所定の設定電圧を供給する電源制御装置および電源制御方法ならびに電子機器に関する。
液晶パネル等の表示部を備えた電子機器、例えばデジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラにおいては、表示部およびこの表示部に映像信号等を送るドライバに対して各々設定された電圧を与えることで電源供給を行っている。
図6は、従来の電源制御装置を説明するブロック図である。バッテリー(BATT)から与えられる電圧はDC/DCコンバータ21に送られ、ここでドライバ22に対応した(1)第1の設定電圧(ドライバ電源)と液晶パネルである表示部23に対応した(2)第2の設定電圧(パネル電源)とに変換される。(1)第1の設定電圧はDC/DCコンバータ21から直接ドライバ22へ送られるが、(2)第2の設定電圧はFET24を介して表示部23に送られる。また、(2)第2の設定電圧はFET24の手前でドライバ22へも送られている。
図7は、電源制御のタイミングチャートである。すなわち、ユーザによって電子機器の電源がON(POWER.ON)されると、(1)第1の設定電圧である2.8Vが立ち上がり、DC/DCコンバータ21からドライバ22へ送られる。一方、パネル電源である(2)第2の設定電圧はドライバ22から出力されるSAVE信号の立ち上がりによってFET24が制御され、DC/DCコンバータ21で生成された13.5Vのパネル電源はこのSAVE信号の立ち上がりとともに表示部23へ送られる。
また、ユーザによって電子機器の電源がOFF(POWER.OFF)されると、ドライバ22から出力されるSAVE信号が立ち下がりFET24が制御され、(2)第2の設定電圧がOFF状態となる。その後、(1)第1の設定電圧がOFFとなってドライバ22への電源供給が停止する。
このような電源制御において、POWER.ONの際にはパネル電源よりも先にドライバ電源を立ち上げ、POWER.OFFの際にはパネル電源よりも後にドライバ電源を断ち下げるようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
つまり、POWER.ONの場合、ドライバ電源が供給されてからしばらくの間は表示部23への信号が不安定であり、この間にパネル電源が供給されてしまうとその不安定な信号がノイズとなって表示部23に表示されてしまう。したがって、POWER.ONの場合にはドライバ電源を供給してから信号が安定するまでの一定時間経過した後にパネル電源を供給するようにしている。
また、POWER.OFFの場合も同様に、ドライバ電源が停止されると完全に電源が供給されなくなるまでは不安定な信号出力されてしまうため、先にパネル電源を停止してからドライバ電源を停止するよう制御している。
従来の電源制御装置では、このようなドライバ電源とパネル電源との間の遅延制御を行うにあたり、SAVE信号を利用してFET24を制御し、パネル電源のON/OFFを制御している。このSAVE信号は省電力モードへの移行を示す信号であり、POWER.ONもしくはOFFから一定期間経過後に立ち上がるようになっている。
特開平7−294882号公報
しかしながら、このような従来の電源制御装置および電源制御方法には次のような問題がある。すなわち、電源の遅延制御を行うための基準となるSAVE信号はCPUからドライバ22へ送られるが、POWER.ON/OFFからSAVE信号が発生するまでの遅延時間やPOWER.OFFからドライバ電源が停止するまでの遅延時間はROM(Read Only Memory)にデータとして記憶されているため、液晶パネル等のセットが変更になった場合にはROMを作り直す必要があり、柔軟な対応ができないという問題がある。
また、SAVE信号によって制御されるFETを用いてパネル電源のON/OFFを切り換えているため、このFETが別途必要となり部品点数の増加を招いている点、FETでは表示部へ供給する電源のON/OFFを制御しているものの、このFETで表示部への電源供給が停止しても、それとは無関係にドライバへパネル電源が供給されていることからしばらくの間ドライバへパネル電源が供給されることになり、低消費電力化の妨げとなっている。
本発明は、このような課題を解決するために成されたものである。すなわち、本発明は、電源電圧を受けて表示部およびこの表示部へ映像信号を供給するドライバの各々に対応した設定電圧に変換して供給するコンバータと、コンバータに対してドライバへの設定電圧供給のための第1の制御信号および表示部への設定電圧供給のための第2の制御信号を送る制御部と、制御部において第1の制御信号および第2の制御信号の各々の発生タイミングに関わるデータを書き換え可能に記憶する記憶部とを備える電源制御装置である。また、この電源制御装置を用いる電子機器でもある。
また、本発明は、上記電源制御装置において、電源電圧のONの指示があった場合、第1の制御信号によりドライバへの設定電圧供給の開始を指示し、その後、記憶部から読み込んだデータに基づくカウントを開始し、所定期間カウントした後に第2の制御信号により表示部への設定電圧供給の開始を指示する電源制御方法である。
また、本発明は、上記電源制御装置において、電源電圧のOFFの指示があった場合、第2の制御信号により表示部への設定電圧供給の停止を指示し、その後、記憶部から読み込んだデータに基づくカウントを開始し、所定期間カウントした後に第1の制御信号によりドライバへの設定電圧供給の停止を指示する電源制御方法である。
このような本発明では、電源電圧のONの指示やOFFの指示があった場合のドライバおよび表示部への電源供給、停止のタイミングを書き換え可能な記憶部に記憶されたデータに基づき制御部が行うため、このタイミングを容易に変更できるようになる。また、ドライバや表示部に対する電源制御を制御部からの制御信号によってコンバータが直接行うため、コンバータとドライバもしくは表示部との間に別途で制御部品を備える必要がなくなる。
したがって、本発明によれば、表示部等のセットが変更になった場合や、電子機器個々のバラツキがあっても電源制御のタイミングを容易に変更できるため、柔軟な対応を行うことが可能となる。また、電源制御に関わる部品点数を減らすことでき、コストダウンを図ることが可能となる。しかも、コンバータの出力を直接制御するため、不要な電源が供給されることがなくなり、低消費電力化を図ることも可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図に基づき説明する。図1は、本実施形態に係る電源制御装置を説明するブロック図である。この電源制御装置は、バッテリー(BATT)から与えられる電源電圧をドライバ12および表示部13の各々に対応した設定電圧に変換して供給するDC/DCコンバータ11と、コンバータ11に対してドライバ12への設定電圧供給のための第1の制御信号および表示部13への設定電圧供給のための第2の制御信号を送るCPU(制御部)14と、第1の制御信号および第2の制御信号の各々の発生タイミングに関わるデータを書き換え可能に記憶する記憶部(フラッシュメモリ)15とを備えている。また、CPU14とDC/DCコンバータ11との間には電源制御部16が設けられており、CPU14から出力される各種信号を適宜選択/処理してDC/DCコンバータ11へ渡している。
ドライバ12はIC(集積回路)化されたもので、液晶パネル等から成る表示部13に映像信号や駆動のためのタイミングパルスを生成して与えている。DC/DCコンバータ11は、バッテリー(BATT)の電源電圧を受けて、ドライバ12の駆動に必要な(1)第1の設定電圧(ドライバ電源)を生成する。ドライバ電源としては例えば2.8Vから成る。また、DC/DCコンバータ11は、表示部13に対応した(2)第2の設定電圧(パネル電源)を生成する。パネル電源としては例えば13.5Vから成る。
本実施形態では、DC/DCコンバータ11から出力されるドライバ電源およびパネル電源を直接制御することで、不要な部品を排除できるとともに柔軟な電源制御を実現している。DC/DCコンバータ11から出力される各種電源のON/OFFは、CPU14から出力される制御信号によって行われる。
CPU14と電源制御部16との間には、SCK(システムクロック)、CS(チップセレクト)、SI(シリアル入力)、SO(シリアル出力)等の各種信号線が接続されている。このうち電源制御部16からDC/DCコンバータ11にはSCK、CS、SOが渡されている。したがって、CPU14は電源制御部16を介してDC/DCコンバータ11にシリアル通信で制御信号を送り、ドライバ電源やパネル電源のON/OFF制御を行っている。
CPU14は、所定のタイミングで制御信号を出力するにあたり、記憶部15に予め記憶されたデータを読み込み、このデータに基づくカウント動作を行って所定時間経過後に各種制御信号を出力する。記憶部15はフラッシュメモリ等から成る書き換え可能なもので、このカウント動作のためのデータ(遅延時間)が格納されている。記憶部15が書き換え可能になっていることから、外部のパーソナルコンピュータ等をCPU14に接続してこのパーソナルコンピュータ等からデータを容易に変更することができる。なお、図1においては記憶部15がCPU14とは別個に接続されている構成を示しているが、CPU14の内部に記憶15が組み込まれている構成であってもよい。
図2は、DC/DCコンバータの内部構成を説明するブロック図である。本実施形態の電源制御装置で適用されるDC/DCコンバータ11には、通常の電圧変換回路のほかに、シリアル/パラレル変換部160および2つの開閉手段161、162が内蔵されている。
シリアル/パラレル変換部160は、電源制御部16(CPU14)から出力されるSCK、CS、SOが入力され、シリアル出力であるSOの信号を適宜切り換えて2つの開閉手段161、162へ出力している。シリアル/パラレル変換部160から出力される信号のうち、第1の開閉手段161へ出力される信号は第1の制御信号であり、この信号のH(High)、L(Low)によって第1の開閉手段161の開閉動作が行われる。一方、シリアル/パラレル変換部160から第2の開閉手段162へ出力される信号は第2の制御信号であり、この信号のH(High)、L(Low)によって第2の開閉手段162の開閉動作が行われる。
第1の制御信号で開閉動作する第1の開閉手段161には(1)第1の設定電圧(例えば、2.8V)が入力されており、第1の開閉手段161が閉じるとドライバ12へ(1)第1の設定電圧が供給され、第1の開閉手段161が開くとドライバ12への(1)第1の設定電圧の供給が停止する。
一方、第2の制御信号で開閉動作する第2の開閉手段162には(2)第2の設定電圧(例えば、13.5V)が入力されており、第2の開閉手段162が閉じると表示部13へ(2)第2の設定電圧が供給され、第2の開閉手段162が開くと表示部13への(2)第2の設定電圧の供給が停止する。
DC/DCコンバータ11にこのようなシリアル/パラレル変換部160、第1および第2の開閉手段161、162が内蔵されていることで、電源制御のために別途部品を設ける必要がなくなり、コストダウンを図ることができる。また、CPU14から出力される制御信号によってDC/DCコンバータ11から出力される各種電源を直接制御するため、ドライバ12等へ途中から分岐してパネル電源等が入力されていても、電源の制御とともにこれらの入力電源も制御できることから、不要な電源入力を防止して低消費電力化を図ることができる。
次に、この電源制御装置を用いた電源制御方法について説明する。図3は、電源制御のタイミングチャートである。先ず、ユーザが電子機器の電源をON(POWER.ON)した場合、第1の制御信号がH(High)となって第1の開閉手段161が閉じ、ドライバ電源である(1)第1の設定電圧がドライバ12へ供給される。これによりドライバ12およびCPU14の初期化が行われる。初期化終了後(図中A点)、CPU14は記憶部15から読み込んだデータに基づきカウントを行い、カウント時間(C1)経過後に第2の制御信号をH(High)にする。これにより第2の開閉手段162が閉じ、パネル電源である(2)第2の設定電圧が表示部13へ供給される。
一方、ユーザが電子機器の電源をOFF(POWER.OFF)した場合、パネル電源をOFFにする前に各デバイスに対して必要な制御を行った後(図中B点)、第2の制御信号がL(Low)となって第2の開閉手段162が開き、パネル電源である(2)第2の設定電圧の供給が停止する。これにより表示部13の表示が終了する。CPU14は記憶部15から読み込んだデータに基づきB点から所定のカウント動作を行い、カウント時間(C2)経過後に第1の制御信号をL(Low)にする。これにより第1の開閉手段161が開き、ドライバ電源である(1)第1の設定電圧の供給が停止する。
ここで、POWER.ONの際のカウント時間C1やPOWER.OFFの際のカウント時間C2は、予め記憶された記憶部15のデータによって決めることができる。このデータは例えば垂直走査期間(Vs:1/60秒)単位で値が設定されており、所定のタイミングで記憶部15からCPU14に読み込まれ。したがって、このデータを書き換えることによって、POWER.ONの際のカウント時間C1およびPOWER.OFFの際のカウント時間C2を容易に設定できることになる。
CPU14から電源制御部16に送られる信号のシリアル通信は、CSのタイミングに同期して行われる。図4は電源ONからOFFにかけてのCSの発生タイミングを示す図、図5はCSと同期して行われるデータ通信のタイミングを示す図である。図4に示すように、CSはドライバ電源である2.8VがONになっている間、垂直走査期間Vsと同期してHighレベルからLowレベルへの移行を繰り返している。
電源がONになってドライバ電源をONにするとドライバ12およびCPU14の初期化が行われ、初期化終了時点(図3のA点)になるとCPU14は記憶部15から読み込んだデータに基づくカウント動作を開始する。例えば、図3に示すカウント時間C1が3Vsに設定されているとすると、初期化終了してから3Vs(約50ミリ秒)が経過した後のCSのLow期間に第2の制御信号がLowからHighに切り換わり、CPU14から出力される。
ここで、第2の制御信号は、図5に示すSO(SOn-1〜S48n-1)のいずれかのビットに対応している。SOの各ビットのデータは、CSがLowの間、SCKの立ち上がりでCPU14から電源制御部16へ送られる。
例えば、SOのビットS1n-1がドライバ電源を制御する第1の制御信号に対応し、ビットS2n-1がパネル電源を制御する第2の制御信号に対応しているとすると、電源ONの後、最初のCSがLowとなる期間で送られるSOのうち、2番目のSCKの立ち上がりで送られたビットS1n-1のデータすなわち第1の制御信号がHigh、3番目のSCKの立ち上がりで送られたビットS2n-1のデータすなわち第2の制御信号がLowとなっている。SOの各ビットのデータはCPU14から電源制御部16を介してDC/DCコンバータ11のシリアル/パラレル変換部160へ送られる。
シリアル/パラレル変換部160では、CSがLowとなるたびにSCKの立ち上がり数に応じた出力の切り換え(振り分け)を繰り返し行っているため、この例ではSCKの2番目を第1の制御信号として第1の開閉手段161に振り分け、3番目を第2の制御信号として第2の開閉手段162に振り分けるようにしている。
したがって、電源ONの後、最初にCSがLowとなる期間では、第1の開閉手段161に第1の制御信号(High)が与えられ、第2の開閉手段162に第2の制御信号(Low)が与えられ、ドライバ12のみへ2.8Vのドライバ電源が供給される状態となる。
また、ドライバ12およびCPU14の初期化が終了した図3のA点からCPU14のカウントが開始され、例えば3Vs経過した後にCSがLowとなる期間では、図5に示すSOのビットS2n-1のデータすなわち第2の制御信号がHighに切り換わる。これにより、DC/DCコンバータ11のシリアル/パラレル変換部160から第2の開閉手段162へ送られる第2の制御信号がHighとなり、A点から3Vs経過後に表示部13へ13.5Vのパネル電源が供給されるようになる。
また、電源OFF(POWER.OFF)を行う場合、例えば、図3に示すカウント時間C2が5Vsに設定されているとすると、各デバイスに対して必要な制御を行ったB点から5Vs(約83.3ミリ秒)が経過した後のCSのLow期間に第1の制御信号がHihgからLowに切り換わる。
つまり、B点では図5に示すSOのビットS1n-1、すなわち第1の制御信号はHighのまま、SOのビットS2n-1、すなわち第2の制御信号がLowとなり、DC/DCコンバータ11のシリアル/パラレル変換部160から第2の開閉手段162へ送られる第2の制御信号がLowとなって第2の開閉手段162が開き、表示部13へのパネル電源供給が停止する。
そして、CPU14は図3のB点から5Vsをカウントし、その後にCSがLowとなる期間に出力されるSOのビットS1n-1、すなわち第1の制御信号をLowに切り換える。これにより、DC/DCコンバータ11のシリアル/パラレル変換部160から第1の開閉手段161へ送られる第1の制御信号がLowとなって第1の開閉手段161が開き、ドライバ12へのドライバ電源供給が停止する。これにより、B点でパネル電源が停止してから5Vs経過後にドライバ電源が停止するようになる。
次に、本実施形態に係る電源制御装置の他の例を説明する。図6は他の実施形態を説明するブロック図で、DC/DCコンバータの内部構成を示している。この例では、シリアル/パラレル変換部160の後段に2つの開閉手段161、162が内蔵されているとともに、第1の開閉手段161とシリアル/パラレル変換部160との間にOR回路180が設けられている。
シリアル/パラレル変換部160には、図1に示す電源制御部16(CPU140)から出力されるSCK、CS、SOが入力され、シリアル出力であるSOの信号を適宜切り換えて2つの開閉手段161、162へ出力している。
このうち、第1の開閉手段161側へ出力される信号が第1の制御信号、第2の開閉手段162側へ出力される信号が第2の制御信号となっており、第1の制御信号がOR回路180の第1の入力となっている。また、OR回路180の第2の入力には電源スイッチ170からのON/OFF信号が接続されている。したがって、第1の開閉手段161にはOR回路180からの出力信号が開閉制御に用いられる。
このような構成により、ユーザが電源スイッチを押して電源をONすると、OR回路180の第2の入力がH(High)となるため、第1の開閉手段161は第1の制御信号に関わらず第1の開閉手段161が閉じてドライバ12へ(1)第1の設定電圧が供給される。これによりドライバ12およびCPU14の初期化が行われる。また、この段階では第2の開閉手段162には第2の制御信号としてL(Low)が与えられ、第2の開閉手段162が開く状態となる。これにより、(2)第2の設定電圧は表示部へ与えられないことになる。電源スイッチ170をONにした後、所定のタイミングで第1の制御信号がH(High)となる。
また、初期化終了後(図3中A点)、図1に示すCPU14は記憶部15から読み込んだデータに基づきカウントを行い、カウント時間(C1)経過後に第2の制御信号をH(High)にする。これにより第2の開閉手段162が閉じ、パネル電源である(2)第2の設定電圧が表示部へ供給される。
一方、ユーザが電源スイッチ170をOFFした場合、OR回路180の第2の入力がL(Low)となるが、第1の制御信号がH(High)となっていることからOR回路180からの出力はH(High)のままとなる。したがって、第1の開閉手段161は閉じた状態のままドライバ12への(1)第1の設定電圧の供給が続く。
また、電源スイッチ170をOFFしてからパネル電源をOFFにする前に各デバイスに対して必要な制御を行った後(図3中B点)、第2の制御信号がL(Low)となって第2の開閉手段162が開き、パネル電源である(2)第2の設定電圧の供給が停止する。これにより表示部13の表示が終了する。
そして、CPU14は記憶部15から読み込んだデータに基づきB点から所定のカウント動作を行い、カウント時間(C2)経過後に第1の制御信号をL(Low)にする。これによりOR回路180が両入力がL(Low)となり、出力がL(Low)となって第1の開閉手段161が開き、ドライバ電源である(1)第1の設定電圧の供給が停止する。
このように、シリアル/パラレル変換部160から出力される第1の制御信号と電源スイッチ170の出力信号とをOR回路180に入力し、その出力信号によって第1の開閉手段161を制御することで、電源スイッチのONとともに即座にドライバ12へ(1)第1の設定電圧を供給でき、シリアル/パラレル変換部160から出力される第1の制御信号のH(High)を待たずにドライバ12への電源供給を開始できるようになる。
上記説明した本実施形態に係る電源制御装置は、ドライバ12によって表示部13を駆動する電子機器に適用可能である。例えば、表示装置13として液晶パネルを用いたデジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、電話機、ファクシミリ装置、複写機、プリンタなど、各種の電子機器に用いることが可能である。
本実施形態では主として液晶パネルを表示部とした場合の電源制御について説明したが、液晶パネル以外の表示部(例えば、有機EL表示装置)であっても適用可能である。
本実施形態に係る電源制御装置を説明するブロック図である。 DC/DCコンバータの内部構成を説明するブロック図である。 本実施形態に係る電源制御のタイミングチャートである。 電源ONからOFFにかけてのCSの発生タイミングを示す図である。 CSと同期して行われるデータ通信のタイミングを示す図である。 他の実施形態を説明するブロック図である。 従来の電源制御装置を説明するブロック図である。 電源制御のタイミングチャートである。
符号の説明
11…DC/DCコンバータ、12…ドライバ、13…表示部、14…CPU、15…記憶部、16…電源制御部、160シリアル/パラレル変換部、161…第1の開閉手段、162…第2の開閉手段、170…電源スイッチ、180…OR回路

Claims (7)

  1. 電源電圧を受けて表示部およびこの表示部へ映像信号を供給するドライバの各々に対応した設定電圧に変換して供給するコンバータと、
    前記コンバータに対して前記ドライバへの設定電圧供給のための第1の制御信号および前記表示部への設定電圧供給のための第2の制御信号を送る制御部と、
    前記制御部において前記第1の制御信号および前記第2の制御信号の各々の発生タイミングに関わるデータを書き換え可能に記憶する記憶部と
    を備えることを特徴とする電源制御装置。
  2. 前記コンバータは、前記第1の制御信号に応じて前記ドライバへの電圧供給回路の開閉動作を行う第1の開閉手段と、前記第2の制御信号に応じて前記表示部への電圧供給回路の開閉動作を行う第2の開閉手段とを備えている
    ことを特徴とする請求項1記載の電源制御装置。
  3. 前記記憶部に記憶されるデータは、前記電源電圧のONの指示があった場合の前記第1の制御信号に対する前記第2の制御信号の遅延時間を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の電源制御装置。
  4. 前記記憶部に記憶されるデータは、前記電源電圧のOFFの指示があった場合の前記第2の制御信号に対する前記第1の制御信号の遅延時間を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の電源制御装置。
  5. 電源電圧を受けて表示部およびこの表示部へ映像信号を供給するドライバの各々に対応した設定電圧に変換して供給するコンバータと、
    前記コンバータに対して前記ドライバへの設定電圧供給のための第1の制御信号および前記表示部への設定電圧供給のための第2の制御信号を送る制御部と、
    前記制御部において前記第1の制御信号および前記第2の制御信号の各々の発生タイミングに関わるデータを書き換え可能に記憶する記憶部とを備える電源制御装置による電源制御方法において、
    前記電源電圧のONの指示があった場合、前記第1の制御信号により前記ドライバへの設定電圧供給の開始を指示し、その後、前記記憶部から読み込んだ前記データに基づくカウントを開始し、所定期間カウントした後に前記第2の制御信号により前記表示部への設定電圧供給の開始を指示する
    ことを特徴とする電源制御方法。
  6. 電源電圧を受けて表示部およびこの表示部へ映像信号を供給するドライバの各々に対応した設定電圧に変換して供給するコンバータと、
    前記コンバータに対して前記ドライバへの設定電圧供給のための第1の制御信号および前記表示部への設定電圧供給のための第2の制御信号を送る制御部と、
    前記制御部において前記第1の制御信号および前記第2の制御信号の各々の発生タイミングに関わるデータを書き換え可能に記憶する記憶部とを備える電源制御装置による電源制御方法において、
    前記電源電圧のOFFの指示があった場合、前記第2の制御信号により前記表示部への設定電圧供給の停止を指示し、その後、前記記憶部から読み込んだ前記データに基づくカウントを開始し、所定期間カウントした後に前記第1の制御信号により前記ドライバへの設定電圧供給の停止を指示する
    ことを特徴とする電源制御方法。
  7. 表示部へ映像信号を供給するドライバと、
    電源電圧を受けて前記表示部および前記ドライバの各々に対応した設定電圧に変換して供給するコンバータと、
    前記コンバータに対して前記ドライバへの設定電圧供給のための第1の制御信号および前記表示部への設定電圧供給のための第2の制御信号を送る制御部と、
    前記制御部において前記第1の制御信号および前記第2の制御信号の各々の発生タイミングに関わるデータを書き換え可能に記憶する記憶部と
    を備えることを特徴とする電子機器。
JP2004008663A 2004-01-16 2004-01-16 電源制御装置および電源制御方法ならびに電子機器 Expired - Fee Related JP4561102B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004008663A JP4561102B2 (ja) 2004-01-16 2004-01-16 電源制御装置および電源制御方法ならびに電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004008663A JP4561102B2 (ja) 2004-01-16 2004-01-16 電源制御装置および電源制御方法ならびに電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005202171A true JP2005202171A (ja) 2005-07-28
JP4561102B2 JP4561102B2 (ja) 2010-10-13

Family

ID=34821915

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004008663A Expired - Fee Related JP4561102B2 (ja) 2004-01-16 2004-01-16 電源制御装置および電源制御方法ならびに電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4561102B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007079881A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Nec Corp 電源供給システム、携帯機器及びそれらに用いる電源投入順序制御方法
JP2009060690A (ja) * 2007-08-30 2009-03-19 Denso Corp 電源制御装置
EP2068298A1 (en) * 2007-12-04 2009-06-10 Samsung Mobile Display Co., Ltd. Organic electroluminescene display and driving method thereof
WO2012053094A1 (ja) * 2010-10-22 2012-04-26 Necディスプレイソリューションズ株式会社 液晶モニタ

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0415620A (ja) * 1990-05-09 1992-01-21 Tokyo Electric Co Ltd 液晶表示器用電源の制御装置
JPH05265388A (ja) * 1992-03-24 1993-10-15 Sharp Corp 液晶用電源装置の駆動方法
JPH0713517A (ja) * 1993-06-22 1995-01-17 Seiko Epson Corp 液晶モジュール
JPH0720439A (ja) * 1993-06-29 1995-01-24 Anritsu Corp 液晶駆動装置
JPH07104711A (ja) * 1993-10-08 1995-04-21 Nec Shizuoka Ltd ポータブルターミナルにおけるlcd電源制御回 路
JPH11175200A (ja) * 1997-12-12 1999-07-02 Sanyo Electric Co Ltd 電子機器の電源制御回路
JPH11282427A (ja) * 1998-03-30 1999-10-15 Ricoh Co Ltd 液晶ディスプレイの駆動電圧制御装置
JP2001184142A (ja) * 1999-12-27 2001-07-06 Hitachi Ltd 電源装置及び電源システム
JP2003122456A (ja) * 2001-10-15 2003-04-25 Fujitsu Ltd 複数の情報処理装置の電源制御方法、その情報処理装置、及びプログラム
JP2005043435A (ja) * 2003-07-23 2005-02-17 Renesas Technology Corp 表示駆動制御装置とその駆動方法及び電子機器並びに半導体集積回路

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0415620A (ja) * 1990-05-09 1992-01-21 Tokyo Electric Co Ltd 液晶表示器用電源の制御装置
JPH05265388A (ja) * 1992-03-24 1993-10-15 Sharp Corp 液晶用電源装置の駆動方法
JPH0713517A (ja) * 1993-06-22 1995-01-17 Seiko Epson Corp 液晶モジュール
JPH0720439A (ja) * 1993-06-29 1995-01-24 Anritsu Corp 液晶駆動装置
JPH07104711A (ja) * 1993-10-08 1995-04-21 Nec Shizuoka Ltd ポータブルターミナルにおけるlcd電源制御回 路
JPH11175200A (ja) * 1997-12-12 1999-07-02 Sanyo Electric Co Ltd 電子機器の電源制御回路
JPH11282427A (ja) * 1998-03-30 1999-10-15 Ricoh Co Ltd 液晶ディスプレイの駆動電圧制御装置
JP2001184142A (ja) * 1999-12-27 2001-07-06 Hitachi Ltd 電源装置及び電源システム
JP2003122456A (ja) * 2001-10-15 2003-04-25 Fujitsu Ltd 複数の情報処理装置の電源制御方法、その情報処理装置、及びプログラム
JP2005043435A (ja) * 2003-07-23 2005-02-17 Renesas Technology Corp 表示駆動制御装置とその駆動方法及び電子機器並びに半導体集積回路

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007079881A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Nec Corp 電源供給システム、携帯機器及びそれらに用いる電源投入順序制御方法
JP4581933B2 (ja) * 2005-09-14 2010-11-17 日本電気株式会社 電源供給システム、携帯機器及びそれらに用いる電源投入順序制御方法
JP2009060690A (ja) * 2007-08-30 2009-03-19 Denso Corp 電源制御装置
EP2068298A1 (en) * 2007-12-04 2009-06-10 Samsung Mobile Display Co., Ltd. Organic electroluminescene display and driving method thereof
WO2012053094A1 (ja) * 2010-10-22 2012-04-26 Necディスプレイソリューションズ株式会社 液晶モニタ
US9224353B2 (en) 2010-10-22 2015-12-29 Nec Display Solutions, Ltd. Liquid crystal monitor using DC-DC converter

Also Published As

Publication number Publication date
JP4561102B2 (ja) 2010-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7095991B2 (en) Power saving driving method of mobile telephone
JP5185697B2 (ja) 表示装置、表示パネルドライバ、表示パネルの駆動方法、及び表示パネルドライバへの画像データ供給方法
JP2001175368A (ja) Cpuコア電圧切替え回路
JP2004078124A (ja) 表示装置およびその駆動方法
JP2001282164A (ja) 表示装置用駆動装置
JP4561102B2 (ja) 電源制御装置および電源制御方法ならびに電子機器
US9153159B2 (en) Display driving circuit and electronic device comprising the same
JP4751582B2 (ja) 駆動回路、これを有する表示装置及びこれの駆動方法
KR101026397B1 (ko) 디스플레이장치 및 그 제어방법
JP2005031501A (ja) フラットディスプレイ装置及び集積回路
JP4599912B2 (ja) 液晶表示装置
JP5173215B2 (ja) 光学機器
JP2007336592A (ja) 携帯電話機の省電力駆動方法
CN111341242B (zh) 电路驱动系统、驱动芯片及显示装置
JP2003076450A (ja) 電源装置および電子機器
JP2004334093A (ja) 表示装置
JP2006259240A (ja) 液晶表示装置、駆動回路、駆動方法および電子機器
JP2008217607A (ja) 電源装置及びこれを有する機器
JP3889512B2 (ja) 電子カメラ
US6995754B2 (en) Plasma display module
KR102420491B1 (ko) 전력제어집적회로와 이를 이용한 유기발광 표시장치 및 그 구동방법
JP2010008954A (ja) 液晶表示装置及び液晶表示方法
JP6035231B2 (ja) 表示制御装置及び電子機器
JP4366488B2 (ja) 電子カメラ
JP2000151920A (ja) 画像読取装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060815

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Effective date: 20091002

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20091015

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20091222

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100210

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20100420

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100614

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20100706

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20100719

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees