JP2005201296A - トルク伝達部品 - Google Patents

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JP2005201296A JP2004005603A JP2004005603A JP2005201296A JP 2005201296 A JP2005201296 A JP 2005201296A JP 2004005603 A JP2004005603 A JP 2004005603A JP 2004005603 A JP2004005603 A JP 2004005603A JP 2005201296 A JP2005201296 A JP 2005201296A
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Tsutomu Maiwa
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Abstract

【課題】トルク伝達部品の外装体の外面と、その内部に収納されるトルクリミッタ外輪との対向部分の肉厚を小さく設定して装置のコンパクト化を図る場合に、外輪外径面にDカット面が設けられる。そのDカット面に対向した外輪内径部はポケットが省略され軸受部となるため、その軸受部で油膜切れが発生し、摩擦係数の変化による空転トルクの変動や発熱を引き起こす不都合がある。その不都合を解消することである。
【解決手段】トルク伝達部品の外輪1のDカット面6に対向してその内径面に設けられた軸受部8に潤滑剤溜まり9を設け、これに充填した潤滑剤を軸受部8に供給して油膜切れを防止するようにした。
【選択図】図1

Description

この発明は、プリンタ若しくは複写機の紙送り機構の駆動部、搬送機器の送り機構部等においてトルクリミッタ又は一方向クラッチ等として使用されるトルク伝達部品に関し、特にその潤滑に関するものである
軸の周りに嵌合される外輪の内周面に周方向に所定の間隔をおいて所要数のくさび形ポケットを設け、各ポケット内にころとそのころをくさび角の方向に付勢するばねを収納し、軸がくさび角の方向に回転する場合はころの噛み込みを生じて軸がロックし、その反対方向に回転した場合はころがばねの付勢力に対向した反対方向に移動し、前記の噛み込みが外れて軸が空転するようにした一方向クラッチは従来周知である。なお、軸が固定で外輪が回転する場合もある。
このような一方向クラッチにおいて、前記のばねの付勢力を比較的大きく設定した場合は、軸の空転時において所定の大きさの空転トルクが発生するため、これをトルクリミッタとして使用できるようにした一方向クラッチ型トルクリミッタも従来から知られている(特許文献1参照)。
上記の一方向クラッチ型トルクリミッタを部品搬送テープの間欠送りユニットに使用したものを、この出願人は先に特願2003−312937号として特許出願している。図5から図7はその出願において開示した一つの実施例である。この場合、前記のトルクリミッタ21と同軸に送り歯車22を設け、ユニットのフレーム等の外装体23に設けた搬送溝24の側方下部に前記の送り歯車22を配置し、その歯を搬送テープ25に設けた送り穴26(図6参照)に係合して送りを掛けるようにしている。
前記のトルクリミッタ21は外装体23の側面に設けた凹部28に収納される。この場合、装置のコンパクト化を図りつつ前記の搬送溝24とトルクリミッタ21の外輪29の上端との間の肉厚d(図6参照)をできるだけ小さく設定するために、外輪29の一部にDカット面30が設けられる。Dカット面30を設けた外輪29の部分は肉厚が不足するため、くさび形ポケット32は省略されこれに代えて軸受部31が形成される。くさび形ポケット32は軸受部31以外の部分に所要の間隔をおいて所要数設けられ、各ポケット32にころ33と付勢ばね34が収納される。ポケット32のくさび角θは送り歯車22による搬送テープ25の送り出し時の回転方向(矢印A参照)に拡大するように形成される。
前記の送り歯車22と一体にラチェット35が設けられ、また、送り歯車22のボス部36の中心に取付け軸39が貫通され外装体23に固定される。その取付け軸39によって揺動アーム37が揺動自在に取付けられる。該揺動アーム37にラチェット爪38が取付けられ、ラチェット爪38がラチェット35に1歯ずつ噛み合う。揺動アーム37の揺動運動に伴い送り歯車22が矢印Aの方向に回転され、搬送テープ25が1ピッチずつ間欠送りされる。トルクリミッタ21は送り出される搬送テープ25に所定の大きさの空転トルクを付与し、該テープ25が自由に引き出される不具合を防止する。
なお、前記の例では、外輪29の内径面に送り歯車22のボス部36が貫通する構成となっているが、一般的には外輪29の内径面にはトルクの入出力部材としての軸が貫通される。
特公平8−14292号公報(「発明の実施の形態」、図1、図2)
前記の一方向クラッチ型トルクリミッタ21においては、Dカット面30に対向した内径部分においてはくさび形ポケット32が省略され、そのポケット32の代わりに軸受部31が形成される。しかし、その軸受部31が比較的広い面積で送り歯車22のボス部36に接触するため、軸受部31において油膜切れが発生し、それに起因して摩擦係数が変化し空転トルクの変動を引き起こす問題がある。また、油膜切れによって発熱を引き起こし、潤滑剤の寿命低下にもつながる恐れもある。
そこで、この発明は前記外輪29のD形カット面30に対向して設けられた軸受部31における油膜切れを防止し、空転トルクの変動や発熱の問題を解消することを課題とする。
前記の課題を解決するために、この発明は、軸の周りに嵌合される外輪の内径面に周方向に所定の間隔をおいて所要数のくさび形ポケットを設け、各ポケット内にころとそのころをくさび角の方向に付勢するばねを収納し、軸が外輪に対し相対的にくさび角の方向に回転した場合はころの噛み込みを生じて軸と外輪がロックし、その反対方向に回転した場合はころがばねの付勢力に対向して反対方向に移動し軸が外輪に対し相対的に空転するようにしたトルク伝達部品において、前記外輪の外径面にDカット面を設けるとともに、そのDカット面に対向した内径面に前記ポケットに代えて軸受部を設け、該軸受部に潤滑剤溜まりを設けた構成とした。
上記の構成によると、付勢ばねの付勢力を相対的に小さく設定し、これにより相対的に小さい空転トルクを発生させるようにした場合は一方向クラッチの作用を行う。また、付勢ばねの付勢力を相対的に大きく設定し、これにより相対的に大きい空転トルクを発生させるようにした場合はトルクリミッタとして使用することができる。そのいずれの場合においても、外輪内径面に設けた潤滑剤溜まりから潤滑剤が供給され、軸受部と軸との接触面を潤滑して油膜切れを防止する。
この発明によると、外輪のDカット面に対向して設けられた軸受部と軸との接触面は潤滑剤溜まりから供給される潤滑剤によって常に潤滑されるため、油膜切れに起因する空転トルクの変動や潤滑剤の劣化等が防止され、トルクリミッタ、一方向クラッチ等のトルク伝達部品として高い安定性を発揮することができる。
以下、添付図面に基づいてこの発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1から図4に示した実施例1のトルク伝達部品は、トルクリミッタとして使用する場合の例である。この場合のトルクリミッタは、外輪1とその内径面に貫通される軸2と、その外輪1が収納される凹部3を有するフレーム、ケース、外環部材等の機能をなす外装体4及び蓋5を有する。外輪1は、その外径面の一部にDカット面6が形成され、そのDカット面6に合致するDカット内面7が凹部3の内周面において外装体4の上端面19に平行に形成される。
上記のDカット面6に対向した外輪1の内径面は軸受部8となり、軸2に摺接する。その軸受部8には周方向に所定の間隔をおいて2個所の潤滑剤溜まり9、9が凹入状に浅く形成される。各潤滑剤溜まり9、9の軸方向の両端はいずれも開放されている。
前記の軸受部8の部分を除いた外輪1の内径面に周方向に一定の間隔をおいて所要数のくさび形のポケット10が設けられる。各ポケット10は一定方向に開いた一定の大きさのくさび角θを有する。そのくさび角θと反対側のポケット10の内端部にばね収納ポケット11が設けられる
前記のポケット10内にころ12が収納されるとともに、ばね収納ポケット11内に付勢ばね13が収納され、その付勢ばね13をころ12に押し当てることにより、ころ12をくさび角θの方向に所定の大きさのばね力で付勢する。
前記蓋5は、凹部3のDカット内面7に対応したDカット辺15が設けられると共に、外輪1の内径面と同軸同径の軸穴14が設けられ、さらに前記のDカット辺15を含む外径面に嵌合突条16が設けられる。その嵌合突条16に対応した嵌合溝17が凹部3の内径面に設けられる。その凹部3の内部に外輪1を収納したのち蓋5が嵌合され、前記の嵌合突条16と嵌合溝17が相互に嵌合され蓋5の抜け止めを図る。なお、凹部3にも同軸同径の軸穴18が設けられる。
前記の潤滑剤溜まり9、9やポケット10には予めグリース等の潤滑剤が充填される。その軸方向への漏れ出しは、外輪1の端面に密着した蓋5及びこれに対向した外装体4の内面で封止される。
実施例1のトルクリミッタは以上のような構成であり、外装体4が固定、軸2が回転の状態で使用される場合、軸2をくさび角θが拡大する方向(図1の矢印A参照)に回転させると、ころ12がその方向へ移動してくさび角θ側への噛み込みが外れ軸2は空転状態となる。付勢ばね13のばね力(付勢力)が一定以上に大きく設定されていると、軸2に対し一定の空転トルクが発生するため、トルクリミッタの作用を行う。このとき、軸受部8においては、常に潤滑剤溜まり9,9から潤滑剤が供給され油膜切れが防止される。なお、軸2が逆転すると、ころ12がくさび角θに噛み込むため軸2は外輪1に対しロックする。
外装体4の上端面19とDカット内面7との間又は外輪1のDカット面6との間の肉厚d(図2参照)は、前述の先行技術の場合と同様に必要最小限の大きさに形成される。上端面19は、前述の先行技術のような部品搬送装置に用いられる場合は、搬送溝の溝底となる。
なお、前記の付勢ばね13のばね力を小さく設定することにより空転トルクをゼロ又はゼロ近くなるよう小さくすると、前記のトルク伝達部品を一方向クラッチとして使用することができる。
実施例1の断面図 図1のII−II線の断面図 実施例1の分解斜視図 同上の外輪の一部拡大正面図 先行技術の断面図 図5のVI−VI線の断面図 先行技術の分解斜視図
符号の説明
1 外輪
2 軸
3 凹部
4 外装体
5 蓋
6 Dカット面
7 Dカット内面
8 軸受部
9 潤滑剤溜まり
10 ポケット
11 ばね収納ポケット
12 ころ
13 付勢ばね
14 軸穴
15 Dカット辺
16 嵌合突条
17 嵌合溝
18 軸穴
19 上端面
20 潤滑剤

Claims (2)

  1. 軸の周りに嵌合される外輪の内径面に周方向に所定の間隔をおいて所要数のくさび形ポケットを設け、各ポケット内にころとそのころをくさび角の方向に付勢するばねを収納し、軸が外輪に対し相対的にくさび角の方向に回転した場合はころの噛み込みを生じて軸と外輪がロックし、その反対方向に回転した場合はころがばねの付勢力に対向して反対方向に移動し軸が外輪に対し相対的に空転するようにしたトルク伝達部品において、前記外輪の外径面にDカット面を設けるとともに、そのDカット面に対向した内径面に前記ポケットに代えて軸受部を設け、該軸受部に潤滑剤溜まりを設けたことを特徴とするトルク伝達部品。
  2. 前記付勢ばねの付勢力の大きさが相対的に小さい空転トルクが発生するように設定された場合は一方向クラッチとして、また相対的に大きい空転トルクが発生するように設定された場合はトルクリミッタとして使用することを特徴とする請求項1に記載のトルク伝達部品。
JP2004005603A 2003-09-04 2004-01-13 トルク伝達部品 Withdrawn JP2005201296A (ja)

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