JP2005200393A - 竹酢液のクリーム状組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】竹酢液は、抗菌・抗酸化機能、アトピー性皮膚炎・水虫に対する治療効果、血糖値を下げる効果および肝機能の向上・骨粗しょう症の改善・歯周病や口内炎に対する効果、消臭効果等々の特異な効能から従来より期待されてきた材料であり、竹酢液そのままに水やアルコールを配合して使用されてきた。しかしながら、竹酢液に独特の強い臭気があり、皮膚に塗布すると不快感があり、また液状であるために皮膚に塗布しづらく携帯にも不便であるという欠点があった。
本発明は、竹酢液のこれらの欠点を解消した、竹酢液を含有するクリーム状組成物を提供する。
【解決手段】油性基剤および竹酢液、そして必要に応じて水および乳化剤を含有する油中水型エマルジョン組成物として、竹酢液のクリーム状組成物とする。
本発明は、竹酢液のこれらの欠点を解消した、竹酢液を含有するクリーム状組成物を提供する。
【解決手段】油性基剤および竹酢液、そして必要に応じて水および乳化剤を含有する油中水型エマルジョン組成物として、竹酢液のクリーム状組成物とする。
Description
本発明は、竹酢液を含有する油中水型エマルジョン組成物からなる竹酢液のクリーム状組成物に関する。より詳しくは、竹酢液をクリーム状組成物とすることによって持ち運びと皮膚への塗布を便利ならしめ、また竹酢液の独特の臭気を油性基剤内に閉じ込めることにより減らすことによって化粧料および医薬外品物として使いやすくした竹酢液のクリーム状組成物に関する。
竹酢液は、抗菌・抗酸化機能、アトピー性皮膚炎・水虫に対する治療効果、血糖値を下げる効果および肝機能の向上・骨粗しょう症の改善・歯周病や口内炎に対する効果、消臭効果等々の特異な効能から従来より期待されてきた材料であり、竹酢液そのままに水やアルコールを配合して使用されてきた。しかしながら、竹酢液に独特の強い臭気があり、皮膚に塗布すると不快感があり、また液状であるために皮膚に塗布しづらく携帯にも不便であるという欠点があった。
本発明の課題は、竹酢液を含有するクリーム状組成物を提供することにある。
本発明者等は、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、竹酢液を油中水型エマルジョン組成物として採用すると、前記課題が解決できることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明の第1の発明によれば、油性基剤(A)および竹酢液(B)、そして必要に応じて水(C)、乳化剤(D)を含有する油中水型エマルジョン組成物からなる竹酢液のクリーム状組成物が提供される。
また、本発明の第2の発明によれば、油性基剤(A)および竹酢液(B)、そして必要に応じて水(C)および乳化剤(D)としてソルビタンパルミチン酸エステルを含有する油中水型エマルジョン組成物からなる竹酢液のクリーム状組成物が提供される。
さらにまた、本発明の第3の発明によれば、油性基剤(A)として馬油および竹酢液(B)を含有する油中水型エマルジョン組成物からなる竹酢液のクリーム状組成物が提供される。
以下、本発明について詳細に説明する。
竹酢液(B)
本発明において使用する竹酢液(B)は、竹の乾留による公知の方法で得ることができる。
また、オートクレーブ中に竹を入れ、高温の蒸気で加圧と圧力開放を繰り返す方法により竹を繊維状に粉砕するとき、オートクレーブ底部に溜まる液体としても得ることができる。
ここで言う竹酢液(B)は、木酢液に替えて用いてもよく、また竹酢液と木酢液の混合物でも差し支えない。
本発明において使用する竹酢液(B)は、竹の乾留による公知の方法で得ることができる。
また、オートクレーブ中に竹を入れ、高温の蒸気で加圧と圧力開放を繰り返す方法により竹を繊維状に粉砕するとき、オートクレーブ底部に溜まる液体としても得ることができる。
ここで言う竹酢液(B)は、木酢液に替えて用いてもよく、また竹酢液と木酢液の混合物でも差し支えない。
「竹炭・竹酢液のつくり方と使い方」池嶋庸元著(農山漁村文化協会出版)には、竹酢液および木酢液の効能として、
1.壌改良機能、
2.菌・抗酸化機能、
3.アトピー性皮膚炎・水虫・老人性痒い痒い病に対する治療効果、
4.血糖値を下げる効果および肝機能の向上・骨粗しょう症の改善・歯周病や口内炎に対する効果、
5.消臭効果等々が挙げられている。
1.壌改良機能、
2.菌・抗酸化機能、
3.アトピー性皮膚炎・水虫・老人性痒い痒い病に対する治療効果、
4.血糖値を下げる効果および肝機能の向上・骨粗しょう症の改善・歯周病や口内炎に対する効果、
5.消臭効果等々が挙げられている。
油性基剤(A)
油性基剤(A)としては、通常、エマルジョンタイプの化粧料に使用されるものであれば、使用することができ、例えば、下記のように、天然の植物、動物、鉱物を起源とする油脂類又はこれらを原料とし変性した半合成油、石油化学により作った合成油等があげられる。
天然の植物、動物、鉱物を起源とする油脂類や合成油としては、スウィートアーモンド油、アボガド油、アルモンド油、マカデミアナッツ油、月見草油、オリーブ油、ゴマ油、サザンカ油、サフラワー油、大豆油、ツバキ油、トウモロコシ油、ミンク油、ナタネ油、パーシック油、ヒマシ油、ヒマワリ油、ホホバ油、綿実油、落花生油、カカオ脂、パーム油、パーム核油、モクロウ、ヤシ油、コメヌカ油、硬化ヒマシ油等の植物性油脂類、豚脂、牛脂、卵黄油、ミンク油、タートル油、鯨油、馬油等の動物性油脂類、流動パラフィン、ワセリン、パラフィン、オゾケライト、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、スクワラン、プリスタン等の炭化水素類、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ラノリンアルコール、2−ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノール等の高級脂肪族アルコール、コレステロール、フィトステロール等のステロール類、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、ラウリン酸、リノレン酸、リノール酸、オキシステアリン酸、ウンデシン酸、ラノリン脂肪酸等の脂肪酸、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット、イソプロピルミリスチン酸、イソプロピルパルミチン酸、イソプロピルステアリン酸、2エチルヘキサン酸グリセリール、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸オレイル、オレイン酸デシル、ミリスチン酸オクチルドデシル、グリセリルトリ2−エチルヘキサン酸エステル等のエステル類、鯨ロウ、カルナウバロウ、ミツロウ、ラノリン、液状ラノリン、還元ラノリン、キャンデリラロウ、ホホバ油等のロウ類、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサンおよびドデカメチルシクロヘキサシロキサン等の環状シロキサン等が挙げられる。
油性基剤(A)としては、通常、エマルジョンタイプの化粧料に使用されるものであれば、使用することができ、例えば、下記のように、天然の植物、動物、鉱物を起源とする油脂類又はこれらを原料とし変性した半合成油、石油化学により作った合成油等があげられる。
天然の植物、動物、鉱物を起源とする油脂類や合成油としては、スウィートアーモンド油、アボガド油、アルモンド油、マカデミアナッツ油、月見草油、オリーブ油、ゴマ油、サザンカ油、サフラワー油、大豆油、ツバキ油、トウモロコシ油、ミンク油、ナタネ油、パーシック油、ヒマシ油、ヒマワリ油、ホホバ油、綿実油、落花生油、カカオ脂、パーム油、パーム核油、モクロウ、ヤシ油、コメヌカ油、硬化ヒマシ油等の植物性油脂類、豚脂、牛脂、卵黄油、ミンク油、タートル油、鯨油、馬油等の動物性油脂類、流動パラフィン、ワセリン、パラフィン、オゾケライト、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、スクワラン、プリスタン等の炭化水素類、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ラノリンアルコール、2−ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノール等の高級脂肪族アルコール、コレステロール、フィトステロール等のステロール類、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、ラウリン酸、リノレン酸、リノール酸、オキシステアリン酸、ウンデシン酸、ラノリン脂肪酸等の脂肪酸、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット、イソプロピルミリスチン酸、イソプロピルパルミチン酸、イソプロピルステアリン酸、2エチルヘキサン酸グリセリール、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸オレイル、オレイン酸デシル、ミリスチン酸オクチルドデシル、グリセリルトリ2−エチルヘキサン酸エステル等のエステル類、鯨ロウ、カルナウバロウ、ミツロウ、ラノリン、液状ラノリン、還元ラノリン、キャンデリラロウ、ホホバ油等のロウ類、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサンおよびドデカメチルシクロヘキサシロキサン等の環状シロキサン等が挙げられる。
乳化剤(D)
本発明において使用する乳化剤(D)は、必須成分ではないが、必要に応じて用いることができる。乳化剤(D)としては、非イオン界面活性剤で通常、化粧料に使用されるものであれば、使用することができる。
ここで非イオン界面活性剤としては、脂肪酸モノグリセリド、プロピレングリコール脂肪酸エステル及びソルビタン脂肪酸エステル、高級アルコール酸化エチレン縮合物、脂肪酸酸化エチレン縮合物、ソルビタン脂肪酸エステルの酸化エチレン縮合物、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロック共重合物等が挙げられる。
本発明において使用する乳化剤(D)は、必須成分ではないが、必要に応じて用いることができる。乳化剤(D)としては、非イオン界面活性剤で通常、化粧料に使用されるものであれば、使用することができる。
ここで非イオン界面活性剤としては、脂肪酸モノグリセリド、プロピレングリコール脂肪酸エステル及びソルビタン脂肪酸エステル、高級アルコール酸化エチレン縮合物、脂肪酸酸化エチレン縮合物、ソルビタン脂肪酸エステルの酸化エチレン縮合物、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロック共重合物等が挙げられる。
本発明において、用いる乳化剤(D)の使用量は、組成物全体の15重量%以下である。15重量%を越えると、油中水型エマルジョンは形成されるが安定性がわるく水中油型エマルジョンに転化してしまい望ましくない。
水成分(C)
本発明の油中水型エマルジョン組成物において、水成分(C)は必須成分ではないが、必要に応じて用いることができる。
本発明の油中水型エマルジョン組成物において、水成分(C)は必須成分ではないが、必要に応じて用いることができる。
組成物全量基準での水分量は、50重量%以下、好ましくは25%以下の水を使用する。その配合割合が50重量%を越えると油性成分が少なくなりすぎ、油中水型エマルジョンを形成するのが困難となる。
本発明において乳化助剤は必須成分ではないが、必要に応じて用いることができる。
ここで、乳化助剤は、20℃で水に溶解する多価アルコールを用いる事が必要である。水に溶解しないと本発明の油中水型エマルジョン組成物を形成することが出来なく望ましくない。
ここで、乳化助剤は、20℃で水に溶解する多価アルコールを用いる事が必要である。水に溶解しないと本発明の油中水型エマルジョン組成物を形成することが出来なく望ましくない。
多価アルコールとしては、エチレングリコール、プロピレングリコール、トリエチレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,7−ヘプタンジオール、1,3−ブチレングリコール(1,3−ブタンジオール)、2−メチル−2,4−ペンタンジオール(ヘキシレングリコール)、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオール、2−メチル−2,4−ペンタンジオール、2,3−ブタンジオール、ピナコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、トリプロピレングリコール、トリペンタエリスリトール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、イソプレングリコール、2−ヒドロキシメチル−2−メチル−1,3−プロパンジオール(トリメチロールエタン)、2−エチル−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオール(トリメチロールプロパン)、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール(ネオペンネオペンチルグリコール)、1,2,6−トリヒドロキシヘキサン(1,2,6−ヘキサントリオール)、ポリエチレングリコール、ポリフロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、エリトリトール、L−キシルロース、D−アラビトール、リビトール、L−ソルボース、D−タガトール、D−フコース、D−フルクトース、ガラクチトール、D−グルシトール、D−マンニトール、2,3,4−トリヒドロキシブタナール(トレオース)、α−D−グルコピラノシル−α−D−グルコピラノシド(トレハロース)、ポリグリセリン、ソルビトール、マンノース等が挙げられる。
また、乳化助剤の配合割合は、組成物全量基準で、10重量%以下好ましくは7重量%以下の範囲である。その配合割合が10重量%を越えると油中水型エマルジョンから水中油型エマルジョンに転化し易くなり望ましくない。
本発明の油中水型エマルジョン組成物には、本発明の特徴を損なわない範囲で通常化粧料の配合剤として使用される成分、例えば、保湿剤、抗菌防腐剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、有機酸、ビタミン類、無機塩類、、香料、金属イオン封鎖剤、抗炎症剤、収斂剤、清涼化剤、鎮痒剤、顔料、ホルモン類などの薬剤を添加してもよい。
保湿剤としては、グリセリン、ポリグリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ソルビトール、DL−ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム等が挙げられる。
抗菌防腐剤としては、パラオキシ安息香酸アルキルエステル(エチルパラペン、ブチルパラペン等)、安息香酸、サリチル酸、ソルビン酸、石炭酸、デヒドロ酢酸及びその塩類、パラクロロメタクレゾール、ホウ酸、ヘキサクロロフェン、トリブロムサラン、イソプロピルメチルフェノール、オルトフェニルフェノール、塩化ベンザルコニウム、塩酸クロルヘキシジン、臭化アルキルイソキノリニウム、トリクロロカルバニリド、ハロカルバン、チラム、フェノキシエタノール、トリクロサン等があげられる。
酸化防止剤としては、トコフェノール、フィチン酸、ブチルヒドロキシトルエン等が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、オクチルシンナメート、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、パラアミノ安息香酸、ホモメチル−7N−アセチルアラントイラニレート、ブチルメトキシベンゾイルメタン、ジ−パラメトキシケイヒ酸−モノ−2−エチルヘキサン酸グリセリル、アミルサリシレート等が挙げられる。
有機酸としては、乳酸、酒石酸、リンゴ酸、クエン酸、グルタチオン、アルコサルコシン酸、ラウロイルコシンナトリウム等があげられる。
ビタミン類としては、ビタミンA及びその誘導体、ビタミンB6塩酸塩、ビタミンB6トリパルミテート、ビタミンB6ジオクタノエート、ビタミンB2及びその誘導体、ビタミンB12、ビタミンB15及びその誘導体等のビタミンB類、アスコルビン酸、アスコルビン酸硫酸エステル(塩)、アスコルビン酸リン酸エステル、アスコルビン酸ジパルミテート等のビタミンC類、α−トコフェロール、β−トコフェロール、Y−トコフェロール、ビタミンE−アセテート、ビタミンE−ニコチネート等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH類、パントテン酸、パントテチン等が挙げられる。
無機塩類としては、硫酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、硫酸カリウム、硝酸ナトリウム、硝酸アルミニウム、硝酸カリウム、硝酸マグネシウム、塩化マグネシウム、塩化カリウム、塩化ナトリウム、塩化アルミニウム等があげられ、油中水型エマルジョン組成物に配合するとエマルジョン組成物の安定性が向上し保存性がよくなる。
香料としては、バラ油、ジャスミン油、ラベンダー油、ペパーミント油、ゼラニウム油、シンナモン油、オレンジ油、ムスク油等の天然香料、リモネン、β−カリオフィレン、シス−3−ヘキセノール、リナロール、β−フェニルエチルアルコール、2,6−ノナジエナール、シトラール、α−ヘキシルシンナシックアルデヒド、β−イオノン、シクロペンタデカノン、リナリルアセテート、ベンジルベンゾエート、Y−ウンデカラクトン、オイゲノール、ローズオキサイド、インドール、フェニルアセトアルデヒド、オーランチオール、オイゲノール、ローズオキサイド、インドール、ゲラニオール、シトロネロール、タービネオール、サンタロール、リラール、リリアール、ダマスコン、メチルイオノン、アセチルセドレン、ムスコン、ベンジルアセテート、メチルジヒドロジャスモネート、メチルジャスモネート、ジャスミンラクトン、シクロペンタデカノリット等の合成香料が挙げられる。
金属イオン封鎖剤としては、エチレンジアミン四酢酸ナトリウム塩、リン酸、クエン酸、アスコルピン酸、コハク酸、グルコン酸、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム等が挙げられ、水中の金属イオンは、油性基剤の酸化による変色、異臭の原因となり、他の薬剤の作用を阻害し、また沈殿を生じさせるので、金属イオン封鎖剤によって水中の金属イオンを封鎖する。
抗炎症剤としては、β−グリチルレチン酸、アラントイン、アズレン、ε−アミノカプロン酸、ヒドロコーチゾン(V)、酢酸ヒドロコーチゾン、プレドニゾロン等があげられる。
収歛剤としては、酸化亜鉛、硫酸亜鉛、アラントインヒドロキシアルミニウム、塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム、スルホ石炭酸亜鉛、タンニン酸、クエン酸等が挙げられ、皮膚をひきしめ整える効果がある。
清涼化剤としては、メントール、カンフル等が挙げられる。
鎮痒剤としては、塩酸ジフェニルヒドラミン、マレイン酸クロルフェラミン、カンファー、メントール等が挙げられる。
顔料としては、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、グンジョウ、コンジョウ、酸化クロム等の無機顔料、タール色素、コチニール、カーサシン、β−カロチン等の有機顔料、酸化チタン、酸化亜鉛等の白色顔料、タルク、マイカ、セリサイト、カオリン、硫酸バリウム、無水ケイ酸、炭酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム等の体質顔料、雲母チタン、魚鱗箔、オキシ塩化ビスマス等のパール顔料、ナイロンパウダー、ポリエチレン末等の高分子粉末等が挙げられる。
油中水型エマルジョン組成物からなる本発明の竹酢液のクリーム状組成物は、下記の方法によって造ることができるが、本発明はこれらの方法によって限定されるものではない。
油性基剤(A)に必要に応じて乳化剤(D)を、室温(約20℃)で攪拌しながら添加し、更に温度を60〜85℃に上昇し、油性基剤(A)と乳化剤(D)の溶解物(E)をつくる。一方、竹酢液(B)を必要に応じて水(C)に常温で攪拌しながら添加し、更に温度を40〜70℃に上昇し、竹酢液(B)と水(C)の溶解物(F)をつくり、次いで温度を50〜70℃に下げた溶解物(E)に、溶解物(F)を攪拌しながら徐々に混合し、次いで、混合物の温度が室温(20℃)に下がったとき、激しく攪拌して油中水型エマルジョン組成物からなる本発明の竹酢液のクリーム状組成物が得られる。
油性基剤(A)に必要に応じて乳化剤(D)を、室温(約20℃)で攪拌しながら添加し、更に温度を60〜85℃に上昇し、油性基剤(A)と乳化剤(D)の溶解物(E)をつくる。一方、竹酢液(B)を必要に応じて水(C)に常温で攪拌しながら添加し、更に温度を40〜70℃に上昇し、竹酢液(B)と水(C)の溶解物(F)をつくり、次いで温度を50〜70℃に下げた溶解物(E)に、溶解物(F)を攪拌しながら徐々に混合し、次いで、混合物の温度が室温(20℃)に下がったとき、激しく攪拌して油中水型エマルジョン組成物からなる本発明の竹酢液のクリーム状組成物が得られる。
以下に、本発明について実施を挙げてさらに詳細に説明するが、本発明は、これらの実施例に特に限定されるものではない。
実施例1(竹酢液のクリーム状組成物の製造)
精製水9.0重量部に、竹酢液1.0重量部を常温で攪拌しながら添加し、その後、65℃に加熱し水相部の溶解物(F)を得た。油性基剤(A)に白色ワセリン20重量部と、乳化剤(D)にソルビタン酸パルミチン酸エステル6重量部を常温で攪拌しながら混合容器に添加し、その後、70℃に加熱しながら攪拌し均一にし油相部の溶解物(G)を得た。次いで、乳化機にて、上記油相部の溶解物(G)に、上記水相部の溶解物(F)を攪拌しながら添加し、その後、更に十分攪拌をおこない、乳化し、油中水型エマルジョンを得た。これを25℃まで冷却し、少し固めの竹酢液のクリーム状組成物を得た。
このクリーム状組成物は、容器を傾けても流れることなく、油分と水分の分離もなく乳化安定性はよく、肌に塗ったときにはよく伸びる。またこのクリーム状組成物は、竹酢液独特の強い臭気は殆ど感じられない。
このクリーム状組成物は、竹酢液の効能を発揮して水虫、アトピー性皮膚炎および痒み止め等のスキンクリームとして使用できる。
このクリーム状組成物は、容器を傾けても流れることなく、油分と水分の分離もなく乳化安定性はよく、肌に塗ったときにはよく伸びる。またこのクリーム状組成物は、竹酢液独特の強い臭気は殆ど感じられない。
このクリーム状組成物は、竹酢液の効能を発揮して水虫、アトピー性皮膚炎および痒み止め等のスキンクリームとして使用できる。
実施例2(竹酢液のクリーム状組成物の製造)
精製水9.0重量部に、竹酢液1.0重量部を常温で攪拌しながら添加し、その後、65℃に加熱し水相部の溶解物(F)を得た。油性基剤(A)に白色ワセリン10重量部と流動パラフィン10重量部の混合物と、乳化剤(D)にソルビタン酸パルミチン酸エステル4重量部とソルビタン酸パルミチン酸エステルのエチレンオキサイド付加物2重量部を常温で攪拌しながら混合容器に添加し、その後、70℃に加熱しながら攪拌し均一にし油相部の溶解物(H)を得た。次いで、乳化機にて、上記油相部の溶解物(H)に、水相部の溶解物(F)を攪拌しながら添加し、その後、更に十分攪拌をおこない、乳化し、油中水型エマルジョンを得た。これを25℃まで冷却し、柔らかめの竹酢液のクリーム状組成物を得た。
このクリーム状組成物は、容器を傾けても流れることなく、油分と水分の分離もなく乳化安定性はよく、肌に塗ったときにはよく伸びる。またこのクリーム状組成物は、竹酢液独特の強い臭気は殆ど感じられない。
このクリーム状組成物は、竹酢液の効能を発揮して水虫、アトピー性皮膚炎および痒み止め等のスキンクリームとして使用できる。
このクリーム状組成物は、容器を傾けても流れることなく、油分と水分の分離もなく乳化安定性はよく、肌に塗ったときにはよく伸びる。またこのクリーム状組成物は、竹酢液独特の強い臭気は殆ど感じられない。
このクリーム状組成物は、竹酢液の効能を発揮して水虫、アトピー性皮膚炎および痒み止め等のスキンクリームとして使用できる。
実施例3(竹酢液のクリーム状組成物の製造)
油性基剤(A)に馬油99.7重量部を用い、その油性基剤(A)に竹酢液0.3重量部を常温で攪拌しながら混合容器に添加し、その後、50℃に加熱しながら攪拌し均一にし、次いで、乳化機にて、十分攪拌をおこない、乳化し、油中水型エマルジョンを得た。これを25℃まで冷却し、柔らかい竹酢液のクリーム状組成物を得た。このクリーム状組成物は、容器を傾けても流れることなく、油分と水分の分離もなく乳化安定性はよく、肌に塗ったときにはよく伸びる。またこのクリーム状組成物は、竹酢液独特の強い臭気は殆ど感じられない。
このクリーム状組成物は、竹酢液と馬油の効能を発揮してアトピー性皮膚炎、皮膚の血行改善、しもやけ用等のスキンクリームとして使用できる。
このクリーム状組成物は、竹酢液と馬油の効能を発揮してアトピー性皮膚炎、皮膚の血行改善、しもやけ用等のスキンクリームとして使用できる。
本発明は、竹酢液を含有する油中水型エマルジョン組成物から竹酢液をクリーム状組成物とすることによって、竹酢液を持ち運びと皮膚への塗布を便利ならしめ、また竹酢液の独特の臭気を油性基剤内に閉じ込めることにより減らすことによって化粧料および医薬外品物としてより使いやすく使用できる。
Claims (3)
- 油性基剤(A)および竹酢液(B)、そして必要に応じて水(C)および乳化剤(D)を含有する油中水型エマルジョン組成物であることを特徴とする竹酢液のクリーム状組成物。
- 油性基剤(A)および竹酢液(B)、そして必要に応じて水(C)および乳化剤(D)としてソルビタンパルミチン酸エステルを含有する油中水型エマルジョン組成物であることを特徴とする竹酢液のクリーム状組成物。
- 油性基剤(A)として馬油および竹酢液(B)、そして必要に応じて水(C)を含有する油中水型エマルジョン組成物であることを特徴とする竹酢液のクリーム状組成物。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2004
- 2004-01-16 JP JP2004043637A patent/JP2005200393A/ja active Pending
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