JP2005200005A - 産業用車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】物体の積載位置を自由に選択することが可能な産業用車両を提供する。
【解決手段】産業用車両1は、前・後輪20f、20rが前後方に設けられる下部フレーム2、下部フレーム上側に回転可能に結合される上部フレーム3、操向ハンドル131が回転されることによって、前・後輪20f,20rを所定方向に回転させる操向装置、それぞれの車輪に装着されて車輪に加わる抵抗に従って、左側車輪と右側車輪とを差動的に駆動する差動駆動装置、ブーム長さ調整装置を包含するブーム組立体30及び、上部フレームと下部フレームとの間に設けられて上部フレームを下部フレームに対して回転させる上部フレーム旋回装置を含む。
【選択図】図2

Description

本発明は、産業用車両に関するものであって、さらに詳細には前・後輪を操向角の制限なしに同じ方向に操向する操向装置と、単純な構成からなる差動駆動装置とを備えて、車両進行方向を容易に転換させることができる。且つ、ブーム組立体に作業器水平調節装置及びブーム長さ調整装置が設けられ、車両に上部フレーム旋回装置が装着され、作業器先端の移動軌跡がほぼ垂直の直線経路に沿って移動されながらブーム長さが調整できるため、物体の積載位置を自由に選択することのできる産業用車両に関する。
一般に、産業用車両は、狭い空間で土砂のような粉状のものを運んだり、また、物体を高いところに積載させたりするために用いられる車両であって、スキッド・ステア・ローダ、フォークリフトトラックのような重装備車両のことをいう。
上述した産業用車両によると、車体フレームの下側前後方に前・後輪が設けられ、車体フレームの上側にバケット、フォークのような作業器が装着されるブーム組立体が設けられ、且つ、上記ブーム組立体が車体フレームに対して上下方向に移動されながら荷役作業を行う。
図1は、従来の産業用車両の作業状態の概略を示す図面である。
産業用車両11が、物体10を、最初場所Cから新しい積載場所Eに移動させるためには、場所Cから車両11の作業器12に物体10を積載した後、場所Dの方向に車両を進行させてから、次の場所Eに車両11を前進させて、物体10を降ろすといった作業手順を踏むことになる。従って、車両を前・後進させなければならないという不必要な操作を要することで、作業時間が増加されるという問題点を抱えていた。
また、従来産業用車両が物体の荷役作業を行う際には、車両の回転可能な空間を十分確保するべきであるが、各種産業現場及び倉庫などでは、車両の回転できる空間を充分確保させ難い場合が多い。図示されてように、場所Dに壁面13が形成されている時には、車両11が場所Dの方向に後進することができないため、物体10を移動させる作業を行うことが難しい。従って、狭い空間においても、作業を円滑に行うことが可能な産業用車両が切実に要求されてきた。
狭い空間においても、効果的に作業を行なうためには、産業用車両の操向装置に4輪操向方式を採択することもあり得るが、4輪操向方式は、前輪又は後輪のみを操向する2輪操向方式とは異なって、狭い空間においても車両の急激な回転が可能となるといった長所を有する。
4輪操向装置に関する技術として、韓国公開実用新案第1999-41376号と、第1998-45500号には、前輪と後輪とを反対方向に操向させる操向装置が開示されている。このように、従来の4輪操向装置によると、両側に車輪が装着されるフロント・リアアクスル(front・rear axles)が車体の前後方に設けられ、該フロント・リアアクスルから所定距離を離れて前・後輪操向シリンダが設けられ、且つ前・後輪操向シリンダの両側には、タイロッド及びナックルアームが連結されて、操向シリンダに油圧が供給されることによって、前・後輪が左・右に操向されることになる。
しかしながら、このような構成によっても、車輪の操向角が操向シリンダの移動距離に限定されて車両の進行方向を転換するためには、車両を前後進させ得る充分な回転空間を要するため、狭い空間では作業遂行が制限されるという問題点があった。
また、韓国登録特許第4310号には、各々の車輪が独立的な作動により任儀方向に360°回転可能に成されたため、狭い空間においても車両を容易に駐車させ得る技術が開示されている。車輪の上側には、二つのステッピングモータにより、各々駆動される二つのウォームギヤが設けられ、該ウォームギヤ等の間にウォームが結合されて、該ウォームは車輪の操向軸に固定されるために、それぞれの車輪が独立的に操向される。しかし、それぞれの車輪を操向させるためには、ステッピングモータ及びギア列などを必要とする複雑な構成を持つことになるので、コストアップを招く惧れがあった。
また、車両を効果的に運行するために、 従来産業用車両には左・右車輪を差動的に駆動する差動駆動装置が装着されるが、大半の差動駆動装置の構成は複雑であり、且つ、部品数や製造コストを増やすという問題点をもあった。
初期の産業用車両には、ブーム組立体のメインアームが、車体フレーム上の単一回転軸に回転可能に結合されて、上下方向に昇降運動を行うよう設けられたが、メインアーム前端部に装着される作業器先端の運動軌跡が弓状の曲線を描きながら働くという問題点が生じた。
即ち、ブーム組立体が上昇し始める初期の段階には、作業器先端が車体の前方向に前進し、それから、ブーム組立体が中間地点を通過した後には、作業器先端が後退し、且つ、ブーム組立体が最高地点までに上昇した際には、作業器先端までの長さであるリーチが減少するといった問題があった。
従って、産業用車両を用いてトラックなどに物体を荷役する時には、作業器の初期動作区間でトラックと作業器との衝突が起こらないように、車両をトラックから離した状態で操作しなければならず、物体を荷役する間には作業器がトラックの後端上部より充分高く位置するよう車両を所定距離前進させるなどの操作を行わなければならなかった。また、ブーム組立体が上昇する間、作業器が車体に対して所定距離前進するため、作業器に物体を積載した状態では、車両の重量中心が前方に集中してしまい、車両がひっくりかえる惧れも抱えていた。
上述した従来技術の問題点等を解決するための技術として、韓国公開特許第2001-63039号と、米国登録特許第5169278号などには、ブーム組立体が上昇する時、作業器先端の軌跡がほぼ垂直に直線経路に沿って移動されるようになされる産業用車両が開示されている。
このような技術によると、ブーム組立体が上昇し始める初期段階に作業器もほぼ垂直に上昇するため、物体が積載されるトラックなどの後端と作業器とが衝突されることを避けるために態々車両を後進させるなどの操作を行う必要がなくなり、ブーム組立体のリーチが車両の前後方向に大きく変動される現象も発生されない。
しかしながら、作業器が車体に対して垂直方向のみに移動されるため、物体がトラックやコンテナの奥に積載されるべき場合には、車両が、トラックやコンテナの内部にまで進入しかつ物体を荷役してから、再び後進しなければならないという煩雑さがあった。
従って、産業用車両のブーム組立体の長さが調節されて、物体を荷役する作業器の位置が前後自在に調節できる技術が切実に要求されてきた。
また、従来産業用車両には、ブーム組立体の昇降動作が行われる時、運転者が調整レバーを手動で操作しながら作業器の水平を保持しなければいけなかったため、メインアームと作業器の調整レバーとを同時に操作し得る熟練度や注意が求められ、時には、作業器を水平状態に保持させず、物体を落す場合もあった。これにより、作業能率が低下し、且つ、安全性による事故の危険性が恒に問われていた。
さらに、狭い場所で行われる作業の特性上、物体の元位置と積載しようとする位置との距離が非常に近い場合があり得るが、産業用車両を用いて物体を荷役する際には、作業器に物体を積んでから車両を後進・回転・再び前進といった操作を行い、車両の前方を、新しい積載場所に向かせなければならない。
狭い空間においても作業を行なうために、産業用車両は最小限の回転半径を持つように設計されたが、実際、小さい回転半径を持つ産業用車両の回転が許容されないほど窮屈な作業環境が多いため、車両全体を回転させず、作業器の方向のみを回転させることが可能な技術が切実に要求されてきた。
本発明は、上記問題等に鑑みなされたものであって、本発明の目的は、産業用車両に操向シリンダにより駆動される駆動チェーン及びスプロケットを備える操向装置を装着し、前・後輪が、操向角の制限なしに同じ方向に操向されて、車両進行方向を容易に転換させ得ることにある。
本発明の他の目的は、産業用車両のブーム組立体にブーム長さ調整装置を装着し、作業器先端がほぼ垂直の直線経路に沿って移動されかつブーム長さが調節されて、物体の積載位置を自由に選べ得ることにある。
本発明のまた他の目的は、産業用車両に、単純な構成からなされかつ左・右車輪を差動的に駆動させる差動駆動装置を装着し、左・右車輪の差動駆動機能が効果的になされるようにすることにある。
本発明のさらに他の目的は、産業用車両のブーム組立体に作業器水平調節装置を装着して、ブーム組立体が上昇又は下降される際に、作業器の水平が自動に調節されることで、作業能率と安全性とを向上させることにある。
本発明のさらに他の目的は、上部フレームを下部フレームに対して回転させる上部フレーム旋回装置を備え、車両全体を回転させなくても作業器の方向を回転させることができ、狭い作業環境にも好適する産業用車両を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明は、前・後輪を操向角の制限なしに同じ方向に操向する操向装置と、差動駆動装置と、作業器水平調節装置及びブーム長さ調整装置とが含まれるブーム組立体と、上部フレーム旋回装置とを、備える産業用車両を提供する。
本発明による産業用車両は、左・右側車輪からなる前・後輪が前後方の下側にそれぞれ設けられる下部フレームと、上部に操向ハンドルの装着された運転室が設けられ、上記下部フレームの上側に結合される上部フレームと、左・右入力ポットが形成され、両端に駆動チェーンが連結され、且つ上記左・右入力ポットに供給される圧油により上記駆動チェーンを左・右に移動させる操向シリンダと、上記駆動チェーンにより駆動される左・右スプロケットと、上部は上記左・右スプロケットに結合され、下部は上記左・右車輪と結合されて、動力を上記左・右車輪に伝達する左・右旋回軸を含む前・後輪操向ケースと、操向ポンプ及び油圧タンクと連結され、左・右出力ポットが形成されて、上記操向ハンドルの回転に従って、操向ポンプからの圧油を上記左・右出力ポットへ排出するロータリーバルブと、上記ロータリーバルブの左・右出力ポットと上記前・後輪操向ケースの左・右入力ポット、若しくは上記前・後輪操向ケースの左・右入力ポット相互間に連結される複数の流路を包含しなされる。
上記流路は、上記操向ケース内部に上記操向シリンダが上記左・右旋回軸に対し内側に設けられ、上記前・後輪操向ケースが相互対称をなすよう備わる時、上記前輪操向ケースの右側入力ポットと後輪操向ケースの左側入力ポットとを互いに連結する右側流路と、上記前輪操向ケースの左側入力ポットと後輪操向ケースの右側入力ポットとを互いに連結する左側流路と、からなる第1流路と、上記ロータリーバルブの右側出力ポットと、上記右側流路とを連結する第2流路と、上記ロータリーバルブの左側出力ポットと、上記左側流路とを連結する第3流路とを、包含しなされる。
上記流路は、上記操向ケース内部に上記操向シリンダが上記左・右旋回軸に対して内側に設けられ、上記前・後輪操向ケースが相互対称をなすよう備わる時、上記前輪操向ケースの一側入力ポットと、上記後輪操向ケースの一側入力ポットとを連結する第1流路と、上記ロータリーバルブの一側出力ポットと、上記前輪操向ケースの他側入力ポットとを連結する第2流路と、上記ロータリーバルブの他側出力ポットと、上記後輪操向ケースの他側入力ポットとを連結する第3流路とを、包含しなされる。
上記ロータリーバルブから、上記前・後輪操向ケースへの圧油流れを開閉する、少なくとも一つ以上のソレノイド弁をさらに包含しなされる。
上記それぞれの車輪に装着されて、車輪に加わる抵抗によって左側車輪と右側車輪とを差動的に駆動する駆動油圧モータを含む差動駆動装置をさらに包含しなされる。
上記差動駆動装置は、上記車輪の左・右に設けられる左・右側車輪と、上記駆動ポンプに並列に連結され、上記左・右側車輪を駆動する左・右駆動油圧モータと、内部に上記左・右側車輪と上記左・右駆動モータとを連結する減速ギア列が装着され、且つ、上記旋回軸と結合されるギアケースを包含し構成されて、上記左・右側車輪に加わる抵抗に従って駆動ポンプから上記左・右駆動油圧モータに配分される油量が変化し、左・右側車輪の駆動が差動的になされる。
上記上部フレームと下部フレームとの間に設けられ、上記上部フレームを下部フレームに対して回転させる上部フレーム旋回装置をさらに包含しなされる。
上記他の目的を達成するために、本発明は、左・右車輪からなる前・後輪が、前後方の下側にそれぞれ設けられる下部フレームと、上部に操向ハンドルの装着された運転室が設けられ、上記下部フレーム上側に回転可能に結合される上部フレームと、左・右入力ポットが形成され、両端に駆動チェーンが連結され、且つ上記左・右入力ポットに供給される圧油により上記駆動チェーンを左・右に移動させる操向シリンダと、上記駆動チェーンにより駆動される左・右スプロケットと、上部は上記左・右スプロケットに結合され、且つ、下部は上記左・右車輪と結合されて、動力を上記左・右車輪に伝達する左・右旋回軸を含む前・後輪操向ケースと、操向ポンプ及び油圧タンクと連結されて、左・右出力ポットが形成され、上記操向ハンドルの回転に伴って、操向ポンプからの圧油を上記左・右出力ポットへ排出するロータリーバルブと、上記ロータリーバルブの左・右出力ポットと上記前・後輪操向ケースの左・右入力ポット、若しくは上記前・後輪操向ケースの左・右入力ポット相互間に連結される複数の流路と、上記ロータリーバルブから上記後輪操向ケースへの圧油流れを開閉するソレノイド弁と、上記上部フレームと下部フレームとの間に設けられ、上記上部フレームを下部フレームに対して回転させる上部フレーム旋回装置と、上記旋回装置を中心に上記上部フレームが上記下部フレームに対して旋回し、上記上部フレームと下部フレームとが反対方向に整列された場合に、上記操向ハンドルを回転させると、上記車輪が、操向ハンドルの回転方向と一致されるよう上記ロータリーバルブと上記前輪操向ケースとの間に設けられ、上記ロータリーバルブの左・右出力ポットから上記前輪操向ケースの左・右入力ポットへ排出される圧油の方向を切換える方向切換弁をさらに包含しなされる。
上記流路は、上記操向ケース内部に、上記操向シリンダが上記左・右旋回軸に対して内側に設けられ、上記前・後輪操向ケースが相互対称をなすよう備わる時、上記前輪操向ケースの右側入力ポットと後輪操向ケースの左側入力ポットとを互いに連結する右側流路と、上記前輪操向ケースの左側入力ポットと後輪操向ケースの右側入力ポットとを互いに連結する左側流路とからなる第1流路と、上記ロータリーバルブの右側シリンダポットと上記右側流路とを連結する第2流路と、上記ロータリーバルブの左側シリンダポットと、上記左側流路とを連結する第3流路とを、包含しなされる。
上記他の目的を達成するために、本発明は、車体フレーム下側の前後方に前・後輪が装着され、上記車体フレームの上側には作業器などを包含するブーム組立体が設けられる産業用車両において、後端部が、上記上部フレーム後方に回動可能に固定される後方アームと、後端部が、上記後方アーム前端部に回動可能に固定される第1メインアームと、上記第1メインアーム前端部にスライド可能に結合され、前端部に作業器ブラケット、及び作業器が回転可能に固定される第2メインアームと、上記第1メインアームと第2メインアームとの間に設けられ、上記第2メインアームを第1メインアームに対して移動させるブーム長さ調整装置と、一端は、上記後方アームの前方から上記上部フレームに回動可能に固定され、他端は、上記第1メインアームの中間部に回転可能に固定されて、上記第1メインアームを回動させるよう伸縮される昇降アクチュエータと、一端は、上記上部フレームの前方に回動可能に固定され、他端は、上記第1メインアームに回動可能に固定される制御リンクと、一端は、上記第2メインアームに固定され、他端は、上記作業器ブラケットに回動可能に固定されて、上記作業器ブラケットを回転させる作業器アクチュエータを、包含しなされる。
上記ブーム組立体は、上記昇降アクチュエータが作動されることによって、上記作業器アクチュエータが作動されるよう流量を制御する制御弁からなる作業器水平調節装置をさらに包含しなされる。
上記ブーム長さ調整装置は、上記第1メインアームの前端部の内側に長手方向に形成されるチャンバと、上記第1メインアームの前端部外周縁に形成される第1フランジと、後端部は上記チャンバ内部に固定されて、前端部は上記第2メインアームの後端部に固定され、且つ、上記チャンバ内に設けられ、上記チャンバに挿入される上記第2メインアームを移動させる伸縮アクチュエータと、上記伸縮アクチュエータが縮小状態にある時、上記第1フランジと接するよう上記第2メインアームの外側に形成される第2フランジとを、包含しなされる。
以下、添付図面の望ましい実施形態に基づき、本発明による産業用車両の構成と、作用とを、さらに詳細に察してみる。
図2は、本発明の一実施形態による産業用車両の斜視図である。
本発明による産業用車両1の下部フレーム2の下側には、前後方に前・後輪20f、20rが装着され、且つ、上部フレーム3の上側には、操向ハンドル131の設けられた運転室3aが装着されて作業器31を含むブーム組立体30が設けられる。上記ブーム組立体30が、上部フレーム3に対して回転すると、上記作業器31も上部フレーム3に対して上下に昇降作動を行いかつ作業する。上部フレーム3は、下部フレーム2に対して回転可能に設けられ、ブーム組立体30の第2メインアーム33が第1メインアーム32に対して相対移動可能に設けられて、作業器31の位置を車両1の前方に伸長させ得る。
図3は、本発明の一実施形態による操向装置の概略を示した図面である。
前輪20fと後輪20rとは、それぞれの左・右側車輪21a、21b、22a、22bからなり、下部フレーム2の前後方の下側にそれぞれ設けられるが、操向装置100により、前輪20fと後輪20とが、操向角度の制限なしに同じ方向に回転されることになる。
操向装置100は、下部フレーム2の前後方に設けられ、それぞれ前・後輪20f、20rを操向する前・後輪操向ケース110、120と、上記前・後輪操向ケース110、120に圧油を供給するロータリーバルブ130と、上記ロータリーバルブ130、前輪操向ケース110及び後輪操向ケース120のそれぞれを連結する第1流路140、第2流路150及び第3流路160を包含しなされる。
前・後輪操向ケース110、120は、同一構成からなされ、前後方向に対称をなしかつ下部フレーム2の下側に設けられて、操向ケース110、120のそれぞれには、左・右側車輪21a、21b、22a、22bが連結され、 操向ケース110、120に圧油が供給されることによって、左・右車輪21a、21b、22a、22bが操向される。
図6は、図3の操向装置内に含まれる操向ケースの概略図、図7は、図6の操向装置の左回転時における操向ケースの作動状態図であり、図8は、図6の操向装置の右回転時における操向ケースの作動状態図である。
図示された操向ケースは後輪操向ケース120を表し、図3に示されたように前輪操向ケース110は後輪操向ケース120と同じ構成からなされ、且つ上記下部フレーム2に対し前後方に対称をなすよう設けられているために、ここでは後輪操向ケース120の構成のみを説明する。
操向ケース120は、ハウジング125内に設けられる操向シリンダ122と、駆動チェーン123と、左・右スプロケット124a、124bと、左・右旋回軸125a、125bとを、含む。左・右旋回軸125a、125bのそれぞれには、左・右側車輪22a、22bが連結され、上記操向シリンダ122が左・右に移動されると、左・右側車輪22a、22bが操向される。
上記操向ケース120の圧油チャンバ121には、左・右側入力ポット121a 、121bが形成され、上記圧油チャンバ121内に上記操向シリンダ122が左・右に移動可能に設けられる。上記操向シリンダ122の中間には、圧油チャンバ121の内部を左・右領域に分けるピストン122aが形成され、圧油チャンバ121の左・右側入力ポット121a、121bを介して入力される圧油の作用によりピストン122aが左・右に移動されることによって、操向シリンダ122が左・右に移動される。
上記操向シリンダ122の両端には駆動チェーン123が連結され、操向シリンダ122の両端から離隔されて左・右スプロケット124a、124bが設けられる。且つ、駆動チェーン123と、左・右スプロケット124a、124bとが噛み合っているため、駆動チェーン123により左・右スプロケット124a、124bが駆動されかつ回転運動をする。操向シリンダ122と駆動チェーン123との連結は、セットスクリュー122bを介在しなるため、セットスクリュー122bを回転させることによって、駆動チェーン123に作用する張力を調節することができる。
左・右スプロケット124a、124bそれぞれの中心には、左・右旋回軸125a、125bが結合される。該左・右旋回軸125a、125bの上端は、左・右スプロケット124a、124bの中心に固定され、下端は、後述するギアケース320と結合され、左・右スプロケット124a、124bと 左・右旋回軸125a、125bとが回転されることで、ギアケース320も一体に回転運動をする。
前述した構成によると、操向角の制限された従来操向装置とは異なって、車輪が左・右にそれぞれ90°まで操向され、且つ、180°の範囲内で操向可能となる特徴を持つ。
上記圧油チャンバ121の左・右側入力ポット121a、121bには圧油が供給されるべきであって、車両の所定位置に設けられるロータリーバルブ130が圧油を供給する役割を奏する。ロータリーバルブ130は、操向ハンドル131、操向ポンプ132、及び油圧タンク133と連結されて、操向ハンドル131が回転されることによって、操向ポンプ132からの圧油を左・右側出力ポット130a 、130bへ排出する。
ロータリーバルブ130と上記前・後輪操向ケース110、120との連結は、第1流路140、第2及び第3流路150、160によりなされる。第1流路140は、上記前輪操向ケース110と後輪操向ケース120とを連結し、第2及び第3流路150、160は、上記ロータリーバルブ130と上記前・後輪操向ケース110、120とを連結する。
上記第1流路140は、右側流路140bと左側流路140aとからなる。右側流路140bは、上記前輪操向ケース110の右側入力ポット111bと、 後輪操向ケース120の左側入力ポット121aとを連結し、左側流路140aは、上記前輪操向ケース110の左側入力ポット111aと後輪操向ケース120の右側入力ポット121bとを連結する。
上記第2流路150は、上記ロータリーバルブ130の右側シリンダポット130bと上記右側流路140bとを連結し、上記第3流路160は、上記ロータリーバルブ130の左側出力ポット130aと上記左側流路140aとを連結することによって、上記ロータリーバルブ130と上記前・後輪操向ケース110、120とが互いに連通されることになる。
上記第1流路140の左側流路140aと右側流路140bには、圧油の流れを遮断/連通させるソレノイド弁141a、141bが設けられる。ソレノイド弁141a、141bが圧油の流れを連通させると、上記ロータリーバルブ130からの圧油が前輪操向ケース110と後輪操向ケース120との両方に供給される。が、ソレノイド弁141a、141bが圧油を遮断すると、 上記ロータリーバルブ130からの圧油は前輪操向ケース110にのみ供給されて前輪20fだけが操向され、且つ、後輪20rは操向できなくなり、一般の前輪操向装置のように操向される。
一方、車両1が前・後進できないほど、狭い空間で作業を行なう時、前・後輪20f、20rを左・右にそれぞれ90°まで操向する場合においても、前輪20fと、後輪20rとを同時に操向することは、安全性を損なう惧れがあるために、前輪20fを、先ず、90°まで左・右に操向してから、後輪20rを順次に90°まで左・右に操向することが好ましい。
従って、上記後輪操向ケース120への圧油を遮断するソレノイド弁141a、141bを操向ハンドル131を操作して、前輪操向ケース110に圧油を供給した一定時点を経過した後に開放することが必要であり、このために前輪操向ケース110に圧油が供給されて、前輪20fが左・右に回転した後にソレノイド弁141a、141bを開放するリミットスイッチ(図示せず)がさらに設けられ得る。
以下では、前述した構成のようになされる操向装置100の作動を察してみる。先ず、一般道路で車両を走行させる場合には、上記ソレノイド弁141a、142bを作動させて、後輪操向ケース120への圧油供給を遮断することによって、前輪20fのみを操向できるようにしうる。また、一般道路で車両1を走行させながら狭い空間を通り抜ける際、前・後輪20f、20rを同時に操向しようとする場合にも、図4及び図5に示されたように、操向ハンドル131を左に回転させると、左側入力ポット111aを経由した圧油が前輪操向ケース110に供給されて、前輪20fを90°まで左に回転させる。次に、リミットスイッチ(図示せず)によりソレノイド弁141aを開放し、右側入力ポット121bを経由した圧油が後輪操向ケース120に供給されて後輪20rを90°まで左に回転させることによって、狭い空間を通り抜けることが可能となる。従って、車両1を走行し、回転させず、車両の進行方向を容易に転換することが可能であるため、狭い空間においても、作業を円滑に行うことができる。
図9は、図4のA−A線から見た駆動装置の正面図である。
差動駆動装置300は、下部フレーム2の左・右に設けられる左・右車輪22a、22bと、左・右駆動油圧モータ310a、310bと、ギアケース320とを含んでなされる。
ギアケース320は、その上部が、上記旋回軸125a、125bに連結されるが、旋回軸125a、125bの上端は、上記スプロケット124a、124bの中心に固定される。従って、スプロケット124a、124bが、上記駆動チェーン123により駆動されて回転されることによって、旋回軸125a、125b及びギアケース320が共に回転運動をする。また、ギアケース320内には、駆動油圧モータ310a、310b軸に結合される駆動ギア321と、これに噛み合いかつ車軸323に結合される従動ギア322と、からなる減速ギア列324が設けられる。上記駆動ギア321と従動ギア322とは、車軸の逆回転を防ぐために、ウォームとウォームギアとから構成され得る。
ギアケース320に装着される左・右駆動油圧モータ310a、310bは、左・右側車輪22a、22bを差動的に駆動する役割を奏する。左・右駆動油圧モータ310a、310bは、回転軸325がギアケース320の内側に位置するようギアケース320に固定されて、回転軸325には駆動ギア321が結合される。一端が、車輪22a、22bの中心と連結される車軸323は、他端がギアケース320内部に挿入されるよう設けられる。車軸323の他端に従動ギア322が、上記駆動ギア321と噛み合うよう設けられる。従って、駆動ポンプ340から圧油の供給を受けて、駆動油圧モータ310a、310bが回転すると、減速ギア列324を介して車軸323に駆動力が伝達されて、車輪22a、22bの駆動がなされる。
上述したように、左・右駆動油圧モータ310a、310bは、駆動ポンプ340と並列に連結されるため、左・右側車輪22a、22bに加わる抵抗が同一である場合には駆動ポンプ340から左・右駆動油圧モータ310a、310bそれぞれに供給される流量が同一であるため、左・右車輪22a、22bが同じ駆動力により駆動される。左・右車輪22a、22bに加わる抵抗力に差が生じる場合には、左・右駆動油圧モータ310a、310bに作用する負荷が異なるため、駆動ポンプ340から左・右駆動油圧モータ310a、310bそれぞれに供給される流量が異なって、左・右側車輪が相異した駆動力により差動的に駆動される。
図10は、本発明の他の実施形態による操向装置200の概略図である。
第1流路240が、上記前輪操向ケース110と後輪操向ケース120とを連結し、第2及び第3流路250、260が上記ロータリーバルブ130と、上記前・後輪操向ケース110、120とを連結することによって、第1、第2及び第3の流路240、250、260により、ロータリーバルブ130からの圧油が、前・後輪操向ケース110、120へ供給されるという点は、前述した一実施形態と同様であるため、その他の同一構成要素は、同じ符号を記して説明する。
しかし、第2流路250は、上記ロータリーバルブ130の右側シリンダポット130bと、上記前輪操向ケース110の右側入力ポット111bとを連結し、第1流路240は、前輪操向ケース110の左側入力ポット111aと、後輪操向ケース120の左側入力ポット121aとを連結し、第3流路260は、後輪操向ケース120の右側入力ポット121bと、ロータリーバルブ130の左側出力ポット130aとを連結する。このように、前輪操向ケース110と、後輪操向ケース120及びロータリーバルブ130が直列に連結されるため、ロータリーバルブ130からの圧油は前輪操行ケース110に入力され、 前輪操向ケース110からの圧油が再び後輪操向ケース120に入力されて、前・後輪操向ケース110、120それぞれの操向シリンダ112、122が作動されて、前・後輪20f、20rが操向されることになる。
車両を左側に回転させるために、操向ハンドル131を左側に回転すると、ロータリーバルブ130からの圧油が左側出力ポット130a及び第3流路260を通過し、後輪操向ケース120の右側入力ポット121bに供給されることによって、操向シリンダ122が右側に移動されて、後輪20rが左側に操向される。後輪操向ケース120の左側入力ポット121aからの圧油は、第1流路240及び前輪操向ケース110の左側入力ポット111aを介して、前輪操向ケース110に入力されて前輪操向ケース110の操向シリンダ112が右側に移動し、前輪20fが左側に操向される。
前・後輪操向ケース110,120の操向シリンダ112、122が、相互反対方向に移動し、前・後輪20f、20rが互いに同じ方向に操向されるため、車両を走行し、回転させずに、車両の進行方向を容易に転換させることとができ、狭い空間においても作業が円滑に行われる。
本実施形態では、前・後輪操向ケース110,120と、ロータリーバルブ130とが直列に連結されるため、上述したソレノイド弁を設けることができない。このため、前・後輪20f、20rが恒に連動し操向されるという特徴を持つ。
図11は、本発明の一実施形態によるブーム組立体を備える産業用車両の側面図、図12は、図11に示された産業用車両のブーム長さ調整装置が伸長された状態を図示し、図13は、本発明の一実施形態によるブーム組立体の作動状態図、図14は、本発明の一実施形態によるブーム組立体の斜視図である。
ブーム組立体30は、上部フレーム3に固定される後方アーム39、ブーム長さ調整装置40、第1メインアーム32、第2メインアーム33、昇降アクチュエータ34、制御リンク35、作業器アクチュエータ36及び作業器水平調節装置(図示せず)を包含しなされる。
後方アーム39は、固定ピン39aにより上部フレーム3の後方に回転可能に固定され、第1メインアーム32の後端部は、上記後方アーム39の前端部に固定ピン39bにより回転可能に固定される。第1メインアーム32の前端部には、第2メインアーム33がスライド可能に結合される。
第1メインアーム32と第2メインアーム33との間には、チャンバ41、第1フランジ42、第2フランジ43及び伸縮アクチュエータ44を包含しなされるブーム長さ調整装置40が設けられ、第2メインアーム33を第1メインアーム32に対して、前後方向にスライド運動させる。
第1メインアーム32の前端部内側には、長手方向にチャンバ41が形成され、且つ、前端部の外周縁には、第1フランジ42が形成される。また、第2メインアーム33の後端部が上記チャンバ41に挿入され、且つ、スライド可能に設けられる。
第1メインアーム32と第2メインアーム33との間には、第2メインアーム33を第1メインアーム32に対して移動させる伸縮アクチュエータ44が設けられる。 該伸縮アクチュエータ44の後端部は、前記チャンバ41の内部に固定され、前端部は前記第2メインアーム33の後端部に固定され、チャンバ41内に設けられる
前記第1メインアーム32前端部の外周縁には、第1フランジ42が形成され、上記伸縮アクチュエータ44が縮小状態にある時、上記第1フランジ42と接するよう上記第2メインアーム33の外側に第2フランジ43が形成される。第1フランジ42と第2フランジ43とは、第2メインアーム33が、第1メインアーム32に対して相対運動する時に、慣性により第2メインアーム33が後方に押されないよう停止位置を制限する役割を果す。
上述した構成からなるブーム長さ調整装置40により第2メインアーム33が前方に移動されると、図12に示されたように作業器先端までの長さが、XからX1までの分ほど増加されるため、ブーム組立体30の長さを自由に調整しかつ作業を行なうことができる。
昇降アクチュエータ34の一端は、固定ピン34aにより上部フレーム3に回転可能に固定され、他端は、上記第1メインアーム32の中間部に回転可能に固定される。昇降アクチュエータ34が上部フレーム3に対して固定される位置は、上記後方アーム39の固定位置より前方であるため、昇降アクチュエータ34は上記後方アーム39より前方に設けられ、長手方向に伸縮されながら、上記メインアーム32及び第2メインアーム33が回転されるよう駆動力を付与する役割を奏する。
制御リンク35の一端は、上記上部フレーム3の前方に固定ピン35 a により回転可能に固定され、他端は、上記第1メインアーム32に固定ピン35bにより回転可能に固定される。制御リンク35の長さは一定であるために、上部フレーム3に連結される固定ピン35aを中心とし、制御リンク35の他端部が円運動することによって、第1メインアーム32の回転運動を制御し、ブーム組立体30の作業器31先端の軌跡がほぼ直線を描きながら移動することになる役割を奏する。
第2メインアーム33の前端部には、作業器ブラケット31a及び作業器31が装着されるが、作業器ブラケット31aが第2メインアーム33の前端部に固定ピン33bにより回転可能に固定され、かつ作業器ブラケット31aの前方に作業器31が固定されて作業器ブラケット31a及び作業器31が、第2メインアーム33に対して、上下方向に回転可能に設けられる。
上記作業器アクチュエータ36は、その一端が、上記第2メインアーム33に固定され、他端は、上記作業器ブラケット31aに固定ピン36bにより回動可能に固定されて、上記作業器ブラケット31aを回動させる。
また、上記昇降アクチュエータ34が伸縮され、上記第1メインアーム32が回転されると、作業器水平調節装置(図示せず)が上記作業器アクチュエータ36を作動させて、上記作業器31の水平調節が自動になされる。運転者は、作業器水平調節装置(図示せず)の自動調節機能を解除し、作業器アクチュエータ36を調整するよう設けられる調節レバー(図示せず)を用いて手動で作業器31の水平を調節することもできる。
作業器水平調節装置(図示せず)は、上記昇降アクチュエータ34を作動させる流量の変化量に従って、作業器アクチュエータ36を作動させる流量を制御する制御弁(図示せず)を包含しなされる。上記制御弁(図示せず)は、前述したように、昇降アクチュエータ34の作動流量変化量により作業器アクチュエータ36の流量を制御するという方式以外にも、第1メインアーム32の傾斜角を測定し、測定された傾斜角に従って、作業器アクチュエータ36を制御したり、且つ、作業器31の自体傾斜角を測定し、測定された傾斜角に応じて作業器アクチュエータ36を制御するという、様々な方式を用いることができる。
図13に示されたように、ブーム組立体30が作動されて作業器31が上昇される間、作業器水平調節装置(図示せず)が作動されるために作業器31の先端は、地面からほぼ垂直をなす一直線の経路にそって移動されるので、作業器31内に積載されている物体が安定された状態で作業を行うことができる。従って、運転者が、作業器31と物体(図示せず)の積載されているトラック(図示せず)などとの衝突を避けるために車両を前進又は後進させるという操作を行わなくてもよい。
また、作業器31に物体を積載する作業を行う時、作業器31が上部フレーム3の下部に位置する状態で車両を前進させなければならなかった従来方式とは異なって、作業器31が下部位置にある状態でブーム長さ調整装置40を作動させて、車両から遠く離れた位置にある物体を作業器に積載する作業を容易に行うことができる。
また、作業器31から積載されている物体を降ろす場合の作動状態を察してみると、次のようである。ブーム組立体30が上昇された状態でブーム長さ調整装置40を作動させると、第2メインアーム33が、上記第1メインアーム32に対して相対移動することによって、作業器31が車両に対し前方に移動される。この状態で、昇降アクチュエータ34を作動し、ブーム組立体30を下降させると、車両の前方から遠く離れた位置にまで自由に物体を荷役することができて、コンテナ(図示せず)又はトラック(図示せず)の貨物室内へ車両を前進させて物体を荷役した後、再び車両を後進させるという不必要な作業を行う必要がない。
図15は、本発明の一実施形態による上部フレーム旋回装置の概略図、図16は、図15の要部拡大図、図17は、図16のB−B部分の断面図を表す。
上部フレーム3と下部フレーム2との間には、上部フレーム旋回装置400が設けられて、上記上部フレーム3を下部フレーム2に対して回転させる役割を奏する。
上部フレーム旋回装置400は、上部フレーム3に設けられるスウィングモータ401、支持リング403と、下部フレーム2に設けられるスウィングリング405を包含しなされる。
上部フレーム3の下側には、支持リング403が垂直に延長形成され、これに対応して、下部フレーム2の上側にはスウィングリング405が垂直に延長形成される。支持リング403とスウィングリング405とは、ベアリング404を介在し互いに結合されて、上部フレーム3が下部フレーム2に対して回転可能に結合される。また、上部フレーム3の上部にはスウィングモータ401が装着されるが、スウィングモータ401の軸部401aにスウィング駆動ギア402が軸設され、このスウィング駆動ギア402が上記スウィングリング405の内側に形成されるスウィングギア406と噛み合うよう設けられる。
スウィングモータ401が駆動されると、軸部401aに結合されたスウィング駆動ギア402が回転し、スウィングギア406の内周面に沿ってスウィング駆動ギア402が移動しながら支持リング403及び上部フレーム3が下部フレーム2に対して相対回転運動をする。
図18は、本発明の一実施形態による上部フレーム旋回時、操向装置の作動状態図であり、図19は、本発明の他の実施形態による上部フレーム非旋回時、操向装置の作動状態図であり、図20は、本発明のさらに他の実施形態による上部フレーム旋回時、操向装置の作動状態図である。
一方、上部フレーム3と下部フレーム2とが、車両1の前方に向けて整列された状態で走行或いは作業を行なう場合に、上記ソレノイド弁141a、141bが後輪操向ケース120に供給される圧油を遮断しているため、車両1の左回転時、走行ハンドル131を左側に回転させると、後輪の左・右側車輪22a、22bが固定されたまま、前輪の左・右側車輪21a、21bのみ左側に操向される。そして、車両1が運転者の意図に応じた方向に進行されることになる。
しかし、前記下部フレーム2は続いて車両1の前方に向けているが、上部フレーム3は下部フレーム2に対して、旋回装置400を中心とし回転し、車両1の後方に向けて走行或いは作業しようとする場合に、運転者を基準に左側に回転するために、走行ハンドル131を左側に回転させると、車両1が図18に示されたようにフォークリフトトラックの原理に基づき、反対方向である右側に進行することになる。 そのため、運転者にとってはよほど紛れることである。
従って、本発明によると、図19に示されたように、上記旋回装置400を中心に上記上部フレーム3が下部フレーム2に対し回転して、上部フレーム3と下部フレーム2とが反対方向に整列された場合に、上記操向ハンドル131を回転させると、上記車両1が操向ハンドル131の回転方向と一致されるよう進行するために、上記ロータリーバルブ130と上記前輪操向ケース110との間に方向切換弁130´がさらに設けられることになる。上記方向切換弁130´は、上記ロータリーバルブ130の左・右出力ポット(130a:A、130b:B)からそれぞれ上記前輪操向ケース110の左・右入力ポット(111a:A、111b:B)へ排出される圧油の方向を切換する機能を奏する。
図19に示されたように、上記下部フレーム2と上部フレーム3とが同一方向に整列された状態で左側に回転しようとする際、操向ハンドル131を左側に回転させると、ポンプPからの圧油が左側出力ポット(130a:A)に排出され、上記圧油は、そのまま、上記方向切換弁130´の左側シリンダポット(130a´:A)を経由し、前輪操向ケース110の左側入力ポット111aに供給され、且つ、操向シリンダ112を右側に移動させて前輪の左・右側車輪21a、21bが左側に操向される。
反対に、図19に示されたように、下部フレーム2と上部フレーム3とが反対方向に整列された状態で、左側に回転しようとする際、操向ハンドル131を左側に回転させると、ポンプPからの圧油が左側出力ポット(130a:A)に排出され、リミットバルブ(図示せず)により上記方向切換弁130´が切換わり、上記圧油は、 上記方向切換弁130´の右側シリンダポット(130b´:B)に排出されて、前輪操向ケース110の右側入力ポット111bに供給されて、操向シリンダ112を右側に移動させると、前輪の左・右側車輪21a、21bが右側に操向される。従って、運転者の意図に応じた方向に車両が進行される。
図21は、本発明の一実施形態による産業用車両が作業器に物体を積載する作動状態図、図22は、図21の産業用車両が物体を降ろすために回転する作動状態図を示す。
狭い所で行われる作業の特性上、物体の置かれている元の位置から積載しようとする場所までの距離が近い場合には、作業器31に物体を載せてから車両を後進、回転、再び前進させるという操作を行い、車両全体を回転させる必要なしに上記上部フレーム旋回装置400のみを作動させると、作業器31の方向だけを回転させて作業を容易に行うことができる。
本発明による産業用車両1が、物体10を場所Cから新しい積載場所Eに移動させるためには、場所Cで車両11の作業器12に物体10を積載した後、前・後輪20f、20rを場所E方向に走行させた後、上部フレーム3を場所 E方向に回転させると、車両1の進行方向と作業器31の方向とが場所E方向に容易に転換できる。この状態で、物体を降ろすことが可能となるのみならず、ブーム組立体30の長さを伸長させると、車両1の前方の適切な位置に物体10を降ろすことができる。従って、車両を前後進させるといった不必要な操作を伴わず、作業を行うことができ、狭い空間にでも物体を迅速に移動させ得る。
本発明による産業用車両1の作業器31には、図示されたようなフォークリフト用のフォーク以外にローダー用バケット、掘削機バケットなどの様々な作業器を装着し、その外、多様な作業を行なうことが可能であるが、この際にも、操向角の制限なしに車輪を自由に操向することができ、上部フレームが回転可能であり、且つ、ブーム組立体の長さが伸長されるなどの、多様な機能により優秀な起動性と、多目的産業用車両として優れた性能を発揮することができる。
効果
以上、説明したように、本発明の産業用車両によると、産業用車両に操向シリンダにより駆動される駆動チェーン及びスプロケットを備える操向装置を装着し、前・後輪が操向角の制限なしに同じ方向に操向されるため、狭い作業空間においても、車両進行方向が容易に転換されかつ左・右車輪の差動駆動が効果的になされる。
また、旋回装置を介して上部フレームに対して自由自在に回転し、方向切換弁をさらに備えることによって、上部フレームの180°旋回時にも操向ハンドルと車体の進行方向とが一致し、運転者の便宜を図ることが可能な効果を奏する。
さらに、産業用車両のブーム組立体にブーム長さ調整装置が装着されて、作業器先端が、ほぼ垂直の直線経路に沿って移動されかつブーム長さが調節され物体の積載位置を自由に選択することができ、ブーム組立体に作業器水平調節装置が装着されてブーム組立体が上昇又は下降される時に作業器の水平が自動的に調節されて、作業能率と安全性とを向上させる効果をも奏する。
従来の産業用車両の作業状態の概略を示した図面である。 本発明の一実施形態による産業用車両の斜視図である。 本発明の一実施形態による操向装置の概略図である。 前輪及び後輪が順次に左回転される作動状態図である。 図4に続く作動状態図である。 図3の操向装置内に含まれる操向ケースの概略図である。 図6における操向装置の左回転時、操向ケースの作動状態図である。 図6における操向装置の右回転時、操向ケースの作動状態図である。 図3のA−A線で見た駆動装置の正面図である。 本発明の他の実施形態による操向装置の概略図である。 本発明の一実施形態によるブーム組立体を備える産業用車両の側面図である。 図11に示された産業用車両のブーム長さ調整装置の作動状態図である。 本発明の一実施形態によるブーム組立体の作動状態図である。 本発明の一実施形態によるブーム組立体の斜視図である。 本発明の一実施形態による上部フレーム旋回装置の概略図である。 図15の要部拡大図である。 図16のB-B部分の断面図である。 本発明の一実施形態による上部フレーム旋回時、操向装置の作動状態図である。 本発明の他の一実施形態による上部フレーム非旋回時、操向装置の作動状態図である。 本発明のさらに他の一実施形態による上部フレーム旋回時、操向装置の作動状態図である。 本発明の一実施形態による産業用車両が作業器に物体を積載する作動状態図である。 図21の産業用車両が物体を降ろすために回転する作動状態図である。
符号の説明
1…産業用車両、2…下部フレーム、3…上部フレーム、3a…運転室、20f、20r…前・後輪、21a、21b、22a、22b…左・右側車輪、30…ブーム組立体、31a…作業器ブラケット、31…作業器、32…第1メインアーム、33…第2メインアーム、34…昇降アクチュエータ、35…制御リンク、36…作業器アクチュエータ、39…後方アーム、33b、34a、35a、35b、36b、39a、39b…固定ピン、40…ブーム長さ調整装置、41…チャンーバ、42…第1フランジ、43…第2フランジ、44…伸縮アクチュエータ、100…操向装置、110、120…前・後輪操向ケース、111a、121a…左側入力ポット、111b、121b…右側入力ポット、112、122…操向シリンダ、121…圧油チャンーバ、122a…ピストン、123…駆動チェーン、122b…セットスクリュー、124a、124b…左・右スプロケット、125…ハウジング、125a、125b…左・右旋回軸、130…ロータリーバルブ、130a、130b…左・右側出力ポット、131…操向ハンドル、132…操向ポンプ、133…油圧タンク、140…第1流路、140a…左側流路、140b…右側流路、141a、141b…ソレノイド弁、150…第2流路、160…第3流路、300…差動駆動装置、310a、310b…左・右駆動油圧モータ、320…ギアケース、321…駆動ギア、322…従動ギア、323…車軸、324…減速ギア列、325…回転軸、340…駆動ポンプ、400…上部フレーム旋回装置、401a…軸部、401…スウィングモータ、402…スウィング駆動ギア、403…支持リング、404…ベアリング、405…スウィングリング、406…スウィングギア。

Claims (13)

  1. 左・右側車輪からなる前・後輪が、前後方の下側にそれぞれ設けられる下部フレーム;
    上部に操向ハンドルの装着された運転室が設けられ、上記下部フレームの上側に結合される上部フレーム;
    左・右入力ポットが形成され、両端に駆動チェーンが連結され、且つ上記左・右入力ポットに供給される圧油により上記駆動チェーンを左右に移動させる操向シリンダと、
    上記駆動チェーンにより駆動される左・右スプロケットと、
    上部は上記左・右スプロケットに結合され、下部は上記左・右車輪に結合されて、動力を上記左・右車輪に伝達する左・右旋回軸を含む前・後輪操向ケース;
    操向ポンプ及び油圧タンクに連結されて、左・右出力ポットが形成され、且つ上記操向ハンドルの回転に従って、操向ポンプからの圧油を上記左・右出力ポットへ排出するロータリーバルブ;
    上記ロータリーバルブの左・右出力ポットと上記前・後輪操向ケースの左・右入力ポット、若しくは上記前・後輪操向ケースの左・右入力ポット相互間に連結される多数の流路を包含しなされることを特徴とする産業用車両。
  2. 上記流路は、
    上記操向ケース内部に上記操向シリンダが上記左・右旋回軸に対して内側に設けられて、上記前・後輪操向ケースが相互対称をなすよう備わる時、
    上記前輪操向ケースの右側入力ポットと後輪操向ケースの左側入力ポットとを互いに連結する右側流路と、上記前輪操向ケースの左側入力ポットと後輪操向ケースの右側入力ポットとを互いに連結する左側流路と、からなる第1流路;
    上記ロータリーバルブの右側出力ポットと、上記右側流路とを連結する第2流路;
    上記ロータリーバルブの左側出力ポットと、上記左側流路とを連結する第3流路を包含しなされることを特徴とする請求項1に記載の産業用車両。
  3. 上記流路は、
    上記操向ケース内部に上記操向シリンダが上記左・右旋回軸に対して内側に設けられ、上記前・後輪操向ケースが相互対称をなすよう備わる時、
    上記前輪操向ケースの一側入力ポットと、上記後輪操向ケースの一側入力ポットとを連結する第1流路;
    上記ロータリーバルブの一側出力ポットと、上記前輪操向ケースの他側入力ポットとを連結する第2流路;
    上記ロータリーバルブの他側出力ポットと、上記後輪操向ケースの他側入力ポットとを連結する第3流路を包含しなされることを特徴とする請求項1に記載の産業用車両。
  4. 上記ロータリーバルブから、上記前・後輪操向ケースへの圧油流れを開閉する、少なくとも一つ以上のソレノイド弁をさらに包含しなされることを 特徴とする請求項1又は2に記載の産業用車両。
  5. 上記前輪操向ケースに圧油が供給された後、順次に後輪操向ケースに圧油を供給するようソレノイド弁をスイッチングするリミットバルブをさらに包含しなされることを特徴とする請求項4に記載の産業用車両。
  6. 上記それぞれの車輪に装着されて、車輪に加わる抵抗に応じて左側車輪と右側車輪とを差動的に駆動させる駆動油圧モータを包含する差動駆動装置をさらに包含しなされることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の産業用車両。
  7. 上記差動駆動装置は、
    上記車輪の左・右に設けられる左・右側車輪と、
    上記駆動ポンプに並列に連結され、上記左・右側車輪を駆動する左・右駆動油圧モータと、
    内部に上記左・右側車輪と、上記左・右駆動モータとを連結する減速ギア列が装着され、且つ、上記旋回軸と結合されるギアケースを包含し構成されて、
    上記左・右側車輪に加わる抵抗によって、駆動ポンプから上記左・右駆動油圧モータに配分される油量が変化し、左・右側車輪の駆動が差動的になされることを特徴とする請求項6に記載の産業用車両。
  8. 上記上部フレームと下部フレームとの間に設けられて、上記上部フレームを下部フレームに対して回転させる上部フレーム旋回装置をさらに包含しなされることを特徴とする請求項1又は2に記載の産業用車両。
  9. 左・右側車輪からなる前・後輪が、前後方の下側にそれぞれ設けられる下部フレーム;
    上部に操向ハンドルの装着された運転室が設けられ、上記下部フレームの上側に結合される上部フレーム;
    左・右入力ポットが形成され、両端に駆動チェーンが連結され、且つ、上記左・右入力ポットに供給される圧油により上記駆動チェーンを左・右に移動させる操向シリンダと、
    上記駆動チェーンにより駆動される左・右スプロケットと、
    上部は上記左・右スプロケットに結合され、下部は上記左・右車輪に結合され、且つ、動力を上記左・右車輪に伝達する左・右旋回軸を含む前・後輪操向ケース;
    操向ポンプ及び油圧タンクに連結されて、左・右出力ポットが形成され、且つ、上記操向ハンドルの回転に従って、操向ポンプからの圧油を上記左・右出力ポットへ排出するロータリーバルブ;
    上記ロータリーバルブの左・右出力ポットと上記前・後輪操向ケースの左・右入力ポット、若しくは上記前・後輪操向ケースの左・右入力ポット相互間に連結される多数の流路;
    上記ロータリーバルブから上記後輪操向ケースへの圧油流れを開閉するソレノイド弁;
    上記上部フレームと下部フレームとの間に設けられて、上記上部フレームを下部フレームに対して回転させる上部フレーム旋回装置;
    上記旋回装置を中心に上記上部フレームが上記下部フレームに対して旋回し、上記上部フレームと下部フレームとが反対方向に整列された場合に、上記操向ハンドルを回転させると、上記車輪を操向ハンドルの回転方向と一致するよう動かせるために、上記ロータリーバルブと上記前輪操向ケースとの間に設けられ、且つ上記ロータリーバルブの左・右出力ポットから上記前輪操向ケースの左・右入力ポットへ排出される圧油の方向を切換える方向切換弁をさらに包含しなされることを特徴とする産業用車両。
  10. 上記流路は、
    上記操向ケース内部において、上記操向シリンダが上記左・右旋回軸に対して内側に設けられ、上記前・後輪操向ケースが相互対称をなすよう備わる時、
    上記前輪操向ケースの右側入力ポットと、後輪操向ケースの左側入力ポットとを互いに連結する右側流路と、上記前輪操向ケースの左側入力ポットと後輪操向ケースの右側入力ポットとを互いに連結する左側流路と、からなる第1流路;
    上記ロータリーバルブの右側出力ポットと、上記右側流路とを連結する第2流路;
    上記ロータリーバルブの左側出力ポットと、上記左側流路とを連結する第3流路を包含しなされることを特徴とする請求項9に記載の産業用車両。
  11. 車体フレーム下側の前後方に前・後輪が設けられ、且つ上記車体フレーム上側には作業器などを包含するブーム組立体が設けられる産業用車両において、
    後端部が、上記上部フレーム後方に回動可能に固定される後方アーム;
    後端部が、上記後部アーム前端部に回動可能に固定される第1メインアーム;
    上記第1メインアーム前端部にスライド可能に結合され、且つ、前端部に作業器ブラケット、及び作業器が回転可能に固定される第2メインアーム;
    上記第1メインアームと第2メインアームとの間に設けられて、上記第2メインアームを第1メインアームに対して移動させるブーム長さ調整装置;
    一端は、上記後方アーム前方で上記上部フレームに回動可能に固定され、他端は、上記第1メインアーム中間部に回転可能に固定されて、上記第1メインアームを回動させるよう伸縮される昇降アクチュエータ;
    一端は、上記上部フレーム前方に回動可能に固定され、他端は、上記第1メインアームに回動可能に固定される制御リンク;及び
    一端は、上記第2メインアームに固定され、他端は、上記作業器ブラケットに回動可能に固定されて、上記作業器ブラケットを回転させる作業器アクチュエータを包含しなされることを特徴とする作業用車両。
  12. 上記ブーム組立体は、
    上記昇降アクチュエータが作動されることによって、上記作業器アクチュエータが作動されるよう流量を制御する制御弁からなる作業器水平調節装置をさらに含むことを特徴とする請求項11記載の作業用車両。
  13. 上記ブーム長さ調整装置は、
    上記第1メインアームの前端部の内側に長手方向に形成されるチャンバ;
    上記第1メインアーム前端部の外周縁に形成される第1フランジ;
    後端部は上記チャンバ内部に固定され、前端部は上記第2メインアーム後端部に固定され、且つ、上記チャンバ内に設けられて、上記チャンバに挿入される上記第2メインアームを移動させる伸縮アクチュエータ;及び
    上記伸縮アクチュエータが縮小状態にある時、上記第1フランジと接するよう上記第2メインアーム外側に形成される第2フランジを包含しなされることを特徴とする請求項11又は12に記載の産業用車両。
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