JP2005199868A - 車両運転キーシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】運転免許証の運転許可機能を移管できる車両運転キーシステムを提案する。
【解決手段】運転免許証のデータをIDデータとして記憶するユーザ側ICカードと、メモリ103に予め記憶されている登録データをユーザ側ICカードのIDデータと照合することにより車両の運転を許可する信号を出力するCPU101と、を備え、CPU101からの運転許可信号が出力されているときにのみ車両の運転を可能とする。また、IDデータを読み取るICカードリーダ204と、ユーザ側ICカードが有する運転許可機能を制御するCPU201と、CPU101とCPU201間で電子データの送信を行うモデム10105、205を備える。CPU201において、入力端末206からユーザによる運転許可機能の移管の指示信号を認識したら、CPU101のメモリ103に駐車場管理者側ICカードのIDデータを登録データとして記憶する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ICカードを用いた車両運転キーシステムに関する。特に、キーを預けるタイプの駐車場を利用した場合における車両運転キーシステムに関する。
従来のICカードを用いた自動車用キーシステムとして、運転者などに関するデータを記録したICカードと、自動車側に設置したカードリーダにより、運転者を識別して、ドアロック解除以降の操作を可能とするものが知られている。運転免許証をこのICカードと一体化することで、運転免許証不携帯での運転などを防止している(例えば、特許文献1、参照。)。
また、免許証を必要な各種データが記憶されたICメモリを備えたICカードとして構成し、一方、操作する装置には、所定位置に挿入されたICカードに対してデータの読み書きを行うためのカードリード/ライト部や、本人識別情報を入力するためのキーボード部、指紋入力部、マイク等が設けられたものがある。運転免許証が所定位置に設置され、予め記憶された各種データや入力された本人識別情報等が所定の条件を満たす場合にのみ、エンジンの起動等を可能にしている。(例えば、特許文献2、参照)。
特開2003−120094号公報 特開平10−24583号公報
上記背景技術に示したように、従来は、ICカード化された運転免許証を自動車のキーとして活用しており、車両システムの起動から停止までは、車両に運転免許証(ICカード)を設置したままとしていた。
そのため、このようなシステムを導入した車両を、車両用キーを預ける駐車場に駐車する場合には、運転免許証を預けることになってしまい、ユーザ側として不便である。また、車両のみならず、運転免許証も一緒に盗難される可能性も否めない。
そこで、本発明は、上記問題を鑑みて、運転免許証が有する車両の運転許可機能を移管できる車両運転キーシステムを提案することを目的とする。
本発明は、運転免許証のデータをIDデータとして記憶している特定のICカードと、記憶装置に予め記憶されている登録データを前記特定のICカードのIDデータと照合することにより車両の運転を許可する信号を出力する運転許可判定部と、を備え、前記運転許可判定部からの運転許可信号が出力されているときにのみ車両の運転を可能とする車両の運転キーシステムにおいて、少なくとも二つのICカードに記憶されたIDデータを読み取るカードリーダと、前記特定のICカードが有する運転許可機能の、第二のICカードへの移管を制御する移管制御部と、前記運転許可判定部と移管制御部との間で電子データの送信を行う通信手段と、を備える。前記移管制御部において前記入力端末からユーザによる、前記特定のICカードの有する運転許可機能の移管の指示信号を認識したら、前記カードリーダにより読み取った前記特定のICカードおよび前記第二のICカードのIDデータを、前記移管制御部から前記通信手段を介して前記運転許可判定部に送信し、前記運転許可判定部の記憶装置に前記第二のICカードのIDデータを前記登録データとして記憶することにより、前記第二のICカードに基づく車両の運転を可能とする。
移管制御部において入力端末からユーザによる、特定のICカードの有する運転許可機能の移管の指示信号を認識したら、カードリーダにより読み取った特定のICカードおよび第二のICカードのIDデータを、移管制御部から通信手段を介して運転許可判定部に送信し、運転許可判定部の記憶装置に第二のICカードのIDデータを登録データとして記憶する。これにより、特定のICカードの運転許可機能を第二のICカードに移管することができ、特定のICカードを所持しない状態でも、第二のICカードに基づく車両の運転を可能とすることができる。
次に、本発明の実施の形態について、図を参照して具体的に説明する。駐車場管理者に車両用キーを預ける駐車場において、駐車期間に、ICカード化された運転免許証(以下、ユーザ側ICカード)の有する車両の運転許可機能を、駐車場管理者のICカード(以下駐車場管理者側ICカード)に移管する方法について説明する。
図1は、本発明のICカードによる自動車用キーシステムの構成を示すブロック図である。車両に搭載された車両システム100と、駐車場に設備されたPARK側システム200との間では、相互に電話回線を経由して各種情報を適用するものとする。
なお、ユーザ側ICカードは、ICチップからなるメモリを搭載しており、その構造は通常のICカードと同様とする。ユーザの運転免許証をICカード化し、表面に顔写真、住所、氏名、生年月日、交付月日、有効期限等を印刷しておく。ICカードのメモリには本人の運転免許証番号、氏名、生年月日、本籍・国籍、住所、運転免許の交付年月日、有効期限、免許の種類(運転可能排気量、対象車両等)等のデータを記憶しておく。また、自動車の走行距離のデータや交通違反のデータ等についても記憶可能に構成してもよい。
一方、駐車場管理者側ICカードとしては、ユーザ側と同様に運転免許証を用いても良いが、これに加えて駐車場を特定する情報等が記憶されていることが好ましい。または、駐車場管理者の運転免許証のデータを記憶した駐車場専用のICカードを用いても良い。
まず、車両に搭載された車両システム100の概略について説明する。
車両の走行を制御するCPU101を備える。また、ユーザが任意で所望する場所へとナビゲートするナビシステム102を備える。さらに、運転許可が出される運転免許証のIDデータを記憶する登録部103aと、その他のIDデータの情報を記憶する非登録部103bを備えたメモリ103を備える。また、車両には、例えば運転席正面に車載ディスプレイを備え、ナビシステム102を活用して設定されたコースを視覚的に認識できるようにする。
また、ICカードに記録されたデータを読み取るICカードリーダ104を備える。ここではICカードリーダ104を、運転席前部ディスプレイに設置する。ICカードリーダ104は、ICカードの挿入と離脱が可能な構成を有し、この中に挿入されたICカードに記憶された各種データを読み出してCPU101へ入力し、また、CPU101から出力された各種データをICカードに書き込むためのものである。さらに、エンジンやトランスミッションからなる駆動システム106と、電話回線を用いてPARK側システム200と通信する際に活用するモデム105を備える。
ユーザが車両を運転する際には、ICカードリーダ104にユーザ側ICカードを挿入する。ICカードリーダ104において読み込んだIDデータをCPU101に送信し、メモリ103の登録部103aに記憶されたIDデータと照合する。この照合が一致した場合にのみ、CPU101から車両の電源接続の信号が送信され、車両の運転が可能な状態となる。なお、ここでは認可されたICカードが車両のキーの役割を果たしているが、これに加えて指紋、声紋、暗証番号等を併用してもよい。ただし、後述するように駐車場管理者側ICカードを用いた運転が可能な状態では、これらの判定は省略されるものとする。運転期間中には、ICカードはICカードリーダ104に保持された状態が維持される。
次に、車両用キーを預ける駐車場に設備されたPARK側システム200の構成について説明する。
PARK側システム200では、車両システム100と連動することで、駐車契約期間に、ユーザ側ICカードが有する車両の運転を許可する機能を、駐車場管理者側ICカードに移管する手続を行う。なお、契約終了時に、再び駐車場管理者側ICカードからユーザ側ICカードへ、運転許可機能を移管するので、車両の送迎を行う駐車場に用いる場合には、送迎先で譲渡を行えるようにPARK側システム200を持ち運び可能に構成する。
ユーザとの駐車契約締結時、契約終了時および管理者による送迎時にPARK側システム200を制御するCPU201と、ユーザとの契約データを一括で記憶保存するメモリ203を備える。また、駐車契約時に、ユーザが、駐車期間、送迎の有無、送迎場所、送迎ルート、送迎時間、支払い方法等の契約内容と、暗証番号を入力する入力端末206と、送迎を依頼する場合のコースを設定するのに使用するナビシステム202を備える。また、契約時はユーザ側、駐車場管理者側それぞれのICカードを認識し、送迎前に駐車場管理者が駐車場外にて運転できるように設定する際には駐車場管理者側ICカードを認識するICカードリーダ204を備える。さらに、電話回線を用いて車両システム100と通信する際に活用するモデム205を備える。
次に、車両用キーを預ける駐車場における契約期間における流れを、図2に示したフローチャートを用いて説明する。
ステップS1において、ユーザが車両用キーを預かる駐車場へと入場する。ステップS2において、ユーザ側ICカードに応じて車両の運転が許可される機能を、駐車場管理車側ICカードに応じて車両の運転が許可される機能に変更する。この運転が許可される機能の変更方法を図3の示したフローチャートを用いて説明する。
ステップS21において、ユーザ側ICカードおよび駐車場管理者側ICカードをICカードリーダ204に挿入する。ステップS22において、ユーザが入力端末206より、駐車期間、送迎の有無、支払い方法などの契約情報について入力する。なお、送迎を依頼する場合には、送迎予定時刻を入力する。さらに、送迎依頼をする場合には、送迎ルートを設定して入力してもよい。
ステップS23において、ユーザが、入力した契約情報を確定した後、入力端末206から暗証番号を入力する。CPU201において、入力された暗証番号と、ユーザ側ICカードに記憶された暗証番号が一致することが確認されたら、各種情報をモデム205およびモデム105を介して、車両のCPU101に送信して、運転許可機能の移管の指示信号を出力する。車両のCPU101では、ユーザ側ICカードに記憶されたIDデータが、車両の登録部103aに記憶されたIDデータに一致するかを照合する。IDデータが一致した場合には、登録部103aに記憶されていたIDデータを、非登録部103bに記憶し、登録部103aには、駐車場管理者側ICカードに記憶されたIDデータのみを記憶する。これにより、車両のICカードリーダ104に、駐車場管理者側ICカードが挿入された場合に、車両の運転を許可する信号を出力するように制御する。
また、ステップS22において入力端末206から入力された契約情報がCPU201にて認識された後、モデム205を介して車両システム100側へと転送される。CPU101はモデム105を介して前記データを受信し、それらをメモリ103に記憶させることにより、車両に契約データを登録する。
次に、ステップS24において、駐車用の車速制限および運転範囲制限を適用する。ここでは、車速を10km/h以下に、また、運転範囲を駐車場敷地内に制限し、これをメモリ103に記憶する。これにより、駐車場敷地内を制限速度内で運転するように設定される。
次に、図2のステップS3において、車両を駐車する。このとき、ステップS24の制限により、駐車場敷地内を制限速度以内で走行するようにCPU101により駆動システム106が制御される。なお、車両契約中に、駐車場管理者に限らず車両を走行させた場合には、走行中におけるナビシステム102の情報および内蔵時計データをメモリ103に記憶させる。
ステップS4において、送迎の依頼があるか否かを判定し、送迎依頼がない場合には、ステップS6に進む。一方、送迎依頼があった場合には、ステップS5に進む。
ステップS5では、車両の送迎を行う。ここでは、例えば、ユーザから電話等により送迎の要請があったら、駐車場管理者が、契約時に既定した場所まで走行できるよう、送迎の制御を開始する。
まず、駐車場管理者側ICカードがICカードリーダ204に挿入された状態で、ユーザが電話にて暗証番号を入力する。これが、契約時の内容を記憶しているメモリ203の情報と一致するか否かをCPU201で判断し、一致する場合のみに、モデム205、105を介してCPU101に、送迎用の車速制限および運転範囲制限の情報が送信される。ここでは、車速制限を解除、または通常運転に設定する。また、運転範囲制限を、送迎ルートが記憶されている場合には送迎ルートに、送迎場所のみが設定されている場合にはナビシステム202により検出されたルートに設定する。このような車速制限や運転範囲制限の状態をメモリ103に記憶する。
これにより、駐車場管理者は、駐車場管理者側ICカードをICカードリーダ104に挿入して、車両を送迎場所まで走行させることができる。このとき、駆動システム106は、メモリ103に記憶された車速制限や運転範囲制限に従って、CPU101において制御される。
次に、ステップS6において、車両返却手続を行う。ユーザ側ICカードおよび駐車場管理者側ICカードを用いて、駐車場管理車側ICカードに移管した運転許可機能を、再度、ユーザ側ICカードに移管する。図4のフローチャートを用いて説明する。
ステップS61において、ユーザ側ICカードおよび駐車場管理者側ICカードをICカードリーダ204に挿入する。ステップS62において、ICカードが挿入されたことを認識したら、モデム105、205を経由してCPU101からメモリ103内に記憶していた契約期間中の車両走行データをPARK側システム200にダウンロードする。ユーザがダウンロードしたデータを、ナビシステム202を活用してディスプレイに表示する。
ステップS62において、契約中の車両の走行に問題がないことを確認できたら、ステップS63において、ユーザは入力端末206から暗証番号を入力する。暗証番号がユーザ側ICカードに記憶されているものと一致したら、ICカードリーダ204で読み込んだユーザ側ICカードおよび駐車場管理者側ICカードのIDデータを、モデム205、105を介してCPU101に送信する。ユーザ側ICカードのIDデータが非登録部103bに記憶されているデータに、駐車場管理者側ICカードのIDデータが登録部103aに記憶されているデータに一致したら、運転許可機能を再度変更する。登録部103aに記憶された駐車場管理者側ICカードのIDデータを消去し、非登録部103bに記憶されたユーザ側ICカードのIDデータを再び登録部103aに記憶する。これにより、駐車場管理者側ICカードに応じて運転許可が認可される機能から、ユーザ側ICカードに応じて運転許可が認可される機能へ変更することができる。
同時に駐車場借用契約が完了し、支払い手続へと進む。なお、運転免許証(ICカード)に、クレジットカードの代行もさせている場合などには、決済時処理が自動的に進むようにしてもよい。
ステップS64において、メモリ103内に記憶していた車速制限および運転範囲制限に関連する情報を解除する。なお、駐車前に車速制限や運転範囲制限が為されている場合には、その駐車前の状態に戻すように設定しても良い。
ステップS6において、駐車場管理者側ICカードによる運転許可が出力される機能を、ユーザ側ICカードに再移管したら、本フローを終了する。
このように、車両用キーを預けるタイプの駐車場においては、ユーザ側ICカードによる運転許可が出力される機能を、一時的に駐車場管理者側ICカードに移管することで、車両のキーとして使用するユーザ側ICカード、つまり運転免許証を駐車場管理者に預ける必要がなくなる。
次に、本実施形態の効果について説明する。
運転免許証のデータをIDデータとして記憶している特定のICカード(ユーザ側ICカード)と、メモリ103に予め記憶されている登録データを特定のICカードのIDデータと照合することにより車両の運転を許可する信号を出力するCPU101と、を備え、CPU101からの運転許可信号が出力されているときにのみ車両の運転を可能とする。このような車両の運転キーシステムにおいて、少なくとも二つのICカードに記憶されたIDデータを読み取るICカードリーダ204と、ユーザ側ICカードが有する運転許可機能の、第二のICカード(駐車場管理者側ICカード)への移管を制御するCPU201と、CPU101とCPU201との間で電子データの送信を行う通信手段(モデム10105、205)と、を備える。CPU201において入力端末206からユーザによる、特定のICカードの有する運転許可機能の移管の指示信号を認識したら、ICカードリーダ204により読み取った第二のICカードのIDデータを、CPU201から通信手段を介してCPU101に送信する。CPU101のメモリ103に駐車場管理者側ICカードのIDデータを登録データとして記憶する。これにより、駐車場管理者側ICカードに基づく車両の運転を可能とすることができ、特定のカードを所持しない状態でも、車両の運転を行うことができる。
ここで、第二のICカードとして、キーを預ける駐車場の管理者のICカードを用いることにより、キーを預ける駐車場において、駐車契約時にユーザが運転免許証である特有のICカードを預けることなく、車両を駐車することができる。このとき、ユーザ側ICカードのIDデータを、一時的に非登録データとして記憶しておくことで、ユーザ側ICカードを用いた運転が不可能となるので、無賃駐車を防止することができる。また、駐車場管理者側ICカード以外を用いた運転を許可しないので、盗難を防止することができる。
CPU201において入力端末206からユーザによる、ユーザ側ICカードの有する運転許可機能の移管の指示信号を認識したら、ICカードリーダ204により読み取ったユーザ側ICカードおよび駐車場管理者側ICカードのIDデータを、CPU201から通信手段を介してCPU101に送信する。CPU101において、ユーザ側ICカードのIDデータを登録データと照合することにより、ユーザ側ICカードが運転許可機能を有すると判断されたら、CPU101のメモリ103に駐車場管理者側ICカードのIDデータを登録データとして記憶する。これにより、運転許可機能の移管には、予め車両の運転が許可されるユーザ側ICカードが必要となるので、ユーザ側ICカードを持たないものによる駐車を禁止することができる。
また、ユーザ側ICカードには予め暗証番号を記憶し、CPU201で、入力端末206により入力された暗証番号と、ICカードリーダ204により読み取ったユーザ側ICカードの暗証番号と、が一致したら、車両の運転許可機能の移管の指示信号を認識したと判断する。これにより、ユーザ側ICカードの所有者本人により、運転許可機能の移管を指示することができる。
さらに、駐車場管理者側ICカードに基づく車両の運転が可能な期間には、CPU101において、車両の許容される走行範囲を駐車場内に限定する。これにより、駐車中に車両が盗難されたり、駐車場管理者が勝手に車両を使用するのを防止することができる。
このとき、CPU201において送迎の指示信号を認識したら、CPU101において車両の許容される走行範囲を、送迎場所までのルートに変更する。これにより、送迎サービス付の駐車場においても、本システムが適用可能となり、利便性が向上する。
また、駐車場管理者側ICカードに基づく車両の運転が可能な期間には、CPU101において、車両の許容される最大車速を所定値に限定する。基本的には、駐車場内での車両の入れ替えしか発生しないはずであり、駐車場管理者が駐車された車両の運転に不慣れな場合でも、速度制限があることで、車両の衝突などの事故発生可能性を抑制することができる。
このとき、CPU201において、送迎の指示信号を認識したら、CPU101において、車両の許容される最大車速の限定を解除する。これにより、送迎サービス付の駐車場においても、本システムが適用可能となり、利便性が向上する。
また、駐車場管理者側ICカードに基づく車両の運転が可能な期間には、車両の位置および時刻をCPU101のメモリ103に走行履歴として記憶しておく。契約終了時に走行履歴を確認することにより、駐車場管理者が勝手に車両を使用する可能性を抑制でき、ユーザ側のメリットを向上することができる。
再度、CPU201において入力端末206からユーザによる車両の運転許可機能の変更の指示信号を認識したら、ICカードリーダ204により読み取ったユーザ側ICカードおよび駐車場管理者側ICカードのIDデータを、CPU201から通信手段(モデム205、105)を介してCPU101運転許可判定部に送信する。CPU101のメモリ103において、駐車場管理者側ICカードのIDデータを消去し、移管以前に記憶していた登録データを、再度登録データとして記憶することにより、ユーザ側ICカードに基づく車両の運転を可能とする。これにより、契約終了後の駐車場管理者側ICカードによる運転を不可能にすることができる。
なお、ここでは契約時に車両システム100のメモリ103に送迎内容を記憶したが、送迎要請時に送迎内容に変化がある場合もある。そこで、車両システム100への送迎内容の送信は、送迎要請時に、電話等で送迎内容を送信し、暗証番号が入力された時点で、PARK側システム200のメモリ203からCPU201、モデム205を介して車両システム100側に送信されるように制御してもよい。
さらに、送迎予定時刻に替わって、契約時に送迎決定時刻を記憶させ、この時刻となったら、自動的に車速制限や走行範囲の設定を解除または契約時の送迎内容に設定してもよい。これにより、送迎前にユーザが連絡できない場合などにも、設定時間に送迎することができる。
このように、本発明は、上記発明を実施するための最良の形態に限定されるわけではなく、特許請求の範囲に記載の技術思想の範囲内で、様々な変更を為し得ることは言うまでもない。
本発明は、ICカードを用いた車両用キーシステムに適用することができる。特に、車両用キーを預ける駐車場に対応したシステムとして活用することができる。
本実施形態に用いる車両用キーシステムのブロック図である。 本実施形態に用いる車両用キーシステムのメインルーチンである。 運転許可機能を移管する際のサブルーチンである。 運転許可機能を再移管する際のサブルーチンである。
符号の説明
100 車両システム
101 CPU(運転許可判定部)
103 メモリ(記憶装置)
103a 登録部
103b 非登録部
104 ICカードリーダ
105 モデム(通信手段)
200 車両側システム
201 CPU(移管制御部)
204 ICカードリーダ
205 モデム(通信手段)
206 入力端末

Claims (10)

  1. 運転免許証のデータをIDデータとして記憶している特定のICカードと、
    記憶装置に予め記憶されている登録データを前記特定のICカードのIDデータと照合することにより車両の運転を許可する信号を出力する運転許可判定部と、を備え、
    前記運転許可判定部からの運転許可信号が出力されているときにのみ車両の運転を可能とする車両の運転キーシステムにおいて、
    少なくとも二つのICカードに記憶されたIDデータを読み取るカードリーダと、
    前記特定のICカードが有する運転許可機能の、第二のICカードへの移管を制御する移管制御部と、
    前記運転許可判定部と移管制御部との間で電子データの送信を行う通信手段と、を備え、
    前記移管制御部において前記入力端末からユーザによる、前記特定のICカードの有する運転許可機能の移管の指示信号を認識したら、
    前記カードリーダにより読み取った前記第二のICカードのIDデータを、前記移管制御部から前記通信手段を介して前記運転許可判定部に送信し、
    前記運転許可判定部の記憶装置に前記第二のICカードのIDデータを前記登録データとして記憶することにより、前記第二のICカードに基づく車両の運転を可能とすることを特徴とする車両の運転キーシステム。
  2. 前記移管制御部において前記入力端末からユーザによる、前記特定のICカードの有する運転許可機能の移管の指示信号を認識したら、
    前記カードリーダにより読み取った前記特定のICカードおよび前記第二のICカードのIDデータを、前記移管制御部から前記通信手段を介して前記運転許可判定部に送信し、
    前記運転許可判定部において、前記特定のICカードのIDデータを前記登録データと照合することにより、前記特定のICカードが運転許可機能を有すると判断されたら、
    前記運転許可判定部の記憶装置に前記第二のICカードのIDデータを前記登録データとして記憶することにより、前記第二のICカードに基づく車両の運転を可能とする請求項1に記載の車両運転キーシステム。
  3. 前記特定のICカードには予め暗証番号を記憶し、
    前記移管制御部で、前記入力端末により入力された暗証番号と、前記カードリーダにより読み取った前記特定のICカードの暗証番号と、が一致したら、前記車両の運転許可機能の移管の指示信号を認識したと判断する請求項1に記載の車両運転キーシステム。
  4. 前記第二のICカードとして、キーを預ける駐車場の管理者のICカードを用いる請求項1に記載の車両運転キーシステム。
  5. 前記第二のICカードに基づく車両の運転が可能な期間には、前記運転許可判定部において、車両の許容される走行範囲を前記駐車場内に限定する請求項4に記載の車両運転キーシステム。
  6. 前記移管制御部において、送迎の指示信号を認識したら、前記運転許可判定部において、車両の許容される走行範囲を送迎場所までのルートに変更する請求項5に記載の車両運転キーシステム。
  7. 前記第二のICカードに基づく車両の運転が可能な期間には、前記運転許可判定部において、車両の許容される最大車速を所定値に限定する請求項4に記載の車両運転キーシステム。
  8. 前記移管制御部において、送迎の指示信号を認識したら、前記運転許可判定部において、前記車両の許容される最大車速の限定を解除する請求項7に記載の車両運転キーシステム。
  9. 前記第二のICカードに基づく車両の運転が可能な期間には、車両の位置および時刻を前記運転許可判定の記憶装置に走行履歴として記憶しておく請求項1に記載の車両運転キーシステム。
  10. 再度、前記移管制御部において前記入力端末からユーザによる車両の運転許可機能の変更の指示信号を認識したら、
    前記カードリーダにより読み取った前記特定のICカードおよび前記第二のICカードのIDデータを、前記移管制御部から前記通信手段を介して前記運転許可判定部に送信し、
    前記運転許可判定部の記憶装置において、前記第二のICカードのIDデータを消去し、変更以前に記憶していた登録データを、再度登録データとして記憶することにより、前記特定のICカードに基づく車両の運転を可能とする請求項1に記載の車両運転キーシステム。
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