JP2005199706A - 非互着性ポリマーペレットの製造方法およびその装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】粘着性ポリマーを熱可塑性ポリマーで被覆した被覆ポリマーを、約30〜150℃の温度で加圧変形後、切断することを特徴とし、その装置が、例えば、被覆ポリマーを支持するアンビルロール5、被覆ポリマーを介してアンビルロールと接し、被覆ポリマーの切断部を変形させる表面に型押し刃を有する型押しロール6、および被覆ポリマーの進行方向に対して型押しロールの後方に位置し、被覆ポリマーを介してアンビルロールと接し、変形された被覆ポリマーを切断する表面に切断刃を有する切断ロール7からなることを特徴とする。
【選択図】 図2
Description
例えば、結晶性ポリオレフィンを鞘とし、熱可塑性エラストマーもしくはアモルファスポリオレフィンを芯とする芯鞘構造のストランドを切断して得られる芯鞘構造のポリマーペレットが知られている(特許文献1参照。)。
また、互着性ゴムのシートの両面に熱可塑性ポリマーフィルムを貼合し、切断してペレットにすることも知られている(特許文献2参照。)。
すなわち、本発明は、粘着性ポリマーを熱可塑性ポリマーで被覆した被覆ポリマーを、約30〜150℃の温度で、切断部を加圧変形後、切断することを特徴とする非互着性ポリマーペレットの製造方法である。
また、被覆ポリマーを搬送する送出しロール、被覆ポリマーを支持する架台、被覆ポリマーを変形および切断する切断刃を有する切断刃支持板、切断刃を被覆ポリマー側に向けて切断刃支持板を先端に保持し、切断刃支持板を上下させるプレス、成形したペレットを集める払い出し治具からなる非互着性ポリマーペレットの製造装置である。
更に、被覆ポリマーを搬送する送出しロール、被覆ポリマーを支持するアンビルロール、被覆ポリマーを介してアンビルロールと接し、被覆ポリマーの切断部を変形させる表面に型押し刃を有する型押しロール、被覆ポリマーの進行方向に対して型押しロールの後方に位置し、被覆ポリマーを介してアンビルロールと接し、変形された被覆ポリマーを切断する表面に切断刃を有する切断ロール、成形されたペレットを集めるペレットキャッチャーからなる非互着性ポリマーペレットの製造装置である。
更に、上記の製造方法によって得られる非互着性ポリマーペレット、およびこの非互着性ポリマーペレットを成形してなる成形体である。
とりわけポリマーをペレット状にして常温(23℃)で放置した場合、ペレット同士が互いに付着し、ペレットが凝集した塊状となる性質をもつ粘着ポリマーについて本発明の製造方法を適用することが有効である。
本発明における非互着性ポリマーペレットとは、ペレット状であっても上述のような互着性を殆ど有しないものをいう。
スチレン−エチレン−プロピレン−スチレンブロックコポリマー(SEPS)などが挙げられる。
さらに、上記フィルムは多層フィルムでもよい。多層フィルムは公知の共押出法またはラミネート法によって得ることができる。
前記の加熱ロールのサイズは特に制限はなく、ロール面長およびロール直径は任意に選択することができる。加熱ロール表面は、鏡面仕上げ、粗面仕上げのいずれでもよい。近接した加熱ロール表面間の距離は、成形しようとするシート厚みによって適宜調整することができる。
加熱ロールの加熱温度は、好ましくは約30℃〜150℃、より好ましくは約40℃〜120℃である。なお、単位時間当たりの成形量が多いと、加熱不足となる場合があるが、この場合は加熱ロールの直径を大きくとる、加熱ロール本数を3本以上に増やすなどの方法、あるいは互着性ポリマーを供給段階で予備加熱するなどの方法を採用すればよい。
またシート状の被覆ポリマーを作製する他の方法として、多層Tダイ押出機を用いて押出し成形する方法が挙げられる。こうして得られるシート状の被覆ポリマーの構成は、熱可塑性ポリマー/粘着性ポリマー/熱可塑性ポリマーである。多層Tダイから押出されたシート状被覆ポリマーは、冷却ロールに接触させたり冷却水等により表面を任意の温度まで冷却したのち、引取ロール等を用いて引取ることにより連続的に生産される。押出し成形して得られたシート状の被覆ポリマーは、一旦ロール状に巻き取った後、あるいは適当な長さに切断してシート形状とした後、後述する方法により切断して非互着性ポリマーペレットを製造することができる。また押出し成形しながら連続して、被覆ポリマーの温度が約30〜150℃となったところで切断部を加圧変形後切断し、非互着性ポリマーペレットを製造してもよい。押出し成形と連続して非互着性ポリマーペレットを製造する場合には、ダイから押出されたシート状の被覆ポリマーを一旦冷却した後、加熱ロール等で被覆ポリマーの温度を切断に適した温度に調整してもよい。
ストランドの断面形状は、円形、楕円形、角形等、特に限定されるものではない。
鞘を構成する熱可塑性ポリマーの厚みは、約200μm以下、好ましくは約100μm以下であり、ストランドの断面の大きさは、円形に換算して約2〜10mmφ、好ましくは約3〜8mmφである。
被覆ポリマーは、約30〜150℃の温度で、切断部を加圧変形後、切断することによってペレットを製造する。
被覆ポリマーの温度は、例えば、被覆ポリマーの製造時の温度を保持して、加熱ローラを通して加熱して、上下に設置した加熱器で加熱して、および/または切断部を加熱することによって、約30〜150℃にされる。
まず、切断刃によって切断部を徐々に加圧して、切断刃の先端を被覆ポリマーに押込む。これによって、表面の熱可塑性ポリマーのフィルムは延伸し、切断部の粘着性ポリマーは周辺に押出され、上下の熱可塑性ポリマーのフィルムは接近する。次いで、更に加圧することによって、最終的に被覆ポリマーを切断する。ポリマーの変形は、変形前の厚さの約10〜30%にするのが好ましい。
得られるペレットの断面は、ほぼ熱可塑性ポリマーのフィルムで覆われ、粘着性ポリマーの露出は僅かである。
送出しロール9および支持ロール11によって被覆ポリマーが変形、切断を行う架台4上に搬送される。被覆ポリマーは上下またはその一方に配置されたヒーター10によって変形、切断時の温度が約40℃〜150℃になるように加熱される。ヒーター10の代わりに、送出しロール9および/または支持ロール11を加熱機能を有する加熱ロールとすることもできる。被覆ポリマーが変形、切断位置に搬送されると、被覆ポリマー側に切断刃を備えた切断刃支持板2をプレス3で押し下げ、被覆ポリマーに連続して徐々に圧力を加えて十分に変形した後に切断するか、または2段階に圧力をかけて変形、切断を行う。プレスとしてはエアプレス、油圧プレス等が用いられる。切断後、切断刃支持板2は上げられ、成形されたペレットは払い出し治具12で架台上から払い出され、集められる。払い出し治具12は図1では、被覆ポリマーの後方に配置され、前面に押出すことによってペレットが前面に払い出され、集められる。送出しロール9、プレス3および払い出し治具の動作についてタイミングを合わせてシーケンスを組むことによって、連続的にペレットを製造することができる。
型押し刃としては切断刃に比べて先端が丸みを帯びているものを用いる。被覆ポリマーの種類にもよるが、先端が約0.2〜0.3mm幅のものが用いられる。なお、切断刃の先端の幅は0.05mm程度である。
図1と同様に加熱され、送出しロール9および支持ロール11によって被覆ポリマー1がアンビルロール5上に搬送される。被覆ポリマーを支持するアンビルロール5上には被覆ポリマー1を介してアンビルロール5と接する型押しロール6が配置されている。型押しロール6の表面には型押し刃が設けられており、これによって加圧して切断部を変形させる。被覆ポリマーの進行方向に対して型押しロール6の後方に切断ロール7が配置されている。切断ロール7の表面には切断刃が設けられており、これによって変形された切断部を切断する。成形されたペレットはコンベアからなるペレットキャッチャー8に落下し、集められる。
粘着性ポリマー露出指数(%)
=[(切断によって形成された表面における粘着性ポリマーの露出している部分の平均厚み(mm))/(総ペレット平均厚み(mm))]×100
無機微粉体または有機微粉体としては、例えば炭酸カルシウム、硫酸バリウム、シリカ、タルク、ステアリン酸カルシウムまたはポリオレフィンパウダーが挙げられる。これらを1種または2種以上用いることができる。これらの中でも特に、ステアリン酸カルシウムまたは、ポリオレフィンパウダーが好適である。ポリオレフィンパウダーとしては、平均粒径約500μm以下のものが好ましい。ポリオレフィンパウダーとしては、エチレン系ポリマー、プロピレン系ポリマーのパウダーが挙げられ、例えば低密度ポリエチレン微粒子(住友精化(株)製フローセンUF−40、平均粒径15〜22μm)、ポリプロピレン微粉(三洋化成(株)製ビスコール660P、平均粒径120μm)などが好適である。
本発明の物性測定は、以下の方法で行った。
(1)メルトフローレート(MFR)
JISK7210に従い、荷重21.18N、温度230℃の条件で測定を行った。
(2)DSC測定方法
示差走査熱量計(セイコー電子工業社製DSC220C:入力補償DSC)を用い以下の条件で測定した。
(i)試料約5mgを室温から30℃/分の昇温速度で200℃まで昇温し、昇温完了後、5分間保持した。
(ii)次いで、200℃から10℃/分の降温速度で−100℃まで降温し、降温完了後、5分間、保持した。
(iii)次いで、−100℃から10℃/分の昇温速度で200℃まで昇温した。この(iii)で観察されるピークが結晶融解ピークであり、ピーク面積が1J/g以上の融解ピークの有無を確認した。
(3)粘着性ポリマー露出指数(%)
ペレット側面(ペレットの厚み方向に対して直行方向)から光学顕微鏡を用いて切断によって形成された表面を観察し、粘着性ポリマーの露出している部分の平均厚み(mm)を求め、以下の式により算出した。
粘着性ポリマー露出指数(%)
=[(切断によって形成された表面における粘着性ポリマーの露出している部分の平均厚み(mm))/(総ペレット平均厚み(mm))]×100
(4)ペレットの互着性
ペレットを20kg単位で紙袋に封入し、5段程度に段積みするような実際の使用形態を想定し、その最下段にかかる圧力を算出して、次のような評価を行った。
断面積60cm2のビーカーにペレットを150g充填し、1.6kgの荷重をかけ、23℃に16時間保持し、その後、ペレットを取り出し、ペレットの互着の状態を観察した。なお、ペレットの互着の状態は次の基準によって表した。
A:互着は認められない。
B:やや互着が認められるが、容易にほぐせるレベルである。
C:互着して塊状になっている。
(1)被覆用フィルムの作製
被覆ポリマーとして結晶性プロピレン系ポリマーペレット(住友化学工業株式会社製 グレード名:FLX81K9、DSCによる結晶融解ピーク温度=147℃、MFR=7g/10分)を、田辺プラスチック機械(株)Tダイフィルム成形機の押出機に供給し、押出機温度220〜260℃、ダイ温度260℃、チルロールでの冷却温度30℃、引取速度20m/分で加工することにより、厚み30μmのフィルムを作製した。
粘着性ポリマーとして非晶性プロピレン系ポリマー(住友化学工業株式会社製 グレード名:タフセレンX1102、DSCでの結晶融解ピークは観察されず)を田辺プラスチック機械(株)製VS30単軸押出機(スクリュー径30mm)に供給し、押出温度250℃にてT型押出ダイス(幅350mm)からシートを連続押出した。次いで、ニンバリ(株)製引取ロール(型式:水平4連型バンク成形型)において、第一ロールと第二ロールの間に連続押出している前記シートを通し、さらに前記(1)で作製したフィルムを第一ロールおよび第二ロールを介し供給した。第一ロールと第二ロールでシート、フィルムを挟圧しながら引取ることにより、フィルム/シート/フィルムの3層からなるフィルム被覆シートを連続的に製造した。この際、各ロールの設定温度は25℃、ロール周速0.15m/分とした。得られたフィルム被覆シートの総厚みは3.6mmであった
前記(2)で得られたフィルム被覆シートを60℃に温度調節した加熱板上に保持し、被覆シートの表面温度が60℃になるまで加温した後、一片の刃の長さが10mmの二の字刃型の切断刃を保持したプレスで初期圧力3.0kg/cm2で圧力をかけ、切断時の圧力4.5kg/cm2をかけて、フィルム被覆シートの変形、切断を行った。次いで、一片の刃の長さが7mmの二の字刃型の切断刃を保持したプレスで、前記の切断方向と直行方向に初期圧力3.0kg/cm2で圧力をかけ、切断時の圧力4.5kg/cm2をかけてフィルム被覆シートの変形、切断を行った。得られたペレットは一辺の長さが約10mm×約7mm、厚みは3.6mmであった。得られたペレットの粘着性ポリマー露出指数、および互着性評価結果を表1に示した。
実施例1の(3)で、一片の刃の長さが10mmの二の字刃型の切断刃を保持したプレスで初期圧力2.0kg/cm2で圧力をかけ、切断時の圧力4.5kg/cm2をかけて、フィルム被覆シートの変形、切断を行った。次いで、一片の刃の長さが7mmの二の字刃型の切断刃を保持したプレスで、前記の切断方向と直行方向に初期圧力2.0kg/cm2で圧力をかけ、切断時の圧力4.5kg/cm2をかけてフィルム被覆シートの変形、切断を行った以外は、実施例1と同様にしてペレットを作製した。得られたペレットの粘着性ポリマー露出指数、および互着性評価結果を表1に示した。
実施例1の(3)で、一片の刃の長さが10mmの二の字刃型の切断刃を保持したプレスで初期圧力4.0kg/cm2で圧力をかけ、切断時の圧力4.5kg/cm2をかけて、フィルム被覆シートの変形、切断を行った。次いで、一片の刃の長さが7mmの二の字刃型の切断刃を保持したプレスで、前記の切断方向と直行方向に初期圧力4.0kg/cm2で圧力をかけ、切断時の圧力4.5kg/cm2をかけてフィルム被覆シートの変形、切断を行った以外は、実施例1と同様にしてペレットを作製した。得られたペレットの粘着性ポリマー露出指数、および互着性評価結果を表1に示した。
実施例1で、被覆シートの表面温度が40℃になるように調整した以外は、実施例1と同様にしてペレットを製造した。得られたペレットの粘着性ポリマー露出指数、および互着性評価結果を表1に示した。
実施例4で得られたペレット100重量部に対し、互着防止剤として三洋化成(株)製ポリプロピレン微粉(製品名:ビスコール660P)0.2重量部を打紛し互着性を評価した。評価結果を表1に示した。
(1)押出し成形によるフィルム被覆シートの作製
粘着性ポリマーを被覆する熱可塑性ポリマーとして結晶性プロピレン系ポリマーペレット(住友化学株式会社製 グレード名:S131、DSCによる結晶融解ピーク温度=133℃、MFR=1.5g/10分)を、粘着性ポリマーとして実施例1で用いた非晶性プロピレン系ポリマーを用いた。押出し成形には、T型押出ダイス(幅200mm)を装着した田辺プラスチック機械(株)製2種3層Tダイシート成形機を用いた。
粘着性ポリマーを単軸押出機(スクリュー径40mm、押出機温度230℃)に、熱可塑性ポリマーをVS30単軸押出機(スクリュー径30mm、押出機温度200℃)に供給してそれぞれ溶融混練し、250℃に設定したT型押出ダイスより、熱可塑性ポリマー/粘着性ポリマー/熱可塑性ポリマーの順に積層されたシート状の被覆ポリマーを押出した。ニンバリ(株)製引取ロール(型式:水平4連型バンク成形型)において、第一ロールと第二ロールの間に前記被覆ポリマーを通して引取ることにより、シート状の被覆ポリマーを連続的に製造した。この際、各ロールの設定温度は25℃、ロール周速1.5m/分とした。得られたフィルム被覆シートの総厚みは2.2mm、該フィルム被覆シート中の熱可塑性ポリマーシート厚みは一方が37μmであり、他方が40μmであった。
(2)非互着性ペレットの作製
フィルム被覆シートの表面温度が95℃になるように調整した以外は、実施例1と同様にしてペレットを製造した。得られたペレットの粘着性ポリマー露出指数、および互着性評価結果を表1に示した。
実施例1の(3)で、被覆シートの表面温度が23℃になるように調整した以外は、実施例1と同様にしてペレットを製造した。この場合、被覆シート下側の結晶性オレフィン系ポリマーフィルムがうまく切断できず、ペレット採取できなかった。
実施例1で、被覆シートの表面温度が23℃になるように調整し、一片の刃の長さが10mmの二の字刃型の切断刃を保持したプレスで初期圧力4.0kg/cm2で圧力をかけ、切断時の圧力4.5kg/cm2をかけて、フィルム被覆シートの変形、切断を行った。次いで、一片の刃の長さが7mmの二の字刃型の切断刃を保持したプレスで、前記の切断方向と直行方向に初期圧力4.0kg/cm2で圧力をかけ、切断時の圧力4.5kg/cm2をかけてフィルム被覆シートの変形、切断を行った以外は、実施例1と同様にしてペレットを作製した。得られたペレットの粘着性ポリマー露出指数、および互着性評価結果を表1に示した。得られたペレットの互着性評価結果を表1に示した。この場合、ペレット採取はできたが、粘着性ポリマー露出指数が大きいため互着性は悪化した。
2 切断刃支持板
3 プレス
4 架台
5 アンビルロール
6 型押しロール
7 切断ロール
8 ペレットキャッチャー
9 送出しロール
10 ヒーター
11 支持ロール
12 払い出し治具
Claims (12)
- 粘着性ポリマーを熱可塑性ポリマーで被覆した被覆ポリマーを、30〜150℃の温度で、切断部を加圧変形後、切断することを特徴とする非互着性ポリマーペレットの製造方法。
- 変形前の厚さの10〜30%に変形させる請求項1記載の非互着性ポリマーペレットの製造方法。
- 非互着性ポリマーペレットの切断によって形成された表面における粘着性ポリマーの露出割合が50%以下である請求項1記載の非互着性ポリマーペレットの製造方法。
- 被覆ポリマーが、粘着性ポリマーシートの上下を熱可塑性ポリマーシートで被覆したシート状ポリマーである請求項1記載の非互着性ポリマーペレットの製造方法。
- 被覆ポリマーが、粘着性ポリマーを芯とし、熱可塑性ポリマーを鞘とする芯鞘構造のポリマーである請求項1記載の非互着性ポリマーペレットの製造方法。
- 粘着性ポリマーが非晶性オレフィン系ポリマーで、熱可塑性ポリマーが結晶性オレフィン系ポリマーである非互着性ポリマーペレットの製造方法。
- 変形と切断を同一の刃で行う請求項1記載の非互着性ポリマーペレットの製造方法。
- 変形と切断を別の刃で行う請求項1記載の非互着性ポリマーペレットの製造方法。
- 被覆ポリマーを搬送する送出しロール、被覆ポリマーを支持する架台、被覆ポリマーを変形および切断する切断刃を有する切断刃支持板、切断刃を被覆ポリマー側に向けて切断刃支持板を先端に保持し、切断刃支持板を上下させるプレス、成形したペレットを集める払い出し治具からなる非互着性ポリマーペレットの製造装置。
- 被覆ポリマーを搬送する送出しロール、被覆ポリマーを支持するアンビルロール、被覆ポリマーを介してアンビルロールと接し、被覆ポリマーの切断部を変形させる表面に型押し刃を有する型押しロール、被覆ポリマーの進行方向に対して型押しロールの後方に位置し、被覆ポリマーを介してアンビルロールと接し、変形された被覆ポリマーを切断する表面に切断刃を有する切断ロール、成形されたペレットを集めるペレットキャッチャーからなる非互着性ポリマーペレットの製造装置。
- 請求項1〜8の何れかに記載の製造方法によって得られる非互着性ポリマーペレット。
- 請求項11記載の非互着性ポリマーペレットを成形してなる成形体。
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