JP2005199519A - 印刷方法および印刷物 - Google Patents

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JP2005199519A JP2004007256A JP2004007256A JP2005199519A JP 2005199519 A JP2005199519 A JP 2005199519A JP 2004007256 A JP2004007256 A JP 2004007256A JP 2004007256 A JP2004007256 A JP 2004007256A JP 2005199519 A JP2005199519 A JP 2005199519A
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Abstract

【課題】 画像印刷領域の周縁部に設けられた非画像印刷領域を画像印刷後に切り取るだけでなく、この非画像印刷領域を有効利用することのできるフォトプリンタ用紙の印刷方法および印刷物を提供すること。
【解決手段】 画像印刷領域2に画像を印刷した後、フォトプリンタ用紙1の印刷方向後端側の非画像印刷領域3aに、印刷画像およびプリンタ5の情報を文字情報として印刷する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、画像印刷領域と非画像印刷領域との境界に切取線が形成されたフォトプリンタ用紙の印刷方法および印刷物に係り、特に、非画像印刷領域を有効利用することのできるフォトプリンタ用紙の印刷方法および印刷物に関する。
従来から、フォトプリンタ用紙の種類として、中央を画像印刷領域とし、この画像印刷領域の周縁部に非画像印刷領域が設けられるとともに、前記画像印刷領域と前記非画像印刷領域との境界に切取線が形成されたものがある。
このようなフォトプリンタ用紙の一例としては、フォトプリンタ用紙本体としては、一般的な用紙、昇華印刷用の専用紙、プラスチックフィルムの表面にインク受像層を形成した媒体、表面に0.3〜10μmの微細な孔径の多数の微細孔を持つ多孔質層が形成された用紙、あるいは表面に感熱発色層が形成された媒体などの一般的なフォトプリンタ用紙が使用されている。
そして、前記フォトプリンタ用紙の印刷時の搬送方向(印刷方向)と直交する両側端部の内側には、それぞれ切れ目が前記両側端部に対して平行に形成されている。
前記各切れ目は、このフォトプリンタ用紙が使用されるラインサーマルプリンタのサーマルヘッドの発熱素子の配列方向の形成幅よりも内側に形成されている。つまり、フォトプリンタ用紙自体の幅は、ラインサーマルヘッドの発熱素子の配列方向の形成幅よりも若干広くなる。
また、前記各切れ目の上端部及び下端部の若干内側同士はそれぞれミシン目によって連結されており、これらのミシン目は前記各切れ目を過ぎて形成されている。
このような構成からなるフォトプリンタ用紙によれば、各切れ目の両端部を、2本のミシン目で連結しておくことにより、印刷後に各ミシン目から不要となる余白を切り離すことができ、各切れ目と各ミシン目とで形成される領域は、全面に印刷された状態であるので、いわゆる縁なし印刷が得られることになる(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−246107号公報
しかしながら、前述した従来のフォトプリンタ用紙においては、画像印刷領域の周縁部に設けられた非画像印刷領域は、画像印刷後切り取られ、破棄されるものであった。
そこで、本発明は、画像印刷領域の周縁部に設けられた非画像印刷領域を画像印刷後に切り取るだけでなく、この非画像印刷領域を有効利用することのできるフォトプリンタ用紙の印刷方法および印刷物を提供することを目的とするものである。
前述した目的を達成するため本発明に係るフォトプリンタ用紙の印刷方法の特徴は、画像印刷領域に画像を印刷した後、フォトプリンタ用紙の印刷方向後端側の非画像印刷領域に、印刷画像およびプリンタの情報を文字情報として印刷する点にある。
また、本発明に係る印刷物の特徴は、中央を画像印刷領域とし、この画像印刷領域の周縁部に非画像印刷領域が設けられ、前記画像印刷領域と前記非画像印刷領域との境界に切取線が形成されたフォトプリンタ用紙の前記画像印刷領域に画像が印刷された後、前記フォトプリンタ用紙の印刷方向後端側の非画像印刷領域に印刷画像およびプリンタの情報を文字情報として印刷した点にある。
本発明のフォトプリンタ用紙の印刷方法および印刷物によれば、フォトプリンタ用紙の印刷方向の後端側の非画像印刷領域に、例えば、デジタルカメラにより画像が撮影された日付や、ファイル名、あるいは使用プリンタのサーマルヘッドのクリーニング時期などの情報を文字情報として記載して使用者が様々な情報を容易に得ることができる。また、このような情報を表示するための表示装置を備えていないプリンタにおいても、使用者に有益な様々な情報を通知することができる。
以下、図面を用いて本発明のフォトプリンタ用紙の印刷方法について説明する。
図1は本発明のフォトプリンタ用紙の印刷方法に使用するフォトプリンタ用紙の正面図、図2は本発明のフォトプリンタ用紙の印刷方法に使用するサーマルプリンタの概略構成図、図3は本発明のフォトプリンタ用紙の印刷方法に使用するサーマルプリンタの要部断面図、図4は本発明のフォトプリント用紙の印刷方法より印刷された印刷物の一例である。
本発明のフォトプリンタ用紙の印刷方法に使用するフォトプリンタ用紙1は、図1に示すように、背景技術と同様に、一般的な用紙、昇華印刷用の専用紙、プラスチックフィルムの表面にインク受像層を形成した媒体、表面に0.3〜10μmの微細な孔径の多数の微細孔を持つ多孔質層が形成された用紙、あるいは表面に感熱発色層が形成された媒体などが使用される。なお、前記フォトプリンタ用紙1の中央の略四角形状の領域が画像が印刷される画像印刷領域2となり、この画像印刷領域2の周縁部が非画像印刷領域3となる。さらに、前記フォトプリンタ用紙1の印刷時の搬送方向(印刷方向、図1の左右方向)の両端に設けられた各非画像印刷領域3aは、前記フォトプリンタ用紙1の印刷方向と直交する方向の両端に設けられた各非画像印刷領域3bよりも大きく設けられている。
そして、前記フォトプリンタ用紙1には、印刷方向と直交する方向の前記画像印刷領域2と前記非画像印刷領域3との境界には、ミシン目あるいは切れ目からなる切取線4(4a,4b)が、前記フォトプリンタ用紙1の印刷方向の端部に達して形成されている。
また、前記フォトプリンタ用紙1の印刷方向の前記画像印刷領域2と前記非画像印刷領域3の境界には、ミシン目あるいは切れ目からなる切取線4(4c,4d)が、前記フォトプリンタ用紙1の印刷方向と直交する方向の端部に達して形成されている。
つぎに、本発明のフォトプリンタ用紙の印刷方法に使用するサーマルプリンタ5は、図2に示すように、それぞれケーブル19により接続されたスキャナ6あるいはデジタルカメラ7から入力された画像データのカラーバランス、色濃度調整、階調調整、電子変倍、シャープネス調整等が行なう画像処理部8と、前記デジタルカメラ7から入力された画像データの撮影された日付、ファイル名、番号等の画像情報を記憶する画像情報記憶部9と、前記サーマルプリンタ5により印刷された枚数および総印刷回数を記憶するプリンタ情報記憶部10と、前記画像処理部8に入力された画像データと、前記画像情報記憶部9と前記プリンタ情報記憶部10に記憶された情報からなる文字情報とを合成する画像合成部11と、前記画像合成部11により合成された合成データを印刷する印刷部12と、前記画像合成部11により合成された合成データにより前記印刷部12の制御を行なう制御装置13とから構成されている。
前記プリンタ情報記憶部10には、前記サーマルプリンタ5の印刷回数、つまり、後述するプリンタヘッド16の使用回数や、印刷物18の印刷枚数等が記憶され、プリンタヘッド16の使用回数を記憶して印刷することにより、プリンタヘッド16のクリーニング時期あるいは交換時期をある程度予測することができる。
前記印刷部12は、図3に略示するように、プリンタ(図示せず)内において搬送ローラ14と従動ローラ15とが対向して配設され、前記従動ローラ15は前記フォトプリンタ用紙1を挟持した際に前記搬送ローラ14側に一定の荷重が加えられるように配設されている。さらに、前記搬送ローラ14と前記従動ローラ15の前記フォトプリンタ用紙1の正搬送方向の上流側には、プリンタヘッド16とプラテンローラ17とが対向して配設されている。
そして、給紙ローラ(図示せず)により給紙された前記フォトプリンタ用紙1が前記プリンタヘッド16および前記プラテンローラ17間へ案内されるとともに、前記フォトプリンタ用紙1の先端部が前記搬送ローラ14と前記従動ローラ15との間に挟持され、前記搬送ローラ14をモータ(図示せず)により正回転駆動させて前記フォトプリンタ用紙1を正搬送しながら前記フォトプリンタ用紙1に対して印刷が行なわれるようになっている。
前記プリンタヘッド16には、前記制御装置13により所望の印刷情報に基づいて選択的に発熱される複数の発熱素子(図示せず)が前記フォトプリンタ用紙1の印刷方向に対して直交する方向に沿って整列配置されている。
前記制御装置13はCPU、ROM、RAM等から構成されており、前記画像合成部11により合成された合成データにより、前記プリンタヘッド16の各発熱素子の通電と前記搬送ローラ14の制御を行なう。
つぎに、このような構成からなる本発明のフォトプリント用紙の印刷方法の作用について説明する。
まず、サーマルプリンタ5の給紙トレイ(図示せず)にフォトプリンタ用紙1が給紙される。このとき、前記フォトプリンタ用紙1は、印刷方向における両端となる各非画像印刷領域3aのどちらを印刷方向の前方に向けて給紙されても使用が可能である。
つぎに、前記サーマルプリンタ5にケーブル19により接続したデジタルカメラ7から撮影された画像データおよび画像情報の入力を行なう。このとき、前記デジタルカメラ7により撮影された画像データは画像処理部8に入力され、前記画像データの撮影された日付、ファイル名、番号等の画像情報が画像情報記憶部9に入力される。
そして、前記画像処理部8においてカラーバランス、色濃度調整、階調調整、電子変倍、シャープネス調整等が行なわれた画像データと、前記画像情報記憶部9に記憶された画像情報からなる文字情報と、プリンタ情報記憶部10に記憶されたプリンタ情報からなる文字情報とが画像合成部11により合成データとして構成され、この合成データに基づき制御装置13が印刷部12の制御を行なう。
そして、前記印刷部12において、前記給紙トレイから給紙ローラにより搬送された前記フォトプリンタ用紙1の前端の非画像印刷領域3aが搬送ローラ14と従動ローラ15とに狭持され、プリンタヘッド16により前記フォトプリンタ用紙1の画像印刷領域2に対して画像の印刷が行なわれる。
そして、前記画像印刷領域2に画像の印刷が終了すると、前記フォトプリンタ用紙1の印刷方向の後端側の非画像印刷領域3aに対して、前記画像情報記憶部9に記憶された文字情報と前記プリンタ情報記憶部10に記憶されたプリンタ情報とが印刷され、印刷物18が形成される。
このような構成により印刷された前記印刷物18は、図4に示すように、画像印刷領域2に画像が印刷されるとともに、一方の非画像印刷領域3aに前記画像印刷領域2に印刷された画像の日付や、撮影したデジタルカメラ7のファイル名、プリンタ情報とが印刷され、前記非画像印刷領域3aに印刷された各文字情報により、画像およびプリンタの情報を表示する表示装置を備えていないプリンタを使用した場合にも使用者に各情報を通知することができ、印刷された画像の整理やサーマルプリンタ5の使用状況の確認を行なうことができる。
さらに、これらの文字情報が印刷された前記非画像印刷領域3aを含め、全ての非画像印刷領域3を各切取線4a乃至4dから切取ることにより、縁なしの画像印刷物を得ることができる。
なお、スキャナ6から画像データを入力した場合には、画像情報が入力されないため、印刷物18の非画像印刷領域3aにはプリンタ情報記憶部10に記憶された情報が印刷されることになる。
なお、本発明は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。例えば、サーマルプリンタ5をパーソナルコンピュータ等の入力装置と接続して使用する場合には、入力装置から非画像印刷領域3aに印刷したい情報を入力することも可能である。
また、本実施形態においては、フォトプリンタ用紙1の中央の略四角形状の領域を画像が印刷される画像印刷領域2とし、この画像印刷領域2の周縁部を非画像印刷領域3としているが、切取線4cおよび切取線4dの間が画像印刷領域2となる場合には、印刷方向に対して左右両端部にある切取線4aおよび切取線4bを形成しなくともよい。
本発明のフォトプリンタ用紙の印刷方法に使用するフォトプリンタ用紙の正面図 本発明のフォトプリンタ用紙の印刷方法に使用するサーマルプリンタの概略構成図 本発明のフォトプリンタ用紙の印刷方法に使用するサーマルプリンタの要部断面図 本発明のフォトプリント用紙の印刷方法より印刷された印刷物の一例
符号の説明
1 フォトプリンタ用紙
2 画像印刷領域
3 非画像印刷領域
4 切取線
5 サーマルプリンタ
6 スキャナ
7 デジタルカメラ
8 画像処理部
9 画像情報記憶部
10 プリンタ情報記憶部
11 画像合成部
12 印刷部
13 制御装置
14 搬送ローラ
15 従動ローラ
16 プリンタヘッド
17 プラテンローラ
18 印刷物
19 ケーブル

Claims (2)

  1. 中央を画像印刷領域とし、この画像印刷領域の周縁部に非画像印刷領域が設けられ、前記画像印刷領域と前記非画像印刷領域との境界に切取線が形成されたフォトプリンタ用紙の印刷方法であって、
    前記画像印刷領域に画像を印刷した後、前記フォトプリンタ用紙の印刷方向後端側の非画像印刷領域に、印刷画像およびプリンタの情報を文字情報として印刷することを特徴とするフォトプリンタ用紙の印刷方法。
  2. 中央を画像印刷領域とし、この画像印刷領域の周縁部に非画像印刷領域が設けられ、前記画像印刷領域と前記非画像印刷領域との境界に切取線が形成されたフォトプリンタ用紙の前記画像印刷領域に画像が印刷された後、前記フォトプリンタ用紙の印刷方向後端側の非画像印刷領域に印刷画像およびプリンタの情報を文字情報として印刷したことを特徴とする印刷物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010208209A (ja) * 2009-03-11 2010-09-24 Dainippon Printing Co Ltd 熱転写印刷方法

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