JP2005199486A - 情報付き用紙の複写制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 情報付き用紙に付加する画像データがある規格に沿った有償のものである場合、この用紙を無制限にコピーさせると不都合が生じることがある。
【解決手段】 原稿画像を読み取り、画像データから規定パターンを検出し、検出した規定パターンを画像データから消去し、消去した画像データを印刷出力する。さらに、消去後パターンを再合成行う手段も備える。
【選択図】 図10

Description

本発明は、特殊用紙を複写する際の画像処理技術に関する。特に、絶対位置情報を含むコードパターンが印刷されている用紙を自動検知した後の画像処理技術に関する。
従来、情報付き用紙と専用の情報読み取りデバイスを組み合わせた技術が知られている。例えば、WO0148591によれば、絶対座標をコード化したパターンが記録されている用紙上で、専用のペンをユーザが移動させると、1点または複数の絶対座標データ(x、y)が記録され、この記録情報がネットワークを介して中央装置で解析された結果、ユーザの筆跡情報が得られるシステムが提案されている。
一方、ある規定の画像情報が原稿に含まれている場合、それをコピーしようとしたときに行われる、コピー禁止処理、ユーザの制限処理、コピー履歴記録処理等の技術が知られている。特許第3333593号によれば、ある規定の画像情報を読み取った後、画像情報に含まれているユーザ識別情報、機密文書マーク等の管理情報を認識し、画像データからいったん削除し、改めて再合成したものを出力する複写機能が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特登録3333593
情報付き用紙に付加する画像データがある規格に沿った有償のものである場合、この用紙を無制限にコピーさせると不都合が生じることがある。また一般に用紙に特有の画像情報はその他の情報の視認性を低下させることが多く、ユーザがコピーする際、用紙に特有な情報は不要とされ、削除するのが望ましい場合がある。
一方、複写物を情報付き用紙として利用する場合、付加される画像データが微小なドットやごく薄い色のものであるため、通常のコピーでは情報の一部が欠落する恐れがある。
本発明は前記の課題を鑑みてなされたものであり、ある規定の情報を含む画像パターンのコピーを強制的に禁止する手段と、ユーザの指定に従って、規定の情報を含む画像パターンを消去した複写物または付加した複写物を生成するための手段を提供することを目的としている。
前記目的を達成するため、本発明は、画像処理システムにおいて、原稿画像を読み取り、デジタル画像データに変換する画像読み取り手段と、前記読み取り手段によって入力された画像データから規定パターンを検出する検出手段と、前記検出手段で検出した規定パターンを解析し、含まれている情報を記憶するための第1の記憶手段と、パターンの元データを記憶しておくための第2の記憶手段と、前記検出手段で検出された規定パターンを画像データから除去する除去手段と、前記第1の記憶手段に記憶している情報に従って、前記第2の記憶手段に記憶されているパターンの元データから一部のデータを読み出す読み出し手段と、前記読み出し手段で読み出したパターンデータと、前記除去手段によって規定パターンを除去した後の画像データとを合成した画像データを生成するための合成手段と、前記合成手段で生成された画像データを印刷出力する画像出力手段とを備えることを特徴としている。
また、本発明は、画像処理方法において、原稿画像を読み取り、デジタル画像データに変換する画像読み取り工程と、前記読み取り手段によって入力された画像データから規定パターンを検出する検出工程と、前記検出手段で検出した規定パターンを解析し、含まれている情報を記憶するための第1の記憶工程と、パターンの元データを記憶しておくための第2の記憶工程と、前記検出手段で検出された規定パターンを画像データから除去する除去工程と、前記第1の記憶手段に記憶している情報に従って、前記第2の記憶手段に記憶されているパターン元データから一部のデータを読み出す読み出し工程と、前記読み出し手段で読み出したパターンデータと、前記除去手段によって規定パターンを除去した後の画像データとを合成した画像データを生成するための合成工程と、前記合成手段で生成された画像データを印刷出力する画像出力工程とを備えることを特徴としている。
また、本発明は、画像処理システムを制御するためのコンピュータプログラムにおいて、検出した規定パターンを解析し含まれている情報を取得する解析工程のプログラムコードと、規定パターンを画像データから除去する除去工程のプログラムコードと、解析の結果に従って、パターン元データから一部のデータを読み出す工程のプログラムコードと、読み出したパターンデータを、規定パターンを除去した後の画像データに付加する工程のプログラムコードと、を備えることを特徴としている。
以上説明したように、本発明によれば、特殊な情報付き用紙をコピーする際、強制的に特殊な情報部分を消去した状態でコピー出力する手段を備えたため、有償の情報などを無制限にコピーすることを防止する効果がある。
また、情報付き用紙をコピーする際、ユーザがその情報を消去するか付加するかを指示し、それに従って処理する手段を備えたため、情報を消去した場合は、ユーザには不要な用紙特有の情報を消去でき、コピー出力物の視認性を高める効果があり、情報を付加した場合は、用紙上にあった情報を一度消去した後改めて情報を再合成するため、コピー出力物上の情報の品質が保証される効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係わる画像処理システムについて、構成要素毎に説明する。
<情報付き用紙>
本実施例を適用するのに好適な情報付き用紙の代表的な利用例を図1に示す。
この利用例は、情報付き用紙10、情報読み取りデバイス20、通信経路30、サーバユニット40、絶対座標コード元情報50、および端末60から構成されるシステムであり、ユーザが情報付き用紙10上をペン状の情報読み取りデバイス20でなぞると、その軌跡を端末60上で表示することができる。
情報付き用紙10には、紙面上に2次元の絶対座標をコード化したものが全面または必要箇所に印刷されている。この絶対座標を示すコードパターンは、非常に広大な面積に相当する絶対座標をコード化した絶対座標コード元情報50から規定の一部分を切り取って利用するものである。絶対座標コード区分51から55は利用者または用途別に区分けされた範囲の例を表している。絶対座標コードの印刷に使われるインクまたはトナーは、後述する情報読み取りデバイス20内のセンサに適応する反射率特性を持ったものである。
情報読み取りデバイス20は、先端に上記コードパターンを検知するための図示しないセンサと、通常のペンが備えられており、ユーザが紙面上に記入するのと全く同じ感覚で利用できるデバイスである。
ユーザが情報付き用紙10上で情報読み取りデバイス20を移動させると、1つ以上の座標点を含む情報として記録される。記録された情報は、有線または無線のネットワークである通信経路30を介して、サーバユニット40に対して自動的あるいは送信指示に従って伝達される。サーバユニット40に備えられているメモリ42には、絶対座標コード元情報50とその区分けに関する情報、受信した座標情報を元にCPU41が処理するためのソフトウェアが格納されている。CPU41はメモリ42に格納されている情報と情報読み取りデバイス20から受信した情報を利用してメモリ42に格納されているソフトウェアを実行する。このソフトウェアで、座標情報のセットとして受信した用紙上にユーザが描いた軌跡をビットマップ形式あるいはベクター形式等の画像情報として扱える形式に変換し、また必要に応じて従来から知られている文字認識処理によって文字コード列を生成する。その後、処理で得られた結果を指定されたファイル形式で端末60に送信、あるいはデータ列を端末60で実行可能な指定のアプリケーションに送信する。
一般に以上のように利用される情報付き用紙10をコピーするときの本発明に特有な処理を、この後説明するデジタル複合機で行う。
<デジタル複合機制御システム構成>
本実施例を適用するのに好適なデジタル複合機の制御システム構成を図2に示す。
コントローラユニット100は画像入力装置であるスキャナ200や画像出力装置であるプリンタ300と接続し、一方ではLAN500や電話回線600と接続することで、画像情報やデバイス情報の入出力を行うためのコントローラである。
CPU103はデジタル複合機全体を制御するコントローラとして機能する。
RAM107はCPU103が動作するためのシステムワークメモリであり、画像データを一時記憶するための画像メモリとしても利用される。
ROM108はブートROMとして利用され、デジタル複合機のブートプログラムが格納されている。
HDD109はハードディスクドライブで、システムソフトウェア、画像データ等を格納する。このHDD109には、ネットワーク(LAN500)に接続されているノードに関する画像出力速度、設置位置などの情報がアドレスごとに保存される場合もある。また、本発明に特有な、情報付き用紙に関するデータが記憶されている。特に、絶対座標コード元情報50に相当する情報またはその一部の情報51〜55と、情報付き用紙が原稿にされたときの検出ソフトウェア、情報付き用紙が原稿にされたと検出した後の処理ソフトウェアが記憶されている。
操作部I/F104は操作部400とのインターフェース部で、操作部400に表示する画像データを操作部400に対して出力する。また、操作部400からユーザが入力した情報をCPU103に伝える役割をする。
ネットワークI/F105はLAN500に接続し、情報の入出力を行う。MODEM106は公衆回線600に接続し、データ送受信を行うための変調復調処理を行う。
以上のデバイスがシステムバス101上に配置される。
イメージバスI/F110はシステムバス101と画像データを高速で転送するイメージバス102を接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。
イメージバス102は、PCIバスまたはIEEE1394などの高速バスで構成される。
イメージバス102上には以下のデバイスが配置される。ラスターイメージプロセッサ(RIP)111はPDLコードをビットマップイメージに展開する。デバイスI/F部112は、画像入出力デバイスであるスキャナ200やプリンタ300とコントローラ100を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。スキャナ画像処理部700は、入力画像データに対し補正、加工、編集を行う。プリンタ画像処理部800は、プリント出力画像データに対して、プリンタに合わせた補正、解像度変換等を行う。画像圧縮部115は、多値画像データはJPEG、2値画像データはJBIG、MMR、MHの圧縮伸張処理を行う。
<画像入力部(スキャナ)>
画像入力部であるスキャナの概観図を図3に示す。
画像入力デバイスであるスキャナ部200は、原稿となる紙上の画像を照明し、図示しないCCDラインセンサを走査することで、ラスターイメージデータとして電気信号に変換する。原稿用紙は原稿フィーダ201のトレイ202にセットし、ユーザが操作部400から読み取り起動指示することにより、コントローラCPU103がスキャナ200に指示を与え、フィーダ201は原稿用紙を一枚ずつフィードし原稿画像の読み取り動作を行う。
<画像出力部(プリンタ)>
画像出力部であるプリンタの概観図を図4に示す。
画像出力デバイスであるプリンタ部300はラスターイメージデータを用紙上の画像に変換する部分であり、その方式は感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式、微少ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に直接画像を印字するインクジェット方式等があるが、どの方式でも構わない。プリント動作の起動はコントローラCPU103からの指示によって開始する。プリンタ部300は、異なる用紙サイズまたは異なる用紙向きを選択できるように複数の給紙段を持ち、それに対応した用紙カセット302、303、304、305が装着される。また、排紙トレイ306は印字し終わった用紙を受けるものである。
<スキャナ画像処理部>
スキャナ画像処理部700の構成を図5に示す。
イメージバスI/Fコントローラ701は、イメージバス102と接続し、そのバスアクセスシーケンスを制御する働きと、スキャナ画像処理部700内の各デバイスの制御及びタイミングを発生させる。パターン検出前処理部702は、CPU103で実行される情報付き用紙検出プログラムに入力するための画像信号を生成する。この信号生成の詳細は後述する。像域分離処理部703は、入力画像から文字部を検出することにより、像域を判定し、その後の画像処理に利用する像域信号を生成する。テーブル処理部704は、読み取った輝度データである画像データを濃度データに変換するために、テーブル変換を行う。フィルタ処理部705は、エッジ強調などの目的に従ったデジタル空間フィルタでコンボリューション演算を行う。編集部706は、例えば入力画像データからマーカーペンで囲まれた閉領域を認識して、その閉領域内の画像データに対して、影つけ、網掛け、ネガポジ反転等の画像加工処理を行う。
処理が終了した画像データは、再び画像I/Fバスコントローラ701を介して、イメージバス102上に転送される。
<プリンタ画像処理部>
プリンタ画像処理部800の構成を図6に示す。
イメージバスI/Fコントローラ801は、イメージバス102と接続し、そのバスアクセスシーケンスを制御する働きと、プリンタ画像処理部800内の各デバイスの制御及びタイミングを発生させる。下地除去処理部802は、背景に薄い色がある原稿を読み取った画像データ等が送られてきた場合に背景色を除去する。色変換処理部803は、プリンタの出力特性にに合わせた色変換を行う。解像度変換部804は、LAN500あるいは電話回線600から受信した画像データを、プリンタ300の解像度に変換するための解像度変換を行う。スムージング処理部805は、解像度変換後の画像データのジャギー(斜め線等の白黒境界部に現れる画像のがさつき)を滑らかにする処理を行う。
<操作部>
図7に本実施例を適用するのに好適なデジタル複合機の操作部400を示す。液晶操作パネル401は液晶にタッチパネルを組み合わせたものであり、設定内容の表示、ソフトキーの表示等がなされるものである。スタートキー402はコピー動作等を開始指示するためのハードキーであり、内部に緑色および赤色のLEDが組み込まれており、スタート可能のときに緑色、スタート不可のときに赤色のLEDが点灯する。ストップキー403は動作を停止させるときに使用するハードキーである。ハードキー群404には、テンキー、クリアキー、リセットキー、ガイドキー、ユーザモードキーが設けられている。
図8は、液晶操作パネル401に通常のコピー画面が表示されている様子を示している。設定表示部411には、デジタル複合機の現在の動作状況、設定されている倍率、用紙、部数を表示する部分である。倍率ソフトキー群412には、複写時の倍率に関するソフトキーである等倍、拡大、縮小、ズームキーが設けられる。自動縮小レイアウトキー413は、本発明の機能を指定する場合に用いるキーである。ソータキー414は、出力用紙の処理方法を指定するときに使用する。両面キー415は、原稿または出力方法に、両面印刷が係る場合に使用する。用紙選択キー416は、出力用紙のサイズ、色、マテリアル等を指定するための画面に遷移するときに使用する。濃度指定キー群417は、読み取りまたは出力画像の濃度を調整し、設定内容を表示する部分である。応用モードキー418は、応用モード画面に移るときに使用する。
パターンONキー420およびパターンOFFキー419は、第2の実施形態に係る機能が有効なときに表示されるものであり、詳細は後述する。
<本発明に特有な絶対座標コードパターンの消去処理>
ユーザが通常のコピー操作を行う、すなわち、原稿をスキャナのフィーダトレイ202にセットし、操作部400上のスタートボタン402を押下すると行われる、本発明に特有な絶対座標コードパターンに関する処理を以下で説明する。
スキャナ200にて読み取られた画像に、絶対座標コードパターンが含まれているかどうかを判定し、含まれている場合はコードパターンを消去した画像データをプリンタ300に出力する。図9はこの処理手順を示したフローチャートである。
ステップs9−1はスキャナ画像処理部700内のパターン検出前処理702で行う処理を表しており、スキャナ200で読み取られた画像データからパターンの有無を判定するための画像データを生成する処理が行われる。その後の検出処理方法に合わせて、例えばエッジ強調処理、2値化等の処理がされ、この結果得られる画像データがステップs9−2での検出処理の入力データとなる。
ステップs9−2では、前ステップで得られた検出用画像データから、絶対座標コードパターンの有無を検出する。絶対座標コードパターンに特有の周期を持った微小ドットの集合を、従来知られているパターンマッチング法を応用して検出する。ただし、検出方法はこれに限らない。
検出処理の結果、絶対座標コードパターンが含まれているか否かをステップs9−3で判定し、もし含まれていなければこの処理は終了する。含まれている場合はステップs9−4に進む。
ステップs9−4では、規定のパターン消去処理が行われる。絶対座標コードパターンは、濃度が薄く微小なドットのみから構成されるよう印刷されていることを前提に、従来から複写機に搭載されている下地除去機能を適用する。下地除去機能は、画像全体の読み取りレベルから求めたのある一定のレベルを基準に、濃度が薄い画素は白に相当する画素値に変換する機能である。この機能を利用してパターン消去処理を行う場合、印刷されている絶対座標コードパターンの濃度とその上に重ねて印刷されているまたは手書きされた部分の濃度との差を予め規定以上になるよう制御しておけばよい。
またその他のパターン消去処理として、パターンマッチング法を利用することもある。絶対座標コードパターンは、微小なドットで構成されるため、ある範囲内で周囲の濃度または色と明らかに異なる孤立した微小な点を、周囲の濃度または色に置換する処理を行う。
以上のいずれかの方法でステップs9−4のパターン消去処理を実行し、一連の絶対座標コードパターン消去処理が終了する。
次に絶対座標コードパターンが取り除かれた画像データがプリンタ画像処理部800に送られ、前述の処理終了後、プリンタ300で出力する。
以上、第1の実施形態では、絶対座標コードパターンを含む原稿をコピーするとき、強制的に絶対座標コードパターンのみを消去して複写物を生成する手段を示した。これにより、有償の絶対座標コードパターンが無制限にコピーされることを防止できる。
(第2の実施形態)
ここでは、原稿に絶対座標コードパターンが含まれる場合に、パターンを消去するかパターンもコピーするかをユーザが選択できる例を説明する。
この例の場合、ユーザが処理内容を選択するための操作を行う必要がある。図8の液晶操作パネル401に表示される、パターンONキー420は、原稿に絶対座標コードパターンが含まれる場合、コードパターンも原稿通りにコピーすることを指示するキーである。パターンOFFキー419は原稿に絶対座標コードパターンが含まれる場合、コードパターンのみを消去することを指示するキーである。ユーザはコピー操作をするとき、これらのキーをONまたはOFFすることで処理内容を指定する。ただし、これらのキーが同時にONになることは無い。
図10はこの処理手順を示したフローチャートである。
ステップs10−1でパターンOFFキー41がONかOFFかを判定する。ONの場合はステップs10−8に進む。ステップs10−9では、第1の実施形態で記載した処理が行われる。OFFの場合はステップs10−2に進む。
ステップs10−2ではパターンONキー420がONかOFFかを判定する。OFFであれば、この一連の処理は終了する。ONの場合、ステップs10−3に進む。
ステップs10−3は、第1の実施形態で記載したステップs9−1と同様の処理であり、検出処理のための画像データを生成する。
ステップs10−4では、第1の実施形態で記載したステップs9−2と同様に絶対座標コードパターンの有無をパターンマッチング法により判定する。その結果、ステップs10−5でパターン無しの場合は一連の処理を終了し、パターンがある場合はステップs10−6に進む。
ステップs10−6では、絶対座標情報の取得を行う。パターンの成分である微小ドットの、画像データ内での相対位置を記憶し、記憶した複数の微少ドットの位置情報と絶対座標コード元情報50とから、原稿に含まれている絶対座標情報を取得し、パターン付加位置ごとの範囲を決定する。同時にステップs10−8で付加すべきパターン情報をRAM107に記憶しておいても良い。
ステップs10−7は、第1の実施形態で記載したステップs9−4と同様の処理で、画像データ内の絶対座標コードパターンを消去する。
ステップs10−8では、前ステップでパターンを消された画像データに改めてパターンを付加する処理を行う。ステップs10−6で記憶したパターン情報を直接付加する方法のほか、ステップs10−6で得た絶対座標情報を元に絶対座標コード元情報50から付加すべきパターンを読み出しても良い。
以上が、ユーザの指定に従って、原稿をコピーするとき、絶対座標コードパターンを消去する、または消去後改めてコードパターンを付加して出力するための手順である。ここでは、付加するパターンは原稿と同じ範囲のものを前提に説明したが、用途によって、原稿に含まれる絶対座標位置とは異なる範囲に相当するパターンを付加しても良い。
この機能を利用した場合、絶対座標コードパターンを含む原稿をコピーするとき、パターンのみを消して、その他の原稿上の文字、図形等の画像の視認性を高める機能をユーザが任意に選択できる。さらに、ユーザの選択により、絶対座標コードパターンも含んだ複写物を求められた場合、読み取り画像データから一度パターンを消去した後、サーバから読み出したパターンを付加して出力するため、複写物上のパターンの品質が保証され、情報付き用紙として利用可能なものとなる。
(第3の実施形態)
ここでは、第2の実施形態で、絶対座標コードパターンを付加する場合、ユーザがパターン印字に関する設定を行う機能を持つ形態について説明する。
図11は、本実施形態の機能を実現するための操作パネル表示例である。この絶対座標コードパターン印字設定画面900では、パターン部分の印字色またはトナーを選択することができる。ボタン911および921はどちらか一方のみONにすることができ、ONになっているサブ画面がアクティブになる。
色選択サブ画面910はボタン911がONになっている場合に有効であり、絶対座標コードパターンの印字色を選択する画面である。ボタン912から915は選択可能な印字色を示しており、ユーザはこの中から1つ選択する。その状態でOKボタン901を押下すると、パターンは選択されていた色で印字される設定になる。
特殊トナー利用指定サブ画面920はボタン921がONになっている場合に有効であり、絶対座標コードパターンの印字に使用するための専用トナーを利用するか否かを示すための画面である。ボタン921がONになると、メッセージエリア922に、特殊トナー印字する旨が表示される。この状態でOKボタン901を押下すると、パターンは特殊トナー、例えば赤外線吸収率が非常に高い特性を持つトナーで印字される設定になる。
どちらの設定も、キャンセルボタン902が押下されると設定は全て取り消される。
色選択機能は、絶対座標コードパターン以外の、文字や図形の視認性を高める目的や、情報付き用紙であることを積極的に認識させる目的で、ユーザが任意にパターン印字色を選択させる機能である。ここでは、予め用意している数色から選択する方法を示したが、ユーザがより細かく色を選択または作成して印字色を指定する方法をとっても構わないことは言うまでもない。
特殊トナー利用指定機能は、複写物を情報付き用紙として利用する場合に特に有効である。例えば、読み取り専用デバイスのセンサに赤外線センサが使用されている場合、このセンサで読み取るためのパターンを、特に赤外線吸収率の高い特性のトナーで印字しておくと、情報付き用紙としての品質を高く保つことが可能となる。
本実施例を適用するのに好適な情報付き用紙の利用例 本実施例を適用するのに好適なデジタル複合機の制御システム構成 スキャナ概観図 プリンタ概観図 スキャナ画像処理部の構成 プリンタ画像処理部の構成 本実施例を適用するのに好適なデジタル複合機の操作部 図7の操作部内の液晶表示パネル表示例 第1の実施形態の処理手順を示すフローチャート 第2の実施形態の処理手順を示すフローチャート 第3の実施形態に好適な操作パネル表示例
符号の説明
10 報付き用紙
100 コントローラユニット
103 CPU
107 RAM
108 ROM
400 操作部
700 スキャナ画像処理部
702 パターン検出前処理部

Claims (8)

  1. 原稿画像を読み取り、デジタル画像データに変換する画像読み取り手段と、
    前記読み取り手段によって入力された画像データから規定パターンを検出する検出手段と、
    前記検出手段で検出された規定パターンを画像データから除去する除去手段と、
    前記除去手段で規定パターンを除去した画像データを印刷出力する画像出力手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理システム。
  2. 原稿画像を読み取り、デジタル画像データに変換する画像読み取り手段と、
    前記読み取り手段によって入力された画像データから規定パターンを検出する検出手段と、
    前記検出手段で検出した規定パターンを解析し、含まれている情報を記憶するための第1の記憶手段と、
    パターンの元データを記憶しておくための第2の記憶手段と、
    前記検出手段で検出された規定パターンを画像データから除去する除去手段と、
    前記第1の記憶手段に記憶している情報に従って、前記第2の記憶手段に記憶されているパターンの元データから一部のデータを読み出す読み出し手段と、
    前記読み出し手段で読み出したパターンデータと、前記除去手段によって規定パターンを除去した後の画像データとを合成した画像データを生成するための合成手段と、
    前記合成手段で生成された画像データを印刷出力する画像出力手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理システム。
  3. デジタル画像データ内に、規定のパターンが含まれる場合、そのパターンを含んだ画像を印刷出力するか、またはそのパターンを消去した画像を印刷出力するかを、ユーザが選択指定するための機能指定手段をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の画像処理システム。
  4. デジタル画像データ内に、規定のパターンが含まれる場合、パターン部分の出力色をユーザが指定するための色指定手段をさらに備えることを特徴とする請求項2または3に記載の画像処理システム。
  5. デジタル画像データ内に、規定のパターンが含まれる場合、パターン部分を印刷するためのインクまたはトナーをユーザが指定するための色材指定手段をさらに備えることを特徴とする請求項2または3に記載の画像処理システム。
  6. 原稿画像を読み取り、デジタル画像データに変換する画像読み取り工程と、
    前記読み取り手段によって入力された画像データから規定パターンを検出する検出工程と、
    前記検出手段で検出した規定パターンを解析し、含まれている情報を記憶するための第1の記憶工程と、
    パターンの元データを記憶しておくための第2の記憶工程と、
    前記検出手段で検出された規定パターンを画像データから除去する除去工程と、
    前記第1の記憶手段に記憶している情報に従って、前記第2の記憶手段に記憶されているパターン元データから一部のデータを読み出す読み出し工程と、
    前記読み出し手段で読み出したパターンデータと、前記除去手段によって規定パターンを除去した後の画像データとを合成した画像データを生成するための合成工程と、
    前記合成手段で生成された画像データを印刷出力する画像出力工程と、
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  7. 画像データを入力する画像入力手段と、入力された画像データから規定パターンを検出する検出手段と、検出された規定パターンの含む情報を解析する解析手段と、規定パターンを画像データから除去する除去手段と、規定パターンを画像データに付加する付加手段と、画像データを出力する画像出力手段とを備える画像処理システムを制御するためのコンピュータプログラムであって、
    入力された画像データから規定パターンを検出する検出工程のプログラムコードと、
    検出した規定パターンを解析し含まれている情報を取得する解析工程のプログラムコードと、
    規定パターンを画像データから除去する除去工程のプログラムコードと、
    解析の結果に従って、パターン元データから一部のデータを読み出す工程のプログラムコードと、
    読み出したパターンデータを、規定パターンを除去した後の画像データに付加する工程のプログラムコードと、
    を備えることを特徴とするコンピュータプログラム。
  8. 請求項7に記載のコンピュータプログラムを格納することを特徴とする記憶媒体。
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