JP4416016B2 - 画像処理装置、画像処理方法、および、画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、および、画像処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像処理のための装置、方法、および、プログラムに関し、特に、付加情報を示す地紋パターンを処理する画像処理装置、画像処理方法、および、画像処理プログラムに関する。
近年の画像情報のデジタル化、および、画像情報処理技術の発達に伴い、画像処理装置は、大きな発展を遂げた。1つの結実として、複写機、プリンタ、ファクシミリ、および、イメージ・スキャナといった機器の機能を1つに集約した画像処理装置(いわゆる複合機(MFP))が商品化され、当該複合機の市場は、今も成長し続けている。
画像処理装置の発展および普及に伴い、オリジナルの原稿と実質的に同一の複写物(電子データ、印刷物等)を容易に作成できるようになり、情報管理の観点から問題視される事象も多く報告されるようになった。それらは、画像処理装置を用いた情報の複製による当該情報の散逸にかかる問題を含んでいる。このような市場の要請を受け、以下の先行技術が開発された。
特許文献1は、機密保持を要する原稿を識別可能な画像処理装置を開示する。当該画像処理装置は、原稿を識別するための情報を示す付加情報を原稿に埋め込み、また、埋め込まれた付加情報読み出し付加情報を抽出することができる。付加情報が埋め込まれた原稿を複写する場合には、当該画像処理装置は、抽出した付加情報に基づいて第2付加情報を原稿に埋め込んで複写物を作成すると同時に、抽出した付加情報に基づいて原稿のコピー枚数を集計することができる。
このような構成を有する特許文献1の画像処理装置は、付加情報を用いて特定の複写物に対する被複写物、複写を行った人物等を特定することができ、原稿の不正な複写を防止する効果を奏する。
特許文献2もまた、機密保持を要する原稿を識別可能な画像処理装置を開示する。当該画像処理装置は、原稿画像の背景部に埋め込まれた地紋パターンを検出し、検出した地紋パターンと、予め記憶している出力禁止パターンとを比較し、当該比較が一致した場合には、原稿画像の出力を禁止する。
特許文献2の画像処理装置もまた、原稿の不正な複写を防止する効果を奏する。
上述の画像処理装置は、いずれも、原稿に所定の付加情報を示すパターンを埋め込み、当該原稿に対する複写を制御しようとするものである。一般に、当該パターンは、原稿の所定の部分に、利用者がそれの示す情報の内容を認識不可能な形式で、目立たないように埋め込まれる。パターンを埋め込む部分は、原稿内の任意の部分でよい。だが、色調の変化に乏しく、薄い色で構成された部分が、パターンの検出にとって好都合である。この、好都合な部分は、原稿の周縁部である場合が多い。
特開平06−022119号公報 特開2004−274092号公報
しかしながら、画像処理装置は一般に、複写にかかる付加的機能として、枠消し、折り目消し(センターイレース)、原稿外消去等の消去機能を備える。この消去機能を用いて原稿の複写を行った場合、原稿の周縁部や、中央部に埋め込まれた地紋パターンも同時に消去される。
上述したとおり、地紋パターンは、原稿の周縁部や中央部以外の部分においても埋込/検出可能である。しかし、地紋パターン検出に有利な周縁部等の部分に埋め込まれた地紋パターンが、消去機能により失われることは、地紋パターン検出率低下の懸念が生じる。
本発明の目的は、消去機能により失われる、当初原稿に埋め込まれた地紋パターンを、当該消去された部分に再び埋め込み、地紋パターン検出率を高いレベルで維持可能な画像処理装置を提供することである。
本発明は、その一態様においては、入力された当初原稿画像データから、付加情報を含む地紋パターンを検出する特定パターン検出部と、特定パターン検出部により検出された地紋パターンが含む付加情報を抽出する情報抽出部と、当初原稿画像データの所定の領域を消去し、消去処理済原稿画像データを出力する消去処理を実行する消去処理部と、情報抽出により抽出された付加情報を含む再埋込地紋パターンを生成する再埋込地紋パターン生成部と、消去処理部により消去処理が実行される場合、再埋込地紋パターンを、消去処理済原稿画像データの消去処理により消去された領域を含む所定の領域に埋め込み、再埋込原稿画像データを出力する地紋合成処理部と、を有する画像処理装置である。
本発明の一態様においては、消去処理部による消去処理は、少なくとも枠消し、折り目消し、原稿外消去のいずれかを含むことが好ましい。
本発明の一態様においては、再埋込地紋パターン生成部は、当初原稿画像データの画像特性に基づいて、再埋込地紋パターンの濃度を変化させることが好ましい。
本発明の一態様においては、消去処理部は、当初原稿画像データの画像特性に基づいて、消去処理にかかる所定の領域の大きさを変化させることが好ましい。
本発明の一態様においては、当初原稿画像データの1頁に相当するデータから、2頁以上に相当するデータを作成する分割処理を実行する画像合成部をさらに有し、再埋め込み地紋パターン生成部は、前記2頁以上に相当するデータに含まれる1頁に相当するデータのそれぞれの画像特性に基づいて、再埋込地紋パターンを変化させることが好ましい。
本発明の一態様においては、再埋め込み地紋パターン生成部は、さらに操作者が入力した当初原稿画像データの画質モードに基づいて、再埋め込み地紋パターンの濃度を変化させるか否かを切り替えることが好ましい。また、本発明に一態様においては、当初原稿画像データの1頁に相当するデータから、2頁以上に相当するデータを作成する分割処理を実行する画像合成部をさらに有し、消去処理部は、2頁以上に相当するデータに含まれる1頁に相当するデータのそれぞれの画像特性に基づいて、消去する所定の領域の大きさを変化させることが好ましい。
本発明は、別の一態様においては、地紋パターンを再埋込みする方法である。本方法は、入力された当初原稿画像データから、付加情報を含む地紋パターンを検出するステップと、検出された地紋パターンが含む付加情報を抽出するステップと、当初原稿画像の所定の領域を消去し、消去処理済原稿画像データを生成する消去処理を実行するステップと、付加情報を含む再埋込地紋パターンを生成するステップと、消去処理を実行するステップにより消去処理が実行される場合、消去処理済原稿画像データの消去処理により消去された領域を含む所定の領域に、再埋込地紋パターンを埋め込んで再埋込原稿画像データを出力するステップとを有する方法である。
本発明は、さらに別の一態様において、コンピュータを備える画像処理装置に入力される画像データに対して地紋パターンを再埋込みするための、コンピュータが実行可能なプログラムであって、コンピュータを、入力された当初原稿画像データから、付加情報を含む地紋パターンを検出する特定パターン検出手段、特定パターン検出手段により検出された地紋パターンが含む付加情報を抽出する情報抽出手段、当初原稿画像データの所定の領域を消去して消去処理済原稿画像データを出力する消去処理を実行する消去処理手段、情報抽出手段により抽出された付加情報を含む再埋込地紋パターンを生成する再埋込地紋パターン生成手段、および、消去処理手段により消去処理が実行される場合、再埋込地紋パターンを消去処理済原稿画像データの消去処理により消去された領域を含む所定の領域に埋め込んで再埋込原稿画像データを出力する地紋合成処理手段、として機能させるプログラムである。
本発明にかかる画像処理装置は、消去処理によって損なわれた、当初原稿画像データに含まれる地紋パターンを、当該消去された領域へ再度埋め込む処理を実行する。そうすることにより、本発明にかかる画像処理装置は、当初原稿画像にかかる地紋パターンと同等、もしくは、それ以上の地紋パターン検出率を有する出力を提供し、もって、地紋パターンとして示される付加情報が消去処理を伴う複写処理において損傷を受けることを防止し、もって地紋パターン検出率が低下することを防止する効果を奏する。
本願発明にかかる画像処理装置はコンピュータといった情報処理装置を備え、原稿に対して付加情報を地紋パターンとして埋め込み可能な画像処理装置である。本願発明にかかる画像処理装置においては、消去機能によって消去される地紋パターンを、再度原稿に埋め込んで出力することができる。
本願発明にかかる画像処理装置は、例えば、コピー機能を備えた複合機である。
本願発明にかかる付加情報は、例えば、画像処理装置が自動的に生成するセキュリティ情報である。この場合、セキュリティ情報は地紋パターンとして原稿に埋め込まれる。また、付加情報は、利用者が任意に追加する任意情報でもよい。付加情報は、例えば、日付、操作者のIDコードや、パスワードといたセキュリティ設定の情報を含む。
本願発明にかかる原稿は、画像処理装置が光学的に読み取った紙原稿、または、電子的に入力された画像データでよい。
本願発明にかかる消去機能は、枠消し、折り目消し、等を含む。
枠消し機能は、原稿画像の周囲にあって所定の幅を有する領域の画像を消去する機能である。
折り目消し(センターイレース)機能は、原稿画像中央部にあって所定の幅を有する領域の画像を消去する機能である。
なお、本願発明にかかる画像処理装置は、枠消し機能、折り目消し機能以外の消去機能を備えてもよい。それらその他の消去機能に対しても本発明を適宜適用することは、当業者であれば容易である。
これより、添付の図面を参照し、本発明にかかる好適な実施形態を説明する。
図1は、本願発明にかかる画像処理装置(複合機)1の構成の概略を示すブロック図である。複合機1は、コンピュータを有し、当該コンピュータは、複合機1を制御する中央処理装置2を備える。中央処理装置2は、図示しない記憶装置に記憶されたプログラムを実行し、複合機1の動作を制御する。
中央処理装置2は、第1スキャナ画像処理回路3、第2スキャナ画像処理回路4、セキュリティ地紋検出回路5、コントローラ回路6、プリンタ画像処理回路7、入出力部8、および、再埋込地紋パターン生成部9と接続され、各部および各回路を制御可能である。
第1スキャナ画像処理回路3は、図示しないスキャン部からRGB画像データを入力し、RGB画像データに対し、シェーディング補正、ライン間補正、色収差補正といった補正処理を行い、補正後のRGB画像データを第2スキャナ画像処理回路4、および、セキュリティ地紋検出回路5に対し出力する。このRGB画像データは、複合機1のスキャン部が光学的に読み取った原稿画像データであってよい。また、電子的に入力された原稿画像データでもよい。
第2スキャナ画像処理回路4は、RGB画像データを入力し、当該画像データの解像度の変換、画像データに含まれる下地色の除去、YMCK画像データへの変換、原稿に含まれる文字のエッジ部の補正、原稿に含まれる階調表現等の誤差拡散処理等を行い、YMCK画像データをコントローラ回路6に対し出力する。解像度の変換を行う解像度変換部(イレース処理部)41は、原稿画像データに対し、消去処理(枠消し、折り目消し等)を実行するイレース処理機能を備える。よって、消去処理が選択された場合には、第2スキャナ画像処理回路4が出力するYMCK画像データは、原稿画像における所定の領域に含まれる原稿画像データが消去された画像データである。なお、解像度変換部41は、原稿画像データの、原稿内における位置をシフトさせる処理を実行することも可能であってよい。
セキュリティ地紋検出回路5は、RGB画像データを入力し、当該画像データに含まれる地紋パターンの検出を行う。セキュリティ地紋検出回路5は、画像データの解像度を変換し、所定の前処理を行い、特定パターン検出部51が特定のパターンの検出(地紋パターンの検出)をし、情報検出部53が地紋パターンを復号し、取得した付加情報を中央処理装置2へ出力することができる。
コントローラ回路6は、YMCK画像データを入力し、当該画像データに対し圧縮・伸張処理を行い、プリンタ画像処理回路7に対しYMCK画像データを出力する。
プリンタ画像処理回路7は、YMCK画像データを入力し、当該画像データに対し必要に応じて所定の画像補正等を行い、図示しない複合機1のプリント部へ画像データを出力し、画像データの印刷を実行する。プリンタ画像処理回路7は、画像合成部(地紋合成処理部)71を備える。画像合成部71は、画像補正処理を受けたYMCK画像データに対して地紋パターンの合成を行う。画像合成部71は、画像補正された当初原稿画像のデータを入力し、地紋パターンの再埋込がなされたYMCK画像データ(再埋込原稿画像のデータ)を出力することができる。
入出力部8は、所謂、ユーザ・インターフェースである。入出力部8は、操作者に対して情報を提示する出力部(表示部)81(図2参照。)、および、操作者が複合機1に対して情報を入力する入力部83(図2参照。)を備える。入出力部8の具体的形態は、周知の構成でよい。
再埋込地紋パターン生成部9は、解像度変換部41(イレース処理部41)が行った消去処理(イレース処理)によって原稿画像情報が失われた原稿領域に埋め込むべき地紋パターン(再埋込地紋パターン)を生成する。生成した再埋込地紋パターンは、プリンタ画像処理回路7へ出力され、画像合成部71により、原稿画像に埋め込まれる。再埋込地紋パターンは、通常、当初原稿に埋め込まれた地紋パターンの示す情報と、実質的に同一の情報を示す地紋パターンでよい。再埋込地紋パターンが埋め込まれる領域は、通常、当初原稿の全面、または、消去処理を受けた原稿領域でよい。
図2は、複合機1の、本発明にかかる要部のみを示すブロック図である。破線矢印は、画像データの流れを示し、実線矢印は、データ、制御命令等の流れを示す。
中央処理装置2は、複合機1要部を構成する各部と、相互にデータ送受可能な状態で接続され、各部は、中央処理装置2の出力する制御命令等に基づいて動作する。
図示しないスキャン部が走査した当初原稿の画像データは、RGBデータとしてイレース処理部41、および、特定パターン検出部51へ送られる。
特定パターン51は、RGBデータを解析し、当初原稿に地紋パターンが埋め込まれているか、否か、を判断する。判断の結果は、中央処理装置2へ送られ、検出された地紋パターンは、情報検出部53へ送られる。
図3は、地紋パターン91を例示する図である。地紋パターン91は、所定の付加情報を、所定の形状および大きさを有する地紋パターン構成単位ドットの配置で表している。特定パターン検出部51は、この地紋パターン91の存在を検出すると、地紋パターン91の形状を情報検出部53へ送り、情報検出部53が、当該地紋パターン91から付加情報を抽出し、付加情報を中央処理装置2へ出力する。
再び図2を参照すれば、中央処理装置2は、入出力部8を介して、操作者から消去処理を受け取ることができる。消去処理が指示され、なおかつ、特定パターン検出部51から地紋パターンの検出の報告を受け、情報検出部53から当該地紋パターンの示す付加情報の内容を受けとった場合には、中央処理装置2は、再埋込地紋パターン生成部9に対し、付加情報の内容を表す地紋パターンの生成を指示し、地紋合成処理部71に対し、再埋込地紋パターン生成部9が生成した再埋込地紋パターンを、イレース処理部41から受け取った原稿画像データに対し埋め込み、再埋込原稿画像のデータを、図示しないプリント部へ出力する。
図4は、複合機1による地紋パターン再埋込過程の概略を示す図である。スキャン部が走査した当初原稿画像データ101を図中最も左に示す。当初原稿画像データ101は、地紋パターン91が埋め込まれた原稿の走査画像である。イレース処理部41は、当初原稿画像データ101に対して消去処理を行う。消去処理済原稿画像データ103を、図中央部に示す。ここでは、消去処理の例として、枠消し(枠イレース)処理が施された原稿画像データの例を示している。原稿画像の周縁部において、所定幅(通常幅)の空白領域103bが、消去されている。画像合成部71は、消去処理済原稿画像データ103を受け取り、別に再埋込地紋パターン生成部9から受け取った再埋込地紋パターン91を、消去処理済原稿画像データ103に埋め込み、再埋込原稿画像データ105を生成する。
このように、本発明にかかる画像処理装置(複合機1)は、消去処理後の空白の領域に対し、当初原稿が備えていた付加情報(つまり、地紋パターン)を、再埋め込みすることにより、当初原稿と同等の地紋パターン検出率を維持することが可能である。
付加情報が、セキュリティ情報を含む場合にあっては、地紋パターンの検出率が当初原稿と同等に維持されることにより、機密情報の漏洩の懸念が払拭される。
図5は、地紋パターン再埋込の別例を示す概略図である。
本例においては、原稿に対し消去処理、および、同時に原稿シフト処理を行う場合における、地紋パターン再埋込の過程を例示する。当初原稿画像データ111は、地紋パターンが埋め込まれた原稿の走査画像である。イレース処理部41は、当初原稿画像データ111に対して消去処理および原稿シフト処理を行う。消去処理、および、原稿シフト処理が施された消去およびシフト処理済原稿画像データ113を図中央部に示す。消去およびシフト処理済原稿画像データ113は、当初原稿画像データ111と比較して、画像が右側にシフトされており、消去処理および原稿シフト処理によって空白の領域113bが新たに生じている。画像合成部71は、消去およびシフト処理済原稿画像データ113を受け取り、別に再埋込地紋パターン生成部9から受け取った再埋込地紋パターン91を、消去およびシフト処理済原稿画像データ113に埋め込み、再埋込原稿画像データ115を生成する。
このように、本発明にかかる複合機1は、消去処理および原稿シフト処理によって生じた空白の領域113bに対し、当初原稿が備えていた地紋パターンと実質的に同一の再埋込地紋パターンを、空白領域113bを含む所定の領域に再埋め込みする。そうすることによって、地紋パターンの検出率を少なくとも当初原稿以上とすることができる。
また、本発明にかかる複合機1は、当初原稿の画像の特性を解析し、当該解析に基づいて、再埋込地紋パターンを生成することができる。生成される再埋込地紋パターンは、当初原稿画像の特性、例えば、下地色の濃度、色調等を考慮して決定される濃度、色調等を有する。そのため、当初原稿画像よりも高い地紋パターン検出率を実現することも可能となっている。
操作者は、上述した地紋パターンの再埋め込みに加え、再埋込地紋パターンの濃度、色調等の地紋パターン自動補正処理や、消去処理される領域の拡大処理を複合機1に指示することができる。
図6Aは、入出力部8のデザイン例を示す図である。入出力部8は、液晶ディスプレイおよびタッチパネルで構成することができ、操作者は、液晶ディスプレイに表示されるボタンに触れることで、複合機1へ指示を入力することが可能となっている。
「セキュリティパターン再埋め込み設定」は、上述の、消去処理で消去された地紋パターンの再埋め込みを行うか、否か、を設定するボタンである。
さらに、入出力部8は、「セキュリティパターン濃度変更」、および、「再埋め込み領域拡張」の設定ボタンを有する。「セキュリティパターン濃度変更」が、「ON」の場合、複合機1は、当初原稿画像の下地色等を検知し、解析し、当該解析に基づいて、再埋め込み地紋パターンの濃度、色調等を補正して、地紋再埋め込みを実行する。「再埋め込み領域拡張」が、「ON」の場合、複合機1は、消去処理で消去される領域を、通常設定よりも拡張させる。そうすることによって、地紋パターンの検出率をより一層高めることができる。
図6Bは、「セキュリティパターン再埋め込み設定」を「自動」に設定した場合の、入出力部8の表示例を示す図である。この場合、「セキュリティパターン濃度変更」および「再埋め込み領域拡張」は、複合機1が、当初原稿画像を解析した結果にもとづいて、所定の条件下で「ON」となり、それ以外の場合には「OFF」となる。
図7は、再埋込地紋パターンの例を示す図である。
図7(a)は、第1濃度地紋パターン91を示す図であり、図7(c)は、第1濃度地紋パターン91よりも濃度が濃い第2濃度地紋パターン93を示す図である。図7(b)および図7(d)は、それぞれ、領域R1および領域R2の拡大部分図である。
図7(b)および図7(d)を参照すれば、第1および第2濃度地紋パターン91および93は、共に、地紋パターンを構成する単位である地紋パターン構成単位91uおよび93uで構成されることがわかる。第2濃度地紋パターン93においては、第1濃度地紋パターン構成単位91uよりも濃い濃度で、第2濃度地紋パターン構成単位93uが構成されている。このような、濃度の濃い地紋パターン構成単位を用いて地紋パターンを構成することは、下地色が濃い原稿画像に対して地紋パターンを埋め込む場合に有利である。なお、濃度の異なる地紋パターン構成単位を、3種類以上備え、適宜地紋パターン再埋込に利用してもよい。その際、通常濃度よりも薄い地紋パターン構成単位を用意してもよい。
図8は、イレース処理部41および中央処理装置2が協働して行う当初原稿画像解析の一例を説明するためのヒストグラムである。
イレース処理部41は、スキャン部より受けたRGBデータを解析し、所定の計算式を用いて各画素における当初原稿画像の輝度を算出する。算出した輝度値は、輝度値毎に計数され、ヒストグラム化される。本例において輝度値は、8ビット階調を有するものとして示されるが、輝度の階調数は、とくに8ビットに限定されず、任意のビットでよい。輝度値は、対応する画素のRGB各画素値から、周知の計算式を用いて輝度値に変換されればよい。そして、画素毎の輝度値から、当初原稿画像全体の輝度分布図をヒストグラムとして表せばよい。
なお、当初原稿画像の評価については、上記以外にも、所定の原稿領域について、輝度値のヒストグラムを作成する方法でもよい。また、RGB各画素値から、周知の統計的手法を用いて原稿画像の特性を導けば、ヒストグラムを作成せずともよい。また、RGBのうちから1色だけの画素値情報を用いて、当初原稿画像の濃度を推定評価する方法を用いてもよい。白黒原稿の場合、RGB各色の画素値は、実質的に同一となるからである。
作成されたヒストグラムに対し、中央処理装置2は、予め設定される閾値THと、ヒストグラムに含まれるピークとの関係を求める。図8に示す例においては、輝度ヒストグラムのピークP1は、閾値THよりも左方にある。このことは、当初原稿画像には、輝度の低い(暗い)画素が比較的多く含まれることを示している。
図9は、このような画像特性を有する当初原稿に対する地紋パターン再埋め込みの過程を概略的に例示する図である。
地紋パターン91を含む当初原稿データ(走査画像)101は、イレース処理部41によって消去処理(イレース処理(枠消し))を受ける。図中央部上段は、消去処理済原稿画像データ103を示す。
当初原稿画像データ101は、図8のヒストグラムで示される画像特性を有する原稿である。この場合、中央処理装置2は、当初原稿画像データ101が比較的輝度の低い画像であると認識し、再埋込地紋パターンの濃度を、通常よりも濃い濃度に変更し、地紋パターン再埋込を実行することができる。
図9の右側上段は、第2濃度地紋パターンで地紋パターンの再埋込がなされた再埋込原稿画像データ105aである。再埋込原稿画像データ105aにおいては、周縁部が消去処理され、当初原稿画像データ101よりも濃い濃度の地紋パターン構成単位を用いた地紋パターン93が、消去処理を受けた周縁部に埋め込まれる。そのため、再埋込原稿画像データ105aにおける地紋パターン検出率は、当初原稿のもの以上にすることができる。
また、中央処理装置2は、イレース処理部41に対し、消去処理にかかる空白領域103fの幅を、通常の消去領域幅以上とするように指示することができる。この、消去領域拡張処理を施した拡張消去処理済原稿画像データ103eを、図中央部下段に示す。
このように、当初原稿の下地色濃度が所定値以上に濃いと判断した場合には、中央処理装置2は、地紋パターンの検出率の維持を目的として、消去処理にかかる空白領域103fの幅を通常よりも大きくすることができる。
拡張消去処理済原稿画像データ103eは、周縁部において、通常の消去処理よりも広い十分な空白の領域103fを有するため、再埋め込みされる地紋パターンの濃度は、通常濃度のものであっても、十分な地紋パターン検出率を確保することが可能である。
中央処理装置2が、通常濃度の地紋パターン構成単位で構成された地紋パターンの再埋め込みを、再埋め込み地紋パターン生成部9および地紋合成処理部71に指示した場合に生成される再埋込原稿画像データ105bを、図9右側中段に示す。
また、中央処理装置2は、領域拡張処理を受けた拡張消去処理済原稿画像データ103eに対して、通常よりも濃い濃度の地紋パターン構成単位で構成された地紋パターンの再埋め込みを、再埋め込み地紋パターン生成部9および地紋合成処理部71に指示することも可能である。その場合に生成される再埋込原稿画像データ105cを、図9右側下段に示す。
このように、本発明にかかる複合機1は、当初原稿の画像特性(例えば、輝度分布)に基づいて、地紋パターンを構成する地紋パターン構成単位の濃度を変更させて地紋パターンを再埋め込みすることができる。また、画像特性に基づいて、消去処理にかかる領域の幅を通常設定よりも大きくすることができる。両機能は、共に、地紋パターンの検出率の向上に資するものである。
図10は、図9とは別の当初原稿にかかる輝度ヒストグラムを示す図である。この場合、ヒストグラムのピークは、閾値THよりも右側、つまり、輝度の高い(明るい)側に存在する。このような場合、複合機1は、地紋パターンの再埋め込みを実行しないように設定されることが可能である。なぜなら、輝度の高い画素を多く含む画像は、下地色の薄い原稿である蓋然性が極めて高く、そのような場合、消去領域に地紋パターンを再埋め込みせずとも、十分な地紋パターン検出率が確保されていると判断されるからである。
図11は、図10に示した原稿画像特性を有する当初原稿の消去処理から出力までの過程を示す概略図である。
中央処理装置2は、イレース処理部41と協働し、当初原稿画像データ121のヒストグラム(図10)を作成する。イレース処理部41は、消去処理を行い、空白の領域123bを有する消去処理済原稿画像データ123を作成する。
中央処理装置2は、ヒストグラムのピークP2(図10)が、閾値THよりも右側にあることから、当初原稿の下地色は、比較的薄いものであると判断し、地紋パターンの再埋め込みが自動設定されている場合にあっては、地紋パターンの再埋め込みを実行せず、消去処理海原稿画像データ123を、そのまま再埋込原稿画像データ125として出力する。
図12は、分割処理を併用した場合における、本発明における地紋パターン再埋め込みの過程を示す図である。ここで分割処理とは、当初原稿1頁に含まれる画像を、適宜拡大処理等を併用し、2頁以上の原稿画像として複写し、出力する処理を指す。
イレース処理部41は、当初原稿画像データ131に対し、折り目消し(センターイレース)および枠消し(枠イレース)処理を行い、消去処理済原稿画像データ133を作成する。また、中央処理装置2は、イレース処理部41と協働して、第1頁用当初原稿画像131a、および、第2頁用当初原稿画像131bについてそれぞれ別個に、画像特性の評価を行う。
第1頁用当初原稿画像131aは、図8に示すヒストグラムのような原稿画像特性を示し、第2頁用当初原稿画像131bは、図10に示すヒストグラムのような原稿画像特性を示す。
次に、イレース処理部41は、消去処理済原稿画像データ133に含まれる地紋パターン91を除去する処理を行い、地紋パターン除去済原稿画像データ135を作成する。この、地紋パターン除去処理は、必須ではないが、質の高い出力を実現する上で有効である。
次に、画像合成部71は、地紋パターン除去済原稿画像データ135から、2頁分の原稿画像データ137aおよび137bを作成する。そして、第1頁原稿画像データ137aに対しては、第1頁用原稿画像131aに関する画像特性解析の結果に基づき、また、第2頁原稿画像データ137bに対しては、第2頁用原稿画像131bに関する画像特性解析の結果に基づき、地紋パターンの再埋め込みを実行する。
ここでは、第1頁再埋込原稿画像データ139aは、通常の濃度を有する地紋パターン構成単位91uで構成される地紋パターン91の再埋込がなされ、第1頁再埋込原稿画像データ139bは、通常濃度よりも濃い濃度を有する地紋パターン構成単位93uで構成される地紋パターン93の再埋込がなされる。
このように、本発明にかかる複合機1においては、分割処理を併用する場合においても、分割後の各頁を構成する領域毎に原稿画像解析を実行し、当該解析結果に基づいて、地紋パターンの濃度を補正し、地紋パターンの検出率の向上を実現している。また、当然のことながら、分割後の各頁について、消去領域の拡張処理を別個に実行することも可能である。
図13は、本発明にかかる地紋パターン再埋込の処理のフローチャートである。
ステップS101において、複合機1の特定パターン検出部51および情報検出部53は、スキャン部より送られる当初原稿のRGB画像データから、地紋パターンを検出し、検出した場合には、それが表す付加情報を抽出し、検出結果および付加情報の内容を中央処理装置2へ送る。
ステップS103において、中央処理装置2は、特定パターン検出部51が、当初原稿から地紋パターンを検出したか否かを判定する。検出したと判定した場合(ステップS103における「YES」)には、処理は、ステップS105へ進み、検出しなかったと判定した場合(ステップS103における「NO」)には、本発明にかかる処理は終了する。
ステップS105において、中央処理装置2は、当初原稿にかかる複写に関し消去処理が設定されているか、否かについて判定する。消去処理が設定されていると判定した場合(ステップS105における「YES」)には、処理は、ステップS107へ進み、消去処理が設定されていないと判定した場合(ステップS105における「NO」)には、処理は、ステップS109へ進む。
ステップS107において、イレース処理部41は、設定されている消去処理を、通常幅の領域について実行する。
ステップS109において、中央処理装置2は、(ブック)分割処理が設定されているか、否かについて判定する。(ブック)分割処理が設定されていると判定した場合(ステップS109における「YES」)には、処理は、ステップS111に進み、(ブック)分割処理が設定されていないと判定した場合(ステップS109における「NO」)には、処理は、ステップS113へ進む。
ステップS111において、当初原稿画像を分割処理するため、分割後の頁毎の画像データを作成する。本処理に伴い、センターイレース等の消去処理が実行されてもよい。
ステップS113において、中央処理装置2は、地紋パターン再埋め込み設定(図6Aおよび図6Bにおける「セキュリティパターン再埋め込み設定」に相当)が、「ON」、「OFF」、または、「自動」のいずれであるかを判断し、「OFF」の場合(ステップS113における「OFF」)には、本発明にかかる処理は終了し、「自動」の場合(ステップS113における「自動」)には、処理はステップS115に進み、「ON」の場合には、ステップS129に進む。
ステップS115において、中央処理装置2は、1頁を構成する原稿画像それぞれについて、原稿輝度特性を検出する処理を実行する。
ステップS117において、中央処理装置2は、ステップS115で検出した原稿輝度特性に基づき、原稿の輝度が高いか否かを判断する。具体的には、輝度のヒストグラムを作成し、ピークの輝度値が、所定の閾値よりも高いか低いかにより、原稿の輝度の高低を判断する。原稿の輝度が高いと判断された場合(ステップS117における「YES」)には、処理は、ステップS119に進み、原稿の輝度が低いと判断された場合(ステップS117における「NO」)には、処理は、ステップS121に進む。
ステップS119において、中央処理装置2は、当該当初原稿にかかる画質モードに、「写真」が選択されているか、否か、判定する。本発明においては、当初原稿が「写真」の場合、当初原稿の画像の輝度が高い場合であっても、地紋パターンの再埋め込みを実行するように設定される。これは、「写真」においては、地紋パターンの検出率が低いという、事実に基づく設定である。これにより、「写真」における地紋パターンの検出率の向上が期待できる。
ステップS121において、中央処理装置2は再埋込地紋パターン生成部9と協働し、原稿輝度特性に基づき、地紋パターン再埋込に利用する地紋パターン構成単位の濃度を決定し、再埋込地紋パターンを生成する。このとき、ステップS117から直接本ステップに移行した場合においては、利用する地紋パターン構成単位の濃度を通常濃度よりも濃いものに設定することが好ましい。他方、ステップS117からステップS119を経由して本ステップに移行した場合においては、利用する地紋パターン構成単位の濃度は、通常濃度であってもよいし、さらには、通常濃度よりも薄い濃度であってもよい。
ステップS123において、中央処理装置2は、原稿輝度特性値に基づいて、消去処理にかかる領域、つまり、消去処理によって生じる空白の領域の大きさを通常の大きさよりも拡張すべきか否か、判断する。当該判断においても、例えば、図8や図10に示したヒストグラムに基づく解析を利用することができる。拡張すると判断した場合(ステップS123における「YES」)には、処理は、ステップS125に進み、拡張しないと判断した場合(ステップS123における「NO」)には、処理は、ステップS127に進む。
ステップS125において、中央処理装置2は、イレース処理部41と協働し、消去処理にかかる領域を通常よりも拡張した消去処理を、原稿画像に対して実行する。
ステップS127において、通応処理装置2は、地紋合成処理部71と協働し、原稿画像に対して、再埋込地紋パターンの合成処理を行い、原稿画像データを出力する。
次に、地紋再埋め込み設定が「ON」である場合における処理の流れを説明する。
ステップS129において、中央処理装置2は、消去領域拡張設定(図6Aおよび図6Bにおける「再埋め込み領域拡張」に相当。)が、「ON」であるか、「OFF」であるかを判定する。「ON」の場合(ステップS129における「YES」)には、処理は、ステップS131に進み、「OFF」の場合(ステップS129における「NO」)には、処理は、ステップS133に進む。
ステップS131において、中央処理装置2は、イレース処理部41と協働し、通常よりも拡幅した消去処理を、原稿画像に対して実行する。
ステップS133において、中央処理装置2は、濃度変更設定(図6Aおよび図6Bにおける「セキュリティパターン濃度変更」に相当。)が、「ON」であるか、「OFF」であるかを判定する。「ON」の場合(ステップS133における「YES」)には、処理は、ステップS121に進み、「OFF」の場合(ステップS133における「NO」)には、処理はステップS135に進む。
ステップS135において、中央処理装置2は、再埋込地紋パターン生成部9と協働し、通常濃度の地紋パターンを生成する。
以上のようにして、本発明にかかる複合機1は、操作者により予めなされる各種設定、および、出力される原稿の1頁分毎の画像特性に基づいて、イレース処理によって損なわれた地紋パターンを再度、原稿に埋め込む処理を実行する。また、再埋め込みされた地紋パターンは、原稿の画像特性に基づいて、最適な濃度を有するので、当初原稿以上の地紋パターン検出率を実現することも可能である。加えて、地紋パターン検出率の向上を目的とした、イレース処理にかかる領域の拡張を実行することにより、地紋パターンの検出率のさらなる向上も期待できる。
次に、中央処理装置2の行う原稿画像特性解析の変形例を説明する。複合機1は、RGB(赤緑青)の3色のスキャナを有する。そのため、フルカラー原稿にかかるスキャンにおいては、R、G、および、Bの各色に対する明度情報を取得することができる。これら明度情報は、RGB各色に対する画素値として、各画素について記憶される。
そこで、複合機1の中央処理装置2は、赤色、緑色、および、青色の各色について、画素値のヒストグラムを作成し、フルカラー原稿において支配的な色調を推定し、当該推定に基づいて、地紋パターンの再埋め込みに利用する地紋パターン構成単位の濃度および色調を補正する。
図14A、図14B、および、図14Cは、それぞれ、赤色、緑色、および、青色に関する画素値のヒストグラムである。
本例においては、図14Aの赤色画素の画素値は、赤色閾値THRよりも低い画素値においてピークPRを有し、図14Bの緑色画素の画素値は、緑色閾値THGよりも低い画素値においてピークPGを有し、図14Cの青色画素の画素値は、青色閾値THBよりも高い画素値においてピークPBを有する。
中央処理装置2は、当該RGB三色に対する画素値ヒストグラムに基づき、地紋パターン構成単位の濃度および色調を決定することができる。例えば、中央処理装置2は、RGB3色のピーク値に基づいて決定される色調に対して補色の関係にある色調を、地紋パターン構成単位の色調とし、RGB3色画素値から所定の計算式で導かれる明度に基づき、地紋パターン構成単位の濃度とすることができる。
このように、複合機1を構成することにより、フルカラー原稿においても、当初原稿と同等もしくはそれ以上の地紋パターン検出率を有する原稿を出力することが可能となり、情報のセキュリティ等の管理の上で好ましい。
なお、上記実施形態においては、消去処理によって失われた地紋パターンを、地紋パターン再埋込処理によって回復させる例を示した。しかし、本発明にかかる地紋パターン再埋込処理は、当初原稿のスキャンのときに当初原稿に含まれていた耳折れや、当初原稿に形成されたパンチ穴等により失われた地紋パターンを、原稿に再び埋め込むことに用いることも可能である。上記耳折れのパターンやパンチ穴によるパターンをスキャン時に検出する技術的方策は当業者にとって容易な事柄であるため、ここでは特に説明しない。
本発明は、画像処理装置に関する。本画像処理装置は、複写にかかる消去処理で損なわれる地紋パターンを最適な濃度、および/または、色調で再度原稿に埋め込み、出力することができ、画像処理装置として有用である。本画像処理装置は、例えば、複写機能を有する複合機である。
本発明にかかる複合機1のブロック図 本発明にかかる複合機1の要部ブロック図 地紋パターンの例 消去処理、および、地紋パターン再埋込処理の概略図 消去処理、シフト処理、および、地紋パターン再埋込処理の概略図 複合機1の入出力部8のデザイン例 地紋パターン再埋め込み設定が「自動」の場合の、入出力部8の表示例 濃度の異なる地紋パターンおよび地紋パターン構成単位の例 原稿画像特性解析に用いる輝度値ヒストグラムの例 地紋パターン構成単位の濃度を変更して行う地紋パターン再埋込処理の例 原稿画像特性解析に用いる輝度値ヒストグラムの例 原稿画像特性に基づいて地紋パターン再埋込処理を実行しない場合の例 消去処理、分割処理、および、地紋パターン再埋込処理の概略図 本発明にかかる処理のフローチャート 赤色画素に関する画素値ヒストグラム 緑色画素に関する画素値ヒストグラム 青色画素に関する画素値ヒストグラム
符号の説明
1 ・・・ 複合機
2 ・・・ 中央処理装置
8 ・・・ 入出力部
9 ・・・ 再埋込地紋パターン生成部
41 ・・・ 解像度変換部(イレース処理部)
51 ・・・ 特定パターン検出部
53 ・・・ 情報検出部
71 ・・・ 画像合成部(地紋合成処理部)
91 ・・・ (第1濃度)地紋パターン
91u・・・ (第1濃度)地紋パターン構成単位
93 ・・・ (第2濃度)地紋パターン
93u・・・ (第2濃度)地紋パターン構成単位
101 ・・・ 当初原稿画像データ
103 ・・・ 消去処理済原稿画像データ
103b・・・ 通常幅の空白領域
103e・・・ 拡張消去処理済原稿画像データ
103f・・・ 拡幅された空白領域
105 ・・・ 再埋込原稿画像データ
105a・・・ 再埋込原稿画像データ
105b・・・ 再埋込原稿画像データ
105c・・・ 再埋込原稿画像データ
111 ・・・ 当初原稿画像データ
113 ・・・ 消去およびシフト処理済原稿画像データ
113b・・・ 空白領域
115 ・・・ 再埋込原稿画像データ
121 ・・・ 当初原稿画像データ
123 ・・・ 消去処理済原稿画像データ
123b・・・ 空白領域
125 ・・・ 再埋込原稿画像データ
131 ・・・ 当初原稿画像データ
131a・・・ 第1頁用原稿画像
131b・・・ 第2頁用原稿画像
133 ・・・ 消去処理済原稿画像データ
133b・・・ 空白領域
135 ・・・ 地紋パターン除去済原稿画像データ
137a・・・ 第1頁原稿画像データ
137b・・・ 第2頁原稿画像データ
139a・・・ 第1頁再埋込原稿画像データ
139b・・・ 第2頁再埋込原稿画像データ

Claims (15)

  1. 入力された当初原稿画像データから、付加情報を含む地紋パターンを検出する特定パターン検出部と、
    前記特定パターン検出部により検出された地紋パターンが含む前記付加情報を抽出する情報抽出部と、
    前記当初原稿画像データの所定の領域を消去し、消去処理済原稿画像データを出力する消去処理を実行する消去処理部と、
    前記情報抽出により抽出された前記付加情報を含む再埋込地紋パターンを生成する再埋込地紋パターン生成部と、
    前記消去処理部により前記消去処理が実行される場合、前記再埋込地紋パターンを、前記消去処理済原稿画像データの前記消去処理により消去された領域を含む所定の領域に埋め込み、再埋込原稿画像データを出力する地紋合成処理部と、を有する画像処理装置。
  2. 前記消去処理部による消去処理は、少なくとも枠消し、折り目消し、原稿外消去のいずれかを含む、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記再埋込地紋パターン生成部は、前記当初原稿画像データの画像特性に基づいて、前記再埋込地紋パターンの濃度を変化させる、請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記消去処理部は、前記当初原稿画像データの画像特性に基づいて、消去処理にかかる前記所定の領域の大きさを変化させる、請求項1ないし3のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 前記当初原稿画像データの1頁に相当するデータから、2頁以上に相当するデータを作成する分割処理を実行する画像合成部をさらに有し、
    前記再埋め込み地紋パターン生成部は、前記2頁以上に相当するデータに含まれる1頁に相当するデータのそれぞれの画像特性に基づいて、前記再埋込地紋パターンを変化させる請求項3に記載の画像処理装置。
  6. 前記再埋め込み地紋パターン生成部は、さらに操作者が入力した前記当初原稿画像データの画質モードに基づいて、再埋め込み地紋パターンの濃度を変化させるか否かを切り替える請求項3または5に記載の画像処理装置。
  7. 前記当初原稿画像データの1頁に相当するデータから、2頁以上に相当するデータを作成する分割処理を実行する画像合成部をさらに有し、
    前記消去処理部は、前記2頁以上に相当するデータに含まれる1頁に相当するデータのそれぞれの画像特性に基づいて、消去する前記所定の領域の大きさを変化させる、請求項4に記載の画像処理装置。
  8. 入力された当初原稿画像から、付加情報を含む地紋パターンを検出するステップと、
    検出された地紋パターンが含む付加情報を抽出するステップと、
    前記当初原稿画像の所定の領域を消去し、消去処理済原稿画像データを生成する消去処理を実行するステップと、
    前記付加情報を含む前記再埋込地紋パターンを生成するステップと、
    前記消去処理を実行するステップにより前記消去処理が実行される場合、前記消去処理済原稿画像データの前記消去処理により消去された領域を含む所定の領域に、前記再埋込地紋パターンを埋め込んで再埋込原稿画像データを出力するステップとを有する方法。
  9. コンピュータを備える画像処理装置に入力される画像データに対して地紋パターンを再埋込みするための、前記コンピュータが実行可能なプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    入力された当初原稿画像データから、付加情報を含む地紋パターンを検出する特定パターン検出手段、
    前記特定パターン検出手段により検出された地紋パターンが含む前記付加情報を抽出する情報抽出手段、
    前記当初原稿画像データの所定の領域を消去して消去処理済原稿画像データを出力する消去処理を実行する消去処理手段、
    前記情報抽出手段により抽出された前記付加情報を含む再埋込地紋パターンを生成する再埋込地紋パターン生成手段、および、
    前記消去処理手段により前記消去処理が実行される場合、前記再埋込地紋パターンを前記消去処理済原稿画像データの前記消去処理により消去された領域を含む所定の領域に埋め込んで再埋込原稿画像データを出力する地紋合成処理手段、として機能させるプログラム。
  10. 前記消去処理手段による消去処理は、少なくとも枠消し、折り目消し、原稿外消去のいずれかを含む、請求項9に記載のプログラム。
  11. 前記再埋込地紋パターン生成手段は、前記当初原稿画像データの画像特性に基づいて、前記再埋込地紋パターンの濃度を変化させる、請求項9または10に記載のプログラム。
  12. 前記消去処理手段は、前記当初原稿画像データの画像特性に基づいて、消去処理にかかる前記所定の領域の大きさを変化させる、請求項9ないし11のいずれかに記載のプログラム。
  13. さらに前記コンピュータを、前記当初原稿画像データの1頁に相当するデータから、2頁以上に相当するデータを作成する分割処理を実行する画像合成手段として機能させ、
    前記再埋め込み地紋パターン生成手段は、前記2頁以上に相当するデータに含まれる1頁に相当するデータのそれぞれの画像特性に基づいて、前記再埋込地紋パターンを変化させる、請求項11に記載のプログラム。
  14. 前記再埋め込み地紋パターン生成手段は、さらに操作者が入力した前記当初原稿画像データの画質モードに基づいて、再埋め込み地紋パターンの濃度を変化させるか否かを切り替える、請求項11または13に記載のプログラム。
  15. さらに前記コンピュータを、前記当初原稿画像データの1頁に相当するデータから、2頁以上に相当するデータを作成する分割処理を実行する画像合成手段として機能させ、
    前記消去処理手段は、前記2頁以上に相当するデータに含まれる1頁に相当するデータのそれぞれの画像特性に基づいて、消去する前記所定の領域の大きさを変化させる、請求項12に記載のプログラム。
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