JP2005195820A - 防眩フィルム - Google Patents

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Abstract

【課題】 高い防眩性及び耐擦傷性を有する防眩フィルムを提供する。
【解決手段】 少なくともマトリックス樹脂1及び平均径2〜100μmのポリマードメイン2を含む防眩層で構成されたフィルムであって、前記ポリマードメイン2が、防眩層の表面近傍に位置するとともに、表面側が非平坦面として形成されている防眩フィルムを調製する。前記ポリマードメイン2の非平坦面は、平均高さ0.01〜1μmの凹凸構造であってもよい。前記ポリマードメイン2は、防眩層表面から突出した凸部を形成するとともに、この凸部の平均高さが0.03〜20μmであり、かつフィルム表面における前記凸部の面積割合が、表面全体に対して10〜95%であってもよい。前記防眩フィルムは、マトリックス樹脂中に、表面近傍のポリマードメイン2と、ドメイン2よりも平均径が小さく、かつドメイン2の下部に位置するドメイン3とが分散していてもよい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、各種ディスプレイに用いられる防眩フィルム、その製造方法、及びこの防眩フィルムを備えた表示装置に関する。
近年、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、無機ELディスプレイ、FED(フィールドエミッションディスプレイ)などの各種ディスプレイの開発が進んでいる。これらのディスプレイにおいて、画質を重視するテレビやモニタなどの用途、外光の強い屋外で使用されるビデオカメラなどの用途では、外光の映り込みを防止する処理が表面に施されるのが通例である。その手法の一つに防眩処理があり、例えば、通常、液晶ディスプレイの表面には防眩処理がなされている。防眩処理は、表面に微細な凹凸構造を形成することにより、表面反射光を散乱し、映り込み像をぼかす効果を有する。
従来、フィルムの防眩処理としては、ポリマーに微粒子フィラーを添加してフィルムを製造し、表面に凹凸構造を形成する方法が使用されていた。しかし、この方法では、フィルムの表面が硬質物質と接触して擦れると、摩擦による応力が凸部に集中するため、凸部が破損し、防眩効果が低下する。すなわち、微粒子フィラーを含有するフィルムは、耐擦傷性が充分ではなかった。一方、耐擦傷性を向上させるために、凸部の高さを低くすると、防眩性が低下する。
一方、表面に微細な凹凸構造を形成する方法としては、微粒子フィラーを添加することなく、フィルムの表面に凹凸構造を形成する方法も知られている。例えば、特開平7−27920号公報(特許文献1)には、ワープロ、コンピュータ、テレビなどの各種ディスプレイ、特に液晶ディスプレイの表面に用いられる偏光板に貼着されるポリエチレンテレフタレートフィルムであって、表面に微細な凹凸を有する賦型フィルムの賦型によって防眩処理されたポリエチレンテレフタレートフィルムが開示されている。この文献には、ポリエチレンテレフタレート上に、電離放射線硬化型樹脂組成物を塗工し、次に塗工された電離放射線硬化型樹脂組成物の未硬化状態の塗膜上に、表面に微細な凹凸を有するマット状の賦型フィルムをラミネートし、次にこのラミネートされた塗工物に電離放射線を照射して塗膜を完全硬化させ、次に前記マット状賦型フィルムを完全硬化された塗膜から剥離することにより表面に微細な凹凸を形成されらた防眩層が得られること記載されている。しかし、このフィルムにおいても、凸構造がポリマーで形成されているため、耐擦傷性が低い。
特開2003−177207号公報(特許文献2)には、輪郭曲線要素の平均高さが0.1〜30μmである凹凸面が形成され、この凹凸面の0.01mm2あたりの凸部の個数が1〜1000である樹脂層を有する反射防止フィルムであって、前記凹凸面のうち反射防止フィルム面に対する傾斜角が0〜5°である平行面が15〜100%を占め、前記平行面の15〜100%が凸部に形成されている反射防止フィルムが開示されている。この文献では、偏光板の反射防止性能及びフィルムの透過鮮明性を向上させるために、表面の凸部をフィルムに対して平行な平面構造としている。そして、凸部が微小な突起構造でない平面構造となり、凸部において、応力が集中する面積を広げ、結果的にフィルムの耐擦傷性が向上している。しかし、このフィルムでは、凸部で反射する外光は、凸部が平面であるために散乱されず、正反射光として反射されるため、像が映り込み、防眩フィルムとしての特性は低い。
特開平7−27920号公報(請求項1及び3、段落番号[0001][0020]) 特開2003−177207号公報(請求項1、段落番号[0001][0024])
従って、本発明の目的は、高い防眩性及び耐擦傷性を有する防眩フィルム及びその製造方法、このフィルムを備えた表示装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、強い外光下であっても、ディスプレイへの映り込みが防止できる防眩フィルム及びその製造方法、このフィルムを備えた表示装置を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、高精細表示装置であっても、表示面での外景の映り込みやギラツキを防止できる防眩フィルム及びその製造方法、このフィルムを備えた表示装置を提供することにある。
本発明者らは、前記課題を達成するため鋭意検討した結果、表面に適度なうねりを有する扁平なポリマードメインを防眩層の表面の近傍に存在させると、防眩効果が発現するとともに、耐擦傷性も向上することを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明の防眩フィルムは、少なくともマトリックス樹脂及び平均径2〜100μmのポリマードメイン(A)を含む防眩層で構成されたフィルムであって、前記ポリマードメイン(A)が、防眩層の表面近傍に位置するとともに、表面側が非平坦面として形成されている。前記ポリマードメイン(A)の非平坦面は、平均高さ0.01〜1μm、好ましくは0.02〜0.5μm、さらに好ましくは0.03〜0.1μm程度の凹凸構造を有していてもよい。前記ポリマードメイン(A)は、防眩層表面から突出した凸部を形成するとともに、この凸部の平均高さが0.03〜20μm程度であり、かつフィルム表面における前記凸部の面積割合が、表面全体に対して10〜95%程度であってもよい。前記ポリマードメイン(A)の平均径は、好ましくは5〜50μm、さらに好ましくは10〜40μm程度であってもよい。前記防眩層は、さらに、平均径が0.1〜10μm(例えば、0.2〜5μm)程度であり、かつポリマードメイン(A)よりも平均径が小さいドメイン(B)を含んでいてもよい。前記ドメイン(A)と前記ドメイン(B)との平均径の比は、ドメイン(A)/ドメイン(B)=2/1〜100/1(例えば、3/1〜50/1)程度であってもよい。前記防眩層において、マトリックス樹脂中に、表面近傍のポリマードメイン(A)と、前記ドメイン(A)の下部に位置するドメイン(B)とが分散していてもよい。前記マトリックス樹脂及びポリマードメイン(A)は、同一又は異なって、脂環式オレフィン系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリアミド系樹脂、セルロース誘導体、エポキシ(メタ)アクリレートなどの透明樹脂で構成されていてもよい。
本発明には、共通の溶媒によって複数の非相溶性ポリマーを相溶した均一な溶液を塗布し、乾燥に伴って相分離させて前記防眩フィルムを製造する方法も含まれる。さらに、本発明には、前記フィルムを備えている表示装置も含まれる。
本発明では、表面に適度なうねりを有する扁平なポリマードメインが防眩層の表面の近傍にあるため、硬度及び耐擦傷性が高い防眩フィルムが得られる。さらに、前記ポリマードメイン(A)で形成される凸部が平面ではなく微細なうねり(又は傾斜)を有していているために、凸部からの反射光も適度に散乱され、強い外光下であっても、ディスプレイへの映り込みが抑制される。さらには、前記ポリマードメイン(A)よりもドメイン径の小さいドメイン(B)による光散乱性、及びポリマードメイン(A)による凸部のうねり及び傾きが引き起こす光散乱性のために、ポリマードメイン(A)がディスプレイの解像度に対して十分小さいサイズでなくとも、ギラツキを抑えられるため、高精細ディスプレイにも応用できる。
以下に、添付図面を参照しつつ、本発明の防眩フィルムを詳細に説明する。本発明の防眩フィルムは、少なくとも防眩層で構成されており、この防眩層は、少なくともマトリックス樹脂及びポリマードメイン(A)で構成されている。さらに、このフィルムは、ポリマードメイン(A)よりも平均径が小さいドメイン(B)を含んでいてもよい。
[フィルムの構造]
図1は、本発明の防眩フィルムにおける防眩層の一例を示す概略側面図である。図1において、防眩層は、マトリックス樹脂1、(A)ポリマードメイン2、及び(B)ドメイン3で構成され、マトリックス樹脂1中に、表面近傍のドメイン2と、前記ドメイン2の下部に位置する(B)ドメイン3とが分散している。
前記ポリマードメイン(A)は、防眩層表面の近傍に位置し、防眩層表面に埋設していてもよく、防眩層表面から少なくとも部分的に突出して凸部を形成していてもよい。前記ドメイン(A)が凸部を形成している場合、防眩層表面からのドメイン(A)の平均高さは、例えば、0.03〜20μm、好ましくは0.05〜10μm、さらに好ましくは0.1〜5μm(特に0.1〜1μm)程度である。凸部の平均高さがこの範囲にあると、光散乱特性と耐擦傷性とのバランスが良い。
ポリマードメイン(A)の平均径は、フィルム表面に適度に広い面積を有する凸部を形成でき、耐擦傷性を向上できればよく、例えば、2〜100μm、好ましくは5〜50μm、さらに好ましくは10〜40μm程度である。ドメイン(A)の平均径がこの範囲にあると、防眩層の表面近傍にあって凸部を形成しても摩擦による応力が分散され、耐擦傷性が高い。
ポリマードメイン(A)の形状は、特に限定されず、例えば、楕円体状、多角体状、角柱状、円柱状、棒状、不定形状などが例示できる。ポリマードメイン(A)の平面形状(フィルム面方向に投影した形状)が、例えば、円形、楕円形、多角形(三角形、四角形など)などであってもよい。
前記ポリマードメイン(A)は、表面側が非平坦面で形成されている。非平坦面は、粗面又はうねり面であってもよく、例えば、凹凸構造又はうねり(微小うねり)構造を有している。非平坦面の粗さの程度は、例えば、凹凸構造の平均高さで表わしてもよく、凹凸構造の平均高さは、例えば、0.01〜1μm、好ましくは0.02〜0.5μm、さらに好ましくは0.03〜0.1μm(特に0.03〜0.08μm)程度である。凹凸構造の平均高さがこの範囲にあると、ドメイン(A)の表面側が扁平で、かつ適度な傾斜(又はうねり)を有するため、光散乱性が高くなり、映り込みが抑制される。凹凸構造における凹部及び凸部の形状は、特に限定されないが、通常、曲面の山状及び谷状である。従って、凹凸構造は、通常、波形のうねり構造である。
防眩層の表面において、ポリマードメイン(A)の占める面積割合は、例えば、表面全体に対して10〜95%程度の範囲から選択でき、好ましくは20〜90%、さらに好ましくは30〜80%(特に40〜70%)程度である。ポリマードメイン(A)の面積割合が、この範囲にあると、防眩効果が高い。
前記防眩層は、マトリックス樹脂中に表面側が非平坦面で形成されたポリマードメイン(A)が存在することにより、高い耐擦傷性及び防眩効果を有するが、光散乱性を向上させる点から、さらにドメイン(B)を含んでいてもよい。
ドメイン(B)の平均径は、前記ドメイン(A)の平均径よりも小さく、例えば、0.1〜10μm、好ましくは0.2〜5μm、さらに好ましくは0.3〜3μm(特に0.5〜2μm)程度である。ドメイン(B)の平均径がこの範囲にあると、ドメイン(A)との組み合わせによって、光散乱特性が向上する。前記ドメイン(A)と前記ドメイン(B)との平均径の比は、ドメイン(A)/ドメイン(B)=2/1〜100/1、好ましくは3/1〜50/1、さらに好ましくは(特に3/1〜10/1)程度である。
ドメイン(B)は、防眩層の適所、例えば、表面、ドメイン(A)間、ドメイン(A)の下部などから選択された少なくとも1つの箇所に存在していてもよいが、少なくともドメイン(A)の下部に存在するのが好ましい。ドメイン(A)よりも平均径の小さいドメイン(B)が、ドメイン(A)の下部に存在することにより、ドメイン(A)で形成されたフィルム表面の凸部に、適度なうねり又は傾斜を付与することができる。すなわち、前記ドメイン(A)の表面側は、下部のドメイン(B)によって、微小な突起ではないが平坦面でもない面(うねりを有するなだらかな面)となる。
ドメイン(B)の形状も、特に限定されず、前記ドメイン(A)と同様の形状の他、球状であってもよく、通常、球状又は楕円体状である。ドメイン(B)のサイズを調整することにより、ポリマードメイン(A)の表面平坦性をコントロールすることができる。
ポリマードメイン(A)とドメイン(B)との体積割合は、例えば、ドメイン(A)/ドメイン(B)=99/1〜30/70、好ましくは95/5〜50/50、さらに好ましくは90/10〜70/30(特に90/10〜80/20)程度である。
マトリックス樹脂とドメイン(ポリマードメイン(A)及び(B)の合計)との体積割合は、例えば、95/5〜20/80、好ましくは90/10〜30/70、さらに好ましくは80/20〜40/60(特に70/30〜50/50)程度である。
防眩フィルムの厚みは、1〜500μm程度の範囲から選択でき、好ましくは3〜300μm、さらに好ましくは5〜200μm(特に10〜100μm)程度である。
防眩フィルムには、必要に応じて、その表面に、帯電防止層(例えば、導電剤や親水性成分を含む光硬化性樹脂で構成された導電性薄膜など)や、反射防止層(フッ素樹脂などで構成された低屈折率性薄膜など)などの薄膜を形成してもよい。これらの薄膜の厚みは、例えば、それぞれ、0.01〜10μm、好ましくは0.03〜1μm、さらに好ましくは0.05〜0.1μm程度である。
[フィルムの材質]
防眩性フィルムは、防眩層単独で形成してもよく、基材フィルムの上に防眩層が形成された積層体であってもよい。
マトリックス樹脂及びポリマードメイン(A)は、透明樹脂で構成されている。透明樹脂としては、例えば、熱可塑性樹脂[セルロース誘導体、オレフィン系樹脂(脂環式オレフィン系樹脂を含む)、ハロゲン含有樹脂、ビニルアルコール系樹脂、有機酸ビニルエステル系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ポリスルホン系樹脂、熱可塑性ポリウレタン樹脂、ポリスルホン系樹脂、ポリフェニレンエーテル系樹脂など]、ゴム又は熱可塑性エラストマー[ポリブタジエン、ポリイソプレンなどのジエン系ゴム、スチレン−ブタジエン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、アクリルゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴムなど]、熱又は光硬化性樹脂又は前駆体[エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ジアリルフタレート樹脂、シリコーン樹脂、ポリウレタン系樹脂、エポキシ(メタ)アクリレート、アリルグリシジルエーテル、ウレタン(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレートなど]などが挙げられる。これらの透明樹脂は、単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。
これらの透明樹脂のうち、脂環式オレフィン系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリアミド系樹脂、セルロース誘導体などの熱可塑性樹脂や、エポキシ(メタ)アクリレートやアリルグリシジルエーテルなどの熱又は光硬化性樹脂、特に、スチレン系樹脂[ポリスチレン、スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体(AS樹脂)、スチレン−ブタジエン共重合体など]、(メタ)アクリル系樹脂[ポリ(メタ)アクリル酸メチルなど]、セルロース誘導体[セルロースアセテート(セルロースジアセテート、セルローストリアセテートなど)、セルロースプロピオネート、セルロースブチレート、セルロースアセテートプロピオネート、セルロースアセテートブチレートなどのセルロースC1-6有機酸エステルなど]、エポキシ(メタ)アクリレート[エポキシシクロヘキセニル(メタ)アクリレートなどのエポキシシクロC5-8アルケニル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレートなど]などが好ましい。
なお、マトリックス樹脂とポリマードメイン(A)とは、同一の透明樹脂であってもよいが、通常、異なる透明樹脂である。
ドメイン(B)は、透明な材質で形成されている限り、特に限定されず、前記透明樹脂の他、無機物質(例えば、ガラス、シリカ、アルミナ、水酸化アルミニウム、雲母、タルク、モンモリロナイト、クレイなどの無機粒子など)などで構成されていてもよい。また、フィルム全体の透明性を損なわない範囲で、非透明樹脂や非透明無機物質であってもよい。これらのうち、透明樹脂、架橋樹脂粒子又はビーズ(例えば、架橋アクリル系樹脂や架橋ポリスチレン系樹脂などの有機粒子など)、特に、前記ドメイン(A)と同様の透明樹脂が好ましい。
基材フィルムも、透明な材質で形成されている限り、特に限定されず、前記透明樹脂の他、無機物質(例えば、ガラス、シリカ、アルミナなど)などで構成されていてもよい。
[フィルムの製造方法]
本発明の防眩フィルムの製造方法は、前記構造を有する防眩層が形成できる限り特に限定されないが、例えば、マトリックス樹脂中にポリマードメイン(A)を分散させ、ドメイン(A)の表面が軟化又は未硬化状態で、表面を非平坦面として形成し、固化又は固定する方法が挙げられる。ドメイン(A)の表面を非平坦面とする方法としては、例えば、防眩相を相分離を利用して形成する方法などが挙げられる。この方法では、相分離の程度を調整することにより、ドメイン(A)の表面平滑度をコントロールしてもよい。
特に、本発明の防眩フィルムの製造方法としては、ポリマードメイン(A)の下部に、このドメイン(A)よりも平均径の小さいドメイン(B)を配設させて、フィルム表面の凸部にうねりを形成する方法が好ましい。ドメイン(B)をポリマードメイン(A)の下部に配設させると、ドメイン(B)によって、ポリマードメイン(A)はうねり状に盛り上げられ、ポリマードメイン(A)の表面側はうねりを有する平坦面となる。
このような製造方法は、ドメイン(B)とマトリックス樹脂とで構成された層を形成した後、その上にドメイン(A)とマトリックス樹脂とで構成された層を形成する方法(二段階法)と、ドメイン(A)、ドメイン(B)及びマトリックス樹脂で構成されたフィルムを一工程(一度の操作)で形成する方法(一段階法)とに大別できる。なお、両方法において、前記マトリックス及びドメインで構成された防眩層単独フィルムを形成してもよいが、製造上の簡便性の点から、前記基材フィルムの上に、前記ドメイン及びマトリックスで構成された防眩層を形成した積層体とするのが好ましい。基材フィルムとの積層体とする場合は、基材フィルムの上に塗布して乾燥するだけの簡便な方法で防眩フィルムが製造できると共に、乾燥後も基材フィルムを剥離する必要がない。
前者の二段階法において、マトリックス樹脂中にポリマードメイン(A)を形成する方法としては、例えば、非相溶な2種類のポリマーを、それぞれ溶剤に溶解し、海島構造に液−液相分離した溶液を塗布して乾燥する方法、ポリマー溶液をフィルム表面に霧状に噴霧し、乾燥する方法、共通の溶媒によって非相溶な2種類のポリマーを相溶した均一な溶液を塗布し、乾燥に伴う相分離(スピノーダル分解)により形成する方法などが挙げられる。これらの方法において、ポリマーとともに、又はポリマーに代えて、熱又は光重合性成分(重合性オリゴマー及び/又はモノマーなどの反応性又は光重合性成分)を使用し、造膜後に、活性エネルギー線(紫外線、電子線など)の照射や加熱により重合させて硬化させてもよい。前記重合性成分(特に多官能硬化モノマー及び/又はオリゴマー)を用いることにより、フィルムの硬度及び耐擦傷性をさらに向上することができる。
重合性オリゴマーとしては、例えば、エポキシ(メタ)アクリレート、ポリウレタン(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレートなどが例示できる。重合性モノマーとしては、例えば、アルキル(メタ)アクリレート、ビニルピロリドンなどの単官能性単量体、アルキレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレートなどの多官能性(メタ)アクリレートなどが例示できる。
ポリマーと前記重合性成分との割合(重量比)は、前者/後者=100/0〜0.1/99.9程度の範囲から選択でき、例えば、80/20〜0.5/99.5、好ましくは70/30〜1/99、さらに好ましくは50/50〜3/97(特に70/30〜5/95)程度である。前記重合性成分において、オリゴマーとモノマーとの割合(重量比)は、前者/後者=99/1〜0/100程度の範囲から選択でき、例えば、90/10〜5/95、好ましくは80/20〜10/90、さらに好ましくは70/30〜20/80程度である。
また、溶剤は、ポリマーや前記重合性成分の種類に応じて適宜選択でき、反応開始剤や硬化剤などを適宜添加してもよい。ドメインの大きさや形状は、乾燥時間や硬化時間、ポリマーや前記重合性成分、添加剤の種類や量を適宜選択することにより調整できる。特に、スピノーダル分解(湿式スピノーダル分解)によりドメインを形成する方法においては、溶媒を乾燥などにより蒸発又は除去する過程で、濃度の濃縮に伴って、スピノーダル分解による相分離が生じ、相間距離が比較的規則的である構造を形成し易い。
ドメイン(B)を形成する方法は、前記ドメイン(A)を形成する方法と同様の方法の他、前記透明樹脂中に微粒子フィラー(前記無機粒子や前記有機粒子など)を分散させた溶液を基材フィルム上に塗布し、乾燥する方法であってもよい。
二段階法においては、例えば、基材フィルムの上に、前記方法によって、ドメイン(B)を形成するためのポリマー溶液を塗布又は噴霧して乾燥した後、得られた層の上に、さらに、前記方法によって、ドメイン(A)を形成するためのポリマー溶液を塗布又は乾燥することにより製造できる。
後者の一段階法としては、表面自由エネルギーの差を利用することにより、2種類の大きさのドメインを形成する方法、すなわち、基材フィルムの上にポリマー溶液を塗布して、基材フィルム界面と空気界面との間で表面自由エネルギーに差を生じさせて、2種類の大きさのドメインを形成する方法を使用できる。このような方法としては、例えば、基材フィルムの上に、共通の溶媒によって複数の非相溶なポリマーを相溶した溶液を塗布し、乾燥に伴う相分離(スピノーダル分解)により、2種類の大きさのドメインを有する液滴相構造を形成する方法が好ましい。この方法では、乾燥に伴うスピノーダル分解の相分離において、界面の表面自由エネルギーの差によって、基材フィルム側には、小さなポリマードメインが形成され、空気界面側には、大きなポリマードメインが形成される。この方法においても、前記ドメイン(A)を形成する方法と同様に、前記熱又は光重合性成分(特に多官能硬化モノマー及び/又はオリゴマー)を使用し、造膜後に、活性エネルギー線(紫外線、電子線など)の照射や加熱により重合させて硬化させてもよい。また、溶剤は、ポリマーや前記重合性成分の種類に応じて適宜選択でき、反応開始剤や硬化剤などを適宜添加してもよい。さらに、2種類のドメインを形成し、その大きさを制御するために、乾燥時間や硬化時間、ポリマーや前記重合性成分、添加剤の種類や量を適宜選択することにより調整できる。
これらの方法のうち、複数の樹脂を相分離する製造方法(例えば、共通の溶媒によって複数の非相溶性ポリマーを相溶した均一な溶液を塗布し、乾燥に伴ってスピノーダル分解で相分離させる製造方法)、特に、簡便性の点から、一段階法で複数の樹脂を湿式スピノーダル分解で相分離する製造方法が好ましい。
本発明の防眩フィルムは、防眩性と耐擦傷性が必要とされる種々の用途、例えば、液晶表示(LCD)装置、プラズマディスプレイ装置、タッチパネル付き表示装置、有機ELディスプレイ装置、無機ELディスプレイ装置、FED装置などの表示装置に使用できる。本発明の防眩フィルムは、表示面での外景の映り込みやギラツキを防止できるため、液晶表示装置(特に高精細又は高精彩表示装置)などの表示装置にも適している。
以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。
実施例1
酢酸プロピオン酸セルロースエステル(イーストマンケミカル社製、CAP482−20)12重量部、反応性オリゴマー(光重合性オリゴマー、ダイセル・ユーシービー(UCB)(株)製、ACA320)26重量部、ペンタエリスリトールトリアクリレート(PETA)62重量部、光反応開始剤(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製、イルガキュア184)5重量部をメチルエチルケトン300重量部に溶解し、透明で均一な溶液を作製した。この溶液を8番のワイヤーコーターで80μm厚のセルローストリアセテート(TAC)フィルム上に塗布し、オーブン中で、100℃、1分間かけて乾燥した。得られたフィルムは乾燥に伴う相分離により、表面に微細な凹凸構造が形成されていた。このフィルムを紫外線(UV)照射装置で5秒間照射することにより、表面に凹凸構造を有する膜を作製した。このフィルムの全光線透過率は92%、ヘイズは25%、グロス(角度60°)は60であった。
このフィルムの凹凸構造を有する表面をエポキシ樹脂(チバガイギー社製、アラルダイト)で包埋(被覆)し、スライスした断面を透過型電子顕微鏡で撮影した写真(縦15μm×横11μmスケール)を図2に示す。この防眩フィルムでは、セルローストリアセテート(TAC)フィルムの上に、ドメイン(A)、ドメイン(A)よりも平均径の小さいドメイン(B)及びマトリックス樹脂が形成されている。また、エポキシ樹脂とドメイン(A)との境界及びエポキシ樹脂とマトリックス樹脂との境界が、防眩フィルムの表面であり、マトリックス樹脂よりもドメイン(A)の方が若干突出しているため、表面に凹凸構造が形成されている。なお、このドメイン(A)で構成される凸部は平面状であるが、微細なうねり(凹凸構造)が認められた。このうねりの平均高さは0.05μmであった。
このフィルムの裏面を黒色インクを塗布し、蛍光灯を照射したところ、反射光は適度に散乱し、蛍光灯の形が映り込むようなことはなかった。
図1は、本発明の防眩フィルムにおける防眩層の一例を示す概略側面図である。 図2は実施例1で得られた防眩フィルム断面の透過型電子顕微鏡写真である。
符号の説明
1…マトリックス樹脂
2…ドメイン(A)
3…ドメイン(B)

Claims (11)

  1. 少なくともマトリックス樹脂及び平均径2〜100μmのポリマードメイン(A)を含む防眩層で構成されたフィルムであって、前記ポリマードメイン(A)が、防眩層の表面近傍に位置するとともに、表面側が非平坦面として形成されている防眩フィルム。
  2. ポリマードメイン(A)の非平坦面が、平均高さ0.01〜1μmの凹凸構造を有する請求項1記載のフィルム。
  3. ポリマードメイン(A)が、防眩層表面から突出した凸部を形成するとともに、この凸部の平均高さが0.03〜20μmであり、かつフィルム表面における前記凸部の面積割合が、表面全体に対して10〜95%である請求項1記載のフィルム。
  4. ポリマードメイン(A)の平均径が5〜50μmであり、かつポリマードメイン(A)の非平坦面が、平均高さ0.02〜0.5μmの凹凸構造を有する請求項1記載のフィルム。
  5. 防眩層が、さらに、平均径が0.1〜10μmであり、かつポリマードメイン(A)よりも平均径が小さいドメイン(B)を含む請求項1記載のフィルム。
  6. ドメイン(A)とドメイン(B)との平均径の比が、ドメイン(A)/ドメイン(B)=2/1〜100/1である請求項5記載のフィルム。
  7. マトリックス樹脂中に、表面近傍のポリマードメイン(A)と、前記ドメイン(A)の下部に位置するドメイン(B)とが分散している請求項5記載のフィルム。
  8. マトリックス樹脂及びポリマードメイン(A)が、同一又は異なって、脂環式オレフィン系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリアミド系樹脂、セルロース誘導体、及びエポキシ(メタ)アクリレートから選択された少なくとも一種の透明樹脂で構成された請求項1記載のフィルム。
  9. マトリックス樹脂中に、表面近傍に位置する平均径10〜40μmのポリマードメイン(A)と、前記ドメイン(A)の下部に位置する平均径0.2〜5μmのドメイン(B)とが分散している防眩層で構成されたフィルムであって、ポリマードメイン(A)の表面側が、平均高さ0.03〜0.1μmの凹凸構造として形成され、前記ドメイン(A)とドメイン(B)との平均径の比が、ドメイン(A)/ドメイン(B)=3/1〜50/1である防眩フィルム。
  10. 共通の溶媒によって複数の非相溶性ポリマーを相溶した均一な溶液を塗布し、乾燥に伴って相分離させて請求項1記載の防眩フィルムを製造する方法。
  11. 請求項1記載のフィルムを備えている表示装置。
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