JP2005195800A - 反射式垂れベルト - Google Patents
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Abstract
【課題】光反射シートの一部が破損しても、光反射機能を大きく損なうことがなく、長期使用できる反射式垂れベルトを得る。
【解決手段】光反射シート3の裏側にシート4、5、3が重ね合わされており、上記光反射シート3と上記シート4、5、3とが部分的に固着された反射式垂れベルトにおいて、上記光反射シート3と上記シート4、5、3との固着部1a、1bによって、全体が複数の水密区画2に分割されたことを特徴とする反射式垂れベルト1とした。この反射式垂れベルト1は、光反射シート3の何処かに破損が生じても、雨水が浸入するのはその破損がある水密区画2だけとなるので、使用期間を大幅に延ばすことができる。
【選択図】図2
【解決手段】光反射シート3の裏側にシート4、5、3が重ね合わされており、上記光反射シート3と上記シート4、5、3とが部分的に固着された反射式垂れベルトにおいて、上記光反射シート3と上記シート4、5、3との固着部1a、1bによって、全体が複数の水密区画2に分割されたことを特徴とする反射式垂れベルト1とした。この反射式垂れベルト1は、光反射シート3の何処かに破損が生じても、雨水が浸入するのはその破損がある水密区画2だけとなるので、使用期間を大幅に延ばすことができる。
【選択図】図2
Description
この発明は、特に、踏切遮断桿に取り付けるのに好適な反射式垂れベルトに関する。
従来から、夜間、踏切に近づくドライバーが踏切遮断桿の位置を把握し易いようにするため、図6に示すように、車のヘッドライト光を反射する反射式垂れベルト11を踏切遮断桿に沿って張り渡したロープLに取り付けることが行われている。
反射式垂れベルト11は、図7に示すように矩形光反射シート12の裏側にホワイトシート13、透明シート14、矩形光反射シート12が重ねられ、各シート同士の全周縁を溶着することによってベルト状に形成されたものであり、図8に示すように、フック21をロープLに跨がせ、垂れベルト11の一端部に形成されたフック挿通部15に、フック21のベルト吊下げ部22を通し、フック21を閉じることによって踏切遮断桿に取り付けられる。
ところで、反射式垂れベルト11は、風光によって劣化が進み、自動車との接触などで頻繁に擦られるので、やがて光反射シート12の一部に穴や亀裂などの破損を生じることがある。
しかしながら、反射式垂れベルト11は全周縁のみが溶着された構造なので、光反射シート12とホワイトシート13および透明シート14との間に僅かな隙間が存在する。このため、光反射シート12の一部が破損すると、そこから雨水が反射式垂れベルト11内部に浸入し、上記隙間に拡がってしまう。このような状態になると、反射式垂れベルト11は、内部に侵入した雨水によって入射光が乱反射されるので、光反射機能を著しく損なってしまう。
このため、反射式垂れベルト11には、光反射シート12の一部に破損が生じただけで交換を迫られるという問題があった。
そこで、この発明の課題は、光反射シートの一部が破損しても、光反射機能を大きく損なうことがなく、長期間使用できる反射式垂れベルトを得ることにある。
上記の課題を解決するため、この発明は、光反射シートの裏側にシートが重ね合わされており、上記光反射シートと上記シートとが部分的に固着された反射式垂れベルトにおいて、上記光反射シートと上記シートとの固着部によって、全体が複数の水密区画に分割されたことを特徴とする反射式垂れベルトとしたのである。
この構成によれば、反射式垂れベルトは、光反射シートの何処かが破損しても、上記光反射シートと上記シートとの固着部によって、全体が複数の水密区画に分割されているため、浸水するのはその破損がある水密区画だけとなり、大きく光反射機能を損なうことがない。
このため、この発明の反射式垂れベルトは、光反射シートの一部が破損した程度では交換の必要がなく、使用期間を大幅に延ばすことができる。
以下、この発明の反射式垂れベルトの最良の実施形態を図面に基づき説明する。図1に全体を示した反射式垂れベルト1は、図2、図3に示すように、表側の光反射シート3の裏側にホワイトシート4、透明シート5および裏側の光反射シート3が重ね合わされており、全体が長さ方向に一定間隔で複数の水密区画2に分割されている。
光反射シート3は、外部から入射した光を樹脂シートに形成された光反射層によって反射するものであり、矩形シート状に形成されている。光反射シート3の平面形状は、垂れベルトの平面形状に応じて決定するとよい。光反射シート3には、塩化ビニル製の光反射シートを用いることができ、例えば、マイクロプリズムが樹脂シート裏面に形成されたマイクロプリズム式反射シート(例えば、リフレクサイト株式会社製 J400)や、ガラスビーズが樹脂シートの表面に接着されたガラスビーズ式反射シートを用いることができる。
ホワイトシート4は、光反射シート3を透過した光を外側に反射し、垂れベルト1の光反射機能を強化する役割を果たすものである。このホワイトシート4には、光反射シート3と同平面形状の白色塩化ビニルシートを用いることができる。なお、光反射シート3のみで所望の光反射機能を得られる場合には、垂れベルト1にホワイトシート4を設ける必要はない。
透明シート5は、反射式垂れベルト1が風などで簡単に踏切遮断桿に巻き付かないように、反射式垂れベルト1の剛性を上げるためのものである。この透明シート5には、光反射シート3と同平面形状の透明塩化ビニルシートを用いることができる。なお、反射式垂れベルト1では、ホワイトシート4を厚くし、透明シート5を省略することもできる。
また、反射式垂れベルト1の一端部には、フック挿通部6が形成されている。フック挿通部6は、ハトメ打ち機を用いてハトメをかしめ止めすることによって形成されている。
この反射式垂れベルト1は、全周溶着部1a、長さ方向に一定間隔で設けられた全幅溶着部1b及びハトメ外周溶着部1cにおいて、表側の光反射シート3とホワイトシート4、裏側の光反射シート3と透明シート5、ホワイトシート4と透明シート5とを溶着し、各シート同士を固着することによって形成されている。
上記構成の反射式垂れベルト1は、全周溶着部1aおよび全幅溶着部1bとに囲まれた部分が1つの水密区画2となるので、全体が長さ方向に一定間隔で複数の水密区画2に分割された構造となる。
反射式垂れベルト1を複数の水密区画に分割するパターンは、例えば、図4に示した反射式垂れベルト1Aのように、直交し合う2本の斜線溶着部1dで分割するパターンや、図5に示した反射式垂れベルト1Bのように幅方向に一定間隔で設けられた縦線溶着部1eで分割するパターンでもよい。
なお、反射式垂れベルト1においては、各シート3、4、5同士の固着部によって全体を複数の水密区画2に分割できればよく、上記溶着部1a、1b、1cを溶着に替えて接着することもできる。さらに、この発明では、1枚の矩形光反射シートをホワイトシートと透明シートとを包むように折り合わせ、上記と同様に溶着することにより反射式垂れベルトを形成することもできる。
以上に述べたように、反射式垂れベルト1は、全体が複数の水密区画2に分割されているので、光反射シート3の何処かに破損が生じても、浸水するのはその破損がある水密区画2だけとなり、大きく光反射機能を損なうことがない。このため、反射式垂れベルト1は、使用期間を大幅に延ばすことができる。
1、1A、1B 反射式垂れベルト
1a 全周溶着部
1b 全幅溶着部
1c ハトメ外周溶着部
2 水密区画
3 反射シート
4 ホワイトシート
5 透明シート
6 フック挿通部
1a 全周溶着部
1b 全幅溶着部
1c ハトメ外周溶着部
2 水密区画
3 反射シート
4 ホワイトシート
5 透明シート
6 フック挿通部
Claims (2)
- 光反射シートの裏側にシートが重ね合わされており、上記光反射シートと上記シートとが部分的に固着された反射式垂れベルトにおいて、上記光反射シートと上記シートとの固着部によって、全体が複数の水密区画に分割されたことを特徴とする反射式垂れベルト。
- 上記光反射シートと上記シートとの固着部が、溶着によって形成されたことを特徴とする請求項1記載の反射式垂れベルト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004001257A JP2005195800A (ja) | 2004-01-06 | 2004-01-06 | 反射式垂れベルト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004001257A JP2005195800A (ja) | 2004-01-06 | 2004-01-06 | 反射式垂れベルト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005195800A true JP2005195800A (ja) | 2005-07-21 |
Family
ID=34816831
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004001257A Pending JP2005195800A (ja) | 2004-01-06 | 2004-01-06 | 反射式垂れベルト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005195800A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52144295A (en) * | 1976-05-27 | 1977-12-01 | Unitika Ltd | High luminance reflecting sheet and method of producing same |
JPS55140512U (ja) * | 1979-03-23 | 1980-10-07 | ||
JPS5875168U (ja) * | 1981-11-17 | 1983-05-20 | 蛯子 勝彦 | 踏切における通行人の遮断装置 |
JPH08171005A (ja) * | 1994-12-16 | 1996-07-02 | Nippon Carbide Ind Co Inc | 光透過性再帰反射シート |
-
2004
- 2004-01-06 JP JP2004001257A patent/JP2005195800A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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