JP2019007249A - 視線誘導標 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイヤーロープが掛け渡されたポールの外観を損なうことなくポールに取り付けることができ、ポールへの取り付け位置や大きさが制限されることなく視認性を十分に向上させるようにする。【解決手段】ワイヤーロープが掛け渡されたポール50に取り付けられる視線誘導標1であって、ポール本体51の側面を覆う第1シート部材11と第2シート部材12からなるシート部材10を備え、第1シート部材11と第2シート部材12には、ワイヤーロープを通す切欠き13a〜13d及びポール本体51にシート部材10を固定する結束バンド16を取り付ける穴14a〜14hが設けられている視線誘導標1。【選択図】図1

Description

本発明は、道路の中央分離帯等に設置される防護柵のポールに取り付けられる視線誘導標に関するものである。
高速道路の暫定2車線(片側1車線)区間においては、中央分離帯にラバーポールが設置されて、上下車線の区別が行われているが、近年、走行車が中央分離帯を越えて反対車線に飛び出す事故が増加している。このため、ラバーポールに代えて、金属ポールとこれに掛け渡されたワイヤーロープからなる防護柵を中央分離帯に設置し、反対車線への飛び出し事故を防ぐ試みがなされている。
この場合、中央分離帯に設置される防護柵の金属ポールは、ラバーポールに比べて視認性が悪いため、その視認性を向上させることが必要となる。
ところで、従来より、道路等に設置されたポール等に種々の視線誘導標等を取り付けて視認性を向上させ、視線誘導や注意喚起等を図ることが提案・開示されている。
例えば、特開2010−152289号公報(特許文献1)には、柔軟性を有したプレートに、コの字、Uの字、Vの字などのような、一辺を残した形状のカットラインを複数設け、そのカットライン内側には貫通した穴を設けて取り付け部を形成し、プレート表面に表示部を形成した、取り付け部が表示板表面に露出することのない表示板が開示されている。
また、特開2006−257867号公報(特許文献2)には、片手で扱える太さと長さを有する筒状体であって、軸方向に沿って切り開かれ、装着対象物へ嵌め込んで握ることにより装着できる定着手段を備え、筒状体に標識部を形成した筒形標識アタッチメントが開示されている。
実用新案登録第3168234号公報(特許文献3)には、柔軟な合成繊維生地であって視覚を刺激する蛍光色で横長に形成した旗本体の表裏両面の対象位置に、光に反射する反射部片を取付け、該旗本体の基部に連結したポール巻付用の巻着部の両端部に連結部片を設けてなる視線誘道旗が開示されている。
さらに、特開2011−94470号公報(特許文献4)には、ポール式視線誘導標に装着されるポール式視線誘導標用カバーであって、ポール式視線誘導標の外周面を覆う筒部と、該筒部の外周面から外方に延出し、ポール式視線誘導標の視認幅を拡張する翼部とを備えたポール式視線誘導標用カバーが開示されている。
しかしながら、特許文献1の表示板においては、プレートの一方の面が表示部となり他方の面が取り付け部となるが、中央分離帯に設置されるようなポールに取り付ける表示板は、両方の面を表示部とする必要があり、特許文献1の表示板をこのようなポールに取り付けると、取り付け部が表示部側に露出して外観が損なわれるという問題が生じる。
また、特許文献2の筒形標識アタッチメントや特許文献3の視線誘道旗を、ワイヤーロープが掛け渡されたポールに取り付けても、ワイヤーロープのない部分にしか取り付けることができず、取り付け位置や大きさが制限され、視認性を十分に向上させることができない。
さらに、特許文献4のポール式視線誘導標用カバーを、ワイヤーロープが掛け渡されたポールに取り付けても、ワイヤーロープが架設されていないポールの上部にしか取り付けることができず、取り付け位置や大きさが制限され、視認性を十分に向上させることができない。
この点、特開2017−14747号公報(特許文献5)には、外周又は側面部の一部に道路防護施設等に取り付けるための道路防護施設用挿入溝が設けられた本体を有している注意喚起用保安部品が開示されている。
しかしながら、特許文献5の注意喚起用保安部品は、ガードレールやガードパイプ等に取り付けるものであってポールに取り付けるものではなく、ポール自体の視認性を向上させることはできない。
特開2010−152289号公報 特開2006−257867号公報 実用新案登録第3168234号公報 特開2011−94470号公報 特開2017−14747号公報
本発明が解決しようとする課題は、道路の中央分離帯等の両側から見られる場所に設置され、ワイヤーロープが掛け渡されたポールに取り付けられる視線誘導標において、その外観を損なうことなくポールに取り付けることができ、ポールへの取り付け位置や大きさが制限されることなく視認性を十分に向上させることである。
請求項1に記載の発明は、ワイヤーロープが掛け渡されたポールに取り付けられる視線誘導標であって、前記ポールの側面を覆うシート部材を備え、該シート部材には、前記ワイヤーロープを通す切欠き及び前記ポールに前記シート部材を固定する固定具を取り付ける固定具取付部が設けられている視線誘導標を提供して、上記課題を解決するものである。
請求項2に記載の発明は、前記シート部材は、表面側に再帰性反射シートを備えている視線誘導標を提供して、上記課題を解決するものである。
請求項3に記載の発明は、前記シート部材は、第1シート部材と第2シート部材から構成され、前記第1シート部材と前記第2シート部材の少なくとも左右方向の一側は前記ポールの軸方向に沿って接合され、前記第1シート部材と前記第2シート部材に同一の前記切欠き及び同一の前記固定具取付部が設けられている視線誘導標を提供して、上記課題を解決するものである。
請求項4に記載の発明は、前記切欠きは、前記ポールの軸方向に沿った溝である視線誘導標を提供して、上記課題を解決するものである。
請求項5に記載の発明は、前記固定具は結束バンドであり、前記固定具取付部は該結束バンドを通す穴である視線誘導標を提供して、上記課題を解決するものである。
請求項1に記載の発明の視線誘導標においては、ワイヤーロープが掛け渡されたポールに対して、その外観を損なうことなくポールに取り付けることができ、ポールへの取り付け位置や大きさが制限されることなく視認性を十分に向上させることができるという効果を奏する。
請求項2に記載の発明の視線誘導標においては、さらに、シート部材の外側面に入射した光が入射方向に反射され、夜間等においてより視認性を高めることができる。
請求項3に記載の発明の視線誘導標においては、請求項1又は請求項2の発明と同様の効果を奏する。
請求項4に記載の発明の視線誘導標においては、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載した発明と同様の効果を奏する。
請求項5に記載の発明の視線誘導標においては、さらに、簡易な手段で視線誘導標をポールに取り付けることができるという効果を奏する。
本発明の第1実施形態の視線誘導標の正面図である。 図1に示す視線誘導標の平面図である。 図1に示す視線誘導標の底面図である。 図1のY1−Y1断面図である。 図1のY2−Y2断面図である。 図5のA部拡大図である。 図1に示す視線誘導標を水平方向に広げた状態の斜視図である。 固定具となる結束バンドの正面図である。 視線誘導標1を防護柵のポールに取り付けた状態の斜視図である。 本発明の第2実施形態の視線誘導標の正面図である。 図10に示す視線誘導標の平面図である。 図10のX1−X1断面図である。 図10のX2−X2断面図である。 図10に示す視線誘導標を水平方向に拡げた状態の斜視図である。 視線誘導標2を図9に示す防護柵40のポール50に取り付けた状態の斜視図である。 第2実施形態の視線誘導標2の変形例である視線誘導の正面図である。 図16に示す視線誘導標の平面図である。
本発明の視線誘導標の実施形態について説明する。
[第1実施形態の視線誘導標]
図1は、本発明の第1実施形態の視線誘導標の正面図、図2は、図1に示す視線誘導標の平面図、図3は、図1に示す視線誘導標の底面図、図4は、図1のY1−Y1断面図、図5は、図1のY2−Y2断面図、図6は、図5のA部拡大図、図7は、図1に示す視線誘導標を水平方向に広げた状態の斜視図である。
図において、1は視線誘導標、10はシート部材、11は第1シート部材、11aは再帰性反射シート、11bは防水シート、12は第2シート部材、12aは再帰性反射シート、12bは防水シート、13a〜13dは切欠き、14a〜14hは穴、15は綴じ糸である。
[視線誘導標1の構成]
図1〜7に示すように第1実施形態の視線誘導標1は、シート部材10から形成され、シート部材10は、第1シート部材11と第2シート部材12から構成されている。
図1、図7等に示すように、第1シート部材11と第2シート部材12は、共に横長の長方形状であって、同一の形状を有し、両シート部材は、重ね合されてその左端部が綴じ糸15によって綴じられている。これにより、図7に示すように第1シート部材11と第2シート部材12は、右端部側から水平方向に広げることができるようになっている。
第1シート部材11の上部中央部には縦長の長方形状の溝である切欠き13aが設けられ、下部中央部には同形状の溝である切欠き13bが設けられ、第2シート部材12の上部中央部と下部中央部にも、同形状の溝である切欠き13cと切欠き13dが設けられている(図1〜3、図7参照)。
この場合、切欠き13a〜13dは、図1に示すような縦長の長方形状の溝に限定されるものではなく、三角形、台形、くさび形、U字形等のワーヤーロープを通すことができる形状のものであればよい。
また、第1シート部材11において、左端より少し内側に入った部分の上部と下部には、円形の穴14a、14bが設けられ、右端より少し内側に入った部分の上部と下部には、円形の穴14c、14dが設けられ、第2シート部材12においても、第1シート部材11と同様の位置に円形の穴14e、14f、14g、14hが設けられ、穴14a〜14hは、同一形状となっている(図1、図4、図5、図7参照)。
これらの穴14a〜14hは、結束バンド等の固定具を取り付ける固定具取付部となるものであるが、その形状は図等に示すような円形に限定されるものではなく、四角形等の多角形、楕円形、長円形等であってもよい。
そして、第1シート部材11と第2シート部材12を重ね合わせた状態で、切欠き13aと切欠き13c、切欠き13bと切欠き13dが重なり、穴14aと穴14e、穴14bと穴14f、穴14cと穴14g、穴14dと穴14hが重なるようになっている(図1〜5参照)。
なお、本発明の固定具取付部は、上記のような穴14a〜14hに限定されるものではなく、フック等の突起部材であってもよい。
図6に示すように第1シート部材11は、再帰性反射シート11aを外側(表面側)にしてこれと防水シート11bを接着剤等により貼り合わせた積層体であり、第2シート部材12も、再帰性反射シート12aを外側(表面側)にしてこれと防水シート12bを接着剤等により貼り合わせた積層体である。
再帰性反射シート11a、11bは、入射した光を光源方向(入射方向)に反射する反射シートで、これには、ガラスビーズを用いた露出レンズ型、封入レンズ型、カプセルレンズ型や、ガラスビーズを使用しないプリズム型等の反射シートが使用されるが、高輝度反射機能を有するプリズム型の反射シートを使用するのが望ましい。
防水シート11b、12bには、ポリエステル繊維の生地の両面に合成樹脂をコーティングしたターポリン、ポリエステル繊維を使用した帆布に合成樹脂を染み込ませたエステル帆布等が使用される。
このように第1シート部材11を再帰性反射シート11aと防水シート11bの積層体とし、第2シート部材12を再帰性反射シート12aと防水シート12bの積層体とすることで、外側の再帰性反射シート11aにより、夜間において視線誘導標1に当たる走行車のヘッドライトを走行車の方向に反射して視線誘導標1の視認性を高めに、内側の防水シート11b、12bにより、視線誘導標1の防水性と強度を高めることができる。
なお、再帰性反射シート11a、11bに防水性と強度とあるものを使用した場合は、内側の防水シート11b、12bは使用せず、再帰性反射シート11a、12aだけで第1シート部材11、第2シート部材12を構成してもよい。
[固定具]
ここで、視線誘導標1をワイヤーロープが掛け渡されたポールに固定するための固定具について説明する。
図8は、固定具となる結束バンドの正面図であり、図において、16は結束バンド、16aは頭部、16bは帯状体、16cは貫通孔、16dはロック爪、16eはラチェット歯である。
図8に示すように、結束バンド16は、直方体形状の頭部16aとその右側面部から左右方向に延びる帯状体16bが一体となったものであり、頭部16aには貫通孔16cとロック爪16dが形成され、帯状体16bにはラチェット歯16eが形成されている。
この結束バンド16は、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂やステンレス等の金属を一体成型して製造されたものである。
そして、結束バンド16において、帯状体16bを対象物に巻き付けてその先端から貫通孔16cに通し、対象物を締め付けてラチェット歯16eをロック爪16dに係合させることにより、結束バンド16を対象物に締め付けて固定することができる。
なお、視線誘導標1をワイヤーロープが掛け渡されたポールに固定するための固定具は、上記のような結束バンド16に限定されるものではなく、ボルトとナット、針金等であってもよい。
[視線誘導標1の使用方法]
次に、視線誘導標1の使用方法ついて説明する。
視線誘導標1は、高速道路の中央分離帯等に設置される防護柵であって、ポール(金属ポール)とこれに掛け渡されたワイヤーロープからなる防護柵のポールに取り付けられて使用される。
図9は、視線誘導標1を防護柵のポールに取り付けた状態の斜視図であって、図において、17、18は翼部、40は防護柵、50はポール、51はポール本体、52は上面カバー、53は開口部、61〜65はワイヤーロープである。
図9に示すように、防護柵は、ポール50とワイヤーロープ61〜65を備え、縦長円筒形のポール本体51の上面は、上面カバー52で覆われ、ポール本体51の側面には、複数の開口部53が設けられ、ポール50には、開口部53を通るワイヤーロープ61〜65が掛け渡されている。開口部53は、図9に示すようなポール本体51の側面に直接形成されたものに限定されず、ポール本体51に縦長の連続した溝を設け、この溝にワイヤーロープ61〜65が通る隙間を空けてスペーサーを嵌め込み、これにより形成された開口部53でもよい。
視線誘導標1をポール50に取り付けるに際しては、図7に示すように視線誘導標1を右端部側から水平方向に広げ、第1シート部材11と第2シート部材12でポール本体51の側面を挟み込むようにし、ワイヤーロープ62が切欠き13aと切欠き13cを通り、ワイヤーロープ63が切欠き13bと切欠き13dを通るようにして、第1シート部材11と第2シート部材12をポール本体51の側面に巻き付け、上側の穴14a、14c、14g、14eに結束バンド16を通して締め付け、下側の穴14b、14d、14h、14fにも結束バンド16を通して締め付ける。これにより第1シート部材11と第2シート部材12がポール本体51の側面を締め付けて、図9に示すような状態で視線誘導標1がポール50に取り付けられる。
なお、結束バンドによるポール50への視線誘導標1の取付方法は、上記の例に限定されるものではなく、結束バンド16より帯状体が短い結束バンドを4個使用し、各結束バンドを穴14aと穴14e、穴14bと穴14f、穴14cと穴14g、穴14dと穴14hに通して第1シート部材11と第2シート部材12の左側部と右側部を締め付け、これにより視線誘導標1をポール50に取り付けてもよい。
この場合、ワイヤーロープ62が視線誘導標1の上側の切欠き13aと切欠き13cを通り、ワイヤーロープ63が視線誘導標1の下側の切欠き13aと切欠き13cを通るため、視線誘導標1の上下方向の幅がワイヤーロープ62と63の間隔より大きくなり、視線誘導標1の面積を大きくしてその視認性を高めることができ、切欠き13a〜13dは、視線誘導標1がポール本体51に対して回るのを防止する回り止めとしても機能する。
図9においては、ワイヤーロープ62とワイヤーロープ63の間に視線誘導標1が取り付けられているが、視線誘導標1は、ワイヤーロープ61とワイヤーロープ62の間、ワイヤーロープ63とワイヤーロープ64の間、あるいは、ワイヤーロープ64とワイヤーロープ65の間にも取り付けることができる。
すなわち、視線誘導標1は、ワイヤーロープが掛け渡されたポール50に対してどのワイヤーロープの間にも取り付けることができる。
また、視線誘導標1の外側面は再帰性反射シート11a、12aとなっているため、入射した光が入射方向に反射され、夜間等において視線誘導標1の視認性を高めることができる。
さらに、結束バンド16で第1シート部材11と第2シート部材12を締め付けることにより、第1シート部材11と第2シート部材12がポール本体51の側面に密着して筒状となり、この筒状部の側部から外方に突出する翼部17、18が形成され、視線誘導標1の視認幅が拡張されて視認性が高められる。
[第2実施形態の視線誘導標]
図10は、本発明の第2実施形態の視線誘導標の正面図、図11は、図10に示す視線誘導標の平面図、図12は、図10のX1−X1断面図、図13は、図10のX2−X2断面図、図14は、図10に示す視線誘導標を水平方向に拡げた状態の斜視図である。
図において、2は視線誘導標、20はシート部材、21は第1シート部材、21aは再帰性反射シート、21bは防水シート、22は第2シート部材、22aは再帰性反射シート、22bは防水シート、23a、23bは切欠き、24a〜24hは穴、25a、25bは綴じ糸である。
[視線誘導標2の構成]
図10〜14に示すように第2実施形態の視線誘導標2は、シート部材20から形成され、シート部材20は、第1シート部材21と第2シート部材22から構成されている。
図10、図14に示すように、第1シート部材21と第2シート部材22は、共に縦長の長方形状であって、同一の形状を有し、両シート部材は、重ね合されてその左端部が綴じ糸25aによって綴じられ、その右端部が綴じ糸25bによって綴じられている。これにより、図14に示すように第1シート部材11と第2シート部材12は、中央部から水平方向に広げることができるようになっている。
第1シート部材21には、その中央部から下方にかけて縦長の長方形状の溝である切欠き23aが設けられ、第2シート部材22にも、その中央部から下方にかけても、同形状の溝である切欠き23bとが設けられている。
この場合、切欠き23a、23bは、図10に示すような縦長の長方形状の溝に限定されるものではなく、縦長の台形、くさび形、U字形等の形状であって上下方向に並んだ複数のワーヤーロープを通すことができるものであればよい。
また、第1シート部材21には、左端より少し内側に入った部分の中央部と下部に、円形の穴24a、24bが設けられ、右端より少し内側に入った部分の中央部と下部に、円形の穴24c、24dが設けられ、第2シート部材22にも、第1シート部材21と同様の位置に円形の穴24e、24f、24g、24hが設けられ、穴24a〜24hは、同一形状となっている(図10、図12〜14参照)。
これらの穴24a〜24hは、結束バンド等の固定具を取り付ける固定具取付部となるものであるが、その形状は図等に示すような円形に限定されるものではなく、四角形等の多角形、楕円形、長円形等であってもよい。
そして、第2シート部材21と第2シート部材22を重ね合わせた状態で、切欠き23aと切欠き23bが重なり、穴24aと穴24e、穴24bと穴24f、穴24cと穴24g、穴24dと穴24hが重なるようになっている(図10、図12、図13参照)。
なお、本発明の固定具取付部は、上記のような穴24a〜24hに限定されるものではなく、フック等の突起部材であってもよい。
図14に示すように第1シート部材21は、再帰性反射シート21aを外側(表面側)にしてこれと防水シート21bを接着剤等により貼り合わせた積層体であり、第2シート部材22も、再帰性反射シート22aを外側(表面側)にしてこれと防水シート22bを接着剤等により貼り合わせた積層体である。
再帰性反射シート21a、21bは、第1実施形態の視線誘導標1の再帰性反射シート11a、11bと同じ反射シートが使用され、防水シート21b、22bも、第1実施形態の視線誘導標1の防水シート11b、12bと同じものが使用される。
なお、第1実施形態の視線誘導標1と同様に、再帰性反射シート21a、21bに防水性と強度とあるものを使用した場合は、内側の防水シート21b、22bは使用せず、再帰性反射シート21a、21aだけで第1シート部材11、第2シート部材12を構成してもよい。
[視線誘導標2の使用方法]
次に、視線誘導標2の使用方法ついて説明する。
視線誘導標2は、視線誘導標1と同様に、ポールとこれに掛け渡されたワイヤーロープからなる防護柵のポールに取り付けられて使用される。
図15は、視線誘導標2を図9に示す防護柵40のポール50に取り付けた状態の斜視図であって、図において、27、28は翼部である。
視線誘導標2をポール50に取り付けるに際しては、図14に示すように視線誘導標2を水平方向に広げて筒状にし、上面カバー52の部分から被せて、切欠き23aと切欠き23bがワイヤーロープ61、62を通るようにして、第1シート部材21と第2シート部材22でポール本体51の側面を覆い、上側の穴24a、24c、24g、24eに結束バンド16を通して締め付け、下側の穴24b、24d、24h、24fにも結束バンド16を通して締め付ける。これにより第1シート部材21と第2シート部材22がポール本体51の側面を締め付けて、図15に示すような状態で視線誘導標2がポール50に取り付けられる。
この場合、ワイヤーロープ61、62が視線誘導標2の切欠き23aと切欠き23bを通るため、視線誘導標2の上下方向の幅がワイヤーロープ61と62の間隔より大きくなり、視線誘導標2の面積を大きくしてその視認性を高めることができ、切欠き23a、23bは、視線誘導標2がポール本体51に対して回るのを防止する回り止めとしても機能する。
また、視線誘導標2の外側面は再帰性反射シート21a、22aとなっているため、入射した光が入射方向に反射され、夜間等において視線誘導標2の視認性を高めることができる。
さらに、結束バンド16で第1シート部材21と第2シート部材22を締め付けることにより、第1シート部材21と第2シート部材22がポール本体51の側面に密着して筒状となり、この筒状部の側部から外方に突出する翼部27、28が形成され、視線誘導標2の視認幅が拡張されて視認性が高められる。
[視線誘導標2の変形例]
図16は、第2実施形態の視線誘導標2の変形例である視線誘導の正面図、図17は、図16に示す視線誘導標の平面図であり、図において、3は視線誘導標、30はシート部材、31は第1シート部材、31Aは第1領域、31Bは第2領域、32は第2シート部材、33aは切欠き、34a〜34d、34i〜34lは穴、35a、35bは綴じ糸である。
図16に示すように視線誘導標3は、シート部材30から形成され、シート部材30は、視線誘導標2のシート部材20と同様に、再帰性反射シートを外側にしてこれと防水シートが貼り合わされた第1シート部材31と第2シート部材32から構成されている。
シート部材30は、視線誘導標2のシート部材20よりさらに縦長の長方形状を有し、第1シート部材31と第2シート部材32は、視線誘導標2のシート部材20と同様に、重ね合されてその左端部が綴じ糸35aによって綴じられ、その右端部が綴じ糸35bによって綴じられている。
第1シート部材31には、その中央上部から下方にかけて上辺が半円で縦長の長方形状の溝である切欠き33aが設けられ、第2シート部材32にも、その中央上部から下方にかけても、同形状の溝である切欠きが設けられている。
また、第1シート部材31には、左端より少し内側に入った部分の中央上部から下方にかけに、円形の穴34a、34b、34i、34jが設けられ、右端より少し内側に入った部分の中央上部から下方にかけて、円形の穴24c、24d、24k、24lが設けられ、第2シート部材32にも、第1シート部材31と同様の位置に円形の穴が設けられ、この第1シート部材31と第2シート部材32に設けられた穴は、同一形状であり、結束バンド等の固定具を取り付ける固定具取付部となるものである。
さらに、第1シート部材31は、薄墨の第1領域31Aと薄墨でない第1領域31Bに区画され、第1領域31Aは蛍光橙色、第2領域31Bは白色となっており、第2シート部材32も、同様に蛍光橙色の第1領域と白色の第2領域に区画されている。
視線誘導標3は、視線誘導標2と同様にして、防護柵40のポール50に取り付けられて使用されるが、視線誘導標2と異なり、5本のワイヤーロープ61、62、63、64、65のすべてが、第1シート部材31に設けられた切欠き33a(第2シート部材32に設けられた切欠きを含む)を通り、シート部材30(第1シート部材31と第2シート部材31)が、ポール本体51の側面のワイヤーロープが掛け渡された部分すべてを覆うこととなり、より視認性が高められている。
本発明の視線誘導標は、ワイヤーロープが掛け渡されたポールに取り付けられるものであり、その外観を損なうことなくポールに取り付けることができ、ポールへの取り付け位置や大きさが制限されることなく視認性を十分に向上させることができ、道路の中央分離帯等に設置される防護柵のポールに取り付けて利用できる。
1、2、3 視線誘導標
10 シート部材
11 第1シート部材
11a 再帰性反射シート
11b 防水シート
12 第2シート部材
12a 再帰性反射シート
12b 防水シート
13a〜13d 切欠き
14a〜14h 穴
15 綴じ糸
16 結束バンド
16a 頭部
16b 帯状体
16c 貫通孔
16d ロック爪
16e ラチェット歯
17、18 翼部
20 シート部材
21 第1シート部材
21a 再帰性反射シート
21b 防水シート
22 第2シート部材
22a 再帰性反射シート
22b 防水シート
23a、23b 切欠き
24a〜24h 穴
25a、25b 綴じ糸
27、28 翼部
30 シート部材
31 第1シート部材
31A 第1領域
31B 第2領域
32 第2シート部材
33a 切欠き
34a〜34d、34i〜34l 穴
35a、35b 綴じ糸
40 防護柵
50 ポール
51 ポール本体
52 上面カバー
53 開口部
61〜65 ワイヤーロープ


Claims (5)

  1. ワイヤーロープが掛け渡されたポールに取り付けられる視線誘導標であって、前記ポールの側面を覆うシート部材を備え、該シート部材には、前記ワイヤーロープを通す切欠き及び前記ポールに前記シート部材を固定する固定具を取り付ける固定具取付部が設けられていることを特徴とする視線誘導標。
  2. 前記シート部材は、表面側に再帰性反射シートを備えていることを特徴とする請求項1記載の視線誘導標。
  3. 前記シート部材は、第1シート部材と第2シート部材から構成され、前記第1シート部材と前記第2シート部材の少なくとも左右方向の一側は前記ポールの軸方向に沿って接合され、前記第1シート部材と前記第2シート部材に同一の前記切欠き及び同一の前記固定具取付部が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の視線誘導標。
  4. 前記切欠きは、前記ポールの軸方向に沿った溝であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載した視線誘導標。
  5. 前記固定具は結束バンドであり、前記固定具取付部は該結束バンドを通す穴であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載した視線誘導標。
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