JP2005194765A - 防火区画中空壁の貫通部防火構造 - Google Patents

防火区画中空壁の貫通部防火構造 Download PDF

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Abstract

【課題】作業能率の向上による施工コストの低減を図ることにある。
【解決手段】互いに対向する壁部11の間に中空部1dを有する防火区画の中空壁1に形成された配管(線状部材)21等を通す貫通孔1aを介して火災が隣室へ広がるのを防止するための防火区画中空壁の貫通部防火構造であり、内部に配管21等を通すと共に熱膨張性耐熱シール材を充填する鞘管4を貫通孔1aに貫通すべく設け、鞘管4を、その軸方向の長さを貫通孔1aにおける中空壁1の厚さに対応させるべく伸縮自在に構成している。
【選択図】図1

Description

本発明は、防火区画の中空壁に配管や電源ケーブル等を通すための貫通孔が形成されている場合に、当該貫通孔を介して延焼が生じるのを防止するための防火区画中空壁の貫通部防火構造に関する。
火災の拡大や煙の伝播等を防止するため、建築基準法において防火区画を設けることが規定されているが、防火区画の壁に、例えば熱媒体用の配管や、電源用や通信用等のケーブルなどの線状部材を通す貫通孔が設けられている場合には、その貫通孔の部分にも防火措置が必要になる。
通常の無垢の壁に貫通孔を設けた場合には、上述した配管やケーブル等を通した後、当該貫通孔内に、熱膨張性耐熱シール材を充填することにより、貫通部の防火措置を行うことになる。
この場合には、壁を介して一方の部屋で火災が発生すると、熱膨張性耐熱シール材の膨張によって、配管の外周に被覆された樹脂製の断熱材や、ケーブルの被覆材が断ち切られた状態になるので、これらの断熱材や被覆材の燃焼によって火の手が隣室に伝わるのを防止することができる。
ところが、防火区画の壁として、壁部と壁部とが間隔をおいて配置された中空壁を用いた場合には、膨張した熱膨張性耐熱シール材が壁部と壁部との間の中空部に逃げる割合が大きくなることから、上述した断熱材や被覆材を断ち切ることが困難になり、延焼を充分に防止することができない。
このため、防火区画の壁として中空壁を用いた場合には、貫通孔に鞘管を挿入した上で、当該鞘管内に配管やケーブル等を通した後、同鞘管内に熱膨張性耐熱シール材を充填する措置をとっている。
ところが、上記鞘管を用いた場合には、貫通孔をあける位置の中空壁の厚さが異なるごとに、鞘管の長さを当該中空壁の厚さに合わせなければならない。
この場合、中空壁に貫通孔を形成した後、この貫通孔を介して中空壁の厚さをメジャー等で測定し、この寸法に合わせて鞘管を現場にて切断することになる。
従って、貫通孔に鞘管を設置する作業が面倒で非能率的な作業となることから、施工コストの上昇を来すという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、鞘管の長さを中空壁の厚さに容易に合わせることができ、作業能率の向上により施工コストの低減を図ることのできる防火区画中空壁の貫通部防火構造を提供することを課題としている。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の防火区画中空壁の貫通部防火構造は、互いに対向する壁部の間に中空部を有する防火区画の中空壁に形成された線状部材挿通用の貫通孔を介して火災が隣室へ広がるのを防止するための防火区画中空壁の貫通部防火構造であって、内部に上記線状部材を通すと共に熱膨張性耐熱シール材を充填する鞘管を上記貫通孔に貫通すべく設けてなり、上記鞘管を、その軸方向の長さを上記貫通孔における上記中空壁の厚さに対応させるべく伸縮自在に構成したことを特徴としている。
請求項2に記載の防火区画中空壁の貫通部防火構造は、請求項1に記載の発明において、上記鞘管は、上記貫通孔に挿入可能な第1の管と、この第1の管に嵌合して、当該第1の管に対して軸方向に移動自在な第2の管とを備えていることを特徴としている。
請求項3に記載の防火区画中空壁の貫通部防火構造は、請求項2に記載の発明において、上記鞘管は、当該鞘管内において軸方向に延在すべく配置されたビスによって軸方向の長さが設定されるように構成されたものであって、当該ビスと、上記第1の管及び上記第2の管の何れか一方の内面に固定され、上記ビスのねじ部が挿入可能でかつ当該ビスの頭部が挿入不能な挿通孔を有する第1のブラケットと、上記第1の管及び上記第2の管のうちの上記一方とは異なる他方の内面に固定され、上記ビスのねじ部と螺合するねじ孔を有する第2のブラケットとを備えていることを特徴としている。
請求項4に記載の防火区画中空壁の貫通部防火構造は、請求項2又は3に記載の発明において、上記第1の管には、上記貫通孔への挿入が開始される側の端部とは反対側の端部に上記中空壁の一方の外壁面に当接する第1の鍔部が設けられ、上記第2の管には、上記貫通孔への挿入が開始される側の端部とは反対側の端部に上記中空壁の他方の外壁面に当接する第2の鍔部が設けられていることを特徴としている。
上記のように構成された請求項1〜4に記載の発明によれば、鞘管の軸方向の長さが中空壁の厚さに対応させるべく伸縮自在に構成されているので、鞘管を現場にて切断するような面倒な作業を行うことなく、当該鞘管の長さを貫通孔が形成された位置の中空壁の厚さに容易に合わせることができる。従って、作業能率の向上を図ることができるので、施工コストの低減を図ることができる。
しかも、現場で鞘管を切断する場合に比べて、鞘管の長さを中空壁の厚さに正確に合わせることができるので、中空壁における貫通孔の近傍の外壁面をより簡単に平滑に仕上げることができる。
請求項2に記載の発明によれば、第1の管と、これに嵌合する第2の管とからなる極めて簡単な構成により鞘管を伸縮自在に構成することができるので、この伸縮自在に構成したことによる鞘管自体のコストの上昇を最小限に抑えることができる。
請求項3に記載の発明によれば、ビスが鞘管の軸方向に延在しているので、貫通孔に鞘管を挿入した後においても、ビスの頭部に形成された例えば十字状の溝にドライバを挿入して回すことにより、第1の管と第2の管との軸方向の相対位置、即ち鞘管の軸方向の長さを自由に変更することができる。従って、より簡単かつ確実に鞘管の長さを中空壁の厚さに合わせることができる。
請求項4に記載の発明によれば、第1の管及び第2の管のぞれぞれの端部に、中空壁の一方の外壁面及び他方の外壁面にそれぞれ当接する第1の鍔部及び第2の鍔部を備えているので、第1の管及び第2の管を互いに嵌合させると共に、各第1の鍔部及び第2の鍔部をそれぞれ一方及び他方の外壁面に当接させることにより、鞘管の長さを中空壁の厚さに合わせることができる。従って、更に、簡単かつ確実に鞘管の長さを中空壁の厚さに合わせることができる。
本発明を実施するための最良の形態としての一実施の形態について図面を参照しながら説明する。
この実施の形態で示す防火区画中空壁の貫通部防火構造は、図1〜図3に示すように、間隔をおいて互いに対向するように配置された2つの壁部11を有する防火区画の中空壁1に形成された線状部材としての配管21、ケーブル22等を通す貫通孔1aを介して火災が隣室へ広がるのを防止するように構成されており、内部に例えば配管21及びケーブル22を通すと共に熱膨張性耐熱シール材3を充填する鞘管4を貫通孔1aに貫通すべく設け、鞘管4を、その軸方向の長さを中空壁1の厚さに対応させるべく伸縮自在に構成している。
中空壁1は、各壁部11を溝型鋼13を介して所定の間隔をおいて平行に設置することにより、各壁部11の間に中空部1dを有する構造になっている。また、各壁部11は、2枚の石膏ボード11a、11bを重ね合わせたもので構成されている。更に、貫通孔1aは、断面が円形状に形成されている。
配管21は、図2に示すように、熱媒体(例えば冷媒)を流通させるための金属製(例えば銅製)の管21aの外周面に樹脂製(例えば発泡ポリウレタン製)の断熱材21bが被覆されたものとなっている。
また、ケーブル22は、電力ケーブルや通信ケーブル等であり、心線22aの周囲に樹脂製(例えば塩化ビニル製)の被覆材22bが被覆されたものとなっている。
鞘管4は、図1に示すように、貫通孔1aに一方から挿入すべく構成された円筒形状の第1の管41と、貫通孔1aに他方から挿入すべく構成され、第1の管41の内周面に嵌合して、当該第1の管41に対して軸方向に移動自在な円筒形状の第2の管42とを備えている。
また、鞘管4は、図3に示すように、当該鞘管4内において軸方向に延在するように配置されたビス43よって軸方向の長さが設定されるように構成されており、当該ビス43と、第1の管41の内面に溶接により固定され、ビス43のねじ部43aが挿入可能でかつ当該ビス43の頭部43bが挿入不能な内径の挿通孔(馬鹿孔)44aを有する第1のブラケット44と、第2の管42の内面に溶接により固定され、ビス43のねじ部43aと螺合するねじ孔45aを有する第2のブラケット45とを有する軸長設定手段を備えた構成になっている。
ビス43、第1のブラケット44及び第2のブラケット45を有する軸長設定手段は、第1の管41及び第2の管42の周方向に三等分した各位置に配置されている。ただし、この軸長設定手段は、周方向における一つの位置又は周方向における2等分した各位置あるいは4等分以上した各位置に設けてもよい。
また、第1の管41には、図1に示すように、貫通孔1aへの挿入が開始される側の端部とは反対側の端部に中空壁1の一方の外壁面1bに当接する第1の鍔部47が設けられ、第2の管42には、貫通孔1aへの挿入が開始される側の端部とは反対側の端部に中空壁1の他方の外壁面1cに当接する第2の鍔部48が設けられている。
第1の鍔部47及び第2の鍔部48は、第1の管41及び第2の管42のそれぞれから半径方向の外方に円環状に拡径するように形成されている。
なお、一方の外壁面1b側の壁部11に形成された貫通孔1aは第1の管41の外周面に嵌合する大きさに形成し、他方の外壁面1c側の壁部11に形成された貫通孔1aは第1の管41より小径の第2の管42の外周面に嵌合する大きさに形成している。従って、一方の外壁面1b側の貫通孔1aの径は、他方の外壁面1c側の貫通孔1aの径より大きくなっている。
上記のように構成された防火区画中空壁の貫通部防火構造においては、第1のブラケット44の挿通孔44aにビス43を挿入した上で、第1の管41を一方の外壁面1b側から貫通孔1aに挿入すると共に、第2の管42を他方の外壁面1c側から貫通孔1aに挿入し、かつ各管41、42の先端部同士を互いに嵌合させる。
次に、第1の管41及び第2の管42の少なくとも一方を周方向に回転させることにより、第1のブラケット44に設けられた各ビス43に第2のブラケット45のねじ孔45aを合わせる。
そして、鞘管4の軸方向の一方から第1の管41内にドライバ(図示せず)を差し込んで、当該ドライバでビス43の頭部43bを回転させながら、ねじ部43aを第2のブラケット45のねじ孔45aにねじ込む。この作業を3組の各軸長設定手段において行う。
これにより、第1の鍔部47及び第2の鍔部48が一方の外壁面1b及び他方の外壁面1cにそれぞれ当接し、当該鞘管4の軸方向の長さが中空壁1の厚さにほぼ一致した状態になると共に、当該鞘管4が中空壁1における貫通孔1aの部分に固定された状態になる。
そこで、鞘管4に配管21及びケーブル22等を通した後、当該鞘管4内に熱膨張性耐熱シール材を充填する。
なお、第1の鍔部47及び第2の鍔部48が一方の外壁面1b及び他方の外壁面1cのそれぞれに当接するまで、第1の管41及び第2の管42を貫通孔1aに挿入した後、ビス43をねじ孔45aにねじ込んで第1の管41と第2の管42とを連結することにより、鞘管4を中空壁1に固定するようにしてもよい。
以上のように、鞘管4が伸縮自在に構成されているので、鞘管4を現場にて切断するような面倒な作業を行うことなく、当該鞘管4の長さを貫通孔1aにおける中空壁1の厚さに容易に合わせることができる。従って、作業能率の向上を図ることができるので、施工コストの低減を図ることができる。
しかも、現場で鞘管4を切断する場合に比べて、当該鞘管4の長さを中空壁1の厚さにより正確に合わせることができるので、中空壁1における貫通孔1aの近傍の外壁面1b、1cをより簡単に平滑に仕上げることができる。
また、ビス43が鞘管4の軸方向に延在しているので、貫通孔1aに鞘管4を挿入した後においても、ビス43の頭部43bのプラス溝(十字状の溝)にドライバの先端部を挿入して回すことにより、鞘管4の軸方向の長さを自由に変更することができる。
しかも、第1の管41及び第2の管42の各端部に第1の鍔部47及び第2の鍔部48がそれぞれ設けられているので、各第1の管41及び第2の管42が一方の外壁面1b及び他方の外壁面1cにそれぞれ当接するまでビス43を回すだけで、鞘管4の長さを貫通孔1aにおける中空壁1の厚さに容易に合わせることができると共に、当該鞘管4を中空壁1に固定することができる。
更に、第1の管41と、これに嵌合する第2の管42と、上記軸長設定手段とからなる極めて簡単な構造のもので鞘管4を伸縮自在にかつ貫通孔1aの部分に固定可能に構成することができるので、この伸縮自在及び固定可能に構成したことによる鞘管4自体のコストの上昇を最小限に抑えることができる。
なお、上記実施の形態においては、鞘管4として、第1の管41及び第2の管42のそれぞれに第1の鍔部47及び第2の鍔部48を設け、かつ上述した軸長設定手段を設けたものを示したが、この鞘管4は、第1の管41及び第2の管42のみで構成したものであってもよい。この場合には、第1の管41及び第2の管42を貫通孔1aに挿入すると共に、互いに嵌合させ、かつ第1の管41における貫通孔1aから露出する側の端面を一方の外壁面1bと面一状にすると共に、第2の管42における貫通孔1aから露出する側の端面を他方の外壁面1cと面一状にすることにより、鞘管4の長さを貫通孔1aにおける中空壁1の厚さに一致させることができる。
また、第1の管41及び第2の管42のそれぞれに第1の鍔部47及び第2の鍔部48のみを設けたもので構成してもよい。この場合には、第1の鍔部47及び第2の鍔部48がそれぞれ一方の外壁面1b及び他方の外壁面1cに当接するまで、第1の管41及び第2の管42を貫通孔1aに挿入することにより、鞘管4の長さを貫通孔1aにおける中空壁1の厚さにほぼ一致するように合わせることができる。
更に、上記実施の形態においては、第1の管41と第2の管42の外径が異なることから、一方の壁部11における貫通孔1aの径と、他方の壁部11における貫通孔1aの径とが異なったものとなっているが、これらの径は、一方の壁部11における貫通孔1aの径、即ち大きな方の径に一致させてもよい。この場合、径の小さな第2の管42と貫通孔1aとの間の隙間が大きくなるが、施工上、問題になるほど大きな隙間があくことがない。
ただし、一定の径の貫通孔1aを形成した場合に、小径の第2の管42と貫通孔1aとの間の隙間が大きくなるのを解消するため、第2の管42を例えは図4又は図5に示すように構成してもよい。
即ち、図4に示す第2の管42は、当該第2の管42における貫通孔1aへの挿入が開始される側とは反対側の端部の外周面(他方の壁部11に対応する部分の外周面)に第1の管41と同径(内周面及び外周面の径が第1の管41と同一)の円筒状スペーサ421を設けることにより、貫通孔1aとの隙間が増大するのを防止するように構成されている。この場合、スペーサ421は、単に第2の管42の外周面に嵌合させただけでも、また嵌合させた状態で溶接等により第2の管42に固定するようにしてもよい。
また、図5に示す第2の管42は、当該第2の管42における貫通孔1aへの挿入が開始される側とは反対側の端部(他方の壁部11に対応する部分)に、外周面が第1の管41の外周面と同径になるように拡径された拡径部42aを一体的に形成することにより、貫通孔1aとの隙間の増大を防止するように構成されている。
更に、上記実施の形態等においては、貫通孔1a、第1の管41、第2の管42、第1の鍔部47、第2の鍔部48等を円形状に形成したものを示したが、これらの貫通孔1a、第1の管41、第2の管42、第1の鍔部47、第2の鍔部48等は、楕円形状、四角形状、その他の多角形状等に形成したものであってもよい。例えば、第1の管41、第2の管42については、楕円筒状、四角筒状、その他の多角筒状に形成してもよい。
また、第1の管41に第1のブラケット44を設け、第2の管42に第2のブラケット45を設けた例を示したが、第1の管41に第2のブラケット45を設け、第2の管42に第1のブラケット44を設けるように構成してもよい。
この発明の一実施の形態として示した防火区画中空壁の貫通部防火構造の断面図である。 同防火区画中空壁の貫通部防火構造を示す図であって、図1のII矢視図である。 同防火区画中空壁の貫通部防火構造における鞘管を示す要部断面図である。 同防火区画中空壁の貫通部防火構造における第2の管の第1の他の例を示す断面図である。 同防火区画中空壁の貫通部防火構造における第2の管の第2の他の例を示す断面図である。
符号の説明
1 中空壁
1a 貫通孔
1b 一方の外壁面
1c 他方の外壁面
1d 中空部
4 鞘管
11 壁部
21 配管(線状部材)
22 ケーブル(線状部材)
41 第1の管
42 第2の管
43 ビス
43a ねじ部
43b 頭部
44a 挿通孔
44 第1のブラケット
45 第2のブラケット
45a ねじ孔
47 第1の鍔部
48 第2の鍔部

Claims (4)

  1. 互いに対向する壁部の間に中空部を有する防火区画の中空壁に形成された線状部材挿通用の貫通孔を介して火災が隣室へ広がるのを防止するための防火区画中空壁の貫通部防火構造であって、
    内部に上記線状部材を通すと共に熱膨張性耐熱シール材を充填する鞘管を上記貫通孔に貫通すべく設けてなり、
    上記鞘管を、その軸方向の長さを上記貫通孔における上記中空壁の厚さに対応させるべく伸縮自在に構成したことを特徴とする防火区画中空壁の貫通部防火構造。
  2. 上記鞘管は、上記貫通孔に挿入可能な第1の管と、この第1の管に嵌合して、当該第1の管に対して軸方向に移動自在な第2の管とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の防火区画中空壁の貫通部防火構造。
  3. 上記鞘管は、当該鞘管内において軸方向に延在すべく配置されたビスによって軸方向の長さが設定されるように構成されたものであって、当該ビスと、上記第1の管及び上記第2の管の何れか一方の内面に固定され、上記ビスのねじ部が挿入可能でかつ当該ビスの頭部が挿入不能な挿通孔を有する第1のブラケットと、上記第1の管及び上記第2の管のうちの上記一方とは異なる他方の内面に固定され、上記ビスのねじ部と螺合するねじ孔を有する第2のブラケットとを備えていることを特徴とする請求項2に記載の防火区画中空壁の貫通部防火構造。
  4. 上記第1の管には、上記貫通孔への挿入が開始される側の端部とは反対側の端部に上記中空壁の一方の外壁面に当接する第1の鍔部が設けられ、
    上記第2の管には、上記貫通孔への挿入が開始される側の端部とは反対側の端部に上記中空壁の他方の外壁面に当接する第2の鍔部が設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載の防火区画中空壁の貫通部防火構造。
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JP2017227111A (ja) * 2016-06-17 2017-12-28 積水化学工業株式会社 建築物の床又は壁体に区画貫通孔を形成するためのスリーブ

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