JP3181846U - 埋込式火災延焼防止系統装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 特に火災の蔓延を防ぐ火災延焼防止装置を提供する。
【解決手段】 本考案に係る埋込式火災延焼防止系統装置は、両端にそれぞれ開口が形成される円筒状のチューブと、高温を受けると、瞬間的に膨張する熱膨張耐火材からなり、前記チューブに装着される少なくとも1つの熱膨張部材と、前記熱膨張部材を前記チューブに固定する少なくとも1つの固定部材とを有することを特徴とするものである。
【選択図】 図1

Description

本考案は、特に建築物における配管や配線などの構成に設置され、消防安全に寄与する、火災の延焼を防ぐ火災延焼防止装置に関するものである。
建築物における異なる空間の間には通常、連結設備を配置するために、壁を貫通し、または床を貫通してプラスチックパイプやオイル管、ケーブルなど、例えば、配管や、配線、排水管などが敷設される。この状態で建築物で火災が発生すると、火や煙は一時的に防火壁や床により阻まれるが、それらパイプや配線を介して他の空間へ延焼したり、或いは、配管または配線と壁または床との間の隙間を介して他の空間へ延焼したりして、火の回りが早くなるといった問題があった。
上述した問題に鑑み、建築物の消防安全を強化するために、配線工事や配管工事の施工時に、ケーブルまたはパイプと壁または床との間の隙間を火耐材料の充填物で密封する技術が採用されている。この技術によれば、火災が発生した際、その熱膨張材が高温になると、瞬時に膨張して、熱で軟化した配管またはケーブルを包み込みながら、配管の隙間を無くすので、延焼を防止することができる。
このように、従来の熱膨張材の設置方法では、建築物の床部分を建造する時に、上下方向に設けられる穴あけ用の管状型枠を備えるコンクリート用の型枠に、コンクリートを流し込ませる。固まったコンクリートから前記型枠を取り外せて完成された床に、配管や、配線、排水管などと共に、熱膨張材を設置することができる貫通穴が形成される。
特開2012−149445号公報、要約
しかしながら、従来の方法により熱膨張材を設置する場合、床にあけた穴に大量のパイプやケーブルを敷設する時に、穴のサイズが合わなくなるといった問題があった。この問題を解決するために、相当の内径を有する穴を開けて、複雑な配管工事や配線工事を行うこともできるが、穴とパイプとの間に大きな隙間が生じてより多くの充填物を充填しなければならなく、充填作業に手間がかかるので、時間及びコストの無駄につながっていた。また、従来の熱膨張材は、湿気防止装置を備えていなく、密封効果が悪いことから、湿気を帯びると、耐火性や熱膨張性が弱くなる虞があるので、使用寿命に影響が出る虞があった。
本願の請求項1の考案は、両端にそれぞれ開口が形成される円筒状のチューブと、
高温を受けると、瞬間的に膨張する熱膨張耐火材からなり、前記チューブに装着される少なくとも1つの熱膨張部材と、
前記熱膨張部材を前記チューブに固定する少なくとも1つの固定部材とを有することを特徴とする埋込式火災延焼防止系統装置、を提供する。
本願の請求項2の考案は、前記少なくとも1つの熱膨張部材は、前記チューブの外周面に環装され、
前記少なくとも1つの固定部材は、前記少なくとも1つの熱膨張部材を前記チューブに緊締し固定するように、前記少なくとも1つの熱膨張部材に環装されることを特徴とする請求項1に記載の埋込式火災延焼防止系統装置、を提供する。
本願の請求項3の考案は、前記チューブの一端の開口の外周面にフランジが延設されることを特徴とする請求項2に記載の埋込式火災延焼防止系統装置、を提供する。
本願の請求項4の考案は、前記埋込式火災延焼防止系統装置は、1つの熱膨張部材と、1つの固定部材とを有することを特徴とする請求項3に記載の埋込式火災延焼防止系統装置、を提供する。
本願の請求項5の考案は、前記熱膨張部材は、前記フランジに当接されるように前記チューブの一端の開口の近傍に環装されることを特徴とする請求項4に記載の埋込式火災延焼防止系統装置、を提供する。
本願の請求項6の考案は、前記埋込式火災延焼防止系統装置は、2つの熱膨張部材と、2つの固定部材とを有し、
前記2つの熱膨張部材は、それぞれ前記チューブの一端の開口の近傍に環装され、該2つの熱膨張部材のうちの1つの熱膨張部材は、前記フランジに当接され、
前記2つの固定部材は、それぞれ前記2つの熱膨張部材に環装されることを特徴とする請求項3に記載の埋込式火災延焼防止系統装置、を提供する。
本願の請求項7の考案は、前記チューブのフランジに少なくとも1つの固定穴が形成されることを特徴とする請求項3ないし6の何れか一項に記載の埋込式火災延焼防止系統装置、を提供する。
本願の請求項8の考案は、前記チューブの内周面に少なく1つの環状収容溝が凹設され、
前記少なく1つの環状収容溝は、それぞれ前記チューブの両端の何れか一端の開口に連通するように、該開口の近傍に位置し、
前記少なくとも1つの熱膨張部材は、それぞれ環状を呈し、前記チューブの内周面と揃えるように、前記チューブの少なく1つの環状収容溝に装着され、
前記少なくとも1つの固定部材は、それぞれ前記少なくとも1つの熱膨張部材に当接するように、前記チューブの両端の何れか一端の開口に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の埋込式火災延焼防止系統装置、を提供する。
本願の請求項9の考案は、前記チューブは、5cmないし30cmの長さを有し、1.8cmないし63cmの管径を有することを特徴とする請求項1ないし6の何れか一項に記載の埋込式火災延焼防止系統装置、を提供する。
本願の請求項10の考案は、前記チューブ、熱膨張部材、固定部材に湿気防止カバーが緊張した状態で張られることを特徴とする請求項1ないし6の何れか一項に記載の埋込式火災延焼防止系統装置、を提供する。
本考案は上記の構成を有することから、床や壁を作るためのコンクリートの流し込み工事を行う前に、本考案に係る埋込式火災延焼防止系統装置を予めコンクリート用の型枠内に配置することにより、この埋込式火災延焼防止系統装置を硬化したコンクリートからなる床や壁に簡単に設置することができる。
また、本考案に係る埋込式火災延焼防止系統装置は、熱膨張部材がチューブの内部ではなく、チューブの外周面に環装され、またはチューブの内周面の環状収容溝に装着されることから、チューブを如何なるサイズに製造してもよく、単に配管または配線用のパイプと合わせるだけでよい。故に、本考案の埋込式火災延焼防止系統装置は、建築物における配管または配線に使用する配管部材のサイズに応じて、適当なものを採用することができる。
さらに、本考案に係る埋込式火災延焼防止系統装置は、配管または配線用のパイプに合わせるために、適当なサイズを選択することから、床や壁に設置すると、配管の隙間が狭くなることから、充填物を充填しなくてもよいので、使用上、非常に便利である。
本考案に係る埋込式火災延焼防止系統装置の第一実施例の斜視図である。 本考案に係る埋込式火災延焼防止系統装置の第一実施例の部分分解斜視図である。 本考案に係る埋込式火災延焼防止系統装置の第一実施例を床に装着した状態を示す断面図である。 本考案に係る埋込式火災延焼防止系統装置の第一実施例において、熱膨張部材が膨張して配管部材を覆った状態を示す平面図である。 本考案に係る埋込式火災延焼防止系統装置の第二実施例を壁に取り付けた状態を示す断面図である。 本考案に係る埋込式火災延焼防止系統装置の第三実施例を間仕切壁に取り付けた状態を示す断面図である。 本考案に係る埋込式火災延焼防止系統装置の第四実施例の斜視図である。 本考案に係る埋込式火災延焼防止系統装置の第五実施例の分解斜視図である。 本考案に係る埋込式火災延焼防止系統装置の第五実施例を壁に取り付けた状態を示す断面図である。 本考案に係る埋込式火災延焼防止系統装置の第六実施例の部分分解斜視図である。 本考案に係る埋込式火災延焼防止系統装置の第六実施例を床に装着した状態を示す断面図である。
本考案に係る埋込式火災延焼防止系統装置における第一実施例ないし第五実施例は、熱膨張部材がチューブの外周面に環装されるものであり、第六実施例は、熱膨張部材がチューブの内周面の収容溝に装着されるものである。
図1及び図2に示すように、本考案に係る埋込式火災延焼防止系統装置における第一実施例は、チューブ10と、少なくとも1つの熱膨張部材20と、少なくとも1つの固定部材30とを有する。
図1ないし図3に示すように、前記チューブ10は、円筒状を呈し、内部に配管通路が形成され、両端にそれぞれ開口が形成され、一端の外周面にフランジ11が延設され、該フランジ11に少なくとも1つの固定穴12が形成される。尚、前記チューブ10は、5cmないし30cmの長さを有し、1.8cmないし63cmの管径を有する。
前記少なくとも1つの熱膨張部材20は、円環状を呈し、高温を受けると、瞬間的に膨張し始める断熱材からなり、チューブ10の外周面に環装される。また、本実施例においては、該埋込式火災延焼防止系統装置は、1つの熱膨張部材20を有し、該熱膨張部材20は、フランジ11に当接するようにチューブ10の一端の開口近傍の外周面に環装される。なお、該熱膨張部材20は、高温を受けると、瞬間的に膨張し始める断熱材からなるものであれば、例えばいかなる材料、素材、性質、形態を有する固体または液体であっても、本考案の範囲を逸脱したものでない。
前記少なくとも1つの固定部材30は、環状を呈し、前記熱膨張部材20に環装され、該熱膨張部材20をチューブ10に緊締し固定するものであり、本実施例においては、1つの固定部材30を備え、該固定部材30は、変形可能な金属プレートからなる被覆リング31と、該被覆リング31に環装されると共に、該被覆リング31及び熱膨張部材20をチューブ10に緊締し固定するためのベルト部32とを備える。該被覆リング31は、熱膨張部材20を固定するために、間隔をおいて、その両端に形成された開口の内縁から軸心に向かって環状に配列される複数の止め部材311が延設される。なお、本考案における固定部材30は、前記熱膨張部材20をチューブ10に固定することができる如何なる形態を呈するものであっても構わない。
図2及び図3に示すように、本考案に係る埋込式火災延焼防止系統装置は、建築物の建造時に、予め壁または床に埋め込まれるものである。以下、本考案に係る埋込式火災延焼防止系統装置を床40に設置する場合を例として説明する。
建築物の床を作る前に、配管や、配線、排水管などのサイズに応じて、チューブ10の内径が配管部材50の外径に適合した規格を有する火災延焼防止装置を適宜に選択し、この選択された火災延焼防止装置におけるチューブ10のフランジ11を、床を作るためのコンクリート用の型枠(図示せず)に当接するように、上下方向に設置する。コンクリート41を打設する時、チューブ10の配管通路に入らないように、生コンクリートを該コンクリート用の型枠に流し込ませる作業を施し、コンクリート41が固まると、コンクリート用の型枠を取り外せば、火災延焼防止装置のチューブ10、熱膨張部材20、固定部材30がこの固まったコンクリート41に埋め込まれるようになる。即ち、床工事を行うと同時に、本考案に係る火災延焼防止装置をコンクリートからなる床に設置することができるので、配管部材50がチューブ10の通路に通過させることにより、簡単に配管作業を行うことができる。
本考案によれば、熱膨張部材20がチューブ10の内部ではなく、チューブ10の外周面に環装されるものであり、埋込式火災延焼防止系統装置を設置する前に、配管または配線に使用する配管部材50のサイズに応じて、適当な火災延焼防止装置を選択することから、チューブ10と配管部材50との間には隙間がほとんどないので、隙間の充填作業を省くことができる。故に、本考案に係る埋込式火災延焼防止系統装置は、隙間を塞ぐ手間を省くことができることから、熱膨張部材20の設置が極めて簡単であるので、コストを抑えることができる。
また、本考案に係る埋込式火災延焼防止系統装置は、如何なるタイプの配管部材50、例えば、送水管や、給油管、配線管などに適用することができる。
また、床40に埋め込まれた本考案に係る埋込式火災延焼防止系統装置のチューブ10の端部が床40から突出した場合には、チューブ10の突出端部を床40の表面と揃うように好適な工具をを用いて切断してもよく、そのまま突出させておいても構わない。
図3及び図4に示すように、建築物において火災が発生した際には、高温の空気が上層に上昇し、上層階の床40の温度を高める。この時、床40に設置されている熱膨張部材20が熱を受けると、瞬間的に膨張し、チューブ10及び配管部材50を圧迫することにより、図4に示すように、配管部材50の配管通路を塞ぐので、配管部材50に通ろうとする炎と煙を封止し、火災の急速な蔓延を防止できる。
本考案に係る埋込式火災延焼防止系統装置における熱膨張部材20は、温度が60度まで上昇すると膨張し始め、温度が上がるにつれて熱膨張部材20の膨張体積が増大し、約1100度の耐火性を有する断熱膨張層が形成されるので、火災の蔓延を防ぐことができる。
図5に示すように、本考案の第二実施例は、第一実施例と略同様なものであるが、熱膨張部材20Aがチューブ10Aの中段に環装される点において異なり、この第二実施例を壁70Aに適用する時は、チューブ10Aを水平方向に配置する。尚、この実施例によれば、壁70Aの両側における何れか1つの部屋から火災が発生しても、熱膨張部材20Aが膨張して配管部材50Aの配管通路を塞ぐので、火災の蔓延を防止することができる。
図6に示すように、本実施例は、第一実施例とほぼ同様なものであるが、さらに一対の熱膨張部材20B及び一対の固定部材30Bを具備する点において異なる。該一対の熱膨張部材20Bはそれぞれチューブ10Bの両端に環装され、そのうちの1つの熱膨張部材20Bがチューブ10Bのフランジ11Bに当接され、該一対の固定部材30Bがそれぞれ該一対の熱膨張部材20Bに環装される。
本実施例は、間仕切壁80Bに好適に適用することができる。間仕切壁80Bは、夫々該間仕切壁80Bの両端設けられる2つの仕切り板81Bと、この2つの仕切り板81Bの間に設けられる例えば軽コンクリート82B、グラスウール、発泡ゴム、吸音材などの充填材とを備える。本考案に係る埋込式火災延焼防止系統装置のチューブ10Bの両端にそれぞれ熱膨張部材20Bが配置されているので、仕切り板81Bの両側の何れか1つの部屋に火災が発生しても、片側の熱膨張部材20が熱を受け、熱膨張部材20Bが瞬時に膨張して断熱効果が発揮されるので、火災の蔓延を防止することができる。
本実施例はさらに、チューブ10Bを間仕切壁80Bに強固に固定するための、チューブ10Bの固定穴12Bを貫通して仕切り板81Bに固定される少なくとも1つのくぎ83Bを備える。なお、第三実施例における配管部材50Bはさらに、プラスチックパイプ51B及び複数のケーブル52Bを備える。
図7に示すように、本考案の第四実施例は、第一実施例とほぼ同様なものであるが、さらに湿気防止カバー90Cを備える。この湿気防止カバー90Cはチューブ10C、熱膨張部材、固定部材30Cに緊張した状態で張られることから、湿気が熱膨張部材を膨張させて断熱効果を低減させることを防ぐことができる。
図8及び図9に示すように、両側を貫通する複数の貫通穴101Dを有する金屬製の配管部品100Dに適用され、本考案の第五実施例は、第二実施例とほぼ同様なものであり、前記貫通穴101Dに挿入されると共に、両端が金屬製の配管部品100Dの両側と揃うチューブ10Dと、貫通穴101Dの中段に位置する熱膨張部材20Dと、貫通穴101Dの中段に位置すると共に、熱膨張部材20Dを緊締し固定する固定部材30Dとを有するが、前記チューブ10Dは、フランジをそなわない階段状の円筒状を呈するものである。本実施例の埋込式火災延焼防止系統装置を配管部品100Dの貫通穴101Dに設置する作業が完了した後、防火断熱材料110Dを配管部品100Dの内部に注入してから、配管部品100Dを壁120Dに取り付る。
前記壁120Dが流れ込み工程を経てコンクリートからなるものである場合、貫通穴101Dに設置される本実施例の埋込式火災延焼防止系統装置を含める前記配管部品100Dを、前記配管部品100Dの両側が前記壁120Dの壁面と揃うように、固定タブ102D及びネジ103Dで、前記壁120Dに形成された前記配管部品100Dよりやや大きい方形孔121Dに装着してから、前記配管部品100Dと方形孔121Dとの間にできた隙間に防火充填材料130Dを注入すると共に、前記壁120Dの壁面に防火封止材料60Dを塗布することにより、壁工事を完成することができる。
壁工事が完成した前記壁120Dに装着した前記配管部品100Dのチューブ10Dに配管部材50Dを通過させることにより、例えばプラスチックパイプ、金属管、水管、油管、又は配線パイプなどの設置作業を便利に行うことができる。
前記壁120Dの何れか一側に火災が発生した時、前記配管部品100D内部の防火断熱材料110Dが防火効果を発揮すると共に、前記熱膨張部材20Dは、チューブ10D及びチューブ10Dの内部の配管部材50Dを圧迫し封止するので、炎と煙を阻止することができる。本実施例が適用される前記壁120Dと、前記壁120D装着した前記配管部品100Dと、前記熱膨張部材20Dと、前記配管部材50Dとからなる構成によれば、有効に火災の延焼や蔓延を防止することができる。
本実施例において、配管部品100Dの貫通穴101Dのサイズ及びチューブ10Dのサイズは、埋込式火災延焼防止系統装置を設置する前に、配管部材50のサイズに応じて製造されたものであるので、チューブ10Dと配管部材50Dとの間には、第二実施例と同様に、僅かしか隙間がないので、隙間の充填作業を省くことができる。故に、本考案に係る埋込式火災延焼防止系統装置は、隙間を塞ぐ手間を省くことができることから、熱膨張部材20Dの設置が極めて簡単であるので、隙間の充填作業が不要となり、コストを抑えることができる。
図10及び図11に示すように、本考案の第六実施例は、前記第一実施例と類似した、チューブ10Eと、少なくとも1つの熱膨張部材20Eと、少なくとも1つの固定部材30Eとを有するものであるが、この第六実施例の埋込式火災延焼防止系統装置の熱膨張部材20Eがチューブ10Eの内周面に装着される点で、前記第一実施例と異なる。以下、第一実施例との相違点を説明する。
本実施例において、チューブ10Eの内周面に少なく1つの環状収容溝13Eが凹設される。この少なく1つの環状収容溝13Eは、前記チューブ10Eの両端の何れか一端の開口に連通するように、該開口の近傍に位置する。具体的に、本実施例における埋込式火災延焼防止系統装置のチューブ10Eは、1つの環状収容溝13Eしか有しなく、該環状収容溝13Eは、該チューブ10Eの両端におけるフランジ11Eが設けられる端の開口に連通する。
本実施例の埋込式火災延焼防止系統装置の熱膨張部材20Eは、前記チューブ10Eの環状収容溝13Eに装着され、環状を呈すると共に、内側が前記チューブ10Eの内周面と揃えるものである。
本実施例の埋込式火災延焼防止系統装置の固定部材30Eは、前記熱膨張部材20Eに当接するように、前記チューブ10Eの一端の開口の外周面に延設されるフランジ11Eに取り付けられる円環状を呈するものである。この固定部材30Eには、フランジ11Eに形成される固定穴12Eに対応する少なくとも1つの固定穴33Eが形成される。
前記熱膨張部材20Eは上述した他の実施例と異なり、前記チューブ10Eの内周面に装着されるものであるが、本実施例の埋込式火災延焼防止系統装置が適用される場合に火災が発生した時、前記熱膨張部材20Eは同様にその効果を発揮し、前記チューブ10E及びチューブ10Eの内部に設けられる配管部材50Eを圧迫し、火や煙が通過できないようにすることにより、火災の延焼や蔓延を防止する効果を提供する。
本実施例の埋込式火災延焼防止系統装置を設置する場合は、第一実施例で例示したように、工事時、予め壁または床に埋め込まれることがこのましい。
本実施例の埋込式火災延焼防止系統装置の熱膨張部材20Eの内側は前記チューブ10Eの内周面と揃えるので、該熱膨張部材20Eと前記チューブ10Eの内周面とが配管部材50Eの表面にスムーズに当接する。異なる内径を有する埋込式火災延焼防止系統装置を予め製造し、使用時、配管部材50Eの外径に適合する埋込式火災延焼防止系統装置を利用すれば、前記熱膨張部材20Eを便利に装着することができるのみならず、前記チューブ10Eの内周面と配管部材50Eの表面との隙間を充填作業を施さなくても適用できるほど小さいものにすることができるので、労働時間を節約し、有効利用することができる。
また、本実施例の埋込式火災延焼防止系統装置の熱膨張部材20Eが前記チューブ10Eの内周面に装着される構成により、熱膨張部材20Eから湿気を防止する効果を齎すことができる。
10、10A、10B、10C、10D、10E チューブ
11,11B、11E フランジ
12、12B、12E 固定穴
13E 環状収容溝
20,20A、20B、20D、20E 熱膨張部材
30、30B、30C、30D、30E 固定部材
31 被覆リング
311 止め部材
32 ベルト部
33E 固定穴
90C 湿気防止カバー
40 床
41 コンクリート
50、50A、50B、50D、50E 配管部材
51B プラスチックパイプ
52B ケーブル
60D 防火封止材料
70A 壁
80B 間仕切壁
81B 仕切り板
82B 軽コンクリート
83B くぎ
100D 配管部品
101D 貫通穴
102D 固定タブ
103D ネジ
110D 防火断熱材料
120D 壁
121D 方形孔
130D 防火充填材料

Claims (10)

  1. 両端にそれぞれ開口が形成される円筒状のチューブと、
    高温を受けると、瞬間的に膨張する熱膨張耐火材からなり、前記チューブに装着される少なくとも1つの熱膨張部材と、
    前記熱膨張部材を前記チューブに固定する少なくとも1つの固定部材とを有することを特徴とする埋込式火災延焼防止系統装置。
  2. 前記少なくとも1つの熱膨張部材は、前記チューブの外周面に環装され、
    前記少なくとも1つの固定部材は、前記少なくとも1つの熱膨張部材を前記チューブに緊締し固定するように、前記少なくとも1つの熱膨張部材に環装されることを特徴とする請求項1に記載の埋込式火災延焼防止系統装置。
  3. 前記チューブの一端の開口の外周面にフランジが延設されることを特徴とする請求項2に記載の埋込式火災延焼防止系統装置。
  4. 前記埋込式火災延焼防止系統装置は、1つの熱膨張部材と、1つの固定部材とを有することを特徴とする請求項3に記載の埋込式火災延焼防止系統装置。
  5. 前記熱膨張部材は、前記フランジに当接されるように前記チューブの一端の開口の近傍に環装されることを特徴とする請求項4に記載の埋込式火災延焼防止系統装置。
  6. 前記埋込式火災延焼防止系統装置は、2つの熱膨張部材と、2つの固定部材とを有し、
    前記2つの熱膨張部材は、それぞれ前記チューブの一端の開口の近傍に環装され、該2つの熱膨張部材のうちの1つの熱膨張部材は、前記フランジに当接され、
    前記2つの固定部材は、それぞれ前記2つの熱膨張部材に環装されることを特徴とする請求項3に記載の埋込式火災延焼防止系統装置。
  7. 前記チューブのフランジに少なくとも1つの固定穴が形成されることを特徴とする請求項3ないし6の何れか一項に記載の埋込式火災延焼防止系統装置。
  8. 前記チューブの内周面に少なく1つの環状収容溝が凹設され、
    前記少なく1つの環状収容溝は、それぞれ前記チューブの両端の何れか一端の開口に連通するように、該開口の近傍に位置し、
    前記少なくとも1つの熱膨張部材は、それぞれ環状を呈し、前記チューブの内周面と揃えるように、前記チューブの少なく1つの環状収容溝に装着され、
    前記少なくとも1つの固定部材は、それぞれ前記少なくとも1つの熱膨張部材に当接するように、前記チューブの両端の何れか一端の開口に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の埋込式火災延焼防止系統装置。
  9. 前記チューブは、5cmないし30cmの長さを有し、1.8cmないし63cmの管径を有することを特徴とする請求項1ないし6の何れか一項に記載の埋込式火災延焼防止系統装置。
  10. 前記チューブ、熱膨張部材、固定部材に湿気防止カバーが緊張した状態で張られることを特徴とする請求項1ないし6の何れか一項に記載の埋込式火災延焼防止系統装置。
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