JP4060844B2 - 区画貫通部の防火措置構造 - Google Patents

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Description

本発明は、防火区画を構成する壁部等に管部材を挿通させる区画貫通部の防火措置構造に関するものである。
従来、区画貫通部2の防火措置構造としては、特許文献1、2及び図6などに開示されているように様々な構造が提案されている。
図6に示した構造では、防火区画1を仕切るコンクリート壁3に区画貫通部2を形成する際に、予め所定の位置に鞘管5とその両端に管接続部材4,4を配置しておき、コンクリートを打ち込むことによってコンクリート壁3を構築している(特許文献1参照)。
そして、管接続部材4,4には、防火区画1,1側からそれぞれシース管6,6を接続し、シース管6,6と管接続部材4,4と鞘管5とによって形成される中空部にケーブル7,7が挿入される。
ここで、管接続部材4は、熱膨張性材料で形成されており、防火区画1内で火災が発生すると、火災によって加熱されて膨張し、シース管6が収縮又は焼失した隙間を埋めることができる。
また、この他にも、加熱によって膨張する材料により火災で発生した隙間を埋める区画貫通措置キットが各社から市販されている(特許文献2など参照)。
特開2000−73470号公報(図1、段落0002乃至0008) 特開2002−181246号公報(図1乃至図3、段落0004)
しかしながら、コンクリート壁3に管接続部材4を予め埋設しておく構造では、後から接続させるシース管6の管径に合わせた管接続部材4を配置しておく必要があり、区画貫通部2毎に挿通させる管部材を正確に把握した上でコンクリート壁3を構築する必要があるため作業が複雑になる。
また、コンクリート壁3を構築した後の設計変更が難しく、サイズが異なる管部材を挿通させた場合には、隙間の閉塞が充分に行なわれずに所望する防火性能が確保できないおそれもある。
さらに、前記した区画貫通措置キットも、管径に合わせたものを管部材ごとに用意する必要があり、施工が煩雑になる上に、計画とは異なる管径の管部材が挿通された場合の対処が難しい。
そこで、本発明は、区画貫通部に挿通される管部材の形状に合わせて容易に施工が可能な区画貫通部の防火措置構造を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、石膏ボードの中空壁からなる防火区画に貫通孔が形成され、この貫通孔に合成樹脂製可とう電線管が挿通され、前記合成樹脂製可とう電線管には不燃性の電線が樹脂材料で被覆されたケーブルが挿通され、前記貫通孔と前記合成樹脂製可とう電線管の間隙には充填材が充填される区画貫通部の防火措置構造であって、前記中空壁のいずれか片側の外壁面から外側方向に所定長の位置まで熱膨張性耐火材である熱膨張テープによって前記合成樹脂製可とう電線管の外周面が被覆され、前記被覆された側の中空壁の外壁面における貫通孔周辺は、前記合成樹脂製可とう電線管が挿通される切り込みが設けられた熱膨張性耐火材である熱膨張シートによって遮蔽され、前記熱膨張テープと前記熱膨張シートとにより、火災時の熱による前記合成樹脂製可とう電線管の焼失又は変形により生じた空隙が閉塞されることを特徴とする。ここで、前記熱膨張テープの表面にはアルミガラスクロステープが積層されていることが好ましい。
また、請求項に記載の発明は、コンクリート壁からなる防火区画に貫通孔が形成され、この貫通孔に合成樹脂製可とう電線管が挿通され、前記合成樹脂製可とう電線管には不燃性の電線が樹脂材料で被覆されたケーブルが挿通され、前記貫通孔と前記合成樹脂製可とう電線管の間隙には充填材が充填される区画貫通部の防火措置構造であって、前記コンクリート壁のいずれか片側の外壁面から外側方向に所定長の位置まで熱膨張性耐火材である熱膨張テープによって前記合成樹脂製可とう電線管の外周面が被覆され、前記熱膨張テープにより、火災時の熱による前記合成樹脂製可とう電線管の焼失又は変形により生じた空隙が閉塞されることを特徴とする。ここで、前記熱膨張テープの表面にはアルミガラスクロステープが積層されていることが好ましい。
このように構成された請求項1に記載の発明は、前記貫通孔の内周面と前記合成樹脂製可とう電線管の外周面との間隙には充填材が充填されており、前記区画貫通部の片側にある前記合成樹脂製可とう電線管の外周面が、前記中空壁の壁面から所定長の位置まで熱膨張性耐火材によって被覆されている。
このため、区画貫通部が形成されたいずれの側で火災が起きても、その熱によって前記熱膨張性耐火材が膨張し、前記合成樹脂製可とう電線管が熱によって変形又は焼失して出来た空隙を閉塞することができるので、隣接する区画への火炎の侵入を阻止して要求される防火性能を確保することができる。
また、突出した前記合成樹脂製可とう電線管の根元を前記熱膨張性耐火材によって被覆すればよいため、合成樹脂製可とう電線管がどのような形状であっても外部から容易に施工することができる。
さらに、請求項2に記載されたものは、コンクリート壁に設けられた区画貫通部から突出する合成樹脂製可とう電線管の外周面が、前記コンクリート壁面から所定長の位置まで熱膨張性耐火材によって被覆されている。
このため、区画貫通部が形成されたいずれの側で火災が起きても、その熱によって前記熱膨張性耐火材が膨張し、前記合成樹脂製可とう電線管が熱によって変形又は焼失して出来た空隙を閉塞することができるので、隣接する区画への火炎の侵入を阻止して要求される防火性能を確保することができる。
以下、本発明の最良の実施の形態について図面を参照して説明する。
なお、前記従来例と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
実施例1の区画貫通部2の防火措置構造は、図1に示すように防火区画1を区画する中空壁の壁面を形成する石膏ボード10(9)に形成された円筒形の貫通孔に設けられる。
この貫通孔には、合成樹脂製可とう電線管としての樹脂可とう管11が3本挿通されており、貫通孔と樹脂可とう管11,・・・の間隙には充填材としてのシール材15が充填される。
この樹脂可とう管11として使用される合成樹脂製可とう電線管(JIS C 8411)には、耐燃性があるPF管と、耐燃性のないCD管とがあり、これらはポリエチレン、ポリプロピレン等を主材として作られている。なお、ここでいう「耐燃性」とは、接炎するときには着火するが、火炎が伝搬せず、火炎を取り去った後に一定時間内に自己消火する性質をいうため、火災によって変形又は焼失しない材料ということではない。
この樹脂可とう管11の内部には、銅線などの導体が架橋ポリエチレン系又は塩化ビニル系の材料で被覆されたケーブル12が挿入される。
また、この実施例1の中空壁は、図2に示すように、石膏ボード10の背面側に間隔を置いて別の石膏ボード9が立設された壁となっており、二枚の石膏ボード9,10を貫く貫通孔が設けられている。
さらに、貫通孔と樹脂可とう管11,・・・の間隙に充填されるシール材15には、耐熱シール材(フジクラ社製、商品名「エフシールB」)、又は石膏ボード用目地処理材(吉野石膏製、商品名「タイガージョイントセメント」)が使用される。
そして、防火区画1側に露出した樹脂可とう管11,・・・の根元には、熱膨張性耐火材としての熱膨張テープ13,・・・がそれぞれ巻き付けられることで、樹脂可とう管11,・・・の外周はそれぞれ別個に被覆される。
この熱膨張テープ13による被覆は、防火区画1側の壁面を形成する石膏ボード10から所定長(2〜10cm)の位置まで施される。また、この熱膨張テープ13は、厚さ0.3mm〜6.0mm、幅20〜100mmに形成されたテープ状の部材である。
例えば熱膨張テープ13は、ブチルゴム(エクソンモービル化学社製、商品名「ブチル#065」)42重量部、ポリブテン(出光石油化学社製、商品名「ポリブテン#100R」)50重量部、石油樹脂(エクソンモービル化学社製、商品名「エスコレッツ#5320」)8重量部、ポリリン酸アンモニウム(クラリアント社製、商品名「EXOLIT
AP422」)100重量部、中和処理された熱膨張性黒鉛(東ソー社製、商品名「フ
レームカットGREP−EG」)30重量部、水酸化アルミニウム(昭和電工社製、商品名「ハイジライトH−31」)50重量部、及び炭酸カルシウム(備北粉化工業社製「BF300」)100重量部をニーダーを用いて混練した後、得られた樹脂組成物をカレンダー成形により、片面にアルミガラスクロスを積層させ、長さ6m、幅1000mm、厚さ2mmのシートに形成し、その後、幅50mm、長さ160mmのテープ状に切断加工されたものである。
このように成形された熱膨張テープ13は、薄くて粘着性を有するため、樹脂可とう管11の根元に容易に巻き付けて密着させることができる。さらに、アルミガラスクロステープ、アルミテープ、ガムテープ、布テープ等の粘着テープを使用して固定することもできる。
特に、アルミガラスクロステープを熱膨張テープ13の表面に積層させると、アルミガラスクロス層の熱の反射効果によって、更に遮熱性、遮炎性の効果を高めることができる。
また、区画貫通部2の防火区画1側の樹脂可とう管11と石膏ボード10の間隙を含む貫通孔周辺は、熱膨張性耐火材としての熱膨張シート14によって遮蔽される。この熱膨張シート14によって遮蔽される範囲は、樹脂可とう管11の外周から貫通孔の外周より2cm以上外側に離れた範囲とする。
この熱膨張シート14は、厚さ0.3mm〜6.0mmのシート状に形成されたものであって、例えば前記した熱膨張テープ13と同じ材料によって、長さ6m、幅1000mm、厚さ1mmのシートに形成された後に、一辺150mmの正方形のシート状に切断加工される。
さらに熱膨張シート14は、樹脂可とう管11,・・・を挿通させる部分に穴が開口されているか、又は切り込みが設けられており、樹脂可とう管11,・・・が挿入できるように形成されている。
そして、熱膨張シート14は、図1及び図2に示すように、シール材15の防火区画1側の表面が遮蔽されるように、石膏ボード10の表面に張り付けられて固定される。この熱膨張シート14の固定は、例えば四隅に打ち込まれたステープル16,・・・によって行なわれる。
次に、この実施例1の作用について説明する。
前記した実施例1の区画貫通部2の防火措置構造に対して、ISO834の加熱条件に従って1時間の耐火試験を実施したところ、区画貫通部2を通って裏側の石膏ボード9から火炎が噴出するようなことや、区画貫通部2の内部に火炎が侵入するようなことは起きなかった。
このように構成された実施例1の区画貫通部2の防火措置構造は、貫通孔の内周面と樹脂可とう管11の外周面との間隙にはシール材15が充填されて閉塞されており、防火区画1側に露出する樹脂可とう管11の根元は熱膨張テープ13によって被覆されている。
このため、防火区画1側で火災が起き、図3に示すように樹脂可とう管11,・・・が焼失してケーブル12が剥き出しになったとしても、図4に示すように熱膨張テープ13,・・・が加熱によって膨張して、樹脂可とう管11とケーブル12の間にあった空隙を閉塞させることができる。
すなわち、熱膨張テープ13は、加熱によってテープの厚さ方向である樹脂可とう管11の直径方向に3〜50倍膨張するため、樹脂可とう管11が加熱によって収縮しても、膨
張した熱膨張テープ13によってその隙間を埋めることができる。
さらに、金属製のケーブル12は火災によって焼失しないので、膨張した熱膨張テープ13はケーブル12によって支持されて脱落せず、防火区画1と区画貫通部2を連通させるような開口部が発生しないため、火炎の侵入を阻止できる。
また、区画貫通部2の防火区画1側端部は、シール材15の表面を覆うように張り付けられた熱膨張シート14によって遮蔽されている。この熱膨張シート14も、図3に示すように火災の加熱によって膨張して隙間を埋めることができるため、区画貫通部2と防火区画1を連通させるような開口部が発生することがない。
このため、樹脂可とう管11が熱によって変形又は焼失しても、区画貫通部2への火炎の侵入を確実に防ぐことができる。
さらに、テープ状に形成された熱膨張テープ13は、防火区画1側から取り付けることができる上に、樹脂可とう管11の形状に合わせて巻き付ければよいため、容易に施工することができる。
このように熱膨張テープ13は、どのような形状の樹脂可とう管11であっても被覆す
ることができるので、管径に合わせた部材を準備する必要がない上に、設計変更にも容易に対応することができる。
また、熱膨張テープ13は、樹脂可とう管11,・・・のそれぞれに別個に取り付けることができるので、樹脂可とう管11,・・・が変形又は焼失して形成される個々の空隙を確実に閉塞させることができる。
さらに、一部の樹脂可とう管11だけが変形又は焼失した場合であっても、その部分に取り付けた熱膨張テープ13が膨張して開口部を確実に閉塞することができる。
なお、上記と反対側から火災が起きた場合でも、中空壁は石膏ボード9,10によって二重に構成されており、しかも熱膨張性耐火材(熱膨張テープ13、熱膨張シート14)で貫通孔周辺が遮蔽されているので、樹脂可とう管11を通じて火災が他の部屋側に伝播することは無い。
以下、実施例2では、壁部としてのコンクリート壁17に区画貫通部2が形成された場合の防火措置構造について説明する。なお、前記実施例1で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
この区画貫通部2の貫通孔は、コンクリート壁17を構築する際に、予め円筒形の型枠などを所定の位置に配置してコンクリートを打ち込むことによって形成される。
図5に示すように、区画貫通部2には合成樹脂製可とう電線管としての樹脂可とう管19が挿通され、この樹脂可とう管19の外周面と貫通孔の内周面との間隙には充填材としてのモルタル18,18が充填される。
このモルタル18,18は、区画貫通部2の両端の開口部を閉塞するように充填される。このため、図5に示すように、区画貫通部2の内部には空洞が形成される場合もある。
そして、防火区画1側に露出した樹脂可とう管19の根元には、コンクリート壁面から所定長(2〜10cm)の位置まで熱膨張性耐火材としての熱膨張テープ13が巻き付けられることで樹脂可とう管19の外周が被覆される。
次に、この実施例2の作用について説明する。
このように構成された実施例2の区画貫通部2の防火措置構造は、貫通孔の内周面と樹脂可とう管19の外周面との間隙にはモルタル18,18が充填されて閉塞されており、防火区画1側に露出する樹脂可とう管19の根元は熱膨張テープ13によって被覆されている。
このモルタル18は、コンクリート壁17を構成するコンクリートと同様に火災によって焼失しないため、実施例1のように表面を熱膨張シート14で遮蔽しなくともよい。
また、防火区画1側で火災が起きて樹脂可とう管19が焼失しても、熱膨張テープ13が加熱によって膨張して樹脂可とう管19によって形成されていた空隙を閉塞させることができる。
このため、樹脂可とう管19が熱によって変形又は焼失しても、区画貫通部2への火炎の侵入を確実に防ぐことができる。
なお、他の構成及び作用効果については、前記実施例1と略同様であるので説明を省略する。
以上、図面を参照して、本発明の最良の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、熱膨張テープ13を樹脂可とう管11,19の根元に巻き付けたが、これに限定されるものではなく、熱膨張シート14を樹脂可とう管11,19の根元に巻き付けてもよい。
また、複数の樹脂可とう管11,・・・を、一つに束ねて熱膨張テープ13又は熱膨張シート14で被覆することもできる。
さらに、被覆に使用される熱膨張テープ13又は熱膨張シート14の一端は貫通孔の内部に入り込んでいても良い。
そして、前記実施例では、防火区画1側に突出した樹脂可とう管11,19の根元に熱膨張テープ13を巻き付けたが、これに限定されるものではなく、壁部の反対側から突出した樹脂可とう管11,19の根元に熱膨張テープ13を巻き付けても良い。区画貫通部2のいずれか一方の開口部が閉塞されれば、火炎が隣接する他の区画に伝播することがないからである。
また、充填材には、実施例で説明した耐熱シール材、石膏ボード用目地処理材、モルタルの他に、石膏系接着剤、ロックウール、セラミックウール等が使用できる。
さらに、実施例1では、熱膨張シート14の石膏ボード10への固定はステープル16によって行なったが、これに限定されるものではなく、ビス、接着剤など張り付ける部材の材質に合わせて適宜選択できる。
本発明の最良の実施の形態の区画貫通部の防火措置構造を示した斜視図である。 実施例1の区画貫通部の防火措置構造を示した断面図である。 火災によって樹脂可とう管が焼失した際の実施例1の区画貫通部の防火措置構造を示した断面図である。 図3のA−A線断面図である。 実施例2の区画貫通部の防火措置構造を示した断面図である。 従来の区画貫通部の防火措置構造を示した断面図である。
符号の説明
1 防火区画
2 区画貫通部
9,10 石膏ボード
11,19 樹脂可とう管(合成樹脂製可とう電線管)
13 熱膨張テープ(熱膨張性耐火材)
14 熱膨張シート(熱膨張性耐火材)
15 シール材(充填材)
17 コンクリート壁
18 モルタル(充填材)

Claims (3)

  1. 石膏ボードの中空壁からなる防火区画に貫通孔が形成され、この貫通孔に合成樹脂製可とう電線管が挿通され、前記合成樹脂製可とう電線管には不燃性の電線が樹脂材料で被覆されたケーブルが挿通され、前記貫通孔と前記合成樹脂製可とう電線管の間隙には充填材が充填される区画貫通部の防火措置構造であって、
    前記中空壁のいずれか片側の外壁面から外側方向にのみ熱膨張性耐火材である熱膨張テープが所定長、前記合成樹脂製可とう電線管の外周面に被覆され、
    前記被覆された側の中空壁の外壁面における貫通孔周辺は、前記合成樹脂製可とう電線管が挿通される切り込みが設けられた熱膨張性耐火材である熱膨張シートによって遮蔽され、
    前記熱膨張テープと前記熱膨張シートとにより、火災時の熱による前記合成樹脂製可とう電線管の焼失又は変形により生じた空隙が閉塞されることを特徴とする区画貫通部の防火措置構造。
  2. 前記熱膨張テープと前記熱膨張シートとは同一材料であることを特徴とする請求項1に記載の区画貫通部の防火措置構造。
  3. 前記熱膨張テープの表面にはアルミガラスクロステープが積層されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の区画貫通部の防火措置構造。
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