JP2005193865A - 空気入りラジアルタイヤ - Google Patents

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【課題】 操縦安定性を低下させることなく低周波数から高周波数までの全周波数帯域のロードノイズを低減する空気入りラジアルタイヤを提供する。
【解決手段】 空気入りラジアルタイヤのベルトカバー層9の剛性をベルト層8の両端域で複数層9aにして高くし、かつ複数層9aの部分をベルト層の最大幅端から5〜10mm外側へ延長させる。ビードフィラー6はJIS−A硬度75〜100で、断面高さH1 をタイヤ断面高さSHの20〜30%にする。ビードフィラーのタイヤ外側にサイドウォール部2まで延長する補強ゴム層7を配置し、その硬度をビードフィラーよりも低く、tanδを0.20〜0.30でビードフィラーよりも高くする。かつ補強ゴム層7のビードベースからの断面高さH2 をタイヤ断面高さSHの45〜80%にした。
【選択図】 図1

Description

本発明は空気入りラジアルタイヤに関し、さらに詳しくは、操縦安定性を低下させることなく低周波数から高周波数までの全周波数帯域のロードノイズを低減にする空気入りラジアルタイヤに関する。
近年、乗用車用タイヤでは偏平化が急速に広まりつつあり、この偏平化によりタイヤサイド部の剛性が増大するため操縦安定性が向上するという利点があるが、その反面でタイヤサイド部の剛性増大により、特に80〜160Hz近辺の低周波数ロードノイズの音圧レベルが上昇するという問題がある。
ロードノイズとは、自動車が走行するとき路面の凹凸によりタイヤが加振された振動が車軸を介して車体に伝達され、その振動により車体内の各部が共振することにより発生する騒音のことである。このようなロードノイズには、周波数帯に応じて、40Hz近辺の低周波数の「こもり音」、80〜160Hz近辺の低周波数ロードノイズ、250〜315Hz近辺の中周波数ロードノイズ、800〜1000Hz近辺の高周波数ロードノイズ(所謂「シャー音」)などがあることがわかっている。
これらロードノイズのうち、80〜160Hz近辺の低周波数ロードノイズについては、タイヤの半径方向1次固有振動数f1 を低くすることにより低減可能なことから、ビードフィラーの形状を小さくしてタイヤサイド部の剛性を低減する方法が知られている。しかし、タイヤサイド部の剛性が低下することに伴って操縦安定性が低下するという問題があるため、この対策として、特許文献1はビードフィラーよりもゴム硬度の低い補強ゴム層(補助フィラー)を、タイヤ断面高さの50〜60%の高さになるようにタイヤサイド部に配置することを提案し、これによりタイヤ周方向剛性を向上して40Hz近辺の「こもり音」も低減するようにしている。しかし、この対策では、250〜315Hzの中周波数ロードノイズや800〜1000Hzの高周波数ロードノイズは解決することができない。
一方、250〜315Hz近辺の中周波数ロードノイズは、タイヤ断面方向2次固有振動数f2 を高くすることにより低減可能なことから、特許文献2はベルト層の外周に設けたベルトカバー層を、最外ベルト層の端部からショルダー側へ15〜40mmまで大幅に延在させることによりショルダー部剛性を向上させることを提案している。しかし、この対策は、ベルトカバー層の突出幅が過大であるためタイヤ製造を困難になるだけでなく、コーナリングパワーバランスの悪化して操縦安定性を低下させるという問題がある。
特開平5−131815号公報 特開平11−34610号公報
本発明の目的は、上述した従来の問題を解消し、操縦安定性を低下させることなく低周波数から高周波数までの全周波数帯域のロードノイズを低減する空気入りラジアルタイヤを提供することにある。
上記目的を達成する本発明の空気入りラジアルタイヤは、左右一対のビードコアの外周にそれぞれビードフィラーを配置し、両ビードコアにそれぞれカーカス層の両端部を前記ビードフィラーを包み込むように係止させ、該カーカス層の外周にベルト層を配置し、該ベルト層の少なくとも両端部にタイヤ周方向に補強コードが巻回するベルトカバー層を覆うように配置した、偏平率が40〜65%の空気入りラジアルタイヤにおいて、
前記ベルトカバー層を前記ベルト層の両端域で複数層にしてセンター域よりも剛性を高くし、かつ該複数層部分を前記ベルト層の最大幅端から5〜10mm外側へ延長させ、前記ビードフィラーをJIS−A硬度を75〜100にすると共に、ビードベースからの断面高さH1 をタイヤ断面高さSHの20〜30%にし、該ビードフィラーのタイヤ外側に該ビードフィラーに重複すると共にサイドウォール部まで延長する補強ゴム層を配置し、該補強ゴム層の硬度を前記ビードフィラーよりも低く、tanδを0.20〜0.30であると共に前記ビードフィラーよりも高くし、かつビードベースからの断面高さH2 をタイヤ断面高さSHの45〜80%にしたことを特徴とするものである。
上記のように、ビードフィラーの断面高さH1 をタイヤ断面高さSHの20〜30%に小さくしたことにより、80〜160Hzの低周波数ロードノイズを低減し、かつビードフィラーの外側に、ビードフィラーよりも硬度が低く、tanδがビードフィラーよりも高く、かつ0.20〜0.30である補強ゴム層を配置したことで、タイヤサイド部のヒシテリシス増大させ、ビードフィラーの小形化に伴い低下した操縦安定性を補うと共に、タイヤ周方向剛性がアップすることで40Hzのこもり音も低減することができる。さらに、タイヤサイド部のヒシテリシス増大がショルダー部剛性をアップさせるため、250〜315Hzの中周波数ロードノイズの低減にも寄与させることができる。
また、ベルト層端部域のベルトカバー層の複数層部分をベルト層最大幅端から5〜10mm外側へ延長させたことで、コーナリングパワーバランスを悪化させずに250〜315Hzの中周波数ロードノイズを低減する。しかも、ベルトカバー層をベルト層両端域で複数層にしセンター域よりも剛性を高くしたことで、800〜1000Hzの高周波数ロードノイズ(シャー音)も低減することができる。
したがって、本発明によれば、操縦安定性を低下させることなく低周波数から高周波数までの全周波数帯域のロードノイズを低減することができる。
図1は、本発明の実施形態からなる乗用車用空気入りラジアルタイヤの子午線断面の半断面図であり、図2は特にトレッド部の拡大半断面図である。
図1及び2において、空気入りラジアルタイヤは偏平率が40〜65%の偏平タイヤであり、1はトレッド部、2はサイドウォール部、3はビード部である。トレッド部1の表面には複数本の主溝10がタイヤ周方向に延長するように設けられ、またトレッド部1の側壁のバットレス部には凹部11がタイヤ周方向に連続するように形成されている。
タイヤ内側には2プライのカーカス層4が設けられている。2プライのうち内側のカーカス層4はビードコア5の周りをタイヤ内側から外側へビードフィラー6を包み込むように折り返されている。また、外側のカーカス層4は内側カーカス層の折り返し部4aの外側を通り、ビードコア5の内側へ屈曲している。外側カーカス層4のタイヤ外側に補強ゴム層7が設けられ、その補強ゴム層7はビードフィラー6の高さに重複する領域からサイドウォール部2まで延長している。すなわち、ビードフィラー6のビードベースからの断面高さがH1 であるのに対して、補強ゴム層7のビードベースからの断面高さは、それよりも高いH2 になっている。
上記カーカス層4の外周側には、スチールコードからなる2プライのベルト層8が配置されている。各ベルト層8のスチールコードは、それぞれタイヤ周方向に対して10°〜30°のコード角であり、かつ層間で互いに交差している。ベルト層8の外側にはベルトカバー層9が設けられている。ベルトカバー層9は補強コード(有機繊維コード等)をタイヤ周方向に対し0°〜10°の角度で螺旋状に連続的に巻回することにより形成され、特にベルト層8の両端部域で2層の複数層9aを形成し、ベルト層両端部域における剛性がセンター部よりも大きくなっている。その複数層9aの部分はベルト層8の最大幅端から外側へ延長し、突出長さLを形成している。この複数層9aの突出長さLによりショルダー部剛性が増大している。
上記空気入りタイヤにおいて、ベルト層はスチールコード或いはアラミド繊維などの高強度、高弾性率の有機繊維コードで構成されるが、その最外側のベルト層の幅W1 は通常の乗用車用タイヤに採用されている大きさでよく、一般にはトレッド接地幅GCW の97〜106%が採用される。
ここでトレッド接地幅GCW とは、2003年度版JATMAイヤーブックに記載の標準リムにタイヤを装着し、空気圧230kPaで平面に垂直に接地させ、JATMA規定の空気圧−負荷能力対応表に記載の負荷能力の70%相当の負荷を当該タイヤに適用した場合におけるタイヤ半径方向の接地面中心直線距離をいう。
また、ビードフィラーは、JIS−A硬度が75〜100のゴム組成物で構成されている。このゴム組成物は、さらに好ましくはtanδが0.20〜0.22であるとよい。このビードフィラーは、ビードベースからの断面高さH1 がタイヤ断面高さSHの20〜30%であって、比較的短く形成されている。硬度の大きいビードフィラーが、このように短く形成されていることによりサイド部剛性が低下し、タイヤの半径方向1次固有振動数f1 が低下している。このように半径方向1次固有振動数f1 が低下することにより、80〜160Hz近辺の低周波数ロードノイズが低減する。
ビードフィラーの外側にカーカス層を挟んで配置した補強ゴム層は、硬度がビードフィラーよりも低く、かつtanδがビードフィラーよりも高く、0.20〜0.30であるゴム組成物で構成されている。このゴム組成物は、さらに好ましくはJIS−A硬度が75〜80であるものがよい。この補強ゴム層は、ビードベースからの断面高さH2 がタイヤ断面高さSHの45〜80%であるように形成されている。
このように挿入した補強ゴム層を、ビードフィラーよりも硬度が低く、tanδがビードフィラーよりも高くて0.20〜0.30であるゴム組成物で構成したことにより、タイヤサイド部のヒシテリシスが増大するため、上記のようにビードフィラーを小形化したことに伴う操縦安定性の低下を抑制し、低周波数ロードノイズの低減効果を阻害することなく操縦安定性を向上する。また、この補強ゴム層の配置によりタイヤ周方向剛性がアップするため、40Hz近辺のこもり音も低減することができる。さらに、サイド部のヒシテリシスの増大はショルダー部剛性もアップするため、250〜315Hzの中周波数ロードノイズの低減にも寄与させることができる。
なお、本発明において使用するJIS−A硬度とは、温度20℃における測定値をいう。また、tanδとは、粘弾性スペクトロメータ(東洋精機製作所製)を使用し、温度20℃で、初期歪み10%、動的歪み±2%、振動周波数20Hzの条件で測定したときの値をいう。
補強ゴム層のtanδが0.30よりも高かったり、或いは補強ゴム層の断面高さH2 がタイヤ断面高さSHの45%よりも低かったりすると、操縦安定性の向上効果を得ることが難しくなる。また、補強ゴム層のtanδが0.20よりも低いと、低周波ロードノイズの低減効果が低下する。また、補強ゴム層の断面高さH2 がタイヤ断面高さSHの80%よりも高くなると、燃費性が悪化するため好ましくない。
さらに、上述した本発明の効果を一層顕著にするためには、ビードフィラーと補強ゴム層との間のtanδの差を0.02〜0.1にし、及び/又はJIS−A硬度の差を13〜17の範囲にするとよい。また、補強ゴム層の断面積Srを、ビードフィラーの断面積Sbに対する断面積比Sr/Sbで0.9〜1.2の範囲にすることが好ましい。
一方、ベルトカバー層はベルト層端部域において複数層に形成され、かつその複数層の部分がベルト層最大幅端からショルダー側へ突出長さLが5〜10mmになるように延長している。このように複数層の突出長さLが比較的短い5〜10mmであることにより、コーナリングパワーバランスを乱すことなくショルダー部剛性をアップさせ、タイヤ断面方向2次固有振動数f2 を高い方へシフトする。このタイヤ断面方向2次固有振動数f2 が高い方へシフトされたことにより、250〜315Hzの中周波数ロードノイズを低減することができる。
このようにショルダー部の剛性アップでもたらされる中周波数ロードノイズの低減効果には、前述したtanδの高い補強ゴム層による低減効果も加わるので、これら二つの要素の作用が相乗することにより一層高い低減効果を奏することができる。しかも、ベルトカバー層による剛性は、ベルト層両端域でセンター域よりも高くなっているので、800〜1000Hzの高周波数ロードノイズ(シャー音)も低減することができる。
上記中周波数ロードノイズの低減と高周波数ロードノイズの低減効果は、トレッド部側壁のバットレス部に、図1及び2の実施形態のように浅い凹部11を形成するようにすると、さらに増大することができる。バットレス部に凹部11が形成されていると、タイヤに空気が充填されてインフレートしたとき、ゴム壁厚さが比較的薄くなった凹部の部分が膨出するため、ベルトカバー複合層9aの突出長さLの部分の張力がアップし、ショルダー部剛性が一層増大するためである。凹部11の形状としては、図示のような台形に限定されるものではなく、V字形やその他の形状であってもよい。
ベルトカバー層9は、図示の例のようにベルト層の全幅を覆うものだけに限定されず、両端部だけに配置するようにしたものであってもよい。また、ベルトカバー層9は、ベルト層の両端部域で複数層9aに形成されるが、そのプライ数は図1及び2のように2層に限定されるものではなく、図3の実施形態のように3層であってもよく、或いはそれ以上であってもよい。また、複数層9aの形成形態としては、図4に示す実施形態のように、複数本の補強コードを引き揃えて形成した所定幅のテープを、その幅方向を一部ずつオーバラップさせながら巻き付けるように形成したものであってもよい。いずれにしても、このように複数層9aに形成することにより、ベルト層8の端部域でセンター域よりも剛性を大きくするものであればよい。
ベルトカバー層を構成する補強コードは、44N負荷時の中間伸度が3〜9%であるものがよく、かつ複数層に形成する部分で1層当たりの補強コードのエンド数を40〜70本/50mmにするとよい。このような中間伸度の補強コードを使用し、かつエンド数(密度)を上記範囲にすることにより、ベルトカバー層による剛性アップ効果を一層良好にすることができる。
上記中間伸度の補強コードの種類は特に限定されないが、例えば、ナイロン6繊維、ナイロン66繊維、ポリエチレンテレフタレート繊維、ポリエチレンナフタレート繊維、芳香族ポリアミド繊維などを挙げることができる。これら繊維は単独で使用してもよく、或いは2種類以上を組み合わせて使用してもよい。
本発明は特に乗用車用空気入りタイヤに好ましく適用することができる。また、カーカス層のプライ数は、図示の例のように2プライに限定されるものではなく、1プライだけであってもよい。また、2プライのカーカス層の場合、ビードコアに対する係止方法は、図示の例のように内層の1プライをタイヤ内側から外側へ折り返し、外層の1プライをその内層の折り返し部の外側に沿わせるように下ろすものであっても、或いは2プライともビードコアの周りにタイヤ内側から外側へ折り返すようにしたものであってもよい。
タイヤサイズを215/60R16にし、図1のタイヤ構造におけるベルト層の幅W1 をトレッド接地幅GCW の100%にし、カーカス層を2プライ構造とすることを共通条件とし、ベルトカバー層、ビードフィラー、補強ゴム層の条件を表1に記載のように異ならせるようにした11種類の空気入りラジアルタイヤ(実施例1〜3、比較例1〜6、従来例1,2)を製作した。
これら11種類の空気入りラジアルタイヤについて、下記に記載する試験方法によりロードノイズと操縦安定性とを測定したところ、表1に記載する結果を得た。
〔ロードノイズ〕
試験タイヤをリムサイズ16×7JJのホイールに組み付け、空気圧220kPaを充填して排気量3000ccの乗用車に装着すると共に、運転席サイドにマイクロフォンを設置し、テストコースを周回するときに発生する40Hz近辺のこもり音、80〜160Hz近辺の低周波数ロードノイズ、250〜315Hz近辺の中周波数ロードノイズ、800〜1000Hz近辺の高周波数ロードノイズ(シャー音)の各音圧レベルを上記マイクロフォンに収録測定した。
評価は音圧レベルの逆数を以って行い、従来例1のタイヤの測定値の逆数を100とする指数で表示した。指数が大きいほどロードノイズの低減効果が優れていることを意味する。
〔操縦安定性〕
試験タイヤをリムサイズ16×7JJのホイールに組み付け、空気圧220kPaを充填して排気量3000ccの乗用車に装着し、専門パネラーが平坦な周回路からなるテストコースを走行して、レーンチェンジ時及びコーナリング時の安定性と直進時の安定性とを官能評価した。
評価は従来例1のタイヤの測定値の逆数を100とする指数で表示した。指数が大きいほど操縦安定性が優れていることを意味する。
Figure 2005193865
本発明の実施形態からなる空気入りラジアルタイヤの子午線断面の半断面図である。 図1の空気入りラジアルタイヤのトレッド部における拡大半断面図である。 本発明の他の実施形態からなるタイヤのベルト層及びベルトカバー層の半断面を示した模式図である。 本発明の更に他の実施形態からなるタイヤのベルト層及びベルトカバー層の半断面を示した模式図である。
符号の説明
1 トレッド部
2 サイドウォール部
3 ビード部
4 カーカス層
5 ビードコア
6 ビードフィラー
7 補強ゴム層
8 ベルト層
9 ベルトカバー層
9a(ベルトカバー層の)複数層
10 主溝
11 凹部

Claims (7)

  1. 左右一対のビードコアの外周にそれぞれビードフィラーを配置し、両ビードコアにそれぞれカーカス層の両端部を前記ビードフィラーを包み込むように係止させ、該カーカス層の外周にベルト層を配置し、該ベルト層の少なくとも両端部にタイヤ周方向に補強コードが巻回するベルトカバー層を覆うように配置した、偏平率が40〜65%の空気入りラジアルタイヤにおいて、
    前記ベルトカバー層を前記ベルト層の両端域で複数層にしてセンター域よりも剛性を高くし、かつ該複数層部分を前記ベルト層の最大幅端から5〜10mm外側へ延長させ、前記ビードフィラーをJIS−A硬度を75〜100にすると共に、ビードベースからの断面高さH1 をタイヤ断面高さSHの20〜30%にし、該ビードフィラーのタイヤ外側に該ビードフィラーに重複すると共にサイドウォール部まで延長する補強ゴム層を配置し、該補強ゴム層の硬度を前記ビードフィラーよりも低く、tanδを0.20〜0.30であると共に前記ビードフィラーよりも高くし、かつビードベースからの断面高さH2 をタイヤ断面高さSHの45〜80%にした空気入りラジアルタイヤ。
  2. 前記補強ゴム層のJIS−A硬度が75〜80である請求項1に記載の空気入りラジアルタイヤ。
  3. 前記補強ゴム層の断面積Srの前記ビードフィラーの断面積Sbに対する断面積比Sr/Sbが0.9〜1.2である請求項1又は2に記載の空気入りラジアルタイヤ。
  4. 前記ベルトカバー層の補強コードの44N負荷時中間伸度が3〜9%であり、前記複数層における1層当たりの該補強コードのエンド数が40〜70本/50mmである請求項1,2又は3に記載の空気入りラジアルタイヤ。
  5. 前記補強コードが、ナイロン6繊維、ナイロン66繊維、ポリエチレンテレフタレート繊維、ポリエチレンナフタレート繊維又は芳香族ポリアミド繊維からなる請求項4に記載の空気入りラジアルタイヤ。
  6. トレッド部側壁のバットレス部にタイヤ周方向に連続する凹部を形成した請求項1〜5のいずれかに記載の空気入りラジアルタイヤ。
  7. 前記ベルト層における最外層のベルト幅W1 をトレッド接地幅GCW の97%〜106%にした請求項1〜6のいずれかに記載の空気入りラジアルタイヤ。

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