JP2005192883A - 温熱治療器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 季節に応じて快適な睡眠環境を得ることが出来るとともに、温熱治療の効果も有する温熱治療器を提供する。
【解決手段】 上面に複数の吸気孔5を有し、側面に排気口11を有し、内部に立体格子空間材A3および送風機10および発熱体2および緩衝体1を有した本体6と、底面と上面間を貫く複数の通気孔17を有するまくら素材16およびこのまくら素材16の上部に立体格子空間材B18を有したまくら15とを備え、まくら15を本体6上面に載置し、前記送風機10により本体6の吸気孔5から立体格子空間材A3を介して吸気する空気と、まくら15の立体格子空間材B18から通気孔17と本体6の吸気孔5と立体格子空間材A3を介して吸気する空気を排気口11より本体6外に排気する。
【選択図】 図1
【解決手段】 上面に複数の吸気孔5を有し、側面に排気口11を有し、内部に立体格子空間材A3および送風機10および発熱体2および緩衝体1を有した本体6と、底面と上面間を貫く複数の通気孔17を有するまくら素材16およびこのまくら素材16の上部に立体格子空間材B18を有したまくら15とを備え、まくら15を本体6上面に載置し、前記送風機10により本体6の吸気孔5から立体格子空間材A3を介して吸気する空気と、まくら15の立体格子空間材B18から通気孔17と本体6の吸気孔5と立体格子空間材A3を介して吸気する空気を排気口11より本体6外に排気する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、季節に応じて快適な睡眠環境を得ることが出来るとともに、温熱治療の効果も有する温熱治療器に関するものである。
従来、この種の温熱治療器は、寝具表布の下部に空間材を設けるとともに、吸気ユニットを設け、吸気ユニットを作動させて寝具表布から寝具表面の空気を吸気して、人体からの熱気や湿気等を寝具外に放出し、夏季において寝床内の温度と湿度が高い不快な寝床環境を快適にするものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記従来の寝具は寝具上面の人体周囲の熱や湿度を含んだ空気を吸気し寝具外に放出して不快な寝床環境を改善することができるが、寝具の上に載せたまくらの部分はまくらに邪魔されて吸気できず、人体の頭の周辺は熱や湿気が籠もり不快感が改善されていなかった。
本発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、請求項1では上面に複数の吸気孔を有し、側面に排気口を有し、内部に立体格子空間材Aおよび送風機および発熱体および緩衝体を有した本体と、底面と上面間を貫く複数の通気孔を有するまくら素材およびこのまくら素材の上部に立体格子空間材Bを有したまくらとを備え、まくらを本体上面に載置し、前記送風機により本体の吸気孔から立体格子空間材Aを介して吸気する空気と、まくらの立体格子空間材Bから通気孔と本体の吸気孔と立体格子空間材Aを介して吸気する空気を排気口より本体外に排気するものである。
また、請求項2では本体の上面に設けられた吸気孔は、まくらを載置する部分に設けた吸気孔Bと、本体に仰臥する人体の上半身部分に設けた吸気孔Aとで構成したものである。
また、請求項3ではまくらの通気孔と本体の吸気孔がずれないように固定することができる固定手段を設けたものである。
本発明の寝具は、上記のように構成したことにより請求項1では、本体に仰臥した人体の腰から上の背中部や頭の周辺から熱気や湿気を送風機により吸気して本体外に放出できるので夏季の寝苦しい不快感を改善することができる。
また、請求項2では、本体の上面に設けられた吸気孔を必要最小限の数だけ設けることにより、小型の送風機を使用して効率良く寝床環境を改善することができる。
また、請求項3ではまくらの通気孔とカバーAの吸気孔がずれてまくらの上面の空気を吸気することができなくなることを防止することができる。
以下、本発明の一実施例を図1〜図6を参照して説明する。図1は本発明の一実施例を説明する温熱治療器の斜視図、図2は同じく本体からまくらを除いた状態の斜視図、図3は同じく本体からカバーAを外した状態の斜視図、図4は同じく本体に人が仰臥した状態の縦断面図、図5(a)は同じく本体に載置して使用するまくらの斜視図、図5(b)は同じくまくらの破断斜視図、図6は同じくまくらの底面斜視図である。
図において、1は寝具として使用可能な緩衝体で、この上に人体が仰臥する。
2は緩衝体1の上面に載せられた発熱体で、コード状のヒータが蛇行して配置され保持シートで保持されていて平面を加熱することができるものであり、緩衝体1に人が仰臥したとき腰から下の部分が密になるように配置されていて、発熱体2のヒータを通電することにより頭寒足熱となるように暖房することができる。
また、発熱体2にはコード状のヒータの他にコード状の電位線(図示せず)がヒータと同様に蛇行して保持シートに配置されていて、この電位線にマイナスの高電位を印加することにより、この上に仰臥した人体に電位治療を行うことができるものである。
3は発熱体2の上面に載せられた立体格子空間材Aで、プラスチック製の糸を多数編みこんだ三次元構造繊維素材で構成してあり、これにより連通した空気層が形成されていて通気性と放湿性に優れ、またこの上に仰臥した人体の体圧を分散することができる。
4は緩衝体1と発熱体2と立体格子空間材A3の全体を覆う袋状のカバーで通気性が制限された不織布等の素材で構成してある。
5はカバー4に開けられた吸気孔で緩衝体1に人が仰臥したとき腰から背中にかけての上半身部分に適当な間隔で複数個開けられている吸気孔A5aと、緩衝体1に人が仰臥したとき頭の位置すなわちまくら15を載置する位置に適当な間隔で複数個開けられている吸気孔B5bで構成されている。
6は寝具として使用可能な温熱治療器の本体である。
7は外郭カバーで寝具として外観を良くし商品性を高めるためにカバー4の上からさらに覆っているものである。
8aは外郭カバー7に開けられた吸気部Aでメッシュ状になっていて、カバー4に開けられた吸気孔A5aの上を覆う位置に設けられ、ここから本体6の表面の空気を吸気する。
8bは同じく外郭カバー7に開けられた吸気部Bでメッシュ状になっていて、カバー4に開けられた吸気孔B5bの上を覆う位置に設けられ、ここから本体6表面の空気を吸気する。
10は送風機で緩衝体1の側面に切り欠け部を設け、この中に納められている。そして送風機10を動作させると外郭カバー7の吸気部A8a、B8bからカバー4の吸気孔A5a、B5bを介して吸気し、立体格子空間材A3の内部の連通した空気層を通し発熱体2の保持シートに設けられた切り欠け(図示せず)を通して吸気し、吸気した空気は緩衝体1の側面に開けられた後記する排気口11から外部に排気される。なおカバー4及び外郭カバー7にはこの排気口11の位置する部分に予め空気の流通する孔を開けてある。
11は排気口で本体6の側面に設けられていて送風機10の送風される空気を本体6の外部に排気している。
12は制御部で緩衝体1の側面に切り欠け部を設けこの中に納められていて、送風機10の通電による清涼効果や、発熱体2のヒータの通電による温熱治療効果や電位線のマイナスの高電位を通電する電位治療効果の動作を制御している。
13はコントローラで制御部12と接続されていて、送風機10と発熱体2の通電状態を任意で設定できるように操作することができるものであり、タイマー動作や、ヒータの設定温度や、電位線のマイナス高電位のオン・オフや、送風機の強弱運転等を設定することができる。
14は電源コードである。
15は本体6に載せられるまくら、16はまくら素材でクッション性の良い低反発ポリウレタンフォームで構成されている。
17はまくら素材16の上面と底面を貫通して開けられている通気孔で適当な間隔を開けて複数個設けられている。
18は立体格子空間材Bでプラスチック製の糸を多数編み込んで構成してあり、これにより連通した空気層が形成されていてまくら素材16の上部に上面を覆うように載せられている。
19はシールで立体格子空間材B18の端部を折り込み密度の高い材料で包囲して縫製固定し、プラスチック製の糸がはみ出さないようにしている。
20は中袋で通気性と伸縮性のあるニット製のものであり、まくら素材16を収納していて、まくら素材16の低反発ポリウレタンフォームに着色された色が後記するまくらカバーに付着しないようにしている。
21はニット製のまくらカバーで、まくら15全体を覆って立体格子空間材B18がまくら素材16からずれないようにしていて、肌触り、通気性、放熱性が良いものである。
22a、22bは固定手段でマジックテープよりなり、本体6に載置されたまくら15の通気孔17と本体6の吸気孔5が重なってずれないように固定することができるものであり、固定手段22aは本体6にまくら15を載置する場所の外郭カバー7に設けられていて、固定手段22bはまくら15の下面のまくらカバー21に設けられている。そしてまくら15を本体6の固定手段22aの部分に載置するとマジックテープの働きでまくら15が本体6に固定される。
次に以上の構成による作用を説明する。
まず、まくら15を本体6の上面の所定位置に載置すると、まくら15と本体6の外郭カバー7の固定手段22a、22bが張り付き本体6の吸気孔B5bとまくら15の通気孔17が重なって固定される。
次に電源コード14を電源に差込みコントローラ13を操作して運転を開始する。
そして、暑い夏場は電位治療機能と清涼機能を働かすか、または清涼機能のみ働かせるようにコントローラ13を操作して涼しく快適に睡眠できるようにする。
そして、清涼機能を働かすと、送風機10が通電され送風機10の吸気により本体6に仰臥した人体の腰から上の背中部から吸気孔A5aと立体格子空間材A3を介して空気を吸気して排気口11から本体6外部に排気し、人体からの熱気や湿気等を本体6外に放出し夏季において寝床内の温度と湿度が高い不快な寝床環境を快適にする。
また、同様にまくら15に設けた立体格子空間材B18から通気孔17と本体6の吸気孔B5bと立体格子空間材A3を介してまくら15に乗せた頭の周辺の空気を吸気して排気口11から排気することにより、爽やかな涼風が頭や顔の周り全体をゆっくり流れ、頭部周辺の熱を奪うので夏の暑い夜に頭部が汗でべとついたりしないで涼しく寝ることができる。
また、電位治療だけを行う場合は送風機10は通電せず、発熱体2の電位線にマイナスの高電位を印加して、本体6上に仰臥した人体の電位治療を行うように制御し、主に体内バランスを良くし、慢性便秘や頭痛や不眠症、肩こり等の効果効能を得る。
また、寒い冬場は温熱治療機能と電位治療機能を働かすか、または温熱のみで適温で快適に睡眠できるようにする。
したがって、本体6に仰臥した人体の腰から上の背中部や頭の周辺から熱気や湿気を送風機10により吸気して本体6外に放出できるので夏季の寝苦しい不快感を改善することができる。
また、本体6の上面に設けられた吸気孔5をまくら15を載置する部分と、本体6に仰臥する人体の上半身部分の必要最小限の数だけ設けることにより、小型の送風機10を使用して効率良く寝床環境を改善することができる。
また、まくら15の通気孔17と本体6の吸気孔5が重なってずれないように固定することができる固定手段22a、22bを設けたことによりまくらの通気孔17とカバー4の吸気孔B5bがずれてまくら15の上面の空気を吸気することができなくなることを防止することができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、以下のような拡張または変更が可能である。発熱体2はヒータのみとし、温熱治療効果と清涼効果を有するように構成しても良い。また、発熱体2は電位線のみとし、電位治療効果と清涼効果を有するように構成しても良い。また、発熱体2を有しない構成にして清涼機能だけ有する構成にしても良い。
1 緩衝体
2 発熱体
3 立体格子空間材A
5 吸気孔
6 本体
10 送風機
11 排気口
15 まくら
16 まくら素材
17 通気孔
18 立体格子空間材B
22a、22b 固定手段
2 発熱体
3 立体格子空間材A
5 吸気孔
6 本体
10 送風機
11 排気口
15 まくら
16 まくら素材
17 通気孔
18 立体格子空間材B
22a、22b 固定手段
Claims (3)
- 上面に複数の吸気孔(5)を有し、側面に排気口(11)を有し、内部に立体格子空間材A(3)および送風機(10)および発熱体(2)および緩衝体(1)を有した本体(6)と、底面と上面間を貫く複数の通気孔(17)を有するまくら素材(16)およびこのまくら素材(16)の上部に立体格子空間材B(18)を有したまくら(15)とを備え、まくら(15)を本体(6)上面に載置し、前記送風機(10)により本体(6)の吸気孔(5)から立体格子空間材A(3)を介して吸気する空気と、まくら(15)の立体格子空間材B(18)から通気孔(17)と本体(6)の吸気孔(5)と立体格子空間材A(3)を介して吸気する空気を排気口(11)より本体(6)外に排気することを特徴とする温熱治療器。
- 本体(6)の上面に設けられた吸気孔(5)は、まくら(15)を載置する部分に設けた吸気孔B(5b)と、本体(6)に仰臥する人体の上半身部分に設けた吸気孔A(5a)とで構成したことを特徴とする請求項1記載の温熱治療器。
- まくら(15)の通気孔(17)と本体(6)の吸気孔(5)がずれないように固定することができる固定手段(22a)、(22b)を設けたことを特徴とする請求項1記載の温熱治療器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004003536A JP2005192883A (ja) | 2004-01-09 | 2004-01-09 | 温熱治療器 |
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JP2004003536A Pending JP2005192883A (ja) | 2004-01-09 | 2004-01-09 | 温熱治療器 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2005192883A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017038763A (ja) * | 2015-08-19 | 2017-02-23 | トヨタ紡織株式会社 | ベッド |
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CN107529895A (zh) * | 2015-04-23 | 2018-01-02 | 泰普尔-派迪克管理有限责任公司 | 支撑垫及用于使其主动通风的方法 |
JP2018047234A (ja) * | 2016-09-20 | 2018-03-29 | レイコップ・コリア株式会社 | エアマットレス |
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2004
- 2004-01-09 JP JP2004003536A patent/JP2005192883A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP3560389A1 (en) * | 2015-04-23 | 2019-10-30 | Tempur-Pedic Management, LLC | Mattress assembly and methods for active ventilation of a support cushion |
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