JP2005087234A - 温熱治療器 - Google Patents

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Kikuo Wakasugi
菊夫 若杉
Tsuyoshi Jogan
強 成願
Masahiko Kikuchi
雅彦 菊池
Hiroki Oshimi
博喜 押見
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Abstract

【課題】 寝具状の温熱治療器に、清涼機能を付加し、春夏秋冬オールシーズンを快適に睡眠できるように人の睡眠リズムに合わせて効果的に機能を制御し快適な寝床環境を得て快眠を支えると共に、寝ながらに温熱効果により健康づくりを行うことができる温熱治療器を提供する。
【解決手段】 寝台51の上に載置され、寝具として使用可能な緩衝体1の内部に温熱手段6と空間材4を備えるとともに、前記緩衝体1の上表面の空気を前記空間材4を介して吸い出すように前記寝台51に送風手段12を備え、各手段6、12は予めプログラムした制御プログラムにしたがって制御する制御手段19により運転する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、春、夏、秋、冬の各季節において快適な睡眠環境を得ることが出来るとともに、温熱治療の効果も有する温熱治療器に関するものである。
従来、この種の温熱治療器は、ふとん状やマット状となっており、その内部には温熱治療用の発熱体が設けられ、また、合成繊維系の綿やスポンジ状のクッション材の組み合わせで構成され、温熱治療器の表面は、綿布や羊毛など普通の寝具と同様に吸湿性のある自然素材の布で覆われて構成されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
また、寝具表布の下部に空間材を設けるとともに、吸気ユニットを設けることにより、寝具表布から吸気し、人体からの熱気や湿気を寝具外に放出する清涼機能を兼ね備えたものが提案されている(例えば、特許文献3参照)。
なお、このような温熱治療器は、次のような効果・効能を有しているものである。すなわち、温熱治療により血行の促進や、疲労の回復、筋肉疲労の回復、神経痛を和らげる、胃腸の働きを活発にする等の効果・効能を有しているものである。
特開昭63−79671号公報
特開平2−264610号公報 特開2002−78570号公報
しかしながら、上記従来の温熱治療器は、寝具として寝ながらに温熱効果により健康づくりを行うものであるが、これらの温熱効果に清涼機能を付加し、春夏秋冬オールシーズンを快適に睡眠できるように人の睡眠リズムに合わせて効果的に機能を制御し快眠を支えると共に、健康促進を計ることが出来る製品はなかった。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、請求項1では、寝台の上に載置され、寝具として使用可能な緩衝体の内部に温熱手段と空間材を備えるとともに、前記緩衝体の上表面の空気を前記空間材を介して吸い出すように前記寝台に送風手段を備え、前記各手段は予めプログラムした制御プログラムにしたがって制御する制御手段により運転するものである。
請求項2では、寝具として使用可能な緩衝体と、この緩衝体を覆う表布と、この表布に設けられた吸引孔と、前記表布の下に設けられ通気性と放湿性を有する素材で構成された空間材と、この空間材の下に設けられた保持シートと、この保持シートにより上下から挟まれた温熱手段と、前記保持シートの下に設けられた断熱性を有する緩衝材と、前記保持シートと前記緩衝材の一部を切り欠いて設けた気体通路と、緩衝材の一部に設けた切り欠け部と、この切り欠け部に備えられた電源ユニットと、前記緩衝体を載置する寝台と、緩衝体を寝台に載置した時、緩衝材に設けられた気体通路と対応する位置の寝台に設けられた送風手段と、前記各手段を制御する制御手段を内蔵したコントローラとを具備したものである。
請求項3では、緩衝体を載置する寝台の台を非可動台と可動台Aと可動台Bに三分割し、可動台Aと可動台Bを上に跳ね上げことにより伸縮自在とし、前記非可動台に送風手段を設けたものである。
本発明の温熱治療器は、寝台の上に載置され、寝具として使用可能な緩衝体の内部に温熱手段と空間材を備えるとともに、前記緩衝体の上表面の空気を前記空間材を介して吸い出すように前記寝台に送風手段を備え、各手段は予めプログラムした制御プログラムにしたがって制御する制御手段により運転することにより、寝台の上に載置された寝具に寝ながらに温熱効果により健康づくりを行いながら、さらに清涼機能を付加したことにより快適に睡眠することができる。
また、送風手段を寝台に設けたことにより、送風手段の騒音や振動が寝ている人に届きにくくすることができる。
また、送風手段から排出される空気が寝台の下部の空間にスムーズに排出されるため、排出される空気が寝ている人に影響を与えることがなく清涼感が損なわれることがない。
また、緩衝体内に送風手段がないため、緩衝体の重量を軽くすることができ、緩衝体の清掃や収納、移動等の取り扱いが楽になるとともに、異物感がなく使用感を良好にすることができる。
また、寝具として使用可能な緩衝体と、この緩衝体を覆う表布と、この表布に設けられた吸引孔と、前記表布の下に設けられ通気性と放湿性を有する素材で構成された空間材と、この空間材の下に設けられた保持シートと、この保持シートにより上下から挟まれた温熱手段と、前記保持シートの下に設けられた断熱性を有する緩衝材と、前記保持シートと前記緩衝材の一部を切り欠いて設けた気体通路と、緩衝材の一部に設けた切り欠け部と、この切り欠け部に備えられた電源ユニットと、前記緩衝体を載置する寝台と、緩衝体を寝台に載置した時、緩衝材に設けられた気体通路と対応する位置の寝台に設けられた送風手段と、前記各手段を制御する制御手段を内蔵したコントローラとを具備したことにより、緩衝体を寝台の上に載置するだけで緩衝体の気体通路を介して緩衝体の上表面の空気を送風手段により吸い出すことができるため、簡単に設置できて使い勝手が良い。
また、緩衝体を載置する寝台の台を非可動台と可動台Aと可動台Bに三分割し、可動台Aと可動台Bを上に跳ね上げことにより伸縮自在とし、前記非可動台に送風手段を設けたことにより、未使用時には寝台を縮めることができるため収納スペースが小さくでき収納性が良い。
以下本発明の一実施例を図1〜図11を参照して説明する。
図1は本発明の一実施例を示す温熱治療器の概略縦断面図、図2は同じく概略斜視図、図3は同じく緩衝体の概略斜視図、図4は同じく未使用時に寝台を縮めた時の説明図、図5は同じく制御回路のブロック図、図6は同じくコントローラの操作キーの説明図、図7は同じく冬コース運転動作説明図、図8は同じく夏コース運転動作説明図、図9は同じく清涼運転動作の詳細説明図、図10は同じく春/秋コース運転動作説明図、図11は同じく乾燥/防臭運転動作説明図である。
図において、1は寝具として使用可能な緩衝体で、この上に人体が仰臥する。2は緩衝体1を覆う表布、3は表布2に設けられた吸引孔であり、緩衝体1に人が寝た時腰から背中にかけて設けられている。
4は空間材で、表布2の下に設けられており、通気性と放湿性に優れ、また、体圧を分散することができる三次元構造繊維素材で構成されている。
5は保持シートで、上下2枚の通気性を有するシート材よりなり、空間材4の下に設けられている。そして、この保持シート5の間には上下から挟まれた後記する温熱手段6を有している。
8は緩衝材で、保持シート5の下に設けてあり、断熱性を有しているものである。
6は温熱手段で、緩衝体1内に設置されている。本実施例ではコード状のヒータが保持シート5の間に蛇行して配置され、緩衝体1を加熱するものであり、詳細は緩衝体1の上面全体を加熱するように配置した全体温熱ヒータ6aと、仰臥する人体の足元だけを加熱するように配置した足元温熱ヒータ6bの2種類から成っている。そして、この温熱手段6のコード状のヒータ内部には図示しないがヒータ線と信号線がスパイラル状にプラスチックサーミスタの感熱層を挟んで巻き付けられていて、この感熱層のインピーダンス変化を後記するヒータ温度センサ回路306で検出して温熱手段6の温度コントロールを行っている。
9は気体通路で、緩衝材8の片側側面の略中央部に近い部分の保持シート5と緩衝材8の一部を切り欠いて設けてあり、吸引孔3から吸引した空気を空間材4を通し、この気体通路9を介して後記する送風手段12により吸引し緩衝体1外に排出するためのものである。
10は緩衝材8の一部を切り欠いて設けた切り欠け部、13は電源ユニットで、前記切り欠け部10内に設けられ、各部に電源を供給したり、温熱手段6と後記する送風手段12をON/OFFする回路が内蔵されている。
11は電源ユニット13と送風手段12とを接続する接続線で、コネクタ(図示せず)で簡単に接続することができるようになっている。
51は寝台で緩衝体1に対応する大きさを有する台52と、床54から台52を離間させる脚53を有している。そして、台52は非可動台57と可動台A55と可動台B56から成り、緩衝体1を寝台1の上に載置して使用するが、未使用時の時は図4に示すように緩衝体1を外し可動台A55、可動台b56を上に跳ね上げることにより収納スペースを小さくすることができるように成っている。
12は送風手段で、寝台51の非可動台57に設けてあり、寝台51に緩衝体1を載置したとき、緩衝材8に設けられた気体通路9と対応する位置となるように設けてあり、この送風手段12により緩衝体1の上表面の空気を吸引孔3から空間材4を介し、気体通路9を通して送風手段12の吸引孔から吸引し、緩衝体1外に排気するものであり、送風ファンで構成している。
54は送風手段12を非可動台57に設置するために非可動台57に設けた切り欠け部である。
14は差し込みプラグで、送風手段12から分岐しており、電源に接続するものである。
15はコントローラで、送風手段12から分岐して設けられており、内部には後記するマイコン312で構成された制御手段19と、上面には操作キー20が設けてあり、使用者の操作により温熱手段6と送風手段12等を制御するものである。
16は枕、17は掛ふとん、18は人体であり、通常、人体18は緩衝体1の上に仰臥し枕16等を使用し掛けふとん17等の保温材を用いて使用する。
次に図5の回路ブロック図について説明する。
19は制御手段で、マイコン312で構成され、温熱手段6、送風手段12を予めプログラムした複数の運転方法に従って制御して運転するものである。
302はヒータ制御回路で、温熱手段6の通電のON/OFFを行い設定温度になるように通電を行うものである。
304はリレースイッチで、温熱手段6の電源をON/OFFするスイッチである。
305はリレースイッチで、全体を加熱する温熱ヒータ6aと足元を加熱する温熱ヒータ6bの通電を切り換えるスイッチである。
306はヒータ温度センサ回路で、温熱手段6の温度を該温熱手段6に内蔵した感熱層のナイロンサーミスタのインピーダンス変化を検知し、温度制御するためのセンサ回路である。
307は室温センサで、コントローラ15内に設けられていて室温を検知するものである。
20は操作キーで、コントローラ15の上面に設けてある。
309は送風ファン駆動回路で、送風手段12のON/OFF及び送風する風量を「強、中、弱」の3段階の出力となるように駆動するものである。
310はリレー回路で、リレースイッチ304、305をON/OFF制御するものである。
311は表示回路で、後記する時間設定表示器406、温度調節表示器407、LED1〜4、7、9〜13等を表示する回路である。
312はマイコンで、ヒータ温度センサ回路306、操作キー20、室温センサ307からの信号を入力し、ヒータ制御回路302、送風ファン駆動回路309、リレー回路310、表示回路311へ制御信号を出力して制御するものである。
313は電源回路で、各制御回路に電源を供給するものである。
314はクロック回路で、マイコン312にクロック信号を供給するものである。
次に、図6に示すコントローラ15の上面に設けられた操作キー20について説明する。
21は運転コース選択キーで、制御手段19に予め運転方法をプログラムしてある複数の運転コースの中から、季節に応じて選択できるように次のような3個の操作キーから構成されている。すなわち、401は冬コース操作キー、402は春/秋コース操作キー、403は夏コース操作キーであり、冬コース操作キー401は室温の低い冬季に主に用い、夏コース操作キー403は室温の高い夏季に主に用い、春/秋コース操作キー402は冬と夏の中間の室温の時に主に用いられるものである。
そして、これらの操作キーで選択される各コースをおまかせ快眠コースと称している。
また、各操作キーにはその操作キーを操作したとき点灯する表示器LED2、LED3、LED4が設けてある。
LED7とLED9は温熱手段6、送風手段12に対応した表示器で、各手段が運転されるとき点灯して使用者に分かり易くしているものである。
406は2桁の数字を表示する時間設定表示器であり、表示内容はタイマー時間を「1〜12」(1〜12h)の範囲で表示するものである。
407は1桁の数字を表示する温度調節表示器であり、表示内容は温熱手段6の設定温度のレベルを「1〜9」の数字で表示するものであり、この「1〜9」は、温熱手段6の設定温度の28℃、31℃、33℃、35℃、37℃、40℃、44℃、49℃、55℃に対応している。
408、409は時間設定操作キー、410、411は温度調節操作キーであり、矢印が下向きの操作キーである408、410を押すと設定レベルを下げることができ、矢印が上向きの操作キーである409、411を押すと設定レベルを上げることができる。
412〜416は温熱運転操作キー、清涼運転操作キー、予熱運転操作キー、乾燥/防臭運転操作キーで、これらの操作キーを押すことによりお好みの運転を単独で運転することができる。
LED10は予熱運転操作キー415を押すと点灯し、LED11は乾燥/防臭運転を行う操作キー416を押すと点灯するものである。
LED12、13は温熱手段6の温熱面の切り換えを分かり易く表示する表示器で、全体温熱ヒータ6aで加熱されるときはLED12とLED13が点灯し、足元温熱ヒータ6bで加熱されるときはLED13が点灯するようになっている。
417は温熱面切換操作キーで、お好み選択の温熱運転操作キー412を押した後、操作することにより温熱面を切り換えることができるもので、一回押すと足元温熱ヒータ6bの通電が選択され、LED13が点灯し、さらに続けて押すと全面温熱ヒータ6aの通電が選択され、LED12、13の両方が点灯し、さらに押すたびに温熱面の選択が変わり、最後に表示された温熱面が選択できるようになっている。
418は切操作キーで全体の通電を停止するとき使用するものである。
LED1は差し込みプラグ14を電源に接続すると点灯するものである。
次に、以上の構成による作用について説明する。
最初に寝台51を伸ばし、台52の上に緩衝体1を乗せる。このとき緩衝体1の気体通路9が寝台51に設けた送風手段12の吸引孔に重なるように乗せる。
次に、緩衝体1の電源ユニット13と寝台51の送風手段12間を接続線11のコネクタで結ぶ。
そして、緩衝体1の上に掛ふとん17をかぶせ、差し込みプラグ14を電源に接続し、室温の低い冬季等にコントローラ15の上面に設けられた操作キー20の冬コース操作キー401を押すとLED2、7、8と、LED12、13が点灯し温熱面として全体温熱ヒータ6aが選択され、自動的に時間設定表示器406に設定時間が8hである「8」と、温度調節表示器407に設定温度が33℃である「3」が表示され、タイマーによる通電を開始する。なお、これらの時間設定表示と温度調節表示は、予め工場出荷時に設定された初期値が表示されるものであり、平均的に良く使われる値となっている。
そして、通電を開始すると、図7(a)に示すように、温熱手段6が通電される温熱運転が開始され、掛ふとん17の内部の寝床内温度を上昇させるように全体温熱ヒータ6aが強制的に温度調節「9」(設定温度55℃)で0.5h運転され、その後、温度調節「3」(設定温度33℃)で規定時間T1(1.5h)間運転されるようになる。
そして、この規定時間T1の間は、寝床内温度が設定温度の33℃以上になると、全体温熱ヒータ6aの通電をOFFし、寝床内温度が低下して設定温度の33℃以下になると、全体温熱ヒータ6aの通電をONして寝床内温度を一定に保つ。
次に、寝床内温度の設定温度を1℃下げた運転が、タイマー時間(8h)が終了する前の規定時間T3までの間の規定時間T2(4h)間行われる。次に、寝床内温度の設定温度を3℃上げた運転を規定時間T3(2h)間行い、タイマーによる全ての運転を終了する。ところで、本実施例では規定時間T2間は設定温度を1℃下げ、T3間は3℃上げるようにしたが、実験によれば1℃〜5℃の範囲で下げ、1℃〜10℃の範囲で上げるのが好ましい。
また、冬コース操作キー401を押した後、温度調節キー410、411と時間設定キー408、409を押すと設定温度と時間設定を任意に選択することができ、その時の各規定時間T1、T2、T3は時間設定が5h以上の場合と、時間設定が4h以内の場合で図7(b)に示すように設定時間により変化するようにしている。
このように、冬コース操作キー401を押すことで、寝床内温度を睡眠時の人の体温変化に合わせて変動することができ、また、目覚め時に寝床内温度を上げることで血管を拡張させ、血液の流れを良くすることができる。
また、緩衝体1を寝台51の上に載置するだけで緩衝体1の気体通路9を介して緩衝体1の上表面の空気を送風手段12により吸い出すことができるようになるため、簡単に設置できて使い勝手が良い。
次に、室温の高い夏季等におまかせ快眠コースの夏コース操作キー403を押した時の動作を説明する。
室温が規定温度である23℃以上の場合に夏コース操作キー403を押すと、LED4、9が点灯し、自動的に時間設定表示器406に設定時間が8hである「8」が表示され、送風手段12を駆動する清涼運転を開始する。但し、室温が23℃以下の場合は清涼運転は開始しない。
通電を開始すると、図8に示すように、送風手段12を「強」とする清涼運転を規定時間T4(1.5h)行い、次に送風手段12を「中」とする清涼運転を規定時間T5(5h)行い、次に送風手段12を「弱」とする清涼運転を規定時間T6(1.5h)行い、タイマーによる全ての運転を終了する。
また、夏コース操作キー403を押した後、設定時間キー408、409を押して設定時間を任意に選択することができ、その時の清涼運転の運転時間と送風手段12の「強、中、弱」のレベルの関係は図7に示すよう設定時間によりに変化するようにしている。
このように、送風手段12により寝床内の空気を吸引して、寝床内の汗による湿気を吸引すると共に、人体表面を空気が流れることにより、汗の気化熱を奪い体感温度を下げることができる。更に、就寝時の人の発汗量の変化や、体温変化のパターンに合わせて清涼運転の送風手段12の風量を変化させることができるため快眠することができる。
また、送風手段12を寝台51に設けたことにより、送風手段12の騒音や振動が寝ている人に届きにくくすることができるため快眠を妨げることがなくなる。
また、送風手段12から排出される空気が寝台51の下部の空間にスムーズに排出されるため、排出される空気が寝ている人に影響を与えることがなく清涼感が損なわれることがない。
次に、おまかせ快眠コースの春/秋コース操作キー402を押した時の動作を説明する。
春/秋コース操作キー402を押すと、室温が規定温度である23℃以下のときはLED7、12、13が点灯し、自動的に時間設定表示器406に「8」と、温度調節表示器407に「2」が表示され温熱運転を開始する。
温熱運転が開始されると、図10(a)に示すように温度調節「9」で温熱手段6を0.5h運転した後、温度調節「2」で残りの時間運転される。また、同様に室温が規定温度である23℃以上のときに春/秋コース操作キー402を押すと、夏コースと同じように図10(b)に示すように温熱手段6は通電されず、送風手段12を「中」とする清涼運転が8h行われる。
このように、室温の変化に合わせて寝床内温度を暖めたり、また、暖めすぎを防止でき、温熱運転の効果を継続できる。
また、送風手段12を通電して清涼運転を行い、寝床内の汗による湿気を吸引すると共に、人体表面を空気が流れることにより、汗の気化熱を奪い体感温度を下げたり、また、冷やし過ぎを防止することができる。
次に、お好み選択の操作キーで運転する場合について説明する。
清涼運転操作キー414を押すと、室温が23℃以上の場合は、LED9が点灯し、そして自動的に時間設定表示器406に「8」が表示され、送風手段12が通電される。但し、室温が23℃以下の場合は、清涼運転操作キー414を押しても送風手段12は通電されない。なお清涼運転操作キー414を押した後、設定時間キー408、409を操作すると設定時間が「1〜12」の中から選択でき、この時の清涼運転の運転時間と送風手段12の送風レベルは図9に示すように設定時間により変化するようにしている。
温熱運転操作キー412を押すと、LED7が点灯し、そして自動的に全面温熱ヒータ6aと、設定時間「8」と、温度調節「3」が選択され、最初に強制的に温度調節「9」で0.5h運転し、その後設定温度で加熱制御される。なお、温熱運転操作キー412を押した後、温熱面切換操作キー417を押すと、全面温熱ヒータ6aと、足元温熱ヒータ6bの順に選択することができ、最後に表示されたヒータが選択できる。また、温熱運転操作キー412を押した後、温度調節キー410、411と時間設定キー408、409を押すと設定温度と時間設定を任意に選択することができ、設定時間は「1〜12」の中から、温度調節は「1〜9」の中から選択することができる。
予熱運転操作キー415を押すと、最高3時間で温度調節「9」で温熱手段6を通電して温熱手段6を予熱する予熱運転を行うことができ、短時間で温熱効果を得ることができる。なおこの場合、時間設定キー408、409で「1〜3」を選択して設定することができる。
乾燥/防臭運転操作キー416を押すと、LED7、11が点灯し、そして自動的に時間設定表示器406に「2」と、温度調節表示器407に「9」が表示される。そして、図11に示すように温熱運転が開始され、規定時間T7(2h)の温熱運転を開始し、タイマー運転の終了する前の規定時間T8(20分)の間は送風手段12を「強」で運転する。なお、乾燥/防臭運転操作キー416を押した後、時間設定キー408、409を操作すると「1、2」の中から選択して設定することができる。そして、寝床内温度を高い温度にし、このとき発生した水蒸気を送風手段12により効果的に温熱治療器本体から放出することにより、ふとんの乾燥機能を増大することができる。
次に、使用後に清掃したり収納する場合は、接続線11のコネクタを外し、緩衝体1を寝台51から降ろして清掃する。また、寝台51の可動台A55と可動台B56を上に跳ね上げ寝台を縮め収納スペースを小さくして収納する。
このように緩衝体1内に送風手段12がないため、緩衝体1の重量を軽くすることができるため、緩衝体1の清掃や収納、移動等の取り扱いが楽になるとともに、緩衝体1は異物感がなく使用感を良好にすることができる。
なお、上記の実施例では温熱手段6はコード状のヒータ線で構成したが、特にこれに限定されることはない。例えば、温熱手段は平面形状の発熱体で構成してもよい。
また、規定時間T1、T2、T3、T4、T5、T6、T7の値や、清涼運転を行うときの送風手段12の送風レベルや、夏コース操作キー403を押したとき清涼運転を行わないと判断をする室温の値や、春/秋コース操作キー402を押したときの温熱運転を行うか清涼運転を行うかを判断する室温の値等は、上記実施例に限定されることはなく、適宜最適な値を選定すれば良い。
また、寝台51の台52は三分割して収納時に収納スペースが小さくなるようにしたが、特に三分割に限定されることはなく、二分割または三分割以上でも良い。
本発明の一実施例を示す温熱治療器の概略縦断面図である。 同じく概略斜視図である。 同じく緩衝体の概略斜視図である。 同じく未使用時に寝台を縮めた時の説明図である。 同じく制御回路のブロック図である。 同じくコントローラの操作キーの説明図である。 同じく冬コース運転動作説明図である。 同じく夏コース運転動作説明図である。 同じく清涼運転動作の詳細説明図である。 同じく春/秋コース運転動作説明図である。 同じく乾燥/防臭運転動作説明図である。
符号の説明
1 緩衝体
2 表布
3 吸引孔
4 空間材
5 保持シート
6 温熱手段
8 緩衝材
9 気体通路
10 切り欠け部
12 送風手段
13 電源ユニット
15 コントローラ
19 制御手段
51 寝台
52 台
55 可動台A
56 可動台B
57 非可動台

Claims (3)

  1. 寝台(51)の上に載置され、寝具として使用可能な緩衝体(1)の内部に温熱手段(6)と空間材(4)を備えるとともに、前記緩衝体(1)の上表面の空気を前記空間材(4)を介して吸い出すように前記寝台(51)に送風手段(12)を備え、前記各手段(6)、(12)は予めプログラムした制御プログラムにしたがって制御する制御手段(19)により運転することを特徴とする温熱治療器。
  2. 寝具として使用可能な緩衝体(1)と、この緩衝体(1)を覆う表布(2)と、この表布(2)に設けられた吸引孔(3)と、前記表布(2)の下に設けられ通気性と放湿性を有する素材で構成された空間材(4)と、この空間材(4)の下に設けられた保持シート(5)と、この保持シート(5)により上下から挟まれた温熱手段(6)と、前記保持シート(5)の下に設けられた断熱性を有する緩衝材(8)と、前記保持シート(5)と前記緩衝材(8)の一部を切り欠いて設けた気体通路(9)と、緩衝材(8)の一部に設けた切り欠け部(10)と、この切り欠け部(10)に備えられた電源ユニット(13)と、前記緩衝体(1)を載置する寝台(51)と、緩衝体(1)を寝台(51)に載置した時、緩衝材(8)に設けられた気体通路(9)と対応する位置の寝台(51)に設けられた送風手段(12)と、前記各手段(6)、(12)を制御する制御手段(19)を内蔵したコントローラ(15)とを具備して成ることを特徴とする温熱治療器。
  3. 緩衝体(1)を載置する寝台(51)の台(52)を非可動台(57)と可動台A(55)と可動台B(56)に三分割し、この可動台A(55)と可動台B(56)を上に跳ね上げることにより伸縮自在とし、非可動台(57)に送風手段(12)を設けたことを特徴とする請求項1、2記載の温熱治療器。
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JP2009268674A (ja) * 2008-05-07 2009-11-19 Kyoto Nishikawa:Kk 敷ふとん形態の家庭用電気治療器
CN101926703A (zh) * 2009-06-24 2010-12-29 株式会社京都西川 褥垫形式的家庭用电气治疗仪
JP2011000420A (ja) * 2009-06-19 2011-01-06 Ho Jin Ko 寝台マットレスの暖房及び殺菌装置

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