JP2005040461A - 温熱治療器 - Google Patents

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Kikuo Wakasugi
菊夫 若杉
Tsuyoshi Jogan
強 成願
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Hiroki Oshimi
博喜 押見
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Abstract

【課題】 寝具状の温熱治療器に、清涼機能を付加し、睡眠リズムに合わせて効果的に制御することにより快適な寝床環境を得ることができる温熱治療器を提供する。
【解決手段】 寝具として使用可能な緩衝体1内に温熱手段6と、送風手段12とを備え、緩衝体1から分離したコントローラ15に前記各手段6、12を予めプログラムした制御プログラムにしたがって制御する制御手段19と、操作キー20とを備え、この操作キー20に季節に応じて選択できる複数の運転コース選択キー21を設け、使用者の選択により各運転コース特有の予めプログラムされた運転方法で温熱手段6と送風手段12とを制御する。
【選択図】 図1




Description

本発明は、温熱治療の効果を有する温熱治療器に係り、特に春、夏、秋、冬の各季節において快適な睡眠環境を得ることが出来る温熱治療器に関するものである。
従来、この種の温熱治療器は、ふとん状やマット状となっており、その内部には温熱治療用の発熱体が設けられ、また、合成繊維系の綿やスポンジ状のクッション材の組み合わせで構成され、温熱治療器の表面は、綿布や羊毛など普通の寝具と同様に吸湿性のある自然素材の布で覆われて構成されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
また、寝具表布の下部に空間材を設けるとともに、吸気ユニットを設けることにより、寝具表布から吸気し、人体からの熱気や湿気を寝具外に放出する清涼機能を兼ね備えたものが提案されている(例えば、特許文献3参照)。
なお、このような温熱治療器は、次のような効果・効能を有しているものである。すなわち、温熱治療により血行の促進や、疲労の回復、筋肉疲労の回復、神経痛を和らげる、胃腸の働きを活発にする等の効果・効能を有しているものである。
特開昭63−79671号公報
特開平2−264610号公報 特開2002−78570号公報
しかしながら、上記従来の温熱治療器は、寝具として寝ながらに温熱効果により健康づくりを行うものであるが、これらの温熱効果に清涼機能を付加し、春夏秋冬オールシーズンを快適に睡眠できるように人の睡眠リズムに合わせて効果的に機能を制御し快眠を支えると共に、健康促進を計ることが出来る製品は無かった。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、請求項1では、寝具として使用可能な緩衝体内に温熱手段と送風手段とを備え、各手段は予めプログラムした制御プログラムにしたがって制御する制御手段により運転されるものである。
これにより、寝具として寝ながらに温熱効果により健康づくりを行いながら、さらに清涼機能を付加したことにより快適に睡眠することができる。
請求項2では、寝具として使用可能な緩衝体内に温熱手段と送風手段とを備え、前記緩衝体は、緩衝体を覆う表布と、この表布に設けられた吸引孔と、表布の下に設けられ通気性と放湿性を有する素材で構成された空間材と、この空間材の下に設けられた保持シートと、この保持シートにより上下に挟まれた温熱手段と、前記保持シートの下に設けられた断熱性を有する緩衝材とで構成し、前記保持シートと前記緩衝材の一部に切り欠け部を設け、この切り欠け部に電源ユニットと、送風手段とを設けたものである。
これにより、温熱効果と清涼機能を有すると共に、寝具として快眠を支えることができる構造とすることができる。
請求項3では、制御手段にマイコンを用い、このマイコンに予め運転方法をプログラムして複数の運転コースとして登録し、使用者の操作によりこれらの複数の運転コースの中から選択して運転するものである。
これにより、睡眠時の寝床内環境を快適状態に作る温熱手段と、送風手段の運転制御が、自動的に運転されるので、就眠時に操作することなく快適な寝床内環境を造ることができる。
請求項4では、寝具として使用可能な緩衝体内に温熱手段と送風手段とを備え、緩衝体から分離したコントローラに前記各手段を予めプログラムした制御プログラムにしたがって制御する制御手段と、操作キーとを備え、この操作キーに季節に応じて選択できる複数の運転コース選択キーを設け、使用者の選択により各運転コース特有の予めプログラムされた運転方法で温熱手段と送風手段とを制御するものである。
これにより、操作部が一箇所であり、操作が分かり易く簡単にできるため利便性が大きい。また、環境変化に応じた複数の運転コースの中から適した運転方法を選択できる為、さらに利便性が増す。
請求項5では、運転コース選択キーに冬コース操作キーを設け、室温の低い冬季等に前記冬コース操作キーを押すことにより、寝床内温度を温熱手段にて設定温度に加熱すると共に規定時間後に自動的に寝床内温度を設定温度より数度下げるとともに、予め設定されたタイマー時間が終了する規定時間前に寝床内温度を数度上げる機能を有するものである。
これにより、自分自身で操作ができない睡眠中の寝床内温度を下降変化させたり、明け方に上昇変化させることを自動的に実現できる効果が得られる。
請求項6では、運転コース選択キーに夏コース操作キーを設け、室温の高い夏季等に前記夏コース操作キーを押すことにより、通電開始後の最初の規定時間間は送風手段を強運転し、規定時間間は送風手段を中運転とし、規定時間間は送風手段を弱運転するものである。また、請求項7では、制御手段に室温を検知する室温センサを設けると共に、運転コース選択キーに春/秋コース操作キーを設け、この春/秋コース操作キーを押すことにより、室温が規定温度以下の場合は温熱手段の運転が行われ、室温が規定温度以上の場合は送風手段の運転が行われるものである。
これにより、夏や春秋時の気温変化に対応して暑いときは涼しく、涼しいときは暖かく寝床内の環境を簡単な操作で快適にできる為、使い勝手が良い。
請求項8では、操作キーに乾燥/防臭運転操作キーを設け、この乾燥/防臭運転操作キーを押すことにより、規定時間間は温熱手段の通電を行い、温熱手段の通電終了前の規定時間間送風手段を運転するものである。
これにより、汗等で湿った緩衝体を乾燥できる為利便性が大きい。また、防臭効果により、不快感を改善できる。
請求項9では、操作キーに温熱運転操作キーと清涼運転操作キーと、予熱運転操作キーと、温熱面切換操作キーを設け、前記温熱運転操作キーを操作した後、前記温熱面切換操作キーを操作して温熱面を切り換えて温熱運転をおこない、かつ、清涼運転操作キーを操作して清涼運転を行い、かつ、予熱運転操作キーを操作して予熱運転を行うものである。
これにより、温熱効果や、清涼機能等をお好みに応じて単独で運転することができる。また、予熱運転により温熱効果を短時間で得ることができる。
本発明の温熱治療器は、寝具として使用可能な緩衝体内に温熱手段と、送風手段とを備え、各手段は予めプログラムした制御プログラムにしたがって制御する制御手段により運転することにより、寝具として寝ながらに温熱効果により健康づくりを行いながら、さらに清涼機能を付加したことにより快適に睡眠することができる。
また、緩衝体は、表布に設けられた吸引孔と、通気性と放湿性を有する素材で構成された空間材と、保持シートにより上下に挟まれた温熱手段と、断熱性を有する緩衝材とで構成し、前記保持シートと前記緩衝材に設けた切り欠け部に電源ユニットと、送風手段とを設けたことにより、温熱効果と清涼機能を有すると共に、寝具として快眠を支えることができる構造とすることができる。
また、緩衝体から分離したコントローラの内部に前記各手段を予めプログラムした制御プログラムにしたがって制御する制御手段と、操作キーとを備え、この操作キーに季節に応じて選択できる複数の運転コース選択キーを設け、使用者の選択により各運転コース特有の予めプログラムされた運転方法で温熱手段と、送風手段とを制御することにより、操作部が一箇所であり、操作が分かり易く簡単にできるため利便性が大きい。また、環境変化に応じた複数の運転コースの中から適した運転方法を選択できる為、さらに利便性が増す。
また、睡眠時の寝床内環境を快適状態に作る温熱手段と、送風手段の運転制御を、自動的に運転するようにしたことにより、就眠時に操作することなく快適な寝床内環境を造ることができる。
また、寝床内温度を温熱手段にて設定温度に加熱すると共に規定時間後に自動的に寝床内温度を設定温度より数度下げるとともに、予め設定されたタイマー時間が終了する規定時間前に寝床内温度を数度上げる機能を有することにより、自分自身で操作ができない睡眠中の寝床内温度を下降変化させたり、明け方に上昇変化させることを起床時点のタイマー値を設定することにより自動的に実現できる効果が得られる。
また、冬季には温熱手段で運転されるため、寝床内環境は暖かく快適に温熱治療ができる。また、夏季には送風が上手に運転されるため寝床内環境は快適な状態で運転ができる。また、春秋時の気温変化に対応して暑いときは涼しく、涼しいときは暖かく寝床内の環境を簡単な操作で快適にできる為、使い勝手が良い。
また、汗等で湿った緩衝体を乾燥できる為利便性が大きい。また、防臭効果により、不快感を改善できる。
さらに、温熱効果や清涼機能等をお好みに応じて単独で運転することができ、また、予熱運転により温熱効果を短時間で得ることができる。
以下本発明の一実施例を図1〜図9を参照して説明する。
図1は本発明の一実施例を示す概略斜視図、図2は同じく概略断面図、図3は同じく回路ブロック図、図4は同じく操作キーの説明図、図5は同じく冬コース運転動作説明図、図6は同じく夏コース運転動作説明図、図7は同じく清涼運転動作の詳細説明図、図8は同じく春/秋コース運転動作説明図、図9は同じく乾燥/防臭運転動作説明図である。
図において、1は寝具として使用可能な緩衝体で、この上に人体が仰臥する。
2は緩衝体1を覆う表布、3は表布2に設けられた吸引孔であり、緩衝体1に人が寝た時腰から背中にかけて設けられている。
4は空間材で、表布2の下に設けられており、通気性と放湿性に優れ、また、体圧を分散することができる三次元構造繊維素材で構成されている。
5は保持シートで、上下2枚のシート材よりなり、空間材4の下に設けられ、この保持シート5の間には上下から挟まれた後記する温熱手段6を有している。
8は緩衝材で、保持シート5の下部に設けてあり、断熱性を有しているものである。
6は温熱手段で、緩衝体1内に設置されている。本実施例ではコード状のヒータが保持シート5の間に蛇行して配置され、緩衝体1を加熱するものであり、詳細は緩衝体1の全体を加熱するように配置した全体温熱ヒータ6aと、仰臥する人体の足元だけを加熱するように配置した足元温熱ヒータ6bの2種類から成っている。そして、この温熱手段6のコード状のヒータ内部には図示しないがヒータ線と信号線がスパイラル状にプラスチックサーミスタの感熱層を挟んで巻き付けられていて、この感熱層のインピーダンス変化を後記するヒータ温度センサ回路306で検出して温熱手段6の温度コントロールを行っている。
9は切り欠け部で、緩衝体1の片側側面の略中央部に近い保持シート5と、緩衝材8の一部を切り欠いて設けてあり、この切り欠け部9には電装室10が設けてある。
11は排気室で、電装室10の底部で切り欠け部9に対応する部分に設けてある。
12は送風手段で、前記排気室11内の切り欠け部9に対応した部分に設けてあり、緩衝体1の上面の空気を前記吸引孔3から前記空間材4を通して吸引し、排気室11から緩衝体1外に排気するものであり、本実施例では送風ファンで構成している。
13は電源ユニットで、電装室10内に設けられ、各部に電源を供給したり、温熱手段6、送風手段12をON/OFFする回路が内蔵されている。
14は差し込みプラグで、電源ユニット13から分岐しており、電源に接続するものである。
15はコントローラで、電源ユニット13から分岐し、緩衝体1から分離して設けられており、内部には後記するマイコン312で構成された制御手段19と、上面には操作キー20が設けてあり、使用者の操作により温熱手段6と送風手段12等を制御するものである。
16は枕、17は掛ふとん、18は人体であり、通常、人体18は緩衝体1の上に仰臥し枕16等を使用して掛けふとん17等の保温材を用いて使用する。
次に図3の回路ブロック図について説明する。
19は制御手段で、マイコン312で構成され、温熱手段6、送風手段12を予めプログラムした複数の運転方法に従って制御して運転するものである。
302はヒータ制御回路で、温熱手段6の通電のON/OFFを行い設定温度になるように通電を行うものである。
304はリレースイッチで、温熱手段6の電源をON/OFFするスイッチである。
305はリレースイッチで、全体を加熱する温熱ヒータ6aと足元を加熱する温熱ヒータ6bの通電を切り換えるスイッチである。
306はヒータ温度センサ回路で、温熱手段6の温度を該温熱手段6に内蔵した感熱層のナイロンサーミスタのインピーダンス変化を検知し、温度制御するためのセンサ回路である。
307は室温センサで、コントローラ15内に設けられていて室温を検知するものである。
20は操作キーで、コントローラ15の上面に設けてある。
309は送風ファン駆動回路で、送風手段12のON/OFF及び送風する風量を「強、中、弱」の3段階の出力となるように駆動するものである。
310はリレー回路で、リレースイッチ304、305をON/OFF制御するものである。
311は表示回路で、後記する時間設定表示器406、温度調節表示器407、LED1〜4、7、9〜13等を表示する回路である。
312はマイコンで、ヒータ温度センサ回路306、操作キー20、室温センサ307からの信号を入力し、ヒータ制御回路302、送風ファン駆動回路309、リレー回路310、表示回路311へ制御信号を出力して制御するものである。
313は電源回路で、各制御回路に電源を供給するものである。
314はクロック回路で、マイコン312にクロック信号を供給するものである。
次に、図4に示すコントローラ15の上面に設けられた操作キー20について説明する。
21は運転コース選択キーで、制御手段19に予め運転方法をプログラムしてある複数の運転コースの中から、季節に応じて選択できるように次のような3個の操作キーから構成されている。すなわち、401は冬コース操作キー、402は春/秋コース操作キー、403は夏コース操作キーであり、冬コース操作キー401は室温の低い冬季に主に用い、夏コース操作キー403は室温の高い夏季に主に用い、春/秋コース操作キー402は冬と夏の中間の室温の時に主に用いられるものである。
そして、これらの操作キーで選択される各コースをおまかせ快眠コースと称している。
また、各操作キーにはその操作キーを操作したとき点灯する表示器LED2、LED3、LED4が設けてある。
LED7とLED9は温熱手段6、送風手段12に対応した表示器で、各手段が運転されるとき点灯して使用者に分かり易くしているものである。
406は2桁の数字を表示する時間設定表示器であり、表示内容はタイマー時間を「1〜12」(1〜12h)の範囲で表示するものである。
407は1桁の数字を表示する温度調節表示器であり、表示内容は温熱手段6の設定温度のレベルを「1〜9」の数字で表示するものであり、この「1〜9」は、温熱手段6の設定温度の28℃、31℃、33℃、35℃、37℃、40℃、44℃、49℃、55℃に対応している。
408、409は時間設定操作キー、410、411は温度調節操作キーであり、矢印が下向きの操作キーである408、410を押すと設定レベルを下げることができ、矢印が上向きの操作キーである409、411を押すと設定レベルを上げることができる。
412〜416は温熱運転操作キー、清涼運転操作キー、予熱運転操作キー、乾燥/防臭運転操作キーで、これらの操作キーを押すことによりお好みの運転を単独で運転することができる。
LED10は予熱運転操作キー415を押すと点灯し、LED11は乾燥/防臭運転を行う操作キー416を押すと点灯するものである。
LED12、13は温熱手段6の温熱面の切り換えを分かり易く表示する表示器で、全体温熱ヒータ6aで加熱されるときはLED12とLED13が点灯し、足元温熱ヒータ6bで加熱されるときはLED13が点灯するようになっている。
417は温熱面切換操作キーで、お好み選択の温熱運転操作キー412を押した後、操作することにより温熱面を切り換えることができるもので、一回押すと足元温熱ヒータ6bの通電が選択され、LED13が点灯し、さらに続けて押すと全面温熱ヒータ6aの通電が選択され、LED12、13の両方が点灯し、さらに押すたびに温熱面の選択が変わり、最後に表示された温熱面が選択できるようになっている。
418は切操作キーで全体の通電を停止するとき使用するものである。
LED1は差し込みプラグ14を電源に接続すると点灯するものである。
次に、以上の構成による作用について説明する。
緩衝体1の上に掛ふとん17をかぶせ、差し込みプラグ14を電源に接続し、室温の低い冬季等にコントローラ15の上面に設けられた操作キー20の冬コース操作キー401を押すとLED2、7と、LED12、13が点灯し温熱面として全体温熱ヒータ6aが選択され、自動的に時間設定表示器406に設定時間が8hである「8」と、温度調節表示器407に設定温度が33℃である「3」が表示され、タイマーによる通電を開始する。なお、これらの時間設定表示と温度調節表示は、予め工場出荷時に設定された初期値が表示されるものであり、平均的に良く使われる値となっている。
そして、通電を開始すると、図5(a)に示すように、温熱手段6が通電される温熱運転が開始され、掛ふとん17の内部の寝床内温度を上昇させるように全体温熱ヒータ6aが強制的に温度調節「9」(設定温度55℃)で0.5h運転され、その後、温度調節「3」(設定温度33℃)で規定時間T1(1.5h)間運転されるようになる。
そして、この規定時間T1の間は、寝床内温度が設定温度の33℃以上になると、全体温熱ヒータ6aの通電をOFFし、寝床内温度が低下して設定温度の33℃以下になると、全体温熱ヒータ6aの通電をONして寝床内温度を一定に保つ。
次に、寝床内温度の設定温度を1℃下げた運転が、タイマー時間(8h)が終了する前の規定時間T3までの間の規定時間T2(4h)間行われる。次に、寝床内温度の設定温度を3℃上げた運転を規定時間T3(2h)間行い、タイマーによる全ての運転を終了する。ところで、本実施例では規定時間T2間は設定温度を1℃下げ、T3間は3℃上げるようにしたが、実験によれば1℃〜5℃の範囲で下げ、1℃〜10℃の範囲で上げるのが好ましい。
また、冬コース操作キー401を押した後、温度調節キー410、411と時間設定キー408、409を押すと設定温度と時間設定を任意に選択することができ、その時の各規定時間T1、T2、T3は時間設定が5h以上の場合と、時間設定が4h以内の場合で図5(b)に示すように設定時間により変化するようにしている。
このように、冬コース操作キー401を押すことで、寝床内温度を睡眠時の人の体温変化に合わせて変動することができ、また、目覚め時に寝床内温度を上げることで血管を拡張させ、血液の流れを良くすることができる。
次に、室温の高い夏季等におまかせ快眠コースの夏コース操作キー403を押した時の動作を説明する。
室温が規定温度である23℃以上の場合に夏コース操作キー403を押すと、LED4、9が点灯し、自動的に時間設定表示器406に設定時間が8hである「8」が表示され、送風手段12を駆動する清涼運転を開始する。但し、室温が23℃以下の場合は清涼運転は開始しない。
通電を開始すると、図6に示すように、送風手段12を「強」とする清涼運転を規定時間T4(1.5h)行い、次に送風手段12を「中」とする清涼運転を規定時間T5(5h)行い、次に送風手段12を「弱」とする清涼運転を規定時間T6(1.5h)行い、タイマーによる全ての運転を終了する。
また、夏コース操作キー403を押した後、設定時間キー408、409を押して設定時間を任意に選択することができ、その時の清涼運転の運転時間と送風手段12の「強、中、弱」のレベルの関係は図7に示すよう設定時間によりに変化するようにしている。
このように、送風手段12により寝床内の空気を吸引して、寝床内の汗による湿気を吸引すると共に、人体表面を空気が流れることにより、汗の気化熱を奪い体感温度を下げることができる。更に、就寝時の人の発汗量の変化や、体温変化のパターンに合わせて清涼運転の送風手段12の風量を変化させることができるため快眠することができる。
次に、おまかせ快眠コースの春/秋コース操作キー402を押した時の動作を説明する。
春/秋コース操作キー402を押すと、室温が規定温度である23℃以下のときはLED7、12、13が点灯し、自動的に時間設定表示器406に「8」と、温度調節表示器407に「2」が表示され温熱運転を開始する。
温熱運転が開始されると、図8(a)に示すように温度調節「9」で温熱手段6を0.5h運転した後、温度調節「2」で残りの時間運転される。また、同様に室温が規定温度である23℃以上のときに春/秋コース操作キー402を押すと、夏コースと同じように図8(b)に示すように温熱手段6は通電されず、送風手段12を「中」とする清涼運転が8h行われる。
このように、室温の変化に合わせて寝床内温度を暖めたり、また、暖めすぎを防止でき、温熱運転の効果を継続できる。
また、送風手段12を通電して清涼運転を行い、寝床内の汗による湿気を吸引すると共に、人体表面を空気が流れることにより、汗の気化熱を奪い体感温度を下げたり、また、冷やし過ぎを防止することができる。
次に、お好み選択の操作キーで運転する場合について説明する。
清涼運転操作キー414を押すと、室温が23℃以上の場合は、LED9が点灯し、そして自動的に時間設定表示器406に「8」が表示され、送風手段12が通電される。但し、室温が23℃以下の場合は、清涼運転操作キー414を押しても送風手段12は通電されない。なお清涼運転操作キー414を押した後、設定時間キー408、409を操作すると設定時間が「1〜12」の中から選択でき、この時の清涼運転の運転時間と送風手段12の送風レベルは図7に示すように設定時間により変化するようにしている。
温熱運転操作キー412を押すと、LED7が点灯し、そして自動的に全面温熱ヒータ6aと、設定時間「8」と、温度調節「3」が選択され、最初に強制的に温度調節「9」で0.5h運転し、その後設定温度で加熱制御される。なお、温熱運転操作キー412を押した後、温熱面切換操作キー417を押すと、全面温熱ヒータ6aと、足元温熱ヒータ6bの順に選択することができ、最後に表示されたヒータが選択できる。また、温熱運転操作キー412を押した後、温度調節キー410、411と時間設定キー408、409を押すと設定温度と時間設定を任意に選択することができ、設定時間は「1〜12」の中から、温度調節は「1〜9」の中から選択することができる。
予熱運転操作キー415を押すと、最高3時間で温度調節「9」で温熱手段6を通電して温熱手段6を予熱する予熱運転を行うことができ、短時間で温熱効果を得ることができる。なおこの場合、時間設定キー408、409で「1〜3」を選択して設定することができる。
乾燥/防臭運転操作キー416を押すと、LED7、11が点灯し、そして自動的に時間設定表示器406に「2」と、温度調節表示器407に「9」が表示される。そして、図9に示すように温熱運転が開始され、規定時間T7(2h)の温熱運転を開始し、タイマー運転の終了する前の規定時間T8(20分)の間は送風手段12を「強」で運転する。なお、乾燥/防臭運転操作キー416を押した後、時間設定キー408、409を操作すると「1、2」の中から選択して設定することができる。そして、寝床内温度を高い温度にし、このとき発生した水蒸気を送風手段12により効果的に温熱治療器本体から放出することにより、ふとんの乾燥機能を増大することができる。
なお、上記の実施例では温熱手段6はコード状のヒータ線で構成したが、特にこれに限定されることはない。例えば、温熱手段は平面形状の発熱体で構成してもよい。
また、規定時間T1、T2、T3、T4、T5、T6、T7の値や、清涼運転を行うときの送風手段12の送風レベルや、夏コース操作キー403を押したとき清涼運転を行わないと判断をする室温の値や、春/秋コース操作キー402を押したときの温熱運転を行うか清涼運転を行うかを判断する室温の値等は、上記実施例に限定されることはなく、適宜最適な値を選定すれば良い。
本発明の一実施例を示す概略斜視図である。 同じく概略断面図である。 同じく回路ブロック図である。 同じく操作キーの説明図である。 同じく冬コース運転動作説明図である。 同じく夏コース運転動作説明図である。 同じく清涼運転動作の詳細説明図である。 同じく春/秋コース運転動作説明図である。 同じく乾燥/防臭運転動作説明図である。
符号の説明
1 緩衝体
2 表布
3 吸引孔
4 空間材
5 保持シート
6 温熱手段
8 緩衝材
9 切り欠け部
12 送風手段
13 電源ユニット
15 コントローラ
19 制御手段
20 操作キー
21 運転コース選択キー
307 室温センサ
401 冬コース操作キー
402 春/秋コース操作キー
403 夏コース操作キー
412 温熱運転操作キー
414 清涼運転操作キー
415 予熱運転操作キー
416 乾燥/防臭運転操作キー
417 温熱面切換操作キー



Claims (9)

  1. 寝具として使用可能な緩衝体(1)内に温熱手段(6)と、送風手段(12)とを備え、各手段は予めプログラムした制御プログラムにしたがって制御する制御手段(19)により運転されることを特徴とする温熱治療器。
  2. 寝具として使用可能な緩衝体(1)内に温熱手段(6)と、送風手段(12)とを備え、前記緩衝体(1)は、緩衝体(1)を覆う表布(2)と、この表布(2)に設けられた吸引孔(3)と、表布(2)の下に設けられ通気性と放湿性を有する素材で構成された空間材(4)と、この空間材(4)の下に設けられた保持シート(5)と、この保持シート(5)により上下に挟まれた温熱手段(6)と前記保持シート(5)の下に設けられた断熱性を有する緩衝材(8)とで構成し、前記保持シート(5)と前記緩衝材(8)の一部に切り欠け部(9)を設け、この切り欠け部(9)に電源ユニット(13)と、送風手段(12)とを設けたことを特徴とする温熱治療器。
  3. 制御手段(19)にマイコンを用い、このマイコンに予め運転方法をプログラムして複数の運転コースとして登録し、使用者の操作によりこれらの複数の運転コースの中から選択して運転することを特徴とする請求項1記載の温熱治療器。
  4. 寝具として使用可能な緩衝体(1)内に温熱手段(6)と、送風手段(12)とを備え、緩衝体(1)から分離したコントローラ(15)に前記各手段(6)、(12)を予めプログラムした制御プログラムにしたがって制御する制御手段(19)と、操作キー(20)とを備え、この操作キー(20)に季節に応じて選択できる複数の運転コース選択キー(21)を設け、使用者の選択により各運転コース特有の予めプログラムされた運転方法で温熱手段(6)と送風手段(12)とを制御するようにしたことを特徴とする温熱治療器。
  5. 運転コース選択キー(21)に冬コース操作キー(401)を設け、室温の低い冬季等に前記冬コース操作キー(401)を押すことにより、寝床内温度を温熱手段(6)にて設定温度に加熱すると共に規定時間(T1)後に自動的に寝床内温度を設定温度より数度下げるとともに、予め設定されたタイマー時間が終了する規定時間(T3)前に寝床内温度を数度上げる機能を有することを特徴とする請求項4記載の温熱治療器。
  6. 運転コース選択キー(21)に夏コース操作キー(403)を設け、室温の高い夏季等に前記夏コース操作キー(403)を押すことにより、通電開始後の最初の規定時間(T4)間は送風手段(12)を強運転し、規定時間(T5)間は送風手段(12)を中運転とし、規定時間(T6)間は送風手段(12)を弱運転することを特徴とする請求項4記載の温熱治療器。
  7. 制御手段(19)に室温を検知する室温センサ(307)を設けると共に、運転コース選択キー(21)に春/秋コース操作キー(402)を設け、この春/秋コース操作キー(402)を押すことにより、室温が規定温度以下の場合は温熱手段の運転が行われ、室温が規定温度以上の場合は送風手段の運転が行われることを特徴とする請求項4記載の温熱治療器。
  8. 操作キー(20)に乾燥/防臭運転操作キー(416)を設け、この乾燥/防臭運転操作キー(416)を押すことにより、規定時間(T7)の間は温熱手段(6)の通電を行い、温熱手段(6)の通電終了前の規定時間(T8)の間は送風手段(12)を運転することを特徴とする請求項4記載の温熱治療器。
  9. 操作キー(20)に温熱運転操作キー(412)と清涼運転操作キー(414)と、予熱運転操作キー(415)と、温熱面切換操作キー(417)を設け、前記温熱運転操作キー(412)を操作した後、前記温熱面切換操作キー(417)を操作して温熱面を切り換えて温熱運転を行い、かつ、清涼運転操作キー(414)を操作すると清涼運転を行い、かつ、予熱運転操作キー(415)を操作すると予熱運転を行うことを特徴とする請求項4記載の温熱治療器。



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