JP2005192542A - ウコンかウコンの成分を使用した酒類。 - Google Patents
ウコンかウコンの成分を使用した酒類。 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】従来のビールあるいは発泡酒の製造設備を用い、酒類(主にビール、発泡酒)の副原料としてウコンを使用することで、ホップの持つ効果を代替、又は補強しつつ、ウコンの持つ肝機能向上や着色といった特徴がある酒類(主にビール、発泡酒)の製造方法の提供を課題とする。
【解決手段】酒類(主にビール、発泡酒)製造工程において、いずれかで生ウコンもしくは加工された粉末などのウコンを投入し、ウコンの成分を抽出することで、ビールもしくは発泡酒の製造工程中の煮沸工程で添加されるホップの使用を抑えられ、さらにウコンのもつクルクミンによる肝機能向上などの特徴を持った酒類を製造する。
【解決手段】酒類(主にビール、発泡酒)製造工程において、いずれかで生ウコンもしくは加工された粉末などのウコンを投入し、ウコンの成分を抽出することで、ビールもしくは発泡酒の製造工程中の煮沸工程で添加されるホップの使用を抑えられ、さらにウコンのもつクルクミンによる肝機能向上などの特徴を持った酒類を製造する。
Description
本発明は、ウコンの成分を使用した酒類(主にビール、発泡酒)に関するものである。
従来、酒税法の改正により地ビールメーカーが各地に誕生し、オリジナリティーある果実などを用いた酒類(主にビール、発泡酒)を開発して来ました。
しかしながら、これらは主に風味付けと味付けが目的であり、ホップが持つ効果である苦味付けや防腐効果について代替されるものではなく、又、飲酒による疾病が多い肝臓疾患の予防・改善に有効な成分を含むなどの効果を期待できるビール・発泡酒ではなかった。
解決しようとする問題点は、ホップの持つ効果を代替、又は補強できる原料がなく、又、肝臓の働きを活性化するなどの効果を持ったビール・発泡酒が製造されていない。
そこで本発明は、ホップの持つ苦味付け、防腐効果などを持ちつつ、色付けや肝臓の働きを活発にする成分を含むビール・発泡酒を提案するものである。
前記課題を解決するため、本発明においてはウコンを使用して酒類(主にビール、発泡酒)を製造する。ウコンは、ホップの持つ苦味・防腐に類する特長を持ち、肝臓の働きを活発にする成分も持っており、さらに酒類に着色もでき、これらの特徴を持った酒類(主にビール、発泡酒)を製造出来る。
以上の通り、本発明によるとホップに類する効果を補いつつ、さらに飲酒による疾病の多い肝臓疾患の予防・改善に効果をもつ成分を含有するビール・発泡酒を得ることが出来る。
本発明を実施するための最良の工程について説明するが、ウコンの使用量についてはあくまで目安であり、実際の仕込み時の濃度などによって変動する。
ビール・発泡酒の製造工程において、通常糖化液にホップを入れて煮沸抽出する工程時に、ホップの代替もしくは併用としてウコンを液重量の約5%添加し、30分間煮沸抽出する。又、煮沸途中で、香り付けの為に行われるアロマホッピングなどは、通常通り行ってかまわない。製品として色を抑えたい時や、製造機械に着色を防ぎたいときは、苦味をもつ香辛料のフェネグリークを使用し、ウコンとブレンドすると良い。又、果実ピューレや穀物を併用してもかまわない。
なお、上記工程は本発明の好適な形態の一例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更実施可能であり、販売、展示に供してもよい。
以下に、本発明の実施例についてフローに基づいて説明する。
本発明の一例のフローを図1に示す。なお以下において説明する実施例においては本発明に係る酒類の製造はビール・発泡酒製造に適用した場合を示す。しかし、本発明に係る酒類の製造はビール・発泡酒に限られず、リキュールやその他酒類全般に適用することも出来る。なお、本明細書においては、ウコンと記載しているが、ターメリックなど一般にウコンと同等、又は、類似する種類を含むものとする。
ウコンを使用した種類の製造において、生ウコン、粉末ウコン、ウコンエキスや、春ウコン、秋ウコン等どのウコンを使っていくかが問題になってくるが、求める酒類によって使い分ける方法が良い。たとえば、色を抑え肝臓機能の予防・改善に重点をおいた種類を求める時は生ウコンの特に春ウコンを使用すると良いし、又は、色を付け苦味を抑えたいときは粉末ウコンで秋ウコンを使うと良いと思われる。
次に、ウコンをどの時点で使用するかが問題となるが、ウコンは香りに癖があることと、ウコンの成分の抽出の2点において通常のホップ同様モルト煮沸時に使用する方法が最良と思われる。他に考えられる使用箇所は、糖化・発酵・充填時が良いと思うが、求める酒類の味や香りなどの特徴に関係しているので使い分けると良い。今回は、前述の通り煮沸時に投入する方法を示す。
後は、特筆すべき工程もなく、通常通り製造すれば良いのだが、注意点として、製造ラインにおいて着色(特にゴムパッキン)がある事と、独特の香りが出るので、製造前に考慮すべきであり、対処の一例としては、ウコンを香辛料のフェネグリークと併用すると良い。
近年のストレス過多の社会において陥りやすい日々の飲酒に伴った肝臓疾患に効果があり、ウコンをそのまま服用するよりも美味しく楽しく飲めるので、今後幅広い酒類(主にビール、発泡酒)の開発に適応できる。
Claims (1)
- ビール・発泡酒を製造する工程において、ウコン類を使用して、又は、ウコン類の成分抽出物や加工品を使用して、ウコンの持つ肝臓疾患の予防・改善効果や苦味、色などを特徴とするビール・発泡酒の製造。
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JP2004028655A JP2005192542A (ja) | 2004-01-06 | 2004-01-06 | ウコンかウコンの成分を使用した酒類。 |
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JP2004028655A Pending JP2005192542A (ja) | 2004-01-06 | 2004-01-06 | ウコンかウコンの成分を使用した酒類。 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019205385A (ja) * | 2018-05-29 | 2019-12-05 | アサヒビール株式会社 | 麦芽発酵飲料及びその製造方法 |
WO2022176435A1 (ja) * | 2021-02-18 | 2022-08-25 | 株式会社日本トリム | アルコール性肝障害抑制用の水素水 |
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2004
- 2004-01-06 JP JP2004028655A patent/JP2005192542A/ja active Pending
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JP2022126128A (ja) * | 2021-02-18 | 2022-08-30 | 株式会社日本トリム | アルコール性肝障害抑制用の水素水 |
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