JP2005191265A - 制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 チャンバー内のホットプレートに載置した被熱処理基板を、簡単かつ安価な構成により、安定した温度雰囲気中で連続的に熱処理制御できるようにする。
【解決手段】 補正処理部29には、予め、チャンバー5内のホットプレート1に載置した被熱処理基板17を加熱処理して得られたチャンバー温度と被熱処理基板17の表面温度との関係に基づく補正関数を格納しておく。補正処理部29は、ホットプレート1からの基板載置検出信号Tが入力されると、被熱処理基板19の本加熱処理時に得られたチャンバー温度とその補正関数から補正値Sを算出する。偏差出力部31は設定値SVにその補正値Sを加算し、測定値PVとの偏差Eを出力する。制御演算部37はその偏差Eに基づき操作量MVを演算してホットプレート1の加熱制御手段側へ出力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は制御装置に係り、例えば、半導体ウエハや液晶ガラス基板などの被熱処理基板を交換しながら連続的に加熱処理する加熱処理装置を制御する制御装置の改良に関する。
この種の加熱処理装置としては、例えば図9に示すような構成が知られている。
すなわち、熱伝導性の良好なホットプレート1の下面に加熱手段としてのヒータ3を配置し、断熱構造を有するチャンバー5内にそのヒータ付きホットプレート1を収納してこの上部空間を半密閉状態にするとともに、チャンバー5を形成するチャンバーカバー7の開閉(図中の矢符A方向)によってその半密閉状態を解除可能に構成し、予め設定した設定値SVとホットプレート1に配置した温度測定用センサ9からの測定値PVとに基づき制御装置11にて演算した操作量MVでスイッチ13をオン・オフし、交流電源15からヒータ3への供給電力を断続制御してホットプレート1の温度を制御する構成である。
このような加熱処理装置では、制御装置11を介してヒータ3でホットプレート1を予め加熱させた後、チャンバーカバー7を開いてホットプレート1上に被熱処理基板17を載置し、チャンバーカバー7を閉じてその上部空間の半密閉状態を確保する。
その後、制御装置11において、センサ9からの測定値PVが所定の設定値SVに近づくような操作量MVを演算してスイッチ13をオン・オフし、ホットプレート1の温度を制御してその被熱処理基板17を加熱処理する。
加熱処理が終了すると、チャンバーカバー7を開いて被熱処理基板17を交換し、以降それらの動作を繰り返して所定数量、例えばロット毎の被熱処理基板17の加熱処理を連続的に行う。
ところが、加熱処理前の被熱処理基板17は温度が比較的低いうえ、チャンバーカバー7の開閉に伴ってチャンバー5内の熱処理雰囲気温度が変動し、所定数量の被熱処理基板17を連続的に加熱処理すると、チャンバー5内の温度が徐々に下がってしまい、ロット毎の加熱処理開始時と終了時では被熱処理基板17の表面温度に差が生じるという問題がある。
そこで、従来は図9に示すように、チャンバーカバー7に例えばヒートパイプ19を配置してチャンバー5自体の温度制御を行うことで、チャンバーカバー7の開閉による被熱処理基板17の熱処理雰囲気温度の変動を抑える工夫がなされている。特許文献1はこの種のものである。
特開2001−230184号
しかしながら、チャンバーカバー7にヒートパイプ19を配置してチャンバー5自体の温度制御を行う構成では、チャンバーカバー7にヒートパイプ19などの熱源を配置しなければないうえ、図9では省略したが、ヒートパイプ19を制御するためのセンサおよび追加の制御装置なども必要で、装置のコスト上昇や、運転時における消費電力が上がるという問題がある。
そこで、本発明者は種々の実験検討を行った結果、加熱処理において一番重要になるのは被熱処理基板17の表面温度であり、これはホットプレート1の制御温度とチャンバー5の温度バランスによって決まることに着目し、予め連続処理する過程で得られた被熱処理基板17の表面温度およびチャンバー5の温度との関係から、ホットプレート1の制御温度を補正する補正関数を求め、これに基づき補正すれば、交換しながら連続処理する被熱処理基板17の表面温度の変化を抑えることが可能になる点を見出し、本発明を完成させた。
本発明はそのような課題を解決するためになされたもので、簡単かつ安価な構成により、安定した温度雰囲気中で複数の被熱処理基板を交換しながら連続的に熱処理制御することが可能な制御装置の提供を目的とする。
そのような課題を解決するために本発明は、チャンバー内のホットプレートに載置される複数の被熱処理基板を交換しながら加熱処理する加熱処理装置の温度制御をする制御装置において、予め被熱処理基板を試験的加熱処理して得られるチャンバーの温度と被熱処理基板の表面温度との関係に基づく補正関数が格納されるとともに、それら被熱処理基板を本加熱処理するとき得られるそれらチャンバー温度と補正関数から補正値を算出する補正処理部と、そのホットプレート温度である測定値と所定の設定値との偏差であってその補正値で補正した偏差を出力する偏差出力部と、その偏差が小さくなるよう操作量を演算してそのホットプレートの加熱手段側に出力する制御演算部とを具備して構成されている。
そして、本発明では、上記補正値を設定値に加えてその偏差を出力するよう上記偏差出力部を形成することが可能である。
また、本発明では、上記補正値を測定値から減算してその偏差を出力するよう上記偏差出力部を形成することが可能である。
さらに、本発明では、上記ホットプレートは上記被熱処理基板が載置されたとき基板載置検出信号を出力するよう形成され、上記補正処理部は所定の固定値を切り換え出力可能に形成するとともに、その基板載置検出信号が入力されたとき、当該基板載置検出信号入力時の補正値に切り換えこれをホールド出力するよう形成しても良い。
さらにまた、本発明では、上記ホットプレートはその被熱処理基板が載置されたとき基板載置検出信号を出力するよう形成され、上記補正処理部は所定の固定値を切り換え出力可能に形成するとともに、その基板載置検出信号が入力されたとき、常にその補正値を切り換え出力するよう形成することが可能である。
このような構成を有する本発明の制御装置では、予め、補正処理部にそのチャンバー温度と被熱処理基板の表面温度との関係に基づく補正関数を格納し、本熱処理時のチャンバー温度とその補正関数から補正値を補正処理部で算出し、そのホットプレートの測定値と所定の設定値との偏差であってその補正値で補正した偏差を偏差出力部から出力し、制御演算部ではその偏差が小さくなるよう操作量を演算してそのホットプレートの加熱手段側に出力する構成としたから、簡単かつ安価な構成により、安定した温度雰囲気中で複数の被熱処理基板を連続的に熱処理制御することが可能となる。
そして、上記補正値を設定値に加えてその偏差を出力するよう上記偏差出力部を形成する構成では、制御演算部を微分先行型PID(PI−D)制御や、比例・微分先行型PID(I−PD)制御とした場合、出力の急変が少なく穏やかな補正が行えるという効果を有する。
また、上記補正値を測定値から減算してその偏差を出力するよう上記偏差出力部を形成する構成では、制御演算部をPID制御とした場合、どのような構成にしても、より積極的な補正を行えるという効果を有する。
さらに、上記ホットプレートが基板載置検出信号を出力するよう形成され、その基板載置検出信号が入力されたとき、上記補正処理部が当該基板載置検出信号入力時のその補正値に切り換えホールド出力する構成では、補正値が頻繁に変化しないため、より安定した制御を行いながら被熱処理基板の表面温度を一定にできる効果を有する。
さらにまた、上記ホットプレートが基板載置検出信号を出力するよう形成され、その基板載置検出信号が入力されたとき、上記補正処理部が常にその補正値を切り換え出力する構成では、きめ細やかな処理温度の変更により、被熱処理基板の表面温度をより安定に制御できるという効果を有する。
以下、本発明に係る実施の形態を図面を参照して説明する。なお、従来例と共通する部分には同一の符号を付す。
図1は本発明に係る制御装置の実施の形態を示すブロック図であり、図2はその制御装置をこれによって制御される加熱処理装置とともに図示したものである。便宜上、図2から説明する。
図2において、被熱処理基板17が載置されるホットプレート1は熱伝導性の良好な材料からなる従来公知のものであり、その下面には加熱手段としてのヒータ3が配置されている。
ホットプレート1には、この温度を測定するセンサ9に加えて、被熱処理基板17が載置されたときこれを検出して基板載置検出信号Tを出力するセンサ21が配置されており、後述する制御装置23に接続されている。
センサ21は、ホットプレート1に被熱処理基板17が載置されたとき載置中これを機械的に検出して基板載置検出信号Tを載置期間中にわたって出力し続けるスイッチなどであり、詳細な図示は省略する。
ヒータ付きホットプレート1は、断熱構造を有する従来公知のチャンバー5内に適当な支持手段によって収納支持されており、ホットプレート1の上部空間が半密閉状態になっており、チャンバー5を形成するチャンバーカバー25の開閉(図2中の矢符A方向)によってその上部空間の半密閉状態が解除可能になっている。チャンバーカバー25の開閉手段の図示は省略する。
チャンバーカバー25には、この温度を測定してチャンバー温度CTを出力する温度測定用のセンサ27が埋設されており、制御装置23に接続されている。
このセンサ27はチャンバー温度CTとしてチャンバーカバー25の内面温度を、上記したセンサ9はホットプレート1の載置表面温度を各々正確に測定可能に埋設されている。
ホットプレート1は、制御装置23によってヒータ3を介して供給電力を断続制御してホットプレート1の温度が制御されており、本発明は主にその制御装置23の構成に特徴がある。
図1は本発明に係る制御装置23に関し本発明に関する部分の構成を示すブロック図である。
図1において、補正処理部29は、予め、ホットプレート1に複数の被熱処理基板17を順次交換しながら載置し、チャンバー5内の加熱雰囲気内で好ましい加熱処理を施したとき、チャンバー温度CT例えばセンサ27から得られたチャンバーカバー25の温度と被熱処理基板17の表面温度との関係から、個々の被熱処理基板17にあって加熱処理終了点のチャンバー温度CTと基板温度WTとの関係を関数化した補正関数H(CT)を格納したものである。被熱処理基板17の表面温度の測定手段は従来公知の直接的又は間接的な温度測定手段であるが、図示は省略した。
補正関数H(CT)の求め方としては、まず、試験的に所定のインターバルで連続処理を行った時のチャンバー温度CTと基板温度から、個々の被熱処理基板17の加熱処理終了時のチャンバー温度CTと基板温度WTの関係を、次式のように関数化する。
WT=F(CT)
次に、チャンバー温度(CT)と基板温度(WT)の関係を表現した関数F(CT)を、線形近似又は多項式近似等により次式の右項のように求める。
F(CT)=α×CT+β …… 線形近似
F(CT)=α×CT^2+β×CT+γ …… 多項式近似
ここで、符号α、β、γはパラメータであり、線形近似又は多項式近似等により求められる値である。
図3は、予め、ホットプレート1に複数の被熱処理基板17を順次交換しながら載置して加熱処理を施したとき、チャンバー温度と基板温度の変化を示すグラフであり、図4は、個々の被熱処理基板17が加熱処理された終了時点、例えば図3中においてチャンバー温度(B)と基板温度(b)の変化から、例えば線形近似で求められた関数F(CT)である。
次に、処理したい被熱処理基板17の表面温度WTref と関数F(CT)により求まる基板温度の差を補正関数H(CT)とする。
H(CT)=WTref −F(CT)
補正処理部29は、その補正関数H(CT)を記憶格納しているとともに、基板載置検出信号Tが入力されると、実際に本加熱処理する被熱処理基板17がホットプレート1に載置されたとき、予め格納してある補正関数H(CT)と実際に測定されたチャンバー温度とを用い、チャンバー温度に対応する補正値Sを算出して偏差出力部31へ出力する機能を有している。
偏差出力部31は、被熱処理基板17を加熱する設定温度である設定値SVと補正処理部29からの補正値Sとを加算する加算部33と、この加算出力からホットプレート1の測定温度である測定値PVを減算して偏差Eを演算出力する減算部35を有してなり、制御演算部37に接続されている。
すなわち、偏差出力部31は、ホットプレート1の測定温度PVと設定値SVとの偏差Eであって補正値Sで補正した偏差Eを出力するものである。
制御演算部37は、偏差出力部31からの偏差Eを例えばPID演算などを行い、偏差Eが小さくなるような操作量MVを演算するとともに2値信号にして出力するものであり、図2のようにスイッチ13に接続され、このスイッチ13のオンオフを制御するようになっている。
スイッチ13は、1回路2接点構成を有し、交流電源15とヒータ3間に直列的に挿入接続され、制御演算部37からの操作量(2値信号)MVによってオンオフ制御される公知のものであり、制御装置23からみた操作量MVの加えられる制御対象はヒータ3やホットプレート1である。
操作量MVをヒータ3に加える構成としては、スイッチ13によるオンオフ制御に限らず、一般的な位相制御などのように電力調整装置を用いることも可能である。
次に、上述した本発明に係る制御装置の動作を簡単に説明する。
まず、予め補正処理部29に補正関数H(CT)を格納しておく。
すなわち、複数の被熱処理基板17をホットプレート1に順次交換しながら載置し、チャンバー5内で好ましい加熱処理を施しながらチャンバー温度CTと被熱処理基板17の表面温度を測定し、各被熱処理基板17の試験的な加熱処理におけるチャンバー温度CTと基板温度WTの関係を、この関係から線形近似又は多項式近似等により、図4のような関数F(CT)を求め、更に、処理したい被熱処理基板17の表面温度WTref と関数F(CT)により求まる基板温度の差を補正関数H(CT)として求めて補正処理部29に格納しておく。
その後、本加熱処理したい複数の被熱処理基板17を載置して制御開始し、基板載置検出信号Tが入力されると、偏差出力部31が予め格納してある補正関数H(CT)と実際に測定されたチャンバー温度CTとを用いて補正値Sを算出して偏差出力部31の加算部33へ出力する。
偏差出力部31では、予め設定された被熱処理基板17の設定温度である設定値SVに加算部33が補正値Sを加算して減算部35へ出力し、この加算出力を減算部35がホットプレート1の測定値PVから減算して偏差Eを制御演算部37へ出力する。
制御演算部37では、その偏差Eに基づき偏差Eが小さくなるような操作量MVをPID演算し、2値信号にして制御対象側すなわち図2のスイッチ13側へ出力する。
スイッチ13は、制御演算部37からの操作量(2値信号)MVによって交流電源15からの供給電源をオンオフ制御してヒータ3へ加え、その被熱処理基板17を加熱処理する。以降、複数の被熱処理基板17を順次交換しながら載置し、これを繰り返す。
このような本発明の制御装置23では、予め、チャンバー5内のホットプレート1に被熱処理基板17を載置して試験的加熱処理して得られたチャンバー温度CTと被熱処理基板17の表面温度との関係に基づく補正関数H(CT)を補正処理部29に格納しておき、この補正処理部29では、ホットプレート1から被熱処理基板17の基板載置検出信号Tが入力されると、実際に被熱処理基板17を本加熱処理する時に得られたチャンバー温度CTとその補正関数H(CT)から補正値Sを算出して偏差出力部31へ出力し、この偏差出力部31では設定値SVに補正値Sを加算するとともに測定値PVとの偏差Eを制御演算部37に加え、制御演算部37ではその偏差Eに基づき偏差Eが小さくなるような操作量MVを演算し、ホットプレート1の加熱制御手段たるヒータ3を制御するスイッチ13側に出力する構成とした。
そのため、被熱処理基板17が順次交換載置されたりチャンバーカバー7が開閉されても、チャンバー5内の被熱処理基板17の表面温度を一定の温度雰囲気に制御可能となり、図5に示すように、所定数量の被熱処理基板17を連続的に安定して加熱処理することが可能となる。
しかも、従来のようにチャンバーカバー7にヒートパイプ19を配置してチャンバー5自体の温度制御を行う必要がないから、装置のコスト上昇や、運転時における消費電力が低く抑えることも可能である。
また、偏差出力部31が補正値Sを設定値SVに加えてその偏差Eを出力する構成であるから、制御演算部37を微分先行型PID(PI−D)制御や、比例・微分先行型PID(I−PD)制御とした場合、出力の急変が少なく穏やかな補正が行える。
上述した本発明の構成では、偏差出力部31において、設定値SVに補正値Sを加算するとともに測定値PVとの偏差Eを出力する構成であったが、本発明の制御装置ではこれに限定されない。
例えば、図6に示すように、偏差出力部39を減算部41、43から形成し、減算部41で測定値PVから補正値Sを減算し、更に、この減算出力を減算部43で設定値SVから減算して偏差Eを出力して制御演算部37へ出力する構成も可能である。他の構成は図1と同様である。
このように、補正値Eを測定値PVから減算して設定値SVとの偏差を出力する構成では、制御演算部37をPID制御とした場合、どのような構成にしてもより積極的な補正が行える利点がある。
すなわち、本発明では、そのホットプレート1の測定温度と所定の設定値SVとの偏差Eであってその補正値Sで補正した偏差Eを出力する偏差出力部31、39を形成すれば良い。
また、上述した本発明の制御装置23は、補正処理部29から補正値Sのみを偏差出力部31、39へ出力する構成であったが、本発明では図7および図8に示すように変更可能である。
すなわち、図7に示す補正処理部29は、上述した補正処理部29における補正値出力機能を有する補正値算出部45をスイッチ47の固定接点P1に接続し、例えばレベル「0」の固定値を固定接点P2に接続し、可動接点P3をホールド部49に接続し、ホットプレート1から基板載置検出信号Tが入力されないとき、スイッチ47の可動接点P3が固定接点P2を選択し、ホールド部49がレベル「0」の固定値をホールドして偏差出力部31、39へ出力し、基板載置検出信号Tが入力されると、スイッチ47の可動接点P3が固定接点P1を選択し、ホールド部49がスイッチ47の切り換え時の補正値Sをホールドして固定の補正値Sを出力する構成である。
一般に、被熱処理基板17の熱処理が終了したり、被熱処理基板17の交換時間が長いと、チャンバー5内の温度が序々に上昇する心配がある。
この点、図7に示す構成では、基板載置検出信号Tが出力されないとき、すなわち被熱処理基板17の加熱処理が終了したり被熱処理基板17の交換の間に、補正値Sではなくレベル「0」の固定値をホールドして出力することにより、それを回避できる利点があり、チャンバー5内の温度を安定に保ち易い。
また、図8に示す補正処理部29は、図7の構成からホールド部49を省略したもので、ホットプレート1から基板載置検出信号Tが入力されると、スイッチ47の可動接点P3が固定接点P1を選択して補正値Sを出力する構成であり、補正値Sが変化すれば出力も変化する構成である。
ところで、上述した被熱処理基板17の有無を検出して基板載置検出信号Tを出力する手段は、図2のセンサ21に限らず、図示しない熱処理終了信号や設定された処理時間のタイムアップ信号を用いることも可能である。
本発明に係る制御装置の実施の形態を示すブロック図である。 本発明の制御装置を用いる加熱処理装置をその制御装置とともに示す図である。 予め測定されたチャンバー温度と被熱処理基板の表面温度との関係を示す図である。 チャンバー温度と被熱処理基板の表面温度との関係から得られた関数F(CT)を示す図である。 本発明の制御装置によって補正されたチャンバー温度と被熱処理基板の表面温度との関係を示す図である。 本発明に係る制御装置の他の実施の形態を示すブロック図である。 本発明に係る制御装置の更に他の実施の形態を示す要部ブロック図である。 本発明に係る制御装置の更に他の実施の形態を示す要部ブロック図である。 加熱処理装置を従来の制御装置とともに示す図である。
符号の説明
1 ホットプレート(制御対象)
3 ヒータ(加熱手段、制御対象)
5 チャンバー
7、25 チャンバーカバー
9、21、27 センサ
11、23 制御装置
13、47 スイッチ
15 交流電源
17 被熱処理基板
19 ヒートパイプ
29 補正処理部
31、39 偏差出力部
33 加算部
35、41、43 減算部
37 制御演算部
45 補正値演算部
49 ホールド部
P1、P2 固定接点
P3 可動接点

Claims (5)

  1. チャンバー内のホットプレートに載置される複数の被熱処理基板を交換して加熱処理する加熱処理装置の温度制御をする制御装置において、
    予め前記被熱処理基板を試験的加熱処理して得られた前記チャンバーの温度と被熱処理基板の表面温度との関係に基づく補正関数が格納され、前記被熱処理基板を本加熱処理するとき得られる前記チャンバー温度と前記補正関数から補正値を算出する補正処理部と、
    前記ホットプレート温度である測定値と所定の設定値との偏差であって前記補正値で補正した偏差を出力する偏差出力部と、
    前記偏差が小さくなるよう操作量を演算して前記ホットプレートの加熱手段側に出力する制御演算部と、
    を具備することを特徴とする制御装置。
  2. 前記偏差出力部は、前記補正値を設定値に加えて前記偏差を出力するものである請求項1記載の制御装置。
  3. 前記偏差出力部は、前記補正値を測定値から減算して前記偏差を出力するものである請求項1記載の制御装置。
  4. 前記ホットプレートは前記被熱処理基板が載置されたとき基板載置検出信号を出力するよう形成され、前記補正処理部は、所定の固定値を切り換え出力可能に形成されるとともに、前記基板載置検出信号が入力されたとき、算出された当該基板載置検出信号入力時の前記補正値に切り換えてこれをホールド出力するものである請求項2又は3記載の制御装置。
  5. 前記ホットプレートは前記被熱処理基板が載置されたとき基板載置検出信号を出力するよう形成され、前記補正処理部は、所定の固定値を切り換え出力可能に形成されるとともに、前記基板載置検出信号が入力されたとき、前記補正値を切り換え出力するものである請求項2又は3記載の制御装置。
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