JP2005189912A - 部品供給管理装置、及び部品供給管理方法 - Google Patents

部品供給管理装置、及び部品供給管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ジャスト・イン・タイムでの生産現場への部品供給を行うことができる部品供給管理装置を提供する。
【解決手段】生産情報を受け付ける生産情報受付部10と、その生産情報を基に、使用部品数情報記憶部11が記憶している、生産現場で使用された各部品の数を示す情報である使用部品数情報を更新する使用部品数情報更新部12と、倉庫から生産現場に供給された部品数を示す出庫数量を含む供給情報を記憶している供給情報記憶部13と、供給情報及び使用部品数情報に基づいて、生産現場の各部品の在庫数(現場在庫数)を算出する現場在庫数算出部14と、その現場在庫数に基づいて、倉庫から生産現場への部品の供給指示を出力する供給指示出力部18と、その供給指示に基づく部品の供給に応じて、出庫数量を更新する出庫数量更新部19を備える。
【選択図】図11

Description

本発明は、生産現場への部品の供給を管理する部品供給管理装置等に関する。
従来、倉庫から生産現場(例えば、生産ラインなど)に部品を供給するシステム等が開発されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1では、生産現場での生産実績(生産された製品の個数に関する情報)が端末から入力され、その生産実績に基づいて、部品の供給を行うシステムが開示されている。
特開平4−125205号公報(第6頁−第8頁、第12図等)
しかしながら、生産された製品の個数を端末から手作業によって入力していたのでは、人的負荷が過大になるため、その入力の頻度を高くすることは困難であった。そのため、前掲の特許文献1では、手作業による入力から次の手作業による入力までの間については、生産計画に基づいて、生産現場における部品の使用数を論理的に算出することがなされていた。しかし、この場合には、端末からの生産実績の入力から次の入力までの間に、生産現場において何らかのトラブルが発生し、そのトラブルによって生産がストップしていても、そのような情報がリアルタイムで伝わらないため、生産計画に基づいて部品の出庫指示がなされることとなり、生産現場に多量の部品の在庫が発生するような事態が起こりうる。
また、生産現場における生産の開始、つまり生産の先頭工程から生産の終了、つまり生産の最終工程までにおいて、通常は複数の工程に分かれて部品の装着等が行われることとなる。このような場合には、生産の先頭工程において必要な部品の使用数と、生産の最終工程で必要な部品の使用数とは、異なってくることとなる。例えば、生産の先頭工程の地点では生産対象物がすでに100個通過しており、部品が100個使用されたが、一方、生産の最終工程の地点では、生産対象物がまだ50個しか通過しておらず、部品が50個しか使用されていない、という事態も起こり得る。このような場合に、製造された製品の個数のみによって各部品の出庫指示を行ったのでは、生産現場における生産の先頭工程から生産の最終工程までにおける、各部品の使用に関する部品のニーズに、細かく対応することができない。具体的には、生産の先頭工程において必要な部品数にあわせて部品の供給を行った場合には生産現場における在庫を全体として増大させてしまうこととなり得る。一方、生産の最終工程において必要な部品の個数にあわせて部品の供給を行った場合には、生産の先頭工程における部品が足りなくなることも生じ得る。このことは、生産に多数の工程を含み、また、多くの種類の部品が必要な場合には、特に問題となり得る。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的の一つは、生産現場からの情報に基づいて、必要なときに必要な数量の部品を倉庫から供給するように部品の供給を管理する部品供給管理装置等を提供することである。
また、他の目的は、生産現場における各部品の使用に対して、細かく対応することにより、生産現場における部品の在庫数量を全体として圧縮することができる部品供給管理装置等を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明による部品供給管理装置は、生産に関する情報である生産情報を受け付ける生産情報受付部と、生産現場で使用されたもしくは使用される予定
の各部品の数を示す情報である使用部品数情報を記憶している使用部品数情報記憶部と、前記生産情報受付部が受け付けた前記生産情報を基に、前記使用部品数情報を更新する使用部品数情報更新部と、部品が保管されている倉庫から前記生産現場に供給された部品数を示す出庫数量を少なくとも含む情報である供給情報を記憶している供給情報記憶部と、前記供給情報、及び前記使用部品数情報に基づいて、前記生産現場における各部品の在庫数である現場在庫数を算出する現場在庫数算出部と、前記現場在庫数算出部が算出した前記現場在庫数に基づいて、前記倉庫から前記生産現場への部品の供給に関する指示を出力する供給指示出力部と、前記供給指示出力部が出力した指示に基づく、前記倉庫から前記生産現場への部品の供給に応じて、前記出庫数量を更新する出庫数量更新部と、を備えたものである。
このような構成により、必要なときに必要な数量の部品を生産現場に供給するように部品の供給を管理することができ得る。その結果、例えば、生産現場における生産スピードの変化や、トラブルの発生に対しても自動的に迅速・的確に対応することができ、生産現場における部品在庫数を過剰に増加させるような事態や部品切れが起こる事態を防止することができ得る。
また、本発明による部品供給管理装置では、前記生産情報が、生産現場において、生産対象物が所定の生産段階を通過したことに関する、複数の前記生産段階における情報であり、前記使用部品数情報更新部が、前記複数の生産段階で使用される部品ごとに前記使用部品数情報を更新し、前記供給指示出力部が、部品ごとに前記指示を出力してもよい。
このような構成により、各生産段階において必要とされている部品の適切な数量を倉庫から供給するように部品の供給を管理することができる。その結果、全生産段階において均一の部品供給管理をしている場合に比べて、生産現場における部品の在庫数量を全体として圧縮することができ得る。
また、本発明による部品供給管理装置では、前記現場在庫数算出部が算出した前記現場在庫数に基づいて、前記倉庫の在庫に関する情報である在庫情報に対して、在庫引当てを行う在庫引当部をさらに備え、前記供給指示出力部が、前記在庫引当部が在庫を引当てた数量に応じて、前記部品の供給に関する指示を出力してもよい。
このような構成により、在庫に応じた部品の供給指示を行うことができ得る。また、在庫状況に基づいて部品の供給指示を行うこととなり、例えば、倉庫から生産現場への煩雑かつ不必要な部品の供給処理等を回避することができ得る。
本発明による部品供給管理装置等によれば、必要なときに必要な数量の部品を供給するように部品の供給を管理することができる。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1による情報処理装置について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態による部品供給管理装置の構成を示すブロック図である。図1において、本実施の形態による部品供給管理装置は、生産情報受付部10と、使用部品数情報記憶部11と、使用部品数情報更新部12と、供給情報記憶部13と、現場在庫数算出部14と、在庫情報記憶部15と、在庫情報管理部16と、在庫引当部17と、供給指示出力部18と、出庫数量更新部19とを備える。
生産情報受付部10は、生産情報を受け付ける。ここで、生産情報とは、生産に関する情報である。この生産情報は、生産現場において使用された部品の数を算出するために用
いられる情報である。なお、生産現場における部品の使用とは、製品を生産するために部品が用いられることをいうものとする。この生産情報としては、例えば、生産した製品数を示す情報や、生産対象物が所定の生産段階を通過したことを示す情報や、生産現場で使用されたもしくは使用される予定の各部品の数を示す情報などがある。ここで、本実施の形態では、生産情報は、生産対象物が所定の生産段階を通過したことを示す情報(例えば、パレットの通過信号や、ロボットの移載完了を示す信号など)であり、複数の生産段階での情報である場合について説明する。すなわち、本実施の形態における生産情報は、例えば、部品の組み立てを行う工程に対する複数の部品供給ステーションにおいて、生産対象物が通過したことを示す情報である。この情報は、例えば、生産対象物が所定の生産段階を通過したことを単に所定のパルス等によって示す情報であってもよく、あるいは、所定の生産段階を通過した生産対象物の累積値を示す情報であってもよい。生産情報受付部10は、所定の入力デバイス(例えば、キーボードやマウスなど)から入力された生産情報を受け付けてもよく、あるいは、送信された生産情報を受け付けてもよい。生産情報が送信されてくる場合には、その送信のタイミングは、定期的であってもよく、あるいは、所定のイベントの発生(例えば、生産対象物が10個通過したことなど)によるタイミングであってもよく、そのタイミングは問わない。また、生産情報は、他の装置等から一方的に送信されてもよく、あるいは、生産情報受付部10からの要求によって送信されてもよい。また、生産現場とは、生産の行われる現場である。この生産の方式としては、例えば、ライン生産やセル生産などがあり、その方式は問わない。本実施の形態では、ライン生産によって生産が行われる場合について説明する。したがって、生産現場のことを生産ラインということもある。
使用部品数情報記憶部11は、使用部品数情報を記憶している。ここで、使用部品数情報とは、生産現場で使用されたもしくは使用される予定の各部品の数を示す情報である。この使用部品数情報記憶部11は、所定の記録媒体(例えば、磁気ディスクや光ディスク、半導体メモリなど)によって実現され得る。使用部品数情報記憶部11による記憶は、RAM等による一時的な記憶でもよく、あるいは、磁気ディスク等による長期的な記憶でもよい。
使用部品数情報更新部12は、生産情報受付部10が受け付けた生産情報を基に、使用部品数情報記憶部11が記憶している使用部品数情報を更新する。この更新は、使用部品数情報の示す部品数が生産現場において使用された部品数となるように行われる。したがって、使用部品数情報の更新は、例えば、所定の期間内に使用されたもしくは使用される予定の各部品の個数を、使用部品数情報の示す部品数に加算することによって行われる。なお、「使用された各部品の個数」もしくは「使用される予定の各部品の個数」となっているのは、例えば、生産情報が、生産対象物が所定の生産段階を通過したことを示す情報である場合に、その生産段階の位置に応じて、実際に使用された部品の数となることもあり、使用される予定の部品の数となることもありうるからである。また、生産情報が、生産対象物の個数に関する情報である場合には、使用部品数情報更新部12は、生産対象物の個数を各部品の個数へ変換する。例えば、生産情報が生産された製品の個数を示すものであり、ある部品がその製品に2個使用されている場合には、製品を1個生産した旨の生産情報を受け取ると、使用部品数情報におけるその部品の使用数に2を加算することとなる。
供給情報記憶部13は、供給情報を記憶している。ここで、供給情報とは、出庫数量を少なくとも含む情報である。出庫数量とは、部品が保管されている倉庫から生産現場に供給された部品数を示す数量である。すなわち、この供給情報によって、倉庫から生産現場に供給された各部品の個数を知ることができる。この供給情報記憶部13は、所定の記録媒体(例えば、磁気ディスクや光ディスク、半導体メモリなど)によって実現され得る。
現場在庫数算出部14は、供給情報記憶部13が記憶している供給情報と、使用部品数情報記憶部11が記憶している使用部品数情報とに基づいて、現場在庫数を算出する。ここで、現場在庫数とは、生産現場における各部品の理論的な在庫数である。この現場在庫数によって、生産のために生産ライン等の近傍に置かれている各部品の個数を知ることができる。本実施の形態では、算出された現場在庫数は、供給情報記憶部13で記憶されるものとする。すなわち、供給情報には、現場在庫数も含まれるものとする。
在庫情報記憶部15は、在庫情報を記憶している。ここで、在庫情報とは、倉庫の在庫に関する情報である。すなわち、この在庫情報により、倉庫に各部品がどれだけの個数保管されているのかを知ることができる。また、この在庫情報には、各部品の保管されている倉庫内の位置や、各部品が倉庫に入庫された日時等が含まれていてもよい。在庫情報記憶部15は、所定の記録媒体(例えば、磁気ディスクや光ディスク、半導体メモリなど)によって実現され得る。
在庫情報管理部16は、在庫情報記憶部15で記憶されている在庫情報を管理する。すなわち、在庫情報管理部16は、倉庫に部品が入庫された場合には、在庫情報に対して、その入庫された部品に関する情報を追加する。この在庫情報管理部16による在庫情報の管理によって、在庫情報が、倉庫における実際の在庫状況を表すこととなる。
在庫引当部17は、現場在庫数算出部14が算出した現場在庫数に基づいて、在庫情報に対して在庫引当を行う。すなわち、ある部品の現場在庫数が所定のしきい値(本実施の形態では「0」とする)以下になった場合に、その部品に関する在庫引当を行う。ここで、在庫情報に対して在庫引当を行うとは、在庫情報を更新することをいう。また、在庫引当部17は、引当を行った部品を識別する部品識別子(部品コード)と、その引当を行った個数とを含む情報を供給指示出力部18と、出庫数量更新部19とに渡す。ここで、供給指示出力部18に渡される情報には、倉庫における部品の管理されている位置を示す情報が含まれていてもよい。
供給指示出力部18は、現場在庫数に基づいて、倉庫から生産現場への部品の供給に関する指示を出力する。ここで、供給指示出力部18は、現場在庫数を間接的に用いることによって供給指示を出力する。すなわち、供給指示出力部18は、在庫引当部19から引当を行った部品を識別する部品識別子と、その引当を行った個数とを含む情報を受け取ると、その情報に基づいて、倉庫から生産現場への部品の供給に関する指示を出力する。その指示には、例えば、供給を指示する部品と、その個数とを示す情報や、倉庫における部品の管理されている位置を示す情報が含まれている。ここで、この出力は、例えば、表示デバイス(例えば、CRTや液晶ディスプレイなど)への表示でもよく、通信回線を介した所定の機器(例えば、倉庫を管理する物流設備制御装置等)に対する送信であってもよく、プリンタによる印刷でもよく、スピーカによる音声による出力でもよい。なお、供給指示出力部18は、出力を行うデバイス(例えば、表示デバイスやプリンタなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、供給指示出力部18は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは、それらのデバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。この供給指示出力部18が出力した供給指示に応じた生産現場への部品の供給は、自動倉庫等によってなされる自動的な供給であってもよく、あるいは、その供給の全部あるいは一部に人的作業が含まれてもよい。
出庫数量更新部19は、倉庫から生産現場への部品の供給に応じて、供給情報記憶部13が記憶している出庫数量を更新する。その倉庫から生産現場への部品の供給は、供給指示出力部18が出力した指示に基づいてなされるものである。ここで、その出庫数量の更新は、本実施の形態では、出庫数量更新部19が前述のように在庫引当部17から、引当を行った部品を識別する部品識別子と、その引当を行った個数とを含む情報を受け取り、
その情報に含まれる部品の個数に応じて行われるものとする。すなわち、出庫数量の更新は、在庫引当部17が在庫を引当てた数量に基づいてなされる。なお、出庫数量の更新は、供給指示出力部18が出力した指示に含まれる部品の個数に応じてなされてもよく、あるいは、部品が倉庫から生産現場に供給された旨の報告に含まれる部品の個数に応じてなされてもよい。
次に、本実施の形態による部品供給管理装置の動作について、図2のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS101)生産情報受付部10は、生産情報を受け付けたかどうか判断する。そして、生産情報を受け付けた場合には、その生産情報を使用部品数情報更新部12に渡してステップS102に進み、そうでない場合には、ステップS103に進む。
(ステップS102)使用部品数情報更新部12は、生産情報を基に、使用部品数情報を更新する。そして、ステップS101に戻る。
(ステップS103)現場在庫数算出部14は、使用部品数情報と、供給情報に含まれる出庫数量の更新があるかどうか判断する。そして、更新がある場合には、ステップS104に進み、ない場合には、ステップS106に進む。
(ステップS104)現場在庫数算出部14は、使用部品数情報と供給情報に基づいて、現場在庫数を算出する。例えば、現場在庫数算出部14は、供給情報に含まれる出庫数量から使用部品数情報の示す使用部品数を減算することによって、現場在庫数を算出する。
(ステップS105)現場在庫数算出部14は、算出した現場在庫数を供給情報記憶部13が記憶している供給情報に蓄積する。すなわち、初めて書き込む場合以外は、現場在庫数が上書きされることによって更新される。そして、ステップS101に戻る。
(ステップS106)在庫引当部17は、いずれかの部品に対応する現場在庫数が0以下となったかどうかを判断する。そして、0以下となった場合には、ステップS107に進み、そうでない場合には、ステップS110に進む。
(ステップS107)在庫引当部17は、在庫情報に対する在庫引当を行う。そして、その在庫引当を行った部品を示す部品識別子と、その数量とを含む情報を、供給指示出力部18と、出庫数量更新部19とに渡す。
(ステップS108)供給指示出力部18は、在庫引当部17から受け取った在庫引当を行った部品を示す部品識別子と、その数量とを含む情報に基づいて、部品を供給する旨の指示を出力する。
(ステップS109)出庫数量更新部19は、在庫引当部17から受け取った在庫引当を行った部品を示す部品識別子と、その数量とを含む情報に基づいて、供給情報に含まれる出庫数量を更新する。そして、ステップS101に戻る。
(ステップS110)図示しない生産管理部は、計画が終了したかどうかを判断する。ここで、計画が終了するとは、供給部品をすべて供給完了したことを意味する。計画が終了した場合には、この一連の部品供給管理に関する処理は終了となる。一方、計画が終了でない場合には、ステップS101に戻る。
次に、本実施の形態による部品供給管理装置の動作について、具体例を用いて説明する。この具体例では、図3で示されるように、部品供給管理装置1と、生産設備制御装置2と、物流設備制御装置3とによって生産システムが構成されており、それらが有線または無線の通信回線4で接続されているものとする。ここで、生産設備制御装置2は、生産現
場における生産を制御する装置である。この生産設備制御装置2から、定期的に生産情報が部品供給管理装置1に送信されるものとする。また、物流設備制御装置3は、倉庫から生産現場への部品の供給を制御する装置である。部品供給管理装置1からこの物流設備制御装置3に部品の供給指示が送信されることにより、倉庫から生産現場への部品の供給が行われる。
図4は、この具体例における生産ラインの概要を説明するための図である。この具体例での生産ラインでは、ベルトコンベヤにより、生産対象物が搬送される。そして、3つのステーションST101,ST102,ST103が設けられており、各ステーションにおいて、それぞれ、部品1、部品2−1と部品2−2、部品3が組み立てられ、製品が完成する。なお、図4では、1つの生産ラインのみを示しているが、生産現場には複数の生産ラインが存在してもよい。また、この生産ラインでは、ステーションごとに生産カウンタが設けられており、その生産カウンタによって、生産対象物がステーションを通過するごとに、生産カウントが1だけインクリメントされる。すなわち、この生産カウンタによって所定の生産段階を通過した生産対象物の累積値がカウントされることとなる。この生産カウンタは、製造設備制御装置2によって制御されており、そのステーションごとの生産カウントは、30秒ごとに部品供給管理装置1に対して送信されるものとする。その送信される生産カウントが前述の生産情報である。
図5は、あるタイミングで製造設備制御装置2から部品供給管理装置1に対して送信された生産情報(生産カウント)の一例を示す図である。ここでは、説明の便宜上、テーブル形式であるとしているが、実際に送信された生産情報は、ステーションを識別するステーション識別子と生産カウントの値とが交互に送られてくる形式でもよく、あるいは生産カウントの値のみがステーション識別子ST101,ST102,ST103の順番で送られてくるだけでもよく、その形式は問わない。なお、生産情報においてステーションごとに生産カウントの値が異なっているが、これは、ステーションとステーションとの間に、生産対象物が存在することによって生じるものである。すなわち、ステーションST101と、ステーションST102との間には約20個の生産対象物が存在することとなる。
生産情報受付部10は、図5で示される生産情報を受け付けると、その生産情報を使用部品数情報更新部12に渡す(ステップS101)。使用部品数情報更新部12は、図6で示される製品の部品構成情報を保持している。ここで、図6で示される製品の部品構成情報において、製品識別子は、製品を識別する識別子であり、部品コードは、部品を識別する識別子であり、員数は、その製品の生産で使用される部品の数であり、ラインは、その製品の生産される生産ラインを識別する識別子であり、ステーション識別子は、対応する部品が使用されるステーションを示す識別子である。したがって、使用部品数情報更新部12が図5で示される生産情報を受け取ると、部品1は、120個使用され、部品2−1と部品2−2は、100個使用され、部品3は160個使用されたことを算出することができる。そして、使用部品数情報更新部12は、使用部品数情報を更新する(ステップS102)。その結果、使用部品数情報が図7で示されるようになったとする。ここで、図7で示される使用部品数情報では、部品コードと使用部品数とが対応付けられている。
使用部品数情報が更新されると、現場在庫数算出部14がその旨を検知し(ステップS103)、供給情報に含まれる各部品に対応した出庫数量から、使用部品数情報の示す各部品に対応した使用部品数を減算することにより、現場在庫数を算出する(ステップS104)。そして、現場在庫数算出部14は、その算出した現場在庫数を供給情報に上書きする。図8は、そのようにして更新された供給情報を示す図である。図8で示される供給情報では、ラインと、ステーション識別子と、部品コードと、計画数と、出庫数量と、現場在庫数とが対応付けられている。計画数は、図示しない生産管理部によって、生産計画
の数に応じて設定されるものである。ここでは、製品を500個生産する計画になっており、その計画に応じて、部品ごとの計画数が設定されている。
ここで、生産ラインAにおける生産が進行し、部品2−2の現場在庫数が0になったとする。すると、その旨が在庫引当部17によって検知され(ステップS106)、在庫引当部17は、在庫情報を参照する。ここで、在庫情報が図9で示されるものであったとする。図9で示される在庫情報では、倉庫における在庫位置を「列」、「連」、「段」によって示す情報と、部品コードと、在庫数と、その部品が倉庫に入庫された日時を示す情報とが対応付けられている。部品2−2が、第4列の第1連、第1段に100個保管されているため、在庫引当部17は、その100個の在庫引当を行う(ステップS107)。すなわち、在庫情報から、その部品2−2に関するレコードを削除するか、あるいは、そのレコードの在庫数を0にする。
また、在庫引当部17は、100個の部品2−2の在庫引当を行った旨を出庫数量更新部19に渡し、生産ラインAのステーションST102で使用するために、第4列の第1連、第1段で保管されている100個の部品2−2の在庫引当を行った旨を供給指示出力部18渡す。すると、供給指示出力部18は、第4列の第1連、第1段で保管されている100個の部品2−2を生産ラインAのステーションST102に供給する旨の指示を物流設備制御装置3に送信する(ステップS108)。そして、物流設備制御装置3の制御によって、第4列の第1連、第1段で保管されている100個の部品2−2が、生産ラインAに供給されることとなる。また、出庫数量更新部19は、部品2−2の出庫数量に100を加算する(ステップS109)。その結果、出庫数量が更新された旨を現場在庫数算出部14が検知して現場在庫数を更新する。図10は、このようにして更新された供給情報を示す図である。ここで、在庫引当部17は、在庫を引当てるときに、出庫数量が計画数量を満足する範囲の在庫の引当を行うものとする。
生産ラインAにおいて、各部品に対応する出庫数量が計画数と同じだけになると、図示しない生産管理部がそのことを検知し、計画が終了したとして、一連の処理を終了する(ステップS110)。なお、ここでは、出庫数量と計画数とが同じになった時に計画が終了したとする場合について説明したが、出庫数量が計画数と同じもしくはそれ以上になり、かつ、現場在庫数が0となった時に、計画が終了したとしてもよい。
なお、この具体例では、使用部品数情報更新部12が製品の部品構成情報を有している場合について説明したが、生産情報が生産現場で使用された部品数を示す情報である場合には、使用部品数情報更新部12が製品の部品構成情報を有していなくてもよい。
また、この具体例では、在庫位置単位での在庫引当を行う場合について説明したが、例えば、ある在庫位置に100個の在庫があるが、引当に必要な個数が50個であった場合には、そのうちの50個の在庫を引き当てることとなり、在庫情報の対応するレコードでは、在庫数が50に更新されることとなる。
また、この具体例では、現場在庫数のしきい値が「0」である場合について説明したが、供給指示が出力されてから部品が供給されるまでに使用される部品の数を考慮して1以上のしきい値を設定してもよい。
また、この具体例では、供給指示出力部18が供給指示として、倉庫から生産現場に供給する部品の部品コードや数量を含む指示を出力する場合について説明したが、この指示には、供給する部品の位置のみが含まれていてもよい。例えば、在庫位置を示す「第4列の第1連、第1段」という情報と、その部品を供給する生産現場における位置のみが、その指示に含まれていてもよい。
また、生産現場における供給先を特定できる場合(例えば、特定の部品が所定のラインの所定のステーションでしか使用されていない場合など)には、供給指示出力部18が出力する指示に部品の供給先が含まれていなくてもよい。
以上のように、本実施の形態による部品供給管理装置によれば、リアルタイムで受け取った生産情報等に基づいて現場在庫数を算出し、その現場在庫数に応じて倉庫から生産現場への部品の供給指示を行うことによって、必要なときに必要な数量の部品を倉庫から供給することができる。すなわち、生産現場における部品の在庫を最小限に抑えながら、部品が足りなくならないようにする、ジャスト・イン・タイムでの部品の供給が可能となる。また、生産現場における生産スピードが変更されたような場合にも、自動的に容易に対応することができ得る。
また、生産現場において、何らかのトラブルが起こり、生産がストップしてしまったような場合には、生産情報を受け取っても使用部品数が減少しないことによって、供給の指示がなされない。その結果、トラブル時に生産現場における部品の過剰な在庫が発生するような事態を防ぐことができる。
また、生産情報受付部10が複数の生産段階(ステージ)からの生産情報を受け付け、使用部品数情報更新部12が各生産段階で使用される部品ごとに使用部品数情報を更新し、供給指示出力部18が部品ごとの供給の指示が出されることにより、生産現場における各部品の使用に対して、部品ごとに細かく対応することができる。その結果、生産現場における部品の在庫数量を全体として圧縮することができる。例えば、生産ラインにおける生産の先頭工程における部品の需要と、生産の最終工程における部品の需要に差がある場合にも、それぞれの需要ごとに、適切な部品供給を行うことができ得る。
また、本実施の形態では、在庫情報に対して在庫引当を行う在庫引当部17を備えたことで、在庫に応じた部品の供給指示を行うことができる。その結果、在庫位置の単位での在庫引当を行うことで、煩雑な部品の供給処理等を回避することができる。具体的には、例えば、在庫引当部17による部品の在庫引当について、部品の数量の上限と下限とを設定しておき、その範囲内での一つの在庫位置に保管されている部品に対して在庫を引当てるようにする。このようにすることで、例えば、2つの在庫位置にまたがった在庫引当を少なくすることができ、倉庫から生産現場への部品の供給作業をスムーズに行うことができ得る。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2による部品供給管理装置について、図面を参照しながら説明する。本実施の形態による部品供給管理装置は、在庫の引当を行わず、供給指示を出力するのみであり、また、その供給指示に応じて生産現場に供給された部品の個数に応じて、出庫数量を更新するものである。
図11は、本実施の形態による部品供給管理装置の構成を示すブロック図である。図11において、本実施の形態による部品供給管理装置は、生産情報受付部10と、使用部品数情報記憶部11と、使用部品数情報更新部12と、供給情報記憶部13と、現場在庫数算出部14と、出庫数量更新部19と、供給指示出力部21と、供給数量受付部22とを備える。なお、供給指示出力部21、及び供給数量受付部22以外の構成及び動作は、実施の形態1と同様であり、その説明を省略する。
供給指示出力部21は、現場在庫数に基づいて、倉庫から生産現場への部品の供給に関する指示を出力する。本実施の形態による供給指示出力部21は、供給情報記憶部13が
記憶している現場在庫数を直接参照することにより、供給の指示を出力する。なお、供給指示出力部21は、実施の形態1による供給指示出力部18とは異なって、在庫引当を行った部品の数量等を受け取ることはないため、供給情報に含まれる現場在庫数が所定のしきい値(本実施の形態では、「0」とする)以下となった部品について、その部品を供給する旨の指示を単に出力するのみでもよく、あるいは、その部品を所定の数量だけ供給する旨の指示を出力してもよい。その出力は、供給指示出力部18と同様に、例えば、表示デバイスへの表示でもよく、通信回線を介した所定の機器に対する送信であってもよく、プリンタによる印刷でもよく、スピーカによる音声による出力でもよい。なお、供給指示出力部21は、出力を行うデバイス(例えば、表示デバイスやプリンタなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、供給指示出力部21は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは、それらのデバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
供給数量受付部22は、供給数量を受け付ける。ここで、供給数量とは、倉庫から生産現場に供給された、もしくは供給されるべき部品の個数である。供給数量受付部22は、所定の入力デバイスから入力された供給数量を受け付けてもよく、あるいは、送信されたものを受け付けてもよい。供給数量が送信されてくる場合には、その送信のタイミングは、定期的であってもよく、あるいは、所定のイベント(例えば、倉庫から生産現場への部品の供給)の発生によるタイミングであってもよく、そのタイミングは問わない。
次に、本実施の形態による部品供給管理装置の動作について、図12のフローチャートを用いて説明する。なお、ステップS201〜S204以外の処理については、実施の形態1と同様であり、その説明を省略する。
(ステップS201)供給指示出力部21は、いずれかの部品に対応する現場在庫数が0以下となったかどうかを判断する。そして、0以下となった場合には、ステップS202に進み、そうでない場合には、ステップS203に進む。
(ステップS202)供給指示出力部21は、ステップS201において現場在庫数が0以下となった部品を倉庫から生産現場に供給する旨の指示を出力する。そして、ステップS101に戻る。
(ステップS203)供給数量受付部22は、供給数量を受け付けたかどうか判断する。そして、供給数量を受け付けた場合には、その供給数量を出庫数量更新部19に渡してステップS204に進み、そうでない場合には、ステップS110に進む。
(ステップS204)出庫数量更新部19は、受け取った供給数量に応じて、出庫数量を更新する。そして、ステップS101に戻る。
次に、本実施の形態による部品供給管理装置の動作について、具体例を用いて説明する。なお、本実施の形態における具体例における、現場在庫数が算出されるまでの動作は、実施の形態1による具体例と同様であるとして、説明を省略する。
生産ラインAにおける生産が進行し、部品2−2の現場在庫数が0になったとする。すると、その旨が供給指示出力部21によって検知され(ステップS201)、供給指示出力部21は、部品2−2を100個、生産ラインAに供給する旨の指示を物流設備制御装置3に送信する。すると、物流設備制御装置3は、部品2−2について100個の在庫引当を行う。その結果、倉庫から生産ラインAに部品2−2が100個、供給されたとする。すると、物流設備制御装置3は、部品コード「部品2−2」に対応付けて、供給数量「100個」を部品供給管理装置1に送信する。なお、その供給数量には、生産ラインを識別する「ラインA」も対応付けられているものとする。
供給数量受付部22は、その供給数量を受け付けると、部品2−2が100個生産ラインAに供給された旨を出庫数量更新部19に渡す(ステップS203)。すると、出庫数量更新部19は、出庫数量に100を加算する(ステップS204)。その結果、出庫数量が更新された旨を現場在庫数算出部14が検知して現場在庫数を更新し、供給情報は、図10で示されるようになる。
なお、この具体例において、供給指示出力部21は、供給を指示する部品の個数を、その最大値によって示してもよい。例えば、製品を生産する計画数が決まっている場合には、計画数から出庫数量を引いた個数が、その指示に含まれてもよい。このようにすることで、在庫引当を行う場合に、その指示に含まれる個数の範囲内において在庫の引当を行い、生産現場に部品を供給すればよいこととなる。その結果、在庫の保管状況に応じた引当がなされることとなる。具体的には、部品1が、ある在庫位置に100個保管されており、また他の在庫位置に200個保管されている場合に、供給指示出力部21が部品1を最大150個出力する旨の指示を出力した場合には、100個保管されている在庫を引当てることにより、倉庫からの部品1の取り出し、及び再保管に関する作業を回避できることとなる。
また、供給数量には、倉庫から生産現場に供給された部品の使用される生産ラインと、ステーションとを示す情報が対応付けられていてもよい。
以上のように、本実施の形態による部品供給管理装置によれば、在庫引当を行わない場合においても、部品の供給を適切に管理することができ、生産現場での生産に応じた部品の供給が可能となる。また、各生産段階に応じた部品の供給を行うこともできる。
なお、上記各実施の形態において、現場在庫数が供給情報に含まれず、他の記憶部によって記憶されていてもよい。また、現場在庫数が短期間しか記憶されず、現場在庫数算出部14が現場在庫数を算出したタイミングにおける現場在庫数に基づいて、在庫引当や供給の指示がなされるようにしてもよい。
また、上記各実施の形態では、使用部品数情報と供給情報とがそれぞれ、使用部品数情報記憶部11と、供給情報記憶部13とで記憶される場合について説明したが、使用部品数情報と供給情報とは、単一の記憶部によって、例えば図13で示される情報として記憶されてもよい。図13では、ステーション識別子等に供給情報と使用部品数情報と対応付けられている。この場合には、その記憶部のうち、使用部品数情報を記憶している領域が使用部品数情報記憶部11となり、供給情報を記憶している領域が供給情報記憶部13となる。
また、上記各実施の形態において、部品の供給指示の最大数(実施の形態1では、在庫引当を行う最大数となる)を設定してもよい。このようにすることで、生産現場における各部品の現場在庫数の上限を設定することができる。ここで、この部品の供給指示の最大数は、部品ごとに設定してもよい。例えば、1つの製品に複数使用される部品については、1つの製品に1つだけ使用される部品よりも大きな最大数を設定してもよい。
また、上記各実施の形態では、部品ごとに供給指示を出す場合について説明したが、供給指示は、例えば、ある部品の現場在庫数が0となった時点において、現場在庫数が所定のしきい値以下である複数の部品に対して一括して行われてもよい。
また、上記各実施の形態において、供給指示出力部18、21の出力する供給の指示には、供給を行う旨の指示(すなわち、供給を指示するコマンド)が含まれず、現場在庫数が所定のしきい値以下になった部品を示す情報等が単に含まれるのみであってもよい。そのような場合でも、供給指示出力部18、21が出力したそれらの情報に基づいて部品の供給が行われるのであれば、供給指示出力部18,21の出力した情報が供給の指示であ
るとする。
また、生産情報が生産カウントである場合において、その生産情報は、生産情報受付部10における、ある生産情報の受け付けから次の生産情報の受け付けまでの期間の、所定の生産段階を通過した生産対象物の個数(すなわち、前回との差分)を示す情報であってもよい。
また、上記各実施の形態では、生産情報(生産カウント)がステーションごとにカウントされる場合について説明したが、例えば、生産カウントが複数のステーションに対応していてもよい。例えば、ステーションST101と、ステーションST102との間にカウンタが配設されており、そのカウンタの値を、ステーションST101、ST102の生産カウントの値として用いてもよい。このように、生産カウントをカウントする位置と、ステーションの位置とは1対1に対応していなくてもよく、また、カウントを行う位置と、ステーションの位置とが一致していなくてもよい。
また、上記各実施の形態において、生産情報が、生産対象物が所定の生産段階を通過したことを示す情報であり、複数の生産段階での情報である場合について説明したが、生産情報は、単に生産対象物が所定の1箇所の生産段階を通過したことを示す情報であってもよい。
また、上記各実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
また、上記各実施の形態において、各構成要素は専用のハードウェアにより構成してもよく、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラム制御によるソフトウェアにより構成してもよい。なお、上記各実施の形態における情報処理装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータに、生産に関する情報である生産情報を受け付ける生産情報受付ステップと、前記生産情報受付ステップで受け付けた前記生産情報を基に、生産現場で使用されたもしくは使用される予定の各部品の数を示す情報である使用部品数情報を更新する使用部品数情報更新ステップと、前記使用部品数情報、及び部品が保管されている倉庫から前記生産現場に供給された部品数を示す出庫数量を少なくとも含む情報である供給情報に基づいて、前記生産現場における各部品の在庫数である現場在庫数を算出する現場在庫数算出ステップと、前記現場在庫数算出ステップで算出した前記現場在庫数に基づいて、前記倉庫から前記生産現場への部品の供給に関する指示を出力する供給指示出力ステップと、前記供給指示出力ステップで出力した指示に基づく、前記倉庫から前記生産現場への部品の供給に応じて、前記出庫数量を更新する出庫数量更新ステップと、を実行させるためのものである。
なお、上記プログラムにおいて、指示を出力する出力ステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、出力ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
また、このプログラムは、サーバなどからダウンロードされることによって流通してもよく、所定の記録媒体(例えば、CD−ROMなどの光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなど)に記録されることにより流通してもよい。
また、このプログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
以上のように、本発明による部品供給管理装置等は、倉庫から生産現場への部品の供給を適切に管理するものとして有効であり、例えば、自動倉庫と連動した生産ライン等を有する生産システムにおいて用いることができる。
本発明の実施の形態1による部品供給管理装置の構成を示すブロック図 同実施の形態による部品供給管理装置の動作を示すフローチャート 同実施の形態における生産システムの構成を示すブロック図 同実施の形態における生産現場の一例を示す図 同実施の形態における生産情報の一例を示す図 同実施の形態における製品の部品構成情報の一例を示す図 同実施の形態における使用部品数情報の一例を示す図 同実施の形態における供給情報の一例を示す図 同実施の形態における在庫情報の一例を示す図 同実施の形態における供給情報の一例を示す図 本発明の実施の形態2による部品供給管理装置の構成を示すブロック図 同実施の形態による部品供給管理装置の動作を示すフローチャート 実施の形態1、2における供給情報及び使用部品数情報の一例を示す図
符号の説明
1 部品供給管理装置
10 生産情報受付部
11 使用部品数情報記憶部
12 使用部品数情報更新部
13 供給情報記憶部
14 現場在庫数算出部
15 在庫情報記憶部
16 在庫情報管理部
17 在庫引当部
18、21 供給指示出力部
19 出庫数量更新部
22 供給数量受付部

Claims (7)

  1. 生産に関する情報である生産情報を受け付ける生産情報受付部と、
    生産現場で使用されたもしくは使用される予定の各部品の数を示す情報である使用部品数情報を記憶している使用部品数情報記憶部と、
    前記生産情報受付部が受け付けた前記生産情報を基に、前記使用部品数情報を更新する使用部品数情報更新部と、
    部品が保管されている倉庫から前記生産現場に供給された部品数を示す出庫数量を少なくとも含む情報である供給情報を記憶している供給情報記憶部と、
    前記供給情報、及び前記使用部品数情報に基づいて、前記生産現場における各部品の在庫数である現場在庫数を算出する現場在庫数算出部と、
    前記現場在庫数算出部が算出した前記現場在庫数に基づいて、前記倉庫から前記生産現場への部品の供給に関する指示を出力する供給指示出力部と、
    前記供給指示出力部が出力した指示に基づく、前記倉庫から前記生産現場への部品の供給に応じて、前記出庫数量を更新する出庫数量更新部と、を備えた部品供給管理装置。
  2. 前記生産情報は、生産現場において、生産対象物が所定の生産段階を通過したことに関する情報である、請求項1記載の部品供給管理装置。
  3. 前記生産情報は、複数の前記生産段階における情報であり、
    前記使用部品数情報更新部は、前記複数の生産段階で使用される部品ごとに前記使用部品数情報を更新し、
    前記供給指示出力部は、部品ごとに前記指示を出力する、請求項2記載の部品供給管理装置。
  4. 前記現場在庫数算出部が算出した前記現場在庫数に基づいて、前記倉庫の在庫に関する情報である在庫情報に対して、在庫引当てを行う在庫引当部をさらに備え、
    前記供給指示出力部は、前記在庫引当部が在庫を引当てた数量に応じて、前記部品の供給に関する指示を出力する、請求項1から3のいずれか記載の部品供給管理装置。
  5. 前記出庫数量更新部は、前記在庫引当部が在庫を引当てた数量に基づいて、前記出庫数量の更新を行う、請求項4記載の部品供給管理装置。
  6. 生産に関する情報である生産情報を受け付ける生産情報受付ステップと、
    前記生産情報受付ステップで受け付けた前記生産情報を基に、生産現場で使用されたもしくは使用される予定の各部品の数を示す情報である使用部品数情報を更新する使用部品数情報更新ステップと、
    前記使用部品数情報、及び部品が保管されている倉庫から前記生産現場に供給された部品数を示す出庫数量を少なくとも含む情報である供給情報に基づいて、前記生産現場における各部品の在庫数である現場在庫数を算出する現場在庫数算出ステップと、
    前記現場在庫数算出ステップで算出した前記現場在庫数に基づいて、前記倉庫から前記生産現場への部品の供給に関する指示を出力する供給指示出力ステップと、
    前記供給指示出力ステップで出力した指示に基づく、前記倉庫から前記生産現場への部品の供給に応じて、前記出庫数量を更新する出庫数量更新ステップと、を備えた部品供給管理方法。
  7. コンピュータに、
    生産に関する情報である生産情報を受け付ける生産情報受付ステップと、
    前記生産情報受付ステップで受け付けた前記生産情報を基に、生産現場で使用されたもしくは使用される予定の各部品の数を示す情報である使用部品数情報を更新する使用部品数
    情報更新ステップと、
    前記使用部品数情報、及び部品が保管されている倉庫から前記生産現場に供給された部品数を示す出庫数量を少なくとも含む情報である供給情報に基づいて、前記生産現場における各部品の在庫数である現場在庫数を算出する現場在庫数算出ステップと、
    前記現場在庫数算出ステップで算出した前記現場在庫数に基づいて、前記倉庫から前記生産現場への部品の供給に関する指示を出力する供給指示出力ステップと、
    前記供給指示出力ステップで出力した指示に基づく、前記倉庫から前記生産現場への部品の供給に応じて、前記出庫数量を更新する出庫数量更新ステップと、を実行させるためのプログラム。
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