JP2005187595A - 耐候性難燃樹脂組成物及び電線 - Google Patents

耐候性難燃樹脂組成物及び電線 Download PDF

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Abstract

【課題】機械的強度、耐熱性、電気特性(耐電圧、絶縁抵抗)、難燃性及び耐候性をバランス良く兼ね備えることにより、屋内や屋外に設置される照明用機器のリード線の絶縁被覆材料又はシース材料などとして好適に使用することができる樹脂組成物を提供すること。
【解決手段】ベースポリマーと、該ベースポリマー100重量部に対し、金属水和物80〜150重量部と、高分子量ヒンダードアミン系光安定剤0.2〜10重量部と、低分子量ヒンダードアミン系光安定剤0.2〜10重量部と、紫外線吸収剤0.1〜1重量部と、を配合する耐候性難燃樹脂組成物において、上記ベースポリマーが酢酸ビニル含有量15〜41%のエチレン‐酢酸ビニル共重合体を主体とした耐候性難燃樹脂組成物。該樹脂組成物からなる被覆を備えているとともに、該樹脂組成物が架橋されている電線。
【選択図】 なし

Description

本発明は、燃焼時にハロゲン系ガス等の有害ガスの発生が無いとともに、機械的強度、耐熱性、電気特性(耐電圧、絶縁抵抗)、難燃性及び耐候性をバランス良く兼ね備えた、例えば、屋内や屋外に設置される照明用機器のリード線の絶縁被覆材料又はシース材料などとして好適な難燃樹脂組成物と、該樹脂組成物からなる被覆を備えた電線に関する。
照明用機器内用の電線に使用されている絶縁体は、PVC(ポリ塩化ビニル)が多く使用されているが、PVCを使用した場合、焼却時には塩化水素ガスやダイオキシンを発生するといった問題や、埋め立て時には重金属や可塑剤が流出するといった問題があるため、PVCの代替として、オレフィン系ポリマーに難燃剤として金属水和物を配合する技術検討が行われている。しかしながら、ポリ塩化ビニル(PVC)と同等の難燃性を付与させるにはオレフィン系ポリマーに多量の金属水和物を混和させなければならず、これによって、耐候性が低下してしまうという欠点があった。耐候性が不充分であると、照明用機器等で用いられる電線の絶縁被覆材料又はシース材料に使用した場合、光や熱によってクラックが生じ絶縁不良を起こしてしまうため、このような照明用機器等に用いることが困難であった。そこで、従来では、オレフィン系ポリマーに金属水和物を配合した樹脂組成物に、光安定剤や紫外線吸収剤を配合して耐候性を付与するなどの対策がとられている。(特許文献1乃至特許文献5参照。)
尚、本願発明に関連する技術として、当該出願人より特許文献6が出願されている。
特開2000−143883号公報 特開2001−126547号公報 特開2001−312925号公報 特開2003−82172号公報 特開2003−192846号公報 特願2002−233107号
しかしながら、上記特許文献1乃至特許文献5によって得られた樹脂組成物を照明用機器等で用いられる電線の絶縁被覆材料又はシース材料として長期間使用した場合、樹脂組成物中に配合した光安定剤や紫外線吸収剤が次第に表面に移行して揮散してしまうため、耐候性が長期間持続しないという問題点があった。これらの文献の中には、表面に移行しにくい光安定剤を使用することも記載されているが、この場合には、初期段階における劣化防止効果が期待できないため、結果として樹脂組成物の寿命が短いものとなってしまうという問題があった。又、上記したように、難燃性を付与させるためオレフィン系ポリマーに金属水和物を配合することは必須であるが、金属水和物を多量に配合することは、耐候性の低下のみならず、機械的強度及び絶縁抵抗の低下を引き起こすことになる。そのため、機械的強度、耐熱性、電気特性(耐電圧、絶縁抵抗)、難燃性及び耐候性をバランス良く兼ね備えた樹脂組成物を得ることは非常に困難であった。
本発明者らはこのような従来技術の問題点を解決するべく種々検討した結果、特定のベースポリマーに対し、金属水和物と分子量の異なる二種類の光安定剤と紫外線吸収剤を併用し、更にそれらを特定量配合することにより、機械的強度、耐熱性、電気特性(耐電圧、絶縁抵抗)、難燃性及び耐候性をバランス良く兼ね備えた樹脂組成物が得られることを見出し、本発明に至った。
即ち、本発明の請求項1による耐候性難燃樹脂組成物は、ベースポリマーと、該ベースポリマー100重量部に対し、金属水和物80〜150重量部と、高分子量ヒンダードアミン系光安定剤0.2〜10重量部と、低分子量ヒンダードアミン系光安定剤0.2〜10重量部と、紫外線吸収剤0.1〜1重量部と、を配合させた耐候性難燃樹脂組成物において、上記ベースポリマーが酢酸ビニル含有量15〜41%のエチレン−酢酸ビニル共重合体を主体としたものであることを特徴とするものである。
又、請求項2による耐候性難燃樹脂組成物は、上記ベースポリマーが酢酸ビニル含有量15〜41%のエチレン−酢酸ビニル共重合体90〜97重量%と酸で変性されたポリオレフィン3〜10重量%からなることを特徴とするものである。
又、請求項3による耐候性難燃樹脂組成物は、ヒドラジン系金属不活性化剤0.2〜1.5重量部を更に配合することを特徴とするものである。
又、請求項4による電線は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の樹脂組成物からなる被覆を備えているとともに、該樹脂組成物が架橋されていることを特徴とするものである。
本発明による耐候性難燃樹脂組成物は、エチレン−酢酸ビニル共重合体を主体としたベースポリマーに金属水和物を配合し、分子量の異なる二種類の光安定剤と紫外線吸収剤とを併用し、更にそれらを特定量配合することにより、機械的強度、耐熱性、電気特性(耐電圧、絶縁抵抗)、難燃性及び耐候性をバランス良く兼ね備えた樹脂組成物を得ることができる。この組成物は、屋内や屋外に設置される照明用機器のリード線の絶縁被覆材料又はシース材料などとして好適である。
以下、本発明の耐候性難燃樹脂組成物を構成する各成分について説明する。
本発明におけるベースポリマーは、エチレン−酢酸ビニル共重合体を主体としたものであり、機械的強度向上などの必要に応じて酸で変性されたポリオレフィンを適宜配合することができる。
(a)エチレン−酢酸ビニル共重合体
本発明で使用されるエチレン−酢酸ビニル共重合体の酢酸ビニル含有量は、15〜41重量%、好ましくは28〜33重量%のものが使用される。酢酸ビニル含有量が15重量%未満であると目的とする難燃性と耐熱性のバランスがとれず、41重量%を超えると成型時の作業性、機械的特性の低下や、タック性の上昇によりブロッキングを招いてしまう。又、メルトマスフローレート(MFR)に関しては、0.5〜10g/10分の範囲が好ましく、より好ましくは、0.5〜5g/10分が使用される。メルトマスフローレートの数値が0.5g/10分よりも大きいと、押出成型時に良好な外観を得ることができ、10g/10分よりも小さいと得られる耐候性難燃樹脂組成物の機械的特性や耐熱性の低下を防止することができる。尚、エチレン−酢酸ビニル共重合体は、1種類を単独で用いても良いし、2種類以上を混合して用いても良い。
(b)酸で変性されたポリオレフィン
本発明で使用される酸で変性されたポリオレフィンは、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、直鎖状ポリエチレン(LLDPE)等のポリエチレンやエチレンアクリル酸エステル共重合体(EMA)、エチレンエチルアクリレート共重合体(EEA)、エチレンブチルアクリレート共重合体(EBA)、エチレン酢酸ビニル共重合体等のエチレン系共重合体などに、酸として不飽和カルボン酸やその誘導体を反応させて変性させたものを使用することができる。不飽和カルボン酸としては、例えば、マレイン酸、イタコン酸、フマル酸などが挙げられる。不飽和カルボン酸の誘導体としては、例えば、マレイン酸モノエステル、マレイン酸ジエステル、無水マレイン酸、イタコン酸モノエステル、イタコン酸ジエステル、無水イタコン酸、フマル酸モノエステル、フマル酸ジエステル、無水フマル酸などが挙げられる。これらの中でも、好ましくは無水マレイン酸で変性されたポリオレフィンが挙げられ、更に好ましくはエチレン−アクリル酸エチル−無水マレイン酸の三元共重合体が挙げられる。酸で変性されたポリオレフィンを配合する場合は、ベースポリマー中、3重量%以上10重量%以下が配合されていることが好ましい。3重量%未満では、組成物の機械的強度を向上させる効果が充分とならず、10重量%を超えると、各種特性のバランスが悪くなる傾向にある。
(c)金属水和物
金属水和物としては、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、水酸化カルシウム、ハイドロタルサイト、ドーソナイト、アルミン酸カルシウム、硼酸亜鉛、硼砂、ヒドロキシ錫酸亜鉛などを使用することができる。これらは、単独ないしは2種以上を組み合わせて使用することができる。これらのうちでは、ポリマーの分解温度付近で結晶水を放出し、吸熱量の大きい水酸化マグネシウムや水酸化アルミニウムが好ましい。金属水和物の粒径としては、難燃性、混練り性、押出加工性、機械的強度及び伸びの点で、好ましくは0.1〜30μm、更に好ましくは0.3〜3μmのものが使用される。金属水和物の粒径が30μm以上では機械的強度の低下が起こやすく、0.3μm以下では溶融時の粘度が上昇し、押出加工性が悪化する恐れがある。
これらの金属水和物は、ベースポリマー100重量部に対し、80〜150重量部配合する。金属水和物の配合量が80重量部未満では、目的とする充分な難燃性(例えば、JIS C 3005に規定される60度傾斜試験に合格するレベル)を得ることが困難となってしまい、又、150重量部を超えると、組成物の機械的強度、絶縁抵抗、耐候性の低下を招いてしまう。
これらの金属水和物は、例えば、ラウリン酸、ステアリン酸、オレイン酸などの高級脂肪酸、又はこれらのアルミニウム、マグネシウム、カルシウム塩などの高級脂肪酸金属塩、シランカップリング剤やチタネート系表面処理剤などの表面処理剤によって表面処理することができる。これら表面処理剤はベースポリマーと金属水和物の親和性及び分散性をよくし、絶縁抵抗を向上させるために好ましく使用される。これらの中でもシランカップリング剤は難燃組成物に優れた機械的強度を与え、高級脂肪酸及び高級脂肪酸塩に比べてより優れた難燃性を与える点で好ましく使用できる。これらの表面処理剤は、1種単独でも、2種以上を併用して使用しても良い。又、表面処理をする場合は、予め表面処理された金属水和物を使用しても良いし、未処理若しくは表面処理済の金属水和物とともに表面処理剤を配合し、表面処理を行っても良い。
本発明においては、耐候性を付与する目的で光安定剤を配合するのであるが、この際、分子量の異なる二種類の光安定剤(高分子量ヒンダードアミン系光安定剤と、低分子量ヒンダードアミン系光安定剤)、を併用する必要がある。それぞれを単独で使用した場合には、充分な耐候性を付与することができない。これは以下のような理由による。つまり、通常、太陽光や照明器具から発せられる紫外線等によって電線の絶縁被覆材料やシース材料が劣化する場合は、その表面から進行する。このため、光安定剤としては、内部から表面に移行し易いものが有効と言える。低分子量のヒンダードアミン系光安定剤は、分子の大きさが小さく移行し易いため、初期段階においては有効に劣化を防止することができるのであるが、これらは次第にブリードアウトして外部に逸散してしまうため、光安定剤の効果が損なわれて耐候性が長期間持続しなくなってしまう。一方、高分子量のヒンダードアミン系光安定剤は、移行速度が遅いため、表面劣化に対して内部からの移行による劣化防止効果は短期的にはあまり期待できないが、逸散しにくい性質を有していることから劣化防止効果が持続し、耐候性が長時間持続する。従って、これら二種類のヒンダードアミン系光安定剤をそれぞれ一定量以上配合することにより、初期においては低分子量の光安定剤が、長期においては高分子量の光安定剤がそれぞれ劣化防止効果を発揮し、少量の配合量で長期の耐候性を付与することができる。
(d)高分子量ヒンダードアミン系光安定剤
高分子量ヒンダードアミン系光安定剤としては、分子量が1000を超えるもの、好ましくは1200〜5000程度のものであり、例えば、オリゴマー型のHALSであるポリ[6−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)イミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル][(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ]ヘキサメチレン[(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ]や、コハク酸ジメチル−1−(2−ヒドロキシエチル)−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン重縮合物などが挙げられる。より具体的には、キマソーブ944LD、チヌビン622LDなどの商品名で市販されているものを使用することができる。
これらの高分子量ヒンダードアミン系光安定剤は、ベースポリマー100重量部に対し、0.2重量部以上10重量部以下配合する。高分子量ヒンダードアミン系光安定剤の配合量が0.2重量部未満では、目的とする充分な耐候性を得ることができず、又、10重量部を超えると、増量による耐候性向上効果が期待できないだけでなく、分散性の問題により機械的強度が低下し、更には、ブルーミングが生じてしまう。
(e)低分子量ヒンダードアミン系光安定剤
低分子量ヒンダードアミン系光安定剤としては、分子量が1000以下、好ましくは600以上900以下程度のものが良い。分子量が600以下であると、移行速度が速すぎ、分子量が900以上であると、移行速度が遅すぎるため初期段階での効果が薄いためである。低分子ヒンダードアミン系の光安定剤として、例えば、トリス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ベンゼン−1,3,5−トリカルボキシレート、トリス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−2−アセトキシプロパン−1,2,3−トリカルボキシレート、トリス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−2−ヒドロキシプロパン−1,2,3−トリカルボキシレート、トリス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)トリアジン−2,4,6−トリカルボキシレート、トリス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ブタン−1,2,3−トリカルボキシレート、テトラキシ(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)プロパン−1,1,2,3−テトラカルボキシレート、テトラキシ(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、テトラキシ(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、2−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2−n−ブチルマロン酸ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)などが挙げられる。より具体的には、アデカスタブLA−57、アデカスタブLA52、チヌビン144などの商品名で市販されているものを使用することができる。
これらの低分子量ヒンダードアミン系光安定剤は、ベースポリマー100重量部に対し、0.2重量部以上10重量部以下配合する。低分子量ヒンダードアミン系光安定剤の配合量が0.2重量部未満では、目的とする充分な耐候性を得ることができず、又、10重量部を超えると、増量による耐候性向上効果が期待できないだけでなく、分散性の問題により機械的強度が低下し、更には、ブルーミングが生じてしまう。
(f)紫外線吸収剤
紫外線吸収剤としては、例えば、2−(2’−ヒドロキシ−3',5’−ジ−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3,5−ジ−t−アミル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチル−フェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−アミルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−〔2’−ヒドロキシ−3’−(3’’,4’’,5’’,6’’−テトラヒドロ−フタルイミドメチル)−5’−メチルフェニル〕ベンゾトリアゾール、2,2’−メチレンビス〔4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−6−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)フェノール〕、2−〔2−ヒドロキシ−3,5−ビス(α,α−ジメチルベンジル)フェニル〕−2H−ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−メチル−6−(3,4,5,6−テトラヒドロフタルイミジルメチル)フェノールなどのベンゾトリアゾール系、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−n−オクトキシベンゾフェノン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、4−ドデシロキシ−2−ヒドロキシベンゾフェノン、3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾイル酸,n−ヘクサデシルエステル、1,4−ビス(4−ベンゾイル−3−ヒドロキシフェノキシ)ブタン、1,6−ビス(4−ベンゾイル−3−ヒドロキシフェノキシ)ヘキサンなどのベンゾフェノン系、エチル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレートに代表されるシアノアクリレート系などが挙げられる。より具体的には、チヌビン320、チヌビン328、チヌビン234、アデカスタブLA31、SEESORB102、SEESORB103、SEESORB501などの商品名で市販されているものを使用することができる。
これらの紫外線吸収剤は、ベースポリマー100重量部に対し、0.1重量部以上1重量部以下配合する。紫外線吸収剤の配合量が0.1重量部未満では、目的とする充分な耐候性を得ることができず、又、1重量部を超えると、紫外線吸収剤自身の色相により組成物が黄色く着色され、機械的強度や耐熱性も低下し、更には、ブルーミングが生じてしまう。
(g)ヒドラジン系金属不活性化剤
本発明においては、上記の成分の加えて、ヒドラジン系金属不活性化剤を更に配合しても良い。ヒドラジン系金属不活性化剤を配合することにより、得られる樹脂組成物の耐候性を保持しつつ、銅害を防止することができる。ヒドラジン系金属不活性化剤としては、例えば、デカメチレンジカルボン酸ジサリチロイルヒドラジドなどが挙げられる。これらの金属不活性化剤は、ベースポリマー100重量部に対し、0.2以上1.5重量以下を配合することが好ましい。金属不活性化剤の配合量が0.2重量部未満では、銅害防止の作用が充分でなく、耐熱性を向上する作用が得られない。又、1.5重量部を超えると耐候性が低下してしまい、更には高価となってしまう。
本発明においては、上記の成分以外にも、本発明の目的を阻害しない範囲内で、従来、電線、ケーブルにおいて一般的に使用されている各種の添加剤を配合しても良い。このような添加剤としては、例えば、酸化防止剤、難燃助剤、架橋剤、架橋助剤、滑剤、軟化剤、分散剤、着色剤などが挙げられる。
酸化防止剤としては、フェノール系酸化防止剤、アミン系酸化防止剤、リン系酸化防止剤などが挙げられるが、これらの中でも、フェノール系酸化防止剤が好ましく、中でもヒンダードフェノール系酸化防止剤であれば、光や熱を長時間受けた場合でも樹脂組成物を着色することなく、耐候性、耐熱性を向上させることができる。ヒンダードフェノール系酸化防止剤としては、例えば、ペンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピネート〕、オクタデシル−3−(3,5−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、3,9−ビス[1,1−ジ−メチル−2−{β−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ}エチル]−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカンなどを使用することができる。
これらの酸化防止剤は、ベースポリマー100重量部に対し、1重量部以上5重量部以下を配合することが好ましい。酸化防止剤の配合量が1重量部よりも少ないと耐熱性、耐候性を向上させる効果が充分でなく、5重量部を超えると機械的強度の低下を招いてしまう恐れがあるとともに、逆に耐候性の低下を招いてしまう恐れもある。
上記の各構成材料を適宜に配合したものを、インターナルミキサー、一軸混練機、二軸混練機等の公知の混練機を使用して充分に混練りすることによって本発明の樹脂組成物を得ることができる。
このようにして得られた本発明の樹脂組成物を公知の方法によって導体周上に押出被覆し、その後、組成物の耐熱性を向上させるため適宜に架橋を施すことにより、本発明の他の態様による電線を得ることができる。この際、被覆の厚さが0.3mm以上である電線などに本発明の組成物を適用した場合には、特に本発明の組成物の有する優れた特徴が顕著に発現することになる。被覆の厚さが0.3mm未満の場合、絶縁体内部に存在する光安定剤の量が不足するため、耐候性に問題が生じてしまう可能性がある。
架橋方法は特に限定されず、例えば、1,3−ビス(t−ブチルペルオキシイソプロピル)ベンゼン、1,1−ビス(t−ブチルペルオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、ジクミルパーオキサイド等の有機過酸化物を架橋剤として使用した化学架橋法、X線、γ線、電子線、陽子線、重陽子線、α線、β線等の電離性放射線を使用した照射架橋法などが挙げられる。
以下に本発明の実施例を比較例と併せて説明する。この実施例で使用した各配合材料の詳細は表4に示す通りである。
表4に示した配合材料を二軸混練機で充分に混練りし、得られた組成物をペレット化した後、L/D=24の25mmφ押出機に供給して、シリンダー150℃、ヘッド160℃の温度条件にて、0.8φの錫めっき軟銅線からなる導体周上に0.8mmの肉厚で押出被覆した。その後、加速電圧650kV、照射線量100kGyの条件で電子線を照射し、仕上外径2.4mmφの架橋電線を製造した。
ここで、このようにして得られた合計23種類の架橋電線を試料として、機械的強度(引張強度、伸び)、耐熱性、難燃性、電気特性(耐電圧、絶縁抵抗)及び耐候性について、それぞれ評価を行った。併せて、ブルーミング、ブロッキングの有無についても確認を行った。結果は各配合材料の配合量とともに表1、2に併せて示した。
評価方法は以下の通りである。
(機械的強度)
JIS C 3005(2000)に準拠して、引張強度と伸びを測定した。各々の要求特性は、電気用品安全法の絶縁体要求特性から引用し、引張強度が10MPa以上、伸びが200%以上とした。
(耐熱性)
120℃に保持された恒温槽内に96時間放置した後取り出し、JIS C 3005(2000)に準拠して、引張強度残率、伸び残率をそれぞれ測定した。各々の要求特性は、電機用品安全法の絶縁体要求特性から引用し、引張強度残率が80%以上、伸び残率が80%以上とした。
(電気特性)
耐電圧の測定は、JIS C 3005(2000)に準拠して、水中耐電圧試験を実施した。試験の判断基準は、電気用品安全法の絶縁体要求特性から引用し、AC1.5kVで1分間保持して絶縁破壊が起きなかったものを合格(○)、絶縁破壊が起きたものを不合格(×)とした。又、絶縁抵抗の測定は、JIS C 3005(2000)に準拠して20℃水中における絶縁抵抗試験を実施した。試験の判断基準は、電気用品安全法の絶縁体要求特性から引用し、50MΩ・km以上とした。
(難燃性)
JIS C 3005(2000)に準拠して、60度難燃性試験を実施した。試験の判断基準は、60秒以内に自己消火したものを合格(○)、消火しなかったものを不合格(×)とした。
(耐候性)
回転式ギヤオーブンの中央に位置している400W透明型高圧水銀ランプ光源から240mm離れた位置に試料をセットし、120℃、1500時間放置した後取り出し、伸びを測定した。要求特性を、50%以上あるものを合格(○)、それ以下のものを不合格(×)とした。合格の中でも、伸びが100%以上あるものを特に優れたものとして(◎)とした。
(ブルーミング)
気密性を有する袋にサンプルを密閉し、雰囲気温度30℃で30日間放置後、サンプル表面にブルーミングが生じているか目視にて確認した。目視にてブルーミングが確認されないものを合格(○)、目視にてブルーミングが確認されるものを不合格(×)とした。
(ブロッキング)
電線を500m束にしたときに、ブロッキングが生じていないものを合格(○)、ブロッキングが生じているものを不合格(×)とした。
Figure 2005187595
Figure 2005187595
Figure 2005187595
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実施例1〜4及び比較例1、2
エチレン−酢酸ビニル共重合体の酢酸ビニル含有量が、本発明の範囲内に入っている実施例1〜4は、諸特性を満足していることが確認された。中でも実施例2、3は、本発明の好ましい範囲である酢酸ビニル含有量28〜33%の範囲内であり、実施例1と比較すると機械的強度(伸び)と耐候性に優れ、実施例4と比較すると機械的強度(引張強度、伸び)と絶縁抵抗に優れており、最もバランスの取れた樹脂組成物であることが確認された。これに対し、比較例1は、エチレン−酢酸ビニル共重合体の酢酸ビニル含有量が5重量%と本発明の下限値である15重量%を下回るため、機械的強度(伸び)、難燃性、耐候性が不合格となることが確認された。又、比較例2は、エチレン−酢酸ビニル共重合体の酢酸ビニル含有量が45重量部と本発明の上限値である41重量%を超えているため、機械的強度(引張強度)が不合格となり、ブロッキングも発生していることが確認された。
実施例5〜8
酸で変性されたポリオレフィンの添加量が、本発明の好ましい範囲である3〜10重量%に入っている実施例6、7は、諸特性を満足していることが確認された。実施例5は、酸で変性されたポリオレフィンを配合していないことから、実使用上問題のない程度ではあるが、実施例6、7と比べて機械的強度(引張強度)がやや劣っていた。又、実施例8は、酸で変性されたポリオレフィンの配合量が15重量%と本発明の好ましい範囲である10重量%を超えているため、実使用上問題のない程度ではあるが、実施例6、7と比べて機械的強度(伸び)と耐候性がやや劣っていた。
実施例9、10及び比較例3、4
金属水和物の配合量が、本発明の範囲内に入っている実施例9、10は、諸特性を満足していることが確認された。これに対し、比較例3は、金属水和物の配合量が60重量部と本発明の下限値である80重量部を下回るため、難燃性が不合格となることが確認された。又、比較例4は、金属水和物の配合量が180重量部と本発明の上限値である150重量部を超えているため、機械的強度(伸び)と絶縁抵抗が不合格となることが確認された。
実施例11、12及び比較例5、6
高分子量ヒンダードアミン系光安定剤の配合量が、本発明の範囲内に入っている実施例11,12は、諸特性を満足していることが確認された。これに対し、比較例5は、高分子量ヒンダードアミン系光安定剤を配合していないため、耐候性が不合格となることが確認された。又、比較例6は、高分子量ヒンダードアミン系光安定剤の配合量が20重量部と本発明の上限値である10重量部を超えているため、機械的強度(引張強度、伸び)が不合格となり、ブルーミングも発生していることが確認された。
実施例13及び比較例7、8
低分子量ヒンダードアミン系光安定剤の配合量が、本発明の範囲内に入っている実施例13は、諸特性を満足していることが確認された。これに対し、比較例7は、低分子量ヒンダードアミン系光安定剤を配合していないため、耐候性が不合格となることが確認された。又、比較例8は、低分子量ヒンダードアミン系光安定剤の配合量が20重量部と本発明の上限値である10重量部を超えているため、機械的強度(伸び)が不合格となり、ブルーミングも発生していることが確認された。
実施例14及び比較例9、10
紫外線吸収剤の配合量が、本発明の範囲内に入っている実施例14は諸特性を満足していることが確認された。これに対し、比較例9は紫外線吸収剤を配合していないため、耐候性が不合格となることが確認された。又、比較例10は、紫外線吸収剤の配合量が5重量部と本発明の上限値である1重量部を超えているため、機械的強度(伸び)及び耐熱性(伸び残率)が不合格となり、ブルーミングも発生していることが確認された。
実施例15〜18
酸化防止剤の配合量が、本発明の好ましい範囲内に入っている実施例15、16は諸特性を満足していることが確認された。これに対し、比較例11は酸化防止剤の配合量が0.2重量部と本発明の好ましい範囲を下回っているため、諸特性を満足しているものの、耐熱性(伸び残率)、耐候性については、要求特性を僅かに上回る程度の値しか得られなかった。又、比較例12は酸化防止剤の配合量が10重量部と本発明の好ましい範囲を越えているため、諸特性を満足しているものの、耐候性については、要求特性を僅かに上回る程度の値しか得られなかった。
次いで、配合材料として、更に金属不活性剤を加えて得られた合計7種類の架橋電線を試料として、機械的強度(引張強度、伸び)、耐熱性、難燃性、電気特性(耐電圧、絶縁抵抗)、耐候性に加え、耐銅害性について、それぞれ評価を行った。結果は表3に示した。
耐銅害性の評価方法は以下の通りである。
(耐銅害性)
導体を取り出したチューブ状サンプルの表面に銅粉末を塗した状態で、180℃の恒温槽内に168時間放置した後取り出し、伸びを測定した。試験の判断基準は、伸びが100%以上あるものを合格(○)、それ以下のものを不合格(×)とした。
実施例2、19、20及び比較例11〜14
ヒドラジン系金属不活性化剤を本発明の好ましい範囲内で配合した実施例19、20は、諸特性を満足し、更に、実施例2と比べて耐銅害性が上昇していることが確認された。これに対し、比較例11は、ヒドラジン系金属不活性化剤の配合量が5重量部と本発明の上限値である1.5重量部を超えているため、耐候性が不合格となることが確認された。又、比較例12〜14では、ヒドラジン系以外の金属不活性化剤を使用しているため、耐候性が不合格となり、さらに耐銅害性も不十分であることが確認された。
以上詳述したように本発明によれば、特定の酢酸ビニル含有量をもつエチレン酢酸ビニル共重合体に金属水和物を配合した難燃樹脂組成物に、分子量の異なる二種類の光安定剤と紫外線吸収剤とを併用し、更にそれらを特定量配合することにより、機械的強度、耐熱性、電気特性、難燃性及び耐候性をバランス良く兼ね備えた樹脂組成物を得ることができた。そのためこの組成物は、屋内や屋外に設置される照明用機器のリード線の絶縁被覆材料又はシース材料などとして好適である。又、使用用途としてはこれらに限定されることはなく、例えば、コード状ヒータの絶縁被覆材料、チューブの構成材料などとしても使用可能である。

Claims (4)

  1. ベースポリマーと、該ベースポリマー100重量部に対し、金属水和物80〜150重量部と、高分子量ヒンダードアミン系光安定剤0.2〜10重量部と、低分子量ヒンダードアミン系光安定剤0.2〜10重量部と、紫外線吸収剤0.1〜1重量部と、を配合する耐候性難燃樹脂組成物において、上記ベースポリマーが酢酸ビニル含有量15〜41%のエチレン−酢酸ビニル共重合体を主体としたものであることを特徴とする耐候性難燃樹脂組成物。
  2. 上記ベースポリマーが酢酸ビニル含有量15〜41%のエチレン−酢酸ビニル共重合体90〜97重量%と酸で変性されたポリオレフィン3〜10重量%からなることを特徴とする請求項1記載の耐候性難燃組成物。
  3. ヒドラジン系金属不活性化剤0.2〜1.5重量部を更に配合することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の耐候性難燃樹脂組成物。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の樹脂組成物からなる被覆を備えているとともに、該樹脂組成物が架橋されていることを特徴とする電線。
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