JP2005187145A - 用紙給送装置 - Google Patents

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昌之 角田
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Abstract

【課題】 適正な状態で用紙搬送するために、簡素な構成を用いて、ピックアップローラと用紙間の給紙圧を調整すると共に、送り出された用紙の捌き効果を調整することが可能となる用紙給送装置を提供する。
【解決手段】 用紙を積載収容するトレイ1と、トレイ1の上方に位置してトレイ1に積載された用紙Pを送り出すピックアップローラ2と、ピックアップローラ2によって送り出された用紙Pの送り出し経路に位置し且つ用紙Pの送り出し方向の下流側ほど高さが高くなる傾斜面3aを有する用紙捌き部3と、ピックアップローラ2によって送り出された用紙Pの搬送状態を検出する搬送状態検出手段200の検出情報に基づいて、トレイ1の位置がトレイ上に積載された用紙Pの積載量に応じた基準位置に対して上昇又は下降するようにトレイ昇降手段を作動させる制御手段が設けられている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、用紙を積載収容するトレイと、前記トレイの上方に位置してトレイに積載された用紙を送り出すピックアップローラと、前記トレイの位置が該トレイ上に積載された用紙の積載量に応じた基準位置となるように昇降させるトレイ昇降手段とが設けられた用紙給送装置に関する。
上記用紙給送装置は、例えば、原稿トレイに積載収容された用紙(原稿)を読み取り部に向けて順次搬出するため、あるいは、給紙トレイに積載収容された記録用紙を画像形成部に向けて順次搬出するために使用される。
従来では、用紙の送りミスや重送(2枚送り)が発生しないように、例えば、トレイ上に積載された用紙の最上部の高さを接触式のセンサで検出し、当該センサの情報に基づいて、位置固定のピックアップローラに対して用紙の最上部が一定距離になる位置(基準位置)にトレイを昇降させ、さらに、送り出した用紙の搬送時間の実測値と基準値の大小比較に基づいてトレイの上下位置を微調整して、上記ピックアップローラと用紙間の給紙圧を一定に保つように制御している(特許文献1参照)。
また、特許文献2及び特許文献3には、用紙の送りミスや重送を防止するために、用紙に対するピックアップローラの給紙圧を変化させることができるローラ加圧手段の技術が開示されている。
特開平6−1489号公報 特開2000−118746号公報 特開平6−16260号公報
しかし、特許文献1に記載の装置では、直接、用紙の上下位置を検出しているため、用紙表面にシワや折れなどが生じている場合は、用紙の位置検出に誤差が発生して、ピックアップローラと用紙間の給紙圧が安定しないおそれがある。また、特許文献2及び特許文献3に記載の装置では、ローラ加圧手段を有しているために、構造が複雑でコストアップになるとともに故障の原因になるおそれがある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、適正な状態で用紙搬送するために、簡素な構成を用いて、ピックアップローラと用紙間の給紙圧を調整すると共に、送り出された用紙の捌き効果を調整することが可能となる用紙給送装置を提供することである。
上記目的を達成するための本発明に係る用紙給送装置の第一特徴構成は、用紙を積載収容するトレイと、トレイの上方に位置してトレイに積載された用紙を送り出すピックアップローラと、トレイの位置が該トレイ上に積載された用紙の積載量に応じた基準位置となるように昇降させるトレイ昇降手段とが設けられた用紙給送装置であって、ピックアップローラによって送り出された用紙の送り出し経路に位置し且つ用紙の送り出し方向の下流側ほど高さが高くなる傾斜面を有する用紙捌き部と、ピックアップローラによって送り出された用紙の搬送状態を検出する搬送状態検出手段と、該搬送状態検出手段の検出情報に基づいて、トレイの位置が前記基準位置に対して上昇又は下降するようにトレイ昇降手段を作動させるトレイ昇降制御を実行する制御手段とが設けられている点にある。
すなわち、トレイ昇降手段によって、用紙を積載収容するトレイがトレイ上に積載された用紙の積載量に応じた基準位置に昇降された状態で、トレイの上方に位置するピックアップローラによってトレイから送り出された用紙が、用紙の送り出し経路に位置し且つ用紙の送り出し方向の下流側ほど高さが高くなる傾斜面を有する用紙捌き部に当接して捌かれた後、用紙の送り出し方向の下流側に搬送される。そして、搬送状態検出手段によって、ピックアップローラによって送り出された用紙の搬送状態が検出され、この用紙の搬送状態の検出情報に基づいて、トレイの位置が前記基準位置に対して上昇又は下降するようにトレイ昇降手段を作動させるトレイ昇降制御が実行される。
例えば、上記用紙の搬送ミスが生じた場合には、トレイの位置を基準位置よりも上昇させて、用紙捌き部の傾斜面に当接する用紙の位置を上げて用紙が傾斜面から上方に外れ易くすることで捌き効果を弱くし、用紙の搬送を容易にする。一方、用紙を複数枚重なった状態で搬送した場合(重送)には、トレイの位置を基準位置よりも下降させて、用紙捌き部の傾斜面に当接する用紙の位置を下げて用紙が傾斜面から上方に外れ難くすることで用紙の捌き効果を強くし、用紙の重送を防止する。
従って、用紙を適正な状態で搬送するために、簡素な構成を用いて、ピックアップローラにより送り出された用紙の捌き効果を調整することが可能となる用紙給送装置が提供される。
同第二特徴構成は、上記第一特徴構成に加えて、前記制御手段が、前記トレイ昇降制御において、用紙の送りミスが検出されたときは前記トレイの位置を前記基準位置より設定量上昇させ、用紙の重送が検出されたときは前記トレイの位置を前記基準位置より設定量下降させる点にある。
すなわち、用紙の送りミスが検出されたときは、トレイの位置を設定量上昇させることで、用紙捌き部の傾斜面に当接する用紙の位置を上部側に上げて用紙が傾斜面から上方に外れ易くすることで捌き効果を弱くして、用紙の送りミスを確実に防止する。一方、重送が検出されたときは、トレイの位置を設定量下降させて、用紙捌き部の傾斜面に当接する用紙の位置を下部側に下げて用紙が傾斜面から上方に外れ難くすることで用紙の捌き効果を強くして、重送を確実に防止する。
従って、用紙の送りミスや重送を確実に防止することが可能となる用紙給送装置の好適な実施形態が提供される。
同第三特徴構成は、上記第一または第二の特徴構成に加えて、前記ピックアップローラの上限位置及び下限位置を規制し、又は前記ピックアップローラの位置を所定位置に固定する規制手段が設けられている点にある。
すなわち、ピックアップローラの上限位置及び下限位置を規制する形態では、トレイの位置を上昇させると、上昇するトレイ上の用紙に押されてピックアップローラの位置も上昇するが、上限位置に達するとピックアップローラの上昇が規制されるので、トレイの更なる上昇によりピックアップローラと用紙間の給紙圧は増加する。これにより、ピックアップローラによる用紙の送り出し力を強くし、用紙の搬送をより確実にして送りミスを防止する。一方、トレイの位置を下降させると、下降するトレイ上の用紙の位置が下がるのでピックアップローラの位置も下降するが、下限位置に達するとピックアップローラの下降が規制されるので、トレイの更なる下降によりピックアップローラと用紙間の給紙圧は減少する。これにより、ピックアップローラによる用紙の送り出し力を弱くし、用紙の重送を防止する。
また、ピックアップローラの位置を所定位置に固定する形態では、トレイの位置を上昇させると、ピックアップローラの位置が固定されているので、トレイの上昇により直ちにピックアップローラと用紙間の給紙圧は増加する。これにより、ピックアップローラによる用紙の送り出し力を強くし、用紙の搬送をより確実にして送りミスを防止する。一方、トレイの位置を下降させると、ピックアップローラの位置が固定されているので、トレイの下降により直ちにピックアップローラと用紙間の給紙圧は減少する。これにより、ピックアップローラによる用紙の送り出し力を弱くし、用紙の重送を防止する。
従って、トレイの昇降によるピックアップローラと用紙間の給紙圧の増減調整の効果を高めることができる用紙給送装置の好適な実施形態が提供される。
同第四特徴構成は、上記第三特徴構成に加えて、前記ピックアップローラが弾性変形可能に構成されている点にある。
すなわち、ピックアップローラが上限位置で規制され又は所定位置で固定された状態でトレイの位置を上昇させたとき、弾性変形可能なピックアップローラがトレイ上の用紙から押圧力を受けて圧縮されて押圧力の一部を吸収するので、ピックアップローラと用紙間の給紙圧は緩やかに増加する。一方、ピックアップローラが下限位置で規制され又は所定位置で固定された状態でトレイの位置を下降させたとき、弾性変形可能なピックアップローラを下側から押圧していたトレイ上の用紙の位置が下がるので、弾性変形により圧縮されていたピックアップローラが圧縮前の状態に戻る過程で圧力が徐々に小さくなり、ピックアップローラと用紙間の給紙圧は緩やかに減少する。
従って、トレイの昇降によるピックアップローラと用紙間の給紙圧の増減調整を緩やかに行うことができる用紙給送装置の好適な実施形態が提供される。
同第五特徴構成は、上記第一から第四の特徴構成に加えて、前記トレイの位置が該トレイ上に積載された用紙の積載量に応じた基準位置にあるか否かを検出するトレイ位置検出手段が設けられ、前記制御手段が、前記トレイ昇降制御を実行する前に、前記トレイ位置検出手段の検出情報に基づいて、前記トレイが前記基準位置に位置するように前記トレイ昇降手段を作動させる点にある。
すなわち、トレイ位置検出手段によってトレイの位置が該トレイ上に積載された用紙の積載量に応じた基準位置にあるか否かが検出され、前記用紙の搬送状態の検出情報に基づくトレイ昇降制御を実行する前に、上記トレイ位置検出手段の検出情報に基づいてトレイがトレイ上に積載された用紙の積載量に応じた基準位置に位置するように前記トレイ昇降手段が作動される。
従って、トレイが用紙の積載量に応じた基準位置にあるか否かの実測情報に基づいてトレイを確実に基準位置に位置させた後、用紙の搬送状態の検出情報に基づくトレイ昇降制御を開始させることで、当該トレイ昇降制御を適正に実行することができる用紙給送装置の好適な実施形態が提供される。
本発明に係る用紙給送装置の実施形態について、自動原稿送り装置に適用した場合を例として説明する。
図1及び図2に示すように、自動原稿送り装置には、用紙としての原稿Pを積載収容するトレイ1と、トレイ1の上方に位置してトレイ1に積載された原稿Pを送り出すピックアップローラ2とが設けられ、ピックアップローラ2で送り出された原稿Pは、分離部6で1枚ずつ分離され、レジストローラ7によって原稿Pの先端のスキュー補正が行われた後、大径搬送ローラ8とその周囲に配置した小径搬送ローラ9,10によって読取位置YBに搬送されて情報が読み取られ、さらに、排出ローラ11によって排出される。
上記ピックアップローラ2は弾性変形可能に構成されている。具体的には、内部が中空の硬質のゴム材料で構成するか、あるいは、中空ではない軟質の弾性ゴム材料等で構成することができる。
前記ピックアップローラ2によって送り出された原稿Pの送り出し経路に位置し且つ原稿Pの送り出し方向の下流側ほど高さが高くなる傾斜面3aを有する用紙捌き部3が設けられている。すなわち、ピックアップローラ2によって送り出された原稿Pは傾斜面3aに当たることによって捌かれた後、上方にガイドされ、傾斜面3aの上端に連なる平面に達してから分離部6に向けて搬送される。
上記分離部6は上側の送りベルト6aと下側のローラパッド6bで構成され、基端部(図1、図2で左側)周りに揺動自在なホルダ5の先端部に前記ピックアップローラ2が保持されるとともに、上記分離部6の送りベルト6aがホルダ5の基端部側に保持されている。なお、ホルダ5は、上方側を覆うカバー12に対して相対的に上下動する。また、分離部6のローラパッド6bの位置は固定されている。
上記分離部6よりも搬送方向下流側位置に第1給紙スイッチ(フィードスイッチ)SW1が設けられ、レジストローラ7よりも搬送方向下流側位置に第2給紙スイッチ(レジストスイッチ)SW2が設けられ、さらに、前記読取位置YBよりも搬送方向上流側位置にタイミングスイッチSW3が設けられている。そして、上記第1給紙スイッチSW1と第2給紙スイッチSW2によって、ピックアップローラ2で送り出された原稿の搬送状態を検出する搬送状態検出手段200が構成されている。
図3に示すように、前記トレイ1の位置が該トレイ上に積載された用紙の積載量に応じた基準位置となるように昇降させるトレイ昇降手段100が設けられている。具体的には、トレイ昇降手段100は、リフトモータM1とこのリフトモータM1の回転運動をリフト板1Aの上下移動に変換するギア機構等(図示せず)によって構成される。
また、前記トレイ1の位置が該トレイ上に積載された用紙の積載量に応じた基準位置にあるか否かを検出するトレイ位置検出手段400が設けられている。具体的には、トレイ昇降手段100によってトレイ1が上昇され、トレイ上に積載された原稿Pの上面部がピックアップローラ2に当たると、ピックアップローラ2が押されて弾性変形(圧縮)するとともに、ピックアップローラ2を保持するホルダ5がカバー12に対して上側に移動する。そして、上記トレイ位置検出手段400は、ホルダ5の上下位置がカバー12に対して所定位置(ホーム位置)のときにオンするようにカバー12に設けた光電式のホームポジションセンサHSで構成されている。即ち、当該ホームポジションセンサHSがオンするときにトレイ1が基準位置にあることが検出される。
さらに、前記ピックアップローラ2の上限位置及び下限位置を規制する規制手段4が設けられている。具体的には、規制手段4は、ホルダ5に当接してホルダ5の上方への移動を阻止する上側規制部材4Aと、ホルダ5に当接してホルダ5の下方への移動を阻止する下側規制部材4Bとで構成されている。そして、ホルダ5が前記上側規制部材4Aと下側規制部材4Bによる各当接位置の中間位置のときに、前記ホームポジションセンサHSがホーム位置を検出するように設定している。ここで、下限位置はホームポジションセンサHSのホーム位置より下側に位置していればよいが、上限位置については、トレイ1を上昇させたときに、ホームポジションセンサHSがホーム位置を検出してからリフトモータM1が停止作動して実際に停止するまでのタイムラグ分(オーバーランの距離)が発生しても上限位置に達しないだけの余裕が必要である。
前記ピックアップローラ2を回転駆動し且つ前記送りベルト6aを送り作動させる給紙モータM2と、前記レジストローラ7を回転駆動するレジストモータM3と、前記搬送ローラ8を回転駆動する搬送モータM4が設けられている。
マイクロコンピュータ等によって構成された制御部15が設けられ、この制御部15に、前記第1給紙スイッチSW1、第2給紙スイッチSW2、タイミングスイッチSW3及びホームポジションセンサHSの各検出情報が入力され、制御部15からは、前記リフトモータM1、給紙モータM2、レジストモータM3及び搬送モータM4に対する各駆動信号が出力されている。
そして、上記制御部15を利用して、前記搬送状態検出手段200の検出情報に基づいて、トレイ1の位置が前記基準位置に対して上昇又は下降するように前記トレイ昇降手段100を作動させるトレイ昇降制御を実行する制御手段300が構成され、当該制御手段300は、上記トレイ昇降制御を実行する前に、前記トレイ位置検出手段400の検出情報に基づいて、前記トレイ1が前記基準位置に位置するように前記トレイ昇降手段100を作動させる。
具体的には、上記制御手段300は、前記トレイ昇降制御において、原稿Pの送りミスが検出されたときは前記トレイ1の位置を前記基準位置より設定量上昇させ、原稿Pの重送が検出されたときは前記トレイ1の位置を前記基準位置より設定量下降させる。ここで、トレイ1の設定昇降量は、例えば用紙10枚厚さに相当する距離(1mm程度)に設定される。
図4に、トレイ1の位置を上限位置(ホルダ5が上側規制部材4Aに当接した位置)まで上昇させた状態を示す。この上限位置では、トレイ1の最上部の原稿Pは捌き部材3の傾斜面3aの上端付近に位置しているので、捌き部材3による捌き効果が弱くなり、同時に、ピックアップローラ2による給紙圧が大きくなって原稿Pの送りミスが防止される。図5に、トレイ1の位置を下限位置(ホルダ5が下側規制部材4Bに当接した位置)まで下降させた状態を示す。この下限位置では、トレイ1の最上部の原稿Pは捌き部材3の傾斜面3aの下端側に位置しているので、捌き部材3による捌き効果が強くなり、同時に、ピックアップローラ2による給紙圧が小さくなって原稿Pの重送が防止される。
図6〜図8に、前記制御手段300による給紙動作の制御フローを示す。
先ず、トレイ1が下降された状態で原稿(用紙)Pがセットされると、リフトモータM1を作動させてリフト板1Aを上昇させ、前記ホームポジションセンサHSがオンした後、リフト板1Aの上昇を停止させる(#1〜#4)。
次に、用紙送出信号(DFSTART)を受信すると、給紙モータM2を作動させるとともに、給紙モータパルスカウント(PCFM1)を開始する。そして、給紙モータパルスカウント(PCFM1)がカウントアップする前に、第1給紙スイッチSW1がオンしたときは正常に原稿が搬出されているので、給紙モータM2をさらに給紙モータパルスカウント(PCFM2)がカウントアップするまで作動させて、レジストローラ7において用紙のたわみ状態を形成する(#5〜#7、#14〜#15)。以上で、一次給紙を終了する。
一方、給紙モータパルスカウント(PCFM1)がカウントアップする前に、第1給紙スイッチSW1がオンしないときは正常に原稿が搬出されていないので、リフトモータM1を設定量作動させてリフト板1Aを上昇させた後(#8〜#9)、リトライ制御を2回行うまでは、いったん給紙モータM2を停止(但し励磁はオン)させてから作動させるとともに、給紙モータパルスカウント(PCFM1)を開始し、給紙モータパルスカウント(PCFM1)がカウントアップする前に、第1給紙スイッチSW1がオンするか否かの判断に戻る(#10〜#12、#7)。上記#11〜#12、#7のフローがリトライ制御に対応する。
上記リトライ制御を1回行っても、給紙モータパルスカウント(PCFM1)がカウントアップする前に、第1給紙スイッチSW1がオンしないときは、さらにリフトモータM1を設定量作動させてリフト板1Aを上昇させて、2回目のリトライ制御を行う(#8〜#12、#7)。そして、上記1回又は2回のリトライ制御の結果、給紙モータパルスカウント(PCFM1)がカウントアップする前に、第1給紙スイッチSW1がオンしたときは、正常な搬送フローに移る(#14)。一方、リトライ制御を2回行っても正常に原稿が搬出されない場合はジャムと判断して給紙動作を停止する(#13)。
上記の一次給紙の後、レジストモータM3と搬送モータM4を作動させるとともに、レジストモータパルスカウント(PCRM1)を開始する。そして、レジストモータパルスカウント(PCRM1)がカウントアップする前に、第2給紙スイッチSW2がオンしたときは正常に原稿が搬送されているので、タイミングスイッチSW3がオンするのを待つフローに移る(#16〜#18、#25)。
一方、レジストモータパルスカウント(PCRM1)がカウントアップする前に、第2給紙スイッチSW2がオンしないときは正常に原稿が搬送されていないので、下記のリトライ制御を5回行う。すなわち、先ずレジストモータM3を停止(但し励磁はオン)させてから、給紙モータM2を給紙モータパルスカウント(PCFM3)がカウントアップするまで作動させて停止させた後、レジストモータM3を作動させるとともに、レジストモータパルスカウント(PCRM1)を開始し、レジストモータパルスカウント(PCRM1)がカウントアップする前に、第2給紙スイッチSW2がオンするか否かの判断に戻る(#19〜#23、#18)。そして、上記リトライ制御を5回行っても正常に原稿が搬送されない場合はジャムと判断して給紙動作を停止する(#24)。
原稿が正常に搬送されたときは、タイミングスイッチSW3がオンした後、搬送モータの設定パルスカウント(JAMカウント)以内に、第1給紙スイッチSW1と第2給紙スイッチSW2のいずれがオフ状態になるかを判断し、第1給紙スイッチSW1がオフ状態になったときは原稿が正常に搬送されていると判断されるので、レジストモータM3を停止させ、トレイ1に原稿がセットされていれば最初(#6)に戻る(#25〜#29)。
トレイ1に原稿がセットされていなければ、タイミングスイッチSW3がオフした後、搬送モータM4を搬送モータパルスカウント(PCCM1)がカウントアップするまで作動させてから停止させ、レジストモータM3と搬送モータM4の励磁をオフする(#29〜#33)。
一方、搬送モータの設定パルスカウント(JAMカウント)以内に、第2給紙スイッチSW2がオフ状態になったとき(第1給紙スイッチSW1はオン状態)は原稿が重送されていると判断されるので、レジストモータM3を停止させ、リフトモータM1を作動させてトレイ1を下降させた後、レジストモータM3による搬送動作のフロー(#16)に戻る(#27、#34〜#36)。
また、タイミングスイッチSW3がオンした後、搬送モータの設定パルスカウント(JAMカウント)以内に、第1給紙スイッチSW1と第2給紙スイッチSW2のいずれもオフ状態にならないときは、ジャムと判断して給紙動作を停止する(#26、#37)。
〔別実施形態〕
次に、本発明に係る用紙給送装置の別実施形態について説明する。
上記実施形態では、規制手段4がピックアップローラ2の上限位置及び下限位置を規制して上限位置と下限位置の間で上下位置を変更できるように構成したが、これ以外に、規制手段4がピックアップローラ2の位置を所定位置に固定する構成でもよい。
上記実施形態では、トレイ1においてリフト板1Aが平行状態で上下動する構成としたが、これ以外に、基端部を支点として先端部が上下に揺動する構成でもよい。
上記実施形態では、搬送状態検出手段200が用紙の送りミスと用紙の重送を検出する構成としたが、これ以外に、送りミスに至らない用紙搬送の遅れや、重送に至らない用紙搬送の進み状態を検出する構成でもよい。
そして、制御手段300が、上記搬送状態検出手段200によって検出される用紙搬送の遅れ状態の検出に基づいて、トレイ1の上昇操作量を送りミスの場合よりも少なくし、又、進み状態の検出に基づいて、トレイ1の下降操作量を重送の場合よりも多くするようなトレイ昇降制御を実行してもよい。
本発明の用紙給送装置は、自動原稿送り装置に使用でき、また、プリンタ等においてカセット等に収容された用紙を画像形成部に送り出すものに使用できる。
本発明に係る用紙給送装置の構成を示す側面図 本発明に係る用紙給送装置の主要部を示す側面図 本発明に係る用紙給送装置の制御ブロック図 本発明に係る用紙給送装置の動作状態を示す側面図 本発明に係る用紙給送装置の動作状態を示す側面図 本発明に係る用紙給送装置の制御作動のフローチャート 本発明に係る用紙給送装置の制御作動のフローチャート 本発明に係る用紙給送装置の制御作動のフローチャート
符号の説明
1 トレイ
2 ピックアップローラ
3 用紙捌き部
3a 傾斜面
4 規制手段
100 トレイ昇降手段
200 搬送状態検出手段
300 制御手段
400 トレイ位置検出手段
P 用紙

Claims (5)

  1. 用紙を積載収容するトレイと、前記トレイの上方に位置してトレイに積載された用紙を送り出すピックアップローラと、前記トレイの位置が該トレイ上に積載された用紙の積載量に応じた基準位置となるように昇降させるトレイ昇降手段とが設けられた用紙給送装置であって、
    前記ピックアップローラによって送り出された用紙の送り出し経路に位置し且つ用紙の送り出し方向の下流側ほど高さが高くなる傾斜面を有する用紙捌き部と、前記ピックアップローラによって送り出された用紙の搬送状態を検出する搬送状態検出手段と、前記搬送状態検出手段の検出情報に基づいて、前記トレイの位置が前記基準位置に対して上昇又は下降するように前記トレイ昇降手段を作動させるトレイ昇降制御を実行する制御手段とが設けられている用紙給送装置。
  2. 前記制御手段が、前記トレイ昇降制御において、用紙の送りミスが検出されたときは前記トレイの位置を前記基準位置より設定量上昇させ、用紙の重送が検出されたときは前記トレイの位置を前記基準位置より設定量下降させる請求項1記載の用紙給送装置。
  3. 前記ピックアップローラの上限位置及び下限位置を規制し、又は前記ピックアップローラの位置を所定位置に固定する規制手段が設けられている請求項1又は2記載の用紙給送装置。
  4. 前記ピックアップローラが弾性変形可能に構成されている請求項3記載の用紙給送装置。
  5. 前記トレイの位置が該トレイ上に積載された用紙の積載量に応じた基準位置にあるか否かを検出するトレイ位置検出手段が設けられ、
    前記制御手段が、前記トレイ昇降制御を実行する前に、前記トレイ位置検出手段の検出情報に基づいて、前記トレイが前記基準位置に位置するように前記トレイ昇降手段を作動させる請求項1〜4のいずれか1項に記載の用紙給送装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7845631B2 (en) 2006-01-30 2010-12-07 Kyocera Mita Corporation Transporting device and image forming apparatus

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