JP2005186205A - 多面加工用工作機械、および多面加工方法 - Google Patents

多面加工用工作機械、および多面加工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 様々な多面加工を効率よく行うことのできる多面加工用工作機械、および多面加工方法を提案すること。
【解決手段】 多面加工用工作機械1では基準姿勢において主軸21の方に向くワークWの第1の端面W1を加工する第1の端面加工と、第2の回転割り出し機構42によってワーク軸線AをZ軸に直交する方向に向かせた状態で、第1の回転割り出し機構41によってワークWをワーク軸線A周りに回転させてワークWの外周側面W3〜W6を加工する周面加工と、ワーク反転ユニット5によってクランプ機構51に保持されたワークWを基準姿勢から反転させて第2の端面W2を加工する第2の端面加工とを行う。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ワークの外周面の全面を加工する多面加工用工作機械に関するものである。さらに詳しくは、ワークを反転させることにより、工作機械にチャックされていた部分まで加工することができる多面加工用工作機械に関するものである。
工作機械では、ワークをチャッキング機構などのワーク保持機構で保持した状態で、主軸に保持された工具でワークを加工する。その際、ワーク保持機構に対して各種割り出し機構を設ければ、ワークに対する加工位置を切り替え、制御できるが、割り出し機構を設けただけでは、ワークの6面を加工するのは不可能である。
そこで、ワークに対するチャッキング機構に開口を設け、この開口を介してワークのチャックされている面を加工することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、2つのチャッキング機構と当該2つのチャッキング機構のそれぞれに割り出しユニットを備えることにより、1工程で6面の加工が可能な工作機械も案出されている。この工作機械は、ワークを第1のチャッキング機構で保持してワークの側面4面を加工した後、ワークを第2のチャッキング機構に渡して残りの上下2面を加工する構成が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開昭62−9839号公報 特開平5−116001号公報
しかしながら、引用文献1に記載の工作機械では、チャッキング機構において開口から露出していない部分には加工を施すことができないので、加工対象位置などに大きな制約がある。また、引用文献2に記載の工作機械では、ワークの6面を加工する場合に限らず、5面を加工する場合でも、2つのチャッキング機構の間でワークの受け渡しを行う必要があるため、加工効率が低いという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、様々な多面加工を効率よく行うことのできる多面加工用工作機械、および多面加工方法を提案することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る多面加工用工作機械では、互いに直交する3方向をX軸、Y軸、Z軸としたときに、Z軸に平行な軸線周りに回転可能な工具保持用の主軸と、基準姿勢においてワーク軸線がZ軸に平行に向くようにワークを保持する第1のワーク保持機構、該第1のワーク保持機構に対してワーク軸線周りの回転割り出しを行う第1の回転割り出し機構、および前記第1のワーク保持機構に対してY軸に平行な第1の軸線周りに回転割り出しを行ってワーク軸線をZ軸に直交する方向に向かせる第2の回転割り出し機構を備えた割り出しユニットと、前記第1のワーク保持機構との間でワークの授受を行う第2のワーク保持機構を備え、該第2のワーク保持機構によってZ軸に平行にワーク軸線を向けるように保持したワークをX軸に平行な第2の軸線周りに回転させてワークの向きを反転させるワーク反転ユニットとを有することを特徴とする。
本発明に係る多面加工用工作機械では、前記主軸に保持された工具により、基準姿勢において前記主軸の方に向くワークの第1の端面を加工する第1の端面加工と、前記主軸に保持された工具により、前記第2の回転割り出し機構によってワーク軸線をZ軸に直交する方向に向かせた状態で、前記第1の回転割り出し機構によってワークをワーク軸線周りに回転させてワークの周面を加工する周面加工と、前記主軸に保持された工具により、前記ワーク反転ユニットにおいて前記第2のワーク保持機構に保持されたワークを基準姿勢から反転させて前記第1の端面に対向するワークの第2の端面を加工する第2の端面加工とを行うことができる。従って、1台の工作機械でワークの6面に対する加工を連続して行うことができる。また、回転割り出し動作、ワークの受け渡し動作、および反転動作を利用して多面加工を行うので、チャッキング機構の開口から加工を行う構成と違って、加工対象位置に対する制約がない。さらに、第1の端面加工と周面加工とによって5面加工を行うことができ、このような5面加工については、2つのワーク保持機構の間でワークを受け渡さなくても、第1のワーク保持機構にワークを保持させたまま、連続して行うことができる。従って、5面加工については、効率よく加工することができる。
本発明において、前記第2の回転割り出し機構は、ワーク軸線がZ軸およびX軸の双方に斜めとなる途中位置への回転割り出しも可能であることが好ましい。このように構成すると、ワークに対して斜め加工を行うことができる。
本発明において、前記主軸には、当該主軸をX軸、Y軸およびZ軸の方向に移動させる3軸移動ユニットが構成され、前記ワーク反転ユニットには、前記第2のワーク保持機構をX軸およびZ軸の方向に移動させる2軸移動ユニットが構成され、前記割り出しユニットにおいて前記第2の回転割り出し機構がワークに回転割り出しを行う際のワークのY軸方向における位置、前記第1の軸線のY軸方向における位置、および前記第2の軸線のY軸方向における位置が一致していることが好ましい。このように構成すると、ワークのY方向における位置制御が不要であるため、加工効率および加工精度を向上することができる。また、ワーク反転ユニットおよび割り出しユニットに対して、Y方向への移動機構を設ける必要がないので、工作機械の構成を簡略化できる。
本発明において、前記第1のワーク保持機構に保持されるワークは、例えば、長尺の棒状ワークであり、前記主軸に保持される工具には、当該棒状ワークを切断するための切断工具が含まれ、前記第2のワーク保持機構には、当該切断工具によって前記棒状ワークから切り離されたワークが保持される。すなわち、前記第1のワーク保持機構に対して長尺の棒状ワークを保持させて、当該長尺の棒状ワークの状態で前記第1の端面加工および前記周面加工を行い、次に、前記第1のワーク保持機構に保持された前記長尺の棒状ワークの先端側を前記第2のワーク保持機構で保持した状態で、前記主軸に保持された切断工具により、前記第1のワーク保持機構による保持位置と前記第2のワーク保持機構による保持位置との間で前記長尺の棒状ワークを切断してワークを切り離し、しかる後に、前記第2の端面加工を行う。このように構成した場合には、長尺の棒状ワークから、6面加工を施したワークを順次、製作することができる。
本発明に係る多面加工用工作機械では、それ1台で、基準姿勢において主軸の方に向くワークの第1の端面に対する第1の端面加工と、ワーク軸線をZ軸に直交する方向に向かせた状態でワークを回転させてのワークの周面に対する周面加工と、ワークを基準姿勢から反転させてのワークの第2の端面に対する第2の端面加工とを行うことができるので、ワークの6面に対する加工を連続して効率よく行うことができる。また、回転割り出し動作、ワークの受け渡し動作、およびワークの反転動作を利用して多面加工を行うので、加工対象位置に対する制約がない。さらに、5面加工については、ワークを第1のワーク保持機構に保持させたまま、連続して行うことができ、加工効率がよい。
図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
(多面加工用工作機械の構成)
図1は、本発明を適用した多面加工用工作機械を示す平面図である。なお、図1および以下の説明において、互いに直交する3方向をX軸、Y軸およびZ軸とし、本形態では、主軸を先端側からみた状態における水平方向をX軸、垂直方向をY軸、主軸の軸線方向をZ軸として説明する。
図1において、本発明の多面加工用工作機械1は、Z軸と平行な軸線周りに回転可能な主軸21と、この主軸21を搭載した横型コラム移動ユニット2と、ワークWをチャックするチャッキング機構3(第1のワーク保持機構)と、このチャッキング機構3に対するインデックスユニット4(回転割り出しユニット)と、チャッキング機構3との間でワークの授受を行うクランプ機構51(第2のワーク保持機構)とを有している。
主軸21に対しては、NC装置のプログラムの指令により動作する自動工具交換装置23が構成されており、この自動工具交換装置23は、NC装置からの指令に基づいて、主軸21に装着される工具を所望のものに交換可能である。横型コラム移動ユニット2は、主軸21の位置をX軸、Y軸およびZ軸の方向に移動させる3軸移動機構を備えている。このような3軸移動機構としては周知なものを用いることができるので、その説明を省略する。
チャッキング機構3は、基準姿勢においてワーク軸線AがZ軸に平行に向くようにワークWを保持している。インデックスユニット4には、チャッキング機構3に対してワーク軸線A周りの回転割り出しを行う第1の回転割り出し機構41と、第1のワーク保持機構41に対してY軸に平行な第1の軸線B周りに回転割り出しを行ってワーク軸線AをZ軸に平行に向く基準姿勢からZ軸に直交する方向に向く姿勢へと移行させる第2の回転割り出し機構42とを備えている。
本形態において、第2の回転割り出し機構42は、ワーク軸線A上の所定位置を第1の軸線Bとしてチャッキング機構3の回転割り出しを行う。また、第2の回転割り出し機構42は、ワーク軸線AをZ軸に平行に向く基準姿勢と、Z軸に直交する方向に向く姿勢との間の途中姿勢、すなわち、ワーク軸線AがX軸およびZ軸の双方に対して斜め姿勢となる中間姿勢への回転割り出しも可能である。
本形態において、クランプ機構51に対しては、X軸と平行な第2の軸線C周りに回転させて、クランプ機構51が保持するワークWをZ軸方向において反転させるワーク反転ユニット5が構成されている。また、ワーク反転ユニット5には、クランプ機構51をX軸およびZ軸の方向に移動させる2軸移動ユニット50が構成されている。このような2軸移動ユニット50としては周知なものを用いることができるので、その説明を省略する。
ここで、インデックスユニット4において第2の回転割り出し機構42がワークWに回転割り出しを行う際のワークWのY軸方向における位置(高さ位置)、第1の回転割り出し機構41が回転割り出しを行う際に回転中心軸線となるワーク軸線AのY軸方向における位置(高さ位置)、およびワーク反転ユニット5がクランプ機構51を反転させるときの回転中心軸線となる第2の軸線CのY軸方向における位置(高さ位置)が一致している。従って、ワークWは、回転割り出しおよび反転がなされる際、同一の高さ位置で行われることになる。
(ワークに対する6面加工方法)
図2は、本発明を適用した多面加工用工作機械において6面加工が施されるワークの一例を示す説明図である。図3(A)〜(D)は、本発明を適用した多面加工用工作機械において、図2に示すワークに6面加工を施す動作の説明図である。
本形態の多面加工用工作機械1において加工対象となるワークWは、例えば、図2に示すような直方体形状を有しており、その第1の端面W1、それに対向する第2の端面W2、および外周側面W3〜W6に対して穴あけ加工を施す。ここで、ワークWは、長尺の棒状ワークW0として供給され、その先端部分を切り落とした部分である。
まず、本形態では、図3(A)に示すように、背面側からチャッキング装置3に供給された長尺状の棒状ワークW0は、先端側を主軸21の側に向けて所定寸法だけ突き出た状態にチャッキング装置3に保持される。
この状態がワークの基準姿勢であり、この状態で、主軸21に保持された穴あけ工具61は、主軸21の方に向く棒状ワークW0の第1の端面W1を加工する(第1の端面加工)。その際、第1の端面W1上の加工位置は、NC装置からの指令によって、横型コラム移動ユニット2の3軸移動機構が穴あけ工具61をX軸方向およびY軸方向に移動させることにより制御され、加工深さの制御は、NC装置からの指令によって、横型コラム移動ユニット2の3軸移動機構が穴あけ工具61のZ軸方向への移動距離を制御することにより行われる。
次に、図3(B)に示すように、第2の回転割り出し機構42は、ワーク軸線AをZ軸に直交する方向、すなわち、X軸に平行に向かせる。この状態で、周面加工が行われる。すなわち、棒状ワークW0は、基準姿勢から、ワーク軸線AをZ軸に直交する方向に割り出された状態で第1の外周側面W3を主軸21の側に向けているので、主軸21に保持された穴あけ工具61は、まず、棒状ワークW0の第1外周側面W3を加工する。次に、第1回転割り出し機構41が棒状ワークW0をワーク軸線A周りに90°回転させると、第2の外周側面W4が主軸21の側に向くので、主軸21に保持された穴あけ工具61は、棒状ワークW0の第2の外周側面W4を加工する。さらに、第1回転割り出し機構41が棒状ワークW0をワーク軸線A周りに90°回転させると、第3の外周側面W5が主軸21の側に向くので、主軸21に保持された穴あけ工具61は、棒状ワークの第3の外周側面W5を加工する。さらに、第1回転割り出し機構41が棒状ワークW0をワーク軸線A周りに90°回転させると、第4の外周側面W6が主軸21の側に向くので、主軸21に保持された穴あけ工具61は、棒状ワークW0の第4の外周側面W6を加工する。その結果、棒状ワークW0の外周側面全体が加工される。このような周面加工を行う際、各外周側面W3〜W6に対する各加工位置は、NC装置からの指令によって、横型コラム移動ユニット2の3軸移動機構が穴あけ工具61をX軸方向およびY軸方向に移動させることにより制御され、各加工深さの制御は、NC装置からの指令によって、横型コラム移動ユニット2の3軸移動機構が穴あけ工具61のZ軸方向への移動距離を制御することにより行われる。
次に、図3(C)に示すように、第2の回転割り出し機構42は、チャッキング機構3に対して回転割り出しを行って、棒状ワークW0がワーク軸線AをZ軸に平行な方向に向かせた基準姿勢に戻す。
次に、クランプ機構51は、棒状ワークW0の先端部分をクランプする。このようなクランプ動作は、クランプ機構51に対する2軸移動ユニット50によるクランプ機構51のX方向およびZ方向への移動により行われる。その間に、主軸21には、穴あけ工具61に代えて切断工具62が装着される。
そして、切断工具62は、チャッキング機構3の保持位置と、クランプ機構51の保持位置との間で棒状ワークW0を切断する。その結果、棒状ワークW0から切り離された部分が単品のワークWとなる。
次に、図3(D)に示すように、クランプ機構51は、チャッキング機構3からやや離間するようにZ軸方向に移動した後、ワーク反転ユニット5により、X軸に平行な第2の軸線C周りに180°回転する。その結果、ワークWも、第2の軸線C周りに180°回転してZ軸方向における向きが反転し、第1の端面W1と対向する第2の端面W2が主軸21の方に向く。その間に、主軸21には、切断工具62に代えて穴あけ工具61が装着されるので、主軸21に保持された穴あけ工具61は、ワークWの第2の端面W2を加工する(第2の端面加工)。その際、第2の端面W2上の加工位置は、NC装置からの指令によって、横型コラム移動ユニット2の3軸移動機構が穴あけ工具61をX軸方向およびY軸方向に移動させることにより制御され、加工深さの制御は、NC装置からの指令によって、横型コラム移動ユニット2の3軸移動機構が穴あけ工具61のZ軸方向への移動距離を制御することにより行われる。
しかる後には、クランプ機構51は、6面加工が施されたワークWを排出し、元の位置に退避する。また、棒状ワークW0は、後端側から所定寸法だけ主軸21の側に向けて押し出され、再び、図3(A)に示す基準姿勢となる。従って、以降、図3(B)〜(D)を参照して説明した動作を繰り返せば、棒状ワークW0からは、6面加工が施されたワークWが順次、製作されることになる。
(本形態の効果)
以上説明したように、本形態の多面加工用工作機械1、および多面加工方法では、基準姿勢において主軸21の方に向くワークWの第1の端面W1を加工する第1の端面加工と、第2の回転割り出し機構42によってワーク軸線AをZ軸に直交する方向に向かせた状態で、第1の回転割り出し機構41によってワークWをワーク軸線A周りに回転させてワークWの外周側面W3〜W6を加工する周面加工と、ワーク反転ユニット5によってクランプ機構51に保持されたワークWを基準姿勢から反転させて第2の端面W2を加工する第2の端面加工とを行うことができる。従って、1台の工作機械でワークWの6面に対する加工を連続して行うことができる。また、回転割り出し動作、ワークWの受け渡し動作、および反転動作を利用して多面加工を行うので、チャッキング機構の開口から加工を行う構成と違って、加工対象位置に対する制約がない。
さらに、第1の端面加工と周面加工とによって5面加工を行うことができ、このような5面加工については、2つのワーク保持機構の間でワークを受け渡さなくても、チャッキング機構3にワークWを保持させたまま、連続して行うことができる。従って、5面加工については、効率よく加工することができる。
また、本形態において、主軸21には、主軸21をX軸、Y軸およびZ軸の方向に移動させる3軸移動ユニットが構成され、かつ、インデックスユニット4において第2の回転割り出し機構42がワークWに回転割り出しを行う際のワークWのY軸方向における位置(高さ位置)、第1の回転割り出し機構41が回転割り出しを行う際に回転中心軸線となるワーク軸線AのY軸方向における位置(高さ位置)、およびワーク反転ユニット5がクランプ機構51を反転させるときの回転中心軸線となる第2の軸線CのY軸方向における位置(高さ位置)が一致している。このため、ワークWのY方向における位置制御が不要であるため、加工効率および加工精度を向上することができる。また、ワーク反転ユニット5およびインデックスユニット4に対して、Y方向への移動機構を設ける必要がないので、工作機械の構成を簡略化できる。
さらにまた、加工方法の説明は省略するが、第2の回転割り出し機構42は、ワーク軸線AがZ軸およびX軸の双方に斜めとなる途中位置への回転割り出しも可能であるので、ワークWに対して斜め加工を行うことができる。
[その他の実施形態]
上記形態では、チャッキング機構3はワークグリッパーであるが、短尺バー材を扱えるチャッキング機構や、旋削主軸となるチャッキング機構を採用することもできる。
なお、最初から単品のブランク形状で供給されたワークWを加工する場合には、図3(C)を参照して説明した切断工程を省略すればよい。
また、上記形態では直方体のワークの6面の加工を行った例を説明したが、丸棒状ワークの端面および外周側面への加工に本発明を適用してもよい。
本発明を適用した多面加工用工作機械を示す平面図である。 本発明を適用した多面加工用工作機械において6面加工が施されるワークの一例を示す説明図である。 (A)〜(D)は、本発明を適用した多面加工用工作機械において、図2に示すワークに6面加工を施す動作の説明図である。
符号の説明
1 多面加工用工作機械
2 横型コラム移動ユニット
3 チャッキング機構(第1のワーク保持機構)
4 インデックスユニット
5 ワーク反転ユニット
W ワーク
61 穴あけ工具
62 切断工具
23 自動工具交換装置
41 第1の回転割り出し機構
42 第2の回転割り出し機構
50 2軸移動ユニット
51 クランプ機構(第2のワーク保持機構)

Claims (6)

  1. 互いに直交する3方向をX軸、Y軸、Z軸としたときに、
    Z軸に平行な軸線周りに回転可能な工具保持用の主軸と、
    基準姿勢においてワーク軸線がZ軸に平行に向くようにワークを保持する第1のワーク保持機構、該第1のワーク保持機構に対してワーク軸線周りの回転割り出しを行う第1の回転割り出し機構、および前記第1のワーク保持機構に対してY軸に平行な第1の軸線周りに回転割り出しを行ってワーク軸線をZ軸に直交する方向に向かせる第2の回転割り出し機構を備えた割り出しユニットと、
    前記第1のワーク保持機構との間でワークの授受を行う第2のワーク保持機構を備え、該第2のワーク保持機構によってZ軸に平行にワーク軸線を向けるように保持したワークをX軸に平行な第2の軸線周りに回転させてワークの向きを反転させるワーク反転ユニットとを有することを特徴とする多面加工用工作機械。
  2. 請求項1において、前記第2の回転割り出し機構は、ワーク軸線がZ軸およびX軸の双方に斜めとなる途中位置への回転割り出しも可能であることを特徴とする多面加工用工作機械。
  3. 請求項1または2において、前記主軸には、当該主軸をX軸、Y軸およびZ軸の方向に移動させる3軸移動ユニットが構成され、
    前記ワーク反転ユニットには、前記第2のワーク保持機構をX軸およびZ軸の方向に移動させる2軸移動ユニットが構成され、
    前記割り出しユニットにおいて前記第2の回転割り出し機構がワークに回転割り出しを行う際のワークのY軸方向における位置、前記第1の軸線のY軸方向における位置、および前記第2の軸線のY軸方向における位置が一致していることを特徴とする多面加工用工作機械。
  4. 請求項1ないし3のいずれかにおいて、前記第1のワーク保持機構に保持されるワークは長尺の棒状ワークであり、
    前記主軸に保持される工具には、当該棒状ワークを切断するための切断工具が含まれ、
    前記第2のワーク保持機構には、当該切断工具によって前記棒状ワークから切り離されたワークが保持されることを特徴とする多面加工用工作機械。
  5. 互いに直交する3方向をX軸、Y軸、Z軸としたときに、
    Z軸に平行な軸線周りに回転可能な工具保持用の主軸と、
    基準姿勢においてワーク軸線がZ軸に平行に向くようにワークを保持する第1のワーク保持機構、該第1のワーク保持機構に対してワーク軸線周りの回転割り出しを行う第1の回転割り出し機構、および前記第1のワーク保持機構に対してY軸に平行な第1の軸線周りに回転割り出しを行ってワーク軸線をZ軸に直交する方向に向かせる第2の回転割り出し機構を備えた割り出しユニットと、
    前記第1のワーク保持機構との間でワークの授受を行う第2のワーク保持機構を備え、該第2のワーク保持機構によってZ軸に平行にワーク軸線を向けるように保持したワークをX軸に平行な第2の軸線周りに回転させてワークの向きを反転させるワーク反転ユニットとを設け、
    前記主軸に保持された工具により、基準姿勢において前記主軸の方に向くワークの第1の端面を加工する第1の端面加工と、
    前記主軸に保持された工具により、前記第2の回転割り出し機構によってワーク軸線をZ軸に直交する方向に向かせた状態で、前記第1の回転割り出し機構によってワークをワーク軸線周りに回転させてワークの周面を加工する周面加工と、
    前記主軸に保持された工具により、前記ワーク反転ユニットにおいて前記第2のワーク保持機構に保持されたワークを基準姿勢から反転させて前記第1の端面に対向するワークの第2の端面を加工する第2の端面加工とを行うことを特徴とする多面加工方法。
  6. 請求項5において、前記第1のワーク保持機構に対して長尺の棒状ワークを保持させて、当該長尺の棒状ワークの状態で前記第1の端面加工および前記周面加工を行い、
    次に、前記第1のワーク保持機構に保持された前記長尺の棒状ワークの先端側を前記第2のワーク保持機構で保持した状態で、前記主軸に保持された切断工具により、前記第1のワーク保持機構による保持位置と前記第2のワーク保持機構による保持位置との間で前記長尺の棒状ワークを切断してワークを切り離し、
    しかる後に、前記第2の端面加工を行うことを特徴とする多面加工方法。
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