JP2005182362A - 看護医療支援装置、方法、及びプログラム - Google Patents

看護医療支援装置、方法、及びプログラム Download PDF

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剛 長枝
Kazuhiro Akiyama
一弘 秋山
Kiyobumi Watanabe
清文 渡辺
Hitoshi Suzuki
等士 鈴木
Yasuyuki Fukuhara
康行 福原
Shinichi Omori
真一 大森
Masashi Kobayashi
将史 小林
Kazuyuki Inokihara
和幸 猪木原
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Abstract

【課題】 患者の実際の経過が予定(予測)からはずれていることに確実、且つ迅速に対応できるように支援するための技術を提供する。
【解決手段】 端末装置104のユーザは、クリニカルパスに従って患者に対する医療行為を行い、その内容を示す実施データを、通信ネットワーク101を介して接続される病院内情報管理システム102に送信させる。その管理システム102は、その実施データを受信すると、対応するクリニカルパスが示す予定から患者の経過がはずれることでバリアンスが発生しているか否か判定し、それが発生していると判定した場合に、メッセージ、或いは対処法をその端末装置104に送信することにより、端末装置104のユーザに、バリアンスが発生していることを通知する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、病院や診療所等の医療施設において患者に対する医療行為を適切に行えるように支援するための技術に関する。
病院や診療所等の医療施設では、患者に対して必要十分な医療を行うことが求められている。現在では、それに加えて、医療の質および生産性の向上もより強く求められるようになっている。それにより、最近では、一定の疾患をもつ患者に対して医療チームによって行わなければならない必要不可欠な医療行為、その実施順序、実施時期をまとめたクリニカルパス(医療予定データ)を導入する医療施設が増えてきている。
クリニカルパスを導入することにより、必要不可欠な医療行為、例えば治療や検査、観察、或いは投薬といった行為を適切なタイミングで順次、行えるようになる。このため、医療の質は常に高く維持することができ、コストは抑えることができる。医療の質を高く維持できることから、患者が医療施設に滞在する日数(在院日数)もより短縮できることとなる。
上記クリニカルパスは通常、標準的なものである。このため、患者が患っている疾患やけがの程度、体力や回復力といった個人差、などによって、そのパスが示す予定が患者の実際の経過に合っていない、つまりバリアンスが生じる場合がある。
そのバリアンスが生じたということは、患者に合わせた形で今後の医療行為を行っていく必要があることを意味する。そのような対応は、患者によっては迅速に行わなければならないことがありえる。医療行為は、施設の資源を使って行う場合もあるから、迅速に対応しないと、資源の運営効率の低下を招く可能性がある。このようなことから、患者の実際の経過が予定(予測)からはずれていた場合には、そのはずれには迅速に対応することが重要であると考えられる。
特開2003−108661号公報
本発明は、患者の実際の経過が予定(予測)からはずれていることに確実、且つ迅速に対応できるように支援するための技術を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様の看護医療支援装置は、治療中の患者に対する医療行為の実施を支援することを前提とし、患者に対して医療行為として実施された内容を示す実施データを取得する実施データ取得手段と、患者に対して実施すべきとされる医療行為の予定を示す医療予定データを取得する医療予定データ取得手段と、実施データ取得手段が取得する実施データ、及び該実施データと対応する、医療予定データ取得手段が取得する医療予定データを基に、該医療予定データが示す予定から患者の経過がはずれているか否か判定する経過判定手段と、経過判定手段による判定結果を提示する判定提示手段と、を具備する。
なお、上記判定提示手段は、医療予定データが示す予定から患者の経過がはずれていると経過判定手段が判定した場合に、該はずれていることに対する対処法を提示できる、ことが望ましい。
第2の態様の看護医療支援装置は、上記第1の態様における構成に加えて、医療予定データが示す予定から患者の経過がはずれていると経過判定手段が判定したことにより入力される想定要因を取得する要因取得手段、を更に具備する。
なお、上記想定要因の選択肢を提示することにより、該想定要因を該選択肢のなかから選択させるか、或いはコメントとして入力させる場合に、要因取得手段が取得のコメントとして入力された想定要因を選択肢として追加できる、ことが望ましい。
本発明の看護医療支援方法は、治療中の患者に対する医療行為の実施を支援するための方法であって、患者に対して医療行為として実施された内容を示す実施データを取得する実施データ取得ステップと、患者に対して実施すべきとされる医療行為の予定を示す医療予定データを取得する医療予定データ取得ステップと、実施データ取得ステップにより取得する実施データ、及び該実施データと対応する、医療予定データ取得ステップにより取得する医療予定データを基に、該医療予定データが示す予定から患者の経過がはずれているか否か判定する経過判定ステップと、を有する。
本発明のプログラムは、治療中の患者に対する医療行為の実施を支援する看護医療支援装置に実行させることを前提とし、患者に対して医療行為として実施された内容を示す実施データを取得する実施データ取得機能と、患者に対して実施すべきとされる医療行為の予定を示す医療予定データを取得する医療予定データ取得機能と、実施データ取得機能により取得する実施データ、及び該実施データと対応する、医療予定データ取得機能により取得する医療予定データを基に、該医療予定データが示す予定から患者の経過がはずれているか否か判定する経過判定機能と、経過判定機能による判定結果を提示する判定提示機能と、を実現させる。
本発明は、患者に対して医療行為として実施された内容を示す実施データ、及びその実施データと対応する、患者に対して実施すべきとされる医療行為の予定を示す医療予定データを基に、その医療予定データが示す予定から患者の経過がはずれているか否か判定し、その判定結果を医療行為の従事者に提示する。
その判定結果を提示することにより、患者の実際の経過が予定(予測)からはずれていることに確実、且つ迅速に対応できるようになる。このため、患者に対してはより適切な医療行為をより早い段階で行えるようになり、施設の資源はより効率的に運用できるようになる。その結果、医療の質はより向上させることができ、その医療にかかるコストはより抑えられるようになる。
患者の実際の経過が予定(予測)からはずれていると判定したときに対処法を提示するようにした場合には、従事者の経験や能力などに係わらず、迅速に適切な医療行為を行わせることができるようになる。そのときに入力される想定要因を取得するようにした場合には、その想定要因を今後の医療行為(予定からはずれることの回避を含む)などに役立てることができるようになる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施の形態による看護医療支援装置を有する病院情報システムの構成を示す図である。その情報システムは、例えば病院などの医療施設でチーム医療を行うために構築されたものであり、チーム医療の従事者(医師や看護師、など)はその情報システムによって情報を共有化している。
図1に示すように、情報システムは、通信ネットワーク101に対し、各種情報の管理や生成用に構築された病院内情報管理システム(以降「管理システム」と略記)102、及び無線で通信を行うための複数のアクセスポイント(AP)103を接続した構成となっている。患者に接する従事者は、端末装置104を操作して、AP103、及び通信ネットワーク101を介して接続される管理システム102にアクセスすることにより、必要な情報の入手や各種情報の登録を行うようになっている。本実施の形態による看護医療支援装置は、管理システム102に搭載される形で実現されている。
上記通信ネットワーク101は、例えばLANである。管理システム102は、例えば複数台のサーバを接続して構築されたものである。従事者が使用する端末装置104は、例えば患者の居る場所でも管理システム102にアクセスできるように、AP103と無線で通信を行える携帯性に優れたタブレット型のパーソナルコンピュータ(以下「パソコン」)、或いはPDAとしている。その端末装置104としては、無線で通信を行えるものを図1に示したが、通信ネットワーク101と直接、接続されるものであっても良い。
図2は、上記管理システム102の機能構成を示す図である。
その管理システム102は、図2に示すように、通信ネットワーク101を介して通信を行う通信部201と、患者の経過とクリニカルパスの示す予定との間に差異があるか否か判定する差異判定部202と、各種データベース(DB)を管理する記憶部203と、システム102全体の制御を行う制御部204と、を備えた構成となっている。差異判定部202、及び制御部204は、例えば管理システム102の構築に用いられたサーバに搭載のCPUが、そのリソースを利用しつつ、ハードディスク装置等に格納されたプログラムを実行することで実現される。
記憶部203は、クリニカルパスDB211、バリアンステーブル群212、メッセージDB213、対処法DB214、差異原因マスタワークファイル215、及び差異原因マスタファイル216を管理する。それらは以下のようなものである。
クリニカルパスDB211は、患者に対して実施していくべき理想的な医療行為の予定を示すクリニカルパス毎にその内容を示すデータを格納したものである。検索用のキーとして種別コードが各クリニカルパスに割り当てられて格納されている。本実施の形態では、患者に対してより適切な医療行為を行えるように、患者毎にクリニカルパスを生成するようにしている。
バリアンステーブル群212は、患者の経過とクリニカルパスの示す予定との間に差異、つまりバリアンスが発生しているか否か判定するために用意されたバリアンステーブルからなる。クリニカルパスによって実施される医療行為は異なることから、そのテーブルはクリニカルパス別に用意される。
図3は、バリアンステーブルのデータ構成を説明する図である。
そのテーブルには、例えば図3に示すように、クリニカルパスに従って実施された内容(医療行為)の種別を示す実施データ種別コード、そのクリニカルパスを示す種別コード、患者の属性、その性別、年齢、メッセージを出力(提示)すべき範囲の下限値(図中「メッセージ出力範囲(開始)」と表記。以降「メッセージ出力範囲開始値」と呼ぶ)、その上限値(図中「メッセージ出力範囲(終了)」と表記。以降「メッセージ出力範囲終了値」と呼ぶ)、出力の対象となるメッセージを示すメッセージコード、そのコードが示すメッセージを出力(提示)する前の段階で出力(提示)すべきメッセージを出力すべき範囲の下限値(図中「メッセージ出力範囲予備(開始)」と表記。以降「メッセージ出力範囲予備開始値」と呼ぶ)、その上限値(図中「メッセージ出力範囲予備(終了)」と表記。以降「メッセージ出力範囲予備終了値」と呼ぶ)、その段階で出力の対象となるメッセージを示すメッセージコード(以降「メッセージ予備コード」と呼ぶ)、対処法を出力(提示)すべき範囲の下限値(図中「対処法出力範囲(開始)」と表記。以降「対処法出力範囲開始値」と呼ぶ)、その上限値(図中「対処法出力範囲(終了)」と表記。以降「対処法出力範囲終了値」と呼ぶ)、出力の対象となる対処法を示す対処法コード、そのコードが示す対処法を出力(提示)する前の段階で出力すべきメッセージを出力すべき範囲の下限値(図中「対処法出力範囲予備(開始)」と表記。以降「対処法出力範囲予備開始値」と呼ぶ)、その上限値(図中「対処法出力範囲予備(終了)」と表記。以降「対処法出力範囲予備終了値」と呼ぶ)、その段階で出力の対象となる対処法を示す対処法コード、がデータとして格納される。
上記データのなかで、メッセージ出力範囲開始値、メッセージ出力範囲終了値、及びメッセージコードからなるデータ群、対処法出力範囲開始値、対処法出力範囲終了値、及び対処法コードからなるデータ群のうちの少なくとも一つは格納される。その他方、メッセージ出力範囲予備開始値、メッセージ出力範囲予備終了値、及びメッセージ予備コードからなるデータ群、対処法出力範囲予備開始値、対処法出力範囲予備終了値、及び対処法コードからなるデータ群は必要に応じて格納される。何れのデータ群も複数、格納することを可能とさせている。それにより、患者の状態やその経過が予定からはずれている程度などに応じて様々なメッセージ、或いは対処法を従事者に提示することもできるようにしている。
メッセージ出力範囲開始値などとして格納される数値は、実施データ種別コードを考慮して設定される。例えばその種別コードが体温(検温)といったものを示していれば、それによって具体的な数値が得られることから、その数値が設定される。その種別コードが対光反射といったものを示していれば、患者の状態を厳密に細かく表現するのは困難なことから、例えば5段階といった複数段階で評価した場合の数値が設定される。その種別コードがバルーンの挿入や投薬などのようなものを示していれば、それを実施したか否かが重要であることから、例えば実施した場合は1、実施しない場合は0といったように、2値で評価した場合の数値が設定される。
図2に示すメッセージDB213は、上記メッセージコードで指定されるメッセージ出力用のデータを格納したものである。同様に、対処法DB214は、対処法コードで指定される対処法出力用のデータを格納したものである。それらのDB213、214を用意することにより、図6、或いは図7に示すようにメッセージ、或いは対処法を従事者に対して提示できるようにしている。
本実施の形態では、バリアンスが発生した場合、その発生をより回避するために、言い換えれば患者に対してより適切な医療行為をより高い確率で行えるようにするために、それが発生した原因として考えられるものを従事者にデータとして入力させるようにしている。その入力は、それがより容易に行えるように、予測されるものを図8に示すように選択肢として用意し、その選択肢にないものはコメントとして入力させるようにしている。差異原因マスタファイル216は、従事者に提示する選択肢を管理するために用意したものである。差異原因マスタワークファイル215は、コメントとして入力された原因を一時的に格納するために容易したものである。
管理システム102は、記憶部203で管理するDB、或いはファイルに格納したデータを端末装置104からの要求に応じて提供したり、端末装置104から送信されたデータを対応するDB、或いはファイルに登録することで情報の共有化を実現させる。そのデータとして、クリニカルパスに従って実施された内容(医療行為)を示す実施データを端末装置104から受信した場合には、患者の経過が予定からはずれることでバリアンスが発生しているか否か判定し、その判定結果をその端末装置104に送信する。それにより、端末装置104を使用する従事者にバリアンスの発生の有無、発生したバリアンスへの対処法などを提示するようにしている。
実施データは、例えば、種別コード、及びその種別コードが示す医療行為を行った結果を示す結果データを含むものである。その種別コードが体温(検温)を示すものであれば、結果データは測った体温である。その結果データは、検査や観察、或いは投薬といった医療行為を行った後、直ちに入力させるようにしている。実施データを端末装置104から受信した際にバリアンスの発生の有無を判定するのは、このためである。それにより、バリアンスが発生していることをより早い段階で従事者に通知し、行うべき医療行為が存在するのであればそれを対処法としてタイムリに通知するようにしている。
バリアンスが発生していることをより早い段階で知ることができれば、そのバリアンスに対してより早く対応することができる。患者に対してはより適切な医療行為をより早い段階で行うことができるようになり、施設の資源についてはより効率的に運用することができるようになる。対処法をタイムリに通知した場合には、従事者の経験や能力などに係わらず、迅速にその時点で適切な医療行為を行うことができる。これらのことから、医療の質はより向上させることができ、その医療にかかるコストはより抑えられるようになる。
図4は、バリアンス判定処理のフローチャートである。その判定処理は、管理システム102がバリアンスの発生の有無を判定するために実行する処理の基本的な流れを示したものである。端末装置104から実施データを受信した場合に実行される。次に図4を参照して、管理システム102がバリアンスの発生の有無を判定するために実行する処理について詳細に説明する。端末装置104からは、実施データと併せて、その種別コードや患者の個人データ、適用されているクリニカルパスの種別コードも送信される。
先ず、ステップS1では、端末装置104から受信した実施データを取得する。続くステップS2では、実施データ中の種別コード、患者の個人データ、及びクリニカルパスの種別コードをキーにしてバリアンステーブル群212の検索を行うことにより、参照すべきバリアンステーブルを抽出する。その後はステップS3に移行する。
ステップS3では、抽出したバリアンステーブル中のメッセージ出力範囲開始値と実施データ中の結果データを比較して、結果データが示す数値がその開始値より大きいか否か判定する。結果データが示す数値がその開始値より大きい場合、判定はYESとなってステップS4に移行し、そうでない場合には、判定はNOとなってステップS6に移行する。
ステップS4では、抽出したバリアンステーブル中のメッセージ出力範囲終了値と実施データ中の結果データを比較して、結果データが示す数値がその終了値より小さいか否か判定する。結果データが示す数値がその終了値より小さい場合、つまりその数値はメッセージ出力範囲開始値より大きく、且つメッセージ出力範囲終了値より小さい場合、判定はYESとなり、ステップS5において、バリアンステーブル中のメッセージコードをキーにメッセージDB213からメッセージデータを抽出し、そのメッセージを配置した図6に示すような警告メッセージ出力画面を生成して端末装置104に送信した後、ステップS6に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなって次にそのステップS6に移行する。
ステップS6では、抽出したバリアンステーブル中の対処法出力範囲開始値と実施データ中の結果データを比較して、結果データが示す数値がその開始値より大きいか否か判定する。結果データが示す数値がその開始値より大きい場合、判定はYESとなってステップS7に移行し、そうでない場合には、判定はNOとなり、ここで一連の処理を終了する。
ステップS7では、抽出したバリアンステーブル中の対処法出力範囲終了値と実施データ中の結果データを比較して、結果データが示す数値がその終了値より小さいか否か判定する。結果データが示す数値がその終了値より小さい場合、つまりその数値は対処法出力範囲開始値より大きく、且つ対処法出力範囲終了値より小さい場合、判定はYESとなり、ステップS8において、バリアンステーブル中の対処法コードをキーに対処法DB214から対処法データを抽出し、その対処法を配置した図7に示すような対処法出力画面を生成して端末装置104に送信する。一連の処理はその後に終了する。一方、そうでない場合には、判定はNOとなり、ここで一連の処理を終了する。
このように、バリアンスの発生の有無の判定、及びメッセージ、或いは対処法を出力(提示)すべきか否かの判定は、参照すべきバリアンステーブルをバリアンステーブル群212のなかから抽出して参照することで行っている。バリアンスの発生は、図6に示すような警告メッセージ出力画面、或いは図7に示すような対処法出力画面を端末装置104に送信して表示させることにより、そのユーザである従事者に通知するようにしている。バリアンスが発生していないことはそのような画面を送信しないことで通知する形としているが、そのことをメッセージ等で通知するようにしても良い。
そのバリアンステーブルのデータ構成は、図3に示すようなものであるとは限らない。このため、実際に行われる判定処理の内容は、参照するバリアンステーブルに応じて変化する。図4に示す判定処理は、メッセージ出力範囲開始値、メッセージ出力範囲終了値、及びメッセージコードからなるデータ群、対処法出力範囲開始値、対処法出力範囲終了値、及び対処法コードからなるデータ群をそれぞれ一つ格納したバリアンステーブルを参照した場合のものである。
図7に示すように、対処法出力画面には、その消去を指示するための「終了」ボタンの他に、バリアンスが発生した要因(原因)の入力を行うための「要因入力」ボタンが配置されている。それにより、本実施の形態では、バリアンスの発生が判明した時点で要因の入力を求めるようにしている。
図5は、要因入力を実現させるために端末装置104、及び管理システム102がそれぞれ実行する処理を示すフローチャートである。次に図5を参照して、それを実現させるために端末装置104、及び管理システム102がそれぞれ実行する処理について詳細に説明する。
始めに、端末装置104が実行する処理に着目して説明する。
図7に示すような対処法出力画面上の「要因入力」ボタンを従事者がクリックすると、端末装置104は管理システム102に対し、その旨を通知する。管理システム102は、その通知により、差異原因マスタファイル216に選択肢として格納されている要因を配置した図8に示すような要因入力画面を端末装置104に送信する。それにより、端末装置104は、その画面をステップST1で液晶表示装置などの搭載の表示装置上に表示させる。
その入力画面には、図8に示すように、選択肢の一覧の他に、「登録」「マニュアル入力」「終了」の各ボタンが配置されている。それにより、選択肢として存在する要因によってバリアンスが発生したと考えている場合、選択肢の何れかを選択状態にさせた後、「登録」ボタンをクリックすれば良いようになっている。選択肢にない要因によってバリアンスが発生したと考えている場合には、「マニュアル入力」ボタンをクリックするようにさせている。
その「マニュアル入力」ボタンをクリックすると、特には図示していないが、原因を入力するエリアや、「登録」「終了」「戻る」の各ボタンが配置された入力画面を端末装置104は表示させる。それにより、そのエリアに要因をマニュアルでコメントデータの形で入力した後、「登録」ボタンを所持者がクリックするまでの間、端末装置104は要因の入力を所持者の操作に応じて行うための処理をステップST2として実行する。
要因を入力した後、「登録」ボタンを所持者がクリックすると、端末装置104はステップST3に移行して、コメントデータとして入力された要因を管理システム102に送信する。管理システム102は、そのようにして端末装置104から受信されるコメントデータを差異原因マスタワークファイル215に格納する。
次に、管理システム102が実行する処理に着目して説明する。ここでは、差異原因マスタファイル216の更新に係わる処理にのみ着目して説明する。
管理システム102は、例えばシステム管理者が使用する端末装置104から差異原因マスタワークファイル215にデータが格納されたコメントの閲覧が要求されると、そのコメントの一覧を配置した図9に示すようなバリアンス原因コメント登録画面を作成してその端末装置104に送信する(ステップSS1)。端末装置104は、その登録画面を搭載、或いは接続された表示装置上に表示させる。
その登録画面には、図9に示すように、コメント毎に、選択/非選択を行うためのチェックボックスが配置され、ボタンとしては「登録」「キャンセル」の各ボタンが配置されている。それにより、コメントの選択肢としての追加は、追加すべきと考えるコメントのチェックボックスにチェックマークを表示させた状態にした後、「登録」ボタンをクリックすることで行えるようにさせている。そのようにして「登録」ボタンがクリックされると、端末装置104は選択されたコメントを示すデータを管理システム102に送信して、選択肢の追加が指示された旨を通知する。
管理システム102は、その通知やデータを受信すると、そのデータから選択されたコメントを特定し、そのコメントのデータを差異原因マスタワークファイル215から抽出して差異原因マスタファイル216に格納することにより、そのコメントを要因の選択肢として追加する(ステップSS2)。それにより、以降は、そのコメントを追加した要因入力画面を従事者の使用する端末装置104に送信する。
要因として考えられるものを全て選択肢として予め用意するのは非常に困難なのが実情である。コメントとして入力された要因は、追加する選択肢として考慮すべき候補である。本実施の形態では、そのコメントを提示して選択肢として追加することを可能としている。このため、必要と考えられる選択肢を容易に用意することができる。それにより、バリアンス発生の要因を入力する側にとっては、その要因を選択肢のなかからより高い確率で選択できるようになることから、その要因の入力をより容易に行えるようになる。
なお、本実施の形態では、バリアンス発生の有無の判定は管理システム102が行うようになっているが、その判定は端末装置104に行わせても良い。それは、端末装置104にその判定に必要なデータを予め取得させておくことで実現させても良いが、随時、必要なデータを取得させる形で実現させても良い。
クリニカルパスに従った医療行為は一度に複数、行う場合がある。このことから、バリアンス発生の有無の判定は、必要に応じて複数のバリアンステーブルを参照し、総合的に行うようにしても良い。
バリアンス発生の有無の判定は、経験豊富、或いは有能な医療従事者にとっては比較的に容易に行うことができる。このことから、そのような医療従事者のみを対象にするような場合には、その判定に必要な実施データやクリニカルパスのデータを取得して提示することにより、その判定を医療従事者自身に行わせるようにしても良い。
上述したような管理システム102においてバリアンス発生の有無の判定を実現させるようなプログラムは、CD−ROM、DVD、或いは光磁気ディスク等の記録媒体に記録させて配布しても良い。通信ネットワークや公衆網等の伝送媒体を介して、そのプログラムの一部、若しくは全部を配信するようにしても良い。そのようにした場合には、ユーザーはプログラムを取得してデータ処理装置にロードすることにより、そのデータ処理装置を用いて本発明を適用させた看護医療支援装置を実現させることができる。このことから、記録媒体は、プログラムを配信する装置がアクセスできるものであっても良い。
本実施の形態による看護医療支援装置を有する病院情報システムの構成を示す図である。 本実施の形態による看護医療支援装置を搭載した病院内情報管理システムの機能構成を示す図である。 バリアンステーブルのデータ構成を説明する図である。 バリアンス判定処理のフローチャートである。 要因入力を実現させるために端末装置、及び病院内情報管理システムがそれぞれ実行する処理を示すフローチャートである。 警告メッセージ出力画面を説明する図である。 対処法出力画面を説明する図である。 要因入力画面を説明する図である。 バリアンス原因コメント登録画面を説明する図である。
符号の説明
101 通信ネットワーク
102 病院内情報管理システム
103 アクセスポイント
104 端末装置
201 通信部
202 差異判定部
203 記憶部
204 制御部
211 クリニカルパスデータベース
212 バリアンステーブル群
213 メッセージデータベース
214 対処法データベース
215 差異原因マスタワークファイル
216 差異原因マスタファイル

Claims (6)

  1. 治療中の患者に対する医療行為の実施を支援する装置であって、
    前記患者に対して医療行為として実施された内容を示す実施データを取得する実施データ取得手段と、
    前記患者に対して実施すべきとされる前記医療行為の予定を示す医療予定データを取得する医療予定データ取得手段と、
    前記実施データ取得手段が取得する実施データ、及び該実施データと対応する、前記医療予定データ取得手段が取得する医療予定データを基に、該医療予定データが示す予定から前記患者の経過がはずれているか否か判定する経過判定手段と、
    前記経過判定手段による判定結果を提示する判定提示手段と、
    を具備することを特徴とする看護医療支援装置。
  2. 前記判定提示手段は、前記医療予定データが示す予定から前記患者の経過がはずれていると前記経過判定手段が判定した場合に、該はずれていることに対する対処法を提示できる、
    ことを特徴とする請求項1記載の看護医療支援装置。
  3. 前記医療予定データが示す予定から前記患者の経過がはずれていると前記経過判定手段が判定したことにより入力される想定要因を取得する要因取得手段、
    を更に具備することを特徴とする請求項1、または2記載の看護医療支援装置。
  4. 前記想定要因の選択肢を提示することにより、該想定要因を該選択肢のなかから選択させるか、或いはコメントとして入力させる場合に、前記要因取得手段が取得のコメントとして入力された想定要因を選択肢として追加できる、
    ことを特徴とする請求項3記載の看護医療支援装置。
  5. 治療中の患者に対する医療行為の実施を支援するための方法であって、
    前記患者に対して医療行為として実施された内容を示す実施データを取得する実施データ取得ステップと、
    前記患者に対して実施すべきとされる前記医療行為の予定を示す医療予定データを取得する医療予定データ取得ステップと、
    前記実施データ取得ステップにより取得する実施データ、及び該実施データと対応する、前記医療予定データ取得ステップにより取得する医療予定データを基に、該医療予定データが示す予定から前記患者の経過がはずれているか否か判定する経過判定ステップと、 を有することを特徴とする看護医療支援方法。
  6. 治療中の患者に対する医療行為の実施を支援する看護医療支援装置に実行させるプログラムであって、
    前記患者に対して医療行為として実施された内容を示す実施データを取得する実施データ取得機能と、
    前記患者に対して実施すべきとされる前記医療行為の予定を示す医療予定データを取得する医療予定データ取得機能と、
    前記実施データ取得機能により取得する実施データ、及び該実施データと対応する、前記医療予定データ取得機能により取得する医療予定データを基に、該医療予定データが示す予定から前記患者の経過がはずれているか否か判定する経過判定機能と、
    前記経過判定機能による判定結果を提示する判定提示機能と、
    を実現させるためのプログラム。

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