JP2005181859A - 塗料組成物およびそれを用いたカラーフィルターの製造方法、並びにその方法によって得られたカラーフィルター - Google Patents

塗料組成物およびそれを用いたカラーフィルターの製造方法、並びにその方法によって得られたカラーフィルター Download PDF

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Abstract

【課題】カラーフィルター等を転写フィルムを用いて製造する際に、着色感光性樹脂層の形成ムラを解消すること、および転写により得られる製品における光学機能の不均一さを解消することを課題とするものである。
【解決手段】沸点が100℃未満のエステル類、エーテル類、もしくはケトン類の低沸点溶剤を溶剤のうちの15質量%〜50質量%含む塗料組成物を用いて、透明基材フィルム2上に着色電離放射線硬化性樹脂層3を形成し、必要に応じて保護フィルム4で被覆した転写フィルム1を用いて、層3をフィルム2を伴なって基板に圧着し、フィルム2を介して電離放射線をパターン状に照射し、照射後、フィルム2を剥離して現像することにより、課題を解決することができた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、カラー液晶表示装置や撮像管素子等に用いるカラーフィルターを効率よく製造するのに適した転写フィルムを製造するための塗料組成物、およびその塗料組成物を用いて得られた転写フィルムを用いたカラーフィルターの製造方法に関するものであり、その製造方法により得られたカラーフィルターに関するものでもある。
一般的なカラーフィルターは、透明な基板上に、赤色、緑色、および青色の各々の色の微細パターンが所定の順序に多数配列した構造を有するものであり、このような構造のカラーフィルターを製造する方法として、種々の方法が提案されてきたが、現在ではフォトリソグラフイー法が多く用いられるようになっている。
フォトリソグラフィー法においては、透明な基板上に着色された感光性樹脂組成物を塗布し、パターン状露光し、その後、現像することからなる一連の工程を、使用する感光性樹脂組成物として色の異なるものをその都度用い、3回繰り返すことにより、カラーフィルターを製造しているが、基板上への感光性樹脂組成物の適用をその都度行なうことは効率的でないため、ベースフィルム上に透明着色感光性樹脂の層を形成した転写材料を用い、透明着色感光性樹脂を基板上に転写することにより透明着色のパターンを形成するカラーフィルターの製造方法が提案された。(例えば、特許文献1。)。
特開平7−333417。
特許文献1記載の製造方法によれば、予めベースフィルム上に透明着色感光性樹脂の層を形成するので、その都度、基板上に透明着色感光性樹脂組成物を塗布する必要がなく、透明着色感光性樹脂組成物の基板上への適用のための設備も、転写材料を転写するための転写ロール等の設置程度で済むため、設備的にも簡素化が可能な利点があるが、透明着色感光性樹脂の層を塗料組成物を用いて形成する際に、塗布手段により、あるいは塗膜に当たる乾燥用の風のために、凹凸が生じるので、結果的に形成された透明着色感光性樹脂の層にムラが生じやすく、得られた転写フィルムを用いて転写を行なった後にも、ムラが依然として残り、製品の外観のみならず、光学機能の不均一さをもたらす。
本発明においては、カラーフィルター等を転写フィルムを用いて製造する際に、着色感光性樹脂層のムラを解消すること、および転写により得られる製品における光学機能の不均一さを解消することを課題とするものである。
課題を解決するための第1の発明は、電離放射線硬化性化合物、顔料、電離放射線重合開始剤および溶剤を少なくとも含み、前記溶剤のうち15質量%〜50質量%がエステル類、エーテル類、もしくはケトン類から選ばれた沸点が100℃未満の低沸点溶剤であることを特徴とする着色電離放射線硬化性樹脂層を形成するための塗料組成物に関するものである。
また、第2の発明は、第1の発明の塗料組成物を透明基材フィルム上に塗布し、乾燥させて着色電離放射線硬化性樹脂層を形成して転写フィルムを得た後、基板上に前記転写フィルムの前記透明基材フィルムおよび前記着色電離放射線硬化性樹脂層を、前記着色電離放射線硬化性樹脂層側が前記基板側となるよう積層した後、前記転写フィルムの前記透明基材フィルム側より電離放射線をパターンに応じて照射し、照射後、前記転写フィルムの前記透明基材フィルムを剥離し、剥離後、前記着色電離放射線硬化性樹脂層を現像して、前記着色電離放射線硬化性樹脂層がパターン状に硬化した着色硬化樹脂パターンを得ることを特徴とするカラーフィルターの製造方法に関するものである。
第3の発明は、第2の発明において、前記着色電離放射線硬化性樹脂層を形成後、前記着色電離放射線硬化性樹脂層を被覆する保護フィルムを積層して前記転写フィルムを得ること、および基板上に前記転写フィルムの前記透明基材フィルムおよび前記着色電離放射線硬化性樹脂層を積層するのに先立って、前記保護フィルムを剥離することを行なうことを特徴とするカラーフィルターの製造方法に関するものである。
第1の発明によれば、着色電離放射線硬化性樹脂層を形成するための塗料組成物中の溶剤の15質量%〜50質量%がエステル類、エーテル類、もしくはケトン類から選ばれた、沸点が100℃未満の低沸点溶剤である旨を規定したので、透明基材フィルム上に塗布し乾燥させて着色電離放射線硬化性樹脂層を形成する際に、着色電離放射線硬化性樹脂層がムラになることが無い塗料組成物を提供することができる。
第2の発明によれば、透明基材フィルム上に、第1の発明の塗料組成物を用いて、着色電離放射線硬化性樹脂層を形成して転写フィルムを得た後、基板上に着色電離放射線硬化性樹脂層を積層し、透明基材フィルムを介してパターン状に露光し、透明基材フィルムを剥離してから現像することにより、ムラのない、従って光学機能の不均一さのない製品を得ることが可能なカラーフィルターの製造方法を提供することができる。
第3の発明によれば、第2の発明の効果に加え、着色電離放射線硬化性樹脂層上に保護フィルムを積層して転写フィルムを得ること、および基板上に着色電離放射線硬化性樹脂層を積層するにの先立って、保護フィルムを剥離することを行なうので、転写フィルムの着色電離放射線硬化性樹脂層の使用前の劣化や塵埃の付着等を防止することが可能になるカラーフィルターの製造方法を提供することができる。
図1は本発明の転写フィルムを説明するための図であり、図2は転写フィルムを用いて圧着を行なう様子を示す図である。図3は転写フィルムの基材フィルムを介して電離放射線を照射する様子を示す図であり、図4は、現像により一色の着色パターンが形成された状態を示す図であり、図5は、各工程を繰り返すことにより三色の着色パターンが形成された状態を示す図である。
図1に示すように、本発明の転写フィルム1は、基本的に透明基材フィルム2上に着色電離放射線硬化性樹脂層3が剥離可能に積層されたものである。あるいは、転写フィルム1は、同様な構成に加えて、着色電離放射線硬化性樹脂層3の透明基材フィルム2側とは反対側に保護フィルム4が積層されたものであってもよい。
透明基材フィルム2は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(略称;PET)、ポリエチレンナフタレート、ポリカーボネート、ポリフェニレンサルファイド、ポリイミド、ポリ塩化ビニル、ポリエーテルスルホン、ポリアミドイミド、ポリアミド、もしくは芳香族ポリアミド等の合成樹脂のフィルムで構成することが好ましく、中でも、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、もしくはポリエーテルスルホンがより好ましい。透明基材フィルム2の厚みは、5μm〜200μm程度が好ましく、さらには、5μm〜100μmがより好ましい。
透明基材フィルム2としては、着色電離放射線硬化性樹脂層3が積層される側に、剥離性を付与したものを使用してもよい。例えば、シリコーンもしくはワックス等の剥離剤を配合した剥離性塗料を塗布して剥離性を付与することができる。
着色電離放射線硬化性樹脂層3は、電離放射線硬化性化合物、顔料もしくは染料、好ましくは顔料である着色剤、および電離放射線重合開始剤からなる。必要に応じて、電離放射線硬化性ではないバインダー樹脂を含むことができる。
電離放射線硬化性化合物は、アクリレート基もしくはメタクリレート基を有する各種のモノマー、オリゴマー、もしくはポリマーの単独、もしくは混合物である。
上記のモノマーとしては、アリルアクリレート、ベンジルアクリレート、ブトキシエチルアクリレート、ブトキシエチレングリコールアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、ジシクロペンタニルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、グリセロールアクリレート、グリシジルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、イソボニルアクリレート、イソデキシルアクリレート、イソオクチルアクリレート、ラウリルアクリレート、2−メトキシエチルアクリレート、メトキシエチレングリコールアクリレート、フェノキシエチルアクリレート、ステアリルアクリレート、エチレングリコールジアクリレート、もしくはジエチレングリコールジアクリレート等のアクリレートモノマーを挙げることができる。また、これらのアクリレートモノマーのアクリレート基をメタクリレート基に置換したものでもよい。
アクリレート基もしくはメタクリレート基を有する各種のオリゴマーとしては、ポリウレタン構造を有するオリゴマーにアクリレート基を結合させたウレタンアクリレートオリゴマー、ポリエステル構造を有するオリゴマーにアクリレート基を結合させたポリエステルアクリレートオリゴマー、エポキシ構造を有するオリゴマーにアクリレート基を結合させたエポキシアクリレートオリゴマー、ポリウレタン構造を有するオリゴマーにメタクリレート基を結合させたウレタンメタクリレートオリゴマー、もしくはポリエステル構造を有するオリゴマーにメタクリレート基を結合させたポリエステルメタクリレートオリゴマー等を、また、アクリレート基もしくはメタクリレート基を有する各種のポリマーとしては、アクリレート基を有するポリウレタンアクリレート、もしくはアクリレート基を有するポリエステルアクリレート等を挙げることができる。
着色剤としては、顔料もしくは染料が使用できるが、耐久性、特に耐光性の観点から、顔料が好ましく、また、透明性を確保する意味で、微粒子状の顔料を用いることがより好ましい。一例として、赤色、緑色、および青色の各色微細パターンを配列した三色のカラーフィルターを作製する場合、赤色用としては、C.I.ピグメントレッド177、緑色用としては、C.I.ピグメントグリーンG−7(塩素化フタロシアニン、例えば、商品名;「リオノールグリーン2Y−301」)、また、青色用としては、C.I.ピグメントブルー60を例として挙げることができるが、これら以外のものでもよい。
電離放射線重合開始剤としては、アセトフェノン類、α−アルキルアミノフェノン類、ベンゾフェノン類、ケタール類、アントラキノン類、チオキサントン類、アゾ化合物、過酸化物、2,3−ジアルキルジオン化合物類、ジスルフィド化合物類、チウラム化合物、もしくはフルオロアミン化合物等からなるものを用いることができる。
着色電離放射線硬化性樹脂層3が含み得る、電離放射線硬化性ではないバインダー樹脂としては、エチレン/酢酸ビニル共重合体、エチレン/塩化ビニル共重合体、ポリスチレン、アクリロニトリル/スチレン共重合体、ABS樹脂、ポリメタクリル酸樹脂、エチレンメタクリル酸樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、セルロースアセテートプロピオネート樹脂、セルロースアセテートブチレート樹脂、ポリアミド樹脂(ナイロン6、ナイロン66、もしくはナイロン12等)、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、ポリエーテルサルホン樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ゼラチン、カゼイン、エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリアミック酸樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、フェノール樹脂、もしくはユリア樹脂等を挙げることができる。
着色電離放射線硬化性樹脂層3を形成する際には、上記の各成分を、溶剤を用いて溶解もしくは分散させて、層3を形成するための塗料組成物を調製する。溶剤としては、例えば、メタノール、エタノール、n−プロパノール、もしくはエチレングリコール等のアルコール類、アセトン、もしくはメチルエチルケトン等のケトン類、トルエン、もしくはキシレン等の芳香族炭化水素、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、カルビトール、もしくはプロピレングリコールモノエチルエーテル等のグリコールエーテル類、酢酸エチル、酢酸ブチル、セロソルブアセテート、カルビトールアセテート等の酢酸エステル等を原則的に使用することができる。
しかしながら、塗料組成物を調製するための溶剤としては、その一部が沸点が100℃未満のエステル類、エーテル類、もしくはケトン類であることが望ましい。沸点が100℃未満のエステル類としては、酢酸メチル(沸点;57℃、なお、以降の( )内は沸点を示す。)、酢酸エチル(77℃)、もしくは酢酸イソプロピル(89℃)等を、エーテル類としては、ジエチルエーテル(35℃)、ジプロピルエーテル(88〜90℃)、もしくはジイソプロピルエーテル(69℃)等を、ケトン類としては、アセトン(56℃)、メチルエチルケトン(80℃)、メチルイソプロピルケトン(93〜95℃)、もしくは2,3−ブタンジオン(88℃)等を挙げることができる。これらは、同じエステル類どうし、エーテル類どうし、もしくはケトン類どうしから選択された二種類以上を用いてもよいし、または、エステル類、エーテル類、もしくはケトン類の三グループのうちの任意の二グループ以上から選択されたものを用いてもよい。なお、上記のエステル類、エーテル類、およびケトン類の沸点は、これらの溶剤を用いて調製した塗料組成物の乾燥速度が過度に速くならないため、常温(25℃)以上であることが好ましい。
これら、沸点が100℃未満の低沸点溶剤であるエステル類、エーテル類、もしくはケトン類から選ばれた溶剤は、塗料組成物中の溶剤のうち15質量%〜50質量%であることが好ましい。下限未満であると、乾燥するまでに当たる風の影響が大きく、ムラが生じやすいし、また上限を超えると、乾燥速度が速くなりすぎて、塗布の際に生じたムラ等が解消しないうちに乾燥が進行するので好ましくない。なお、沸点が100℃未満の低沸点溶剤以外の溶剤としては、沸点が100℃以上のものであることが好ましく、沸点が110℃以上のものであることがより好ましい。
上記の塗料組成物を調製する際の各成分の配合比は、電離放射線硬化性化合物を100とすると、含んでもよいバインダー樹脂は20〜500である。バインダー樹脂が20未満であると配合した効果が無く、また、500を超えると、硬化が不十分となって、得られる微細着色パターンの耐久性が乏しくなりやすい。着色剤は電離放射線硬化性化合物およびバインダー樹脂の合計を100とすると、2〜1000である。着色剤が2未満であると、着色効果が不十分であり、1000を超えると、着色が過度になる上、透過率が低下する。なお、以降も含め、配合比の数字は、いずれも質量基準である。
溶剤は、電離放射線硬化性化合物、および含んでもよいバインダー樹脂の合計を100とすると、100〜10000であることが好ましく、より好ましくは、500〜5000である。溶剤が100未満であると、層3を形成するための塗料組成物の粘度が高くなり過ぎ、塗布ムラが発生する。また、溶剤が10000を超えると、層3を形成する際に必要な膜厚が得られにくくなる。
上記の塗料組成物を用いて、着色電離放射線硬化性樹脂層3を形成するには、透明基材フィルム2に、あるいは、透明基材フィルム2に剥離性が付与されている場合には、その剥離性の付与された側に、グラビアコーティング、ロールコーティング、ダイコーティング、もしくはコンマコーティング等のコーティング方法により塗布を行ない、塗布後、乾燥を行ない、必要に応じて、乾燥後、プリベークを行なう。着色電離放射線硬化性樹脂層3の厚みは、0.3〜3μmであることが好ましい。なお、塗料組成物の溶剤として、その一部を沸点が100℃未満のエステル類、エーテル類、もしくはケトン類を用い、しかも、それらが、溶剤のうち15質量%〜50質量%を占めるようにして調製した本発明の塗料組成物は、スピンコーティング等の回転塗布方法においても効果があるものの、上記した回転塗布方法以外の方法における方が効果が大きい。これは、回転塗布方法、特に回転速度の速いスピンコーティングにおいては、塗布対象物に適用された塗料組成物が遠心力により強制的に均一化され、塗料組成物が塗布された直後のムラが生じにくいためと考えられる。
乾燥後、もしくは、乾燥およびプリベーク後の転写フィルム1の着色電離放射線硬化性樹脂層3中における残留溶剤は、着色電離放射線硬化性樹脂層3中、0.001%〜0.2%(質量基準)であることが好ましい。残留溶剤が0.2%を超えると、着色電離放射線硬化性樹脂層3と被着体である基板5との密着性が充分得られないため、このような転写フィルム1を用いて、基板5上に着色硬化樹脂パターンを形成しようとすると、形成の途中、特に現像工程で、着色電離放射線硬化性樹脂層の硬化物の部分的な剥離が起こる。また、残留溶剤が0.2%を超えると、着色電離放射線硬化性樹脂層3の粘着性が増すので、透明基材フィルム2との間の剥離が円滑に行なえなくなる。また、これらの観点からは、着色電離放射線硬化性樹脂層3中の残留溶剤は少なければ少ないほど好ましいが、溶剤を含む塗料組成物を調製して塗布することにより、着色電離放射線硬化性樹脂層3を形成する場合、過度に乾燥時間を長くしない限り、残留溶剤は0.001%未満にはならないので、下限を0.001%とする。
上記における残留溶剤の測定は次のようにして行なったものである。まず、透明基材フィルムに塗料組成物を塗布して乾燥させたものから、10cm×10cmの正方形の試料を切り取り、さらに幅;1〜5mm、長さ;5cm程度に細かく裁断する。裁断したものを、容量;30mlのバイアルびんに入れて封をし、温度;120℃で30分間加温した後、注射器で1ml分ヘッドスペースガスをガスクロマトグラフに注入し、予め求めた検量線により、残留溶剤量を求める。ブランクとしては、同じ素材の透明基材フィルム単独を用いる。
上記の測定は、ガスクロマトグラフとして(株)島津製作所製のGC−14Aを、カラムとして財団法人化学物質評価研究機構製の「G−カラム G−205」を使用して行ない、カラム温度条件としては、初期温度;50℃、5℃/分で昇温し、最終温度;150℃とした。また、注入口温度;250℃とし、検出にはFID(水素炎イオン化検出器)を用い、Range;102とした。
保護フィルム4は、着色電離放射線硬化性樹脂層3の使用前の劣化や塵埃の付着等を防止する目的で積層されるものであり、転写フィルム1を使用する際には、使用に先立って保護フィルム4を剥離する。保護フィルム4としては、入手しやすいポリエチレン、もしくはポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂等のフィルムを使用することが好ましいが、適宜なフィルムに剥離性を付与したものであってもよく、適宜なフィルムの例としては、先に透明基材フィルム2の素材として挙げたものを使用することができる。厚みとしては、5μm〜50μm程度である。
本発明の転写フィルム1は、被転写体である基板5上に設置された、例えば、巻取り供給用の巻き出し部、熱ローラおよびバックアップローラ等からなる圧着部等からなるローラ方式の圧着装置にセットされ、着色電離放射線硬化性樹脂層3が基板5側になるように供給する。転写フィルム1が保護フィルム4を有する場合には、予め、保護フィルム4を剥離して回収し、保護フィルム4以外の部分を供給する、供給されたものを、圧着部により、圧力、好ましくは熱および圧力により基板5上に圧着する。圧着装置はこのようなローラ方式によるものではなく、プレス方式によるものでもよい。また、転写フィルム1は、ロール状に巻き取ったものでも、所定のサイズに裁断したものでもいずれでもよい。図2は、保護フィルム4の無い転写フィルム1を、熱ローラ6Aおよびバックアップローラ6Bからなる圧着部で基板5上に圧着している様子を示すものであり、図2中の矢印は基板5の進行方向、および二つのローラ6Aおよび6Bの回転方向を示す。
圧着の対象である基板5としては、ガラス板もしくは石英板等の無機質の板、またはアクリル等の樹脂の板等の透明な板状のものが好ましいが、転写フィルム1の透明基材フィルム2として挙げた素材のシートも用いることができる。基板5の厚みとしては、シート状の場合、5μm〜400μmが好ましく、より好ましくは、10μm〜200μmである。板状の場合には0.1mm〜1.1mmである。
転写フィルム1を基板5上に圧着した後、あるいは、転写フィルム1が保護フィルム4を有する場合には、保護フィルム4を剥離したものを基板5上に圧着した後に、着色電離放射線硬化性樹脂層3に、透明基材フィルム2を介して、必要なパターンに応じたパターン状に電離放射線を照射する。電離放射線としては、電子線もしくは紫外線等を利用することができ、設備の小型化が可能で、取扱いの容易な紫外線を利用することが好ましい。電離放射線をパターン状に照射するには、例えば、図3に示すように、透明基材フィルム2の上方にフォトマスク7を介して電離放射線を照射する方法を採ればよい。フォトマスクは、適宜な透明基板上に、電離放射線を遮光する領域と透過する領域とが区画されたマスクパターンを有するものである。電離放射線をパターン状に照射するには、フォトマスクを用いるほか、ミラーを用いてビームを走査する方法、もしくは電子線を電磁的に走査する方法等によってもよい。このように、パターン状に電離放射線が照射された着色電離放射線硬化性樹脂層3においては、照射された部分が重合して硬化し、照射されなかった部分が重合しないため、未硬化のまま残る。
続いて、透明基材フィルム2を剥離して除去し、パターン状に電離放射線が照射された着色電離放射線硬化性樹脂層3を露出させ、所定の現像を行なう。現像は、硬化部分と未硬化部分との溶剤に対する溶解度の差を利用して行ない、図4に示すように、未硬化部を溶解除去して硬化部3’を残す。仮に、着色電離放射線硬化性樹脂層3が赤色に着色したものであれば、硬化部3’は赤色着色硬化樹脂パターン(R)である。
上記のような各工程を経ることにより、ある特定の色に着色した一色のカラーフィルターを製造することができるが、一般的なカラーフィルターを製造するには、基板上に、赤色、緑色、および青色の各々の色の微細パターンを所定の順序に多数配列して形成する必要がある。各々の色の微細パターンを形成するには、赤色パターン(R)を形成した後であれば、次に、例えば、緑色に着色した着色電離放射線硬化性樹脂層を有する転写フィルムを用い、上記と同様にして、赤色パターン(R)とは異なる位置に、緑色パターン(G)を形成し、さらに、その後、青色に着色した着色電離放射線硬化性樹脂層を有する転写フィルムを用い、赤色パターン(R)および緑色パターン(G)とは異なる位置に、青色パターン(B)を形成すればよい。即ち、転写フィルムとして、着色電離放射線硬化性樹脂層の色相が互いに異なる複数のものを準備し、圧着、電離放射線照射、透明基材フィルムの剥離、および現像等の各工程からなる製造方法を、転写フィルムを替えて、三回繰り返すことにより、図5に示すような、三原色のカラーフィルター8を製造することができる。
離型処理が施された厚みが25μmのPETフィルム(東洋紡(株)製、品番;K1572)を基材として用い、その離型処理面に、下記の組成からなる着色感光性樹脂組成物をダイコート法により塗布し、90℃で2分間乾燥させて、厚みが1.5μmの着色感光性樹脂層を形成した。この状態での着色感光性樹脂層には、乾燥によって生じたムラは肉眼観察ではほとんど無く、また、残留溶剤は0.019%であった。形成された着色感光性樹脂層上に、カバーフィルムとして、一方の面に離型処理剤が施された厚みが25μmのPETフィルムを、離型処理面が着色感光性樹脂層側になるよう積層して、転写フィルムを得た。
(着色感光性樹脂組成物)
・赤色顔料(C.I.Pigment Red 177)………………………90部
・バインダー樹脂(下記のモノマー組成からなる共重合体)……………………50部
(ベンジルメタクリレート/メタクリル酸/スチレン=65/25/10)
・トリメチロールプロパントリアクリレート………………………………………40部
・光重合開始剤………………………………………………………………………1.5部
(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニルケトン)
・プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート………………………600部
・酢酸エチル…………………………………………………………………………196部
組成物の各成分の部数、共重合体におけるモノマー比は、いずれも質量基準である。
上記で得られた転写フィルムからカバーフィルムを剥離したものを、ブラックマトリックスが形成されたガラス基板のブラックマトリックス側に着色感光性樹脂層が接するようにして、基材のPETフィルムごと圧着した。続いて、フォトマスクを介して基材のPETフィルム側より、波長が365nmの紫外光を100mJ/cm2の条件で照射した。
照射後、基材フィルムを剥離し、アルカリ性水溶液で未硬化部分を除去し、除去後、温度;200℃で30分間ポストベークして、基板上に赤色のカラーフィルターパターンを形成した。
着色感光性樹脂組成物の組成中の赤色顔料を、着色剤の例として先に挙げた緑色用着色剤に変更したもの、および先に挙げた青色用着色剤に変更したものを各々用いて転写フィルムを作製し、上記の赤色のカラーフィルターパターンが形成された基板上に、各々の転写フィルムを個別に用いて、上記と同様な工程を繰り返して行ない、赤色のカラーフィルターパターンに並べて、緑色および青色の各色のカラーフィルターパターンを形成し、三原色のカラーフィルターを得た。緑色用着色剤を用いて作製した転写フィルム、および青色用着色剤を用いて作製した転写フィルムの着色感光性樹脂層にもムラはほとんど無く、また、残留溶剤も赤色顔料を用いて作製した場合と同様であった。こうして得られたカラーフィルターの各色のカラーフィルターパターンは、いずれもムラのほとんど無いものであった。
比較のため、全溶剤中の酢酸エチルの割合を、10質量%、および60質量%とし、その他は上記と同様にして転写フィルムを得て、カラーフィルターを得たところ、酢酸エチルが10質量%の場合には、乾燥速度が遅く、乾燥する前に乾燥の際の気流による乾燥ムラが生じ、また、酢酸エチルが60質量%の場合には、乾燥速度が速く、塗付の際に生じる筋が表面張力によって均される前に乾燥してしまうため、筋状のムラが発生した。
着色感光性樹脂組成物中の酢酸エチルの部数を106部とした以外は、実施例1におけるのと同様にしてカラーフィルターパターンを形成し、三原色のカラーフィルターを得た。塗布された着色感光性樹脂組成物の乾燥過程でのムラはほとんど生じなかった。また、得られたカラーフィルターにおいても、各カラーフィルターパターンのムラはほとんど無かった。
着色感光性樹脂組成物中のプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートの部数を400部、酢酸エチルの部数を400部とした以外は、実施例1におけるのと同様にしてカラーフィルターパターンを形成し、三原色のカラーフィルターを得た。塗布された着色感光性樹脂組成物の乾燥過程でのムラはほとんど生じなかった。また、得られたカラーフィルターにおいても、各カラーフィルターパターンのムラはほとんど無かった。
実施例1、実施例2、および実施例3における着色感光性樹脂組成物中の酢酸エチルを同部数のジイソプロピルエーテルに変更した以外は、実施例1におけるのと同様にしてカラーフィルターパターンを形成し、三原色のカラーフィルターを得た。塗布された着色感光性樹脂組成物の乾燥過程でのムラはほとんど生じなかった。また、得られたカラーフィルターにおいても、各カラーフィルターパターンのムラはほとんど無かった。
実施例1、実施例2、および実施例3における着色感光性樹脂組成物中の酢酸エチルを同部数のメチルエチルケトンに変更した以外は、実施例1におけるのと同様にしてカラーフィルターパターンを形成し、三原色のカラーフィルターを得た。塗布された着色感光性樹脂組成物の乾燥過程でのムラはほとんど生じなかった。また、得られたカラーフィルターにおいても、各カラーフィルターパターンのムラはほとんど無かった。
本発明の転写フィルムを示す図である。 転写フィルムを用いて圧着を行なう様子を示す図である。 電離放射線を照射する様子を示す図である。 一色の着色パターンが形成された状態を示す図である。 多色の着色パターンが形成された状態を示す図である。
符号の説明
1……転写フィルム
2……透明基材フィルム
3……着色電離放射線硬化性樹脂層
4……保護フィルム
5……基板
6……ローラ(6A;熱ローラ、6B;バックアップローラ)
7……フォトマスク
8……カラーフィルター

Claims (3)

  1. 電離放射線硬化性化合物、顔料、電離放射線重合開始剤および溶剤を少なくとも含み、前記溶剤のうち15質量%〜50質量%がエステル類、エーテル類、もしくはケトン類から選ばれた、沸点が100℃未満の低沸点溶剤であることを特徴とする着色電離放射線硬化性樹脂層を形成するための塗料組成物。
  2. 請求項1記載の塗料組成物を透明基材フィルム上に塗布し、乾燥させて着色電離放射線硬化性樹脂層を形成して転写フィルムを得た後、基板上に前記転写フィルムの前記透明基材フィルムおよび前記着色電離放射線硬化性樹脂層を、前記着色電離放射線硬化性樹脂層側が前記基板側となるよう積層した後、前記転写フィルムの前記透明基材フィルム側より電離放射線をパターンに応じて照射し、照射後、前記転写フィルムの前記透明基材フィルムを剥離し、剥離後、前記着色電離放射線硬化性樹脂層を現像して、前記着色電離放射線硬化性樹脂層がパターン状に硬化した着色硬化樹脂パターンを得ることを特徴とするカラーフィルターの製造方法。
  3. 前記着色電離放射線硬化性樹脂層を形成後、前記着色電離放射線硬化性樹脂層を被覆する保護フィルムを積層して前記転写フィルムを得ること、および基板上に前記転写フィルムの前記透明基材フィルムおよび前記着色電離放射線硬化性樹脂層を積層するのに先立って、前記保護フィルムを剥離することを行なうことを特徴とする請求項2記載のカラーフィルターの製造方法。
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