JP2005179971A - フリーアクセスフロアー用床パネル - Google Patents

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栄治 小野
Hiroshi Tsunoda
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Abstract

【課題】建物のコンクリート床上に碁盤の目状に敷き詰められ、四隅を一定高さの支持脚に支持されてフリーアクセスフロアーを形成する床パネルを提供する。
【解決手段】底面板2は、底壁2cに上向きに突出して上面板1を支持するドーム状突起4を有し、各ドーム状突起4…と上面板1との各接点は、かしめ接合部5により結合されている。前記底面板2の周辺部のフランジ部のうち幅寸法が狭いコーナーフランジ部2a’の範囲では上面板1の外周縁部を下方へ約180度折り曲げたハゼ折り6により底面板2をかしめた接合部によって結合が行われている。他のフランジ部2aは幅寸法を広く形成され、大径のかしめ接合部5により上面板1と結合されている。前記幅寸法を広く形成されたフランジ部2aのほぼ全長にわたり上面板1の外周縁部を下方へ約90度折り曲げたリブ11が形成されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、平面的に見た外形が矩形状(通例、正方形)で、鋼板製の上面板と底面板を結合して構成され、その周辺部(通例、辺中央部)に配線引き出し用の開口部を有し、建物のコンクリート床上に碁盤の目状に敷き詰められ、四隅を一定高さの支持脚に支持されてフリーアクセスフロアーを形成する床パネルの技術分野に属する。
従来のフリーアクセスフロアー用床パネル、特に周辺部に配線引き出し用の開口部を有するフリーアクセスフロアー用床パネルは、例えば下記の特許文献1に記載されて公知である。同公報の図2に記載された床パネルは、対向する二つの辺の中央部に1個ずつ配線引き出し用の開口部を有する構成である。更に言うと、この床パネルは、鋼板製の上面板と底面板の内部(中空部)に無機質充填材を注入し、両板の全周を、上面板の外周縁を約180度折り返した所謂ハゼ折りにより結合した構成とされている。
特許文献2に記載されたフリーアクセスフロアー用床パネルも対向する二つの辺に1個ずつ配線引き出し用の開口部を有する構成であり、鋼板製の上面板と底面板を結合して成るが、底面板に上向きに突出して上面板を支持する半球状のドーム状突起を設け、上面板とドーム状突起とはバーリングかしめで結合されている。上面板と底面板の内部には吸音ボードを収納せしめ、両板の全周を折り曲げ締結して構成されている。
特許文献3に記載されたフリーアクセスフロアー用床パネルは、やはり対向する二つの辺に1個ずつ配線引き出し用の開口部を有する構成であり、鋼板製の上面板と底面板を結合して成る。平坦な上面板に対して、底面板は周辺部にフランジ部を有し、同フランジ部から連続して垂直下方に屈曲した周側壁、及び更に連続して水平方向内向きに屈曲した底壁を有して浅い容器状をなす。上面板と底面板の中空部内にパーチクルボードのようなコアー材を嵌め込むと共に該コアー材と上面板および底面板とを接着剤により接着し、更に上面板の外周縁を底面板の下面側へ約180度折り曲げたヘミング加工により結合した構成とされている。
特許文献4に記載されたフリーアクセスフロアー用床パネルは、配線引き出し用の開口部を有しないけれども、底面板は、周辺部に平坦なフランジ部を有し、該フランジ部から連続して略垂直下方に屈曲された周側壁を有し、更に水平方向内方へ連続して屈曲された底壁を有する。底壁には上向きに半球状に突出して上面板を支持するドーム状突起が多数形成され、ドーム状突起と上面板との各接点は予めドーム状突起の頂部に形成された孔又はスリットを貫通した貫通先端部を加圧して横へ拡大し抜け止めを施したかしめ状の連結部で結合されている。また、底面板の四周のフランジ部も予め同フランジ部に形成された孔又はスリットを貫通した貫通先端部を加圧して横へ拡大し抜け止めを施したかしめ状の連結部で結合すると共に、上面板の外周縁部を下方へ約90度折り曲げたリブ状部分で曲げ強度を得る構成が開示されている。
特開平4−277255号公報 特開平11−131767号公報 特開平11−256806号公報 特開2002−89021号公報
床パネルは、建物のコンクリート床上に碁盤の目状に敷き詰められ、四隅を一定高さの支持脚に支持されて床下に配線用空間を持つフリーアクセスフロアーを形成する資材であるから、第一には床パネルの上に加わる静的及び動的な上載荷重に対して充分に大きな強度及び剛性を発揮することが要請される。その上で、製造が容易で使い勝手が良く、安価であることも望まれる。
こうした観点によれば、上記特許文献1記載の床パネルは、上面板と底面板の内部(中空部)に無機質充填材を注入し、両板の全周は、上面板の外周縁を約180度折り返した所謂ハゼ折りにより結合しただけの構成であるため、上載荷重に対して上面板と底面板の重ね合わせ部に剪断滑りを生じやすく、曲げ剛性が低いので、撓みを発生しやすい問題点が認められる。
特許文献2に記載された床パネルは、底面板に上向きに突出して上面板を支持する半球状のドーム状突起を設け、上面板とドーム状突起とはバーリングかしめで結合されているので、同部分の曲げ剛性は大きくなっている。しかし、上面板と底面板のフランジ部を重ね合わせた周辺部は全周を折り曲げ締結としただけなので、この部分では依然として剪断滑りを生じやすく、曲げ剛性が低いので、撓みを生じやすい難点が認められる。
特許文献3に記載された床パネルも、上面板と底面板をその中空部内に嵌め込んだパーチクルボードのようなコアー材と接着剤により接着し、更に上面板の外周縁を底面板の下面側へ約180度折り曲げたヘミング加工により結合したにすぎぬ構成であるから、やはり剪断滑りを生じやすく、曲げ剛性が低いので、撓みを生じやすい難点が認められる。
特許文献4に記載された床パネルは、配線引き出し用の開口部を有しないけれども、底面板は、底壁のドーム状突起を上面板との各接点において予めドーム状突起の頂部に形成された孔又はスリットを貫通した貫通先端部を加圧して横へ拡大し抜け止めを施したかしめ状の連結部で結合し、また、底面板の四周のフランジ部も予め同フランジ部に形成された孔又はスリットを貫通した貫通先端部を加圧して横へ拡大し抜け止めを施したかしめ状の連結部で結合し、更に上面板の外周縁部を下方へ約90度折り曲げたリブ状部分で曲げ強度を得る構成であるから、静的及び動的な上載荷重に対して大きな強度及び剛性を有するであろうことは認められる。しかし、かしめ状の連結部は、予めドーム状突起の頂部に孔又はスリットを形成する工程と、その孔又はスリットへ上面板の側から貫通先端部を貫通させ、加圧して横へ拡大し抜け止めを施す工程を経ることを要し、工程数と時間がかかり、生産性が低いのでコスト高となることを否めない。しかも上面板の四周の外周縁部を下方へ約90度折り曲げたリブ状部分で曲げ強度と剛性を得る構成であるから、リブ状部分の存在自体が、床パネルの四隅を一定高さの支持脚に支持させる場合の邪魔物、障害物となり、敷設施工上の使い勝手が悪いという問題点もある。
本発明の目的は、床パネルの上に加わる静的及び動的な上載荷重に対して充分に大きな強度及び剛性を発揮する構成とし、しかも製造工程が少なくて生産性に優れ、安価で、床パネルの四隅を一定高さの支持脚に支持させて敷設する場合の使い勝手が良いフリーアクセスフロアー用床パネルを提供することである。
上記従来技術の課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明に係るフリーアクセスフロアー用床パネルは、
平面的に見た外形が矩形状で、鋼板製の上面板1と底面板2を結合して成り、対向する二つの辺の中央部に配線引き出し用の開口部3を有するフリーアクセスフロアー用床パネルにおいて、
前記底面板2は、周辺部に上面板1の裏面に当接する水平で平坦なフランジ部2aを有し、該フランジ部2aの内方位置から連続して略垂直下方に屈曲された周側壁2bが形成され、更に水平方向の内方へ連続して屈曲された底壁2cを有し、該底壁2cには上向きに突出して上面板1を支持するドーム状突起4が多数形成され、各ドーム状突起4…と上面板1との各接点は、上面板1から底面板2に向かって押し込み深絞りして上面板1に窪みを、底面板2の側に突き出る突起をそれぞれ形成して成る大径のかしめ接合部5により結合されており、
前記底面板2の周辺部のフランジ部のうち隅角部から一辺の長さの1/6程度の長さ範囲は幅寸法が狭いコーナーフランジ部2a’とされ、このコーナーフランジ部2a’の範囲では上面板1の外周縁部を下方へ約180度折り曲げたハゼ折り6により底面板2をかしめた接合部によって結合が行われており、
前記底面板2の他のフランジ部2aは幅寸法を広く形成され、このフランジ部2aのうち前記開口部3周辺を除く部位は、上面板1から底面板2に向かって押し込み深絞りして上面板1に窪みを、底面板2の側に突き出る突起を形成して成る大径のかしめ接合部5により上面板1と結合されており、開口部3周辺のフランジ部2aは、上面板1から底面板2に向かって押し込み深絞りして上面板1に窪みを、底面板2の側に突き出る突起をそれぞれ形成して成る小径のかしめ接合部5’により上面板1と結合されており、且つ前記幅寸法を広く形成されたフランジ部2aのほぼ全長にわたり上面板1の外周縁部を下方へ約90度折り曲げたリブ11が形成されており、
前記上面板1は平坦な鋼板から成り、その隅角部には前記平坦面から若干の段差で垂れ下がった形状の支持脚係合部材受部8が形成され、底面板2の隅角部には前記支持脚係合部材受部8の垂れ下がりを許容する円弧状の切り欠き部9が形成されていることを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載したフリーアクセスフロアー用床パネルにおいて、
前記底面板2の前記底壁2cにおける前記ドーム状突起4…の間の位置、および周側壁2bに塗料の浸入及び排出用の孔12が複数個設けられていることを特徴とする。
請求項1、2に記載した発明に係るフリーアクセスフロアー用床パネルは、底面板2のドーム状突起4と上面板1との各接点をワンショットの大径のかしめ接合5により結合され、また、底面板2の周辺部の幅寸法を少し広く形成したフランジ部2aも場所に応じて複数の大径及び小径でワンショットのかしめ接合部5及び5’により上面板1と必要充分に結合されているので、当該床パネルの上に加わる静的及び動的な上載荷重に対して充分に大きな強度及び剛性を発揮し、撓みを発生する度合いも問題にならない。のみならず、生産性に優れ、コストダウンに有利である。
また、底面板2の四隅のフランジ部のうち隅角部から辺の長さの1/6程度の長さ範囲を幅寸法が狭いコーナーフランジ部2a’とし、前記コーナーフランジ部2a’の範囲では上面板1の外周縁部を下方へ約180度折り曲げたハゼ折り6によって底面板2との結合が行われているから、当該床パネルの四隅を一定高さの支持脚の上に支持させる敷設施工に邪魔物、障害物がなく、施工上の使い勝手が良い。
しかも上記コーナーフランジ部2a’以外には、上面板1の外周縁部を下方へ約90度折り曲げたリブ11により補強されているので、上記かしめ接合部5及び5’と協働して上載荷重に対し充分に大きな強度及び剛性を発揮する。
底面板2は、周辺部に上面板1の裏面に当接する水平で平坦なフランジ部2aを有するものとし、このフランジ部2aの内方位置から連続して略垂直下方に屈曲された周側壁2bを形成し、更に水平方向の内方へ連続して屈曲された底壁2cを有し、該底壁2cには上向きに突出して上面板1を支持するドーム状突起4を多数形成する。各ドーム状突起4…と上面板1との各接点は、上面板1から底面板2に向かって押し込み深絞りして上面板に窪みを、底面板2の側に突き出る突起をそれぞれ形成した大径のかしめ接合部5により結合する。
底面板2の周辺部のフランジ部のうち隅角部から一辺の長さの1/6程度の長さ範囲は幅寸法が狭いコーナーフランジ部2a’とし、このコーナーフランジ部2a’の範囲では上面板1の外周縁部を下方へ約180度折り曲げたハゼ折り6により底面板2をかしめた接合部によって結合を行なう。
前記底面板2の他のフランジ部2aは幅寸法を広く形成し、このフランジ部2aのうち前記開口部3の周辺を除く部位は、上面板1から底面板2に向かって押し込み深絞りして上面板に窪みを、底面板2の側に突き出る突起を形成した大径のかしめ接合部5により上面板1と結合する。開口部3の周辺のフランジ部2aは、やはり上面板1から底面板2に向かって押し込み深絞りして上面板1に窪みを、底面板2の側に突き出る突起をそれぞれ形成した小径のかしめ接合部5’により上面板1と結合する。そして、前記幅寸法を広く形成されたフランジ部2aのほぼ全長にわたり、上面板1の外周縁部を下方へ約90度折り曲げたリブ11を形成する。
前記上面板1は平坦な鋼板から成るものとし、その隅角部には前記平坦面から若干の段差で垂れ下がった形状の支持脚係合部材受部8を形成し、底面板2の隅角部には前記支持脚係合部材受部8の垂れ下がりを許容する円弧状の切り欠き部9を形成する。
図1は、請求項1、2に記載した発明に係るフリーアクセスフロアー用床パネルの実施例を底面図として示す。このフリーアクセスフロアー用床パネルは、平面的に見た外形を、一辺の長さが500mm程度の正方形とされている。図2〜図4で補足説明している通り、薄い鋼板製の上面板1と底面板2を結合して構成されており(図4を参照)、対向する二つの辺の中央部に配線引き出し用として間口90mm、奥行き45mm程度の矩形状をなす開口部3を1個ずつ有する。図示は省略したが、前記開口部3には、配線の終了後に、平面視を略同形に構成した専用の蓋板を装着してきっちり塞ぐことは既往技術である。
底面板2は、図4が分かりやすい通り、周辺部に上面板1の裏面に当接する平坦なフランジ部2aを有する。このフランジ部2aの内方位置から連続して略垂直下方に屈曲された周側壁2bが形成され、更に水平方向の内方へ連続して屈曲された底壁2cを有している。この底壁2cには上向きに半球状に突出して上面板1を支持するドーム状突起4…が図1に示すように規則的な配列で多数形成され、各ドーム状突起4の頂部と上面板1との各接点は、上面板1から底面板2に向かって押し込み深絞りして上面板1に窪みを、底面板2の側に突き出る突起を形成した大径のかしめ接合部5により結合されている。このかしめ接合部5の実施については、例えば特許第3048281号、実公平7−56432号公報等に開示されたように2枚の鋼板をスポット的に押し込んで深絞りを行い、且つ圧縮により横方向へ拡大(拡径)させて結合するワンショット技術を好適に採用することができる。以上の接合構造により上面板1と底面板2の床板中央部分の一体性と剛性は確実に高められる。勿論、スポット溶接や複数ショット接合の技術に比して生産性も大幅に向上する。
上記底面板2の周辺部の平坦なフランジ部のうち、四隅の隅角部から一辺の長さの1/6程度の長さ範囲は幅寸法の狭いコーナーフランジ部2a’とされ、このコーナーフランジ部2a’の範囲では、図5および図6に示したように、上面板1の外周縁部を下方へ約180度折り曲げたハゼ折り6によって底面板2とかしめた接合部によって強固な結合が行われている。要するにこの種の床パネルは、フランジ部の幅寸法を狭くするほど上載荷重に対する強度および剛性が高くなるので、ハゼ折り6によって底面板2との結合を行うコーナーフランジ部2a’については、必要最小限度の幅寸法(実寸にして10mm程度)に形成し、もって強度、剛性が大きい構成とした。と同時に、この四隅のコーナーフランジ部2a’は、図示することを省略した既往の支持脚の上に載せて支持させる際に支障のない平坦な構成(図6参照)としたのである。
因みに、この床パネルの隅角部(コーナーフランジ部2a’)を支持脚の上に載せて共通に支持させ、4枚の床パネルの交点部(隅角部)を1個の止めネジにより共通に締め付けて固定する交点固定型の構成で実施する場合には、図5と図7に示したように、平坦な鋼板である上面板1の隅角部に、前記平坦面から若干の段差で垂れ下がった形状の支持脚係合部材受部8が平面視で1/4円弧形状に形成され、この支持脚係合部材受部8の下面が支持脚の交点固定部の上に載る構成とされる。一方、底面板2の隅角部には、前記支持脚係合部材受部8の垂れ下がりを許容する円弧状の切り欠き部9が形成される。
次に、底面板2において、周辺部の上記コーナーフランジ部2a’を除いたフランジ部2aは、幅寸法を少し広く形成される(実寸にして12mm程度)。このフランジ部2aのうち上記開口部3の周辺を除く部位は、上面板1から底面板2に向かって押し込み深絞りして上面板1に窪みを、底面板2の側に突き出る突起を形成した大径D(実寸外径にして8mm程度)のかしめ接合部5…により上面板1と強力に結合して一体化されている。また、前記開口部3の周辺のフランジ部は、同じく上面板1から底面板2に向かって押し込み深絞りして上面板1に窪みを、底面板2の側に突き出る突起を形成したやや小径d(実寸外径にして6mm程度)のかしめ接合部5’…により上面板1と強力に結合して一体化されている。のみならず、前記幅寸法を広く形成されたフランジ部2aのほぼ全長にわたり、上面板1の外周縁部を底面板2のフランジ部外端10の外側から下方へ約90度折り曲げたリブ11を形成して補強されている。前記の構成は、図8及び図9に拡大して示したように、配線引き出し用開口部3の周辺部位でも例外なく同じである。つまり、フランジ部2aの幅寸法はかしめ接合部5の直径Dを大に加工する目的で少し広いが、同フランジ部2aは図1に示したように大小の複数のかしめ接合部5…及び5’…をかなり密なピッチで加工して上面板1と強力に一体化する結合を行うことにより、上載荷重に対する剪断滑りを完全に拘束して強度、剛性が高められ、更に前記リブ11による補強、補剛の効果が相乗的に作用して、当該床パネルの上に加わる静的及び動的な上載荷重に対して充分に大きな強度及び剛性を発揮するのである。
因みに、上記コーナーフランジ部2a’を除くフランジ部2aでは、配線引き出し用の開口部3の部位も含めて、支持脚の上に載せて支持させる目的はなく、前記リブ11を形成して補強、補剛することに支障は全くないのである。
なお、本発明に係るフリーアクセスフロアー用床パネルには、底面板2の底壁2cにおけるドーム状突起4…の間の位置、及び周側壁2bに塗装のための塗料浸入用および排出用の大小の口径による孔12…が塗装作業に必要な配置で必要数だけ設けられている(請求項2に記載した発明)。
本発明に係るフリーアクセスフロアー用床パネルの実施例を示した底面図である。 図1の床パネルの正面図である。 図1の床パネルの側面図である。 図1のIV−IV線拡大断面図である。 図1のV部の拡大図である。 図5のVI−VI線断面図である。 図5のVII−VII線断面図である。 図1のVIII部の拡大図である。 図8のIX−IX線断面図である。
符号の説明
1 上面板
2 底面板
3 開口部
2a フランジ部
2b 周側壁
2c 底壁
4 ドーム状突起
5、5’ かしめ接合部
2a’ コーナーフランジ部
6 ハゼ折り
11 リブ
12 孔
8 支持脚係合部材受部
9 切り欠き部
10 フランジ部外端

Claims (2)

  1. 平面的に見た外形が矩形状で、鋼板製の上面板と底面板を結合して成り、対向する二つの辺の中央部に配線引き出し用の開口部を有するフリーアクセスフロアー用床パネルにおいて、
    前記底面板は、周辺部に上面板の裏面に当接する水平で平坦なフランジ部を有し、該フランジ部の内方位置から連続して略垂直下方に屈曲された周側壁が形成され、更に水平方向の内方へ連続して屈曲された底壁を有し、該底壁には上向きに突出して上面板を支持するドーム状突起が多数形成され、各ドーム状突起と上面板との各接点は、上面板から底面板に向かって押し込み深絞りして上面板に窪みを、底面板の側に突き出る突起をそれぞれ形成して成る大径のかしめ接合部により結合されており、
    前記底面板の周辺部のフランジ部のうち隅角部から一辺の長さの1/6程度の長さ範囲は幅寸法が狭いコーナーフランジ部とされ、このコーナーフランジ部の範囲では上面板の外周縁部を下方へ約180度折り曲げたハゼ折りにより底面板をかしめた接合部によって結合が行われており、
    前記底面板の他のフランジ部は幅寸法を広く形成され、このフランジ部のうち前記開口部周辺を除く部位は、上面板から底面板に向かって押し込み深絞りして上面板に窪みを、底面板の側に突き出る突起を形成して成る大径のかしめ接合部により上面板と結合されており、開口部周辺のフランジ部は、上面板から底面板に向かって押し込み深絞りして上面板に窪みを、底面板の側に突き出る突起をそれぞれ形成して成る小径のかしめ接合部により上面板と結合されており、且つ前記幅寸法を広く形成されたフランジ部のほぼ全長にわたり上面板の外周縁部を下方へ約90度折り曲げたリブが形成されており、
    前記上面板は平坦な鋼板から成り、その隅角部には前記平坦面から若干の段差で垂れ下がった形状の支持脚係合部材受部が形成され、底面板の隅角部には前記支持脚係合部材受部の垂れ下がりを許容する円弧状の切り欠き部が形成されていることを特徴とする、フリーアクセスフロアー用床パネル。
  2. 前記底面板の前記底壁における前記ドーム状突起の間の位置、及び周側壁に塗料の浸入及び排出用の孔が複数個設けられていることを特徴とする、請求項1に記載したフリーアクセスフロアー用床パネル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010255199A (ja) * 2009-04-21 2010-11-11 Panasonic Electric Works Co Ltd 床パネルの製造方法及び床パネル

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