JP2005180022A - フリーアクセスフロア用床パネル - Google Patents

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栄治 小野
Hiroshi Tsunoda
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Abstract

【課題】 配線引き出し用の開口部のない床パネルを提供する。
【解決手段】 底面板は、周辺部に平坦なフランジ部を有し、フランジ部から連続して略垂直下向きに屈曲された周側壁を有し、更に水平方向の内方へ連続して屈曲された底壁を有しており、底壁には上向きに突出して上面板を支持するドーム状突起を多数有し、ドーム状突起と上面板との各接点はかしめ接合により結合されている。底面板のフランジ部のうち隅角部から辺の長さの約1/6程度の長さ範囲が幅寸法の狭いコーナーフランジ部とされ、このコーナーフランジ部は上面板と小径のかしめ接合により一体的に結合されている。その他のフランジ部は、範囲の周側壁の屈曲位置を内外方向へ交互に出っ張らせ又は凹ませた形状として、幅寸法の広い部分と狭い部分とが交互に形成され、このフランジ部は上面板と大径のかしめ接合により一体的に結合されている。
【選択図】
【図1】

Description

この発明は、平面的に見た外形が矩形状で、鋼板製の上面板とドーム状突起を多数有する底面板とを結合して構成され、建物のコンクリート床上に碁盤の目状に敷き並べられ、四隅を一定高さの支持脚に支持されてフリーアクセスフロアを形成する床パネルの技術分野に属し、特に、配線引き出し用の開口部のない床パネルに関する。
従来から軽量で丈夫な床パネルを構成するべく、鋼板製の上面板と、ドーム状突起を多数有する鋼板製の底面板とを結合する技術は採用されており、当該技術を採用した床パネルが多数開示されている。例えば、
(i)特許文献1及び2には、上面板と底面板のドーム状突起の頂点との接点、及び底面板のフランジ部との重ね合わせ部を、溶接・粘着・リベッティングで結合したした床パネルが開示されている。
(ii)特許文献3には、上面板と底面板との結合強度を高めるために、上面板の締結穴の周縁を底面板のドーム状突起の頂点部に折り曲げてかしめ接合すると共に、上面板の周縁を底面板のフランジ部に折り曲げて重合し(即ち、はぜ折りで)結合した床パネルが開示されている。
(iii)特許文献4には、上面板と底面板のドーム状突起の頂点との接点、及び底面板のフランジ部との重ね合わせ部を、かしめ接合すると共に、更に結合強度を高めるために、上面板の周縁を底面板のフランジ部に折り曲げて重合し結合した床パネルが開示されている。
(iv)特許文献5には、上面板と底面板のドーム状突起の頂点との接点、及び底面板のフランジ部との重ね合わせ部を、かしめ接合すると共に、更に結合強度を高めるために、上面板と底面板の両方の周辺部を下方に垂直に折り返している。
特開昭57−151756号公報 特開昭56−3760号公報 実開昭63−116644号公報 実開平1−179942号公報 特開2002−89021号公報
床パネルの製作容易性を考慮すると、平面的に見た外形が同形の上面板と底面板とをスポット位置でのかしめ接合のみで十分な剛性と結合強度を確保できる構成であることが好ましい。しかし、かしめ接合のみで十分な剛性と結合強度を確保するには、床パネル全体の剛性を考えると、底面板の周側壁を周縁近くに形成する(つまり、フランジ部の幅寸法をできるだけ小さくする)ことが好ましい。しかし、支持脚と支持脚の中間部分、すなわち、床パネルの周辺部の辺中間部分には上載荷重による曲げモーメント(応力)が最も大きく働くので、この範囲は大径のかしめ接合で剛強に結合し高い結合強度を確保しておく必要がある。
こうした観点からすると、上記(i)〜(iv)の床パネルは底面板の周側壁が平板状で、同周側壁と連続するフランジ部が一定幅とされているので、床パネルの周辺部を大径のかしめ接合で結合すると、フランジ部全域の幅寸法が広くなり、その結果、底面板の周側壁が内方へ追いやられ、床パネルの剛性が低下しかしめ接合のみでは十分な結合強度を確保できない。特に、底面板の周側壁が平板状であるので、底面板の周辺部の剛性が低く尚のことである。
そのため、上記(ii)〜(iv)の床パネルは、上面板の周縁を底面板のフランジ部に折り返して重合したり、又は上面板と底面板の両方の周辺部を下方に垂直に折り返すことによって床パネルの周辺部の結合強度を補剛しており、製作が煩雑でコストが嵩み、しかも重量物となる問題点がある。
本発明の目的は、大きな結合強度が必要な床パネルの周辺部の辺中間部分は多数の大径のかしめ接合で結合して高い結合強度を確保すると共に、その範囲の周側壁を内外方向へ交互に出っ張らせ又は凹ませた形状として、床パネル全体の剛性と周辺部の剛性の双方を高め、また中間部分に比べて結合強度が小さくて良い床パネルのコーナー部分を小径のかしめ接合で結合することで、フランジ部の幅寸法を狭くしてその範囲の周側壁を外方に押し出し、床パネル全体の剛性を更に高めた構成とし、平面的に見て外形が同形の上面板と底面板とをかしめ接合のみで必要十分な剛性と結合強度を確保でき、製作が容易でコストが嵩まず、しかも軽量なフリーアクセスフロア用床パネルを提供することである。
上記従来技術の課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明に係るフリーアクセスフロア用床パネルは、
平面的に見た外形が同形で鋼板製の上面板と底面板とが結合されて成るフリーアクセスフロア用床パネルであって、
底面板は、周辺部に平坦なフランジ部を有し、該フランジ部から連続して略垂直下向きに屈曲された周側壁を有し、更に水平方向の内方へ連続して屈曲された底壁を有しており、前記底壁は上向きに突出して上面板を支持するドーム状突起を多数有し、該ドーム状突起と上面板との各接点はかしめ接合により結合されていること、
底面板の前記フランジ部のうち隅角部から辺の長さの約1/6程度の長さ範囲が幅寸法の狭いコーナーフランジ部とされ、このコーナーフランジ部は上面板と小径のかしめ接合により一体的に結合されていること、
その他のフランジ部は、当該範囲の周側壁の屈曲位置を内外方向へ交互に出っ張らせ又は凹ませた形状として、幅寸法の広い部分と狭い部分とが交互に形成され、このフランジ部は上面板と大径のかしめ接合により一体的に結合されていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載したフリーアクセスフロア用床パネルにおいて、
コーナーフランジ部は下方に突出する同一高さの突起を2個ずつ有することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2に記載したフリーアクセスフロア用床パネルにおいて、
コーナーフランジ部の2個の突起のうち、1個はかしめ突起であり、残りの1個が底面板のみを下方に突出させた突起であることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項2に記載したフリーアクセスフロア用床パネルにおいて、
コーナーフランジ部の2個の突起はかしめ突起であることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1に記載したフリーアクセスフロア用床パネルにおいて、
底面板の底壁周辺及び全てのドーム状突起とドーム状突起の間の位置に多数の丸孔が形成され、該丸孔の口径は底壁周辺に位置するものが大きく、その内方に位置するものが小さく形成して成り、更に底面板の周側壁の四隅及び辺部にも複数の孔が形成されていることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1に記載したフリーアクセスフロア用床パネルにおいて、
上面板は平坦な鋼板であり、隅角部に前記平坦な面から若干の段差をもって下がった止めネジ受け部を有し、底面板は四隅に前記止めネジ受け部を許容する円弧状の切り欠き部を有することを特徴とする。
本発明に係るフリーアクセスフロア用床パネルは、大きな結合強度が必要な床パネルの周辺部の辺中間部分を多数の大径のかしめ接合で結合して高い結合強度を確保すると共に、その範囲の周側壁を内外方向へ交互に出っ張らせ又は凹ませた形状として、床パネル全体の剛性と周辺部の剛性の双方を高めた。また、支持脚の略直上に位置し大きな結合強度を必要としない床パネルのコーナー部分は小径のかしめ接合で結合し、その小径化の分だけ底面板のコーナーフランジ部の幅寸法を狭くしてその範囲の周側壁を外方に押し出し、床パネル全体の剛性を更に高めた。かくして、平面的に見た外形が同形の上面板と底面板とをかしめ接合のみで必要十分な剛性と結合強度を確保でき、周辺部に補強用リブなどを形成する必要がなく、製作が容易でコストが嵩まず、しかも軽量化を図ることができる。
また、各コーナーフランジ部は突出する同一高さの突起を2個ずつ有するので、構築したフリーアクセスフロアの上面を一平面に形成できる。
底面板は、周辺部に平坦なフランジ部を有し、該フランジ部から連続して略垂直下向きに屈曲された周側壁を有し、更に水平方向の内方へ連続して屈曲された底壁を有しており、前記底壁は上向きに突出して上面板を支持するドーム状突起を多数有し、該ドーム状突起と上面板との各接点はかしめ接合により接合される。底面板の前記フランジ部のうち隅角部から辺の長さの約1/6程度の長さ範囲が幅寸法の狭いコーナーフランジ部とされ、このコーナーフランジ部は上面板と小径のかしめ接合により一体的に結合される。その他のフランジ部は、当該範囲の周側壁の屈曲位置を内外方向へ交互に出っ張らせ又は凹ませた形状として、幅寸法の広い部分と狭い部分とが交互に形成され、このフランジ部は上面板と大径のかしめ接合により一体的に結合されて実施される。
以下に、請求項1〜請求項6に記載した発明に係るフリーアクセスフロア用床パネルの実施例を、図1〜図8に基づいて説明する。
本発明の床パネル1は、通例の床パネルと同様に、建物のコンクリート床の上に碁盤の目状に敷き並べ、床下にOA機器等の配線類を自在に引き回せる空間を有するフリーアクセスフロアを形成するために用いられるが、その構成は平面的に見た外形が同形で鋼板製の上面板2と底面板3とが結合されて成る。
前記上面板2は矩形状(一例として、縦横の長さが約500mm)の平坦な鋼板であり、その四隅(各隅角部)には、図6に例示する支持脚4の凹み部14へ嵌め入れられ、上方から止めネジ5によって固定される前記平坦な面から若干の段差をもって下がった止めネジ受け部2aを有する(図1及び図4を参照、請求項6記載の発明)。
底面板3は、四隅に上記上面板2の止めネジ受け部2aを許容する円弧状の切り欠き部3aを有し、該四隅を除く外形が平面的に見て前記上面板2と同形の平坦な鋼板である。その周辺部に平坦なフランジ部3bを有し、該フランジ部3bから連続して略垂直に屈曲された周側壁3cを有する。更に、周側壁3cから水平方向の内方へ連続して屈曲された底壁3dを有し、前記底壁3dは上向きに突出して上面板2を支持する半球形状のドーム状突起3eを規則的な配置で多数有し、同ドーム状突起3eと上面板2との各接点はかしめ接合6により結合されている(図1〜図4を参照)。
前記底面板のフランジ部3bのうち隅角部から辺の長さの約1/6程度の長さ範囲が幅寸法の狭いコーナーフランジ部3f(3f’)とされており、隅角部を挟んで一方のコーナーフランジ部3fの両側の位置が上面板2と小径のかしめ接合7により一体的に結合されている。他方のコーナーフランジ部3f’の両側の位置は、隅角部に近い一側の位置が上面板2と小径のかしめ接合7により一体的に結合され、他側の位置は、上面板2と底面板3とを一体化するかしめ接合の前処理として、予め上面板2と所定の関係位置に仮止めした仮止め部8とされている。ちなみに、図5に示すように、前記仮止め部8は、上面板2の該当位置へ予め下孔を開けておいて、底面板3のコーナーフランジ部3f’の該当位置を前記下孔へ押し込む加工で行われている。
このコーナーフランジ部3f(3f’)の隅角部の近傍範囲は、支持脚4のフランジ受け部12で支持される。つまり、コーナーフランジ部3f(3f’)は、支持脚4の略直上に位置し大きな結合強度を必要としないので、小径のかしめ接合7で結合し、その小径化の分だけコーナーフランジ部3f(3f’)の幅寸法を狭くしてその範囲の周側壁3gを外方に押し出し、床パネル1全体の剛性を高めている(図4を参照)。
なお、発明が解決しようとする課題の欄で説明したように、床パネル1全体の剛性を高めるには幅寸法の狭い前記コーナーフランジ部3f(3f’)の長さ範囲は長い方が良い。しかし、最も曲げモーメント(応力)が働く床パネル1の周辺部の辺中間部分では、大きなかしめ接合で結合し高い結合強度を確保する必要があるので、幅寸法の広いフランジ部を形成する必要がある。そこで、本発明のコーナーフランジ部の長さ範囲は、双方の要請を満足することができる、隅角部から辺の長さの約1/6程度とされている。
前記コーナーフランジ部3f(3f’)以外の他のフランジ部3hは、この範囲の周側壁3iの屈曲位置を内外方向へ交互に出っ張らせ又は凹ませた形状として、幅寸法の広い部分と狭い部分とが交互に形成され、このフランジ部3hは上面板2と大径のかしめ接合9により一体的に結合されている。具体的に云うと、本実施例の周側壁3iの中間部分には、周辺部の剛性と共に、特に床パネル全体の剛性を高めることができるように、凹み部の範囲が短く形成され、出っ張り部の範囲が長く形成されて比較的長い範囲で周側壁3iが外方へ押し出されており、その凹み部の底部及び出っ張り部の頂点の位置でフランジ部3hが上面板2と大径のかしめ接合9により一体的に結合されている。
前記周側壁3iの両側部分には、多数の大径のかしめ接合9を可能にするために、比較的長い範囲の凹み部が上記中間部分の出っ張り部と連続するように形成されており、その幅寸法が広く形成された部分でフランジ部3hが上面板2と多数(本実施例では4本)の大径のかしめ接合9…により一体的に結合されている。
つまり、大きな結合強度が必要な床パネルの周辺部の辺中間部分は多数の大径のかしめ接合9で結合して高い結合強度を確保すると共に、その範囲の周側壁3iを内外方向へ交互に出っ張らせ又は凹ませた形状として、床パネルの剛性と周辺部の剛性の双方を高めている。
かくして、上記構成の床パネル1は平面的に見た外形が同形の上面板2と底面板3とをかしめ接合のみで必要十分な剛性と結合強度を確保できる構成とされているので、周辺部に補強用リブなどを形成する必要がなく、製作が容易でコストが嵩まず、しかも軽量化を図ることができる。
図1等に示す床パネル1は、底面板3の底壁周辺及び全てのドーム状突起3eと3eの間の位置に多数の丸孔3j…が形成され、更に底面板3の周側壁3cの四隅及び辺部にも多数の丸孔3k…が形成されている(図1及び図2を参照、請求項5記載の発明)。そのため、床パネル1の上面板2と底面板3との結合作業が完了し、錆止め用の塗装を施すために、床パネルを塗料槽に沈めると、上面板2と底面板3との中空部へ塗料が良好に入り込み、しっかりと床パネル1の内部まで塗装することができる。また、塗料槽から引き上げる際には、中空部に入り込んだ塗料が多数の丸孔3j…、3k…から良好に抜けるので、簡単に引き上げることができる。なお、丸孔3jの口径は、底面板3の剛性を考慮して定められるが、周壁3dの周辺に位置するものが大きく、その内方に、すなわちドーム状突起3eと3eの間に位置するものが小さく形成して成る。
上記構成の床パネル1は、4枚を共通にして例えば特開平10−121705号公報に開示されている支持脚4によって支持しフリーアクセスフロアを構築する。
前記支持脚4は、図6に示すように、ベースプレート10aに支持された支柱(ボルト)10の上部に略水平なパネル受け部11を有し、これに付属するナット11aを前記ボルト10に対して回すことにより、フロア高さを調整することができる構成としている。そして、前記パネル受け部11の上面には、これを平面的に見ると十字形状に隆起した均等高さのフランジ受け部12を備え、更に前記フランジ受け部12が形成する4個の直角凹み部を底壁受け部13として備えている。フランジ受け部12の交点部には、床パネル1の隅角部の止めネジ受け部2aを固定した際に止めネジ5の頭が突出しないように吸収する凹み部14が形成され、前記凹み部14の底面中央に止めネジ5をねじ込む下向きのネジ孔15が形成されている。
この支持脚4のベースプレート10aを建物のコンクリート床に墨出しして定めた各位置へ接着するかアンカーで止める等の手段で固定して垂直に立て、高さを調整した後に、4枚の床パネル1…それぞれの隅角部の止めネジ受け部2aを支持脚4の凹み部14の中へ1/4円弧ずつの配分で嵌め入れ、上方から止めネジ5をネジ孔15へねじ込んで固定しフリーアクセスフロアを構築していく。
このとき、相対峙する床パネル1と1のコーナーフランジ部3fと3f’は、共通のフランジ受け部12の上に、同フランジ受け部12の幅寸法を二等分した領域を占有して支持されるが、床パネル1と1との相互が段差なく、しかも安定してフランジ受け部12上に支持されるように、各コーナーフランジ部3f(3f’)には、隅角部近傍のかしめ接合7と隣接する位置(即ち、フランジ受け部12で支持される範囲内)に、底面板3のみを前記かしめ接合7と同一高さで下方に突出させた突起16が形成されている(図4及び図5を参照)。つまり、コーナーフランジ部3f(3f’)は、支持脚4で支持される範囲に下方に突出する同一高さの突起を2個ずつ有する(請求項2及び3記載の発明)。そのため、構築したフリーアクセスフロアの上面は一平面に形成され、床パネル1の支持部を人が歩いたり台車類が走行しても振動するような不具合は決して生じない(図7及び図8を参照)。なお、本実施例の床パネル1は、底面板3のみを下方に突出させて突起16を形成したが、かしめ接合によって突起を形成しても良い(請求項4記載の発明)。
また、床パネル1の底壁3dの四隅は、支持脚4の底壁受け部13の上に支持されるが、床パネル1のフランジ部3f(3f’)が支持脚4のフランジ受け部12に支持された際に、精度良く、床パネル1の底壁3dが支持脚4の底壁受け部13と面接触するように、図1の斜線で示した四隅の範囲は予め精度良く高さ調整が行われている。
なお、かしめ接合の技術については、特に詳述していないが、例えば実用新案登録第3048281号公報、実公平7−56432号公報等に開示されたように上面板2と底面板3をスポット的に押し抜き、且つ圧縮により横方向へ拡大(拡径)させて結合するワンショット技術を好適に採用することができる。
本発明に係るフリーアクセスフロア用床パネルを示した底面図である。 図1の正面図である。 図1のI−I矢視断面図である。 前記床パネルのコーナー部分を示した拡大図である。 図4のII−II矢視断面図である。 支持脚を示した斜視図である。 支持脚に床パネルを支持させた際の構造関係を左半分を断面にして示した立面図である。 一平面上に支持された床パネルの構造関係を拡大して示した断面図である。
符号の説明
1 フリーアクセスフロア用床パネル
2 上面板
2a 止めネジ受け部
3 底面板
3a 切り欠き部
3b フランジ部
3c 周側壁
3d 底壁
3e ドーム状突起
3f、3f’ コーナーフランジ部
3g 周側壁
3h フランジ部
3i 周側壁
3j 丸孔
3k 丸孔
4 支持脚
6 かしめ接合
7 小径のかしめ接合
9 大径のかしめ接合
16 突起

Claims (6)

  1. 平面的に見た外形が同形で鋼板製の上面板と底面板とが結合されて成るフリーアクセスフロア用床パネルであって、
    底面板は、周辺部に平坦なフランジ部を有し、該フランジ部から連続して略垂直下向きに屈曲された周側壁を有し、更に水平方向の内方へ連続して屈曲された底壁を有しており、前記底壁は上向きに突出して上面板を支持するドーム状突起を多数有し、該ドーム状突起と上面板との各接点はかしめ接合により結合されていること、
    底面板の前記フランジ部のうち隅角部から辺の長さの約1/6程度の長さ範囲が幅寸法の狭いコーナーフランジ部とされ、このコーナーフランジ部は上面板と小径のかしめ接合により一体的に結合されていること、
    その他のフランジ部は、当該範囲の周側壁の屈曲位置を内外方向へ交互に出っ張らせ又は凹ませた形状として、幅寸法の広い部分と狭い部分とが交互に形成され、このフランジ部は上面板と大径のかしめ接合により一体的に結合されていることを特徴とする、フリーアクセスフロア用床パネル。
  2. コーナーフランジ部は下方に突出する同一高さの突起を2個ずつ有することを特徴とする、請求項1に記載したフリーアクセスフロア用床パネル。
  3. コーナーフランジ部の2個の突起のうち、1個はかしめ突起であり、残りの1個が底面板のみを下方に突出させた突起であることを特徴とする、請求項2に記載したフリーアクセスフロア用床パネル。
  4. コーナーフランジ部の2個の突起はかしめ突起であることを特徴とする、請求項2に記載したフリーアクセスフロア用床パネル。
  5. 底面板の底壁周辺及び全てのドーム状突起とドーム状突起の間の位置に多数の丸孔が形成され、該丸孔の口径は底壁周辺に位置するものが大きく、その内方に位置するものが小さく形成して成り、更に底面板の周側壁の四隅及び辺部にも複数の孔が形成されていることを特徴とする、請求項1に記載したフリーアクセスフロア用床パネル。
  6. 上面板は平坦な鋼板であり、隅角部に前記平坦な面から若干の段差をもって下がった止めネジ受け部を有し、底面板は四隅に前記止めネジ受け部を許容する円弧状の切り欠き部を有することを特徴とする、請求項1に記載したフリーアクセスフロア用床パネル。
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